JP2002195959A - 半導体デバイスの検査方法 - Google Patents

半導体デバイスの検査方法

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JP2002195959A
JP2002195959A JP2001345522A JP2001345522A JP2002195959A JP 2002195959 A JP2002195959 A JP 2002195959A JP 2001345522 A JP2001345522 A JP 2001345522A JP 2001345522 A JP2001345522 A JP 2001345522A JP 2002195959 A JP2002195959 A JP 2002195959A
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Minoru Noguchi
稔 野口
Yukio Kenbo
行雄 見坊
Hiroshi Morioka
洋 森岡
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板上の異物を検査する方法において、特に基
板からの散乱光ノイズを低減して微小な異物を検出す
る。 【解決手段】照明光学系の入射角度を小さくし、検出分
解能の高い検出光学系および検出画素の小さい検出器に
より検出領域を充分に小さくするようにした。照明光学
系の入射角度を大きくすることにより、光が回折する際
の位相差を小さくできるので、基板からの散乱光を低減
できる。また、これにより、鏡面ウエハ上に付着した微
粒子(微小な異物)の検出が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡面ウエハを用いて、
半導体製造工程の量産立上げ時、または量産ラインにお
いて発生する微粒子(異物)を検出する鏡面ウエハの異
物検出方法及び装置、並びに検出された微粒子(異物)
を更に分析して半導体製造工程に対策を施す鏡面ウエハ
の異物分析方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば、特開平01−
117024号公報に記載された回路パターンが形成さ
れた半導体ウエハ上の異物を検出する技術が知られてい
る。
【0003】一方、半導体素子は微細化が進み、約0.
02−0.08μm程度の微粒子(異物)が半導体ウエ
ハに付着することによって不良品が出来上がることにな
り、このため、微粒子の発生の原因を究明して半導体製
造工程にフィードバックさせて対策する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、約0.3μmピッチで、最大高さが0.7nm程度
の凹凸を有する鏡面ウエハ上に付着する約0.02−
0.08μm程度の微粒子を検出することについて考慮
されていなかった。また、鏡面ウエハ上に付着した微粒
子を検出するのに、SEMまたはSTSを用いたので
は、非常に長時間を要し、汎用性の点で非常に劣るとい
う課題を有する。
【0005】本発明の目的は、従来技術の課題を解決す
べく、鏡面ウエハの表面に付着した微少な粒子を光学的
に容易に検出することができるようにした鏡面ウエハの
異物検出方法及び装置を提供することにある。
【0006】また本発明の目的は、鏡面ウエハの表面に
付着した微少な粒子を光学的に容易に検出し、容易に微
粒子の発生の原因を究明できるようにした鏡面ウエハの
異物分析方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50
mW−5W)で、400nm−180nmの短い波長の
レーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する
斜め方向から照射し、結像レンズを通して、鏡面ウエハ
表面の凹凸によって生じる反射散乱光に対して、鏡面ウ
エハ上に存在する上記表面の凹凸の最大高さよりも大き
い微粒子からの反射散乱光を回折現象により強調させて
光電検出器で受光して電気信号により微粒子を検出する
ことを特徴とする。特に本発明は、集光照明光学系とイ
メージインテンシファイヤーを用いた高感度検出光学系
を用いたものである。
【0008】ところで、レーザ散乱光検出法による微粒
子検出では、表面凹凸からの散乱光ノイズおよび検出フ
ォトン数のゆらぎが問題になる。そこで、本発明ではこ
れを低減するために高出力(50mW−5W)で、40
0nm−180nmの短い波長のレーザ光(波長500
nm、100mWのArレーザ光)を照射し、結像光学
系とイメージインテンシファイヤによりフォトンを検出
する構成とし、検出画素サイズを鏡面ウエハ上換算で
0.05μm−2μm(特に1μm以下)とする。ウエ
ハ仕様として、表面の凹凸のピッチがレーザ光の波長程
度で、最大高さが0.7nmのときに微粒子との弁別で
考慮することが必要となり、それ以外は問題とならな
い。
【0009】更に、本発明は、上記目的を達成するため
に、サンプリングウェハ上の異物を検出したのち異物の
元素種を走査形トンネル顕微鏡/分光装置(STM/S
TS)により分析し、さらにSTM/STSによる分析
データをデータべースとして予め格納しておいて分析対
称のデータと比較することにより分析対象の異物元素種
を同定し、量産立上げ時等において異物の検出・分析・
評価等を行ない、材料、プロセス、装置、環境等の異物
の発生原因を究明しようとするものである。
【作用】LSIの製造では、最小パターン寸法の1/5
〜1/10の微粒子(異物)が問題とされ、例えば64
MDRAMでは、ウエハ上の0.05μm程度以上の微
粒子(異物)を検出し、対策する必要がある。
【0010】一方図1に示す半導体製造装置群100の
雰囲気中の異物の濃度も0.05μm付近まで増加する
というデータがある。半導体製造工程ではウェハ上に異
物が存在すると配線の絶縁不良や短絡などの不良原因に
なる。これら平面方向の欠陥に対し、さらに半導体素子
が微細化し、垂直方向の欠陥が問題になる。ウェハ中に
微小な異物、具体的にはキャパシタの絶縁膜やゲート酸
化膜などの膜の厚さ程度の異物が存在した場合、キャパ
シタの絶縁膜やゲート酸化膜などの破壊の原因になる。
このような新たな問題が指摘されており、微粒子検出の
ニーズはますます大きくなっている。(図18参照) 図19に示すように、LSIは露光、エッチ、洗浄、成
膜等の行程を繰り返して製造される。この如何なる工程
でも微粒子の混入は許されない。これらの微粒子(異
物)は搬送装置の稼動部から発生するものや、人体から
発生するものや、プロセスガスによる処理装置内で反応
生成されたものや薬品や材料等に混入されているものな
どの種々の原因により種々の状態で混入される。とく
に、最近になって重金属の微粒子(微少な異物)が問題
視されている。LSIの量産立上げの主要作業のうちの
1つに、これらの微粒子(異物)の発生原因を究明して
対策を施す作業があり、それには発生異物を検出して元
素種などを分析することが発生原因探求の大きな手がか
りになる。つまり、これら製造工程の装置内の発塵、ガ
ス、水等のユーティリティの発塵ラインの雰囲気の発塵
を液中微粒子検出装置大気中微粒子検出装置ウエハ異物
検出装置を用いて検出管理している。検出した異物はS
IMS(Secondery Ion Mass Spectroscopy)、XMA
(X−ray Mass Analizer)等の分析
装置で分析され、原因を究明しラインに対策を施す。こ
のシステムの中でウエハ上の異物検査はウエハ上に直接
付着した異物を検査でき、またウエハ上に異物をサンプ
リングしたことになるため分析装置と結合しやすいとい
う長所がありLSI製造で広く用いられている。
【0011】図20に示すように、この散乱光検出法
で、微少な異物を検出する場合、ノイズとなる散乱光を
除去して、微弱散乱光を検出する必要がある。具体的に
は、検出フォトン数のゆらぎの問題、空気分子による散
乱(レーリー散乱)の問題、また、ウエハ表面からの散
乱光の問題を解決する必要がある。今回、空気分子の散
乱光の問題はレーリー散乱の式より算出し結像光学系に
より検出体積を微細化することで対応できる。表面凹凸
からの散乱光については散乱現象をモデル化し散乱メカ
ニズムを定量的に示すことができる。また、ゆらぎの問
題に付いてはレーザ光強度とサンプリング時間と検出時
の検出率虚報の問題を定量的に示すことができる。
【0012】図21に示すように、ウエハを照明し、表
面の散乱光を検出する光学系では、照明光束と検出光束
の重なる部分に存在する空気分子も照明され、この空気
分子による散乱光が異物検出時のノイズになる。散乱光
強度は粒子系の6乗に比例するというレーリー散乱の式
を基に空気分子からの散乱光強度を算出した。従来技術
では、約10の5乗立方μmの空気分子が照明され、そ
の散乱光強度は0.05μm粒子からの散乱光と同程度
になり、0.05μm微粒子は検出できない。対物レン
ズによる結像光学系を用いることでこの体積を10の2
乗立方μmていどにでき微粒子検出上問題ないレベルに
