JP3005863B1 - 散水ホ―ス用巻取器 - Google Patents

散水ホ―ス用巻取器

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JP3005863B1
JP3005863B1 JP2248699A JP2248699A JP3005863B1 JP 3005863 B1 JP3005863 B1 JP 3005863B1 JP 2248699 A JP2248699 A JP 2248699A JP 2248699 A JP2248699 A JP 2248699A JP 3005863 B1 JP3005863 B1 JP 3005863B1
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壽雄 高城
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Abstract

【要約】 【課題】 部品点数と組立工数を削減して、製造コスト
の低減化を図ること。 【解決手段】 ホース接続体は、ボス部内にて筒状軸部
の外周面に嵌合する筒状嵌合部と、同筒状嵌合部の外周
面より放射方向に突設した抜止め用係止片と、同抜止め
用係止片との間に上記ボス部の筒長と略同一の間隔を開
けて筒状嵌合部の外周面に形成した鍔状の当接片と、筒
状嵌合部の基端部に連通連設した接続体本体とを具備
し、ボス部は、内周面に上記抜止め用係止片との干渉回
避用の大径凹面部を形成して、同大径凹面部内にホース
接続体の抜止め用係止片を挿通させて、ボス部内にて筒
状嵌合部を筒状軸部の外周面に嵌合すると共に、ホース
接続体をボス部の軸線廻りに回転させて、ボス部の端面
に抜止め用係止片を係止可能となし、ホース接続体とボ
ス部のいずれか一方に固定用突片を設けると共に、他方
に同固定用突片を嵌合させて固定するための固定用凹部
を形成して、上記抜止め用係止片の係止操作に連動して
固定用凹部に固定用突片が嵌合すべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、散水用のホースを
巻取り収納するための散水ホース用巻取器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、散水ホース用巻取器の一形態とし
て、特公平6−99090号公報に記載されたものがあ
る。
【0003】すなわち、上記散水ホース用巻取器は、図
10に示すように、ボス部aを有する左右一対のドラム
支持体b,bと、各ドラム支持体bのボス部a中に回転
自在に挿入する筒状軸部cを有して、両ドラム支持体
b,b間に横架したホース巻取ドラムdと、同ホース巻
取ドラムdの一方の筒状軸部cに接続したホース接続体
fとを具備し、同ホース接続体fを接続した筒状軸部c
には、ホース巻取ドラムdに取付けた巻取ホース接続管
gを連通連結している。
【0004】そして、ホース接続体fは、ボス部a内に
て筒状軸部cの外周面に嵌合する筒状嵌合部hと、同筒
状嵌合部hの外周面に形成した鍔状の当接片iと、筒状
嵌合部hの基端部に連通連設した接続体本体jとを具備
している。
【0005】しかも、ボス部aの外側端面と当接片iに
は、それぞれ符合するビス孔m,nを形成して、ボス部
aの外側端面に当接片iを当接させた状態にてビスkを
ビス孔m,nに通して螺着して、ホース接続体fを固定
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した散
水ホース用巻取器では、ビスkによりホース接続体fを
固定するようにしているために、部品点数と組立工数が
多く、その結果、製造コストが高くなっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ボ
ス部を有する左右一対のドラム支持体と、各ドラム支持
体のボス部中に回転自在に挿入する筒状軸部を有して、
両ドラム支持体間に横架したホース巻取ドラムと、同ホ
ース巻取ドラムの一方の筒状軸部に取付けたドラム回転
操作ハンドルと、上記ホース巻取ドラムの他方の筒状軸
部に接続したホース接続体とを具備し、同ホース接続体
を接続した筒状軸部には、ホース巻取ドラムに取付けた
巻取ホース接続管を連通連結した散水ホース用巻取器に
おいて、ホース接続体は、ボス部内にて筒状軸部の外周
