JPH10220664A - 回転ホースジョイント - Google Patents

回転ホースジョイント

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JPH10220664A
JPH10220664A JP2930997A JP2930997A JPH10220664A JP H10220664 A JPH10220664 A JP H10220664A JP 2930997 A JP2930997 A JP 2930997A JP 2930997 A JP2930997 A JP 2930997A JP H10220664 A JPH10220664 A JP H10220664A
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hose
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hollow shaft
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hose joint
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Chuzan Chin
仲 山 沈
Shunryo Chin
俊 良 沈
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/08Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホースの捩れを解消し、使用勝手の良い、ホ
ース自体の傷みも少ない、構造の簡単で、コスト的にも
有利な回転ホースジョイントを提供する。 【解決手段】 第1ホースH1 が接続される第1接続部
S1 と第2ホースH2 が接続される第2接続部S2 と
を、本体22を介して連結するとともに第2接続部S2
が本体22に対して回動可能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本のホースを相
互に連結するとともに各ホースに生じる捩れを解消する
機能を備えた回転ホースジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホースジョイントJは、図6に示
すように、両ホースH1 ,H2 を締め付け固定する第1
あるいは第2接続部S1 ,S2 を本体10のフランジ部
11両側(図上では左右)にそれぞれ有している。
【0003】各接続部S1 ,S2 は、外周面に雄ねじ部
12が刻設されるとともに先端部に複数個の弾性分割片
13,13…が形成された外筒部14と、当該外筒部1
4内に一体に設けられ、一端から他端まで連通路が形成
されたパイプ状の第1あるいは第2連結管R1 ,R2 と
を有し、これら第1及び第2連結管R1 ,R2 と外筒1
4との間にホースH(ホースH1 とホースH2 の総称)
を押し込み、前記雄ねじ部12に第1ロックナットN1
や第2ロックナットN2 を螺合するようにしたものであ
る。
【0004】このホースジョイントJは、本体10にホ
ースH1 ,H2 を回転する部分が設けられておらず、非
回転のホースジョイントJとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、一般的
に長尺なホースを収納する場合は、これを卷回して収納
するが、このホースを使用する場合には、卷回状態のホ
ースをそのまま引き出して使用することがある。この引
き出し時には、ホースに捩れが生じ、この捩れたホース
を、例えば散水に使用すると、使用勝手が悪くなるのみ
でなく、ホース自体の傷みも早いという不具合がある。
【0006】特に、前述した非回転のホースジョイント
Jを用いて連結した長尺なホースHは、ホースジョイン
トJが合成樹脂などの比較的剛体により形成されている
ので、当該ホースジョイントJの近傍でホースHがねじ
曲ったり折れ曲がる虞れもあり、このような作用が繰り
返し加えられると、ホースHに亀裂が入り、水漏れを起
こす虞れもある。
【0007】なお、最近のホースジョイントには、本体
と接続部との間に回転する部分が設けられたものがある
が、回転部分の構造が極めて複雑なものとなっているの
で、製造が面倒で、コストも高いものとなっている(例
えば、特公昭58−48792号公報、実公昭60−3
0548号公報等参照)。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、ホースの捩れを解消し、使用勝手の良
