JPH10225104A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JPH10225104A
JPH10225104A JP2504697A JP2504697A JPH10225104A JP H10225104 A JPH10225104 A JP H10225104A JP 2504697 A JP2504697 A JP 2504697A JP 2504697 A JP2504697 A JP 2504697A JP H10225104 A JPH10225104 A JP H10225104A
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JP
Japan
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output
fet
power supply
switching element
coil
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JP2504697A
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Yoichi Fujioka
洋一 藤岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギーロスを小さくでき、発熱を抑制で
きるようにした昇圧型のDC−DCコンバータを提供す
る。 【解決手段】 FET1と、FET1と入力電源4との
間に設けられたコイル2と、FET1とコイル2との接
続点に接続されたダイオード3と、ダイオード3をシャ
ントするFET9とを設け、出力電源の検出レベルに応
じてFET1及びFET2へのパルスを制御して、昇圧
型のDC−DCコンバータを構成する。FET1オンさ
せている間、FET9をオフさせ、FET1をオンさせ
ている間に、コイル2にエネルギーを蓄える。FET1
オフさせ、FET9をオンさせ、コイル2のエネルギー
を出力側に出力させる。このように、FET9をオンさ
せ、コイル2のエネルギーを出力側に出力させることに
より、エネルギー効率の改善が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力電源電圧に
対して出力電源電圧を昇圧するような昇圧型のスイッチ
ングレギュレータに用いて好適なDC−DCコンバータ
に関するもので、特に、昇圧型のDC−DCコンバータ
のエネルギー効率の改善に係わる。
【0002】
【従来の技術】電子機器では、小型、軽量化を図るため
に、バッテリーの電源電圧を低く抑えることが望まれて
いる。これに対して、電子機器の回路基板は、殆ど5V
で動作している。このため、小型の電子機器には、例え
ば、3Vの電源電圧を5Vに変換するような昇圧型のス
イッチングレギュレータが設けられる。
【0003】図5は、従来の昇圧型のスイッチングレギ
ュレータの構成を示すものである。図5において、10
1はスイッチングトランジスタとして動作するNチャン
ネルのFETである。FET101のドレインがコイル
102の一端に接続されると共に、FET101のドレ
インとコイル102の一端との接続点がダイオード10
3のアノードに接続される。FET101のソースが接
地される。FET101のゲートには、PWM方式のス
イッチング制御回路111にあるスイッチングパルス発
生回路112からパルスが供給される。コイル102の
他端が電源入力端子104に接続される。
【0004】ダイオード103のカソードが出力端子1
05に接続されると共に、ダイオード103のカソード
と接地間に、平滑コンデンサ106、出力電圧検出用の
抵抗107及び108の直列接続が接続される。抵抗1
07及び108の接続点の出力がスイッチング制御回路
111のフィードバック信号の入力端子FDBKに供給
される。
【0005】スイッチング制御回路111は、そのフィ
ードバック信号の入力端子FDBKに与えられる出力電
圧の検出信号に基づいて、パルス発生回路112から発
生されるパルスのパルス幅を制御するものである。スイ
ッチング制御回路111の電源端子VCCには、電源端子
104からの電源が供給される。スイッチ制御回路11
1のパルス発生回路112の出力がFET101のゲー
トに供給される。
【0006】パルス発生回路112の出力が「H」レベ
ルで、FET101がオンのときに、コイル102にエ
ネルギーが蓄えられる。FET101がオフになると、
コイル102に蓄えられたエネルギーが入力電源に重畳
されて、ダイオード103を介して出力側に出力され
る。
【0007】この出力は、コンデンサ106で平滑さ
れ、出力端子105から出力される。これと共に、抵抗
107及び108により、この出力電圧が検出される。
【0008】この検出出力がスイッチング制御回路11
1にフィードバックされ、この検出出力に応じて、パル
ス発生回路112の出力パルスのパルス幅が制御され
る。このパルスのパルス幅に応じて、FET101のオ
ン/オフ期間が制御され、コイル102に蓄えられるエ