面に嵌合する筒状嵌合部と、同筒状嵌合部の外周面より
放射方向に突設した抜止め用係止片と、同抜止め用係止
片との間に上記ボス部の筒長と略同一の間隔を開けて筒
状嵌合部の外周面に形成した鍔状の当接片と、筒状嵌合
部の基端部に連通連設した接続体本体とを具備し、ボス
部は、内周面に上記抜止め用係止片との干渉回避用の大
径凹面部を形成して、同大径凹面部内にホース接続体の
抜止め用係止片を挿通させて、ボス部内にて筒状嵌合部
を筒状軸部の外周面に嵌合すると共に、ホース接続体を
ボス部の軸線廻りに回転させて、ボス部の端面に抜止め
用係止片を係止可能となし、ホース接続体とボス部のい
ずれか一方に固定用突片を設けると共に、他方に同固定
用突片を嵌合させて固定するための固定用凹部を形成し
て、上記抜止め用係止片の係止操作に連動して固定用凹
部に固定用突片が嵌合すべく構成したことを特徴とする
散水ホース用巻取器を提供せんとするものである。
【0008】また、本発明は、ホース接続体とボス部の
いずれか一方に固定用突片を設けると共に、他方に上記
固定用突片を嵌入させて案内するための案内溝を、ボス
部の軸線を中心とする円弧状に形成し、かつ、同案内溝
の始端部は、大径凹面部に抜止め用係止片を挿入した際
に、固定用突片と符合する位置に形成し、同案内溝の終
端部の近傍には、固定用突片を嵌合させて固定するため
の固定用凹部を形成したこと、及び、案内溝の深さは、
始端部は固定用突片の突出幅と同等若しくはそれよりも
大きく形成し、終端部に向けて漸次浅く形成したことに
も特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0010】すなわち、本発明に係る散水ホース用巻取
器は、基本的構造として、ボス部を有する左右一対のド
ラム支持体と、各ドラム支持体のボス部中に回転自在に
挿入する筒状軸部を有して、両ドラム支持体間に横架し
たホース巻取ドラムと、同ホース巻取ドラムの一方の筒
状軸部に取付けたドラム回転操作ハンドルと、上記ホー
ス巻取ドラムの他方の筒状軸部に接続したホース接続体
とを具備し、同ホース接続体を接続した筒状軸部には、
ホース巻取ドラムに取付けた巻取ホース接続管を連通連
結している。
【0011】そして、特徴的構造として、ホース接続体
は、ボス部内にて筒状軸部の外周面に嵌合する筒状嵌合
部と、同筒状嵌合部の外周面より放射方向に突設した抜
止め用係止片と、同抜止め用係止片との間に上記ボス部
の筒長と略同一の間隔を開けて筒状嵌合部の外周面に形
成した鍔状の当接片と、筒状嵌合部の基端部に連通連設
した接続体本体とを具備し、ボス部は、内周面に上記抜
止め用係止片との干渉回避用の大径凹面部を形成して、
同大径凹面部内にホース接続体の抜止め用係止片を挿通
させて、ボス部内にて筒状嵌合部を筒状軸部の外周面に
嵌合すると共に、ホース接続体をボス部の軸線廻りに回
転させて、ボス部の端面に抜止め用係止片を係止可能と
なし、ホース接続体とボス部のいずれか一方に固定用突
片を設けると共に、他方に同固定用突片を嵌合させて固
定するための固定用凹部を形成して、上記抜止め用係止
片の係止操作に連動して固定用凹部に固定用突片が嵌合
すべく構成している。
【0012】従って、ホース接続体を筒状軸部に接続す
る際には、ボス部内において筒状軸部の外周面にホース
接続体の筒状嵌合部を嵌合するが、この際、抜止め用係
止片をボス部の中に大径凹面部を通して挿通すると共
に、ボス部の外側端面に当接片を当接させ、同当接片を
ボス部の軸線廻りに回転させて、固定用突片を固定用凹
部に嵌合させることにより、ホース接続体を筒状軸部に
接続した状態にてボス部に固定することができる。
【0013】かかる状態において、抜止め用係止片は、
大径凹面部に符合した位置から回転移動されて、ボス部
の内側端面に係止した状態となっている。
【0014】その結果、ホース接続体は、抜止め用係止
片と当接片とによりボス部の内外側端面を挟持した状態
となって、ボス部の軸線方向への動きが規制され、ま
た、固定用突片が固定用凹部に嵌合して、ボス部の軸線
廻りへの回転も規制されて、ワンタッチにてボス部に固
定されることになる。
【0015】このようにして、散水ホース巻取器の部品
点数と組立工数を削減することができて、製造コストの
低減化が図れる。
【0016】また、ホース接続体は、強制的にボス部の