い、ホース自体の傷みも少ない、構造が簡単で、コスト
的にも有利な回転ホースジョイントを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明に係る回転ホースジョイント
は、第1ホースが接続される第1接続部と第2ホースが
接続される第2接続部とを回転可能に連結し、当該ホー
スに生じる捩れを解消するようにした回転ホースジョイ
ントにおいて、中央部に半径方向外方に突出するように
設けられたフランジ部の一側部に前記第1ホースを接続
する第1連結管が突出され、他側部に中空軸部が突出さ
れ、かつ内部に前記第1連結管から中空軸部まで貫通す
る流通路が形成された本体を有し、当該第1連結管を前
記第1接続部とし、前記中空軸部に当該中空軸部を中心
に回転し得るように設けられた回転部材を前記第2接続
部とし、当該回転部材が、前記本体との間で所定の隙間
が生じるようにシール部材を介して設けられた基部と、
当該基部から軸方向に伸延し外周に前記第2ホースが接
続される第2連結管とを有し、当該回転部材を前記中空
軸部に設けられた係止片を越えて挿入することにより、
当該係止片とフランジ部との間で該回転部材を回動可能
に保持するようにしたことを特徴とする。
【0010】このようにすれば、回転ホースジョイント
を介して連結されかつ卷回された状態で収納されている
長尺なホースを引き出すとき等のように、ホースに捩れ
が生じることがあっても、このホースの捩れは回転ホー
スジョイントの回転により解消され、ホースは使用勝手
の良いものとなり、ホース自体の傷みも生じない。しか
も、回転部分の構成が簡単なため、ホースの連結が容易
となるのみでなく、コスト的にも有利となる。
【0011】請求項2に記載の発明では、本体は、フラ
ンジ部近傍の段部の外周面に形成されたねじ部に螺合さ
れる第1ロックナットと第1連結管との間で第1ホース
を挟圧するようにしたことを特徴とする。
【0012】このようにすれば、第1接続部と第1ホー
スの連結状態がしっかりとしたものとなり、多少水圧が
高い場合でも、ホースが回転ホースジョイントから外れ
る虞れもない。
【0013】請求項3に記載の発明では、回転部材は、
基部の外周面に形成されたねじ部に螺合される第2ロッ
クナットと第2連結管との間で第2ホースを挟圧するよ
うにしたことを特徴とする。
【0014】このようにすれば、第2接続部と第2ホー
スの連結状態がしっかりとしたものとなり、多少水圧が
高い場合でも、ホースが回転ホースジョイントから外れ
る虞れもない。
【0015】請求項4に記載の発明では、本体又は回転
部材は、回転部材を本体に対して回転し得るように支持
するボール部材を有することを特徴とする。
【0016】このようにすれば、本体と回転部材の間に
ボール部材が存在するので、本体に対する回転部材の回
動は極めて円滑となり、捩れの解消がより確実なものと
なる。
【0017】請求項5に記載の発明では、回転部材の第
2連結管は、半径方向に弾性変形するように先端から軸
方向所定長まで複数のスロットが形成され、中空軸部の
係止片と係合した後に、半径方向への弾性変形を規制す
るように規制手段を有することを特徴とする。
【0018】このようにすれば、回転部材を中空軸部の
係止片を越えて挿入しやすく、また挿入後も回転部材は
中空軸部にしっかりと係止され、耐久性の優れた回転ホ
ースジョイントとなる。
【0019】請求項6に記載の発明では、第2連結管
は、端部に形成された被係合部が中空軸部の係止片と係
合し、他の部分は中空軸部との間に隙間が生じるように
したことを特徴とする。
【0020】このようにすれば、回転部材は係止片と係
合されてはいても本体側の中空軸部との間の摩擦抵抗は
少なく、回転部材の本体に対する回動は円滑となり、捩
れの解消がより確実なものとなる。特に、前記ボール部
材を使用すれば、より好ましいが、使用しなくても隙間
の存在により回転部材は円滑に回動し、ホースの捩れを
解消することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。 《実施の形態1》図1は本発明の実施の形態1における
回転ホースジョイントを示す概略断面図、図2は同実施
の形態1の分解斜視図、図3は同実施の形態1の要部断
面図である。
【0022】本実施の形態1の回転ホースジョイント2
0Aは、一端に第1ホースH1 が接続され、他端に第2
ホースH2 が接続されるもので、第1ホースH1 あるい
は第2ホースH2 に捩れが生じたときに、回転してこの
捩れを解消するようになっている。
