JPH10225717A - 薄肉管の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
薄肉管の製造方法及びその製造装置Info
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- JPH10225717A JPH10225717A JP2927297A JP2927297A JPH10225717A JP H10225717 A JPH10225717 A JP H10225717A JP 2927297 A JP2927297 A JP 2927297A JP 2927297 A JP2927297 A JP 2927297A JP H10225717 A JPH10225717 A JP H10225717A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクィーズロールで外面側から圧接される円
管部のエッジ部をその内面からバックアップし、それに
より両エッジ部の突き合わせ圧接を容易且つ確実に行わ
せるようにした薄肉管の製造方法を提供すること。 【解決手段】 一連のフォーミングロール群Ｆによって
薄肉金属板Ｍを円管状に成形し、この円管部Ｍｏの両エ
ッジ部ｅ，ｅを突き合わせ溶接するようにした薄肉管の
製造方法において、フォーミングロール群Ｆのスクィー
ズロール１１ａ，１１ｂで圧接される前記円管部Ｍｏの
両エッジ部ｅ，ｅ内面をバックアップロール１４により
支持して溶接を行うことを特徴とする。
管部のエッジ部をその内面からバックアップし、それに
より両エッジ部の突き合わせ圧接を容易且つ確実に行わ
せるようにした薄肉管の製造方法を提供すること。 【解決手段】 一連のフォーミングロール群Ｆによって
薄肉金属板Ｍを円管状に成形し、この円管部Ｍｏの両エ
ッジ部ｅ，ｅを突き合わせ溶接するようにした薄肉管の
製造方法において、フォーミングロール群Ｆのスクィー
ズロール１１ａ，１１ｂで圧接される前記円管部Ｍｏの
両エッジ部ｅ，ｅ内面をバックアップロール１４により
支持して溶接を行うことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄肉の金属板を一
連のフォーミングロール群に通して円管状に成形し、そ
の両エッジ部を突き合わせ溶接するようにした薄肉管の
製造方法及びその装置に関するものである。
連のフォーミングロール群に通して円管状に成形し、そ
の両エッジ部を突き合わせ溶接するようにした薄肉管の
製造方法及びその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】上記のように薄肉金属板を
ロール成形加工により円管状に成形し、その両エッジ部
を突き合わせ溶接して製造される薄肉電縫管は、溶接部
における加熱圧接のテクニックが難しく、一般的に、肉
厚（ｔ）と管外径（Ｄ）との比率（ｔ／Ｄ）が約１％ま
では製造可能とされるが、その比率が１％以下になると
製造が非常に難しくなり又はほとんど不可能であるとさ
れている。これは、薄肉金属板を円管状にロール成形す
る段階で金属板の対向するエッジ部に延びやしわが発生
することから、両エッジ部の突き合わせ圧接が困難であ
ることによるものである。
ロール成形加工により円管状に成形し、その両エッジ部
を突き合わせ溶接して製造される薄肉電縫管は、溶接部
における加熱圧接のテクニックが難しく、一般的に、肉
厚（ｔ）と管外径（Ｄ）との比率（ｔ／Ｄ）が約１％ま
では製造可能とされるが、その比率が１％以下になると
製造が非常に難しくなり又はほとんど不可能であるとさ
れている。これは、薄肉金属板を円管状にロール成形す
る段階で金属板の対向するエッジ部に延びやしわが発生
することから、両エッジ部の突き合わせ圧接が困難であ
ることによるものである。
【０００３】しかして、従来の製造方法では、フォーミ
ングロール群で成形される円管部の両エッジ部をスクィ
ーズロールにより外面側から圧接するだけであるから、
肉厚の薄い金属板にあっては、ロール成形時に生ずるし
わ及び弾発力の減少によって円管部のエッジ部がスクィ
ーズロールに添わなくなり、このため両エッジ部の突き
合わせが困難となっていた。
ングロール群で成形される円管部の両エッジ部をスクィ
ーズロールにより外面側から圧接するだけであるから、
肉厚の薄い金属板にあっては、ロール成形時に生ずるし
わ及び弾発力の減少によって円管部のエッジ部がスクィ
ーズロールに添わなくなり、このため両エッジ部の突き
合わせが困難となっていた。
【０００４】本発明は、上記のような事情に鑑み、突き
合わせ溶接されるエッジ部を安定にするために、スクィ
ーズロールで外面側から圧接される円管部のエッジ部を
その内面側からバックアップし、それにより両エッジ部
の突き合わせ圧接を容易且つ確実に行わせるようにした
薄肉管の製造方法及びその装置を提供することを目的と
する。
合わせ溶接されるエッジ部を安定にするために、スクィ
ーズロールで外面側から圧接される円管部のエッジ部を
その内面側からバックアップし、それにより両エッジ部
の突き合わせ圧接を容易且つ確実に行わせるようにした