軸線廻りに回転させると、固定用凹部に嵌合している固
定用突片を離脱させることも可能であり、ボス部と筒状
軸部よりホース接続体を取外して、例えば、筒状軸部に
取付けたパッキンを随時、簡単に取替えることもでき
る。
【0017】しかも、ホース接続体とボス部のいずれか
一方に固定用突片を設けると共に、他方に上記固定用突
片を嵌入させて案内するための案内溝を、ボス部の軸線
を中心とする円弧状に形成し、かつ、同案内溝の始端部
は、大径凹面部に抜止め用係止片を挿入した際に、固定
用突片と符合する位置に形成し、同案内溝の終端部の近
傍には、固定用突片を嵌合させて固定するための固定用
凹部を形成している。
【0018】このようにして、筒状嵌合部をボス部中に
挿通する際に、抜止め用係止片を大径凹面部中に挿通さ
せて、当接片をボス部の外側端面に当接させることによ
り、固定用突片を案内溝の始端部に確実に嵌入させるこ
とができ、続いて、ホース接続体を、同位置からボス部
の軸線廻りに回転させることにより、案内溝中にて固定
用突片を摺動させて、同案内溝の終端部の近傍に形成し
た固定用凹部に固定用突片を嵌合させることができて、
ホース接続体を筒状軸部に接続した状態にてボス部に簡
単に固定させることができる。
【0019】さらに、案内溝の深さは、始端部は固定用
突片の突出幅と同等若しくはそれよりも大きく形成し、
終端部に向けて漸次浅く形成している。
【0020】このようにして、ホース接続体をボス部の
軸線廻りに回転させながら、固定用突片を案内溝に沿わ
せて移動させることができると共に、同案内溝の終端部
より離脱させて、円滑かつ確実に固定用凹部に嵌合させ
ることができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0022】図1及び図2に示すAは、本発明に係る散
水ホース用巻取器であり、同散水ホース用巻取器Aは、
ドラム支持枠体1にホース巻取ドラム2を回転自在に横
架し、同ホース巻取ドラム2の左側端部にホース接続体
3を接続する一方、右側端部にドラム回転操作用のハン
ドル4を取付けている。
【0023】ドラム支持枠体1は、図1及び図2に示す
ように、左右一対のドラム支持体10,10 の上端部間と前
・後下部間にそれぞれ左右方向に伸延する棒状の連結体
11,12,12を架設状に介設して枠組み構成しており、上部
の連結体11は、持運びの際の把持部を形成している。
【0024】そして、左右一対のドラム支持体10,10 に
は、それぞれホース巻取ドラム2を軸支するために左右
方向に開口させて形成したボス部13,13 を、左右方向に
対向させて配置している。
【0025】ホース巻取ドラム2は、図1及び図2に示
すように、左右方向に伸延する筒状のドラム本体15と、
同ドラム本体15の左右側外周縁部に一体成形した鍔状の
ホース規制体16,16 と、ドラム本体15の左右側終端部に
連結した円板状の左右側壁体17,17 と、各側壁体17,17
の中央部より外側方へ突出させて形成した筒状軸部18,1
8 と、左側壁体17の中央部より内側方へ突出させると共
に、放射方向に屈曲させて形成した連通部19と、同連通
部19に基端を接続して、ドラム本体15に形成した管突出
孔20より先端部を突出させた巻取ホース接続管21とを具
備している。22は取付用ビスである。
【0026】そして、左側の筒状軸部18の外周面には、
図2〜図4に示すように先端部側に二個のリング状のパ
ッキン23,23 を軸線方向に間隔を開けて取付け、中央部
周面には、後述するホース接続体3を係止するための係
止用溝24を形成している。
【0027】ホース接続体3は、図2〜図9に示すよう
に、左側のドラム支持体10に形成したボス部13内にて左
側の筒状軸部18の外周面に嵌合する筒状嵌合部30と、同
筒状嵌合部30の先端部外周面より放射方向に突設した抜
止め用係止片31,31 と、同抜止め用係止片31,31 との間
に上記ボス部13の筒長と略同一の間隔を開けて筒状嵌合
部30の基端部外周面に形成した鍔状の当接片32と、筒状
嵌合部30の基端部に段付小径筒状に形成して連通連設し
た接続体本体33とを具備している。
【0028】そして、当接片32の内面には、弾性変形可
能な合成樹脂により半円球状に形成した固定用突片35,3
5 を、筒状嵌合部30の軸線を中心に点対称となる位置に
突設している。
【0029】また、筒状嵌合部30の中途部で、かつ、抜
