JPH10223661A - キュア装置 - Google Patents

キュア装置

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JPH10223661A
JPH10223661A JP2067397A JP2067397A JPH10223661A JP H10223661 A JPH10223661 A JP H10223661A JP 2067397 A JP2067397 A JP 2067397A JP 2067397 A JP2067397 A JP 2067397A JP H10223661 A JPH10223661 A JP H10223661A
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heating
curing
heat
purge gas
curing chamber
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Makoto Echigoshima
真 越後島
Takeshi Kimoto
武 木本
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SHINKURAITO KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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SHINKURAITO KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キュア装置内に供給するパージガスの温度
を、パージガス供給位置のヒートブロックの温度に対応
した温度に加熱することができ、安定した状態でキュア
処理を行うことができるキュア装置を提供する。 【解決手段】 ヒートブロック14の下方からヒートブ
ロック同士の間を通して加熱硬化室11内にパージガス
を供給し、各ヒートブロック中心線上の上方に設けた排
気スリット19から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キュア装置に関
し、詳しくは、例えばLSI等の半導体デバイスを製造
する工程でダイボンダによりチップをリードフレームに
接着(ダイボンド処理)した後、接着剤を熱硬化させて
チップをリードフレームに固着するために用いられるキ
ュア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスを製造する工程で用いら
れるキュア装置は、ダイボンダでダイボンド処理したリ
ードフレームを所定温度に加熱し、ダイボンド処理に用
いた接着剤を熱硬化させるものであって、例えば、特開
平4−135811号公報や特開平7−106348号
公報等に記載されているように、所定温度に加熱保持し
た複数のヒートブロック上に順次リードフレームを載置
するようにして搬送しながら加熱する構造を有してい
る。また、このようなキュア装置では、加熱時に接着剤
から発生するガスをパージするため、不活性ガス、通常
は窒素ガスからなるパージガスを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のキュア
装置は、上記パージガスをヒートブロックの上方からリ
ードフレームに向けて吹き付けるように供給し、ヒート
ブロック間から下方に排出するようにしているため、ヒ
ートブロックにより所定温度に加熱されているリードフ
レームの表面に急激な熱変動を与えることがあった。す
なわち、キュア装置では、前記複数のヒートブロック
を、接着剤の熱硬化に適した所定の昇温パターンで加熱
するようにしているため、各ヒートブロックは、前記昇
温パターンに応じた異なる温度に保持されているが、パ
ージガスは、適宜な加熱手段で一括して適当な温度に加
熱された状態で供給されるため、あるヒートブロックの
部分ではパージガスの方が温度が高く、他のヒートブロ
ックの部分ではヒートブロック(リードフレーム)の方
が温度が高いという現象が生じる。
【0004】したがって、加熱されるリードフレーム
は、ヒートブロック上に載置されている状態では所定の
温度に加熱保持されているが、パージガスの方が温度が
高い部分では、ヒートブロックから離れたリードフレー
ムが一時的に加熱されることになり、他の部分では一時
的にリードフレームが冷却されることになる。このよう
に、所定の昇温パターンで加熱すべきキュア処理中に、
一時的な加熱や冷却が行われることは好ましいことでは
なく、加熱・冷却の程度が大きい場合には、製品の品質
に影響を与えるおそれもある。
【0005】そこで本発明は、キュア装置内に供給する
パージガスの温度を、パージガス供給位置のヒートブロ
ックの温度に対応した温度に加熱することができ、安定
した状態でキュア処理を行うことができるキュア装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のキュア装置は、トンネル状に形成した加熱
硬化室内に、リードフレームの搬送ステップに対応した
位置に所定間隔を設けて複数のヒートブロックを配設す
るとともに、加熱硬化処理によって発生するガスをパー
ジガスによりパージするキュア装置において、前記パー
ジガスを、前記ヒートブロックの下方からヒートブロッ
ク同士の間を通して前記加熱硬化室内に供給し、各ヒー
トブロック中心線上の上方に設けたスリットから排出す
るように形成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のキュア装置の一
例を示す要部の断面正面図、図2は同じく断面平面図、
図3及び図4は、キュア装置の内部構造を説明するため
に一部のヒートブロック等を取外した状態を示すもの
で、図3は正面図、図4は平面図である。図5はキュア
装置におけるリードフレームの搬送手段を説明するため
の斜視図である。
【0008】まず、図3及び図4に示すように、キュア
装置は、箱型のトンネル状に形成した加熱硬化室11の
一端にキュア処理を行うリードフレームを受け取る受入
部12を、他端にキュア処理後のリードフレームを送り
出す送出部13を設け、加熱硬化室11の内部に複数の
ヒートブロック14,14を設けるとともに、リードフ
レームを受入部12からヒートブロック14,14上を
経て送出部13に搬送するための搬送手段15(図5参
照)を設けたものである。
【0009】前記ヒートブロック14は、加熱硬化室1
1の底板上に設けられる支持台16の上に着脱可能に装
着されるもので、その内部にヒーターを挿入するための
ヒーター挿入孔17が設けられている。このヒートブロ
ック14は、リードフレームの最大幅寸法等によって決
まる搬送ステップに対応した位置に配設されるもので、
隣接するヒートブロック14,14間には、数mmの間
隔がスリット状に設けられている。また、ヒートブロッ
ク14の上面には、搬送手段15の搬送部材15aが通
るスリット18aを形成するためのヒート駒18が取付
けられている。
【0010】さらに、前記ヒートブロック14の上方に
は、各ヒートブロック14の中心線上に対応した位置に
排気スリット19を形成するようにして複数の隔壁板2
0,20が設けられており、該隔壁板20の上方に、加
熱硬化室11の天板21が設けられている。この天板2
1と前記隔壁板20とは、加熱硬化室11内の状態を確
認できるようにガラス等の透明部材で形成されており、
また、メンテナンス等を行うために着脱可能あるいは開
閉可能に形成されている。
【0011】そして、加熱硬化室11の底板部分には、
パージガスを加熱硬化室11内に供給するためのパージ
ガス供給管22が設けられ、前記天板21と隔壁板20
との間の側壁には、パージガスを加熱硬化室11から排
出するための排気口23(図1及び図2参照)が設けら
れている。
【0012】前記搬送手段15は、図5に示すように、
前記ヒート駒18間のスリット18aを通る複数本の搬
送部材15aと、この搬送部材15aの両端部を保持す
る一対の駆動部材15bとからなるもので、両駆動部材
15bが、図示しない駆動装置により、上昇して前進、
下降して後退するという、いわゆるボックス運動を行っ
てリードフレームPを順次搬送するように形成されてい
る。したがって、リードフレームPは、搬送部材15a
の上昇前進時にはヒート駒18の上面から僅かに浮き上
がり、搬送部材15aの下降後退時にはヒート駒18の
上面に載置された状態になる。
【0013】このように形成したキュア装置において、
前記パージガス供給管22から加熱硬化室11内に供給
されるパージガス、例えば窒素ガスは、図1及び図2に
示すように、前記ヒートブロック14の下方の支持台1
6部分の空間(流路A)を通り、隣接するヒートブロッ
ク14同士の間の空間(流路B)を上昇してヒートブロ
ック14の両側から上方に流出する。このとき、パージ
ガスは、所定温度に加熱保持されているヒートブロック
14の周囲の流路A及び流路Bを流れる間に、ヒートブ
ロック14の温度近くまで加熱された状態になる。
【0014】したがって、パージガスは、各ヒートブロ
ック14に応じた温度に加熱された状態、すなわち、各
ヒートブロック14上のリードフレームPと略同じ温度
で加熱硬化室11内に供給されるので、搬送手段15に
より搬送されるリードフレームPの表面に急激な熱変動
を与えることがなくなる。これにより、所定の温度条件
に近い状態でキュア処理を行うことが可能となり、キュ
ア特性を向上させることができる。
【0015】上述のようにしてヒートブロック14の上
方に流出したパージガスは、接着剤から発生したガスを
同伴して隔壁板20間の排気スリット19を通り、天板
21と隔壁板20との間の空間に流入し、排気口23か
ら排気通路24を経て加熱硬化室11の外部に排出され
る。
【0016】また、本形態例に示すように、パージガス
の加熱をヒートブロック14で行うことができるので、
パージガス加熱用に別のヒーターを設ける必要がなくな
り、装置の簡略化も図れる。さらに、保守作業等でヒー
トブロック14を冷却する場合には、ヒートブロック1
4に直接冷風を当てることができるので、ヒートブロッ
ク14の冷却に要する時間も短縮することができる。
【0017】図6乃至図8は、本発明の他の形態例を示
すもので、図6は要部の断面正面図、図7は同じく断面
