JP5515469B2 - 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びに画像形成装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びに画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、プレス加工で形成した流路プレートを積層して流路ユニットを形成した圧電素子方式の液滴吐出ヘッド及びその製造方法、並びに画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液滴吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、インクジェットヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、インクジェットヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、インクジェットヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
近年、インクジェット記録装置は高速印字、高画質印字の両立などのニーズが高まってきている。高速印字に関しては、印字媒体に対して平行に1パスで画像形成するライン型ヘッドユニット(ラインヘッド)を用いれば、シリアル方式のインクジェットプリンタに比べて高速印刷が可能となる。ラインヘッドの要求は高まってきており、長尺化した上でなおかつ部品精度を要求される。そのようなラインヘッドに対応したヘッドを形成するにはプレス加工を用いた流路の設計が最も望ましい。
プレス加工によって製造される流路プレートの場合でも、板を加圧することによる剪断力が加わるために、プレートに反りや撓みが生じてしまうという課題がある。プレートの反りやうねり、変形にばらつきが生じると、振動板と圧電素子との組合せに関して均一性が十分に得られない。
複数の流路プレートを積層してインク流路を形成する方法が特許文献1に開示されているが、プレスの打ち抜きによって形成した金属板や、それぞれが湾曲している部材を同一方向に積層すると、流路ユニット全体が大きく湾曲して、圧電素子と流路ユニットの接合の際に均一な接合を行えず、振動板と圧電素子との間に大きなギャップが生じてしまう。反りやうねりを低減する方法として、特許文献1では、部材の湾曲方向を互いに反対にして積層することにより、互いに湾曲しようとする変形を相対的に打ち消し低減する方法を開示している。
特許文献1でも言及されているが、これらの部材はロール材から切り取られて一つの流路プレートとされるため、流路プレートの湾曲の度合いもロール材の製造ロットによって異なる。また、ロール材の湾曲する方向を管理することも要求される。しかも、積層する枚数が偶数の場合は湾曲方向が反対のプレートを同数積層して平面に近い形状にすることが可能であるが、積層枚数が奇数の場合には、どちらかの湾曲方向のプレートが多くなるため、その方向に湾曲してしまい反りを打ち消すことができない。例えば、流路を形成する基本的な機能ノズルを有するオリフィスプレート、チャンバを有するチャンバプレート及び個別供給流路を有するリストリクタプレートの3枚を積層する場合である(この場合、振動板を有するダイアフラムプレートは他のプレートと比較して非常に薄いため剛性が低く、流路プレートの反りに対する影響は無視できる。)。
また、反りやうねりを低減する別の方法として、予め流路基板に反りを持たせておいて接合時の熱によって反りを矯正する方法が特許文献2に開示されている。この場合は、予め反りを持たせるために、成型時の型に意図的に反りを設けて形状を調整したり、形成した流路ユニットに強制的に荷重を加えて反りを追加する必要があり、型に対する特殊な加工又は適度な反りを持たせるための調整が必要となったり、基板に反りを付与する工程を追加する必要があるため、コストが高くなってしまう。
また、端部の流路精度を高める方法として、特許文献3に開示される方法がある。これは、低剛性領域を形成する領域をチャンネル配列方向と直交する方向において設けることによって、チャンネルごとの形状に合わせて端部の形状を低剛性化する方法である。しかし、ノズル列と直交する方向に低剛性となるように空隙部を形成することは、その分ヘッド幅方向のスペースが必要となり、ヘッドの小型化の妨げとなる。さらに、2列構成のインク流路を有するヘッドにおいては、ノズル間の距離を小さくすることができない。また、極力ノズル間ピッチを配置したときのそれぞれの列間での接合不良の確率が高くなり、それぞれの列のインクの混色などが懸念される。