JPH0637481A - 電子機器筐体用カバー - Google Patents
電子機器筐体用カバーInfo
- Publication number
- JPH0637481A JPH0637481A JP18639592A JP18639592A JPH0637481A JP H0637481 A JPH0637481 A JP H0637481A JP 18639592 A JP18639592 A JP 18639592A JP 18639592 A JP18639592 A JP 18639592A JP H0637481 A JPH0637481 A JP H0637481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- diameter
- electronic equipment
- electromagnetic wave
- electromagnetic waves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】カバー１の全面に渡り直径１ｍｍの円形穴がピ
ッチ２ｍｍ、角度６０度で規則的に配置されている。カ
バー１に電子機器筐体内部から漏洩する電磁波が放射さ
れた場合、カバー１には誘導電流が生じ、円形穴２の部
分は電気的空白となる。 【効果】漏洩電磁波最大１ＧＨｚまでについて十分な電
磁波遮蔽特性を得ることができる。また、放熱開口率に
ついては、矩形穴では実現困難な２２．５％が達成でき
る。
ッチ２ｍｍ、角度６０度で規則的に配置されている。カ
バー１に電子機器筐体内部から漏洩する電磁波が放射さ
れた場合、カバー１には誘導電流が生じ、円形穴２の部
分は電気的空白となる。 【効果】漏洩電磁波最大１ＧＨｚまでについて十分な電
磁波遮蔽特性を得ることができる。また、放熱開口率に
ついては、矩形穴では実現困難な２２．５％が達成でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器筐体から漏洩
する電磁波を遮蔽し、かつ放熱開口部を有する電子機器
筐体用カバーに関する。
する電磁波を遮蔽し、かつ放熱開口部を有する電子機器
筐体用カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電子機器筐体用カバーは、図３に
示すように、カバー１に対し放熱開口部として矩形穴３
が規則的なピッチで部分的に配置されていた。
示すように、カバー１に対し放熱開口部として矩形穴３
が規則的なピッチで部分的に配置されていた。
【０００３】また、放熱開口部の形状として、放熱開口
面積確保の観点から、図４（ａ）および（ｂ）に示すよ
うな形状が用いられていた。すなわち、幅方法の寸法を
大きくとる図４（ａ）に示す形状では、防塵性および外
観等の問題があるため、幅方向に対して長手方向が十分
大きい図４（ｂ）に示すような形状が多用されていた。
面積確保の観点から、図４（ａ）および（ｂ）に示すよ
うな形状が用いられていた。すなわち、幅方法の寸法を
大きくとる図４（ａ）に示す形状では、防塵性および外
観等の問題があるため、幅方向に対して長手方向が十分
大きい図４（ｂ）に示すような形状が多用されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器筐体用
カバーには、図４（ｂ）に示す形状の矩形穴３が配置さ
れていた。しかし、漏洩電磁波がカバーに放射された際
には、図５に示す誘導電流５を生じ、矩形穴３の部分で
電気的空白となり、この長さが大きいため、十分な電磁
波遮蔽特性を得ることができなかった。
カバーには、図４（ｂ）に示す形状の矩形穴３が配置さ
れていた。しかし、漏洩電磁波がカバーに放射された際
には、図５に示す誘導電流５を生じ、矩形穴３の部分で
電気的空白となり、この長さが大きいため、十分な電磁
波遮蔽特性を得ることができなかった。
【０００５】放射開口部寸法、要するに電気的軽薄な部
分と機器内から漏洩する電磁波の波長λには関係があ
り、放射開口部寸法を極力小さくすることが効果的な電
磁波遮蔽につながるため、設計時は一般的に波長λの１
００分の１ないし２００分の１の放射開口部寸法として
考慮するが、放熱特性、防塵特性、外観等の条件から実
現困難な状況にあった。
分と機器内から漏洩する電磁波の波長λには関係があ
り、放射開口部寸法を極力小さくすることが効果的な電
磁波遮蔽につながるため、設計時は一般的に波長λの１
００分の１ないし２００分の１の放射開口部寸法として
考慮するが、放熱特性、防塵特性、外観等の条件から実
現困難な状況にあった。
【０００６】通常、電子機器筐体内部から漏洩する電磁
波の周波数で最大１ＧＨｚまで考慮する場合、その波長
λは３０ｃｍとなり、その２００分の１（１．５ｍｍ）
を放射開口部寸法とするべきなので、放射特性を十分確
保しようとすると、図４（ｂ）に示す矩形穴では、漏洩
電磁波の遮蔽は困難であった。
波の周波数で最大１ＧＨｚまで考慮する場合、その波長
λは３０ｃｍとなり、その２００分の１（１．５ｍｍ）
を放射開口部寸法とするべきなので、放射特性を十分確
保しようとすると、図４（ｂ）に示す矩形穴では、漏洩
電磁波の遮蔽は困難であった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による電子機器筐
体カバーにおいては、カバー全面に円形の小径穴が規則
的なピッチおよび角度で配置されている。
体カバーにおいては、カバー全面に円形の小径穴が規則
的なピッチおよび角度で配置されている。
【０００８】
【実施例】次に、本発明の一実施例を示した図面を参照
して、本発明をより詳細に説明する。
して、本発明をより詳細に説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施例の外観斜視図であ
る。カバー１の全面に渡り図２に示すような直径１ｍｍ
の円形穴がピッチ２ｍｍ、角度６０度で規則的に配置さ
れている。
る。カバー１の全面に渡り図２に示すような直径１ｍｍ
の円形穴がピッチ２ｍｍ、角度６０度で規則的に配置さ
れている。
