JPH1022064A - セラミック発熱体 - Google Patents

セラミック発熱体

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JPH1022064A
JPH1022064A JP16792196A JP16792196A JPH1022064A JP H1022064 A JPH1022064 A JP H1022064A JP 16792196 A JP16792196 A JP 16792196A JP 16792196 A JP16792196 A JP 16792196A JP H1022064 A JPH1022064 A JP H1022064A
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JP
Japan
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sintered body
silicon nitride
heating element
heating resistor
insulating member
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JP16792196A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Arima
裕之 有馬
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流電源で加熱・冷却を長期間、反復したり、
1000℃以上の高温で長時間の連続稼働をしても、窒
化珪素質焼結体から成る絶縁部材の組織劣化も、絶縁部
材自体の割れもなく、発熱抵抗体の抵抗変化率が小さく
断線もない高温耐久性に優れたセラミック発熱体を得
る。 【解決手段】通電により発熱する無機導電材から成る発
熱抵抗体を、絶縁部材である窒化珪素質焼結体に担持し
たり、あるいは接合したり、埋設したりして一体化し、
絶縁部材の窒化珪素質焼結体が不純物として含有するハ
ロゲン元素のうち、Fの含有量を500ppm以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用グロープ
ラグや石油ファンヒータの燃料気化及び点火用ヒータ、
各種センサーの加熱用ヒータ、あるいは一般家庭用、電
子部品用、産業機器用等の加熱用ヒータに好適な高温用
のセラミック発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼルエンジンの始動促
進に用いられるグロープラグをはじめとする各種点火用
並びに各種加熱用ヒータとしては、耐熱金属製のシース
内に高融点金属線等から成る発熱抵抗体を埋設した各種
シーズヒータや、火花放電を利用した各種点火装置が多
用されていたが、急速昇温が困難であり耐摩耗性や耐久
性に劣り、とりわけ前記点火装置においては、点火時に
雑音等の電波障害が発生し易い他、確実な点火という点
からの信頼性に欠ける等の欠点があった。
【0003】そこで熱伝達効率が優れ、急速昇温が可能
で電波障害が発生せず、しかも確実に点火して安全性も
高く、耐摩耗性や耐久性に優れた信頼性の高い発熱体と
して、セラミック焼結体に高融点金属やその化合物、及
びそれらを主成分とする各種無機導電材から成る発熱抵
抗体を担持または接合、あるいは埋設したセラミック発
熱体が、内燃機関のグロープラグをはじめ、各種加熱用
ヒータとして広く利用されるようになってきた。
【0004】一般に、セラミック発熱体としては、アル
ミナセラミックスの表面や内部に高融点金属の発熱体を
設けたセラミックヒータが知られているが、電気絶縁材
料として用いられるアルミナ(Al2 3 )は耐熱衝撃
性や高温強度に劣ることから、セラミック発熱体の絶縁
部材としては耐熱性や耐熱衝撃性、耐酸化性に優れた非
酸化物系セラミックス、とりわけ耐熱性に優れ、高温強
度が高く、熱容量も小さく、電気絶縁性も良好な窒化珪
素質セラミックスが検討されるようになり、タングステ
ン(W)やモリブデン(Mo)等の高融点金属、あるい
は炭化タングステン(WC)や珪化モリブデン(MoS
2 )、窒化チタン(TiN)等の高融点金属の化合
物、あるいは該化合物を主成分とする発熱抵抗体と組み
合わせたものが、高温用のセラミック発熱体として広く
採用されている。
【0005】しかしながら、前記窒化珪素質セラミック
スの焼結体を電気絶縁材料とするセラミック発熱体を、
直流電源の通電加熱により1000℃を越える温度に発
熱させると、窒化珪素質焼結体の粒界相が一般にガラス
質を形成していることから、粒界相の軟化による強度劣
化や、粒界相のイオン移動による組織劣化を引き起こ
し、セラミック発熱体に割れを生じたり、窒化珪素質焼
結体が酸化されて発熱抵抗体の抵抗値が変化したりし
て、やがて発熱抵抗体自体が断線する等の欠点があっ
た。
【0006】そこで、前記欠点を解消するために、従来