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、ヘッドのチャンネル数を増やし長尺化した場合でも寸法精度の高い流路ユニットを安価に形成可能なプレス加工を用いる場合に設計上の制限や、ロット管理が不要であり、かつヘッドサイズの小型化が可能であり、端部と中央部とで吐出特性のバラツキのない液滴吐出ヘッド及びその製造方法、並びに画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、液体の流路が形成された複数の流路プレートを積層することによって流路ユニットが形成された液滴吐出ヘッドであって、流路プレートの少なくとも一つは、金属板のプレス加工によって形成された複数のチャンネルが配列されており、金属板のプレス加工でチャンネルが形成された流路プレートは、チャンネル配列方向の両端部に複数の開口を有し、プレス加工によって発生したチャンネル配列方向のたわみの変極点が、チャンネルの列のそれぞれの端において、配列方向の端に位置するチャンネルよりも複数の開口側に位置することを特徴とする液滴吐出ヘッドを提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様に係る液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、上記本発明の第1の態様に係る液滴吐出ヘッドを製造する方法であって、複数の開口を、チャンネルをプレス加工で形成する工程と同じ工程で形成することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、ヘッドのチャンネル数を増やし長尺化した場合でも寸法精度の高い流路ユニットを安価に形成可能なプレス加工を用いる場合に設計上の制限や、ロット管理が不要であり、かつヘッドサイズの小型化が可能であり、端部と中央部とで吐出特性のバラツキのない液滴吐出ヘッド及びその製造方法、並びに画像形成装置を提供できる。
圧電素子方式のインクジェットヘッドの構成を示す図である。 インクジェットヘッドの主要部の斜視図である。 流路プレートのノズル側から見た平面図である。 流路プレートを形成する際に用いる一般的なプレス装置の構成を示す図である。 流路プレートの加工をする際のプレス装置と流路形状との関係を示す図である。 ダミーチャンネルを加工する手法の一例を示す図である。 インクジェットヘッドの流路ユニット、圧電アクチュエータ及びフレームの接合工程を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態に係るインクジェットヘッド主要部の斜視図である。 微小穴を千鳥格子状に配置した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機構部の要部平面説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機構部全体の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の記録ヘッドの構成を示す図である。
〔第1の実施形態〕
図1にインクジェットヘッドの側面断面図、図2に、インクジェットヘッドの主要部の斜視図を示す。また、図3に、流路プレートのノズル側から見た平面図を示す。
オリフィスプレート2は複数のノズル1が列状に形成されている。チャンバプレート4は圧力発生室3が形成されている。リストリクタプレート6は、共通インク供給路11と圧力発生室3とを連結し、圧力発生室3へのインク流入を制御する個別供給流路5が形成されている。ダイアフラムプレート9は、圧電素子の変位を効率よく圧力発生室3に伝えるための振動板7が形成されており、弾性を有する。また、ダイアフラムプレート9の共通インク供給路11に面する領域には多数の小孔で形成されたフィルタ8を有する。
以下の説明において、オリフィスプレート2、チャンバプレート4及びリストリクタプレート6を総称する場合は流路プレート29、オリフィスプレート2、チャンバプレート4、リストリクタプレート6及びダイアフラムプレート9を組み合わせたものを流路ユニット30と表記する。
ノズル1、圧力発生室3、個別供給流路5の開口形状の加工精度は、インクジェットヘッドのインク吐出特性に大きな影響を及ぼす。複数のチャンネル間において、これらのチャンネル精度バラツキを低く抑えるため、流路プレート29の製法には高い加工精度が要求される。このため、流路プレート29はステンレスの精密プレス法によって形成される。精密プレスは熱による伸縮の影響を受けないため、他の製造方法として挙げられる電鋳や金属のエッチングなどの加工法と比較して、各チャンネルを位置精度良く形成することが可能である。
また、流路ユニット30のダイアフラムプレート9の厚みは、圧電素子14の変位を効率よく伝えるために2〜10μmが望ましい。2〜10μmの薄板の振動板は、エッチング又は電鋳法によって形成される。
フレーム12は、圧電アクチュエータ挿入開口部10と共通インク供給路11とが形成されている。フレーム12は、ステンレス材の切削加工又は樹脂材のモールド成型で製作され、不図示のインクタンクからインクを共通インク供給路11まで導くインク導入部13が接合されている。図ではフレーム12の圧電アクチュエータ挿入開口部10は大きく開口しているが、圧電素子14ごとに仕切りを有するように開口することで剛性を高め、複数チャンネルを駆動させた時の相互干渉、いわゆるクロストークを低減できる構造としても良い。
圧電アクチュエータ16は、複数の圧電素子14と、それを固定するための導体パターニングがなされた固定部材15とを有する。圧電素子14は、圧力発生室3及び振動板7の各々に対応するように配置され、圧電素子14の一端面は振動板7に接着される。流路ユニット30と圧電アクチュエータ16の固定部材15の両端には位置決めするための案内穴が配置される。流路ユニット30と圧電アクチュエータ16との接合組立において、精密加工されて位置決めピンによって一時的に連結し、接着することにより精度良く組み立てられる。固定部材15には、それぞれの圧電素子14に外部駆動回路から独立した電気信号を送るための個別電極31及び共通電極が形成されている。これらの電極により、外部駆動回路から選択的な電気信号が圧電素子14に印加され、圧電素子14は歪を生じる。圧電素子14は、固定部材15上に保持されているため、振動板7に優先的に変位を与え、圧力発生室3の圧力を高める。
インクジェットヘッドがノズル1からインクを吐出する原理は上記通りであり、記録媒体上にインク画像を形成する装置に用いられる。
インクジェットヘッドは、高画質印字のための微小液滴を吐出するためには、それぞれの流路形状や数十μm単位の穴形状を、板厚40〜100μmのプレートに高精度、高密度に加工する必要がある。
図4に、流路プレート29を形成する際に用いる一般的なプレス装置の構成を示す。プレス加工における剪断型は、プレス機のスライドに取り付けられて上下運動する上型18と、ボルスターに固定されて用いられる下型19とで構成される。上型18が下降することにより、流路プレート29を剪断加工し、各々のチャンネルが形成される。上型18は、ダイセット20a、ストリッパプレート21、パンチ22、サブガイドポスト23、パンチプレート24、不図示のパッキングプレート及びショルダーボルトで構成される。一方、下型19は、ダイ25、サブガイドブッシュ26、ロケーションピン27、ダイプレート28、及びダイセット20bで構成される。パンチ22及びダイ25は同じ形状に精密に機械加工され、適正クリアランスを保つように固定される。ストリッパプレート21は、ダイプレート28とともに流路プレート29を挟み込んで固定することで、流路プレート29とパンチ22とを所定の位置に案内する。また、パンチ22について上がるのをはぎ取る役目も果たす。ダイセット20a、20bは、サブガイドブッシュ26とサブガイドポスト23とによって上下の金型の芯合わせを容易且つ確実にし、段取り替えを短時間で行うために使用される。
プレスの形状精度は剪断切り口面の形状と湾曲とで判断され、通常は、剪断面が大きく、だれ、破断面、返り湾曲が小さい方が好ましい。ここでは板厚40〜100μmの薄板を加工するため、当然湾曲が発生しやすくなる。
図5に、流路プレート29の加工をする際のプレス装置と流路形状との関係を示す。パンチ22、ダイ25、パンチプレート24、ダイプレート28、ストリッパプレート21と、流路プレート29に設けられるダミーチャンネル35(ダミーノズル1’、ダミー圧力発生室3’、ダミー個別供給流路5’)及びインク吐出チャンネル36並びに流路プレート29の反り、撓みの関係を表したものである。なお、プレス装置と流路プレート29の関係を明確にするために、流路プレート29はプレートのパンチ22方向から見た平面を示している。それぞれのチャンネルを打ち抜く際にストリッパプレート21及びダイプレート28によって流路プレート29を押さえ、位置ズレしないように固定する。流路プレート29を固定するに際してストリッパプレート21が流路プレート29を押さえる状態によって、プレートの反りや撓みの形状に大きな影響を及ぼす。
具体的には、ストリッパプレート21の全面にわたってインク吐出チャンネル36が存在する場合(図5(a))と、インク吐出チャンネル36の端部のように片側を完全にプレートとして押さえる(片側にはインク吐出チャンネル36が存在しない)状態の場合(図5(b))とで、プレートの反りや撓みの形状が異なる。各チャンネルは、形状精度、位置精度を良好にするために、ダイプレート28とストリッパプレート21との荷重力によって押さえるときに、プレートをしっかり固定する必要がある。チャンネル内の中央部のようにストリッパプレート21内全面にわたってインク吐出チャンネル36が存在する場合は、ダイプレート28及びストリッパプレート21で押さえる面積が少ないため、しっかり加圧力を加え、プレスする際にプレートが動かないようにして形状精度、位置精度を良好にする必要がある。
その状態で逆に端部のようにストリッパプレート21とダイプレート28に対して押さえる面積が多い場合は、プレートにかかる負荷が必要以上に大きくなる。その状態で端部のチャンネルを打ち抜く場合、ストリッパプレート21とダイプレート28とで押さえることのできる領域には、過度に押さえ荷重が働いてしまうため、流路プレート29にはストリッパプレート21側に負荷がかかってしまい、チャンネル中央部内とはたわみが異なり、反り形状が大きくなってたわみの変極点37が発生してしまう。たわみの変極点37はダイプレート28とストリッパプレート21とでの押さえに起因しているため、一般的なプレス加工装置で加工する場合には必ず発生してしまう。
図2、図3、図5に示すように、各流路プレート29のインク吐出チャンネル36と同形状のいわゆるダミーチャンネル35を、最端部のインク吐出チャンネル36をプレス加工する時の位置において、ストリッパプレート21及びダイプレート28の位置する領域以上に設けることにより、ストリッパプレート21とダイプレート28とで押さえる面内において、中央部のチャンネルをプレスする場合と端部のチャンネルをプレスする場合とで、構造的にはインク吐出チャンネル36の端部と中央部とでの差を無くすことができる。
このように、プレス加工型のストリッパプレート21とダイプレート28とで押さえる面内で剛性が同一になるようにすることで、ストリッパプレート21とダイプレート28とでの押さえによって起こるたわみの変極点37を、アクチュエータ接合領域よりも外側にできる。このようにすることで、アクチュエータと流路振動板との接合領域にばらつきがなくなり、振動板への圧力特性を同一にすることができ、印字品質の良好なインクジェットヘッドを実現できる。また、インク吐出チャンネル36と同形状のパンチ22とすることにより、ダミーチャンネル35をプレスするためのパンチ22やダイ25のプレス型を準備する必要が無くなり、コストを増加させること無く加工が可能となる。ダミーチャンネル35は、流路プレート29を加工するパンチ22を用いてインク吐出チャンネル36形成時に作成される。
図6にダミーチャンネル35を加工する別の手法を示す。インク吐出チャンネル36を加工する前のシート状のブランク材41から外径形成する過程において、同時にダミーチャンネル35を形成しておく。ダミーチャンネル35の加工後に、インク吐出チャンネル36を形成する。ダミーチャンネル35については、プレート剛性を同一にする機能は必要であるが、インク吐出チャンネル36に求めるような数μm単位の加工精度は必要としていない。インクジェットヘッドは、一つのヘッド内に100〜3000に及ぶチャンネルが配置される。そのような多数のインク吐出チャンネル36をパンチ22でプレスするが、繰り返しパンチ22を使用することによってパンチ22自身の摩耗が発生してしまい、インク吐出チャンネル36の形状精度が維持できなくなってしまう。従って、ダミーチャンネル35までプレス加工によって形成すると、パンチ22の寿命を縮めてしまうこととなる。パンチ22の交換頻度が多くなることは、パンチ22自身のコストの他、プレス型への交換工程が入ってしまいコスト高となる。したがって、パンチ22を用いずにダミーチャンネル35を形成することで、パンチ22の長寿命化を図り、コストを低減できる。
図7に、インクジェットヘッドの流路ユニット30、圧電アクチュエータ16及びフレーム12の接合工程を示す。接合工程は、(a)流路ユニット接合工程、(b)アクチュエータ接合工程、(c)フレーム接合工程からなる。流路ユニット30は、図7(a)に示すように、それぞれのプレート(オリフィスプレート2、チャンバプレート4、リストリクタプレート6、ダイアフラムプレート9)を積層して加圧面の平坦度がでた高剛性の加圧ジグ8によって加圧されながら接着される。それぞれのプレートはたわみ方向が同一方向となるように積層される。たわみ方向が相反するように積層するとプレート間にギャップなどが生じてしまい、インク流路内でリークを起こす可能性があるためである。
これにより、変極点37内側のインク吐出チャンネル領域のたわみは平坦化される。たわみの変極点37の外側も加圧ジグ38によってある程度平坦化されるが、圧電アクチュエータ16と接合できるほどの平坦面とはならない。しかし、たわみの変極点37を圧電アクチュエータ16の外側にすることにより、圧電アクチュエータ16と接合する面は平坦化できる。これにより、振動板7の変位をインク吐出チャンネル36内において均一化でき、チャンネル間での吐出特性ばらつきの少ない良好なインクジェットヘッドとすることができる。流路ユニット30におけるダイアフラムプレート9は、圧電素子14の変位を効率よく伝えるため2〜10μmの薄板であるため、他の流路プレートにならう。
その後、図7(c)に示すように、圧電アクチュエータ16に流路ユニット30を接合したものをフレーム12に接合するが、フレーム12側に対して凹となるように接合することにより、流路ユニット30とフレーム12とが密着するため、接合強度が強固になる。これにより、フレーム12と流路ユニット30との間でのインク漏れの発生を防止できる。また、剛性の高いフレーム12と流路ユニット30とを接合するため、たわみの変極点37もフレーム12に倣って接合され、最終的にヘッドの反りやうねりを小さくできる。