ネルギーの蓄積比が制御される。これにより、出力端子
105からの出力電圧が所定の電圧(例えば5V)に制
御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のスイッチ
ングレギュレータは、FET101がオンの間に、コイ
ル102にエネルギーが蓄えられ、FET101がオフ
すると、ダイオード103を介して、コイル102に蓄
えられていたエネルギーが入力電源に重畳されて出力さ
れる。
【0010】FET101のオン抵抗は非常に小さく、
コイル102の直流抵抗が十分に小さいとすると、FE
T101がオンしているときのパワーロスは殆ど無い。
これに対して、FET101がオフのときには、コイル
102に蓄えられていたエネルギーが入力電源に重畳さ
れてダイオード103を介して出力される。ダイオード
103の両端の順方向電圧はVBEであり、このダイオー
ド103によりエネルギーロスが生じる。
【0011】このエネルギーロスPは、 P=I×VBE となり、電流Iが大きければ、ダイオード103はかな
り発熱し、効率を低下させる。
【0012】したがって、この発明の目的は、エネルギ
ーロスを小さくでき、発熱を抑制できるようにした昇圧
型のDC−DCコンバータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、入力電源の電圧に対して出力電源の電圧を昇圧する
ような昇圧型のDC−DCコンバータにおいて、第1の
スイッチング素子と、第1のスイッチング素子を駆動す
る第1の駆動手段と、第1のスイッチング素子と入力電
源との間に設けられたインダクタンス素子と、第1のス
イッチング素子とインダクタンス素子との接続点に接続
されたダイオードと、ダイオードをシャントする第2の
スイッチング素子と、第2のスイッチング素子を駆動す
る第2の駆動手段と、出力電源の検出レベルに応じて第
1及び第2の駆動手段からのパルスを制御する制御手段
とを備えるようにしたことを特徴とするDC−DCコン
バータである。
【0014】第1のスイッチング素子をオンさせている
間、第2のスイッチング素子をオフさせる。第1のスイ
ッチング素子をオンさせている間に、インダクタンス素
子にエネルギーを蓄える。インダクタンス素子にエネル
ギーを蓄えられたら、第2のスイッチング素子をオンさ
せ、インダクタンス素子のエネルギーを出力側に出力さ
せる。このように、第2のスイッチング素子をオンさ
せ、インダクタンス素子のエネルギーを出力側に出力さ
せることにより、エネルギー効率の改善が図れる。
【0015】請求項2に係わる発明は、入力電源の電圧
に対して出力電源の電圧を昇圧するような昇圧型のDC
−DCコンバータにおいて、第1のスイッチング素子
と、第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動手段
と、第1のスイッチング素子と入力電源との間に設けら
れたインダクタンス素子と、第1のスイッチング素子と
インダクタンス素子との接続点に接続されたダイオード
と、ダイオードをシャントする第2のスイッチング素子
と、第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動手段
と、出力電源の検出レベルに応じて第1及び第2の駆動
手段からのパルスを制御する制御手段と、出力電源電圧
が安定したか否かを検出する出力電圧検出手段と、出力
電圧検出手段の出力により第2の駆動手段から第2のス
イッチング素子に与えられる信号をゲートするゲート手
段とを備えるようにしたことを特徴とするDC−DCコ
ンバータである。
【0016】出力電源電圧が安定したかどうかを検出
し、出力電源電圧が安定するまでは、第1のスイッチン
グ素子をオンして、インダクタンス素子にエネルギーを
蓄え、ダイオードを介して、インダクタンス素子のエネ
ルギーを出力側に出力する。出力電源電圧が安定した
ら、第1のスイッチング素子をオンして、インダクタン
ス素子にエネルギーを蓄え、第2のスイッチング素子を
オンして、インダクタンス素子のエネルギーを出力側に
出力させる。これにより、出力電源電圧が安定するまで
の間の不安定な動作を改善し、出力電源電圧が安定した
ら、エネルギー効率の改善が図れるようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1
の実施の形態を示すものである。この例は、例えば直流
3Vの電源を直流5Vに昇圧するものである。
【0018】図1において、1はスイッチングトランジ
スタとして動作するNチャンネルのFETである。FE
T1のドレインがコイル2の一端に接続されると共に、
FET1のドレインとコイル2の一端との接続点がダイ
オード3のアノードに接続される。FET1のソースが
接地される。FET1のゲートには、PWM方式のスイ
ッチング制御回路11にあるスイッチングパルス発生回
路12からパルスPAが供給される。コイル2の他端が
電源入力端子4に接続される。
【0019】ダイオード3のカソードが出力端子5に接
続されると共に、ダイオード3のカソードと接地間に、
平滑コンデンサ6、出力電圧検出用の抵抗7及び8の直