薄肉管の製造方法及びその装置を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
一連のフォーミングロール群Ｆによって薄肉金属板Ｍを
円管状に成形し、この円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅを
突き合わせ溶接するようにした薄肉管の製造方法におい
て、前記フォーミングロール群Ｆのスクィーズロール１
１ａ，１１ｂで圧接される前記円管部Ｍｏの両エッジ部
ｅ，ｅ内面をバックアップロール１４により支持して溶
接を行うことを特徴とする。
一連のフォーミングロール群Ｆによって薄肉金属板Ｍを
円管状に成形し、この円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅを
突き合わせ溶接するようにした薄肉管の製造方法におい
て、前記フォーミングロール群Ｆのスクィーズロール１
１ａ，１１ｂで圧接される前記円管部Ｍｏの両エッジ部
ｅ，ｅ内面をバックアップロール１４により支持して溶
接を行うことを特徴とする。
【０００６】請求項２に係る発明は、薄肉金属板Ｍを円
管状に成形する一連のフォーミングロール群Ｆと、これ
により成形される円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅを突き
合わせ溶接する突き合わせ抵抗溶接手段とを備えた薄肉
管の製造装置において、前記フォーミングロール群Ｆの
スクィーズロール１１ａ，１１ｂで圧接される前記円管
部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面を支持するバックアップ
ロール１４を前記エッジ部ｅ，ｅ内に挿入配備してなる
ことを特徴とする。
管状に成形する一連のフォーミングロール群Ｆと、これ
により成形される円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅを突き
合わせ溶接する突き合わせ抵抗溶接手段とを備えた薄肉
管の製造装置において、前記フォーミングロール群Ｆの
スクィーズロール１１ａ，１１ｂで圧接される前記円管
部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面を支持するバックアップ
ロール１４を前記エッジ部ｅ，ｅ内に挿入配備してなる
ことを特徴とする。
【０００７】請求項３は、請求項２に記載の薄肉管の製
造装置において、前記バックアップロール１４は、複数
の車輪１５，１６を備え且つ支持棒１７によって定位置
に支持される車台１８に軸支されていると共に、ばね１
９によって前記円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面に弾
接するように設けられていることを特徴とする。
造装置において、前記バックアップロール１４は、複数
の車輪１５，１６を備え且つ支持棒１７によって定位置
に支持される車台１８に軸支されていると共に、ばね１
９によって前記円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面に弾
接するように設けられていることを特徴とする。
【０００８】請求項４は、請求項３に記載の薄肉管の製
造装置において、前記車台１８にはバックアップロール
１４の後方側に、前記円管部Ｍｏの裏側を流れるリアク
タンスを増大させてそこに流れる電流を減少させるイン
ピーダー２６を設けたことを特徴とする。
造装置において、前記車台１８にはバックアップロール
１４の後方側に、前記円管部Ｍｏの裏側を流れるリアク
タンスを増大させてそこに流れる電流を減少させるイン
ピーダー２６を設けたことを特徴とする。
【０００９】請求項５は、請求項４に記載の薄肉管の製
造装置において、前記インピーダー２６には、マグネッ
トコイル２８冷却用の冷却水を給排するための給排ホー
ス２９，３０を取り付けると共に、これら給排ホース２
９，３０を前記円管部のＶ字形開口部３１より挿入配管
したことを特徴とする。
造装置において、前記インピーダー２６には、マグネッ
トコイル２８冷却用の冷却水を給排するための給排ホー
ス２９，３０を取り付けると共に、これら給排ホース２
９，３０を前記円管部のＶ字形開口部３１より挿入配管
したことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、薄肉金属板Ｍをロール成
形加工するフォーミングロール群Ｆを示し、このフォー
ミングロール群Ｆは、帯状の薄肉金属板Ｍを漸次円管状
に成形するもので、薄肉金属板Ｍの走行方向に沿って配
設された、それぞれ上下一対のブレークダウンロール１
ａ，１ｂ、２ａ，２ｂ、３ａ，３ｂ、４ａ，４ｂ、それ
ぞれ左右一対のサイドロール５ａ，５ｂ、６ａ，６ｂ、
７ａ，７ｂ、それぞれ上下一対のフィンパスロール８
ａ，８ｂ、９ａ，９ｂ、１０ａ，１０ｂ、及び左右一対
のスクィーズロール１１ａ，１１ｂからなり、各ロール
対１ａ，１ｂ〜１１ａ，１ｂは、それぞれ互いに逆向き
に回転駆動されて金属板Ｍを前方へ移送するようになっ
ている。
形加工するフォーミングロール群Ｆを示し、このフォー
