JPH10225813A - テーパ溝加工用エンドミル - Google Patents
テーパ溝加工用エンドミルInfo
- Publication number
- JPH10225813A JPH10225813A JP6753597A JP6753597A JPH10225813A JP H10225813 A JPH10225813 A JP H10225813A JP 6753597 A JP6753597 A JP 6753597A JP 6753597 A JP6753597 A JP 6753597A JP H10225813 A JPH10225813 A JP H10225813A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- end mill
- cutting edge
- cutting blade
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2265/00—Details of general geometric configurations
- B23C2265/08—Conical
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
であっても切削性を阻害することなく利用が可能な優れ
たテ−パ溝加工用エンドミルを提供することを目的とす
る。 【構成】 テ−パ溝加工用エンドミルにおいて、外周切
れ刃の任意の位置の軸断面における心厚が該位置におけ
る外周切れ刃の直径の80%以上であって、前記切削刃
部とシャンクとの間に、切削刃部と略同等のテーパ角
で、かつ切削刃部との連接部分においては切削刃部の直
径の90%〜98%の値となる円錐体の一部からなる首
部を設けることにより構成する。
Description
ムダイキャスト製品等のリブ溝やキャビティ部のテ−パ
状断面の溝を成形する金型加工用のエンドミルに関す
る。
ブ成形部分であるテ−パ状断面溝等を切削加工する場
合、テーパエンドミルが用いられる。しかし通常形状の
テーパエンドミルは小径でかつ刃長の長いことを必要と
するテーパ溝加工においては、切れ刃の剛性ないし強度
が十分でなく、満足できない場合が多かった。これを改
良したものに例えば実開平2−3317号に示されてい
るテ−パ溝加工用エンドミル(以下、従来品という)が
あり、これは図1に示すように多角形の断面をもち、多
角形の各頂点が軸線方向に作る稜が先細のテ−パ角をも
つ本体と、その先端に底刃と外周刃とを連設したテーパ
エンドミルであって、テ−パ溝を加工する位置にわずか
に切り込んで切削送りをかけ、これを繰返しながら切り
込みを深くして溝を彫り込んでいくものである。
においては、切削する溝の深さが深くなるほど溝幅拡張
の役割を担う本体のテーパ部分が長い範囲にわたって被
加工物と接触し、抵抗が増して損傷を生じる。また、本
体の切削性は期待できないため、溝幅方向の追い込み切
削ができないという問題があった。本発明の目的は、上
述の問題を解決するためになされたものであり、従来の
テーパエンドミルを改良して本体とシャンクとの間に首
部を設け、かつその形状を工夫することにより、従来品
以上に深い溝であっても切削性を阻害することなく、利
用が可能な優れたテ−パ溝加工用エンドミルを提供する
ものである。
発明は前述問題点を解決するために、複数のねじれた外
周切れ刃を先細のテ−パ状にし、その先端に底刃を連設
した切削刃部と、該切削刃部の他端にシャンクとを備え
たテ−パ溝加工用エンドミルにおいて、外周切れ刃の任
意の位置の軸断面における心厚が、該位置における外周
切れ刃の直径の80%以上であって、前記切削刃部とシ
ャンクとの間に、切削刃部と略同等のテーパ角で、かつ
切削刃部との連接部分においては切削刃部の直径の90
%〜98%の値となる、円錐体の一部からなる首部を設
けたものである。
軸断面における心厚が、該位置における外周切れ刃の直
径の80%以上としたから、切れ刃強度が確保でき、切
削性のよいねじれ刃の効果と相俟って溝の彫り込み、溝
幅の拡幅に適する。さらに切削刃部とシャンクとの間
に、切削刃部と略同等のテーパ角で、かつ切削刃部との
連接部分においては切削刃部の直径の90%〜98%の
値となる、円錐体の一部からなる首部を設けたから、深
く切り込んでも切削刃部本体の稜の長さ以上は被加工物
と接触しないため、抵抗が過大になることがなく、首部
に相当する長さを深く切削することができる。また、首
部の直径は切削刃部の直径よりわずかに細いが、断面が
円形であれば断面積は刃溝をもつ場合より大きくなるこ
とがあり、顕著な強度の低下はない。したがって、刃溝
の最深部が円錐体の一部からなる首部に残ることがあっ
ても本発明を構成する。さらに首部は切削刃部と略同等
のテーパ角であるから、切削中に曲げ応力がもっとも大