このように、プレス加工によって発生するたわみの変極点がチャネルの外側に位置するようにノズル配列方向のチャンネル外側の剛性を低下させることにより、積層して形成した流路ユニットの圧電アクチュエータとの接合面を平坦化できる。よって、アクチュエータと振動板との間のギャップを均一に接合できる。これにより、振動板の変位特性がチャンネル間で均一となり、吐出特性のバラツキが小さいインクジェットヘッドを実現できる。また、プレスによってダミーチャンバを加工して強制的に変形させることにより、素材の持っているたわみの影響を低減でき、流路プレートを形成する各プレートの反りの影響も低減できる。さらに、チャンネル配列方向へ剛性を低下させる開口を形成するため、チャンネル配列方向に直交するヘッドのサイズを小さくできる。しかも狭幅化した場合は、大きな開口を開けて剛性を低下させることがないため、プレートの外形部におけるプレートの折れなどの組み立て時の不具合を低減できる。
〔第2の実施形態〕
図8に、インクジェットヘッド主要部の斜視図を示す。また、図9に、流路プレートのノズル側から見た平面図を示す。
本実施形態においては、それぞれの流路プレート29は、プレス加工型のストリッパプレート21とダイプレート28とで押さえる面内において中央部のチャンネルをプレスする場合と端部のチャンネルをプレスする場合とにおいて剛性が同一となるようにする方式として、各々流路チャンネルの外側に微小穴42を多数配置することにより、流路チャンネル外側の剛性を低下させている。この場合、互いに積層されるプレート微小穴42の位置が互いにずれるように微小穴42を加工する。これによりたわみの変極点37を外側にするだけでなく、流路プレート29を接着するさいに互いに微小穴42の積層面側に流路プレート29が存在するために接着剤が中に入り込んでアンカーパターンとして接着効果が高まるため、単純にダミーチャンネルを増やした場合よりも流路ユニット30の接合強度を高められる。そのため、インクのリークをより確実に防ぐことが可能となる。この場合、図9に示すように微小穴42を千鳥格子状に配置することで、多数の微小穴42を効率よく配置することが可能となる。
この他については第1の実施形態と同様であるため、重複する説明は割愛する。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることなく様々な変形が可能である。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は同装置の機構部の全体構成を説明する概略構成図、図11は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドと、同ヘッドに駆動信号を与える電気回路基板と、同ヘッドに供給するインクを収容するタンクを一体化した液体吐出ヘッドユニットからなる記録ヘッド234を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有する液体吐出ヘッドユニット234a、234bを1つのベース部材に取り付けて構成したもので、一方のヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、他方のヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、1ヘッド当たり4ノズル列配置とし、1個のヘッドで4色の各色を吐出させることもできる。
また、記録ヘッド234のタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置し、この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えるので、信頼性が向上する。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の他の例について図12を参照して説明する。なお、図12は同装置の機構部全体の概略構成図である。
この画像形成装置は、ライン型画像形成装置であり、装置本体401の内部に画像形成部402等を有し、装置本体401の下方側に多数枚の記録媒体(用紙)403を積載可能な給紙トレイ404を備え、この給紙トレイ404から給紙される用紙403を取り込み、搬送機構405によって用紙403を搬送しながら画像形成部402によって所要の画像を記録した後、装置本体401の側方に装着された排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