止め用係止片31,31 とそれぞれ同一軸線上の位置には、
対向する一対の係合爪38,38 を一体成形している。39
は、当接片32の外面に形成した目印であり、固定用突片
35の突設位置に対応させて設けている。40は、回転操作
用係止片であり、ホース接続体3の回転操作が確実に行
えるようにしている。
【0030】ここで、ボス部13は、図2〜図4に示すよ
うに、内周面に、上記抜止め用係止片31,31 との干渉回
避用の大径凹面部34,34 を形成すると共に、外側端面
に、前記当接片32の内面に突設した固定用突片35,35 を
嵌入させて案内するための案内溝36,36 を、ボス部13の
軸線を中心とする四分の一円弧状に形成し、かつ、同案
内溝36,36 の終端部の近傍に、固定用突片35,35 を嵌合
させて固定するための固定用凹部37,37 を形成してい
る。13a は小径部である。
【0031】しかも、図3〜図8に示すように、抜止め
用係止片31,31 と固定用突片35,35とは、相互に、筒状
嵌合部30の軸線を中心とする同一円周方向に略90度位
相させて配置する一方、大径凹面部34,34 と案内溝36,3
6 の始端とは、相互に、ボス部13の軸線を中心とする同
一円周方向に略90度位相させて配置している。
【0032】さらに、案内溝36の深さは、図3に示すよ
うに、始端部36a は固定用突片35の突出幅と同等若しく
はそれよりも大きく形成し、終端部36b に向けて漸次浅
く形成している。
【0033】従って、ホース接続体3を筒状軸部18に接
続する際には、ボス部13内において筒状軸部18の外周面
にホース接続体3の筒状嵌合部30を嵌合するが、この
際、抜止め用係止片31,31 をボス部13の中に大径凹面部
34,34 を通して挿通すると、当接片32の固定用突片35,3
5 が案内溝36,36 の始端部36a,36a 中に嵌入すると共
に、ボス部13の外側端面に当接片32が当接し、かかる状
態にて、同当接片32,32 をボス部13の軸線廻りに回転さ
せて、固定用突片35,35 を案内溝36,36 の始端部36a,36
a より終端部36b,36b に向けて回転移動させ、さらに、
同固定用突片35,35を固定用凹部37,37 に嵌合させる
と、ホース接続体3を筒状軸部18に接続した状態にてボ
ス部13に固定することができる。
【0034】かかる状態において、抜止め用係止片31,3
1 は、大径凹面部34,34 に符合した位置から回転移動さ
れて、ボス部13の内側端面に係止した状態となってい
る。
【0035】その結果、ホース接続体3は、抜止め用係
止片31,31 と当接片32とによりボス部13の内外側端面を
挟持した状態となって、ボス部13の軸線方向への動きが
規制され、また、固定用突片35,35 が固定用凹部37,37
に嵌合して、ボス部13の軸線廻りへの回転も規制され
て、ワンタッチにてボス部13に固定されることになる。
【0036】しかも、筒状嵌合部30をボス部13中に挿通
する際には、抜止め用係止片31,31を大径凹面部34,34
中に挿通させて、当接片32をボス部13の外側端面に当接
させることにより、固定用突片35,35 を案内溝36,36 の
始端部36a,36a に確実に嵌入させることができ、ホース
接続体3を、同位置からボス部13の軸線廻りに回転させ
ながら、固定用突片35,35 を案内溝36,36 に沿わせて移
動させることができると共に、同案内溝36,36 の終端部
36b,36b より離脱させて、円滑かつ確実に固定用凹部3
7,37 に嵌合させることができる。
【0037】ここで、固定用突片35は、弾性変形可能な
合成樹脂により形成しているために、強制的に固定用凹
部37より嵌合離脱すべくホース接続体3を回転させるこ
ともでき、この場合、ホース接続体3をボス部13と筒状
軸部18より取外すことができると共に、筒状軸部18をボ
ス部13より取外すことができて、同筒状軸部18に取付け
たパッキン23,23 を取替えることができる。
【0038】さらに、かかるホース接続体3を固定した
状態においては、段付小径状に縮径させて形成した接続
体本体33の先端面に筒状軸部18の先端面が当接すると共
に、筒状軸部18の外周面が筒状嵌合部30の内周面にパッ
キン23,23 を介して密着して、接続体本体33より筒状軸
部18内に圧送される水がボス部13の内周面より漏れるこ
とがないようにしている。
【0039】また、抜止め用係止片31,31 をボス部13の
内側端面に係止させた際には、筒状嵌合部30の中途部に
形成した一対の係合片38,38 が、ボス部13内の大径凹面
部34,34 から小径部13a へ移動して、同小径部13a の内
周面に押圧され、その結果、筒状軸部18の中央部周面に
形成した係止用溝24に係合して、筒状軸部18の軸線方向
への動きが規制される。
【0040】ハンドル4は、右側の筒状軸部18に取付用
筒体41を介して取付けている。
【0041】このようにして、ハンドルの回転操作に連
動してホース巻取ドラム2が回転するようにしている。
【0042】なお、本実施例では、当接片32に固定用突
片35,35 を突設する一方、ボス部13の外側端面に案内溝
36,36 と固定用凹部37,37 を形成しているが、反対に、
当接片32に案内溝36,36 と固定用凹部37,37 を形成する
一方、ボス部13の外側端面に固定用突片35,35 を突設す
ることもできる。
【0043】また、抜止め用係止片31,31 とボス部13の
内側端面のいずれか一方に固定用突片35,35 を突設する
一方、他方に案内溝36,36 と固定用凹部37,37 を形成す
ることもできる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0045】 請求項1記載の本発明では、ホース接
続体は、ボス部内にて筒状軸部の外周面に嵌合する筒状
嵌合部と、同筒状嵌合部の外周面より放射方向に突設し
た抜止め用係止片と、同抜止め用係止片との間に上記ボ
ス部の筒長と略同一の間隔を開けて筒状嵌合部の外周面
に形成した鍔状の当接片と、筒状嵌合部の基端部に連通
連設した接続体本体とを具備し、ボス部は、内周面に上
記抜止め用係止片との干渉回避用の大径凹面部を形成し
て、同大径凹面部内にホース接続体の抜止め用係止片を
挿通させて、ボス部内にて筒状嵌合部を筒状軸部の外周
面に嵌合すると共に、ホース接続体をボス部の軸線廻り
に回転させて、ボス部の端面に抜止め用係止片を係止可
能となし、ホース接続体とボス部のいずれか一方に固定
用突片を設けると共に、他方に同固定用突片を嵌合させ
て固定するための固定用凹部を形成して、上記抜止め用
係止片の係止操作に連動して固定用凹部に固定用突片が
嵌合すべく構成している。
【0046】従って、ホース接続体を筒状軸部に接続す
る際には、ボス部内において筒状軸部の外周面にホース
接続体の筒状嵌合部を嵌合するが、この際、抜止め用係
止片をボス部の中に大径凹面部を通して挿通すると共
に、ボス部の外側端面に当接片を当接させ、同当接片を
ボス部の軸線廻りに回転させて、固定用突片を固定用凹
部に嵌合させることにより、ホース接続体を筒状軸部に
接続した状態にてボス部に固定することができる。
【0047】かかる状態において、抜止め用係止片は、
大径凹面部に符合した位置から回転移動されて、ボス部
の内側端面に係止した状態となっている。
【0048】その結果、ホース接続体は、抜止め用係止
片と当接片とによりボス部の内外側端面を挟持した状態
となって、ボス部の軸線方向への動きが規制され、ま
た、固定用突片が固定用凹部に嵌合して、ボス部の軸線
廻りへの回転も規制されて、ワンタッチにてボス部に固
定されることになる。
【0049】このようにして、散水ホース巻取器の部品
点数と組立工数を削減することができて、製造コストの
低減化が図れる。
【0050】また、ホース接続体は、強制的にボス部の
軸線廻りに回転させると、固定用凹部に嵌合している固
定用突片を離脱させることも可能であり、ボス部と筒状
軸部よりホース接続体を取外して、例えば、筒状軸部に
取付けたパッキンを随時、簡単に取替えることもでき
る。
【0051】 請求項2記載の本発明では、ホース接
続体とボス部のいずれか一方に固定用突片を設けると共
に、他方に上記固定用突片を嵌入させて案内するための
案内溝を、ボス部の軸線を中心とする円弧状に形成し、
かつ、同案内溝の始端部は、大径凹面部に抜止め用係止
片を挿入した際に、固定用突片と符合する位置に形成
し、同案内溝の終端部の近傍には、固定用突片を嵌合さ
せて固定するための固定用凹部を形成しているために、
筒状嵌合部をボス部中に挿通する際に、抜止め用係止片
を大径凹面部中に挿通させて、当接片をボス部の外側端