【００１０】図１に示す実施例によるカバー１に電子機
器筐体内部から漏洩する電磁波が放射された場合、カバ
ー１には図５（Ａ）に示す誘導電流４が生じ、円形穴２
の部分は電気的空白となる。
器筐体内部から漏洩する電磁波が放射された場合、カバ
ー１には図５（Ａ）に示す誘導電流４が生じ、円形穴２
の部分は電気的空白となる。
【００１１】ここで、通常電子機器筐体内部から漏洩す
る電磁波の周波数を考えると、数Ｈｚ〜数百ＭＨｚであ
り、その波長λは数ｍから約０．３ｍの範囲にある。十
分な電磁波遮蔽特性を考慮すると、波長λの１００分の
１〜２００分の１に電気的空白な部分の寸法、要するに
開口寸法を設定すべきであり、それは約１．５ｍｍとな
る。本実施例のカバーは図２に示すように直径１ｍｍの
円形穴を採用しているので、十分な電磁波遮蔽特性を満
足できる。
る電磁波の周波数を考えると、数Ｈｚ〜数百ＭＨｚであ
り、その波長λは数ｍから約０．３ｍの範囲にある。十
分な電磁波遮蔽特性を考慮すると、波長λの１００分の
１〜２００分の１に電気的空白な部分の寸法、要するに
開口寸法を設定すべきであり、それは約１．５ｍｍとな
る。本実施例のカバーは図２に示すように直径１ｍｍの
円形穴を採用しているので、十分な電磁波遮蔽特性を満
足できる。
【００１２】また、放熱開口面積においては、図２に示
すように直径１ｍｍの円形穴がピッチ２ｍｍ、角度６０
度で配置された状態で、カバー表面積に対する開口率２
２．５％が確保できる。
すように直径１ｍｍの円形穴がピッチ２ｍｍ、角度６０
度で配置された状態で、カバー表面積に対する開口率２
２．５％が確保できる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カバー全面に渡り直径１ｍｍの円形穴をピッチ２ｍｍ、
角度６０度で規則的に配置したことにより、漏洩電磁波
最大１ＧＨｚまでについて十分な電磁波遮蔽特性を得る
ことができる。
カバー全面に渡り直径１ｍｍの円形穴をピッチ２ｍｍ、
角度６０度で規則的に配置したことにより、漏洩電磁波
最大１ＧＨｚまでについて十分な電磁波遮蔽特性を得る
ことができる。
【００１４】また、放熱開口率については、矩形穴では
実現困難な２２．５％が達成できる。
実現困難な２２．５％が達成できる。
【図１】本発明の一実施例の外観斜視図である。
【図２】図１に示した実施例における円形穴の拡大平面
図である。
図である。
【図３】従来例の外観斜視図である。
【図４】図３に示した従来例における矩形穴の拡大平面
図である。
図である。
【図５】電子機器筐体カバーに生じる誘導電流を示す拡
大平面図である。
大平面図である。
１ カバー ２ 円形穴 ３ 矩形穴 ４ 誘導電流
Claims (4)
- 【請求項１】 漏洩電磁波を生じる電子機器筐体におい
て、 カバー全面に円形の小径穴を規則的なピッチおよび角度
で配置したことを特徴とする電子機器筐体用カバー。 - 【請求項２】 前記円形の小径穴の配置を正方格子状に
配置したことを特徴とする請求項１記載の電子機器筐体
用カバー。 - 【請求項３】 前記円形の小径穴の配置を同心円状に配
置したことを特徴とする請求項１記載の電子機器筐体用
カバー。 - 【請求項４】 前記円形の小径穴の径が１ミリメートル
であり、前記小径穴が配置が６０度の角度の規則で行な
われていることを特徴とする請求項１または２または３
記載の電子機器筐体用カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18639592A JPH0637481A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 電子機器筐体用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18639592A JPH0637481A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 電子機器筐体用カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637481A true JPH0637481A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16187653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18639592A Withdrawn JPH0637481A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 電子機器筐体用カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637481A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015096925A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 株式会社フジクラ | 光接続ボックス |
| US9733433B2 (en) | 2013-09-19 | 2017-08-15 | Fujikura Ltd. | Optical connection box |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP18639592A patent/JPH0637481A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9733433B2 (en) | 2013-09-19 | 2017-08-15 | Fujikura Ltd. | Optical connection box |
| JP2015096925A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 株式会社フジクラ | 光接続ボックス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |