JPH10223581A - スクラブ洗浄部材およびそれを用いた基板処理装置 - Google Patents

スクラブ洗浄部材およびそれを用いた基板処理装置

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JPH10223581A
JPH10223581A JP9020720A JP2072097A JPH10223581A JP H10223581 A JPH10223581 A JP H10223581A JP 9020720 A JP9020720 A JP 9020720A JP 2072097 A JP2072097 A JP 2072097A JP H10223581 A JPH10223581 A JP H10223581A
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cleaning
wafer
brush
scrub
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Tadao Okamoto
伊雄 岡本
Atsuo Naganori
篤郎 永徳
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板を洗浄する際に、基板に大きな遠心力を与
えることを必要とせずに、基板表面上の異物を完全に除
去できるスクラブ洗浄部材およびそれを用いた基板処理
装置を提供する。 【解決手段】ウエハWをスクラブ洗浄するために用いら
れる洗浄用ブラシの断面形状を、当該洗浄用ブラシがウ
エハWの表面に実質的に線接触するように、ウエハWに
接触する側を頂点とした山形とした。 【効果】スクラブ洗浄された結果ウエハの表面から除去
されたスラリーが洗浄用ブラシに捕獲されることがな
い。よって、ウエハに大きな遠心力が与えられていない
状態でスクラブ洗浄が行われる場合でも、スラリーをウ
エハから確実に掃き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・ディ
スプレイ・パネル)基板のような各種の基板の洗浄に用
いられるスクラブ洗浄部材、およびこのスクラブ洗浄部
材が用いられる基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエ
ハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に成膜やエ
ッチングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形
成していく工程が含まれる。微細加工のためにはウエハ
自体の表面およびウエハ表面に形成された薄膜の表面を
清浄に保つ必要があるから、必要に応じてウエハの洗浄
が行われる。たとえば、ウエハやその表面上に形成され
た薄膜を研磨剤を用いて研磨した後には、研磨剤(スラ
リー)がウエハ表面に残留しているから、この研磨剤を
除去する必要がある。
【0003】上述のようなウエハの洗浄を行うための従
来技術の概念的な構成は、図13および図14に示され
ている。すなわち、ウエハWの端面が一対の端面支持ハ
ンド210,211によって挟持されることにより、ウ
エハWの支持が達成されている。そして、ウエハWの上
面は、円板状のベース部212とその下面に固設された
洗浄用ブラシ213とからなるスクラブ洗浄部材214
が、図示しない回転駆動機構によって回転されつつ、接
触面218において洗浄用ブラシ213がウエハWに接
触することにより、スクラブ洗浄される。また、ウエハ
Wの下面も同様に、円板状のベース部215とその上面
に固設された洗浄用ブラシ216とからなるスクラブ洗
浄部材217が、図示しない回転駆動機構によって回転
されつつ、接触面219において洗浄用ブラシ216が
ウエハWに接触することにより、スクラブ洗浄される。
ここで、上述の洗浄用ブラシ213,216は、たとえ
ばPVA (poly-vinyl alcohl )で構成されている。
【0004】なお、この構成において、端面支持ハンド
210,211はウエハWを保持しつつ、図13に示す
ようにウエハWの中心OWが円軌道を描くように、ウエ
ハWを円運動させる。この結果、接触面218,219
は、ウエハWのほぼ全面に接触することとなるから、ウ
エハWのほぼ全面をスクラブ洗浄できる。ウエハWの上
面をスクラブ洗浄するスクラブ洗浄部材214におい
て、洗浄用ブラシ213は、たとえば図15に示すよう
