JP6834724B2 - 電縫管溶接装置 - Google Patents
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Description
初めに、図1〜図3を参照しながら、特許文献1に記載されているような従来の電縫管溶接装置について説明する。図1は、誘導コイル3をオープン管1の外周に巻き、この誘導コイル3に流した一次電流により、オープン管1に発生する誘導電流4a〜4dで高周波電気抵抗溶接して電縫管を製造する電縫管溶接装置を説明する概略平面図であり、図2は図1の概略側面図である。また、図3は、図1および図2に示す装置の概略側断面図である。ここで、オープン管1の端部を流れる電流の大部分は向かい合った端面部2a、2bを流れるが、説明を簡単にするため、図1においては、便宜上、オープン管1の端面部2a、2bの上面側(外周面側)を電流が流れている様に描いて示している。また、インピーダー7は、通常樹脂ケースに収められ、ケース内を流れる冷却水により冷却される。また、インピーダーケース9(図9参照)は、装着時にぶつけるなどしてインピーダー7が破壊されるのを防いでもいる。以下の説明では、インピーダーケース9を特に説明したい場合を除き、説明の図がわかりにくくなるため、このインピーダーケース9の図示を省略している。
まず、図6および図7を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る電縫管溶接装置100の構成を説明する。図中ではインピーダーをそのまま描いているが、実際にはインピーダーはインピーダーケースに納められている。しかし、狭い場所に描くのは図が判りづらいことから、本実施形態の説明の図では、インピーダーケースは図示をしない。図6は、本実施形態に係る電縫管溶接装置100を模式的に示す平面図である。図7は、図6に示す電縫管溶接装置100の断面図であり、(a)が図4のA−A断面を示し、(b)が図4のB−B断面を示している。
次に、図6および図8を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る電縫管溶接装置の構成を説明する。図8は、本実施形態に係る電縫管溶接装置を示す断面図であり、図6のA−A線で切断した断面を示している。インピーダーケースは図示をしないことについては上述した第1実施形態と同様である。
次に、図6および図9を参照しながら、本発明の第3実施形態に係る電縫管溶接装置の構成を説明する。図9は、本実施形態に係る電縫管溶接装置を示す断面図であり、(a)は図6のA−A線で切断した断面を示しており、(b)は図6のB−B線で切断した断面を示している。なお、本実施形態では、電磁シールド材とインピーダーケースとの位置関係が重要であることから、図9では、インピーダーケースを図示している。
次に、図6および図10を参照しながら、本発明の第4実施形態に係る電縫管溶接装置の構成を説明する。図10は、本実施形態に係る電縫管溶接装置を示す断面図であり、(a)は図6のA−A線で切断した断面を示しており、(b)は図6のB−B線で切断した断面を示している。インピーダーケースは図示をしないことについては上述した第1実施形態と同様である。
実施例1の電縫管溶接装置としては、外径10mm、の銅管製誘導コイルを備えた場合を計算した。ここで、誘導コイルは、図11に示すように、銅管をオープン管(鋼管)から半径方向に10mm離した位置で、溶接点から走行方向上流側に60mmの位置とその位置から50mm上流の位置の範囲に、外周方向に周回するように配置して計算した。また、フェライトからなる強磁性体コアであるインピーダーは、溶接点から走行方向上流側に25mmの位置とその位置から300mm上流の位置の範囲に配置した。さらに、電磁シールド材として1mm厚の銅板を仮定し、この銅板を、開口部の中央部を中心として周方向両側に45°ずつ拡がった領域(すなわち、オープン管の内周面に沿って1/4周分円弧状に拡がった領域)に設置した場合を想定して計算した。電磁シールド材(銅板)のオープン管長手方向の設置範囲としては、誘導コイルの直下の領域を一部含み、かつ大電流の溶接電流が流れる端面部の直下の領域をも一部含むように、溶接点から走行方向上流側に40mmの位置とその位置から50mm上流の位置の範囲とした。なお、オープン管の開口部の幅は6.5mm、溶接点における開口部の角度は6°とした。
電磁シールド材(1mm厚の銅板)を、開口部の中央部を中心として、周方向両側に90°ずつ拡がった領域(すなわち、オープン管1の開口部2を中心として、オープン管1の内周面の半周分に対向する範囲)に設置した以外は、実施例1と同様にして、電縫管溶接を行った。
電磁シールド材を設置しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、電縫管溶接を行った。
2 開口部
2a、2b 端面部
5 溶接点(溶接部)
6 スクイズロール
7 インピーダー
8 ロッド
9 インピーダーケース
10、20 電磁シールド材
100 電縫管溶接装置
R 走行方向
Claims (4)
- 走行方向に延びる開口部を有するオープン管の、該開口部に両側から相互に臨む管素材の端面部の双方を、前記オープン管の表面に発生させた誘導電流により溶融させるとともに、前記開口部の間隔を次第に狭めながら前記端面部同士を溶接点において接触させて溶接する、電縫管を製造するための電縫管溶接装置であって、
前記オープン管の外周側を周回する誘導コイルと、
前記オープン管の内部に配置されるインピーダーと、
内部に前記インピーダーを収納するとともに、冷却水を通水して前記インピーダーを水中冷却するインピーダーケースと、
前記オープン管の内部に配置された前記インピーダーと前記オープン管の内周面との間隙において、少なくとも前記誘導コイルの直下に位置する前記オープン管の開口部と重畳する範囲に設けられ、前記誘導コイルから前記インピーダーに入る磁束を、前記インピーダーの飽和磁束密度より低く抑える電磁シールド材と、
を備えることを特徴とする、電縫管溶接装置。 - 前記電磁シールド材が、前記開口部を中心として、前記オープン管の内周面の半周分に対向する範囲に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電縫管溶接装置。
- 前記電磁シールド材が、前記インピーダーケース内に設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の電縫管溶接装置。
- 走行方向に延びる開口部を有するオープン管の、該開口部に両側から相互に臨む管素材の端面部の双方を、前記オープン管の表面に発生させた誘導電流により溶融させるとともに、前記開口部の間隔を次第に狭めながら前記端面部同士を溶接点において接触させて溶接する、電縫管を製造するための電縫管溶接装置であって、
前記オープン管の外周側を周回する誘導コイルと、
前記オープン管の内周面に沿って略円状に配置された複数のインピーダーと、
内部に前記インピーダーを収納するとともに、冷却水を通水して前記インピーダーを水中冷却するインピーダーケースと、
少なくとも前記誘導コイルの直下に位置する前記オープン管の開口部と重畳する範囲に設けられ、前記誘導コイルから前記インピーダーに入る磁束を、前記インピーダーの飽和磁束密度より低く抑える電磁シールド材と、
を備え、
複数の前記インピーダーのうち、前記開口部側に位置する一部の前記インピーダーが前記電磁シールド材に置換されていることを特徴とする、電縫管溶接装置。
Priority Applications (1)
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JP2017076486A JP6834724B2 (ja) | 2017-04-07 | 2017-04-07 | 電縫管溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017076486A JP6834724B2 (ja) | 2017-04-07 | 2017-04-07 | 電縫管溶接装置 |
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JP2018176194A JP2018176194A (ja) | 2018-11-15 |
JP6834724B2 true JP6834724B2 (ja) | 2021-02-24 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4963930B2 (ja) * | 2005-11-18 | 2012-06-27 | 株式会社リコー | 加熱装置及び画像形成装置 |
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2017
- 2017-04-07 JP JP2017076486A patent/JP6834724B2/ja active Active
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