ミングロール群Ｆは、帯状の薄肉金属板Ｍを漸次円管状
に成形するもので、薄肉金属板Ｍの走行方向に沿って配
設された、それぞれ上下一対のブレークダウンロール１
ａ，１ｂ、２ａ，２ｂ、３ａ，３ｂ、４ａ，４ｂ、それ
ぞれ左右一対のサイドロール５ａ，５ｂ、６ａ，６ｂ、
７ａ，７ｂ、それぞれ上下一対のフィンパスロール８
ａ，８ｂ、９ａ，９ｂ、１０ａ，１０ｂ、及び左右一対
のスクィーズロール１１ａ，１１ｂからなり、各ロール
対１ａ，１ｂ〜１１ａ，１ｂは、それぞれ互いに逆向き
に回転駆動されて金属板Ｍを前方へ移送するようになっ
ている。
【００１１】図１及び図２に示すように、スクィーズロ
ール１１ａ，１１ｂの手前側には、薄肉金属板Ｍが円管
状に成形された円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅを突き合
わせ溶接する突き合わせ抵抗溶接手段の高周波コイル１
２が、当該円管部Ｍｏを囲繞するように配設されてい
る。この突き合わせ抵抗溶接手段は、周知の高周波誘導
抵抗溶接装置からなるもので、詳細な図示は省略する。
また、スクィーズロール１１ａ，１１ｂの前方には、突
き合わせ溶接された円管部Ｍｏの溶接部Ｗの外側溶接ビ
ード隆起部Ｂ１（図６参照）をバイトカットする切削バ
イト１３が設けられている。
ール１１ａ，１１ｂの手前側には、薄肉金属板Ｍが円管
状に成形された円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅを突き合
わせ溶接する突き合わせ抵抗溶接手段の高周波コイル１
２が、当該円管部Ｍｏを囲繞するように配設されてい
る。この突き合わせ抵抗溶接手段は、周知の高周波誘導
抵抗溶接装置からなるもので、詳細な図示は省略する。
また、スクィーズロール１１ａ，１１ｂの前方には、突
き合わせ溶接された円管部Ｍｏの溶接部Ｗの外側溶接ビ
ード隆起部Ｂ１（図６参照）をバイトカットする切削バ
イト１３が設けられている。
【００１２】図２及び図３は、前記フォーミングロール
群Ｆのスクィーズロール１１ａ，１１ｂで圧接される前
記円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面を支持するように
当該円管部Ｍｏ内に挿入配備されたバックアップロール
１４を示したもので、円管部Ｍｏの走行方向に関しスク
ィーズロール１１ａ，１１ｂの中心部よりやや前方側に
設けられている。このバックアップロール１４は、図３
から分かるように、走行方向前後にそれぞれ左右一対の
車輪１５，１６を備え且つ支持棒１７によって定位置に
支持される車台１８に軸支されていると共に、コイルば
ね１９によって、突き合わせ溶接される円管部Ｍｏのエ
ッジ部ｅ，ｅ内面に下側から弾接するように設けられて
いる。
群Ｆのスクィーズロール１１ａ，１１ｂで圧接される前
記円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面を支持するように
当該円管部Ｍｏ内に挿入配備されたバックアップロール
１４を示したもので、円管部Ｍｏの走行方向に関しスク
ィーズロール１１ａ，１１ｂの中心部よりやや前方側に
設けられている。このバックアップロール１４は、図３
から分かるように、走行方向前後にそれぞれ左右一対の
車輪１５，１６を備え且つ支持棒１７によって定位置に
支持される車台１８に軸支されていると共に、コイルば
ね１９によって、突き合わせ溶接される円管部Ｍｏのエ
ッジ部ｅ，ｅ内面に下側から弾接するように設けられて
いる。
【００１３】また図３に示すように、前記車台１８は、
円管部Ｍｏの底面に支持される後部車輪１６，１６を支
点として上下に揺動可能で、前部車輪１５，１５は、車
台１８下面の後端側に枢支ピン２０により枢着されて前
方へ延びる支持杆２１の先端部に軸支され、そしてこの
支持杆２１の遊端部（先端部）と車台１８の前端部との
間に前記コイルばね１９が介装されており、従ってコイ
ルばね１９の付勢力は、車台１８前端部を介してバック
アップロール１４に上向きに作用し、このロール１４を
円管部Ｍｏのエッジ部ｅ，ｅ内面に押し付けるようにな
っている。コイルばね１９は、車台１８の前端部に螺装
された調整ボルト２２を回転させることによって、その
ばね圧を調整することができる。
円管部Ｍｏの底面に支持される後部車輪１６，１６を支
点として上下に揺動可能で、前部車輪１５，１５は、車
台１８下面の後端側に枢支ピン２０により枢着されて前
方へ延びる支持杆２１の先端部に軸支され、そしてこの
支持杆２１の遊端部（先端部）と車台１８の前端部との
間に前記コイルばね１９が介装されており、従ってコイ
ルばね１９の付勢力は、車台１８前端部を介してバック
アップロール１４に上向きに作用し、このロール１４を
円管部Ｍｏのエッジ部ｅ，ｅ内面に押し付けるようにな
っている。コイルばね１９は、車台１８の前端部に螺装
された調整ボルト２２を回転させることによって、その
ばね圧を調整することができる。
【００１４】また、バックアップロール１４は、図５に
示すように、円管部Ｍｏの内周面に対応する縦断面円弧
状に形成されていると共に、当該ロール１４の外周面の
軸方向中央部には円管部Ｍｏの突き合わせ溶接部Ｗに臨