列接続が接続される。抵抗7及び8の接続点の出力がス
イッチング制御回路11のフィードバック信号の入力端
子FDBKに供給される。
【0020】また、ダイオード3と並列に、Pチャンネ
ルのFET9が設けられる。FET9のドレインがダイ
オード3のアノードに接続される。FET9のソースが
ダイオード3のカソードに接続される。FET9のソー
スとそのゲートとの間に抵抗10が接続される。FET
9のゲートには、スイッチングパルス発生回路12から
スイッチングパルスPB が供給される。
【0021】スイッチング制御回路11は、そのフィー
ドバック信号の入力端子FDBKに与えられる出力電圧
の検出信号に基づいて、パルス発生回路12から発生さ
れるパルスのパルス幅を制御するものである。スイッチ
ング制御回路11の電源端子VCCには、電源端子4から
の電源が供給される。
【0022】スイッチ制御回路11のパルス発生回路1
2からは、パルスPA 及びPB が発生される。図2に示
すように、パルスPA では「L」レベルとなる期間が
「H」レベルとなる期間より僅かに長く設定され、パル
スPB においては「H」レベルとなる期間が「L」レベ
ルとなる期間より僅かに長くなるように設定される。
【0023】パルスPA が「H」レベルとなる期間T1
でNチャンネルのFET1がオンし、パルスPB
「L」レベルとなる期間T2 でPチャンネルのFET9
がオンする。FET1がオンのときにはFET9はオフ
し、FET1がオフのときにはFET9はオンするが、
パルスPA とパルスPB との関係が図2に示すようにな
っているため、FET1とFET9とが同時にオンする
ことはない。
【0024】パルス発生回路12からのパルスPA
「H」レベルで、FET1がオンし、FET9がオフの
ときに(期間T1 )、コイル2にエネルギーが蓄えられ
る。FET1がオフし、FET9がオンになると(期間
2 )、コイル2に蓄えられたエネルギーが入力電源に
重畳されて、FET9を介して、出力側に出力される。
【0025】なお、FET1がオフとなったが、FET
9がオンしていない期間T3 では、ダイオード3がオン
し、コイル2に蓄えられていたエネルギーは、ダイオー
ド3を介して出力される。
【0026】この出力は、コンデンサ6で平滑され、出
力端子5から出力される。これと共に、抵抗7及び8に
より、この出力電圧が検出される。
【0027】この検出出力がスイッチング制御回路11
にフィードバックされ、この検出出力に応じて、パルス
発生回路12の出力パルスPA 及びPB のパルス幅が制
御される。このパルスのパルス幅に応じて、FET1の
オン/オフ期間が制御され、コイル2に蓄えられるエネ
ルギーの蓄積比が制御される。これにより、出力端子5
からの出力電圧が所定の電圧(例えば5V)に制御され
る。
【0028】図1に示す構成では、FET1がオンの間
に、コイル2にエネルギーが蓄えられ、FET1がオフ
し、FET9がオンすると、入力電源とコイル2に蓄え
られていたエネルギーとが重畳され、出力側に出力され
る。
【0029】FET1のオン抵抗は非常に小さく、コイ
ル2の直流抵抗が十分に小さいとすると、FET1がオ
ンしているときのパワーロスは殆ど無い。また、FET
1がオフのときには、コイル2に蓄えられていたエネル
ギーが入力電源に重畳されてFET9を介して出力され
る。FET9のオン抵抗も非常に小さいので、このとき
のパワーロスも殆どなくなる。
【0030】なお、上述の構成では、FET1と、FE
T9とが同時にオンされることがないようにする必要が
ある。このため、図2Aに示すように、パルスPA では
「L」レベルとなる期間が「H」レベルとなる期間より
僅かに長く設定され、図2Bに示すように、パルスPB
では「H」レベルとなる期間が「L」レベルとなる期間
より僅かに長くなるように設定される。前述したよう
に、FET1がオフとなったが、FET9がオンしてい
ない期間T3 では、ダイオード3がオンし、コイル2に
蓄えられていたエネルギーは、ダイオード3を介して出
力される。
【0031】このように、ダイオード3と並列にFET
9を設けるようにすると、出力電源を効率良く取り出す
ことができる。ところが、このような構成では、特に、
動作を開始した直後では、動作が安定しない。これは、
昇圧型のスイッチングレギュレータでは、動作の開始直
後では、出力電圧が十分に上昇していないため、FET
9を介して、両方向に電流が流れる可能性があるためで
あると考えられる。
【0032】図3は、この発明の第2の実施の形態を示
すものである。この例は、このような動作の開始直後の
不安定な動作を解消するようにしたものである。
【0033】図3において、NチャンネルのFET51
のドレインがコイル52の一端に接続されると共に、F
ET51のドレインとコイル52の一端との接続点がダ
イオード53のアノードに接続される。FET51のソ
ースが接地される。FET51のゲートには、PWM方
式のスイッチング制御回路61にあるスイッチングパル
ス発生回路62からパルスPA が供給される。コイル5
2の他端が電源入力端子54に接続される。
【0034】ダイオード53のカソードが出力端子55