側面図、図8は同じく断面平面図である。このキュア装
置は、供給するパージガスの均一化を図るため、ヒート
ブロック14の下方にチャンバ31を形成し、このチャ
ンバ31の幅方向中央部に、装置長手方向に延びるチャ
ンネル32を設けるとともに、該チャンネル32の側面
のヒートブロック14の中心部に対応した位置にノズル
33を設けたものである。
【0018】パージガス供給管22から供給されるパー
ジガスは、該パージガス供給管22の先端部側面に設け
られた噴出口34から前記チャンネル32内に流入し、
前記ノズル33から各ヒートブロック14の真下に幅方
向に向かって噴出する。したがって、チャンネル32の
形状やノズル33の大きさ、チャンバ31の形状や容積
等を適当に設定することにより、各ヒートブロック部分
に均等にパージガスを供給することができる。
【0019】また、本形態例では、加熱硬化室11の一
側面に排気マニホールド35を設けるとともに、天板2
1と隔壁板20との間に、前記排気マニホールド35に
接続した排気パイプ36を設けている。この排気パイプ
36は、隣り合う排気スリット19,19の中間部に設
けられており、その上面中央部には、複数の排気孔37
が設けられている。
【0020】したがって、隣接するヒートブロック14
同士の間の空間を上昇してヒートブロック14の両側か
ら上方に流出したパージガスは、ヒートブロック14の
上面と隔壁板20との間を排気スリット19方向に流
れ、ここでリードフレームPのチップ接着用に使用した
接着剤から発生する各種ガスを同伴して排気スリット1
9から天板21と隔壁板20との間に流出する。そし
て、排気孔37から排気パイプ36内に流入し、排気マ
ニホールド35から装置外に排出される。
【0021】この場合も、排気パイプ36の径、排気孔
37の大きさや位置を適当に設定することにより、パー
ジガスを均一に排出することができ、ガス溜まりを生じ
ることがなく、接着剤から発生するガスを速やかにパー
ジすることができる。
【0022】なお、本形態例では、図7に示すように、
加熱硬化室11の上半部を構成する前記隔壁板20,天
板21及び排気マニホールド35を上部側枠38で支持
し、この上部側枠38をヒンジ39により下部側枠40
に取付け、隔壁板20,天板21を開閉可能な構造とし
ている。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキュア装
置によれば、リードフレームの表面に温度差を有するパ
ージガスが吹付けられることがないので、所定の昇温パ
ターンでキュア処理することができ、品質の向上や安定
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のキュア装置の一例を示す要部の断面
正面図である。
【図2】 同じく断面平面図である。
【図3】 キュア装置の内部構造を説明するための正面
図である。
【図4】 同じく平面図である。
【図5】 搬送手段を説明するための斜視図である。
【図6】 本発明の他の形態例を示す要部の断面正面図
である。
【図7】 同じく断面側面図である。
【図8】 同じく断面平面図である。
【符号の説明】
11…加熱硬化室、12…受入部、13…送出部、14
…ヒートブロック、15…搬送手段、16…支持台、1
7…ヒーター挿入孔、18…ヒート駒、19…排気スリ
ット、20…隔壁板、21…天板、22…パージガス供
給管、23…排気口、31…チャンバ、32…チャンネ
ル、33…ノズル、34…噴出口、35…排気マニホー
ルド、36…排気パイプ、37…排気孔、38…上部側
枠、39…ヒンジ、40…下部側枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル状に形成した加熱硬化室内に、
    リードフレームの搬送ステップに対応した位置に所定間
    隔を設けて複数のヒートブロックを配設するとともに、
    加熱硬化処理によって発生するガスをパージガスにより
    パージするキュア装置において、前記パージガスを、前
    記ヒートブロックの下方からヒートブロック同士の間を
    通して前記加熱硬化室内に供給し、各ヒートブロック中
    心線上の上方に設けたスリットから排出するように形成
    したことを特徴とするキュア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150057981A (ko) * 2013-11-20 2015-05-28 베시 스위처랜드 아게 구성요소 및 다이 본더가 설치될 기판을 위한 관통식 퍼니스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150057981A (ko) * 2013-11-20 2015-05-28 베시 스위처랜드 아게 구성요소 및 다이 본더가 설치될 기판을 위한 관통식 퍼니스
JP2015103803A (ja) * 2013-11-20 2015-06-04 ベシ スウィツァーランド アーゲー 構成要素を装着するための基板用連続式加熱炉およびダイボンダ

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