む断面コ字状の環状溝２３が形成されている。従って、
このバックアップロール１４は、円管部Ｍｏにおける突
き合わせ溶接部Ｗの両側エッジ部ｅ，ｅ内面に下側から
密接して当該エッジ部ｅ，ｅ内面を的確に支持すること
ができる。このバックアップロール１４は、車台１８の
前端部に軸架された支持２４に軸受２５を介して回転可
能に軸支されている。
示すように、円管部Ｍｏの内周面に対応する縦断面円弧
状に形成されていると共に、当該ロール１４の外周面の
軸方向中央部には円管部Ｍｏの突き合わせ溶接部Ｗに臨
む断面コ字状の環状溝２３が形成されている。従って、
このバックアップロール１４は、円管部Ｍｏにおける突
き合わせ溶接部Ｗの両側エッジ部ｅ，ｅ内面に下側から
密接して当該エッジ部ｅ，ｅ内面を的確に支持すること
ができる。このバックアップロール１４は、車台１８の
前端部に軸架された支持２４に軸受２５を介して回転可
能に軸支されている。
【００１５】また、図３及び図５に示すように、車台１
８にはバックアップロール１４の後方側に、円管部Ｍｏ
の突き合わせ溶接時に当該円管部Ｍｏの裏側を流れるリ
アクタンスを増大させてそこに流れる電流を減少させる
インピーダー２６が設けられている。このインピーダー
２６は、ケーシング２７内に複数配設された水冷式のマ
グネットコア２８からなるもので、ケーシング２７の後
端には、マグネットコイル冷却用の冷却水をケーシング
２７内に供給する冷却水供給ホース２９が、またケーシ
ング２７の前端には、当該ケーシング２７内に供給され
てマグネットコア２８を冷却した水を排出する排水ホー
ス３０が接続され、これらの給排ホース２９，３０は、
図２に示すように、成形される円管部ＭｏのＶ字形開口
部３１より挿入して配管される。この場合、ケーシング
２７の前端に接続された排水ホース３０は、屈曲させて
後方へ延ばし、円管部ＭｏのＶ字形開口部３１から外部
に延出させるわけであるが、図３及び図４に示すように
車台１８の下面側から車台１８後端部の貫通孔３１に通
すようにするとよい。
８にはバックアップロール１４の後方側に、円管部Ｍｏ
の突き合わせ溶接時に当該円管部Ｍｏの裏側を流れるリ
アクタンスを増大させてそこに流れる電流を減少させる
インピーダー２６が設けられている。このインピーダー
２６は、ケーシング２７内に複数配設された水冷式のマ
グネットコア２８からなるもので、ケーシング２７の後
端には、マグネットコイル冷却用の冷却水をケーシング
２７内に供給する冷却水供給ホース２９が、またケーシ
ング２７の前端には、当該ケーシング２７内に供給され
てマグネットコア２８を冷却した水を排出する排水ホー
ス３０が接続され、これらの給排ホース２９，３０は、
図２に示すように、成形される円管部ＭｏのＶ字形開口
部３１より挿入して配管される。この場合、ケーシング
２７の前端に接続された排水ホース３０は、屈曲させて
後方へ延ばし、円管部ＭｏのＶ字形開口部３１から外部
に延出させるわけであるが、図３及び図４に示すように
車台１８の下面側から車台１８後端部の貫通孔３１に通
すようにするとよい。
【００１６】バックアップロール１４を取り付けた車台
１８は、前述したように前後の車輪１５，１６によって
円管部Ｍｏ内面を自走可能となっており、従って車台１
８の後端から後方へ延出した支持棒１７によって、この
車台１８を前記Ｖ字形開口部３１より円管部Ｍｏ内の所
定位置に挿入させることができると共に、この支持棒１
７の後端部を後方所定位置に固定しておくことにより、
ロール成形加工中にバックアップロール１４を円管部Ｍ
ｏの突き合わせ溶接位置に保持することができる。
１８は、前述したように前後の車輪１５，１６によって
円管部Ｍｏ内面を自走可能となっており、従って車台１
８の後端から後方へ延出した支持棒１７によって、この
車台１８を前記Ｖ字形開口部３１より円管部Ｍｏ内の所
定位置に挿入させることができると共に、この支持棒１
７の後端部を後方所定位置に固定しておくことにより、
ロール成形加工中にバックアップロール１４を円管部Ｍ
ｏの突き合わせ溶接位置に保持することができる。
【００１７】尚、突き合わせ抵抗溶接手段として、高周
波誘導抵抗溶接を用いることから、前記車台１８等は非
磁性金属材によって形成される。
波誘導抵抗溶接を用いることから、前記車台１８等は非
磁性金属材によって形成される。
【００１８】次に、上述したフォーミングロール群Ｆ及
び突き合わせ抵抗溶接手段からなる薄肉管製造装置の使
用による薄肉管の製造方法について説明する。尚、この
製造方法に使用する薄肉金属板Ｍとしては、例えば、亜
鉛メッキを施した板厚１．２ｍｍ（正味厚１．１５ｍ
ｍ）、板幅４００ｍｍの薄鋼板（商品名 住友ガルファ
ン）を使用する。この場合、薄鋼板の板幅が４００ｍｍ
であるから、外径（Ｄ）が約１２７．４ｍｍの薄肉管が
製造されることになり、そうすると１．２ｍｍの板厚
（ｔ）と管外径（Ｄ）との比率（ｔ／Ｄ）は、約０．９
４％となる。
び突き合わせ抵抗溶接手段からなる薄肉管製造装置の使
用による薄肉管の製造方法について説明する。尚、この
製造方法に使用する薄肉金属板Ｍとしては、例えば、亜
鉛メッキを施した板厚１．２ｍｍ（正味厚１．１５ｍ
ｍ）、板幅４００ｍｍの薄鋼板（商品名 住友ガルファ
ン）を使用する。この場合、薄鋼板の板幅が４００ｍｍ
であるから、外径（Ｄ）が約１２７．４ｍｍの薄肉管が
製造されることになり、そうすると１．２ｍｍの板厚
（ｔ）と管外径（Ｄ）との比率（ｔ／Ｄ）は、約０．９
４％となる。
【００１９】先ず、上記薄肉金属板Ｍを図１のフォーミ
ングロール群Ｆに通すことにより、この平板状金属板Ｍ
を、その両エッジ部ｅ，ｅが幅方向中心部の真上位置に
互いに接近するように漸次円管状に成形してゆく（図６
の〜参照）。そして、前記突き合わせ抵抗溶接手段
の高周波コイル１２に流れる高周波電流により、円管部
Ｍｏにはコイル１２直下の円管部Ｍｏ内に円周方向の起
電力を生じて、誘導電流が流れ、この誘導電流は、円管
部Ｍｏの近接する両エッジ部ｅ，ｅの対向面に集中し
て、両エッジ部ｅ，ｅを溶接温度に過熱し、しかしてこ
の円管部Ｍｏの外周がスクィーズロール１１ａ，１１ｂ
で圧接されることにより、その両エッジ部ｅ，ｅが図６
のに示すように突き合わせ圧接されて溶接される。そ
の突き合わせ溶接部を図１、図５及び図６にＷで示す。
ングロール群Ｆに通すことにより、この平板状金属板Ｍ
を、その両エッジ部ｅ，ｅが幅方向中心部の真上位置に
互いに接近するように漸次円管状に成形してゆく（図６
の〜参照）。そして、前記突き合わせ抵抗溶接手段
の高周波コイル１２に流れる高周波電流により、円管部
Ｍｏにはコイル１２直下の円管部Ｍｏ内に円周方向の起
電力を生じて、誘導電流が流れ、この誘導電流は、円管
部Ｍｏの近接する両エッジ部ｅ，ｅの対向面に集中し
て、両エッジ部ｅ，ｅを溶接温度に過熱し、しかしてこ
の円管部Ｍｏの外周がスクィーズロール１１ａ，１１ｂ
で圧接されることにより、その両エッジ部ｅ，ｅが図６
のに示すように突き合わせ圧接されて溶接される。そ
の突き合わせ溶接部を図１、図５及び図６にＷで示す。
【００２０】上記のように円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，
ｅが突き合わせ溶接される際には、図５に示すように、
スクィーズロール１１ａ，１１ｂで外部から圧接される
円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面を前記バックアップ
ロール１４により支持しているから、両エッジ部ｅ，ｅ
は、その外面側がバックアップロール１４によってスク
ィーズロール１１ａ，１１ｂに添え付けられることにな
り、従って当該両エッジ部ｅ，ｅは、それまで多少波打
ち状態にあっても、このバックアップロール１４を通過
するときに同一直線上で接合することができて、安定状
態で加熱圧接され、確実且つ良好に突き合わせ溶接され
る。
ｅが突き合わせ溶接される際には、図５に示すように、
スクィーズロール１１ａ，１１ｂで外部から圧接される
円管部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅ内面を前記バックアップ
ロール１４により支持しているから、両エッジ部ｅ，ｅ
は、その外面側がバックアップロール１４によってスク
ィーズロール１１ａ，１１ｂに添え付けられることにな
り、従って当該両エッジ部ｅ，ｅは、それまで多少波打
ち状態にあっても、このバックアップロール１４を通過
するときに同一直線上で接合することができて、安定状
態で加熱圧接され、確実且つ良好に突き合わせ溶接され
る。
【００２１】また、上記のような高周波誘導抵抗溶接に
おいては、円管部Ｍｏの裏側を流れる電流の、円管部Ｍ
ｏ全体を流れる電流に対する割合は一般に小さいが、ス
クィーズロール１１ａ，１１ｂのやや入側にインピーダ
ー２６を設けたことにより、円管部Ｍｏの裏側を流れる
リアクタンスが増大し、そこに流れる高周波電流が減少
して、円管部Ｍｏの全体電流に対する裏側電流の占める
割合が大きくなる。従って、全入力電流の大部分が円管
部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅの突き合わせ溶接部に有効に
流れて、きわめて効率良く溶接が行われ、生産性の増大
が図られる。
おいては、円管部Ｍｏの裏側を流れる電流の、円管部Ｍ
ｏ全体を流れる電流に対する割合は一般に小さいが、ス
クィーズロール１１ａ，１１ｂのやや入側にインピーダ
ー２６を設けたことにより、円管部Ｍｏの裏側を流れる
リアクタンスが増大し、そこに流れる高周波電流が減少
して、円管部Ｍｏの全体電流に対する裏側電流の占める
割合が大きくなる。従って、全入力電流の大部分が円管
部Ｍｏの両エッジ部ｅ，ｅの突き合わせ溶接部に有効に
流れて、きわめて効率良く溶接が行われ、生産性の増大
が図られる。
【００２２】また、このインピーダー２６にはマグネッ
トコイル２８を冷却する冷却水の給排ホース２９，３０
を取り付けていると共に、これらの給排ホース２９，３
０を前記円管部ＭｏのＶ字形開口部３１より挿入配管し
ていることから、マグネットコイル２８を冷却した水
を、そのまま排出ホースによって回収して排水すること
ができ、しかも給排ホース２９，３０は、円管部Ｍｏの
Ｖ字形開口部３１より挿入されるため、円管部Ｍｏの走
行に関係なく常に定位置に位置させておくことができ