から焼結助剤の種類と添加量が種々検討されており、そ
れに伴い窒化珪素質焼結体の粒界相を結晶化すること等
が提案されている(特開平1−313362号公報参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記窒
化珪素質焼結体を絶縁部材として用いたセラミック発熱
体を、内燃機関のグロープラグや各種点火用及び加熱用
ヒータとして1000℃以上の高温用として用いた場
合、一般に点火時には1000〜1300℃となり、そ
の後、点火した火炎に曝されて1350℃を越え140
0℃にも達するような状況となり、このような高温での
加熱冷却が反復されることにより、絶縁部材自体に割れ
を発生し易くなる他、前記無機導電材から成る発熱抵抗
体も経時変化を起こし易くなり、例えば、内燃機関のグ
ロープラグとして適用する場合には、抵抗変化が10%
を越えるまで850時間以上の耐久性が要求されている
のに対して、短時間で10%を越える抵抗変化を生じ、
やがて発熱抵抗体が断線してしまう恐れがあり、実用
上、耐久性に欠けるという課題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は前記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、直流電源で常温付近から1000℃付
近の高温に瞬時に発熱させることを長時間にわたり何度
も繰り返したり、1000℃以上の高温で長時間の連続
稼働をしても、窒化珪素質焼結体から成る絶縁部材の組
織劣化を起こさず、絶縁部材自体の割れは勿論、発熱抵
抗体の抵抗変化率が大きく変化せず、発熱抵抗体の断線
もない高温耐久性に優れたセラミック発熱体を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、窒化珪素質
焼結体の粒界相のイオン移動は、窒化珪素原料粉末中の
不純物元素が影響すると考え、前記原料粉末の製造工程
から窒化珪素質焼結体の製造工程に至るまで、各製造工
程における可能性のある不純物について詳細に検討した
結果、アルカリ金属やアルカリ土類金属、軽金属、第8
族の重金属等もさることながら、原料粉末製造設備に用
いられるフッ素樹脂のライニングや、原料粉末精製時に
使用されるフッ酸や塩酸等の無機酸から混入したと考え
られるフッ素(F)や塩素(Cl)等のハロゲン元素が
大きく影響することを見いだし、本発明に至った。
【0010】即ち、本発明のセラミック発熱体は、通電
により発熱する高融点金属やその炭化物、窒化物等の化
合物、及びそれらを主成分とする無機導電材から成る各
種発熱抵抗体を、絶縁部材である窒化珪素質焼結体に担
持したり、あるいは接合したり、埋設したりして一体化
したもので、絶縁部材の窒化珪素質焼結体が含有する前
記各種不純物のうち、ハロゲン元素のなかでもフッ素
(F)の含有量が500ppm以下であることを特徴と
するものである。
【0011】
【作用】本発明のセラミック発熱体は、不純物として窒
化珪素質焼結体中に含有するハロゲン元素のうち、フッ
素(F)の含有量が500ppm以下であることから、
高温時に粒界相の粘度が下がり難いか、あるいは粒界相
にガラス相を生成し難くなることにより、前述のような
高温下で長時間稼働しても窒化珪素質焼結体の粒界相の
イオン移動が起こり難くなり、その結果、絶縁部材の割
れもなく、発熱抵抗体の抵抗変化も発生し難く、耐久性
及び信頼性が向上することになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミック発熱体
について図面に基づき詳細に述べる。
【0013】図1は、本発明のセラミック発熱体の一実
施例を示す縦断面図であり、図2は、図1に示すセラミ
ック発熱体を側面から見た要部の縦断面図である。
【0014】図1及び図2において、1は無機導電材か
ら成る発熱抵抗体2と、リード部4と、リード線5と、
電極取り出し部6と、絶縁部材である窒化珪素質焼結体
3とから成るセラミック発熱体である。
【0015】セラミック発熱体1は、絶縁部材である窒
化珪素質焼結体3の一端側に、平面視した時の断面形状
がU字状で、層状の無機導電材から成る発熱抵抗体2
と、該発熱抵抗体2の各端部に少なくとも一部を重ねた
層状のリード部4と、該リード部の他端にそれぞれリー
ド線5を接続し、該リード線5の他端側に重ねて窒化珪
素質焼結体3の他端外周面に露出するように電極取り出
し部6を設けてそれぞれ電気的に接続したものを2組、
略平行に窒化珪素質焼結体3中に配設し、発熱抵抗体2
側の絶縁部材先端が略球面状で、少なくとも最高発熱部
に相当する部分の横断面が円形である棒状を成すもので
ある。
【0016】そして本発明のセラミック発熱体は、絶縁
部材である窒化珪素質焼結体が不純物として含有するハ
ロゲン元素は極力、少ない方が望ましいものであるが、
なかでも製造工程で混入し易いフッ素(F)の含有量
が、窒化珪素質焼結体に対して500ppmを越える
