JP2002067051A - 処理炉 - Google Patents

処理炉

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JP2002067051A
JP2002067051A JP2000255638A JP2000255638A JP2002067051A JP 2002067051 A JP2002067051 A JP 2002067051A JP 2000255638 A JP2000255638 A JP 2000255638A JP 2000255638 A JP2000255638 A JP 2000255638A JP 2002067051 A JP2002067051 A JP 2002067051A
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turntable
processing
medium
furnace
cylindrical shaft
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JP2000255638A
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English (en)
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Kuninao Miyoshi
邦尚 三好
Naoto Oda
直人 小田
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Youth Engineering Co Ltd
Original Assignee
Youth Engineering Co Ltd
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】炉内の温度を均一かつ安定にすることができ、
よって被処理物が炉の周辺部に配置されたとしても良品
を得ることができるため製品の歩留を向上できる処理炉
及び処理装置を提供すること。 【解決手段】処理室を備えるハウジングと、被処理物を
載置するターンテーブルと、前記処理室内のほぼ中心位
置に配設され、前記ターンテーブル上の被処理物に対し
て媒体を吹き出すための多数の孔を備える回転可能な中
空円筒軸と、前記ターンテーブルに被処理物を出し入れ
するための開閉機構体とを備えたことを特徴とする処理
炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエポキシ系
接着剤の接着硬化処理を行うための処理炉及び処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】媒体として熱風を利用した乾燥炉は、既
に多く知られている。例えば、図7は、特開平9ー42
834号公報に開示された乾燥炉の平面図である。同図
において、符号1は炉体、2は垂直軸、3はストッカー
フレーム、4は環状体、5は保持枠体、6は部品バスケ
ット、7は熱風遮蔽板、8は熱風通路、9は排気ダクト
である。この乾燥炉において、熱風は、炉体の角部に設
けられた2ヶ所の熱風通路8を通り、そしてこの通路8
を通る熱風は、熱風遮蔽板8のスリットを通して炉内の
被乾燥物に向けて吹き出される。そして、炉内で被乾燥
物を通過した熱風は、通路8に対向した配設された排気
ダクト9を通って炉外に導出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した乾燥炉におい
て、熱風導入用通路は炉体の角部に設けられているた
め、例えば被乾燥物を炉内の周辺部と中心部に載置した
場合には、被乾燥物の乾燥状態が均一とはならない。
【0004】本発明は上述した従来の欠点を鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的は、炉内の温度を均一かつ安
定にすることができ、よって被処理物が炉の周辺部に配
置されたとしても良品を得ることができるため製品の歩
留を向上できる処理炉及び処理装置を提供することにあ
る。さらに、本発明の目的は、炉内の被処理物に対して
媒体を均一かつ安定に供給することができ、よって被処
理物が炉の周辺部に配置されたとしても良品を得ること
ができるため製品の歩留を向上できる処理炉及び処理装