きくなる首部のシャンク側端では首部直径が最大にな
り、強度を維持することができる。
場合は、まず従来品を用いて先端径の8〜10倍位を彫
り込み、そののち本発明品を用いて深さ方向に次ぎ足し
切削を行なう。従って、先きの従来品による溝加工は、
その溝幅を本発明品による削り代を見込んで決めてお
く。継ぎ目部分の段差が目立たなくなったら切削を終え
るが、実際には数値設定をしておくのがよい。万一段差
を生じた場合は溝幅方向に追い込み切削を行なえば容易
に修正することができる。
に説明する。図2〜3は本発明の一実施例である4刃の
外周切れ刃をもつテーパエンドミルである。切削刃部3
は先端に向かって徐々に細くなるように形成されてい
る。心厚は該当位置の直径の83%を目標とした。底刃
2は外周切れ刃1に連なって親刃と子刃が対称に設けら
れている。切削刃部3の大端径側には切削刃部3と同じ
テーパ角の円錐体の一部からなる首部5がある。その延
長にはシャンク4があって、図示しない回転切削機械主
軸の先端にチャックを介して着脱自在に取り付けられて
軸心まわりに矢印で示す方向に回転させられる。ここで
先端の切削刃部3の小端径は2mm、本体基端までの長
さは35mm、シャンクを含めた全長は70mmであ
る。外周切れ刃1のねじれ角は右方向に20°、同、軸
方向長さは15mmであって、首部5の長さは20mm
である。また首部5は外周切れ刃1と同じ片角1°で円
形断面を有し、切削刃部3との連接部において直径で
0.2mmの段差を設けている。従って連接部における
断面積は、切削刃部3よりも首部5の方が凡そ2.5%
大きくなる。
した。まず先端径2.5mmのエンドミルを用いて深さ
18mmのテ−パ溝を切削し、次いで本発明品に交換し
て切削を継続した。このときテーパ角は片角1°である
から、先きの切削で上端の幅を2.5mmにして、これ
に繋げれば32mm深さが得られるのである。なお、溝
深さを変えずに段差修正をするときは、溝幅方向に追い
込み切削をすればよい。 このようにして従来不可能と
された深溝であっても、切削による成形が可能となった
のである。なお図4〜5は、刃溝の最深部が円錐体の一
部からなる首部に残った場合を示す。
に首部を設け、かつその形状を工夫することにより、極
めて深い溝であっても切削性を阻害することなく、従来
品と組み合わせて利用が可能な優れたテ−パ溝加工用エ
ンドミルを得ることができたのである。
る。
である。
面である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のねじれた外周切れ刃を先細のテ−
パ状にし、その先端に底刃を連設した切削刃部と、前記
切削刃部の他端にシャンクとを備えたテ−パ溝加工用エ
ンドミルにおいて、外周切れ刃の任意の位置の軸断面に
おける心厚が、該位置における外周切れ刃の直径の80
%以上であって、前記切削刃部とシャンクとの間に、切
削刃部と略同等のテーパ角で、かつ切削刃部との連接部
分においては切削刃部の直径の90%〜98%の値とな
る、円錐体の一部からなる首部を設けたことを特徴とす
るテ−パ溝加工用エンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6753597A JPH10225813A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | テーパ溝加工用エンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6753597A JPH10225813A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | テーパ溝加工用エンドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10225813A true JPH10225813A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=13347781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6753597A Pending JPH10225813A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | テーパ溝加工用エンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10225813A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-02-10 JP JP6753597A patent/JPH10225813A/ja active Pending
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