することができる。
【0013】図22に、鏡面ウエハ表面にレーザ光を照
射した場合の検出像を示す。表面で光が散乱し輝いて見
える。微粒子を検出する上ではこの散乱光ノイズが問題
になる。鏡面ウエハ表面を原子間力顕微鏡(AFM)で
観察した図を示す。縦軸は100倍に強調してある。こ
の表面の凹凸によって散乱が生じている。ところが図2
3に示すように、この表面の凹凸はピッチが100〜1
000nm程度で最大高さが0.1〜5nm程度という
非常に緩やかな凹凸のため、反射を用いたモデルでは対
物レンズに光が入らず表面からの散乱光が検出できる現
象を説明できない。
【0014】そこで、回折現象を導入した。図24に示
すように、位相差が微妙に異なる部分を有する透明物体
が有った場合、光は回折する。この回折光の総強度Iは
以下の式で算出される。
【0015】 I=|exp(-i(ωt+δ))+exp(-i(ωt+π))|2 =2(1-cos δ) =δ2 (1) このウエハ表面での反射に適用するとこの凹凸による反
射光の位相差により光が回折しレンズに光が届くことが
説明できる。定量的にこの回折光を算出するために図2
5に示したフーリエ変換を基にしたシミュレータを用い
ることができる。ウエハ表面にピッチp最大高さhの凹
凸が形成されているとし入射角θで波長λの光で照明す
る場合を考える。この場合に検出できる光強度は各面の
状態を示すデータを基にフーリエ変換(F)と逆フーリ
エ変換(F-1)を用いて次式で示される。
【0016】 i(x,y)=F-1[F[F-1[l(u,v)]*p(x,y)]*a(u,v)] F [f(x,y)]= f(x,y)exp{-2πi(ux+vy)}dxdy F-1[g(u,v)]= g(u,v)exp{2πi(ux+vy)}dudv ・・・(2) 図26に、凹凸ピッチと散乱光強度の関係を示す。凹凸
ピッチを変えた場合いずれの入射角の場合も波長λ程度
のピッチの凹凸から散乱する光の強度が最大になる。こ
れは、波長程度のピッチが強調されて検出される現象を
定性的に説明する。図27に照明の入射角θと散乱光強
度の関係を示す。入射角を変えた場合、0.5μmピッ
チのもので散乱光強度はcosθの2乗に比例する。他の
ピッチの場合も2・p/λ乗に比例する。図28に凹凸
の最大高さhと散乱光強度の関係を示す。最大高さを変
えると散乱光強度はいずれの入射角の場合もhの2乗に
比例する。図29に、様々な波長について、凹凸ピッチ
pを変えてシミュレーションした結果を示す。他の波長
の場合も確かに波長程度のピッチの時散乱光強度が極大
になっている。
【0017】このシミュレーション結果を検証するため
にいくつかのウエハに付いて入射角を変えながら散乱光
を測定し、AFMにより測定したピッチと最大高さをも
とにシミュレータで算出した散乱光強度と比較する。ウ
エハA,B,C,Dの4種のウエハに付いて図30に示
す。結果は概ねシミュレーション結果と合っている。ま
た、鏡面ウエハでは、散乱光の強度から逆に凹凸の状態
を定量的に測定することもできる。
【0018】即ち、本発明においては、例えば、画素サ
イズ1μm角、光強度100mW、光照射時間20分と
いう条件で、8インチウエハ上の0.05μm微粒子を
95%の検出率で検出することができる。また、微粒子
の検出が可能なウエハの仕様を定量的に示すことができ
る。つまり、ある表面凹凸が合った場合、大きさが図に
示された値以上の微粒子だけが検出できる。ところで、
ウエハ上の微粒子検出では、ウエハの表面凹凸が検出性
能に大きく影響する。
【0019】
【実施例】以下に本発明を半導体製造ラインで実際に使
用する場合の実施例を図1乃至図15により説明する。
【0020】図1は、本発明による半導体製造工程の量
産立上げ及び量産ラインの異物検査方法及びその装置の
一実施例を示す構成プロック図である。図1において、
この半導体製造工程の量産立上げ及び量産ラインの異物
検査装置は、露光装置101とエッチング装置102と
洗浄装置103とイオン打込装置104とスパッタ装置
105とCVD装置106等から成る半導体製造装置群
100と、温度センサ201と発塵モニタ202と圧力
センサ203と真空内発塵モニタ304等から成るセン
シング部200およびそのセンシング部コントロールシ
ステム205と、ガス供給部301と水供給部302か
らなるユーティリティ群300と、水質サンプリングウ
ェハ401とガスサンプリングウェハ402と装置内サ
ンプリングウェハ403とデバイスウェハ404と雰囲
気サンプリングウェハ405から成るサンプリング部4
00と、ウェハ異物検出部501とパターン欠陥検出部
502から成る検出部500と、走査形電子顕微鏡(S
EM)と2次イオン質量分析装置(SIMS)602と
走査形トンネル顕微鏡/分光装置(STM/STS)6
03と赤外分光分析装置604等から成る分析部600
と、異物致命性判定システム701と微小異物原因究明
システム702と汚染源対策システム703とから成る
対応システム700とより構成される。またこれらの構
成要素はライン対応のオンライン異物検査システム10
01と量産立上げライン対応のオフライン異物検査シス
テム1002とに分けられ、これらをあわせて半導体製
造工程の量産立上げおよび量産ライン異物検査システム
1000を成す。
【0021】図2(a)〜(d)は、図1のサンプリン
グ部400の一実施例を示す構成斜視図である。図2
(a)〜(d)において、図2(a)の水質サンプリン
グウェハ401は純粋配管406とサンプリング用蛇口
407とバッファ室408と排水手段から成るユニット
の中のバッファ室408内に載置され、第1図の水供給
部302の純粋中の異物がサンプリングされる。図2
(b)のガスサンプリングウェハ402は同様にガス配
管410とサンプリング用バルブ411とバッファ室4
12とロータリポンプ413と排気手段414から成る
ユニットの中のバッファ室412内に載置され、図1の
ガス供給部301のガス中の異物がサンプリングされ
る。図2(c)の断面図の装置内サンプリングウェハ4
03は処理装置415(図1のエッチング装置102
等)中のローダー室403と処理室417とアンローダ
ー室418を通過し、処理装置415内で発生した異物
がサンプリングされるが、このサンプリングでは処理室
417で実際に処理する場合と処理しない場合のいずれ
も考えられる。またデバイスウェハ404は処理装置4
15(エッチング装置102等)で実際に処理されるウ
ェハである。図2(d)の雰囲気サンプリングウェハ4
05は処理環境419中のサンプリング台420上に載
置され、処理環境419の異物がサンプリングされる。
【0022】図3は、図1の検出部500の一実施例を
示す構成ブロック図である。図3において、この検出部
500は真空チャンバ511とイオンポンプあるいはタ
ーボ分子ポンプ等の高真空ポンプ512とバルブ513
とロータリーポンプ等のあら引ポンプ514と窓51
5,516,517とゲートバルブ518とゲートバル
ブ520と真空ポンプ521とハバルブ522とガス吹
付ノズル523から成る真空室系510と、半導体レー
ザ531,532と集光レンズ540,541とミラー
533,534と集光対物レンズ535,536と、検
出対物レンズ537と検出器538と冷却器539から
成る検出光学系530と、XZYステージ561から成
るステージ部560と、2値化回路571とステージコ
ントローラ572と信号処理部573と座標データ作成
部574から成る信号処理系570と、インターフェイ
ス室571とロードロック582とウェハ載置手段58
3とウェハ搬送手段584とガス吹付ノズル585とバ
ルブ586と真空ポンプ587と台車588から成るイ
ンターフェイス部580とから構成される。
【0023】図4は、図1の分析部600の一実施例を
示す構成ブロック図である。図4において、この分析部
600は真空チャンバ611とイオンポンプあるいはタ
ーボ分子ポンプ等の高真空ポンプ612とロータリポン
プ等のあら引ポンプ614とゲートバルブ618と予備
真空室619とゲートバルブ620と真空ポンプ621
とバルブ622とガス吹付ノズル623から成る真空室
部610と、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force M
icroscope)用チップ(AFM用チップ)631と微弱
力反応レバー632とレバー固定部634とSTMチッ
プ633とSTM XYZ微動ユニット635とAFM
バイアス電源638とSTMバイアス電源637と電流
計測手段639,640と試料載置台641とSTMユ
ニットアーム636と試料STM粗駆動ユニット642
から成るSTMユニット630と、STM XYZ微動
ユニットコントローラ671と試料STM粗駆動ユニッ
トコントローラ672と分析データ作成部674と分析
データ格納部675と分析データ判断部676と情報管
理部637から成る信号処理部670と、図3の検出部
500のものと同じもののインターフェイス部580と
から構成される。
【0024】つぎに図1のオフライン異物検査システム
1002の中核をなす図2と図3と図4のサンプリング