と、窒化珪素質焼結体の粒界相にガラス相が形成され易
くなったり、粒界相の粘度が低くなってしまい、イオン
移動が起こり易くなることから、その含有量は500p
pm以下が望ましいが、必要とされるヒータとしての耐
久性の点を考慮すると100〜200ppm程度であれ
ば、目的は十分達成される。
【0017】本発明のセラミック発熱体において、絶縁
部材である窒化珪素質焼結体は窒化珪素(Si3 4
粉末に、焼結助剤としてイットリウム(T)等の周期律
表第3a族元素の酸化物を用いたもの等があり、高温で
のイオン移動を抑制するという点からは、焼結助剤とし
てはYb2 3 が最も望ましい。
【0018】また、後述する発熱抵抗体との熱膨張差を
調整するために、前記窒化珪素質焼結体には、熱膨張係
数がより大きなMoやW等の珪化物、炭化物、窒化物、
硼化物を一種以上添加することも有効である。
【0019】また、前記発熱抵抗体としては、W、M
o、Re等の高融点金属や、それらの合金の他、WCや
MoSi2 、TiN、硼化ジルコニウム(ZrB2 )等
に代表される第4a族、第5a族、第5a族元素の炭化
物、珪化物、窒化物、硼化物、もしくはそれらを主成分
とする無機導電材から成る抵抗体が挙げられ、発熱抵抗
体の高温耐久性という点からは、WCが最適である。
【0020】更に、熱膨張の点からは前記WCが65〜
95重量%、Si3 4 が5〜35重量%の組成から成
るものが好適であり、とりわけWCが75〜90重量
%、Si3 4 が10〜25重量%の組成が最適であ
る。
【0021】また、層状を成す発熱抵抗体の厚さは、該
発熱抵抗体層に割れ等の発生を防止するという点から
は、50V程度までの直流電源用に抵抗値を種々設定す
る場合、少なくとも最高発熱部では5〜150μmの範
囲が望ましく、特に10〜50μmの範囲が最適であ
る。
【0022】一方、前記リード部は、前記発熱抵抗体で
詳細に述べた高融点金属や、その合金、あるいは第4a
族、第5a族、第5a族元素の炭化物、珪化物、窒化
物、硼化物、もしくはそれらを主成分とする無機導電材
が挙げられるが、その導通抵抗は前記発熱抵抗体より低
抵抗であることが必要であり、例えば、90〜98重量
%のWCに2〜10重量%のBNを添加して調製したも
の等が好適である。
【0023】また、前記リード部は、前記発熱抵抗体の
端部に少なくとも一部を重ねて形成されており、絶縁部
材表面からの距離が前記発熱抵抗体より内部に位置する
構造となっている。
【0024】また、層状を成す前記リード部の厚さは、
10〜200μmの範囲が望ましく、特に30〜150
μmの範囲が最適である。
【0025】他方、前記リード線としては、各種高融点
金属の線材等から成るものが挙げられるが、直径0.2
〜0.5mm程度のW線が好適である。
【0026】また、電極取り出し部は、前記リード部と
同一の材料で良く、その導通抵抗もリード部と同様であ
れば何ら問題はなく、好適に使用できるが、この電極取
り出し部は一層以上の層状に形成することが望ましく、
絶縁部材に設けたスルーホール等で電気的に接続するよ
うにして、発熱抵抗体層の層数より少なく設けても良
い。
【0027】次に、前記電極取り出し部の形状として
は、矩形状だけでなく、櫛歯状に形成しても良く、その
形状に何ら限定されるものではない。
【0028】更に、発熱抵抗体が内在するセラミック発
熱体の先端形状を略球面とし、少なくとも発熱抵抗体が
内在する部分の横断面形状を円形としたのは、先端部近
傍に最高発熱部を有し、その外周で効果的に均一に発熱
させるためであるが、その目的が達成されれば前記形状
に何ら限定されるものではない。
【0029】
【実施例】次に、本発明のセラミック発熱体を評価する
にあたり、先ず、比表面積が7〜15m2 /gで、含有
する不可避不純物として酸素量が1.5重量%以下、金
属不純物が総量で0.05重量%以下のSi3 4 粉末
に、フッ素(F)源として純度既知のテフロン粉末の添
加量を、また塩素(Cl)源としては塩化アンモニウム
(NH4 Cl)粉末の添加量を種々変化させて添加する
とともに、焼結助剤として周期律表第3a族元素(RE
と記す)の酸化物のRE2 3 と、Al2 3 、MoS
2 の各粉末を焼結体組成が表1となるように秤量し、
これらを混合して調製した泥漿から造粒体を作製し、該
造粒体をプレス成形法等、周知の成形法により平板状の
成形体を得た。
【0030】一方、WCの微粉末80重量%とSi3
4 微粉末20重量%の混合粉末に酢酸ブチル等の溶媒を
加えて調製したペーストを発熱抵抗体形成用とし、WC
の微粉末85重量%とSi3 4 微粉末15重量%の混
合粉末に前記同様の溶媒を加えて調製したペーストをリ
ード部及び電極取り出し部形成用とした。
【0031】得られた発熱抵抗体形成用ペーストを用い
て、スクリーン印刷法により略U字状のパターンを、そ
のパターン全体が焼結後の絶縁部材先端より5mm以内
に収まる位置にそれぞれ別の平板状の成形体表面に、厚
