JP3063786B2 - ノズルプレートとその製造方法 - Google Patents

ノズルプレートとその製造方法

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JP3063786B2 JP8952191A JP8952191A JP3063786B2 JP 3063786 B2 JP3063786 B2 JP 3063786B2 JP 8952191 A JP8952191 A JP 8952191A JP 8952191 A JP8952191 A JP 8952191A JP 3063786 B2 JP3063786 B2 JP 3063786B2
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清人 牛山
永光 高島
松久 金井
勇雄 近藤
正幸 両角
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タ用のノズルプレートとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ用のヘッドには
幾つかのタイプがあり、インク加圧室に連通するインク
通路をノズルプレートにより覆って、インク通路の部分
に開口したノズルからインクを吐出させるように構成し
たものでは、加圧したインクを加速しつつノズルの軸線
方向に正しく吐出させるために、通常、ノズルプレート
に漏斗部をを設けたノズルが形成される。特開昭57−
113079号公報に開示された方法は、このようなノ
ズルを形成するために、ポンチの大径部に相当する絞り
リングを設けた弾性バンドの上にノズルプレートを載置
して、その上から基部を円錐状の大径部となしたポンチ
を貫入させて、ノズルプレートに所要のノズルを形成す
るようにしたものである。
【0003】ところがこの方法では、ポンチの圧入時に
ノズルプレートの前面側を絞りリングから下方へ逃がす
ようにしてヘアラインの発生を抑えるようにしているた
め、逃げ量が圧入力や圧入速度によって変動する関係
上、インクの吐出速度や吐出方向といったインクの吐出
特性に大きな影響を及ぼすオリフィス部分の長さやその
内径を正確に管理した状態で成形することができないと
いった不都合を有するほか、ノズルプレートを基体に接
合させるに当って、接着剤がノズル内に流入してしまう
といった、この種のヘッドの組付け上の課題までは解決
し得ない問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
基体への接合時に接着剤がノズル内に流入することのな
い新たなノズルプレートと、その製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのノズルプレートとして、基
体の前面に接着剤を持って接合される側の面に、ノズル
孔の周囲を囲んで接着剤の流入を抑える環状の隆起部を
一体的に突出形成するようにしたものであり、また、こ
のようなノズルプレートの製造方法として、ポンチ先端
の細径部より僅かに大きな孔を備えたダイと、ポンチの
大径軸部を案内する案内孔を備えたストリッパプレート
との間ノズルプレートを押圧挟持し、ついで、ストリ
ッパプレート側から、ポンチの外径よりも径の小さな円
錐状部分がノズルプレート内に貫入するだけのストロー
クをもってポンチを突出させることにより、ポンチの先
端に設けた円錐部と細径部とによってノズルプレート
にノズル孔を穿設してゆくと同時に、案内孔とポンチと
の間でノズルプレート上に隆起部を形成してゆくように
したものである。
【0006】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1は本発明の一実施例をなすノズル孔成形工程を
示したものであり、図3はこの方法に使用される装置の
一例を示したものである。はじめに図3によって装置の
概要を説明すると、ガイドポスト1に案内されて上下動
するダイセット2には、バッキングプレート3を介して
ポンチプレート4が固定され、さらにこのポンチプレー
ト4に立設したセットポスト5には、ノズルプレートP
を押圧支持し、かつポンチ10を案内するストリッパプ
レート6が摺動自在に取付けられている。
【0007】図4はストリッパプレート6部分を拡大し
て示したもので、このストリッパプレート6には、1穴
打ち型か多穴打ち型かに応じてポンチ10を案内する1
本もしくは複数本のガイド孔7が形成されている。この
ガイド孔7は、ポンチ10の大径軸部11を案内するこ
とができる内径を有していて、しかもノズルプレートP
を押圧する下面8との間に鋭いエッジ部分9が形成され
るように穿設されている。
【0008】一方このガイド孔7内を摺動するポンチ1
0は、形成すべきノズル孔Hの形状に合せた円錐状部分
12を介してその先端には、オリフィス部Oを形成する
40μm程度の細径部13が形成されている。
【0009】他方、ダイプレート15側には、ポンチ1
0の外径Dよりも円錐状部分12のうちの径の小さな部
分dがノズルプレートP内に貫入するよう、その下降の
最下限を決定するストッパ16、16が設けられ、ま
た、これらのストッパ16、16の中央には、ポンチ1
0の先端細径部13の径を僅かに上回るような細孔18
を設けたダイ17が、ストッパ16の頂面との間にノズ
ルプレートPを一定の押圧力で押圧し得るに足るだけの
クリアランスδを設けるようにして固定されている。
【0010】つぎに上述した装置を用いたノズル孔Hの
成形工程を図1によって説明する。はじめに、ストリッ
パプレート6をストッパ16に当接するまで下降させ
て、その下面8とダイ17の上面19との間でステンレ
ス等の素材により形成されたノズルプレートPを押圧挟
持する(図1(a))。これにより、ノズルプレートP
は、その上面がガイド孔7内に露出した部分Sでのみ塑
性変形可能な状態で押圧保持される。
【0011】つぎにこの状態のもとで、図1(b)に示
したように、円錐状部分12のうちのポンチ10の外径
Dよりも径が小さな部分dがノズルプレートP内に貫入
し得るようにポンチ10を一定のストロークLをもって
下降させる。これにより、ノズルプレートPは、その外
面、つまり下面がダイ17の上面19に支持された状態
でポンチ10の貫入を受けるため、外面側には、ポンチ
10の細径部13によって一定の長さlに管理されたオ
リフィス部Oが形成され、また内面側には、ポンチ10
の円錐状部分12により漏斗部Fが形成される。そして
さらに、この漏斗部Fの形成過程で、ノズルプレートP
の面方向に押圧された肉部は、ガイド孔7と円錐状部分
12との間に形成される空間部に盛り上って、そこに接
着剤の流入を抑える環状の隆起部Rを形成する。
【0012】したがって、このようにして形成されたノ
ズルプレートPを、インク加圧室aに連通するインク通
路bを閉塞するようにして基体Bの前面に接着剤Cをも
って接合すれば、図2に示したように、ノズル孔Hの周
囲に形成された環状の隆起部Rは、ノズル孔H及びイン
ク流路bに流入しようとする接着剤cを抑えてノズルプ
レートPを基体Bの前面に強固に固定する。なお、この
図においてPZTはピエゾ素子、dはインク収容室をそ
れぞれ示している。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ポン
チ先端の細径部より若干大きな孔を備えたダイと、ポン
チの軸部を案内する案内孔を備えたストリッパープレー
トとの間に、ノズルプレートを押圧挟持し、ついで、そ
の上からポンチの外径よりも径の小さな円錐状の部分が
貫入し得る点までポンチを一定のストローク貫入させ、
その先端に設けた円錐部と細径部によりノズル孔を形成
すると同時に、その外側に隆状部を形成するようにした
ので、インクの吐出特性に影響するオリフィス部を一定
長さに管理した状態で成形するとともに、切削加工等を
必要とすることなく、プレスによる漏斗部の成形と同時
ノズルプレートの内面に環状の隆条部を形成して、基
体との接合時に生じるノズル孔への接着剤の流入を未然
に抑えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすノズル孔成形方法を示
したもので、 (a)(b) はその各工程図である。
【図2】同上方法により成形されたノズルプレートを基
体に接合した状態を示した模式図である。
【図3】同上方法に使用される装置の一例を示した図で
ある。
【図4】同上装置の要部を示した図である。
【符号の説明】
4 ポンチプレート 6 ストリッパプレート 7 ガイド孔 10 ポンチ 12 円錐部 13 細径部 15 ダイプレート 17 ダイ 18 細孔 P ノズルプレート F 漏斗部 O オリフィス部 R 環状の隆条部 B 基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 松久 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 近藤 勇雄 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 両角 正幸 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−188258(JP,A) 特開 昭57−113079(JP,A) 特開 昭63−135254(JP,A) 特開 平2−78560(JP,A) 特開 平4−39053(JP,A) 特開 昭57−208250(JP,A) 実開 昭63−189637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/135

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の前面に接着剤をもって接合される
    側の面に、ノズル孔の周囲を囲んで上記接着剤の流入を
    抑える環状の隆起部を一体的に突出形成したことを特徴
    とするノズルプレート。
  2. 【請求項2】 ポンチ先端の細径部より僅かに大きな孔
    を備えたダイと、該ポンチの大径軸部を案内する案内孔
    を備えたストリッパプレートとの間ノズルプレートを
    押圧挟持し、ついで、上記ストリッパプレート側から
    上記ポンチの外径よりも径の小さな円錐状部分が上記ノ
    ズルプレート内に貫入するだけのストロークをもって
    記ポンチを突出させることにより、該ポンチの先端に設
    けた円錐部と上記細径部とによって上記ノズルプレー
    トにノズル孔を穿設してゆくと同時に、上記案内孔と上
    記ポンチとの間で上記ノズルプレート上に隆起部を形成
    してゆくようにしたことを特徴とするノズルプレートの
    製造方法。
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JP2003205610A (ja) 2002-01-15 2003-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットヘッド用ノズル板及びその製造方法並びに該ノズル板を用いたインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置

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