部400と検出部500と分析部600の機能および動
作について説明する。
【0025】図2(a)〜(d)のサンプリング部40
0では、例えば図2(a)のユニットで第1図の水供給
部302の種々の製造工程で使用する純水の評価とし
て、使用する純水をサンプリングウェハ401に注水し
ながら純水中の異物をサンプリングウェハ401上に付
着させる。あるいは図2(b)の真空処理室等を有する
処理装置415(例えばエッチング装置102)内にサ
ンプリングウェハ403を通過させて、処理装置415
内で発生する異物を付着させる。また図2(d)の処理
環境419のクリーンルーム中の任意の箇所にサンプリ
ングウェハ405を放置して、ウェハ405上に雰囲気
中の異物を付着させる。ここで使用するサンプリングウ
ェハ401〜405の詳細について次に図5から図8に
より説明する。
【0026】図5は、図1および図2(a)〜(d)の
サンプリングウェハ401〜405の鏡面ウェハを示す
斜視図である。図5の鏡面ウェハはウェハ表面が鏡面に
研磨されたものであり、異物の検出および分析にあたっ
てウェハ表面の影響を最も受けにくいという利点を有す
る。
【0027】図6(a),(b),(c)は、図1およ
び図2(a)〜(d)のサンプリングウェハ401〜4
05のそれぞれSi3N4,Poly-Si,Al膜が形成さ
れたウェハを示す斜視図である。図6(a),(b),
(c)のウェハは例えば洗浄槽(洗浄装置103等)を
洗浄するにあたって洗浄対象ウェハと材質が等しいた
め、洗浄時の異物の付着状態が等しくなるのでより高い
精度の洗浄槽の評価ができる。またこれらのウェハをそ
れぞれの形成膜の次工程の成膜装置等に通過させて、こ
の成膜装置等での異物発生状況を評価することができ
る。
【0028】図7(a),(b),(c),(d)は、
図1および図2(a)〜(d)のサンプリングウェハ4
01〜405のパターンが形成されたウェハを示す斜視
図で、図7(a),(b)のウェハはそれぞれ図7
(c),(d)の部分拡大図に示したパターンを形成し
たもので、これらのウェハのパターン形状はいずれも実
デバイスのパターンをモデル化したものである。図7
(a)〜(d)のウェハは異物の付着にパターン形状の
依存性があることを考慮したものであり、これらのウェ
ハにより実デバイス上での異物の付着状況を正確に再現
することができる。さらに異物検出にあたって、これら
のウェハのように規則正しく形成されたパターンの場合
にはウェハ空間フィルタ等により、パターンからの回折
光を高精度で遮光できるので高精度の異物検出ができ
る。具体的に図7(a),(c)のウェハのパターンの
場合には、パターンの長手方向を図3の検出部500の
XYZステージ561の図示するy方向に向けてウェハ
401を掲載すればパターンからの回折光は検出光学系
の検出対物レンズ537に入射しない。また図7
(b),(d)のウェハのパータンの場合には、パータ
ンの方向を図3の検出部500のXYZステージ561
の図示するy方向に対して45°回転した方向に向けて
載置すればよく、この場合には図7(d)のパターンの
交差点706からの散乱光があるため、図7(c)のパ
ータンほど高精度の異物検出ができない反面、図7
(d)は、図7(c)のパターンより実デバイスをより
忠実にモデル化しているため洗浄槽等の評価をするさい
にはより高いサンプリンング精度を達成することができ
る。
【0029】図8(a),(b),(c),(d)は、
図1および図2(a)〜(d)のサンプリングウェハ4
01〜405の製作時のラッピング方向と検査時の走査
方向を示す斜視図である。通常にはウェハを製作するさ
いに最終的な仕上げとしてしウェハ表面を鏡面を磨き上
げるが、この時の研磨方向は図8(a)に矢印で示すよ
うにウェハの中心軸マワリの回転方向の場合と、図8
(b)に矢印で示すようにウェハのy方向の場合と、こ
れらの図8(a),(b)の合成の場合とが考えられ
る。したがって図8(a),(b)のウェハの研磨方向
に平行な微小のきずがウェハ表面に多数形成されてお
り、図8(a),(b)の研磨方向の合成のウェハにも
これらの合成により主に形成される方向のきずが存在す
るが、これらのきずはウェハの異物の微小な粒子を検出
するさいに障害となる。そこで図8(c),(d)に矢
印で示すようにそれぞれr,θ方向,xy方向に走査し
てウェハ表面の異物検査を実施することにより、検査時
の光の照射方向801と検出方向802に対してきずの
方向を一定に保つことができ、このきずの方向により主
に回折する光をカットすることができる。
【0030】上記の図1及び図2(a)〜(d)のサン
プリング部400で異物を付着させたサンプリングウェ
ハ401〜405は検出部500に送られる。このさい
真空処理装置等でウェハを大気中に出したくない場合に
は、図3のインターフェース部580を用いてサンプリ
ングウェハ401〜405を真空チャンバ511に搬入
することができる。さらに上記サンプリングウェハ40
1〜405には検出部500と分析部600の間を結合
するさいの座標規準としてアライメントマークをつけて
おくことが、このアライメントマークは十字マークや#
マーク等いずれであってもよく、また座標合せにはx,
y,θが必要であるため最低限2個所以上に付ける必要
がある。
【0031】図3の検出部500では、ウェハ異物検出
部501で搬入されたサンプリングウェハ401をXY
Zステージ561上に載置し、半導体レーザ531,5
32からの光を照射光学系の集光対物レンズ535,5
36でウェハ401上の測定点803上を照明する。測
定点803上の異物からの散乱光は検出光学系の検出対
物レンズ537により検出器538上に結像される。検
出器538で光電変換された信号は2値化回路571で
2値化されて信号処理部573に送られる。一方のXY
Zステージ561は検査中にZステージを駆動して検出
光学系の検出対物レンズ537の焦点位置に測定点80
3が来るように制御され、同時にXYステージでXY方
向に走査されてウェハ401の全面が検査される。ここ
で異物が存在した場合には信号処理部573はステージ
コントローラ572からXYステージの座標をとりこ
み、座標データ作成部574で座標データを作成して分
析部600へ送る。
【0032】図4の検出部600では、STM/STS
603を用いた分析について次に説明する。STMを用
いた分析(STS:Scanning Tonneling Spectroscop
y)は{表面}Vol.26 No.6(1988)PP.384-391「走
査型トンネル顕微鏡/分光法(STM/STS)触媒表
面研究への応用」等に詳細に論じられている。この文献
の中でSTM/STSでは高い空間分解能で測定できる
反面、元素種の同定ができない欠点を有することが記載
されている。この文献によればSTMで収集できる情報
はバイアス電圧Vとトンネル電流iと針先と試料との間
隔の変化分ΔZのみであり、これらの情報からdi/d
zを算出することにより試料表面の仕事関数φを算出す
ることができる。上記文献では元素種の同定ができない
理由は明確にされていないが、元素種の同定ができない
のは次の理由によると考えられている。すなわち仕事関
数φは元素種と元素の結合状態の関数であるため、1つ
の仕事関数φをもつ元素種および元素の結合状態は数多
く考えられ、したがって仕事関数φを決定できても元素
種と元素の結合状態は決定できない。ところが本発明者
らは半導体の製造ラインで混入される可能性のある元素
には限りあることに着眼し、STM/STSで求めた仕
事関数φをもとにして測定対象がどの元素なのか限りの
ある元素の中から選び出すことは次のようにして可能で
あることに着目した。
【0033】図4の分析部600の電流計640で検出
できるトンネル電流iTは、例えば「応用物理」第56
巻第9号PP.1126-1137「走査型トンネル顕微鏡」によ
れば次式で算出される。
【0034】 iT=k・JT=(e2/h)・VT・(1/2π)・(2π√(2mφ)/ h) ×(1/Z)・exp(−2Z・2π√(2mφ)/h) ・・・ (3) ここでJTfトンネル電流密度、eは電子の重荷、hは
プランク定数、mは電子の質量、φは仕事関数である。
この式(3)ではVTはバイアス電源638のバイアス
電圧であり、トンネル電流CTは測定できるので、Z及
びφのみが未知数であるから、したがって針先と試料と
の間隔がZ及びZ+ΔZでトンネル電流CTを測定すれ
ば仕事関数φが算出できる。
【0035】図9は、図4の分析部600の子のょう4
01の仕事関数のxy分布図である。図4の分析部60
0で試料401のトンネル電流iTを測定して式(3)
より仕事関数φを算出し、図9に示すようにxy平面上
に仕事関数φの分布をとると、試料401の材料の分布
が原子オーダーでわかる。
【0036】図10は、図4の分析部600の試料40
1の断面図である。図4の分析部600の試料401の
仕事関数φの値は、図10に示すような試料401の薄
膜821と異物822が作る系全3本の仕事関数になる
ため、図9に示す試料401の仕事関数φのxy分布の
データベースは下地の材料によって異なるものであるか