置を提供することにある。さらに、本発明の目的は、炉
内の温度を均一かつ安定にして異なる処理温度の被処理
物を一度に効率良く処理可能な処理炉及び処理装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
処理炉は、処理室を備えるハウジングと、被処理物を載
置するターンテーブルと、前記処理室内のほぼ中心位置
に配設され、前記ターンテーブル上の被処理物に対して
媒体を吹き出すための多数の孔を備える回転可能な中空
円筒軸と、前記ターンテーブルに被処理物を出し入れす
るための開閉機構体とを備えたことを特徴とする。請求
項2記載の本発明の処理炉は、処理室を備えるハウジン
グと、被処理物を載置するターンテーブルと、前記処理
室内のほぼ中心位置に配設され、前記ターンテーブル上
の被処理物に対して媒体を吹き出すための多数の孔を備
える回転可能な中空円筒軸とを備え、前記中空円筒軸
は、整流を作り出す構造体を有することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載
の処理炉において、前記ハウジングは、複数の処理室を
備えることを特徴とする。請求項4記載の本発明は、請
求項3に記載の処理炉において、前記各処理室は、異な
る媒体で被処理物を処理できることを特徴とする。請求
項5記載の本発明は、請求項1に記載の処理炉におい
て、前記中空円筒軸は、長手方向に媒体の流れる通路を
備える回転自在な内管と、前記ターンテーブルを取り付
け、かつ内管の回転によって回転可能な外管とを備え、
前記内管は、該外管に向けて前記媒体を吹き出すための
孔を備え、前記外管は、内管と外管との間を流れる媒体
を被処理物に対して吹き出す孔を備えることを特徴とす
る。請求項6記載の本発明は、請求項1又は請求項2に
記載の処理炉において、前記ターンテーブルは、前記円
筒軸に所定の間隔をもって長手方向に複数段に配設され
ていることを特徴とする。請求項7記載の本発明は、請
求項5に記載の処理炉において、前記外管の孔は、ター
ンテーブル上に放射状に載置されたそれぞれの被処理物
に向かって、前記外管に放射状に配置したことを特徴と
する。請求項8記載の本発明は、請求項1又は請求項2
に記載の処理炉において、温度分布を均一にさせるため
の温度均一化手段を備えたことを特徴とする。請求項9
記載の本発明は、請求項1に記載の処理炉において、前
記開閉機構体は、前記ターンテーブル毎に該ターンテー
ブル上の被処理物を出し入れ可能に設置されていること
を特徴とする。請求項10記載の本発明の処理装置は、
内部に処理室を備えるハウジング、被処理物を載置する
ターンテーブル、前記処理室内のほぼ中心位置に配設さ
れ、前記ターンテーブル上の被処理物に対して媒体を吹
き出すための多数の孔を備える回転可能な中空円筒軸、
及び前記ターンテーブル毎に被硬化物を出し入れするた
めの開閉機構体を有する処理炉と、前記被処理物を前記
処理炉に搬送するための搬送装置と、前記処理室内に媒
体を供給する媒体供給器と、前記媒体供給器で供給した
媒体を、処理炉内通過後に再度該処理炉内へ供給する媒
体循環路とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
詳述する。本実施例は、各種モールド及びチップ用アン
ダーフィルにおいて防水、絶縁及び剥離防止を行うエポ
キシ系接着剤の接着硬化を促進されるための硬化炉を例
に説明する。図1は、硬化炉12を備える硬化装置10
の概略図である。この硬化装置10の標準仕様は、以下
の通りである。外形寸法;1160×2000×172
0(mm)、本体重量;800kg、処理内温度;60
℃〜120℃、ターンテーブル段数;6段(8ワーク/
段)、ターンテーブル駆動方式;インデックス割出タイ
プ、搬出入部;直交ロボット式、最小タクト;25se
c/枚、制御方式;シーケンサ制御、エアー源;常用
0.5MPa、ワーク寸法;170×250×30〜1
00×150×10(mm)硬化装置10は、架台11
上に設置された硬化炉12と、硬化炉12内へ被硬化物
26を搬送する搬送装置としての直交ロボット13と、
硬化炉12内に熱風を送り込むために熱風を生成する熱
風発生器16と、熱風発生器16で発生させ硬化炉12
内に導いた熱風を再度硬化炉12内に導くための熱風循
環路18とを備える。さらに、後述する被硬化物26を
載置するためのターンテーブル28を取り付けた中空円