に接続されると共に、ダイオード53のカソードと接地
間に、平滑コンデンサ56、出力電圧検出用の抵抗57
及び58の直列接続が接続される。抵抗57及び58の
接続点の出力がスイッチング制御回路61のフィードバ
ック信号の入力端子FDBKに供給される。
【0035】また、ダイオード53と並列に、Pチャン
ネルのFET59が設けられる。FET59のドレイン
がダイオード53のアノードに接続される。FET59
のソースがダイオード53のカソードに接続される。F
ET59のソースとそのゲートとの間に抵抗60が接続
される。
【0036】FET59のゲートには、ゲート回路63
の出力PC が供給される。ゲート回路63には、電圧検
出回路64からのゲートパルスGPが供給されると共
に、スイッチング制御回路11のパルス発生回路62の
出力パルスPS が供給される。
【0037】スイッチング制御回路61は、そのフィー
ドバック信号の入力端子FDBKに与えられる出力電圧
の検出信号に基づいて、パルス発生回路62から発生さ
れるパルスPA 及びPB のパルス幅を制御するものであ
る。スイッチング制御回路61の電源端子VCCには、電
源端子54からの電源が供給される。パルスPA 及びP
B のパルス幅の関係は、前述の例と同様(図2参照)で
ある。
【0038】電圧検出回路64は、出力端子55から手
段される電源電圧VOUT を監視し、この出力電源電圧V
OUT が所定値Vth以上になったか否かを検出している。
そして、出力電源電圧VOUT が所定値以上になると、電
圧検出回路64からゲートパルスGPが発生される。こ
のゲートパルスGPによりゲート回路63が制御され
る。ゲート回路63が開かれると、ゲート回路63を介
して、パルス発生回路62からのパルスPB がFET5
9のゲートに供給される。
【0039】出力電源電圧VOUT は、図4Bに示すよう
に、時間とともに除々に上昇していく。そして、出力電
源電圧VOUT に応じて、パルスPA 及びPA パルス幅が
変化される。
【0040】動作の開始直後では、図4Bに示すよう
に、出力電源電圧VOUT は所定値Vth以下である。出力
電源電圧VOUT が所定値Vth以下のときには、図4Dに
示すように、電圧検出回路64からのゲートパルスGP
は「L」レベルとなっている。
【0041】このため、図4Cに示すように、ゲート回
路63は閉じられ、ゲート回路63の出力レベルは
「H」レベルに維持されている。ゲート回路63の出力
レベルが「H」レベルの間では、FET59はオフ状態
である。
【0042】このように、動作の開始直後では、ゲート
回路63が閉じられるため、FET59の動作は停止さ
れる。このため、動作の開始直後では、コイル52に蓄
えられたエネルギーは、入力電源に重畳されて、ダイオ
ード53を介して、出力側に出力される。
【0043】すなわち、動作の開始直後で、ゲート回路
63が閉じられている間では、FET51がオンのとき
に、コイル52にエネルギーが蓄えられ、FET51が
オフになると、コイル52に蓄えられたエネルギーが入
力電源に重畳されて、ダイオード53を介して、出力側
に出力される。この出力は、コンデンサ56で平滑さ
れ、出力端子55から出力される。これと共に、抵抗5
7及び58により、この出力電圧が検出される。この検
出出力がスイッチング制御回路61にフィードバックさ
れ、この検出出力に応じて、パルス発生回路62の出力
パルスPA 及びPB のパルス幅が制御される。これによ
り、出力端子55からの出力電圧が所定の電圧に制御さ
れる。
【0044】動作が安定してくると、図4Bに示すよう
に、出力電源電圧VOUT は上昇していく。時点t1 で出
力電源電圧VOUT が所定値Vthを超えると、図4Dに示
すように、電圧検出回路64からのゲートパルスGPは
「H」レベルになる。ゲートパルスGPが「H」レベル
になると、ゲート回路63が開かれ、図4Cに示すよう
に、ゲート回路63を介して、パルス発生回路62から
のパルスPC が出力されるようになる。
【0045】このように、ゲート回路63が開かれたと
きには、コイル52に蓄えられたエネルギーは、入力電
源に重畳されて、FET59を介して、出力側に出力さ
れる。
【0046】すなわち、動作が安定し、ゲート回路63
が開かれると、FET51がオンのときにコイル52に
エネルギーが蓄えられ、FET51がオフになると、F
ET59がオンになり、コイル52に蓄えられたエネル
ギーが入力電源に重畳されて、FET59を介して、出
力側に出力される。この出力は、コンデンサ56で平滑
され、出力端子55から出力される。これと共に、抵抗
57及び58により、この出力電圧が検出される。この
検出出力がスイッチング制御回路61にフィードバック
され、この検出出力に応じて、パルス発生回路62の出
力パルスPA 及びPB のパルス幅が制御される。これに
より、出力端子55からの出力電圧が所定の電圧に制御
される。
【0047】このように、この例では、電圧検出回路6
4により出力電源電圧が十分上昇したかどうかが検出さ
れる。そして、出力電源電圧が十分上昇するまでは、F
