JPH10221268A - ウェーハの表面状態検出方法および装置 - Google Patents

ウェーハの表面状態検出方法および装置

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JPH10221268A
JPH10221268A JP9022584A JP2258497A JPH10221268A JP H10221268 A JPH10221268 A JP H10221268A JP 9022584 A JP9022584 A JP 9022584A JP 2258497 A JP2258497 A JP 2258497A JP H10221268 A JPH10221268 A JP H10221268A
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Masao Watanabe
正夫 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーハ製造ラインに設置することのできる
実用的なウェーハの表面状態検出方法および装置を実現
すること。 【解決手段】 ウェーハに対して、ウェーハの裏面から
ウェーハを透過する測定光をウェーハ表面で全反射条件
を満たすように入射し、ウェーハ表面での全反射による
近接場漏洩光を発生させ、該近接場漏洩光により発生し
た散乱光を観察することによりウェーハの表面状態を検
出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ上の微粒子
汚染を光学的方法により迅速に検査する計測方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】SiウェーハやGaAsウェーハ上に高
密度集積回路(以下、IC:Integrated Circuit と称
する)を製造する工程は年々複雑になるとともに微細化
が進み、ウェーハ上への微細微粒子の汚染が深刻な問題
となっている。配線パターンが0.5μm以下になって
きている現状では0.5μmから数μmの汚染、特に金
属微粒子の汚染がICチップの性能を劣化させ、チップ
製造の歩留まりを悪くしている。従って、ウェーハ製造
工程内の要所々々でウェーハの微粒子汚染の程度を検査
する必要があり、この検査においては、ウェーハ取り出
し動作、検査動作を迅速に行なうこと、および非破壊的
な方法により検査することが重要となる。
【0003】例えば、8インチのウェーハ上にある一個
の0.5μmの微粒子を検出するためには、検出可能な
観測視野の大きさからウェーハ全体で10の6乗点程度
を観測する必要があり、その測定点の多さから測定に時
間がかかるものとなっており、要求されている迅速性を
充たす測定方法は限られてしまう。
【0004】微粒子分析時には、ウェーハを汚染をしな
いこととともに、ウェーハを傷めないことが必要な条件
である。また、汚染微粒子の数、大きさ、種類を特定す
ることも重要な課題である。
【0005】現在検討されている測定方法としては、微
粒子によるMie散乱光を検出して微粒子を検出する方
法がある。この方法でウェーハ全体を掃引するためには
10分以上の時間を要する。
【0006】微粒子が検出された場合、検出された微粒
子を特定することが普通であり、微粒子の種類を特定す
るための方法としては、EPMA法(Electron Probe M
icroanalysis:特性x線検出器)やAES法(Auger el
ectron spectroscopy:オージェ電子分光法)による元
素分析が一般的である。これらのいずれの分析を行なう
にしても、ウェーハを真空装置の中に入れるなどして、
1微粒子分析当たりさらに5分程度の時間が必要とな
る。
【0007】さらに、上記のいずれの方法においても、
微粒子の種類を特定するために10keV以上の電子線
をウェーハに照射する必要があり、Siウェーハを傷め
ることになる。さらに、表面にある有機物微粒子は電子
線の照射により分解されて炭素不純物となり、ウェーハ
上に残ってしまう。ICチップの製造は、超高クリーン
ルーム内で行われることから、微粒子検査器自体が汚染
の原因となることが懸念される。
【0008】上述の様に種々な技術的問題のために今日
まで製造工程で使用することの出来る微粒子検査器は、
いまだ実用化されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】Mie散乱光を用いて
微粒子を検出する方法で8インチのウェーハを掃引する
場合には10分以上時間がかかり、検出された微粒子を