筒軸30を回転させるためのインデックスユニット19
が配設される。また、熱風循環路18は、循環する熱風
の温度及び風量を所定の温度及び風量に調節するための
ダンパー22、熱風内のゴミ等を除去するためのフィル
ター24及び循環ブロア(媒体供給器)25を配設す
る。ダンパ−22は、開閉弁を備え、循環する熱風が所
定の温度以上になると開閉弁を開き外部の空気を取り入
れて熱風の温度を低下させる。
【0007】図2は、図1で示された硬化装置10の概
略断面図である。図3は、図2のXーX線で中空円筒軸
30を切断しこの切断線から下方側を見た炉内の平面図
を示す。なお、各実施例において、同一構成要素には同
一符号を付して一部説明を省略する。図において、硬化
炉12は、処理室20を備えるハウジング24と、被硬
化物26を載置する円盤状のターンテーブル28と、処
理室20内のほぼ中心位置に配設され、かつ熱風発生器
16から供給される熱風をターンテーブル28上の被硬
化物26へ向けて放射状に吹き出すための多数の孔を備
える回転可能な中空円筒軸30と、ターンテーブル28
の被硬化物26を出し入れするための開閉機構体31と
を備える。なお開閉機構体31は、各ターンテーブル2
8に対応して複数段設けている。中空円筒軸30は、長
手方向に熱風の流れる通路を備える回転自在な内管32
と、ターンテーブル28を取り付け、かつ内管32の回
転によって回転可能な外管34とを備える。内管32の
上端は、塞閉部材37で塞閉され、そしてその下端は、
熱風発生器16から発生した熱風の導入口35を備え
る。内管32は、外管34に向けて熱風を吹き出すため
の孔36を備える。そして孔36は、互いに対向して2
ヶ所に形成され、かつその長手方向に所定の間隔ごとに
設けられる。一方、外管34は、その周囲にターンテー
ブル28上の被硬化物26へ向けて放射状に吹き出すた
めの多数の孔38を等間隔に備える。かくして内管32
と外管34との間を流れる熱風が外管34の孔38から
被硬化物26へ向けて放射状に吹き出す。回転軸の外管
34に設けられた孔38は、ターンテーブル28とター
ンテーブル28との間のほぼ中間に配設される。かくし
て、熱風は、この構成を備える中空円筒軸30の外管3
4より乱流のない整流として炉内の被硬化物26に向か
って均一に安定的に吹き出される。このように整流を作
り出す構造体の一つとして、中空円筒軸30に外管34
を設けることで中空円筒軸30の強度向上を図れる。従
って、孔36や孔38を多数設けることができるととも
に、ターンテーブル28を増やすこともできる。ターン
テーブル28は、中空円筒軸30の外管34に固定され
る。そして、外管34は、回転可能な内管32に固定さ
れている。ターンテーブル28は、中空円筒軸30に所
定の間隔をもって長手方向に複数段に配設されている。
図において、中空円筒軸30に取り付けられるターンテ
ーブル28の段数は、6段であるが、中空円筒軸30を
長くすることにより、ターンテーブル28の段数を、例
えば10段又はそれ以上設けることも可能である。内管
32の下端は、下側壁44に配設された駆動軸受けユニ
ット46に軸承される。そして、駆動軸受けユニット4
6は、上述したインデックスユニット19に歯合されて
おり、かくして、インデックスユニット19の駆動力
は、駆動軸受けユニット46を介して中空円筒軸30の
内管32に伝達される。なお、硬化炉12内の熱風は、
排気ダクト48から処理室20外に排出され、循環ブロ
ア25、熱風発生器16を介して熱風循環路18を通
り、再び導入口35から導入される。処理室20内の温
度分布、特に隣接するターンテーブル28間の空間の温
度分布を均一にさせるための温度均一化手段を備える。
この温度均一化手段は、中空円筒軸30の熱風入り口側
から出口側に向かって熱風の吹き出し開口面積を大きく
してなる。例えば、温度均一化手段は、熱風導入側に位
置する孔38の一部を塞ぐことによっても実現できる。
なお温度均一化手段として、炉内を流れる熱風を攪拌す
るための攪拌扇40を炉に取り付けてもよい。ターンテ
ーブル28は、被硬化物26を載置するパレット50を
放射状に等間隔に配設する。被硬化物26は、このパレ
ット50に載置された状態で硬化炉内に入れられ、また
ターンテーブル28上から炉外へ取り出される。そし
て、ハウジング24には、それぞれのターンテーブル2
8の位置に対応してパレット50を出し入れするための
開閉機構体31が設けられている。これらの開閉機構体