さ約80μmの発熱抵抗体該当部を形成する。
【0032】次いで、前記略U字状のパターンの両端部
に一部を重ねるように、前記リード部形成用ペーストを
用いて前記同様のスクリーン印刷法により、所定形状の
パターンで厚さ約50μmのリード部該当部を形成す
る。
【0033】他方、前記リード部形成用ペーストと同一
組成の電極取り出し部形成用ペーストを用いて、前記同
様のスクリーン印刷法により、成形体の他端側の表面に
幅0.7mm、厚さ約70μmで該成形体の側面まで平
行に所定位置に4個のパターンをそれぞれ形成し、電極
取り出し部該当部を作製した。
【0034】そして、前記発熱抵抗体該当部に一部を重
ねて形成したリード部該当部と、電極取り出し部該当部
とにそれぞれ接続するように、直径が0.25mmのW
線を載置し、それら2枚とその上に発熱抵抗体や電極取
り出し部等を形成していない前記同一組成のセラミック
成形体を重ねた後、還元性雰囲気下、1750℃の温度
で1時間、焼成した。その後、窒素ガス中、1600〜
1800℃の温度で24時間、熱処理を施した。
【0035】かくして得られたセラミック発熱体素材の
周囲を研磨加工して発熱抵抗体側の先端を球面とすると
ともに断面円形とし、各電極取り出し部の端面を窒化珪
素質焼結体の側面に露出させ、直径約3.5mmのセラ
ミック発熱体を作製した。
【0036】次に、前記セラミック発熱体の少なくとも
電極取り出し部の露出面にメタライズ法やメッキ法等に
よりニッケル(Ni)被膜を形成した後、それぞれの電
極取り出し部と電気的に接続するように陰極用、陽極用
の電極金具を銀ロウにて接合して、評価用のセラミック
発熱体を作製した。
【0037】先ず、評価用セラミック発熱体の窒化珪素
質焼結体中のフッ素(F)及び塩素(Cl)の含有量
を、波長分散型X線マイクロアナライザーでフッ素
(F)及び塩素(Cl)の濃度既知のサンプルから検量
線を作成し、それに基づいて測定した。
【0038】次に、評価用セラミック発熱体が発熱温度
1400℃で飽和する10〜35Vの直流電圧を連続し
て通電する高負荷耐久試験を行い、一定時間毎に前記両
電極間の抵抗値を測定し、試験開始前の抵抗値に対する
変化率が10%を越えると不良と判定し、10%を越え
た時の耐久時間として前記内燃機関のグロープラグの耐
久性評価のひとつの指標である850時間を基準として
耐久性を評価した。
【0039】更に、前記抵抗変化率が10%を越えた評
価用セラミック発熱体を双眼顕微鏡で目視検査するとと
もに、蛍光浸透探傷法にてセラミック発熱体の割れの有
無を非破壊検査した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】表から明らかなように、Fの含有量が50
0ppmを越える本発明の請求範囲外である試料番号6
及び7では、耐久時間が835時間以下と短時間で抵抗
変化が10%を越え、割れも認められるのに対して、本
発明ではいずれも耐久時間は930時間以上であり、割
れは全く発生していないことが分かる。
【0043】
【発明の効果】叙上の如く、本発明のセラミック発熱体
は、絶縁部材である窒化珪素質焼結体が不純物として含
有するハロゲン元素のうち、フッ素(F)の含有量が5
00ppm以下であることから、高温下、長時間にわた
り通電しても粒界相のイオン移動が起こり難く、絶縁部
材に割れが発生せず、しかも発熱抵抗体の抵抗変化率も
極めて小であり、その結果、発熱抵抗体が断線すること
もなく、耐久性と信頼性に優れた各種点火用及び加熱用
として好適なセラミック発熱体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック発熱体の一実施例を示す縦
断面図である。
【図2】図1に示すセラミック発熱体を側面から見た要
部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック発熱体 2 発熱抵抗体 3 窒化珪素質焼結体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通電により発熱する無機導電材から成る発
    熱抵抗体を具備した窒化珪素質焼結体を絶縁部材とする
    セラミック発熱体であって、前記窒化珪素質焼結体が不
    純物として含有するハロゲン元素のうち、フッ素(F)
    の含有量が500ppm以下であることを特徴とするセ
    ラミック発熱体。
JP16792196A 1996-06-27 1996-06-27 セラミック発熱体 Pending JPH1022064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001153360A (ja) * 1999-11-22 2001-06-08 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
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