ET59の動作が停止され、出力電源電圧が十分上昇し
たら、FET59が動作され、FET59を介して、入
力電源にコイル52に蓄えられていたエネルギーが重畳
され、出力側に出力される。これにより、動作開始直後
の動作を安定させると共に、出力電源電圧が安定してか
らは、エネルギーロスの改善が図れる。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、第1のスイッチング
素子をオンさせている間、第2のスイッチング素子をオ
フされ、第1のスイッチング素子をオンさせている間
に、インダクタンス素子にエネルギーが蓄えられる。イ
ンダクタンス素子にエネルギーが蓄えられたら、第2の
スイッチング素子がオンされ、インダクタンス素子のエ
ネルギーが出力側に出力される。このように、第2のス
イッチング素子をオンさせ、インダクタンス素子のエネ
ルギーを出力側に出力させることにより、エネルギー効
率の改善が図れる。
【0049】また、この発明によれば、出力電源電圧が
安定したかどうかが検出され、出力電源電圧が安定する
までは、第1のスイッチング素子がオンされ、インダク
タンス素子にエネルギーが蓄えられ、ダイオードを介し
て、インダクタンス素子のエネルギーが出力側に出力さ
れる。出力電源電圧が安定したら、第1のスイッチング
素子がオンされ、インダクタンス素子にエネルギーが蓄
えられ、第2のスイッチング素子がオンされ、インダク
タンス素子のエネルギーが出力側に出力される。これに
より、出力電源電圧が安定するまでの間の不安定な動作
が改善され出力電源電圧が安定したら、エネルギー効率
の改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の接続図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の説明に用いる波
形図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の接続図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態の説明に用いる波
形図である。
【図5】従来のDC−DCコンバータの一例の接続図で
ある。
【符号の説明】
1、9、51、59・・・FET、2、52・・・コイ
ル、11、61・・・PWM方式のスイッチング制御回
路、63・・・ゲート回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源の電圧に対して出力電源の電圧
    を昇圧するような昇圧型のDC−DCコンバータにおい
    て、 第1のスイッチング素子と、 上記第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動手段
    と、 上記第1のスイッチング素子と上記入力電源との間に設
    けられたインダクタンス素子と、 上記第1のスイッチング素子と上記インダクタンス素子
    との接続点に接続されたダイオードと、 上記ダイオードをシャントする第2のスイッチング素子
    と、 上記第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動手段
    と、 上記出力電源の検出レベルに応じて上記第1及び第2の
    駆動手段からのパルスを制御する制御手段とを備えるよ
    うにしたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 入力電源の電圧に対して出力電源の電圧
    を昇圧するような昇圧型のDC−DCコンバータにおい
    て、 第1のスイッチング素子と、 上記第1のスイッチング素子を駆動する第1の駆動手段
    と、 上記第1のスイッチング素子と上記入力電源との間に設
    けられたインダクタンス素子と、 上記第1のスイッチング素子と上記インダクタンス素子
    との接続点に接続されたダイオードと、 上記ダイオードをシャントする第2のスイッチング素子
    と、 上記第2のスイッチング素子を駆動する第2の駆動手段
    と、 上記出力電源の検出レベルに応じて上記第1及び第2の
    駆動手段からのパルスを制御する制御手段と、 上記出力電源電圧が安定したか否かを検出する出力電圧
    検出手段と、 上記出力電圧検出手段の出力により上記第2の駆動手段
    から上記第2のスイッチング素子に与えられる信号をゲ
    ートするゲート手段とを備えるようにしたことを特徴と
    するDC−DCコンバータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008206317A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 高圧電源回路
US7482789B2 (en) 2005-05-10 2009-01-27 Panasonic Corporation Step-up converter

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