31は、それぞれ独立して開閉可能な構成となってお
り、開閉機構体31を閉塞する方向に付勢するばねとヒ
ンジ機構とを備えている。このような開閉機構体31
は、例えばアーム14に伸縮可能なプッシャーを設ける
ことで開閉を行わせることができる。すなわち、パレッ
ト50を炉内に搬入する場合には、このプッシャーを突
き出すことによってパレット50の搬入に先立って開閉
機構体31を押し開けることができる。また、パレット
50をターンテーブル28に載置後には、アーム14の
後退とともにプッシャーを引き込むことで開閉機構体3
1を閉塞することができる。直交ロボット13は、硬化
炉12の中空円筒軸30に対して並設されている。直交
ロボット13は、駆動装置により上下方向及び水平方向
に移動可能である搬送アーム14を備える。搬送アーム
14は、その先端に被硬化物26を載置したパレット5
0を保持する保持部15を備える。直交ロボット13
は、パレット50を載せるべき所定段のターンテーブル
28に対応する高さまでアーム14を上下方向に移動
し、次に、アーム14を所定段のターンテーブル28の
方向に水平移動する。
【0008】図4は、図2のXーX線で中空円筒軸30
を切断しこの切断線の下方側から見た他の炉内の平面図
を示す。図4は、図3に示された中空円筒軸30の他の
構成を示す。すなわち、図3において、外管34の孔3
8は、等間隔に12個形成されている。すなわち、孔3
8は、30度の角度をもって等間隔に放射状に配設され
る。一方、図4において、外管34の孔38は、放射状
に等間隔に8個形成されている。すなわち、孔38は、
45度の角度をもって等間隔に配設される。この場合、
孔38は、ターンテーブル28上に載置された被硬化物
26の中心に向かって位置する。なお、中空円筒軸30
の内管32は、図2のそれと同じ構成を備える。外管3
4の孔38は、放射状に等間隔に配置されるならば、孔
38の数は、適宜定めてもよい。また、ターンテーブル
28は、円盤形状を備えるが、放射状に配置された隣接
のパレット50間を円弧状に切欠した円盤形状であって
もよい。
【0009】図5は、図2に示した硬化装置10の他の
構成を示す概略断面図である。図5と図2の相違は、処
理室20が、互いに独立した2つの処理室62、64か
らなる点である。従って、各処理室62、64の処理温
度は、独立して制御することができる。かくして、各処
理室62、64は、互いに異なる処理温度で被処理物を
処理することができるので、硬化温度が異なる2種類の
被硬化物26を同時に1つの硬化炉12で処理すること
ができる。なお、処理室は、2つの独立した処理室6
2、64に限定されずに、さらに多くの独立した処理室
を設けることも可能である。図において、各処理室6
2、64は、隔離壁47で互いに隔離されている。中空
円筒軸30の内管32は、各処理室62、64に延出し
た1本の管からなり、そして、処理室を分割する場所、
すなわち隔離壁47の位置に塞閉材37が埋め込まれて
いる。かくして、内管32の中空円筒軸30は、塞閉材
37で塞閉され、各端部は、熱風導入口35を備える。
中空円筒軸30の各熱風導入口35は、それぞれの熱風
発生器16に接続される。一方、中空円筒軸30の外管
34は、各処理室62、64毎に中空円筒軸30の内管
32に取り付けられている。内管32の下端は、下側壁
44に配設された駆動軸受けユニット46に軸承され
る。そして、駆動軸受けユニット46は、上述したイン
デックスユニット19に歯合されており、かくして、イ
ンデックスユニット19の駆動力は、駆動軸受けユニッ
ト46を介して中空円筒軸30の内管32に伝達され
る。かくして、熱風発生器16で発生された熱風は、中
空円筒軸30の下端又は上端から中空円筒軸30の内管
32に導入され、そして上述したように内管32と外管
34との間を流れる熱風は、外管34の孔38から被硬
化物26へ向けて放射状に吹き出される。そして、炉内
の熱風は、図示しない排気ダクトにより導出されて熱風
循環路18に入る。なお、各処理炉への被硬化物26の
搬送は、上述したように1台の直交ロボット13により
行われる。すなわち、1台の直交ロボット13は、硬化
炉12の中空円筒軸30に対して並設されている。直交
ロボット13は、駆動装置により上下方向及び水平方向
に移動可能である搬送アーム14を備える。直交ロボッ
ト13は、パレット50をアーム14の先端の保持装置
で保持した後、所定のターンテーブル28の位置までア
ーム14を移動させる。そして、アーム14が所定のタ
ーンテーブル28の位置に来たら、アーム14をターン
テーブル28の方向に水平移動させる。
【0010】図6は、複数の処理室を備える他の硬化装
置10を示す概略断面図である。図において、処理室
は、互いに離間して配設された独立した2つの処理室6
2、64からなる。従って、各処理室62、64の処理
温度は、独立して制御することができる。かくして、各
処理室62、64は、互いに異なる処理温度で被処理物
を処理することができるので、硬化温度が異なる2種類
の被硬化物26を同時に1つの硬化炉12で処理するこ
とができる。なお、処理室は、2つの独立した処理室6
2、64に限定されずに、さらに多くの独立した処理室
を設けることも可能である。図において、各処理室6
2、64は、上述した図5の処理室62、64と実質的
に同じ構造を備える。すなわち、各処理室62、64
は、上壁42と下壁44を備える。中空円筒軸30の内
管32は、各処理室62、64に延出した1本の管から
なる。そして、処理室62、64を分割する場所、すな
わち隔離壁42と隔離壁44との間に塞閉材37が埋め
込まれている。かくして、各中空円筒軸30の両端は、
熱風の導入側35を形成し、中間部は、塞閉部材37に
より塞閉されている。従って、熱風発生器16で発生さ
れた熱風は、中空円筒軸30の下端及び上端から中空円
筒軸30の内管32に導入され、この間に上述したよう
に内管32と外管34との間を流れる熱風は、外管34
の孔38から被硬化物26へ向けて放射状に吹き出され
る。各処理室62、64の熱風は、各排気ダクト48か
ら循環路18に導出される。さらに、内管32の下端
は、下側壁44に配設された駆動軸受けユニット46に
軸承される。そして、駆動軸受けユニット46は、上述
したインデックスユニット19に歯合されており、かく
して、インデックスユニット19の駆動力は、駆動軸受
けユニット46を介して中空円筒軸30の内管32に伝
達される。また、他の実施例と同様に被硬化物26の搬
出入用の直交ロボット13が設けられている。
【0011】本実施例においては、硬化炉を用いて説明
したが、処理炉はこのような硬化炉に限定されるもので
はなく、プリント基板に塗布された樹脂を乾燥するため
の乾燥炉や加熱された物体を冷却するための冷却炉とし
ても使用できる。なお、処理炉において、使用される媒
体は、その目的に応じて熱風又は冷風であり、ガス又は
粉体であってもよい。また、上記実施例では熱風発生器
16を炉外に設けた場合で説明したが、それぞれの処理
室内に設けてもよい。また上記実施例で説明した、ター
ンテーブル上の処理物に対して媒体を吹き出すための多
数の孔を備える中空円筒軸に、炉内空気を吸入する吸気
装置を設けることで、炉内の循環装置として用いること
もできる。
【0012】
【発明の効果】本発明の処理炉及び処理装置によれば、
炉内の温度を均一かつ安定にすることができ、よって被
処理物が炉の周辺部に配置されたとしても良品を得るこ
とができるため製品の歩留を向上できる。さらに、本発
明の処理炉及び処理装置によれば、炉内の被処理物に対
して媒体を均一かつ安定に供給することができ、よって
被処理物が炉の周辺部に配置されたとしても良品を得る
ことができるため製品の歩留を向上できる。さらに、本
発明の処理炉及び処理装置によれば、炉内の温度を均一
かつ安定にして異なる処理温度の被処理物を一度に効率
良く処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る硬化装置を示す概略図
【図2】本発明に係る硬化装置を示す概略断面図
【図3】図2のXーX線で中空円筒軸を切断しこの切断
線から下方側を見た炉内の平面図
【図4】図2のXーX線で中空円筒軸を切断しこの切断
線から下方側を見た他の炉内の平面図
【図5】本発明に係る他の硬化装置を示す概略断面図
【図6】本発明に係るさらに他の硬化装置を示す概略断
面図
【図7】従来の乾燥炉の上部蓋体を取り外した状態の平
面図
【符号の説明】
10 硬化装置 12 硬化炉 13 直交ロボット 16 熱風発生器 18 熱風循環路 20 処理室 24 ハウジング 25 循環ブロア(媒体供給器) 26 被硬化物 28 ターンテーブル 30 中空円筒軸 31 開閉機構体 32 内管 34 外管 35 熱風導入口 36 孔(内管) 37 塞閉部材 38 孔(外管) 48 排気ダクト 50 パレット 62、64 処理室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA04 AB02 AC01 AC45 AC48 AC54 AC71 BA32 DA04 DA11 4F203 DA12 DB01 DC03 DD01 DF23 DK08 DL14 DM02 DM07 DM08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室を備えるハウジングと、被処理物
    を載置するターンテーブルと、前記処理室内のほぼ中心
    位置に配設され、前記ターンテーブル上の被処理物に対
    して媒体を吹き出すための多数の孔を備える回転可能な
    中空円筒軸と、前記ターンテーブルに被処理物を出し入
    れするための開閉機構体とを備えたことを特徴とする処
    理炉。
  2. 【請求項2】 処理室を備えるハウジングと、被処理物
    を載置するターンテーブルと、前記処理室内のほぼ中心
    位置に配設され、前記ターンテーブル上の被処理物に対
    して媒体を吹き出すための多数の孔を備える回転可能な
    中空円筒軸とを備え、前記中空円筒軸は、整流を作り出
    す構造体を有することを特徴とする処理炉。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングは、複数の処理室を備え
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の処理
    炉。
  4. 【請求項4】 前記各処理室は、異なる媒体で被処理物
    を処理できることを特徴とする請求項3に記載の処理
    炉。
  5. 【請求項5】 前記中空円筒軸は、長手方向に媒体の流
    れる通路を備える回転自在な内管と、前記ターンテーブ
    ルを取り付け、かつ内管の回転によって回転可能な外管
    とを備え、前記内管は、該外管に向けて前記媒体を吹き
    出すための孔を備え、前記外管は、内管と外管との間を
    流れる媒体を被処理物に対して吹き出す孔を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の処理炉。
  6. 【請求項6】 前記ターンテーブルは、前記円筒軸に所
    定の間隔をもって長手方向に複数段に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の処理炉。
  7. 【請求項7】 前記外管の孔は、ターンテーブル上に放
    射状に載置されたそれぞれの被処理物に向かって、前記
    外管に放射状に配置したことを特徴とする請求項5に記
    載の処理炉。
  8. 【請求項8】 前記処理室内の隣接するターンテーブル
    間の空間の温度分布を均一にさせるための温度均一化手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の処理炉。
  9. 【請求項9】 前記開閉機構体は、前記ターンテーブル
    毎に該ターンテーブル上の被処理物を出し入れ可能に設
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の処理
    炉。
  10. 【請求項10】 内部に処理室を備えるハウジング、被
    処理物を載置するターンテーブル、前記処理室内のほぼ
    中心位置に配設され、前記ターンテーブル上の被処理物
    に対して媒体を吹き出すための多数の孔を備える回転可
    能な中空円筒軸、及び前記ターンテーブル毎に被硬化物
    を出し入れするための開閉機構体を有する処理炉と、前
    記被処理物を前記処理炉に搬送するための搬送装置と、
    前記処理室内に媒体を供給する媒体供給器と、前記媒体
    供給器で供給した媒体を、処理炉内通過後に再度該処理
    炉内へ供給する媒体循環路とを備えたことを特徴とする
    処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114216306A (zh) * 2021-11-09 2022-03-22 江苏众旺鑫智能设备有限公司 一种中草药烘干罐

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