また、装置本体401に対して着脱可能な両面ユニット407を備え、両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構405によって用紙403を逆方向に搬送しながら両面ユニット407内に取り込み、反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構405に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
ここで、画像形成部402は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C),ブラック(K)の各色の液滴を吐出する、ライン型の4個の本発明に係る液体吐出ヘッドと当該液体吐出ヘッドにインクを供給するサブタンクを一体化して構成した記録ヘッド411y、411m、411c、411k(色を区別しないときには「記録ヘッド411」という。)を備え、各記録ヘッド411は液滴を吐出するノズルを形成したノズル面を下方に向けてヘッドホルダ413に装着している。
なお、1つの記録ヘッド411は、図13に示すように、複数(この例では6個)のサブタンク一体型の本発明に係る液体吐出ヘッド501A〜501Fをベース部材502に所定の位置関係で配列して構成しているが、1つのフルライン型液体吐出ヘッドで構成することもできる。
また、各記録ヘッド411に対応してヘッドの性能を維持回復するための維持回復機構412y、412m、412c、412k(色を区別しないときには「維持回復機構412」という。)を備え、パージ処理、ワイピング処理などのヘッドの性能維持動作時には、記録ヘッド411と維持回復機構412とを相対的に移動させて、記録ヘッド411のノズル面に維持回復機構412を構成するキャッピング部材などを対向させる。
給紙トレイ404の用紙403は、給紙コロ(半月コロ)421と図示しない分離パッドによって1枚ずつ分離され装置本体401内に給紙され、搬送ガイド部材423のガイド面423aに沿ってレジストローラ425と搬送ベルト433との間に送り込まれ、所定のタイミングでガイド部材426を介して搬送機構405の搬送ベルト433に送り込まれる。
また、搬送ガイド部材443には両面ユニット407から送り出される用紙403を案内するガイド面423bも形成されている。更に、両面印刷時に搬送機構405から戻される用紙403を両面ユニット407に案内するガイド部材427も配置している。
搬送機構405は、駆動ローラである搬送ローラ431と従動ローラ432との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト433と、この搬送ベルト433を帯電させるための帯電ローラ434と、画像形成部402に対向する部分で搬送ベルト433の平面性を維持するプラテン部材435と、搬送ベルト433から送り出す用紙403を搬送ローラ431側に押し付ける押さえコロ436と、その他図示しないが、搬送ベルト433に付着した記録液(インク)を除去するためのクリーニング手段である多孔質体などからなるクリーニングローラなどを有している。なお、搬送機構としては例えばエアー吸引によって搬送ベルトに被記録媒体を吸着させるものなども使用できる。
この搬送機構405の下流側には、画像が記録された用紙403を排紙トレイ406に送り出すための排紙ローラ438及び拍車439を備えている。
このように構成した画像形成装置において、搬送ベルト433は矢示方向に周回移動し、高電位の印加電圧が印加される帯電ローラ434と接触することで帯電され、帯電した搬送ベルト433上に用紙403が給送されると、用紙403は搬送ベルト433に静電的に吸着される。このようにして、搬送ベルト433に強力に吸着した用紙403は反りや凹凸が校正され、高度に平らな面が形成される。
そして、搬送ベルト433を周回させて用紙403を移動させ、記録ヘッド411から液滴を吐出することで、用紙403上に所要の画像が形成され、画像が記録された用紙403は排紙ローラ438によって排紙トレイ406に排紙される。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、信頼性が向上する。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、前述したように、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができ、また、前述したように狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
1 ノズル
1’ ダミーノズル
2 オリフィスプレート
3 圧力発生室
3’ ダミー圧力発生室
4 チャンバプレート
5 個別供給流路
5’ ダミー個別供給流路
6 リストリクタプレート
7 振動板
8 フィルタ
9 ダイアフラムプレート
10 圧電アクチュエータ挿入開口部
11 共通インク供給路
12 フレーム
13 インク導入部
14 圧電素子
15 固定部材
16 圧電アクチュエータ
18 上型