【0023】その構成は、概して本体21と、当該本体
21の一側に設けられた第1接続部S1 と、他側に設け
られた第2接続部S2 とからなっている。
【0024】図1に示すように、前記本体21は、AB
Sあるいはポリプロピレン等の合成樹脂により構成さ
れ、中央に大径のフランジ部24が形成され、フランジ
部24の一側部には、前記第1ホースH1 を接続する第
1連結管R1 が突出され、フランジ部24の他側部に中
空軸部26が設けられ、内部に前記第1連結管R1 から
中空軸部26まで貫通する流通路27が形成されてい
る。
【0025】前記第1接続部S1 は、主として前記第1
連結管R1 から構成されるが、この第1連結管R1 のみ
でなく、前記フランジ部24の近傍に形成された段部2
4aの外周面に形成されたねじ部36aに螺合される第
1ロックナット23aも設けることが好ましい。このよ
うにすれば、第1連結管R1 との間で第1ホースH1を
挟圧し、多少水圧が高い場合でも、第1ホースH1 がし
っかりと連結され、外れないようにすることができる。
【0026】前記第2接続部S2 は、前記中空軸部26
を中心に回転し得るように設けられ、前記本体21と同
様な合成樹脂により構成された段付の円筒状の回転部材
22により構成されている。
【0027】この回転部材22は、基部22aと、当該
基部22aから軸方向に伸延し外周に前記第2ホースH
2 が接続される第2連結管R2 とを有している。
【0028】前記基部22aは、本体21の凹部29内
に嵌合されたOリング等のシール部材30により本体2
1との間がシールされ、当該基部22aの後端部分に
は、前記フランジ部24に形成された段部32に当接す
るように形成された段付内周面33を有するスカート部
34が形成され、このスカート部34と本体21との間
には、回転部材22が中空軸部26を中心に容易に回転
し得るように所定幅tの隙間が形成されている。
【0029】この中空軸部26は、先端に回転部材22
を係止する係止片25が設けられており、回転部材22
は係止片25を越えて中空軸部26に挿入され、係止片
25とフランジ部24との間で保持されることになる
が、回転部材22を中空軸部26に挿入しやすくかつ確
実に保持するために、中空軸部26には、軸線に沿って
4本のスロット28(図2参照)が形成され、各スロッ
ト28間の中空軸部片26aが半径方向に弾性変形し得
るように形成されている。
【0030】当該基部22aから軸方向に伸延した回転
部材22の先端部は、第2ホースH2 が接続される第2
連結管R2 とされている。この第2連結管R2 の先端部
分には、切欠凹部31が形成され、この切欠凹部31に
前記中空軸部26の係止片25が係合するようになって
いる。
【0031】このようにすれば、この回転部材22は、
一端が段付内周面33と本体21の段部32とにより規
制され、他端が切欠凹部31と係止片25と係合により
規制されるので、中空軸部26を中心として円滑に回動
するように保持される。
【0032】また、この回転部材22をさらに円滑に回
転させるには、第2連結管R2 の先端部のみが中空軸部
26の係止片25と係合し、他の部分は、中空軸部26
との間に隙間35が生じるように、第2連結管R2 の内
周面はテーパを付けることが好ましい。
【0033】ただし、本体21や回転部材22が合成樹
脂により構成されていると、係止片25と回転部材22
との係合は、永年使用により外れ易くなるので、回転部
材22を中空軸部26の係止片25を越えて挿入し、係
止片25とフランジ部24との間に保持した後に、中空
軸部片26aが半径方向に弾性変形しないように、図3
に示すような規制手段Kを設けることが好ましい。
【0034】この規制手段Kとしては、中空軸部片26
aを半径方向内方に変形させないようにするものであれ
ば、どのようなものであっても良いが、例えば、前記回
転部材22を中空軸部26の係止片25を越えて挿入し
た後に、中空軸部片26aの先端内にリング部材37を
入れ、これを中空軸部26に高周波溶着し、中空軸部片
26aの半径方向内方の変形を防止するようにしたもの
が好ましい。
【0035】なお、リング部材37は、前記回転部材2
2が挿入しやすいように先端を図示のように削落するこ
とが好ましく、また、前記第1連結管R1 も第2連結管
R2もホースHが取り付けられる端部は、ホースHの取
り付けを容易とするためテーパ状に削落することが好ま
しい。
【0036】前記回転部材22においても、前記基部2
2aの外周面に雄ねじ部36bを形成し、当該雄ねじ部
36bに第2ロックナット23bを螺合し、第2ホース