る。
トコイル２８を冷却する冷却水の給排ホース２９，３０
を取り付けていると共に、これらの給排ホース２９，３
０を前記円管部ＭｏのＶ字形開口部３１より挿入配管し
ていることから、マグネットコイル２８を冷却した水
を、そのまま排出ホースによって回収して排水すること
ができ、しかも給排ホース２９，３０は、円管部Ｍｏの
Ｖ字形開口部３１より挿入されるため、円管部Ｍｏの走
行に関係なく常に定位置に位置させておくことができ
る。
【００２３】上述のように両エッジ部ｅ，ｅを突き合わ
せ溶接された円管部Ｍｏがスクィーズロール１１ａ，１
１ｂを出た直後に、この突き合わせ溶接部Ｗの外側ビー
ド隆起部分Ｂ１が切削バイト１３によって切除され、こ
のバイトカットされた状態を図６のに示す。溶接部Ｗ
の内側ビード隆起部分Ｂ２はそのまま残される。
せ溶接された円管部Ｍｏがスクィーズロール１１ａ，１
１ｂを出た直後に、この突き合わせ溶接部Ｗの外側ビー
ド隆起部分Ｂ１が切削バイト１３によって切除され、こ
のバイトカットされた状態を図６のに示す。溶接部Ｗ
の内側ビード隆起部分Ｂ２はそのまま残される。
【００２４】
【発明の効果】請求項１に係る薄肉管の製造方法によれ
ば、薄肉金属板をフォーミングロール群によって円管状
に成形し、この円管部の両エッジ部を突き合わせ溶接す
る際に、スクィーズロールで外部から圧接される円管部
の両エッジ部内面をバックアップロールによって内側か
ら支持した状態で突き合わせ溶接を行うから、両エッジ
部は、その外面側がバックアップロールによってスクィ
ーズロールに添え付けられることになり、このため当該
両エッジ部がそれまで多少波打ち状態にあったとして
も、円管部がバックアップロールを通過するときに同一
直線上で接合することができ、それによって両エッジ部
は安定状態で加熱圧接され、確実且つ良好に突き合わせ
溶接される。従って、この製造方法を採用することによ
って、薄肉金属板の肉厚と、成形される薄肉管の外径と
の比率が１％以下であっても、容易に製造可能となる。
ば、薄肉金属板をフォーミングロール群によって円管状
に成形し、この円管部の両エッジ部を突き合わせ溶接す
る際に、スクィーズロールで外部から圧接される円管部
の両エッジ部内面をバックアップロールによって内側か
ら支持した状態で突き合わせ溶接を行うから、両エッジ
部は、その外面側がバックアップロールによってスクィ
ーズロールに添え付けられることになり、このため当該
両エッジ部がそれまで多少波打ち状態にあったとして
も、円管部がバックアップロールを通過するときに同一
直線上で接合することができ、それによって両エッジ部
は安定状態で加熱圧接され、確実且つ良好に突き合わせ
溶接される。従って、この製造方法を採用することによ
って、薄肉金属板の肉厚と、成形される薄肉管の外径と
の比率が１％以下であっても、容易に製造可能となる。
【００２５】請求項２に係る薄肉管の製造装置によれ
ば、薄肉金属板をフォーミングロール群によって円管状
に成形し、この円管部の両エッジ部を突き合わせ溶接す
る際に、スクィーズロールで外部から圧接される円管部
の両エッジ部内面をバックアップロールによって内側か
ら支持することによって、両エッジ部の外面側をバック
アップロールによってスクィーズロールに添え付けるこ
とができ、このため当該両エッジ部がそれまで多少波打
ち状態にあったとしても、円管部がバックアップロール
を通過するときに同一直線上で接合させることができ
る。これによって、両エッジ部を安定状態で加熱圧接
し、確実且つ良好に突き合わせ溶接することができる。
ば、薄肉金属板をフォーミングロール群によって円管状
に成形し、この円管部の両エッジ部を突き合わせ溶接す
る際に、スクィーズロールで外部から圧接される円管部
の両エッジ部内面をバックアップロールによって内側か
ら支持することによって、両エッジ部の外面側をバック
アップロールによってスクィーズロールに添え付けるこ
とができ、このため当該両エッジ部がそれまで多少波打
ち状態にあったとしても、円管部がバックアップロール
を通過するときに同一直線上で接合させることができ
る。これによって、両エッジ部を安定状態で加熱圧接
し、確実且つ良好に突き合わせ溶接することができる。
【００２６】請求項３によれば、バックアップロールは
複数の車輪を備え且つ支持棒によって定位置に支持され
る車台に軸支されているから、車台を支持棒によって円
管部の内面に沿って自走させることにより、円管部内へ
のバックアップロールの挿入及び取り出しを容易に行う
ことができると共に、支持棒の後端部を後方所定位置に
固定しておくことによって、バックアップロールを走行
する円管部の所定の突き合わせ溶接位置に保持すること
ができる。また、バックアップロールは、ばねによって
円管部の両エッジ部内面に弾接するように設けられてい
るから、両エッジ部を確実に支持することができる。
複数の車輪を備え且つ支持棒によって定位置に支持され
る車台に軸支されているから、車台を支持棒によって円
管部の内面に沿って自走させることにより、円管部内へ
のバックアップロールの挿入及び取り出しを容易に行う
ことができると共に、支持棒の後端部を後方所定位置に
固定しておくことによって、バックアップロールを走行
する円管部の所定の突き合わせ溶接位置に保持すること
ができる。また、バックアップロールは、ばねによって
円管部の両エッジ部内面に弾接するように設けられてい
るから、両エッジ部を確実に支持することができる。
【００２７】請求項４によれば、バックアップロールの
後方側に、突き合わせ溶接される円管部の裏側を流れる
リアクタンスを増大させてそこに流れる電流を減少させ
るインピーダーを設けているから、円管部の裏側を流れ
るリアクタンスが増大し、そこに流れる高周波電流が減
少して、円管部の全体電流に対する裏側電流の占める割
合が大きくなり、従って全入力電流の大部分を円管部の
両エッジ部の突き合わせ溶接部に有効に流すことがで
き、きわめて効率良く溶接が行える。
後方側に、突き合わせ溶接される円管部の裏側を流れる
リアクタンスを増大させてそこに流れる電流を減少させ
るインピーダーを設けているから、円管部の裏側を流れ
るリアクタンスが増大し、そこに流れる高周波電流が減
少して、円管部の全体電流に対する裏側電流の占める割
合が大きくなり、従って全入力電流の大部分を円管部の
両エッジ部の突き合わせ溶接部に有効に流すことがで
き、きわめて効率良く溶接が行える。
【００２８】請求項５によれば、インピーダーにマグネ
ットコイルを冷却する冷却水の給排ホースを取り付けて
いると共に、これら給排ホースを前記円管部のＶ字形開
口部より挿入配管しているから、マグネットコイルを冷
却した水を、そのまま排出ホースにより回収して排水す
ることができ、しかも給排ホースは、上記Ｖ字形開口部
より挿入されるため、円管部の走行に関係なく常に定位
置に位置させておくことができる。
ットコイルを冷却する冷却水の給排ホースを取り付けて
いると共に、これら給排ホースを前記円管部のＶ字形開
口部より挿入配管しているから、マグネットコイルを冷
却した水を、そのまま排出ホースにより回収して排水す
ることができ、しかも給排ホースは、上記Ｖ字形開口部
より挿入されるため、円管部の走行に関係なく常に定位
置に位置させておくことができる。
【図１】 フォーミングロール群を示す斜視図である。
【図２】 円管部がスクィーズロールを通過している状
態と、バックアップロールの配置状態を示す平面図であ
る。
態と、バックアップロールの配置状態を示す平面図であ
る。
【図３】 図２に示す部分の拡大詳細縦断面図である。
【図４】 図３のＸ−Ｘ線断面図である。
【図５】 図３のＹ−Ｙ線断面図である。
【図６】 薄肉管の製造工程を示す説明図である。
Ｍ 薄肉金属板 Ｍｏ 薄肉管 ｅ 薄肉金属板または薄肉管のエッジ部 Ｆ フォーミングロール群 Ｗ 溶接部 １１ａ，１１ｂ スクィーズロール １２ 溶接手段の高周波コイル １４ バックアップロール １５，１６ 車輪 １７ 支持棒 １８ 車台 １９ ばね ２６ インピーダー ２８ マグネットコア ２９ 冷却水供給ホース ３０ 冷却水排出ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 正雄 大阪市西区江戸堀２丁目１−１ 住金鋼材 工業株式会社内 (72)発明者 堀 伸一 兵庫県尼崎市昭和南通り３丁目26番地 尼 崎松本ビル新館４階401号 カントク金属 株式会社内 (72)発明者 三浦 英徳 大阪市中央区北浜４丁目５番33号 住友金 属工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 一連のフォーミングロール群によって薄
肉金属板を円管状に成形し、この円管部の両エッジ部を
突き合わせ溶接するようにした薄肉管の製造方法におい
て、前記フォーミングロール群のスクィーズロールで圧
接される前記円管部の両エッジ部内面をバックアップロ
ールにより支持して溶接を行うことを特徴とする薄肉管
の製造方法。 - 【請求項２】 薄肉金属板を円管状に成形する一連のフ
ォーミングロール群と、これにより成形される円管部の
両エッジ部を突き合わせ溶接する突き合わせ抵抗溶接手
段とを備えた薄肉管の製造装置において、前記フォーミ
ングロール群のスクィーズロールで圧接される前記円管
部の両エッジ部内面を支持するバックアップロールを前
記円管部内に挿入配備してなることを特徴とする薄肉管
の製造装置。 - 【請求項３】 前記バックアップロールは、複数の車輪
を備え且つ支持棒によって定位置に支持される車台に軸
支されていると共に、ばねによって前記円管部の両エッ
ジ部内面に弾接するように設けられていることを特徴と
する請求項２に記載の薄肉管の製造装置。 - 【請求項４】 前記車台にはバックアップロールの後方
側に、前記円管部の裏側を流れるリアクタンスを増大さ
せてそこに流れる電流を減少させるインピーダーを設け
たことを特徴とする請求項３に記載の薄肉管の製造装
置。 - 【請求項５】 前記インピーダーには、マグネットコイ
ル冷却用の冷却水を給排するための給排ホースを取り付
けると共に、これら給排ホースを前記円管部のＶ字形開
口部より挿入配管したことを特徴とする請求項４に記載