特定する場合にはさらに5分以上時間がかかるため、要
求されている迅速性を充たすことができないという問題
点がある。
【0010】さらに、EPMA法やAES法により検出
された微粒子を特定する場合には、検査のための電子線
によりウェーハが傷付いてしまい、また、微粒子検査器
自体がクリーンルームを汚染してしまうという問題点が
ある。
【0011】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、ウェーハ製造
ラインに設置することのできる実用的なウェーハの表面
状態検出方法および装置を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】実用的な微粒子検査装置
とするために、高速かつ高感度な分析を行なうことがで
き、小型で安価であるとともに汚染源とならず、また、
ウェーハを傷めることのない微粒子検出装置とすること
が必要とされる。
【0013】汚染源とならないためには、製造ラインか
らウェーハを抜き取り、短時間内に汚染微粒子を分析し
て製造ラインへウェーハを返還する構成とする。
【0014】上記目的を達成するための本発明のウェー
ハの表面状態検出方法は、ウェーハに対して、ウェーハ
の裏面からウェーハを透過する測定光をウェーハ表面で
全反射条件を満たすように入射し、ウェーハ表面での全
反射による近接場漏洩光を発生させ、該近接場漏洩光に
より発生した散乱光を観察することによりウェーハの表
面状態を検出することを特徴とする。
【0015】この場合、散乱光の形状からウェーハ表面
で発生している事象を判定することとしてもよい。
【0016】また、判定する事象が、ウェーハ表面上の
微粒子、ウェーハ表面の凹凸およびICパターン用の溝
であり、予め認識する各事象および各事象が組み合わさ
れて発生したときの散乱光の形状と、測定光の入射によ
り発生した散乱光とを比較することにより、ウェーハ表
面で発生している事象を判定することとしてもよい。
【0017】また、測定光として、全反射による近接場
漏洩光をp−偏光とするp−偏光の測定光を入射するこ
ととしてもよい。
【0018】また、測定光として、全反射による近接場
漏洩光をp−偏光とするp−偏光の第1の測定光と、全
反射による近接場漏洩光をs−偏光とするs−偏光の第
2の測定光とを入射し、同じ箇所について、第1の測定
光を入射したときに発生した第1の散乱光の強度と、第
2の測定光を入射したときに発生した第2の散乱光の強
度の比からウェーハ表面で発生している事象を判定する
こととしてもよい。
【0019】さらに、金属微粒子が在ると判定した箇所
について、測定光として、全反射による近接場漏洩光を
p−偏光とするp−偏光の測定光を入射したときに発生
した散乱光の強度をそれぞれ比較することにより各箇所
における金属の種類を判定することとしてもよい。
【0020】本発明のウェーハの表面状態検出装置は、
ウェーハの表面状態を検出するための装置であって、ウ
ェーハを搭載するX−Yステージと、前記ウェーハを透
過する波長のレーザ光を生成し、該レーザ光がウェーハ
の裏面からウェーハ表面で全反射条件を満たすように入
射する位置に配置されたレーザ光源と、前記レーザ光の
ウェーハ表面における全反射による近接場漏洩光によっ
て発生する散乱光が投影される位置に設けられたスクリ
ーンと、前記スクリーン上に投影された散乱光を撮像す
る撮像装置と、前記ウェーハ表面上での各事象および各
事象が組み合わされて発生したときの散乱光の形状を各
事象および各事象の組み合わせに対応して記憶する記憶
装置と、前記X−Yステージを駆動することにより前記
ウェーハに対して前記レーザ光を掃引照射し、このとき
の前記撮像装置により得られた散乱光の形状と前記記憶
装置に記憶されている散乱光の形状とから前記ウェーハ
表面の状態を判定する制御装置とを有することを特徴と
する。
【0021】この場合、判定する事象が、ウェーハ表面
上の微粒子、ウェーハ表面の凹凸およびICパターン用
の溝であり、予め認識する各事象および各事象が組み合
わされて発生したときの散乱光の形状と、測定光の入射
により発生した散乱光とを比較することにより、ウェー
ハ表面で発生している事象を判定することとしてもよ
い。
【0022】また、レーザ光源が、全反射による近接場
漏洩光がp−偏光となるp−偏光のレーザ光を出射する
こととしてもよい。
【0023】また、レーザ光源として、全反射による近
接場漏洩光がp−偏光となるp−偏光のレーザ光を出力
する第1のレーザ光源と、全反射による近接場漏洩光が
s−偏光となるs−偏光のレーザ光を出力する第2のレ
ーザ光源を用い、制御装置は、同じ箇所について、第1