H2を挟圧保持するようにしてもよい。この場合も、第
2連結管R2 と第2ホースH2 の連結状態がしっかりと
したものとなり、多少水圧が高い場合でも、第2ホース
H2 が回転ホースジョイント20Aから外れる虞れがな
い。
【0037】次に、前記実施の形態1の作用を説明す
る。まず、回転ホースジョイント20Aを組立てる。こ
の組立ては、ワンタッチで行なうことができる。つま
り、本体21の中空軸部26に回転部材22を押し込
み、係止片25と段部32との間で回転部材22を保持
すればよい。
【0038】この回転ホースジョイント20Aに第1ホ
ースH1 と第2ホースH2 を取り付けるには、予め第1
ホースH1 と第2ホースH2 に、第1ロックナット23
aと第2ロックナット23bを挿通しておく。
【0039】そして、第1ホースH1 の一端を回転ホー
スジョイント20Aの第1連結管R1 に接続し、第2ホ
ースH2 の一端部を回転部材22の第2連結管R2 に接
続した後に、予め前記第1ホースH1 及び第2ホースH
2 を挿通していた第1ロックナット23aと第2ロック
ナット23bを雄ねじ部36aと雄ねじ部36bに螺合
する。この結果、第1ホースH1 と第2ホースH2 が回
転ホースジョイント20Aを介して簡単に、しかも強固
に連結されることになる。
【0040】このようにして連結されたホースHは、長
尺な場合には卷回して収納されるが、当該ホースHを用
いて、例えば、散水する場合には、卷回されたものから
第2ホースH2 の端部を引き出して使用することにな
る。
【0041】この場合、第2ホースH2 を引き出すにつ
れて、第2ホースH2 に捩れが生じる。しかし、回転ホ
ースジョイント20AがホースHとの接触状態がなくな
り、比較的自由な状態になると、回転部材22が中空軸
部26を中心として円滑に回動するので、前記捩れは簡
単に解消されることになる。
【0042】そして、さらに第1ホースH1 の部分も引
き出されるときには、この第1ホースH1 の部分にも捩
れが生じることになるが、この部分の捩れは、既にフリ
ーな状態となっている回転ホースジョイント20Aの回
転部材22の回転により速やかに解消されることにな
る。
【0043】したがって、散水は、ホースHの捩れがな
く、使用勝手良く行なうことができ、ホース自体の傷み
も生じることがない。特に、この捩れの解消により回転
ホースジョイント20A近傍のホースHが折れ曲がる等
の不具合もない。また、この回転ホースジョイント20
Aは、回転部分の構成が簡単なため、ホースHの連結が
容易となるのみでなく、コスト的にも有利となる。
【0044】《実施の形態2》図4は本発明の実施の形
態2における回転ホースジョイント20Bの組立て状態
を示す断面図であり、図1〜3に示す部材と共通する部
材には同一符号を付し、説明は省略する。本実施の形態
2における回転ホースジョイント20Bは、前記本体2
1と回転部材22との間にボール部材40を設け、当該
ボール部材40に前記回転部材22が当接し、円滑に回
転してホースHの捩れを解消するように構成したもので
ある。
【0045】このボール部材40は、例えば、等間隔に
4つ設けられ、前記シール部材30とフランジ部24と
の間に形成された凹部41内に収容されているが、当該
ボール部材40の収納と保持を簡単に行なうことができ
るように、本実施の形態2では、前記本体21を第1の
本体21aと第2の本体21bの2つの部材に分けて構
成している。
【0046】この第1の本体21aは、内部に流通路2
7が形成され、第1連結管R1 、フランジ部24、凹部
41、凹部29及び中空軸部26が形成されたものであ
り、第2の本体21bは、前記第1の本体21aのフラ
ンジ部24に当接し、外部に雄ねじ部36aと、前記凹
部41を覆うスカート部42が形成されたものである。
そして、このスカート部42の端面と前記回転部材22
の端面との間には所定の隙間tが存在するようにしてあ
る。
【0047】なお、前記シール部材30は、必ずしも前
述したOリングでなく、図示のように、ホースH2 側か
ら流入してくる水がボール部材40側に浸入しないよう
に舌片30aを有するシール部材30であっても良い。
【0048】このように構成した回転ホースジョイント
20Bも、前記実施の形態1のものと同様に、ホースの
捩れを解消し、使用勝手の向上、ホースの傷み防止等の
優れた効果を発揮するのみでなく、前記ボール部材40
を設けたことにより回転部材22の回転が一層速やかで
円滑なものとなり、ホースの捩れ解消機能が一層優れた
ものとなる。
【0049】《実施の形態3》図5は本発明の実施の形
態3における回転ホースジョイント20Cの組立て状態
を示す断面図であり、図1〜4に示す部材と共通する部
材には同一符号を付し、説明は省略する。本実施の形態
3における回転ホースジョイント20Cは、前記実施の
形態2と同様に、前記本体21と回転部材22との間に
ボール部材40を設け、当該ボール部材40に前記回転
部材22が当接し、円滑に回転し得るように構成したも
のであるが、本実施の形態3では、ボール部材40が収
容されている凹部41を回転部材22t側のスカート部
34で覆うようにしたものである。
【0050】このように構成した回転ホースジョイント
20Cも、前記実施の形態1,2のものと同様に、ホー
スの捩れを解消し、使用勝手の向上、ホースの傷み防止
等の優れた効果を発揮することができ、また、前記実施
の形態2のものと同様に、ボール部材40を設けたこと
により回転部材22の回転が一層速やかで円滑なものと
なり、ホースの捩れ解消機能が一層優れたものとなる。
【0051】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲内において種々改
変することができる。例えば、前記実施の形態では、回
転部材22は、第2連結管R2 との間に隙間35が存在
するようにしているが、この隙間のみでなく、ここにテ
トラフルオロエチレンのような潤滑性の優れた材料を設
けても良い。また、前記実施の形態では、ボール部材4
0は、本体21に設けられているが、これのみでなく、
回転部材22側にボール部材40を設けても良い。さら
に、前記回転ホースジョイントにおいては、水の流れ方
向は、第1ホースH1 から第2ホースH2 であっても、
この逆であってもいずれであっても良いことは言うまで
もない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れている発明は、第1ホースが接続される第1接続部と
第2ホースが接続される第2接続部とを、本体を介して
連結するとともに第2接続部が本体に対して回動可能と
したので、この回転ホースジョイントを介して連結され
た長尺なホースは、当該回転ホースジョイントの回転に
より捩れは解消され、使用勝手の良いものとなり、ホー
ス自体の傷みも生じない。しかも、回転部分の構成が簡
単なため、ホースの連結が容易となるのみでなく、コス
ト的にも有利となる。
【0053】請求項2に記載の発明では、第1ホースを
第1ロックナットと第1接続部との間で挟圧するように
したので、第1接続部と第1ホースの連結状態がしっか
りとしたものとなり、多少水圧が高い場合でも、ホース
が回転ホースジョイントから外れる虞れもない。
【0054】請求項3に記載の発明では、第2ホースを
第2ロックナットと回転部材との間で挟圧するようにし
たので、第2接続部と第2ホースの連結状態がしっかり
としたものとなり、多少水圧が高い場合でも、ホースが
回転ホースジョイントから外れる虞れもない。
【0055】請求項4に記載の発明では、本体と回転部
材との間にボール部材を設けたので、本体に対する回転
部材の回動は極めて円滑となり、捩れの解消がより確実
なものとなる。
【0056】請求項5に記載の発明では、回転部材を係
止片と係合させた後に、係止片の半径方向内方への弾性
変形を規制するように規制手段を施したので、回転部材
を中空軸部の係止片を越えて挿入しやすく、また挿入後
も回転部材は中空軸部にしっかりと係止され、耐久性の
優れた回転ホースジョイントとなる。
【0057】請求項6に記載の発明では、第2接続部と
中空軸部との間に隙間が生じるようにしたので、回転部
材の本体に対する回動は円滑となり、捩れの解消がより
確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の断面図である。
【図2】 同実施の形態1の分解斜視図である。
【図3】 同実施の形態1の要部を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3の断面図である。
【図6】 従来のホースジョイントを示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
21…本体、 22…回転部材、 22a…回転部材の基部、 23a…第1ロックナット、 23b…第2ロックナット、 24…フランジ部、 24a…段部、 25…係止片、 26…中空軸部、 27…流通路、 30…シール部材、 31…切欠凹部(被係合部)、 35…隙間、 36a,36b…ねじ部、 40…ボール部材、 H1 …第1ホース、 H2 …第2ホース、 K…規制手段、 R1 …第1連結管、 R2 …第2連結管。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ホース(H1)が接続される第1接続部