19 下型
20 ダイセット
21 ストリッパプレート
22 パンチ
23 サブガイドポスト
24 パンチプレート
25 ダイ
26 サブガイドブッシュ
27 ロケーションピン
28 ダイプレート
29 流路プレート
30 流路ユニット
31 個別電極
32 記録ユニット
33 印刷媒体
34 インクカートリッジ
35 ダミーチャンネル
36 インク吐出チャンネル
37 変極点
38 加圧ジグ
40 駆動源
41 ブランク材
42 微小穴
特開2008−087259号公報 特開平9−131881号公報 特開2005−59393号公報

Claims (12)

  1. 液体の流路が形成された複数の流路プレートを積層することによって流路ユニットが形成され、前記流路に面して設けられ、圧電部材が接合された振動板を変位させて液滴を吐出する液滴吐出ヘッドであって、
    前記流路プレートの少なくとも一つは、金属板のプレス加工によって形成された複数のチャンネルが配列されており、
    前記金属板のプレス加工でチャンネルが形成された流路プレートは、チャンネル配列方向の両端部に複数の開口を有し、
    前記プレス加工によって発生した前記チャンネル配列方向のたわみの変極点が、チャンネルの列のそれぞれの端において、配列方向の端に位置するチャンネルよりも前記複数の開口側に位置することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記金属板のプレス加工でチャンネルが形成された流路プレートとして、前記複数の流路プレートは、ノズルが形成されたノズルプレート、圧力室が形成された圧力室プレート、前記圧力室に液体を供給する個別供給流路が形成された個別供給流路プレートを含むことを特徴とする請求項1記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記複数の開口が、同じ流路プレートに形成されたチャンネルと同一形状かつ同一の配列ピッチで形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記複数の開口は、同じ流路プレートに形成されたチャンネルよりもそれぞれが小さい多数の穴であることを特徴とする請求項1又は2記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記流路プレートの複数に前記多数の穴で形成された複数の開口を有し、前記流路プレートを積層した時に前記多数の穴同士が重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項4記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記流路プレートの複数に、前記複数の開口が形成され、前記複数の開口が形成された流路プレート同士は、前記チャンネルの配列方向のたわみが同一方向となるように積層されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 積層された複数の前記流路プレートからなる流路ユニットが、前記流路ユニットを保持するフレームに凹となるように接合されており、前記流路ユニットの凹形状が、前記チャンネル配列方向のたわみにより形成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から7のいずれか1項記載の液滴吐出ヘッドを製造する方法であって、
    前記複数の開口を、前記チャンネルをプレス加工で形成する工程と同じ工程で形成することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  10. 請求項1から7のいずれか1項記載の液滴吐出ヘッドを製造する方法であって、
    前記複数の開口を、前記チャンネルをプレス加工で形成する工程よりも前の、前記流路プレートの外形を加工する工程において形成することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  11. 前記チャンネル配列方向端部をプレス加工する際に、プレス加工型のストリッパプレートとダイプレートとで押さえる面内での流路プレートの剛性が、チャンネル配列方向中央部と同一となるように前記開口を形成することを特徴とする請求項9又は10記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  12. 前記複数の開口を、同じ流路プレートに形成されるチャンネルと同一形状かつ同一の配列ピッチ、なおかつ、前記ストリッパプレート及び前記ダイプレートの幅以上の範囲に形成することを特徴とする請求項11記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
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