のレーザ光源によるレーザ光を入射したときに発生した
第1の散乱光の強度と、第2のレーザ光源によるレーザ
光を入射したときに発生した第2の散乱光の強度の比か
らウェーハ表面で発生している事象を判定することとし
てもよい。
【0024】また、制御装置は、金属微粒子が在ると判
定した箇所について、第1レーザ光源によるレーザ光を
入射したときに発生した第1の散乱光の強度をそれぞれ
比較することにより各箇所における金属の種類を判定す
ることとしてもよい。
【0025】さらに、スクリーンがウェーハ表面に対し
て60度〜90度の範囲で傾斜して設けられていること
としてもよい。
【0026】本発明の方法による測定原理について図1
を参照して説明する。
【0027】Siウェーハ内から外部(空気中)へ光が
出るときに全反射が起こりうる。その臨界角θcは、sin
θc=n2/n1(n1、n2のそれぞれはSiウェーハお
よび空気の屈折率)で表わされる。Siウェーハの屈折
率n1は1.5であるので、臨界角は42度となり、こ
れ以上の入射角でレーザー光をウェーハ裏面から入射さ
せることにより全反射となる。全反射光の反射点はグー
ス・ヘンヒェン効果(Goos Haenchen effect)として知
られるように、図1中の領域1として示される入射光の
波長(λ2)分程度表面からずれた点となり、また、表
面を伝搬するエバネッセント波(evanescent wave)が
発生し、その波長λeは、λe=λ1/sinθcとなる。
【0028】本発明は、ウェーハの裏面からウェーハを
透過する光を入射し、表面上の微粒子により、近接場漏
洩光(エバネッセント光)が散乱する現象を利用するも
のである。測定対象ウェーハがSiウェーハである場
合、Siウェーハを透過する光の波長は1.1μm以上
であるから、近赤外光を使用することになる。
【0029】本発明による観測原理を図2(a),
(b)を参照して説明する。エバネッセント波203と
して示される漏洩光は1μm程度表面からしみ出すこと
から表面にある微粒子201の形状に応じて散乱し、散
乱波202として示される散乱光として観測される。漏
洩光により誘導される散乱波は微粒子201の形状によ
って異なるものとなる。
【0030】微粒子201の形状が、球状またはその長
手方向がウェーハ表面の垂直方向である場合には、散乱
光は図2(a)に示すように入射光進行方向の前方、及
び後方に強くなる。微粒子の形状が、その長手方向がウ
ェーハ表面に平行な方向である横長微粒子の場合には、
散乱光は図2(b)に示すようにウェーハ表面の垂直方
向に強くなる。
【0031】上記の原理により微粒子の形状が判定され
る。散乱光の強度は散乱を発生させる微粒子が金属であ
るか否かにより異なることが知られており、例えば、P.
K.Aravind and H. Metiu: Surface Science 124 (198
3) 550, R.Ruppin: SurfaceScience 127 (1983) 108 等
で報告されている。
【0032】図3に示すように、表面にある金属微粒子
301はプラズマ振動を励起しながら入射漏洩光を多重
散乱して漏洩光を増強し、その結果、散乱光強度が増強
された拡張散乱波302となる。この効果により金属微
粒子の散乱光は非金属微粒子の場合よりも100倍以上
強くなることが上記の各論文に理論的に示されている。
【0033】本発明の測定方法は、理論的には微粒子の
材質に関係なく行なうことができるが、上述した散乱光
強度の特性から、金属微粒子の計側を行なうときに、特
に感度が良いと考えられる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0035】実施例1 図4は、本発明による装置の一実施例の概略構成を示す
ブロック図である。
【0036】本実施例は、ウェーハ製造ラインのクリン
ルーム内に設けられるもので、測定はクリンルーム内の
生気中で行われる。測定されるウェーハ403は高速に
X−Y移動可能なX−Yステージ401上に載置され
る。
【0037】ウェーハ403を透過する波長約1.2μ
m程度の近赤外のレーザ一光402を発生するレーザー
光源413は、ウェーハ403の裏面側(図面下側)に
発生したレーザー光402のウェーハ403への入射角
が全反射角となるように固定されている。レーザー光源
とウェーハ403との間には、レーザー光402が観測
表面積に対応するように、拡げ、または、集光するため
のレンズ系(不図示)が設けられている。
【0038】X−Yステージ401は、上記のように投
射されるレーザー光が観測表面を走査するように高速に
移動する。観測表面に微粒子が存在しない場合には、散
乱光が発生することはないが、図示するように微粒子4
04が全反射点上に存在する場合には散乱光が発生す
る。また、X−Yステージ401の下部であり、レーザ
光402の反射光の光路上には、迷光を除去することを
目的として光吸収体406が配置されている。
【0039】散乱光の観測は、散乱光の進行方向に配置
された、赤外光に対して半透明であるスクリーン405
を観察することにより行われる。
【0040】スクリーン405上の散乱光の映像は、近
赤外光用CCDカメラである撮像装置408により撮像
されて観測され、画像処理装置409によりビデオ信号
等の画像を示す画像信号に変換されて制御装置407へ
送られる。
【0041】制御装置407は、画像処理装置409の
他に、入力装置410、制御装置407の動作プログラ
ムおよび解析処理に必要なデータを格納する記憶装置4
11および出力装置412と接続するもので、入力装置
410の入力内容に応じて記憶装置411に格納されて
いるプログラムに基づいて動作を行なうものであり、画
像処理装置409から送られてきた画像信号に示される
散乱光の形状と強度とにより微粒子の材料、大きさおよ
び形状を解析し、プリンタ、表示装置等の出力装置41
2へ送出し、また、解析結果に応じてX−Yステージ4
01を駆動する。この駆動制御においては、例えば、散
乱光により微粒子が検出された箇所についてのみ、重点
的に再検査を行なうことなどが挙げられる。
【0042】ウェーハの表面はマスク、イオン打ち込み
工程で凹凸が生じている場合があり、また、ウェーハ上
にICパターンを作る為にエッチングにより溝(トレン
チ)が形成されている場合がある。これらのいずれの部
分においても光の全反射条件がくずれるために、微粒子
が在る場合と同様に散乱光が観測される。
【0043】ICパターン用の溝の場合には、溝の形状
や形成位置が正確であるかを確認することができるた
め、散乱光が検出された場合、微粒子、凹凸および溝の
いずれによるかを識別することが品質管理の点から重要
となる。
【0044】ウェーハ上の微粒子、凹凸および溝の形状
は異なるものであるため、これらの各事象により発生す
る散乱光の形状も異なるものとなり、また、凹凸上に微
粒子が存在する場合等の各事象が組み合わされて発生し
たときの散乱光の形状も同様に異なるものとなる。
【0045】記憶装置411は、各事象および各事象が
組み合わされて発生したときの散乱光の形状を各事象お
よび各事象の組み合わせに対応して記憶しており、制御
装置407は記憶装置411を参照してウェーハ表面の
状態を判定する。
【0046】図5は上記のウェーハ表面の状態を判定す
る際の制御装置407の動作を示すフローチャートであ
る。
【0047】動作が開始されると、制御装置407はX
−Yステージ401を走査することでウェーハ403の
測定対象面にレーザ光402を照射し、複数の測定点に
おける散乱光画像を取り込む(ステップS601)。次
に、各測定点にて取り込んだ1つの散乱光画像につい
て、記憶装置411に各事象に対応して記憶されている
散乱光形状と比較し、最も近似する画像データの事象と
判定する(ステップS602)。なお、このとき、散乱
光画像が検出されていないときには正常面であると判定
する。この後、各測定点の全てについて判定を行なった
かを確認する(ステップS603)。この結果すべて判
定が行なわれたことを確認した場合には終了し、未判定
の測定点があることが確認された場合にはステップS6
02に戻って上記の動作を繰り返す。
【0048】なお、上述したように散乱光形状により表
面状態を判定する本発明においては散乱光を観察する光
学系が重要となる。散乱光観察光学系において、図4に
示したウェーハ403に対するレーザ光402の入射角
度は全反射条件に定められるため、散乱光を効率良く観
察するためには距離成分および寸法成分を除くとウェー
ハ403に対するスクリーン405の傾斜角度が支配的
となる。
【0049】スクリーン405の傾斜角度について様々
な角度にて実験を行なったところ、ウェーハ403の表
面に対して60度〜90度の範囲、特に、80度近傍と
して配置すると散乱光画像が良好に検出されることが散
乱光強度および画像から確認され、このような範囲でス
クリーン405を設けることが望ましい。
【0050】本発明は上述したように、グース・ヘンヒ
ェン効果(Goos Haenchen effect)により得られる散乱
光を観察することにより、散乱光を発生させた微粒子の
形状を特定するものであり、また、このときの散乱光強
度が微粒子の種類に応じて異なるプラズマ振動により増
強されることに基づいて微粒子の種類を特定するもので
ある。本発明のより具体的な実施例としては、以下に示
すような様々な形態を挙げることができる。
【0051】実施例2 光の電場成分が入射面内にあり、ウェーハ表面に垂直な
電場成分を有する偏光であるp−偏光漏洩光は、金属微
粒子(ウェーハ表面に化学結合をせず、弱く接触してい
る金属微粒子;漏洩光電場の中に一部埋まっている微粒
子)表面の局所表面プラズマ振動(Local Surface Plas
mon)に共鳴吸収され、微粒子表面での光の電場が増強
されて強い散乱光を発する。一方、p−偏光漏洩光に直
交するs−偏光漏洩光は、振動モードがプラズマ振動と
一致しないために、共鳴吸収されることがほとんどな
く、散乱光が増強されることはない。このような散乱光
の増強については理論的、実験的に良く知られている。
【0052】本実施例においては、ウェーハを透過して
微粒子に照射されるレーザ光の偏光状態に応じて散乱光
の強度が変動することを利用するものである。
【0053】図6に示す例は、測定における検出感度の
向上を目的とするもので、p−偏光に揃えられたレーザ
光を測定光502として出射するレーザ光源501を用
いる。計測系の構成は図4に示した構成と同様である。
このようなレーザ光源としては、共振器自体の構造とし
て偏光状態を制限する手段を備えるものがある。図6に
示す例では、発生する漏洩光がp−偏光漏洩光のみとな
り、散乱光が増強を効率よく増強し、金属微粒子による
散乱光の検出感度が向上したものとなる。
【0054】実施例3 図4に示した実施例が散乱光の形状により測定点での事
象を判定していたのに対して、図7に示す本実施例は、
金属微粒子の場合には、p−偏光漏洩光による散乱光強
度が、s−偏光漏洩光による散乱光強度よりも高いこと
を利用して微粒子の材質を判定するものである。
【0055】本実施例は、p−偏光およびs−偏光のい
ずれをも含むレーザ光を出射するレーザ光源503と、
レーザ光源503が出射したレーザ光の偏光状態を制御
し、測定光505として出射する偏光子504から構成
されている。計測系の構成は図4に示した構成と同様で
あり、制御装置407は偏光子504を介してレーザ光
源503が出射したレーザ光の偏光状態を制御するよう
に構成されている。
【0056】本実施例において、制御装置407は、レ
ーザ光源503が出射したレーザ光をp−偏光のみとし
た状態、s−偏光のみとした状態として計測を2回行な
う。この後、各状態にて検出された微粒子個々の散乱光
の検出感度を比較し、p−偏光とした状態のときにのみ
検出された微粒子や散乱光の検出感度が高い微粒子につ
いては金属微粒子であるとして判定する。
【0057】図8は上記の材質判定を行なう際の制御装
置407の動作を示すフローチャートである。
【0058】材質判定が開始されると、制御装置407
は、p−偏光のみとした状態による測定(測定1)、s
−偏光のみとした状態による測定(測定2)を行なう
(ステップS701,S702)。この後、所定の測定
点における各測定結果(散乱光強度)を比較する(ステ
ップS703)。ステップS703における比較の結
果、p−偏光とした状態の測定時(測定1)の散乱光の
検出感度がs−偏光とした状態の測定時(測定2)の散
乱光の検出感度よりも十分大きなこと、もしくはp−偏
光とした状態の測定時(測定1)にのみ検出されたこと
が確認された場合には金属微粒子と判定する(ステップ
S704)。ステップS703における比較の結果、測
定1および測定2のいずれにおいてもほぼ同じ検出感度
(0以上)にて散乱光が検出された場合には金属以外の
微粒子もしくはウェーハの凹凸であると判定する(ステ
ップS705)。ステップS703における比較の結
果、測定1および測定2のいずれにおいても散乱光が検
出されなかった場合には、ウェーハに凹凸がなく、微粒
子も存在しない正常面であると判定する(ステップS7
06)。ステップS704〜S706における判定が終
了すると、各測定点の全てについて判定を行なったかを
確認する(ステップS707)。この結果すべて判定が
行なわれたことを確認した場合には終了し、未判定の測
定点があることが確認された場合にはステップS703
に戻って上記の動作を繰り返す。
【0059】なお、図8に示した本実施例の動作とし
て、ウェーハ表面が正常性であるかを含めて判定するも
のとして説明したが、例えば、図4および図5に示した
第1の実施例にて微粒子が存在すると判定された測定点
のみについて、図5に示した判定動作終了後に連続して
行なうものとしてもよい。このような構成とした場合に
は、金属微粒子、金属以外の微粒子、ウェーハ表面の凹
凸およびICパターン用の溝といった各事象および各事
象の組み合せが判定できるとともに2回行なわれるレー
ザの照射回数が少なくなり極めて迅速に金属微粒子の検
出を行なうことができるものとなる。
【0060】実施例4 上述したプラズマ振動についてさらに言うと、金属中の
自由電子の集団的振動をプラズマ振動と言い、全体が静
止しているよりも振動していたほうがエネルギーが低
く、この点は分子の零点振動と共通している。プラズマ
振動数は電子の質量をm、自由電子濃度をn、電荷をe
とすると、 ωp 2=4πne2/m となる。金属表面における表面プラズマ振動数は近似的
に、 ωps 2=2πne2/m と表わすことができ、表面プラズマ振動のエネルギーは
内部プラズマ振動のエネルギーよりも低い。
【0061】近赤外漏洩光の振動数をωとした場合、振
動数ωが表面プラズマ振動数ωpsに近づくにつれて散乱
光が強くなり、ω=ωpsのときに最も強い散乱光が観側
される。
【0062】金属内の自由電子濃度nは金属の種類に応
じて異なり、また、プラズマ吸収が起こる波長領域も異
なる。Cu,Agなどの自由電子濃度が高い金属の場合
にはプラズマ吸収が起こる領域は青色の領域であり、F
e,Ni等の場合には、プラズマ吸収は赤色の領域で起
こる。このため、近赤外光による散乱光の増強はFe,
Niなどの微粒子では強いものとなり、Cu等では弱い
ものとなる。
【0063】上記のように、単一波長で観測したとき
に、金属の種類に応じてプラズマ吸収が起こる波長領域
が異なることにより散乱光強度が変化するということ
は、換言すれば、単一波長で観測された金属微粒子の種
類について、その散乱光強度の強弱により特定できると
いうこととなる。本実施例はこのような現象に着目して
行なったものである。
【0064】本実施例における計測系の構成は図4に示
した構成と同様であるが、記憶装置411は下記の第1
表に示すような金属種類毎に異なるプラズマ吸収波長を
金属種類に対応して格納するテーブルを記憶している。
【0065】
【表1】 図9は、金属微粒子の種類を判定する際の制御装置40
7の制御動作を示すフローチャートである。
【0066】本実施例は、金属微粒子の種類を特定する
ためのものであるために、金属微粒子を確認する動作を
先に行なうことが前提となる。金属微粒子の確認動作に
ついては、例えば、図8に示したフローチャートのよう
な処理により行なえばよく、ここでは説明は省略する。
【0067】制御装置407は、金属微粒子の確認動作
を行なった後に、入力装置410からの金属微粒子の種
類を判定する旨の指示を受け付けると、金属微粒子が有
ると判定された各測定点のそれぞれにおける散乱光強度
を記憶装置411から読み出し(ステップS801)、
読み出した各散乱光強度と第1表の内容から各測定点の
種類を最尤判定して(ステップS802)終了する。
【0068】ステップS802における最尤判定は、測
定光がプラズマ吸収波長に近づくにつれて強くなること
に基づいて行なわれるものであるために、測定光の波長
は1種類であってもよい。また、波長が異なる複数種類
の測定光(例えば1.2μmと2.0μm)を使用する
ことにより、判定をより高精度に行なうことができ、図
5に示した図5に示した判定動作および図8に示した金
属微粒子の判定を含めて複数波長にて行なう構成として
もよい。
【0069】上記のように構成される本発明による測定
時間について以下に説明する。
【0070】赤外線レーザー光をレンズで集光する場
合、直径10μm程度が限界となる。8インチウェーハ
は直径200mmであるため、8インチウェーハの全面
を10μm径でむらなく走査するためには、4×108
個の観測点が必要となり、実行不可能である。
【0071】本発明による測定においては、レーザー光
をレンズにより直径10mm,1mm,0.1mm,
0.01mm(10μm)と段階的に変化させる。
【0072】まず、10mm径で全面を走査する。この
場合の観測点は400である。不良発生割合として考え
られ得る最大限の1%(4個所)から散乱光が観測され
たとすると、これらの4点(それぞれ10mm径)を直
径1mmのレーザ光で散乱光発生箇所を探す。このよう
な探索を除々にビーム系を小さくしながら10μmとな
るまで繰り返す。
【0073】各探索においてその1%からさらに散乱光
が観測されたとすると、4回繰り返すことで、約3万の
観測点によりウェーハ全体を観測し、256個の微粒子
が特定されることとなる。1点の観測には20msec
程度の時間が必要であり、全工程で20msec×30
000=600秒=10分程度の観測時間がかかること
となる。
【0074】上述した不良発生箇所は考えられ得る最大
限の不良が発生したことを想定したものであるため、実
際にはこれより少ない時間で検査が終了すると予想され
る。
【0075】
【発明の効果】上記のように構成される本発明において
は、従来、金属種類の判定で用いられていたEPMA法
やAES法と異なり、記憶装置に蓄積された散乱光の形
状や強度から事象の判定、金属微粒子の判定および金属
微粒子の種類を判定するものである。本発明において実
際に測定に必要とされる時間は測定光の照射時間であ
り、この後の判定による検出は画像処理により行なわれ
るために、これまで開発が試みられたウェーハ上の微粒
子分析法は可祖光を使ったMie散乱法と特性x線分析
法、又はオージェ電子分析法との組み合わせた方法と比
較すると、小型、安価、分析時間が短い等の特徴があ
り、又ウェーハ製造ラインの側に設置出来る構造となっ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定原理を説明するための図である。
【図2】(a),(b)のそれぞれは、本発明の測定原
理を説明するための図である。
【図3】本発明の測定原理を説明するための図である。
【図4】本発明による装置の一実施例の概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4に示した実施例におけるウェーハ表面の状
態を判定する際の制御装置407の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の他の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図8】図7に示した実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】本発明の他の実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
201 微粒子 202 散乱波 203 エバネッセント波 301 金属微粒子 302 拡張散乱波 401 X−Yステージ 402 レーザ光 403 ウェーハ 404 微粒子 405 スクリーン 406 光吸収体 407 制御装置 408 撮像装置 409 画像処理装置 410 入力装置 411 記憶装置 412 出力装置 413 レーザ光源 S601〜S603 ステップ 501 レーザ光源 502 測定光 503 レーザ光源 504 偏光子 505 測定光 S701〜S707ステップ S801,S802 ステップ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハに対して、ウェーハの裏面から
    ウェーハを透過する測定光をウェーハ表面で全反射条件
    を満たすように入射し、ウェーハ表面での全反射による
    近接場漏洩光を発生させ、該近接場漏洩光により発生し
    た散乱光を観察することによりウェーハの表面状態を検
    出することを特徴とするウェーハの表面状態検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウェーハの表面状態検出
    方法において、 散乱光の形状からウェーハ表面で発生している事象を判
    定することを特徴とするウェーハの表面状態検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のウェーハの表面状態検出
    方法において、 判定する事象が、ウェーハ表面上の微粒子、ウェーハ表
    面の凹凸およびICパターン用の溝であり、予め認識す
    る各事象および各事象が組み合わされて発生したときの
    散乱光の形状と、測定光の入射により発生した散乱光と
    を比較することにより、ウェーハ表面で発生している事
    象を判定することを特徴とするウェーハの表面状態検出
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のウェーハの表面状態検出方法において、 測定光として、全反射による近接場漏洩光をp−偏光と
    するp−偏光の測定光を入射することを特長とするウェ
    ーハの表面状態検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のウェーハの表面状態検出
    方法において、 測定光として、全反射による近接場漏洩光をp−偏光と
    するp−偏光の第1の測定光と、全反射による近接場漏
    洩光をs−偏光とするs−偏光の第2の測定光とを入射
    し、同じ箇所について、第1の測定光を入射したときに
    発生した第1の散乱光の強度と、第2の測定光を入射し
    たときに発生した第2の散乱光の強度の比からウェーハ
    表面で発生している事象を判定することを特徴とするウ
    ェーハの表面状態検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のウェーハの表面状態検出
    方法において、 金属微粒子が在ると判定した箇所について、測定光とし
    て、全反射による近接場漏洩光をp−偏光とするp−偏
    光の測定光を入射したときに発生した散乱光の強度をそ
    れぞれ比較することにより各箇所における金属の種類を
    判定することを特徴とするウェーハの表面状態検出方
    法。
  7. 【請求項7】 ウェーハの表面状態を検出するための装
    置であって、 ウェーハを搭載するX−Yステージと、 前記ウェーハを透過する波長のレーザ光を生成し、該レ
    ーザ光がウェーハの裏面からウェーハ表面で全反射条件
    を満たすように入射する位置に配置されたレーザ光源
    と、 前記レーザ光のウェーハ表面における全反射による近接
    場漏洩光によって発生する散乱光が投影される位置に設
    けられたスクリーンと、 前記スクリーン上に投影された散乱光を撮像する撮像装
    置と、 前記ウェーハ表面上での各事象および各事象が組み合わ
    されて発生したときの散乱光の形状を各事象および各事
    象の組み合わせに対応して記憶する記憶装置と、 前記X−Yステージを駆動することにより前記ウェーハ
    に対して前記レーザ光を掃引照射し、このときの前記撮
    像装置により得られた散乱光の形状と前記記憶装置に記
    憶されている散乱光の形状とから前記ウェーハ表面の状
    態を判定する制御装置とを有することを特徴とするウェ
    ーハの表面状態検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のウェーハの表面状態検出
    装置において、 判定する事象が、ウェーハ表面上の微粒子、ウェーハ表
    面の凹凸およびICパターン用の溝であり、予め認識す
    る各事象および各事象が組み合わされて発生したときの
    散乱光の形状と、測定光の入射により発生した散乱光と
    を比較することにより、ウェーハ表面で発生している事
    象を判定することを特徴とするウェーハの表面状態検出
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のウェー
    ハの表面状態検出装置において、 レーザ光源が、全反射による近接場漏洩光がp−偏光と
    なるp−偏光のレーザ光を出射することを特長とするウ
    ェーハの表面状態検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のウェーハの表面状態検
    出方法において、 レーザ光源として、全反射による近接場漏洩光がp−偏
    光となるp−偏光のレーザ光を出力する第1のレーザ光
    源と、全反射による近接場漏洩光がs−偏光となるs−
    偏光のレーザ光を出力する第2のレーザ光源を用い、 制御装置は、同じ箇所について、第1のレーザ光源によ
    るレーザ光を入射したときに発生した第1の散乱光の強
    度と、第2のレーザ光源によるレーザ光を入射したとき
    に発生した第2の散乱光の強度の比からウェーハ表面で
    発生している事象を判定することを特徴とするウェーハ
    の表面状態検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のウェーハの表面状態検
    出方法において、 制御装置は、金属微粒子が在ると判定した箇所につい
    て、第1レーザ光源によるレーザ光を入射したときに発
    生した第1の散乱光の強度をそれぞれ比較することによ
    り各箇所における金属の種類を判定することを特徴とす
    るウェーハの表面状態検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至請求項11のいずれかに
    記載のウェーハの表面状態検出装置において、 スクリーンがウェーハ表面に対して60度〜90度の範
    囲で傾斜して設けられていることを特徴とするウェーハ
    の表面状態検出装置。
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