に、ベース部212のほぼ全面にわたって円形状に固設
されている。洗浄用ブラシ213のほぼ中心にはノズル
220が配置され、このノズル220から洗浄液が吐出
されるようになっている。また、接触面218は図14
に示すように平坦面となっているので、洗浄用ブラシ2
13はウエハWの上面に対して面接触する。なお、ウエ
ハWの下面をスクラブ洗浄するスクラブ洗浄部材217
においても、これと同様な構成をとる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術の構成においては、ウエハWは一対の端面支持ハ
ンド210,211によって挟持されつつ円運動させら
れるから、ウエハWはスクラブ洗浄部材214,217
に対して低速で公転するだけである。したがって、この
公転によるウエハW自体の遠心力が小さいため、スクラ
ブ洗浄部材214,217によりウエハWの表面から除
去されたスラリーは、ウエハW自体の遠心力によっては
ウエハWの外側に掃き出されることがなく、専ら、洗浄
用ブラシ213,216により掃き出される。一方、洗
浄用ブラシ213,216の接触面218,219は平
坦面であるから、ウエハWから除去されたスラリーは接
触面218,219に捕獲されやすくなっている。
【0006】ゆえに、洗浄が終了した後、スクラブ洗浄
部材214,217をウエハWから離間させる際に、図
16に示すように、洗浄用ブラシ213,216の接触
面218,219に捕獲されていたスラリー221がウ
エハWの面上に残ってしまうという問題が生じる。この
場合、このスラリー221はパーティクルとなるから、
半導体装置の製造工程において歩留りの低下につなが
り、大きな問題となっていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、基板を洗浄する際に、基板に大きな遠心力
を与えることを必要とせずに、基板表面上の異物を完全
に除去できるスクラブ洗浄部材およびそれを用いた基板
処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、基板保持手
段に保持された基板に洗浄液を供給して基板をスクラブ
洗浄する基板処理装置に用いられ、上記基板保持手段に
保持された基板に対してほぼ垂直な軸回りに回転するベ
ース部と、このベース部に固設され、上記基板の表面に
対して実質的に線接触する形状を有するブラシ部と、を
備えたことを特徴とするスクラブ洗浄部材である。
【0009】本発明によれば、ブラシ部は、基板の表面
に対して実質的に線接触する形状のものであるから、た
とえば基板に大きな遠心力が与えられていない状態でス
クラブ洗浄が行われる場合でも、基板の表面から除去さ
れた異物がブラシ部に捕獲されることはなく、ブラシ部
によって基板の外側に掃き出される。そのため、洗浄後
に異物が基板の表面に残ることはない。よって、基板を
良好に洗浄できるから、高品質な基板を提供できる。
【0010】また、ウエハに大きな遠心力を与える必要
がないから、その遠心力によりウエハの端面部分が、基
板保持手段のウエハとの当接部分に損傷を与えたり、さ
らには、ウエハが基板保持手段から離脱してしまったり
することがない。またさらに、ウエハに大きな遠心力を
与えるためにウエハを高速回転させる必要がないから、
その回転のために必要なモータ等の駆動源の構成を簡易
化することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、基板保持手段に保
持された基板に洗浄液を供給して基板をスクラブ洗浄す
る基板処理装置に用いられ、上記基板保持手段に保持さ
れた基板に対してほぼ垂直な軸回りに回転するベース部
と、このベース部に固設され、上記基板の表面に対して
溝が形成された接触面で面接触する形状を有するブラシ
部と、を備えたことを特徴とするスクラブ洗浄部材であ
る。
【0012】本発明によれば、ブラシ部の接触面には溝
が形成されているから、基板の表面から除去された異物
は当該溝を通って接触面から速やかに脱出できる。した
がって、たとえば基板に大きな遠心力が与えられていな
い状態でスクラブ洗浄が行われる場合でも、基板の表面
から除去されたスラリーがブラシ部に捕獲されることは
ないから、上記請求項1記載の発明と同様の作用効果を
奏する。
【0013】請求項3記載の発明は、上記ブラシ部は、
上記ベース部に十字状に固設されていることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載のスクラブ洗浄部材で
ある。本発明によれば、ブラシ部は、ベース部に十字状
に固設されるから、ブラシ部がベース部のほぼ全面に固
設される場合に比べて、洗浄液が速やかにウエハWの外
側に排出され、これにより、基板の表面から除去された
異物が捕獲されることを一層防止する。よって、洗浄後
に異物が基板の表面に残ることを一層防止する。
【0014】請求項4記載の発明は、上記請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載のスクラブ洗浄部材と、上
記基板保持手段に保持された基板に洗浄液を供給するた
めの洗浄液供給手段と、上記スクラブ洗浄部材のベース
部を上記基板に対してほぼ垂直な軸回りに回転させるた
めの回転駆動手段と、を備えたことを特徴とする基板処
理装置である。
【0015】本発明によれば、請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載のスクラブ洗浄部材を洗浄液供給手段
および回転駆動手段とともに基板処理装置に用いたの
で、基板を良好に洗浄でき、高品質な基板を製造する基
板処理装置を提供できる。請求項5記載の発明は、上記
基板保持手段は、基板の端面の少なくとも3箇所におい
て接触して、基板を保持する保持用ローラと、これら保
持用ローラのうち少なくとも1つを上記基板に対してほ
ぼ垂直な軸まわりに回転させるローラ駆動手段とを含む
ものであり、上記スクラブ洗浄部材は、上記基板の中心
部から周縁部にいたる領域をスクラブ洗浄するものであ
ることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置であ
る。
【0016】本発明によれば、基板をその端面において
保持した状態で回転させることができ、スクラブ洗浄手
段は基板の周縁部をスクラブ洗浄することができるの
で、基板の周縁部の全周域においてスクラブ洗浄を施す
ことができる。またさらに、スクラブ洗浄手段は基板の
中心部から周縁部にいたる領域をスクラブ洗浄すること
ができるので、基板の表面全域においてスクラブ洗浄を
施すことができる。したがって、さらに基板を良好に洗
浄でき、高品質な基板を製造する基板処理装置を提供で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態の基板処理装置であるウエハ洗浄装置の
構成を示す平面図である。また、図2は、図1のII-II
断面図であり、一部を省略し、かつ一部を概念的に示し
ている。
【0018】この装置は、側壁1,2,3,4によって
囲まれた平面視においてほぼ矩形の処理室5と、この処
理室5内においてウエハWを水平に保持し、かつこの状
態でウエハWを回転させることができるウエハ保持装置
6と、ウエハ保持装置6により保持されたウエハWの上
面および下面に洗浄液供給ノズル7,8から洗浄液を供
給してウエハWの上面および下面をスクラブ洗浄するた
めの両面洗浄装置9とを備えている。
【0019】ウエハ保持装置6は、処理室5の側壁2ま
たは4に対して直交する方向(以下「保持方向」とい
う。)Aに関して対向配置された一対の保持ハンド1
0,30を有している。保持ハンド10,30は、保持
方向Aに沿って移動可能なもので、ベース取付部11,
31に取り付けられたベース部12,32と、ベース部
12,32の上方に配置され、ウエハWを保持するため
の各々3つの保持用ローラ13,33とをそれぞれ有し
ている。これらの保持用ローラ13,33は、ウエハW
の端面形状に対応した円周上に配置されている。ウエハ
Wは、保持用ローラ13,33の側面にその端面が当接
した状態で保持される。
【0020】ベース取付部11,31には、保持方向A
に沿って長く形成され、側壁2,4に形成された穴1
4,34を介して側壁2,4の外側まで延びたハンド軸
15,35の一端が連結されている。ハンド軸15,3
5の他端には、側壁2,4の外側の取付板16,36上
に固定されたシリンダ17,37のロッド18,38が
連結板19,39を介して取り付けられている。ロッド
18,38は、保持方向Aに沿って突出したり引っ込ん
だりできるようになっている。この構成により、シリン
ダ17,37を駆動することによって、保持ハンド1
0,30を保持方向Aに沿って互いに反対方向に進退さ
せることができ、ウエハWを保持用ローラ13,33の
間で挾持したり、この挾持を解放したりすることができ
る。
【0021】なお、参照符号20,40は、保持ハンド
10,30の移動とともに伸縮自在なベローズであり、
両面洗浄装置9の洗浄液供給ノズル7,8からウエハW
に供給される洗浄液、ならびにその雰囲気が、ハンド軸
15,35に影響を与えないようにするため、あるいは
処理室5の外部に漏れるのを防ぐためのものである。ま
た、シリンダ17,37のロッド18,38やハンド軸
15,35から発生するパーティクルが処理室5の内部
に侵入するのを防止するためのものでもある。
【0022】保持用ローラ13,33は、ウエハWを保
持した状態でウエハWを回転させるべく、ベース部1
2,32に回転可能に設けられている。すなわち、保持
用ローラ13,33は、ベース部12,32に鉛直軸ま
わりの回転が自在であるように支持されたローラ軸2
1,41に固定されている。ウエハWを回転させるため
に必要な駆動力は、保持用ローラ33にのみ与えられる
ようになっている。すなわち、保持用ローラ33のうち
中央の保持用ローラ33bには、側壁2の外側に設けら
れたモータ取付板42に取り付けられたモータMの駆動
力がベルト43を介して伝達されるようになっている。
さらに、中央の保持ローラ33bに伝達されてきた駆動
力は、ベルト44,45を介して他の2つの保持用ロー
ラ33a,33cにも伝達されるようになっている。
【0023】さらに詳述する。保持用ローラ33aのロ
ーラ軸41aは、図3に示すように、ベース部32に形
成された挿通穴46aを通ってベース部32の下端部付
近に形成された空間47まで延ばされており、挿通穴4
6aに配置された2つの軸受47a,48aを介してベ
ース部32に回転自在に支持されている。他の2つの保
持用ローラ33b,33cのローラ軸41b,41cも
同様に、挿通穴46b,46cを通って空間47まで延
ばされ、かつ挿通穴46b,46cに配置された2つの
軸受47b,48b:47c,48cを介してベース部
32に回転自在に支持されている。
【0024】中央のローラ軸41bには、3つのプーリ
49b,50b,51bが取り付けられている。このう
ち、最上段のプーリ49bとモータMの駆動軸52に取
り付けられたプーリ53(図2参照)との間に、ベルト
43が巻き掛けられている。そして、残りの2つのプー
リ50b,51bと他の2つのローラ軸41a,41c
にそれぞれ取り付けられたプーリ51a,51cとの間
に、ベルト44,45がそれぞれ巻き掛けられている。
【0025】以上の構成により、モータMによって中央
の保持用ローラ33bが駆動されると、これに伴って他
の2つの保持用ローラ33a,33cが駆動される。そ
の結果、保持用ローラ13,33に保持されているウエ
ハWは回転を始める。このとき、保持用ローラ13は、
ウエハWの回転につられて回転する。このようにして、
ウエハWは保持用ローラ13,33に保持された状態で
回転方向Bに沿って回転する。この場合におけるウエハ
Wの回転速度は、たとえば約10〜20(回転/分)で
ある。
【0026】図2に戻って、両面洗浄装置9は、ウエハ
保持装置6により保持されたウエハWの上方および下方
に配置された上面洗浄部60および下面洗浄部80を備
えている。上面洗浄部60および下面洗浄部80は、そ
れぞれ、保持ハンド10,30に干渉しない位置に、ウ
エハWの中心部から周縁部に至るウエハWの表面領域を
覆うように配置されている。
【0027】上面洗浄部60および下面洗浄部80は、
ウエハWに対向する側に取付面61,81を有するベー
ス部62,82と、ベース部62,82に取り付けられ
た回転軸63,83とを有し、回転駆動部64,84に
より鉛直軸方向に沿う回転軸Oを中心に回転方向Cに沿
って回転できるようにされている。さらに、上面洗浄部
60および下面洗浄部80は、それぞれ、昇降駆動部6
5,85によって上下方向に移動できるようになってい
る。これにより、ウエハ洗浄時においてはウエハWを上
面洗浄部60および下面洗浄部80で挟み込むことがで
き、また、ウエハ洗浄後においては、ウエハWから上面
洗浄部60および下面洗浄部80を離すことができるよ
うになっている。
【0028】上面ベース部62および下面ベース部82
の各取付面61,81には、洗浄用ブラシ66,86が
設けられている。洗浄用ブラシ66,86の中央付近に
は、ウエハWに洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズ
ル7,8がそれぞれ配置されている。洗浄液供給ノズル
7,8には、洗浄用パイプ67,87が連結されてい
る。洗浄用パイプ67,87は、回転軸63,83内に
回転しないように挿通されており、その他端には、三方
弁68,88を介して、フッ酸、硝酸、塩酸、リン酸、
酢酸、アンモニアなどの薬液が図示しない薬液タンクか
ら導かれる薬液供給路69,89、および図示しない純
水タンクから純水が導かれる純水供給路70,90が接
続されている。この構成により、三方弁68,88の切
換えを制御することによって、洗浄用パイプ67,87
に薬液および純水を選択的に供給でき、したがって洗浄
液供給ノズル7,8から薬液および純水を選択的に吐出
させることができる。
【0029】洗浄用ブラシ66,86はいずれも同じ構
成となっている。したがって、以下では、洗浄用ブラシ
66を例にとって説明する。洗浄用ブラシ66は、たと
えばPVA(poly-vinyl alcohol)で構成されたもので、
図4に示すように、円形に形成されたベース部62の取
付面61に十字状に配置されている。さらに詳述する
と、洗浄用ブラシ66は、取付面61のほぼ中央に配置
された平面視においてほぼ円形の第1ブラシ部71と、
取付面61の径方向に沿って長く形成され、かつ第1ブ
ラシ部70の周囲に取付面61の周方向に沿ってほぼ9
0度ずつずれて配置された4つの第2ブラシ部72とを
有している。
【0030】第1ブラシ71の中央には、平面視におい
てほぼ円形の凹部73が形成されている。洗浄液をウエ
ハWに供給するための洗浄液供給ノズル7は、この凹部
73の底面を挿通して設けられている。凹部73の周囲
には、洗浄液供給ノズル7から吐出される洗浄液をウエ
ハWの周縁部に向けて広げるための4つのV溝74が形
成されている。
【0031】第2ブラシ部72は、図5にその断面を示
すように、断面形状が、ウエハWに接触する側が頂点と
なる山形となっている。すなわち、第2ブラシ部72
は、平板部72aと、この平板部72aに一体形成さ
れ、平板部72a上に横たわる三角柱状の凸部72bと
からなる。さらに具体的には、凸部72bは、平板部7
2aからせり上がる一対の傾斜面72cと、この傾斜面
72cが出合うところに形成される稜線部とを有し、こ
の稜線部がウエハWの表面に対して接触する接触部72
dとなる。したがって、第2ブラシ部72は、ウエハW
の表面に対して実質的に線接触するようになっている。
【0032】図6は、このウエハ洗浄装置の電気的構成
を示すブロック図である。このウエハ洗浄装置には、制
御中枢として機能するマイクロコンピュータなどで構成
された制御部100が備えられている。制御部100
は、予め設定されたプログラムに従い、シリンダ17,
37、モータM、回転駆動部64,84、昇降駆動部6
5,85、および三方弁68,88を制御する。
【0033】次に、ウエハWをスクラブ洗浄する際の動
作について説明する。洗浄前においては、保持ハンド1
0,30はウエハWを保持する保持位置から退避した待
機位置で待機し、かつ上面洗浄部60および下面洗浄部
80も互いにウエハWから離れた状態で待機している。
前工程が終了し図示しない搬送アームによってウエハW
が搬送されてくると、制御部100は、シリンダ17,
37のロッド18,38を引っ込ませる。その結果、保
持ハンド10,30は互いに近づく。これにより、ウエ
ハWがその端面において保持用ローラ13,33に保持
される。
【0034】その後、制御部100は、回転駆動部6
4,84を駆動し、上面洗浄部60および下面洗浄部8
0を回転させる。これと同時に、制御部100は、三方
弁68,88を制御し、薬液供給路69,89と洗浄用
パイプ67,87とを接続させる。その結果、洗浄液供
給ノズル7,8から薬液がそれぞれウエハWの上面およ
び下面に供給される。
【0035】その後、制御部100は、モータMを駆動
する。その結果、保持用ローラ33が回転駆動される。
これに伴って、ウエハWが低速回転する。さらに、制御
部100は、昇降駆動部65,85を制御し、上面洗浄
部60および下面洗浄部80を互いに近づく方向に移動
させる。その結果、保持用ローラ13,33に保持され
ているウエハWは、洗浄用ブラシ66,86によって挟
み込まれ、洗浄用ブラシ66,86によりウエハWの上
面および下面が擦られる。
【0036】これにより、ウエハWの上面および下面が
薬液が供給されつつ洗浄用ブラシ66,86によってス
クラブ洗浄される。この場合、上面洗浄部60および下
面洗浄部80は、ウエハWの中心部から周縁部に至るウ
エハWの表面領域を覆うように配置され、かつウエハW
も低速回転されているから、結局、ウエハWの上面およ
び下面の全体がスクラブ洗浄される。
【0037】ところで、このスクラブ洗浄の際、洗浄用
ブラシ66の第2ブラシ部72の接触部72dは、ウエ
ハWの上面に対して実質的に線接触している。したがっ
て、スクラブ洗浄された結果ウエハWの上面から除去さ
れたスラリーは、洗浄用ブラシ66に捕獲されることな
く、第2ブラシ部72の凸部72bの側面部72cによ
って押され、洗浄用ブラシ66の回転力によって生じる
遠心力によってウエハWの外側に掃き出される。
【0038】なお、洗浄用ブラシ86の第2ブラシ部の
接触部もウエハWの下面に対して実質的に線接触してい
るから、ウエハWの下面についても、同様のことが言え
る。薬液によるスクラブ洗浄が終了すると、制御部10
0は、昇降駆動部65,85を制御し、上面洗浄部60
および下面洗浄部80を互いにウエハWから離れる方向
に移動させ、ウエハWから洗浄用ブラシ66,86を離
れさせる。その後、洗浄用パイプ67,87と純水供給
路70,90とが接続されるように、三方弁68,88
を制御する。その結果、洗浄液供給ノズル7,8から純
水が供給され、ウエハWの上面および下面に残留してい
る薬液等が洗い流される。
【0039】なお、次の工程で純水が供給される場合に
は、特に洗浄液供給ノズル7,8から純水を供給する必
要はない。以上のように本実施形態によれば、洗浄用ブ
ラシ66,86をウエハWの表面に対して実質的に線接
触する形状としているから、スラリーが洗浄用ブラシ6
6,86によって捕獲されることがない。したがって、
ウエハWを低速回転させながらスクラブ洗浄する場合で
も、スラリーを洗浄用ブラシ66,86によりウエハW
の外側に掃き出すことができるから、洗浄終了後にスラ
リーがウエハWに残ることはない。そのため、ウエハW
の両面を良好に洗浄できる。
【0040】本発明の一実施形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は上述の実施形態に限定されるもので
はない。たとえば上記実施形態では、洗浄用ブラシ66
の第2ブラシ部72の断面形状を山形としているが、ス
ラリーを捕獲しないような形状であればよいという観点
に着目すれば、洗浄用ブラシ66がウエハWに接触する
面に、スラリーの逃げ道となる溝を形成するようにして
もよいことがわかる。
【0041】たとえば図7および図8に示すように、第
2ブラシ部72として断面形状がほぼ矩形となるような
形状を採用し、ウエハWに接触する接触面110に、第
2ブラシ部72の長手方向に沿って複数の溝111を形
成するようにしてもよい。この構成によれば、スラリー
は溝111を通って逃げることができるから、第2ブラ
シ部72に捕獲されることがない。
【0042】また、図9および図10に示すように、第
2ブラシ部72として断面形状がほぼ矩形となるような
形状を採用し、その接触面115に、洗浄用ブラシ66
の中心から円周方向に進むに従って、洗浄用ブラシ66
の回転方向Cとは反対の方向に進むような形状の溝11
6が形成されていてもよい。この構成によれば、上述の
ような形状の溝116が形成されているから、スラリー
はこの溝116を通って第2ブラシ部72の接触面11
5から逃げやすくなる。
【0043】なお、上述の溝111,116の断面形状
はコの字状となっているが、V字状の溝とすれば、加工
がより容易となる。さらに、図11に断面を示すよう
に、第2ブラシ部72のウエハWに接触する側の形状と
して、突出部120と溝121とが連続するような形状
を採用してもよい。この構成によれば、第2ブラシ部7
2はウエハWの上面に対して突出部120の先端におい
て実質的に線接触するとともに、スラリーが溝121を
通って逃げることができるようになるから、さらに効率
的に、スラリーの掃き出しが行える。
【0044】また、上記実施形態では、第2ブラシ部7
2をほぼ十字状に配置しているが、たとえば図12に示
すように、洗浄用ブラシ66の中心から円周方向に進む
に従って洗浄用ブラシ66の回転方向Cとは反対の方向
に進むような形状に配置してもよい。この構成によれ
ば、十字状配置よりも一層効率的に、スラリーの掃き出
しが行える。
【0045】さらに、上記実施形態では、ウエハWの洗
浄が行われる場合について説明しているが、本発明は、
液晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・デ
ィスプレイ・パネル)基板など他の各種の基板の洗浄に
対して広く適用することができる。その他、特許請求の
範囲に記載された技術事項の範囲において種々の設計変
更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板処理装置であるウエ
ハ洗浄装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1のII-II 断面図であり、一部を省略し、か
つ一部を概念的に示している。
【図3】保持用ローラの駆動機構を説明するための図で
ある。
【図4】洗浄用ブラシの構成を示す図である。
【図5】洗浄用ブラシの第2ブラシ部の断面形状を示す
図である。
【図6】ウエハ洗浄装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【図7】洗浄用ブラシの形状の他の構成を示す図であ
る。
【図8】図7のa−a断面図である。
【図9】洗浄用ブラシの形状の他の構成を示す図であ
る。
【図10】図9のb−b断面図である。
【図11】洗浄用ブラシの断面形状の他の構成を示す断
面図である。
【図12】洗浄用ブラシの配置形態の他の構成を示す図
である。
【図13】従来の装置の構成を上方から見た概念図であ
る。
【図14】従来の装置の構成を側方から見た概念図であ
る。
【図15】従来の洗浄用ブラシの構成を示す図である。
【図16】従来の洗浄用ブラシによる洗浄後にウエハの
表面上に残っているスラリーを示す図である。
【符号の説明】
6 ウエハ保持装置(基板保持手段) 7,8 洗浄液供給ノズル 9 両面洗浄装置 10,30 保持ハンド 13,33 保持用ローラ 43,44,45 ベルト 60 上面洗浄部 80 下面洗浄部 61,81 取付面 62,82 ベース部 64,84 回転駆動部(回転駆動手段) 65,85 昇降駆動部 66,86 洗浄用ブラシ(ブラシ部) 67,87 洗浄用パイプ 68,88 三方弁 69,89 薬液供給路 70,90 純水供給路 72 第2ブラシ部 72b 凸部 72d 接触部 100 制御部 110,115 接触面 111,116 溝 120 突出部 121 溝 M モータ(ローラ駆動手段) W ウエハ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板保持手段に保持された基板に洗浄液を
    供給して基板をスクラブ洗浄する基板処理装置に用いら
    れ、 上記基板保持手段に保持された基板に対してほぼ垂直な
    軸回りに回転するベース部と、 このベース部に固設され、上記基板の表面に対して実質
    的に線接触する形状を有するブラシ部と、を備えたこと
    を特徴とするスクラブ洗浄部材。
  2. 【請求項2】基板保持手段に保持された基板に洗浄液を
    供給して基板をスクラブ洗浄する基板処理装置に用いら
    れ、 上記基板保持手段に保持された基板に対してほぼ垂直な
    軸回りに回転するベース部と、 このベース部に固設され、上記基板の表面に対して溝が
    形成された接触面で面接触する形状を有するブラシ部
    と、を備えたことを特徴とするスクラブ洗浄部材。
  3. 【請求項3】上記ブラシ部は、上記ベース部に十字状に
    固設されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のスクラブ洗浄部材。
  4. 【請求項4】上記請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載のスクラブ洗浄部材と、 上記基板保持手段に保持された基板に洗浄液を供給する
    ための洗浄液供給手段と、 上記スクラブ洗浄部材のベース部を上記基板に対してほ
    ぼ垂直な軸回りに回転させるための回転駆動手段と、を
    備えたことを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】上記基板保持手段は、基板の端面の少なく
    とも3箇所において接触して、基板を保持する保持用ロ
    ーラと、これら保持用ローラのうち少なくとも1つを上
    記基板に対してほぼ垂直な軸まわりに回転させるローラ
    駆動手段とを含むものであり、 上記スクラブ洗浄部材は、上記基板の中心部から周縁部
    にいたる領域をスクラブ洗浄するものであることを特徴
    とする請求項4記載の基板処理装置。
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