ら、さまざまな下地の試料について測定しておく必要が
ある。また逆にさまざまな下地の場合にこれらのデータ
をとっておけば試料401の材料は類推できる。
【0037】図11は、図4の分析部600の試料40
1とAFMチップ631の間の距離Zと原子間力fの関
係である。図4の分析部600で電流iAを一定に保ち
ながらSTMちっぷ633のZ方向を制御すると、AF
Mチップ631により試料401ちAFMチップ631
の間の力はの分布が計測できて、図11に示すような試
料401とAFMチップ631の間の原子間力fと、試
料401とAFMチップ631の間の間隔Zとの関係が
得られる。このf−Z波形は例えばキッテル著「第4報
固体物理学入門上巻」丸善株式会社発行PP.114-122に
よればクーロン力と斥力エネルギーの総和であり、した
がって2つのパラメータを持ち、この2つのパラメータ
が図11のf−Z波形を決める。この2つのパラメータ
をα,βとすると、試料401とAFMチップ631の
間の力fと試料401とAFMチップ631の間の距離
Zとの間には次式の関係が成り立つ。
【0038】 f=k・exp(−Z/α)−(β/Z) (4) また式(4)より2個所の距離Zでの力fすなわちチッ
プ駆動ユニット635のZ座標を測定すればパラメータ
α,βは算出できる。
【0039】図12は、図4の分析部600の試料40
1とAFMチップ631の間の距離Zと原子力間力fの
関係式(3)のパラメータα,βおよび試料401の仕
事関数φの関係図である。上式(3)より2個所のZ位
置でのF測定値からα,βを算出した結果および上式
(2)よりiTの測定値から算出した仕事関数φの値を
図12に示すように3次元でプロットすると、試料40
1の材料及び異物の種類によって3次元でのプロット位
置811あるいは位置812が決まる。すなわちこの
α,β,φのデータを既知の異物について測定しておく
と、測定対象のα,β,φの3次元でのプロット位置か
ら異物の種類が同定できる。
【0040】図13は、図4の分析部600の試料40
1のトンネル電流iと原子間力fの関係図で、図4のバ
イアス電圧Vを一定にして距離Zの変化分ΔZを変えな
がらトンネル電流iTと上式(3)の原子間力fを測定
したものであってデータベースとすることができる。現
在のSTM関連の研究レベルではトンネル電流iと原子
間力fの正確な相関および元素種との関係について十分
にわかっていないが、しかしこのトンネル電流i−原子
間力fスペクトルを試料401の材料と異物に係わる多
くの物質について測定しておくことにより測定対象の同
定に使うことができる。また仕事関数φの空間分布も元
素同定の有力な手がかりとなる。
【0041】図1の半導体製造工程の量産立上げ対応の
オフライン検査システム1002のサンプリング部40
0と検出部500と分析部600により、混入の可能性
のある異物の元素の測定を予め求めてデータベースとし
て蓄積しておくことによって、測定対象の測定結果と比
較することにより異物の元素種の分類が可能となる。こ
の概念は仕事関数の正確な意味付けやそのほか現象の発
生理由を無視したものであり、正確さには欠けるのが異
物の元素を同定して発生源を「推定」するという目的に
は十分に役立つ。
【0042】また検査システムのサンプリング部400
と検出部500と分析部600の各ユニットを座標管理
で結ぶことにより各ユニットを常時に稼動させることが
できるので、従来の特開昭60−218845号公報に
開示された各ユニットを機構として連結して使用する技
術よりも各々ユニットの稼動率を上げることができる。
さらに各ユニット単体の性能も容易に向上することがで
きるが、これは従来の各ユニットを機構的に結合するこ
とによつて振動のバランスがくずれ系全体の振動が増加
したり、系全体の電磁界のバランスがくずれて電気的ノ
イズが増加したりするのを除去できるためである。
【0043】図1の半導体製造工程の量産立上げ対応の
オフライン検査システム1002の対応システム700
では、上記サンプリング部400と検出部500と分析
部600によって検出し分析された試料上の異物の情報
をもとに異物発生源が推定され、1つに発生源と思われ
る量産ラインの対象物に発塵をなくす対策が施され、こ
の対策は対策実施前後での異物の発生数を比較すること
により評価される。またもう1つには異物発生の発塵源
であることが判明した量産ライン対応のオンライン異物
検査システム1001のプロセスと装置と材料あるいは
雰囲気を簡便に実時間の管理ができるセンシング部20
0のモニタを設置することで、この作業がLSIの量産
立上げ時に実施される。またこのセンシング部200は
サンプリングウェハにも対応するが、通常は製品ウェハ
406をモニタする。量産時にはオンライン異物検査シ
ステム1001に設置されたセンシング部200のモニ
タにより設置及びプロセスその他が常時に監視され、異
常時には上記オフライン検査システム1002により原
因究明される。
【0044】図1の半導体製造工程の量産立上げ対応の
オンライン検査システム1001のセンシング部200
のセンサの実施例として真空内発塵モニタ204ににつ
いて次に説明する。真空内には塵埃を搬送する媒体がこ
ないためエアダストモニタは使用できないが、本発明の
実施例ではこの真空内では塵埃を搬送する媒体がないと
いうことを逆に利用している。すなわち真空内の塵埃を
搬送する媒体がない場合に、塵埃は重力によって落下す
るか、あるいは静電気力によって引かれるかブラウン運
動によりランダムに動くかであるが、真空中であるので
前2者の力が変則的にこの2つの力を利用して真空内の
塵埃の個数をカウントする技術を考案している。
【0045】図14は、図1のセンシング部200の真
空内発塵モニタ204の一実施例を示す構成プロック図
である。図14において、この真空内発塵モニタ204
は真空処理装置107内の異物発生源となりうる場所1
08に設置されるものであり、ポート221と陰グリッ
ト電極223と陽グリット電極223と陽プレート22
5と陰プレート電極224と印加電源229と電流計2
26,227と電流カウンタ228とから成り、陰グリ
ッド電極222と陽プレート電極225間および陽グリ
ッド電極223と陰プレート電極224間にはそれぞれ
印加電源229により直流電圧が印加され、また電流計
226,227はそれぞれ電荷1個でも計測できる高感
度なもので構成される。
【0046】上記構成で、異物811あるいは異物81
2が発生して陽グリッド電極223あるいは陰グリッド
電極222に飛来した場合を例にして動作を説明する。
いま意物811が陽グリッド電極223を通過するさい
に、異物811に励起した電子が存在する場合には陽グ
リッド電極223は電子を受け、このとき異物811は
プラスに帯電して陰プレート電極224に達する。この
結果で印が電源229から陰プレート電極224と陽グ
リッド電極223間に電流が流れ、この電流を電流計2
26により検出することができ、この電流が流れた回数
を電流カウンタ228でカウントすることにより飛来し
た異物811の数をカウントできる。また異物812が
陰グリッド電極222を通過するさいに、電子を放出し
やすい状態にある場合には異物812は陰グリッド電極
222から電子を受け、マイナスに帯電して陽プレート
電極225に達する。このとき電流が流れて電流計22
7で検出され、この電流が流れた回数を電流カウンタ2
28でカウントすることによっり飛来した異物812の
数をカウントできる。
【0047】図14の真空内発塵モニタ204では陰グ
リッド電極タイプと陽グリッド電極タイプの両方を有す
るものを示したが、用途によってはこのいずれか一方の
みを有するものでも十分に有用である。また異物81
1,812は説明の都合上から電子を受けやすいものや
電子を放しやすいものを例にしているが、本実施例では
必ずしもこの限りではなく、強制的に電圧を印加してい
るためいずれの粒子であってもカウントすることができ
る。ただし上記説明の異物の方が飛来するさいに、それ
ぞれの電圧でじゃまされることがないため確実にカウン
トできると考えられる。
【0048】図15は、図1のセンシング部200の真
空内発塵モニタ204の他の実施例を示す構成斜視図で
ある。図15において、この真空内発塵モニタ204は
図14の真空処理装置107内の代りに真空処理装置の
配管系に設置される。この真空内発塵埃モニタ204で
は配管107内に配置した陰グリッド電極222と陽グ
リッド電極225間に流れる電流を電流計227で検出
することにより、配管109内を流れるガスに乗って移
動する異物の数を電流カウンタでカウントできる。
【0049】以下ウエハ異物検出部501の第2の具体
的実施例について図16ないし図17を用いて説明す
る。
【0050】第2の実施例は、XYステージ1561、
ステージコントローラ1562、zステージ1563、
自動焦点検出系1564、zステージコントローラ15
65より構成されるステージ部1560と、Arレーザ
1531、ビームエキスパンダ1532、シリンドリカ
ルレンズ1533、偏光フィルター1534より構成さ
れる照明光学系1530と、対物レンズ1541、より
構成される検出光学系1540と、光電変換面156
1、マルチチャネルプレート1562、蛍光版156
3、印可電圧コントローラ1564より構成される光子
増倍部1560と、結像レンズ1551、リニアセンサ
ー1552より構成される検出部1550と、2値化回
路1571、マイクロコンピュータ1572より構成さ
れる信号処理部1570とにより構成される。
【0051】ステージ部1560では、ウエハ401が
載置され、マイクロコンピュータ1572の指令通りに
ステージコントローラ1562を介してxyステージが
駆動される。同時に、自動焦点検出系1564により焦
点位置が検出され、Zステージコントローラ1565を
介してZステージ1565がコントロールされる。ここ
で、自動焦点検出系1564は当該業者にとって明かな
ように縞パターンを検出するものでも、レーザ光の反射
位置の変化を検出するものであっても特に問題ない。
【0052】照明光学系1530では、Arレーザ15
31から射出した光がビームエキスパンダ1531によ
り広げられ、シリンドリカルレンズ1533及び偏光フ
ィルター1534を通してウエハ401上の検出位置8
03を入射角度θで照明する。ここで、検出部1550
のリニアセンサの形状に合わせて直線上にするためにシ
リンドリカルレンズ1533を用いている。また、特許
出願に示したように入射角度θで照明する際にビームの
先端1535、ビームの手前側1536の焦点を補正す
ためにシリンドリカルレンズ1533は角度αだけ傾け
てある。
【0053】Arレーザ1531を用いているのは、A
rレーザが簡便に短波長の高出力レーザを発振可能であ
るからである。したがって、あくまでもArレーザであ
る必要はなく比較的短波長の他のレーザ例えば窒素レー
ザ、ヤグレーザの第2高調波、ヘリウムカドミウムレー
ザ等であってよい。
【0054】また、照明光学系1530は、シリンドリ
カルレンズ1533を検出位置801の照明領域の形状
が円形になるように設定してもよい。この場合は、リニ
アセンサー1552にかえて2次元タイプの検出器を用
いる必要がある。ここで説明した様な照明領域の形状を
シリンドリカルレンズあるいはアナモルフィックプリズ
ム等で作成するのは明かである。
【0055】検出光学系1540では、ウエハ401か
ら散乱する光を対物レンズ1541で集光し、光子増倍
部1560内の光電変換面1561上に結像する。
【0056】光子増倍部1560では、光電変換面15
61で入射光子により電子が放出しその電子が、マルチ
チャネルプレート1562により増倍され蛍光面156
3に到達し、蛍光面から光が射出する。また、マルチチ
ャネルプレート1562に印荷する直流高電圧は印荷電
圧コントローラ1564によりコントロールされる。印
荷電圧を下げることにより、異物検出感度を落とすこと
ができる。ここで、光電変換材料として、300nmか
ら650nmの帯域に感度のあるバイアルカリが適して
いる。このバイアルカリは、長波長側(赤色)の感度を
カットすることにより、熱雑音を大幅に低減したもので
ある。熱雑音は、概ね数個/秒・平方cmである。これ
に対し、通常のイメージインテンシファイアで用いてい
る光電変換材料はマルチアルカリと呼ばれるもので、熱
雑音が1000から20000個/秒・平方cm程あ
り、検査時間中に熱雑音だけで数千から数万この虚報を
作ることになり、本発明の異物検査装置では使用できな
い。また、入射フォトン数に対する射出電子数の比(量
子効率)は、概ね10から15%である。したがって、
検出される電子数は入射フォトン数にこの量子効率を掛
け合わせた値になる。今後、検出フォトン数といえばこ
の射出電子数のことをいうこととする。
【0057】検出部1550では、蛍光面1563より
射出した光を結像レンズ1551によりリニアセンサー
1552上に結像する。
【0058】信号処理部1570では、リニアセンサー
1552からの信号を、2置化回路1571により2置
化し、検出された異物信号を、ステージコントローラ1
562からの信号と共に異物メモリー1573に格納す
る。このデータは、マイクロコンピューター1572に
より表示され確認できることはいうまでもない。
【0059】つぎに、動作について説明する。
【0060】ウエハ401がステージ部1560上に載
置され照明光学系1530により照明される。ウエハ表
面上の検出位置803に異物がある場合、個の異物から
の散乱光が、対物レンズ1541により検出される。異
物が微細なためその散乱光は非常に微弱でフォトン数1
0個のレベルである。
【0061】検出するフォトンの数に応じて蛍光面に到
達する電子の数が変わり、蛍光面の明るさが変わり、リ
ニアセンサー1552により検出される信号の強度が変
わる。この結果、フォトンが多い場合は図17信号85
1のように大きな値を持ち信号として検出され、フォト
ンが小さい場合は信号852のように小さな値を持つ信
号として検出される。
【0062】ここでは、フォトンの検出個数を蛍光面の
蛍光強度として検出する手法を用いているが、フォトン
個数を計数する手法によっても良いことはいうまでもな
い。
【0063】検出した結果は、マイクロコンピュータ1
572のよって、異物座標、異物数等と同時にディスプ
レイ表示される。
【0064】画素サイズの設定に当たっては、検査対象
ウエハの表面凹凸、検出すべき微粒子のサイズ、必要な
検出率、許容可能な虚報率等を考慮する必要がある。そ
のため、本実施例では、画素サイズ、ステージ走査速度
を可変にしておくとよい。
【0065】以下画素サイズ、レーザ光の出力、検査時
間、検査性能の間の関係を説明する。これにより、必要
な装置の構成も決定できる。先ず、一例として、0.0
5μm微粒子からの散乱光を8インチウエハ当り20分
程度1μm画素、100mWのArレーザという検出条
件で、鏡面ウエハ上の微粒子の散乱光レベルと表面凹凸
の実験結果を比較して示す。図31は、入射角を変えて
散乱光強度を示している。ウエハからの散乱光は1μm
角の画素からの散乱光を測定したものである。このよう
に画素を1μmまで小さくするとウエハ凹凸と0.05
μm微粒子は弁別比5で弁別することができる。
【0066】ところがこの条件では、0.05μmの異
物からの散乱光は約40フォトンになる。この40フォ
トンの検出では、図32に示す新たな問題が生じる。特
定の照明強度で特定のサンプリング時間Δtに下地ノイ
ズが平均N個、異物信号が2N個、のフォトンを検出し
たとする。すなわち弁別比が2の場合を考える。この場
合フォトンはポアソン分布に従って確率的に検出され
る。例えば、平均10個の場合1、2個から30個程度
の分布を持つ。この結果、照明が十分強い場合はノイズ
と信号を十分弁別できるのに対し、照明が弱く検出でき
るフォトン数が小さい場合はこのゆらぎが大きくなり、
同じ弁別比2であっても信号とノイズを弁別できなくな
る。
【0067】次に照明光量と検出率の関係に付いて定量
的に図33に示す。横軸に8インチウエハ全面への照射
光量Pをとり、縦軸に微粒子からの照明フォトン数Np
をとると、0.069μm、0.05μmの微粒子から
の散乱光は図の点線で示され、照射光量の増加と共に増
加する。一方、表面凹凸からの散乱光ノイズも光量の増
加と共に増加し図の横軸に対応づけられる。ここで、任
意のノイズフォトンNnに対して、特定のしきい値を設
定し検出率99%で検出できる平均フォトン数Npを考
えプロットしたのが図の曲線である。同様にノイズフォ
トンNnに対して検出率50%で検出できる平均フォト
ン数Npも示してある。この図から、例えば8インチウ
エハに100mWレーザを20分照射した場合表面凹凸
1μm角から約10個のフォトンが検出され0.05μ
mからは50フォトンが検出される。この場合の検出率
は約95%であることが示される。光パワーを2倍にあ
げた場合検出率は99%以上になることがわかる。
【0068】ここで、画素サイズを大きくすると、高速
の検査が達成できる反面、ウエハ表面凹凸からの散乱光
ノイズが大きくなるため、微粒子からの信号との弁別比
が小さくなり、検出率が下がる。つまり、検査速度と検
出率をどの程度に設定するか決める必要がある。また、
画素サイズを、光学系のN.A.(Numerical
Aperture)及び波長から決定される分解能以
下にしても、弁別比は向上しない。従って、画素サイズ
は、光学系の分解能程度が実用上最小なものとなる。電
気的に達成可能な検査速度の範囲であれば、画素サイズ
は、結像光学系の分解能程度が最も望ましい。但し、サ
ンプリングウエハの表面が平凹の場合、散乱光ノイズが
小さいので画素サイズを、更に大きくできるのはいうま
でもない。
【0069】以上の検討の結果、画素サイズ1μm角、
光強度100mW、光照射時間20分という条件で、8
インチウエハ上の0.05μm微粒子を95%の検出率
で検出できる。また、微粒子の検出が可能なウエハの仕
様を定量的に示すことができる。つまり、ある表面凹凸
が合った場合、大きさが図に示された値以上の微粒子だ
けが検出できることを意味する。ウエハ上の微粒子検出
ではウエハの表面凹凸が検出性能に大きく影響すること
を意味する。
【0070】装置仕様の一例を図34に示す。レーザ散
乱光検出法による微粒子検出では、表面凹凸からの散乱
光ノイズおよび検出フォトン数のゆらぎが問題になる。
本発明ではこれを低減するためにArレーザを照射し、
結像光学系とイメージインテンシファイヤによりフォト
ンを検出する構成とし、検出画素を1μm以下とし、波
長500nm、100mWのArレーザを用いる。検出
できるウエハ仕様としては、波長程度のピッチで、最大
高さが0.7nm以下の必要がある。また、サンプリン
グウエハとして、最大高さの更に小さいものを用いれ
ば、表面凹凸からの散乱光ノイズを低減できるため、更
に高速、高検出率の装置が達成可能である。
【0071】例えばウエハ表面の0.05μmの異物を
95%の検出率、ウエハ全面で虚報の数を100個程度
にする場合を考える。横軸に8インチウエハ全面への照
射光量Pをとり、縦軸に微粒子からの照明フォトン数N
pをとると、0.069μmおよび0.05μmの微粒
子からの散乱光は図33の点線で示され、照射光量の増
加と共に増加する。一方、表面凹凸からの散乱光ノイズ
も光量の増加と共に増加し図33の横軸に対応づけられ
る。ここで、任意のノイズフォトンNnに対して、特定
のしきい値を設定し、検出率99%で検出できる平均フ
ォトン数Npを考えプロットしたのが図の曲線である。
ここで、しきい値を越えるノイズフォトン数は虚報とし
て検出される。そこで、このしきい値は、検出率が十分
大きくなるような小さい値に設定されると同時に、虚報
が許容範囲以下になる様な十分大きい値に設定される必
要がある。具体的には、ウエハ全面での許容虚報数をN
kとし、ウエハ全面での画素数Naとし、ポアソン分布
でしきい値を越える確率pのとき、Nk<Na・pを満
たすようなしきい値を設定する必要がある。ここでは、
Na=3.1E10,Nk=100を満たすようなpに
なるようしきい値を設定した。同様にノイズフォトンN
nに対して検出率50%で検出できる平均フォトン数N
pも示してある。この図から、例えば8インチウエハに
100mWレーザを20分照射した場合表面凹凸い1μ
m角から約10個のフォトンが検出され0.05μmか
らは50フォトンが検出される。個の場合の検出率は約
95%であることが示される。光パワーを2倍にあげた
場合検出率は99%以上になることがわかる。
【0072】以上の検討から、「虚報率を上げても良い
ときは、検出率を上げることができる。検出異物寸法を
大きく設定すると、検出率および虚報を小さくできる。
検査時間を大きく設定すると検出率および虚報を小さく
することができいる。」等の結果が生まれる。また、こ
れにより検出異物寸法、検査時間等の異物検査装置の仕
様やコンセプトを決定した後、画素サイズ、照明光強度
等の装置構成を定量的、理論的に決定できる。
【0073】表面凹凸からの散乱光が1/4に低減され
た場合の、検出率の図を図35に示す。ポリッシングに
より、ウエハ表面の凹凸を小さくした場合である。この
場合、図33の例のように、100mWレーザで20分
検査した場合の光量で0.05μm微粒子を99%以上
で検出できる。これに対し、表面凹凸からの散乱光が4
倍に上がってしまった場合の検出率を図36に示す。こ
の場合、約200倍の800Jの光量を照射しても、
0.05μm微粒子を50%の検出率で検出するのが限
界である。即ち、ウエハ表面の凹凸を小さくし、散乱光
も低減するのは、大きな効果がある。
【0074】また、本発明の別の利用方法について説明
する。本発明では、さきに説明したように、検出した散
乱光強度はウエハ表面の凹凸と関係がある。そこで、散
乱光強度を検出することで、ウエハの表面凹凸のピッチ
p最大高さhを知ることができる。これによりうえはの
凹凸欠陥、ウエハポリッシングの検査をすることができ
る。図27によれば、照明の入射角度を変えながら表面
凹凸からの散乱光を測定した場合、散乱光強度は、(c
osθ)**(2・p/λ)に比例する。従って、入射
角度を変えながら散乱光強度を測定し曲線の傾きの変化
率を算出すれば、表面凹凸のピッチpを知ることができ
る。また、散乱光強度は、最大高さhの2乗に比例す
る。従って、散乱光強度から最大高さhを知ることがで
きる。
【0075】以上の目的を達成する構成としては、図1
6の実施例の照明光学系に入射角度設定手段1535を
付加する必要がある。使用方法としては、測定位置80
3に固定して、照明角度にたいする散乱光強度を測定す
る方法がある。この方法は、ピッチpおよび最大高さh
を同時に測定できるが、測定時間が長いという短所を有
する。また、特定の測定位置1点のみ上記の測定方法を
用い、その他の点は入射角度を固定しステージを走査す
る方法がある。この方法では、1点の測定でピッチpお
よび最大高さhを同時に測定した後、pおよびhの変化
を高速に測定でき、ウエハの表面凹凸の検査としては十
分なものと考えられる。
【0076】以上、照明の入射角は大きいほど、表面凹
凸からの散乱光は小さくできる。
【0077】照明の入射角度θは、図31より、60度
から70度程度が弁別比が最大になり、異物検査を実施
する上で最適といえる。また、球形でない異物の場合こ
の限りでなく、入射角度は図31より大きい法がよい。
また、照明光をp偏光(光の磁界ベクトルが入射面に対
して平行な光)としブリウスター角(反射率が0となる
角度)で照明することによって、表面凹凸からの散乱光
を最小にすることができる。
【0078】「表面凹凸および微粒子によって反射光の
位相が変化する。ここで、表面凹凸に対し、微粒子の高
さは10倍以上大きいのが通常である。従って、散乱光
フォトンの位相を測定することによって、検出したフォ
トンがウエハ表面から散乱したものか微粒子から散乱し
たものかを知ることができる。これは、フォトン数とい
う確率的なものではなく、位相変化という確実なものと
して捕らえられるものである。このため、先に説明した
散乱光フォトン数を検出する方法では、検出率を上げる
ために検出フォトン数として概ね10個以上のフォトン
が必要になるのに対し、位相変化を捕らえる方法では、
フォトン1個であっても微粒子からの散乱光か表面凹凸
からの散乱光かを弁別できる。」という考えは、量子力
学に基礎を置く不確定性原理より否定される。不確定性
原理によれば、「微粒子の運動量と位置を同時に正確に
測定することはできない。どうように、光のフォトン数
と位相を同時に正確に測定することはできない。(山
本;量子光学と新技術[I];電子情報通信学会誌、7
2巻、6号、pp.669−675)」 従って、本発
明の異物検査装置で説明した、検出には特定個以上のフ
ォトン数が必要である。
【0079】上記半導体工程の量産立上げ及び量産ライ
ンの異物検査方法及びその装置は、量産立上げ時には材
料、プロセス、装置、設計等の評価、改良(デバック)
を行なうために高価で高性能な評価設備により各プロセ
ス、設備等を評価し、量産時には生産ラインの設備をで
きる限り軽減し特に検査、評価の項目を減らして設備の
費用および検査、評価に要する時間を短縮するようにす
る。
【0080】それには量産立上げ時の評価が円滑、迅速
に進むように表面を高精度にポリッシングするなどサン
プリングウェハを工夫した異物検出分析システムを用い
て異物の発生原因を究明して材料入手時の検査仕様を変
更したり設備の発塵源の対策を立て、その結果がそれぞ
れの材料、プロセス、装置等にフィードバックされて発
塵しやすいプロセスの仕様を発塵に対して強い素子の設
計仕様としたりすると同時に、量産ラインの検査、評価
の仕様作りに利用され異物の発生しやすい箇所に必要に
応じて異物(発塵)モニタを設置したり、特定箇所の特
定の異物の増減のみをモニタする仕様としたりする。
【0081】上記のように量産立上げ時と量産ラインを
分けることにより、量産立上げ時の異物の検出、分析、
評価装置を効率よく稼動させることができて量産立上げ
を迅速にできるとともに、量産ラインで用いられる異物
(発塵)の検査、評価設備を必要最小限の簡便なモニタ
リング装置にして量産ラインの軽量化が図られる。また
量産立上げ時のサンプリングウェハを工夫することによ
りサンプリング間隔を短くしサンプリング時間を短くし
てより多くの精度の高い異物発生データを収集すること
ができるため、問題個所を早く発見して更に立上げ期間
を短くすることができる。
【0082】また上記量産立上げの時の異物元素種の分
析に用いるSTM/STSの技術は従来から存在した
が、この技術は試料の元素種を断定することができない
とされてLSIの製造では使用されていなかったが、本
発明者らはLSI製造で発生する異物には限りがあるこ
とに着眼するとSTM/STSの従来技術でも適用可能
であることに着目し、生産ラインで発塵の可能性のある
元素STM/STSスペクトルをデータベースに蓄積し
ておき、検査対象のデータと比較することにより塵埃の
分析を可能とするシステムとしており、これにより異物
の元素種を同定して発生源等の評価、対策を施すことに
利用できる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、半導体の微細化が進む
に従って、問題になる0.05μm程度の微粒子が鏡面
ウエハ上に付着したのを容易に検出できるようして、こ
の微粒子の発生原因を究明し、半導体製造プロセスにフ
ィードバックして、微細化された半導体を歩留まりよ
く、製造することができる効果を奏する。
【0084】また、本発明によれば、量産立上げ時に必
要な異物の検出・分析・評価の機能を最大限にできるた
め、量産ラインへのフィードバックを円滑に進めること
ができ、量産立上げ期間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体製造工程の量産立上げ及び
量産ラインの異物検査方法及びその装置の一実施例示す
構成ブロック図である。
【図2】第1図のサンプリング部の一実施例を示す構成
斜視図である。
【図3】第1図の検出部の一実施例を示す構成ブロック
図である。
【図4】第1図の分析部り一実施例を示す構成ブロック
図である。
【図5】第1図のサンプリングウェハの鏡面ウェハを示
す斜視図である。
【図6】第1図のサンプリングウェハのSi3N4,P
oly-Si,A 膜形成ウェハを示す斜視図である。
【図7】第1図のサンプリングウェハのパターン形成ウ
ェハを示す斜視図である。
【図8】第1図のサンプリングウェハのラッピング方向
を走査方向を示す斜視図である。
【図9】第4図の試料の仕事関数のxy分布図である。
【図10】第4図の試料の断面図である。
【図11】第4図のAFMチップ試料間距離と原紙間力
の関係図である。
【図12】第4図のα,β,φの関係図である。
【図13】第4図のトンネル電流と原紙間力の関係図で
ある。
【図14】第1図のセンシング部の真空内発塵モニタの
一実施例を示す構成ブロック図である。
【図15】第1図のセンシング部の真空内発塵モニタの
他の実施例を示す構成斜視図である。
【図16】1実施例を示す側面図である。
【図17】検出信号の例を示す図である。
【図18】微粒子検出の必要性を示す図である。
【図19】鏡面ウエハ上異物検査の位置付けを示す図で
ある。
【図20】超微粒子検出の技術課題を示す図である。
【図21】空気分子からの散乱光の算出結果を示す図で
ある。
【図22】ウエハ表面凹凸からの散乱光ノイズを示す図
である。
【図23】反射を用いた表面散乱モデルを示す図であ
る。
【図24】表面凹凸殻の光回折モデルを示す図である。
【図25】回折モデルを基にしたシミュレータを示す図
である。
【図26】凹凸ピッチと散乱光強度の関係を示す図であ
る。
【図27】入射角度と散乱光強度の関係を示す図であ
る。
【図28】最大高さと散乱光強度の関係を示す図であ
る。
【図29】照射光波長と散乱光強度の関係を示す図であ
る。
【図30】ウエハ表面からの散乱光レベルを示す図であ
る。
【図31】標準微粒子との弁別比を示す図である。
【図32】微弱光検出時のゆらぎの問題を示す図であ
る。
【図33】検出率と必要な照射光量を示す図である。
【図34】装置の一例を示す図である。
【図35】検出率と必要な照射光量を示す図である。
【図36】検出率と必要な照射光量を示す図である。
【符号の説明】
100 … 半導体製造装置群,200 … センシング部 204 … 真空内発塵モニタ,300 … ユーティリティ群,
400 … サンプリング部,401~405 … サンプリングウェ
ハ,500 … 検出部,600 … 分析部,603 … STM/STS,
700 … 対応システム,1000 … 半導体製造工程の量産
立上げおよび量産ライン異物検査システム、1001 … オ
ンライン異物検査装置システム,1002 …オフライン異
物検査システム,531,532 … 半導体レーザ,535,536
… 集光対物レンズ,537 … 検出対物レンズ,538 …
検出器,571 … 2値化回路,572… ステージコントロ
ーラ,581 … インターフェイス室,631 … AFM用チッ
プ,633 … STMチップ,635 … STMXYZ微動ユニット,6
42 … 試料STM粗駆動ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月10日(2001.12.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】半導体デバイスの検査方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハを用いて、半導
体製造工程の量産立上げ時、または量産ラインにおいて
発生する微粒子(異物)を検出する半導体デバイスの検
査方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明の目的は、従来技術の課題を解決す
べく、ウエハの表面に付着した微少な粒子を光学的に容
易に検出することができるようにした半導体デバイスの
検査方法を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また本発明の目的は、異物検査装置で検出
したウエハの表面に付着した微少な粒子を分析装置で分
析することを容易にした半導体デバイスの検査方法を提
供することにある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、半導体デバイスの検査方法において、
所定の処理装置の処理室を通過した基板をXY方向に移
動可能なステージ上に載置してこのステージを移動させ
ながら基板にレーザを斜方から照射し、このレーザの照
射による基板からの回折光を結像光学系を介して受光
し、この受光した基板からの回折光による信号を処理し
て基板上の異物欠陥を検出し、この異物欠陥を検出した
位置のXY方向に移動可能なステージの位置情報を用い
て異物欠陥の座標データを作成し、この作成した異物欠
陥の座標データに基づいて異物欠陥を走査型電子顕微鏡
を用いて撮像するようにした
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
では、半導体デバイスの検査方法において、所定の処理
装置の処理室を通過した基板に付着した異物を異物検査
装置を用いて光学的に検出して基板上に形成した基準マ
ークを座標基準とする検出した異物の位置情報を得、得
た異物の基準マークを座標基準とする位置情報を分析装
置に送り、送られた位置情報に基づいて分析装置を用い
て前記検出した異物の情報を得るようにした。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
では、半導体デバイスの検査方法において、半導体デバ
イスの製造ラインに設置した検出手段を用いて半導体デ
バイスの製造ラインを監視しながら被処理基板を処理
し、検出手段で処理装置の異常を検出したときには、被
処理基板を半導体デバイスの製造ラインから取り出して
異物検査装置を用いて被処理基板上の異物欠陥を検出す
るようにした。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図2(a)〜(d)は、図1のサンプリン
グ部400の一実施例を示す構成斜視図である。図2
(a)〜(d)において、図2(a)の水質サンプリン
グウェハ401は純粋配管406とサンプリング用蛇口
407とバッファ室408と排水手段から成るユニット
の中のバッファ室408内に載置され、第1図の水供給
部302の純粋中の異物がサンプリングされる。図2
(b)のガスサンプリングウェハ402は同様にガス配
管410とサンプリング用バルブ411とバッファ室4
12とロータリポンプ413と排気手段414から成る
ユニットの中のバッファ室412内に載置され、図1の
ガス供給部301のガス中の異物がサンプリングされ
る。図2(c)の断面図の装置内サンプリングウェハ4
03は処理装置415(図1のエッチング装置102
等)中のローダー室416と処理室417とアンローダ
ー室418を通過し、処理装置415内で発生した異物
がサンプリングされるが、このサンプリングでは処理室
417で実際に処理する場合と処理しない場合のいずれ
も考えられる。またデバイスウェハ404は処理装置4
15(エッチング装置102等)で実際に処理されるウ
ェハである。図2(d)の雰囲気サンプリングウェハ4
05は処理環境419中のサンプリング台420上に載
置され、処理環境419の異物がサンプリングされる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】上記の図1及び図2(a)〜(d)のサン
プリング部400で異物を付着させたサンプリングウェ
ハ401〜405は検出部500に送られる。このさい
真空処理装置等でウェハを大気中に出したくない場合に
は、図3のインターフェース部580を用いてサンプリ
ングウェハ401〜405を真空チャンバ511に搬入
することができる。さらに上記サンプリングウェハ40
1〜405には検出部500と分析部600の間を結合
するさいの座標規準としてアライメントマークをつけて
おくが、このアライメントマークは十字マークや#マー
ク等いずれであってもよく、また座標合せにはx,y,
θが必要であるため最低限2個所以上に付ける必要があ
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】また、本発明の別の利用方法について説明
する。本発明では、さきに説明したように、検出した散
乱光強度はウエハ表面の凹凸と関係がある。そこで、散
乱光強度を検出することで、ウエハの表面凹凸のピッチ
p最大高さhを知ることができる。これによりウェハ
凹凸欠陥、ウエハポリッシングの検査をすることができ
る。図27によれば、照明の入射角度を変えながら表面
凹凸からの散乱光を測定した場合、散乱光強度は、(c
osθ)**(2・p/λ)に比例する。従って、入射
角度を変えながら散乱光強度を測定し曲線の傾きの変化
率を算出すれば、表面凹凸のピッチpを知ることができ
る。また、散乱光強度は、最大高さhの2乗に比例す
る。従って、散乱光強度から最大高さhを知ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 洋 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 Fターム(参考) 2F065 AA49 BB25 CC19 DD03 FF01 FF41 FF48 GG05 GG06 GG12 GG22 HH04 HH12 HH14 JJ02 JJ03 JJ17 JJ25 JJ26 KK01 LL08 LL12 MM03 QQ08 2G051 AA51 AB01 BA05 BA10 BB02 CA03 CB05 4M106 AA01 BA05 CA41 CB30 DB02 DB08 DB18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50m
    W−5W)で、400nm−180nmの短い波長のレ
    ーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する斜
    め方向から照射し、結像レンズを通して、鏡面ウエハ表
    面の凹凸によって生じる反射散乱光に対して、鏡面ウエ
    ハ上に存在する少なくとも微粒子からの反射散乱光を回
    折現象により強調させて光電検出器で受光して電気信号
    により微粒子を検出することを特徴とする鏡面ウエハの
    異物検出方法。
  2. 【請求項2】上記光電検出器の検出画素サイズとして、
    鏡面ウエハ上換算で0.05μm−2μmとしたことを
    特徴する請求項1記載の鏡面ウエハの異物検出方法。
  3. 【請求項3】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50m
    W−5W)で、400nm−180nmの短い波長のレ
    ーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する斜
    め方向から照射し、結像レンズを通して、鏡面ウエハ表
    面の凹凸によって生じる反射散乱光に対して、鏡面ウエ
    ハ上に存在する上記表面の凹凸の最大高さよりも大きい
    微粒子からの反射散乱光を回折現象により強調させて光
    電検出器で受光して電気信号により微粒子を検出するこ
    とを特徴とする鏡面ウエハの異物検出方法。
  4. 【請求項4】上記光電検出器の検出画素サイズとして、
    鏡面ウエハ上換算で0.05μm−2μmとしたことを
    特徴する請求項1記載の鏡面ウエハの異物検出方法。
  5. 【請求項5】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50m
    W−5W)で、400nm−180nmの短い波長のレ
    ーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する斜
    め方向から照射し、結像レンズを通して、鏡面ウエハ表
    面の凹凸によって生じる反射散乱光に対して、鏡面ウエ
    ハ上に存在する微粒子からの反射散乱光を回折現象によ
    り強調させて光電検出器で受光して電気信号により微粒
    子を検出し、検出された微粒子の元素種をSTMまたは
    STSにより分析することを特徴とする鏡面ウエハの異
    物分析方法。
  6. 【請求項6】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50m
    W−5W)で、400nm−180nmの短い波長のレ
    ーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する斜
    め方向から照射し、結像レンズを通して、鏡面ウエハ表
    面の凹凸によって生じる反射散乱光に対して、鏡面ウエ
    ハ上に存在する上記表面の凹凸の最大高さよりも大きい
    微粒子からの反射散乱光を回折現象により強調させて光
    電検出器で受光して電気信号により微粒子を検出し、検
    出された微粒子の元素種をSTMまたはSTSにより分
    析するすることを特徴とする鏡面ウエハの異物分析方
    法。
  7. 【請求項7】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50m
    W−5W)で、400nm−180nmの短い波長のレ
    ーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する斜
    め方向から照射するレーザ光照射手段と、結像レンズを
    通して、鏡面ウエハ表面の凹凸によって生じる反射散乱
    光に対して、鏡面ウエハ上に存在する微粒子からの反射
    散乱光を回折現象により強調させて光電検出器で受光し
    て電気信号により微粒子を検出する検出光学系とを備え
    たことを特徴とする鏡面ウエハの異物検出装置。
  8. 【請求項8】上記光検出器としてイメージインテンシフ
    ァイヤで構成し、上記光電検出器の検出画素サイズとし
    て、鏡面ウエハ上換算で0.05μm−2μmとしたこ
    とを特徴する請求項7記載の鏡面ウエハの異物検出装
    置。
  9. 【請求項9】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50m
    W−5W)で、400nm−180nmの短い波長のレ
    ーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する斜
    め方向から照射するレーザ光照射手段と、結像レンズを
    通して、鏡面ウエハ表面の凹凸によって生じる反射散乱
    光に対して、鏡面ウエハ上に存在する上記表面の凹凸の
    最大高さよりも大きい微粒子からの反射散乱光を回折現
    象により強調させて光電検出器で受光して電気信号によ
    り微粒子を検出する検出光学系とを備えたことを特徴と
    する鏡面ウエハの異物検出装置。
  10. 【請求項10】上記光検出器としてイメージインテンシ
    ファイヤで構成し、上記光電検出器の検出画素サイズと
    して、鏡面ウエハ上換算で0.05μm−2μmとした
    ことを特徴する請求項9記載の鏡面ウエハの異物検出装
    置。
  11. 【請求項11】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50
    mW−5W)で、400nm−180nmの短い波長の
    レーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する
    斜め方向から照射するレーザ光照射手段と、結像レンズ
    を通して、鏡面ウエハ表面の凹凸によって生じる反射散
    乱光に対して、鏡面ウエハ上に存在する微粒子からの反
    射散乱光を回折現象により強調させて光電検出器で受光
    して電気信号により微粒子を検出する検出光学系とを備
    えた鏡面ウエハ異物検出装置を設け、該鏡面ウエハ異物
    検出装置で検出された微粒子の元素種を分析するSTM
    またはSTSを設けたことを特徴とする鏡面ウエハの異
    物分析装置。
  12. 【請求項12】鏡面ウエハ表面に対して、高出力(50
    mW−5W)で、400nm−180nmの短い波長の
    レーザ光を、垂直方向から60±15度の角度を有する
    斜め方向から照射するレーザ光照射手段と、結像レンズ
    を通して、鏡面ウエハ表面の凹凸によって生じる反射散
    乱光に対して、鏡面ウエハ上に存在する上記表面の凹凸
    の最大高さよりも大きい微粒子からの反射散乱光を回折
    現象により強調させて光電検出器で受光して電気信号に
    より微粒子を検出する検出光学系とを備えた鏡面ウエハ
    異物検出装置を設け、該鏡面ウエハ異物検出装置で検出
    された微粒子の元素種を分析するSTMまたはSTSを
    設けたことを特徴とする鏡面ウエハの異物分析装置。
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