    (S1)と第2ホース(H2)が接続される第2接続部(S2)とを
    回転可能に連結し、当該ホース(H1,H2)に生じる捩れを
    解消するようにした回転ホースジョイントにおいて、 中央部に半径方向外方に突出するように設けられたフラ
    ンジ部(24)の一側部に前記第1ホース(H1)を接続する第
    1連結管(R1)が突出され、他側部に中空軸部(26)が突出
    され、かつ内部に前記第1連結管(R1)から中空軸部(26)
    まで貫通する流通路(27)が形成された本体(21)を有し、 当該第1連結管(R1)を前記第1接続部(S1)とし、前記中
    空軸部(26)に当該中空軸部(26)を中心に回転し得るよう
    に設けられた回転部材(22)を前記第2接続部(S2)とし、
    当該回転部材(22)が、前記本体(21)との間で所定の隙間
    が生じるようにシール部材(30)を介して設けられた基部
    (22a)と、当該基部(22a)から軸方向に伸延し外周に前
    記第2ホース(H2)が接続される第2連結管(R2)とを有
    し、 当該回転部材(22)を前記中空軸部(26)に設けられた係止
    片(25)を越えて挿入することにより、当該係止片(25)と
    フランジ部(24)との間で該回転部材(22)を回動可能に保
    持するようにしたことを特徴とする回転ホースジョイン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記本体(21)は、前記フランジ部(24)近
    傍の段部(24a)の外周面に形成されたねじ部(36a)に螺
    合される第1ロックナット(23a)と前記第1連結管(R1)
    との間で前記第1ホース(H1)を挟圧するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の回転ホースジョイント。
  3. 【請求項3】 前記回転部材(22)は、前記基部(22a)の
    外周面に形成されたねじ部(36b) に螺合される第2ロッ
    クナット(23b)と前記第2連結管(R2)との間で前記第2
    ホース(H2)を挟圧するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の回転ホースジョイント。
  4. 【請求項4】 前記本体(21)又は回転部材(22)は、当該
    回転部材(22)を本体(21)に対して回転し得るように支持
    するボール部材(40)を有することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の回転ホースジョイント。
  5. 【請求項5】 前記回転部材(22)の第2連結管(R2)は、
    半径方向に弾性変形するように先端から軸方向所定長ま
    で複数のスロット(28)が形成され、前記中空軸部(26)の
    係止片(25)と係合した後に、前記半径方向への弾性変形
    を規制するように規制手段(K)を有することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の回転ホースジョイン
    ト。
  6. 【請求項6】 前記第2連結管(R2)は、端部に形成され
    た前記被係合部(31)が前記中空軸部(26)の係止片(25)と
    係合し、他の部分は中空軸部(26)との間に隙間(35)が生
    じるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の回転ホースジョイント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008062654A1 (en) * 2006-11-21 2008-05-29 Hajime Inoue Hose joint
CN109442122A (zh) * 2018-12-17 2019-03-08 东莞职业技术学院 一种气动旋转接头
CN111174012A (zh) * 2020-03-14 2020-05-19 绍兴上虞中塘电器五金厂 一种可拆卸管插接头

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