の薄肉管の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2927297A JPH10225717A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 薄肉管の製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2927297A JPH10225717A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 薄肉管の製造方法及びその製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10225717A true JPH10225717A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12271656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2927297A Withdrawn JPH10225717A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 薄肉管の製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10225717A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004167592A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-17 | Nisshin Steel Co Ltd | 溶融めっき鋼管の製造方法 |
| WO2011018061A1 (de) * | 2009-08-10 | 2011-02-17 | Willy Kreutz Gmbh & Co. Kg | Kontaktstift zur verwendung an beleuchtungsmitteln sowie verfahren zu dessen herstellung |
| CN103801887A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-05-21 | 济南重工股份有限公司 | 筒体外壁上焊接钢板用工装及其焊接方法 |
| JP2014147939A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 溶接鋼管の内面ビード平滑化方法および装置 |
| CN104707881A (zh) * | 2015-04-10 | 2015-06-17 | 新兴能源装备股份有限公司 | 大直径薄壁筒体成型辅助装置 |
| CN108941998A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-12-07 | 北京航天光华电子技术有限公司 | 一种安装板成型装置 |
| CN117020379A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-11-10 | 湖南菱峰实业有限公司 | 一种直线成方高频焊接设备及方法 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP2927297A patent/JPH10225717A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004167592A (ja) * | 2002-11-22 | 2004-06-17 | Nisshin Steel Co Ltd | 溶融めっき鋼管の製造方法 |
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| JP2014147939A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 溶接鋼管の内面ビード平滑化方法および装置 |
| CN103801887A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-05-21 | 济南重工股份有限公司 | 筒体外壁上焊接钢板用工装及其焊接方法 |
| CN104707881A (zh) * | 2015-04-10 | 2015-06-17 | 新兴能源装备股份有限公司 | 大直径薄壁筒体成型辅助装置 |
| CN108941998A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-12-07 | 北京航天光华电子技术有限公司 | 一种安装板成型装置 |
| CN108941998B (zh) * | 2018-08-23 | 2020-09-18 | 北京航天光华电子技术有限公司 | 一种安装板成型装置 |
| CN117020379A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-11-10 | 湖南菱峰实业有限公司 | 一种直线成方高频焊接设备及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |