JPH10223453A - 巻線トランス - Google Patents
巻線トランスInfo
- Publication number
- JPH10223453A JPH10223453A JP2154297A JP2154297A JPH10223453A JP H10223453 A JPH10223453 A JP H10223453A JP 2154297 A JP2154297 A JP 2154297A JP 2154297 A JP2154297 A JP 2154297A JP H10223453 A JPH10223453 A JP H10223453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- transformer
- magnetic flux
- winding
- wound transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁束のもれを低減し、周辺回路に悪影響を与
えることのない巻線トランスを提供する。 【解決手段】 コアを使用した巻線トランスにおいて、
巻線部を覆う第1のシールドと、トランス全体を覆う第
2のシールドとから成る二重のシールドを備えることに
よって、磁束の漏れを効果的に防ぐ。
えることのない巻線トランスを提供する。 【解決手段】 コアを使用した巻線トランスにおいて、
巻線部を覆う第1のシールドと、トランス全体を覆う第
2のシールドとから成る二重のシールドを備えることに
よって、磁束の漏れを効果的に防ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線トランスに関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】巻線トランスの従来例を図2に示す。図
2において、コア1、巻線2で構成されたトランス3が
動作時に発生する磁束は、巻線2を中心として円を描
く。この磁束は誘電率の高いコア1に集中して流れる
が、コア1の無いところでは、外部に漏れてしまう。ま
た、トランス3の近くにパターンを配置すると、この磁
束の影響で、一次電源側の周波数が重畳し、うねりなど
が起きてしまうため、電源トランス3をシールド4で囲
み、周辺には、パターンを配置しないようにして、磁束
の影響を少しでも防ぐようにしていた。
2において、コア1、巻線2で構成されたトランス3が
動作時に発生する磁束は、巻線2を中心として円を描
く。この磁束は誘電率の高いコア1に集中して流れる
が、コア1の無いところでは、外部に漏れてしまう。ま
た、トランス3の近くにパターンを配置すると、この磁
束の影響で、一次電源側の周波数が重畳し、うねりなど
が起きてしまうため、電源トランス3をシールド4で囲
み、周辺には、パターンを配置しないようにして、磁束
の影響を少しでも防ぐようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の巻線トランスは、部品実装の制約が大きいため、実
際には、巻線トランスを他の回路と切り放し、距離をと
ることで防いだり、シールド4を頑丈にしたり、漏れ磁
束を抑えた高価な巻線トランスを利用する手段がとられ
ていた。このため、装置が大型化し、高価格となる欠点
が有った。
来の巻線トランスは、部品実装の制約が大きいため、実
際には、巻線トランスを他の回路と切り放し、距離をと
ることで防いだり、シールド4を頑丈にしたり、漏れ磁
束を抑えた高価な巻線トランスを利用する手段がとられ
ていた。このため、装置が大型化し、高価格となる欠点
が有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の欠点
を除去するため、巻線トランスを囲んでいるシールドの
他に、巻線部にシールドを設け、トランスを覆う二重の
シールドを形成したものである。その結果、トランスよ
り外部へ放射される磁束は大幅に減少し、周辺回路への
影響を低減することが可能となる。
を除去するため、巻線トランスを囲んでいるシールドの
他に、巻線部にシールドを設け、トランスを覆う二重の
シールドを形成したものである。その結果、トランスよ
り外部へ放射される磁束は大幅に減少し、周辺回路への
影響を低減することが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
参照して説明する。図1において、コア1、巻線2で構
成される巻線トランス3は、巻線2に近接して設けられ
たシールド5によって、コアのない方向に対しても、擬
似的に誘電率の高いもので磁束を導くことで、磁束の漏
れを防いでいる。また、従来のシールドに対して、より
近い位置に構成しているため、効果的に誘導する。更
に、シールド6によっても防ぎきれない漏れ磁束は、ト
ランス3全体を覆うシールド4によって、漏れを二重に
防ぐことが可能となる。また、シールド6はシールド4
の様に頑丈である必要もなくなる。
参照して説明する。図1において、コア1、巻線2で構
成される巻線トランス3は、巻線2に近接して設けられ
たシールド5によって、コアのない方向に対しても、擬
似的に誘電率の高いもので磁束を導くことで、磁束の漏
れを防いでいる。また、従来のシールドに対して、より
近い位置に構成しているため、効果的に誘導する。更
に、シールド6によっても防ぎきれない漏れ磁束は、ト
ランス3全体を覆うシールド4によって、漏れを二重に
防ぐことが可能となる。また、シールド6はシールド4
の様に頑丈である必要もなくなる。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、巻線トランスを使用す
る際に、周辺回路に磁束をまき散らして悪影響を与える
危険性を低減することができる。
る際に、周辺回路に磁束をまき散らして悪影響を与える
危険性を低減することができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図。
【図2】従来の巻線トランスの構成例を示す図。
1:コア、 2:巻線、3:
トランス、 4〜6:シールド。
トランス、 4〜6:シールド。
Claims (1)
- 【請求項1】 コアを使用した巻線トランスにおいて、
巻線部を覆う第1のシールドと、トランス全体を覆う第
2のシールドとから成る二重のシールドを備えたことを
特徴とする巻線トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2154297A JPH10223453A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 巻線トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2154297A JPH10223453A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 巻線トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223453A true JPH10223453A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12057876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2154297A Pending JPH10223453A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 巻線トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10223453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214444A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Mitsumi Electric Co Ltd | 面実装型トランス |
JP2011077542A (ja) * | 2010-12-09 | 2011-04-14 | Mitsumi Electric Co Ltd | 面実装型トランス |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP2154297A patent/JPH10223453A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007214444A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Mitsumi Electric Co Ltd | 面実装型トランス |
JP2011077542A (ja) * | 2010-12-09 | 2011-04-14 | Mitsumi Electric Co Ltd | 面実装型トランス |
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