面に当接させることにより、固定用突片を案内溝の始端
部に確実に嵌入させることができ、続いて、ホース接続
体を、同位置からボス部の軸線廻りに回転させることに
より、案内溝中にて固定用突片を摺動させて、同案内溝
の終端部の近傍に形成した固定用凹部に固定用突片を嵌
合させることができて、ホース接続体を筒状軸部に接続
した状態にてボス部に簡単に固定させることができる。
【0052】 請求項3記載の本発明では、案内溝の
深さは、始端部は固定用突片の突出幅と同等若しくはそ
れよりも大きく形成し、終端部に向けて漸次浅く形成し
ているために、ホース接続体をボス部の軸線廻りに回転
させながら、固定用突片を案内溝に沿わせて移動させる
ことができると共に、同案内溝の終端部より離脱させ
て、円滑かつ確実に固定用凹部に嵌合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る散水ホース用巻取器の斜視図。
【図2】同散水ホース用巻取器の一部切欠正面図。
【図3】要部の分解斜視図。
【図4】同要部の断面正面図。
【図5】同要部の正面図。
【図6】同要部の左側面図。
【図7】同要部の右側面図。
【図8】ボス部の側面図。
【図9】要部の端面側面図。
【図10】従来の散水ホース用巻取器の要部の分解斜視
図。
【符号の説明】
A 散水ホース用巻取器 1 ドラム支持枠体 2 ホース巻取ドラム 3 ホース接続体 4 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 75/00 - 75/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部を有する左右一対のドラム支持体
    と、各ドラム支持体のボス部中に回転自在に挿入する筒
    状軸部を有して、両ドラム支持体間に横架したホース巻
    取ドラムと、同ホース巻取ドラムの一方の筒状軸部に取
    付けたドラム回転操作ハンドルと、上記ホース巻取ドラ
    ムの他方の筒状軸部に接続したホース接続体とを具備
    し、 同ホース接続体を接続した筒状軸部には、ホース巻取ド
    ラムに取付けた巻取ホース接続管を連通連結した散水ホ
    ース用巻取器において、 ホース接続体は、ボス部内にて筒状軸部の外周面に嵌合
    する筒状嵌合部と、同筒状嵌合部の外周面より放射方向
    に突設した抜止め用係止片と、同抜止め用係止片との間
    に上記ボス部の筒長と略同一の間隔を開けて筒状嵌合部
    の外周面に形成した鍔状の当接片と、筒状嵌合部の基端
    部に連通連設した接続体本体とを具備し、 ボス部は、内周面に上記抜止め用係止片との干渉回避用
    の大径凹面部を形成して、同大径凹面部内にホース接続
    体の抜止め用係止片を挿通させて、ボス部内にて筒状嵌
    合部を筒状軸部の外周面に嵌合すると共に、ホース接続
    体をボス部の軸線廻りに回転させて、ボス部の端面に抜
    止め用係止片を係止可能となし、 ホース接続体とボス部のいずれか一方に固定用突片を設
    けると共に、他方に同固定用突片を嵌合させて固定する
    ための固定用凹部を形成して、上記抜止め用係止片の係
    止操作に連動して固定用凹部に固定用突片が嵌合すべく
    構成したことを特徴とする散水ホース用巻取器。
  2. 【請求項2】 ホース接続体とボス部のいずれか一方に
    固定用突片を設けると共に、他方に上記固定用突片を嵌
    入させて案内するための案内溝を、ボス部の軸線を中心
    とする円弧状に形成し、かつ、同案内溝の始端部は、大
    径凹面部に抜止め用係止片を挿入した際に、固定用突片
    と符合する位置に形成し、同案内溝の終端部の近傍に
    は、固定用突片を嵌合させて固定するための固定用凹部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の散水ホース
    用巻取器。
  3. 【請求項3】 案内溝の深さは、始端部は固定用突片の
    突出幅と同等若しくはそれよりも大きく形成し、終端部
    に向けて漸次浅く形成したことを特徴とする請求項2記
    載の散水ホース用巻取器。
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