JPH10220468A - ベアリング保持構造 - Google Patents

ベアリング保持構造

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JPH10220468A
JPH10220468A JP9020278A JP2027897A JPH10220468A JP H10220468 A JPH10220468 A JP H10220468A JP 9020278 A JP9020278 A JP 9020278A JP 2027897 A JP2027897 A JP 2027897A JP H10220468 A JPH10220468 A JP H10220468A
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JP
Japan
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sleeve
thermal expansion
pair
axial
shaft
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JP9020278A
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Takeshi Shimanuki
武志 島貫
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GKN Driveline Japan Ltd
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Tochigi Fuji Sangyo KK
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/546Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
    • F16C19/547Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
    • F16C19/548Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement
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    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H48/38Constructional details
    • F16H48/42Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
    • F16H2048/423Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement

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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の重量を増大させることなく、温度
変化によって一対のテーパベアリングに軸方向の予圧変
化を生じさせないベアリング保持構造を提供する。 【解決手段】 傘歯車2等の軸3が軸方向に距離を隔て
た一対のテーパベアリング4、5によって該軸3の素材
と熱膨張率を異にする素材からなるスリーブ7等内に軸
支されたベアリング保持構造において、前記一対のテー
パベアリング4、5のアウターレース4A、5A間にお
けるスリーブ7の軸方向の熱膨張長さを前記軸3の軸方
向の熱膨張長さに近似するように構成したことを特徴と
するものである。1例として、前記一対のテーパベアリ
ング4、5のアウターレース4A、5A間のスリーブ7
の内周面に前記軸3と同じ熱膨張率を有する素材からな
る筒状のアウタースペーサ9を配置して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傘歯車等の軸が軸
方向に距離を隔てた一対のテーパベアリングによって該
軸の素材と熱膨張率を異にする素材からなるスリーブ等
内に軸支されたベアリング保持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】傘歯車等の軸が軸方向に距離を隔てた一
対のテーパベアリングによって軸支されて、前記傘歯車
に伝達される駆動力により発生した軸方向のスラスト力
を一対のテーパベアリングが効果的に受け止めるように
構成されたものが、例えば車両の四輪駆動装置における
トランスファー等の動力伝達部に広く採用されている。
このようなものの1例として、図6に示す実開平3−1
26723号公報に開示されたものがある。このもの
は、図示外のエンジンから変速機を介して入力軸20に
伝達された駆動力が、センターデフ21における一対の
プレッシャーリング23とピニオン軸27との間のカム
22の作用によって締結される多板クラッチ24の締結
加減により前後輪に配分されるいわゆる四輪駆動車用ト
ランスファーに関するもので、後輪側に配分された駆動
力は中空軸25、平行軸26、リングギヤ1を経て該リ
ングギヤ1とベベル噛合する傘歯車等のピニオンギヤ2
に伝達され、軸端の出力フランジ12によって図示外の
後輪デフに至る。ピニオンギヤ2のピニオン軸3は通
常、鋼鉄製であって、装置全体の軽量化を図る目的から
アルミ等軽合金製のトランスファーケーシング6内に嵌
合された同様の軽合金製のスリーブ7内に軸方向に距離
を隔てた一対のテーパベアリング4、5によって軸支保
持されている。一対のテーパベアリング4、5はそれぞ
れアウターレース4A、5Aおよびインナーレース4
B、5Bを有しており、インナーレース4B、5B間に
インナースペーサ8が、アウターレース4A、5A間に
スリーブ7の内周面が配置されている。これによって、
リングギヤ1とピニオンギヤ2との間のベベル噛合によ
り発生した軸方向のスラスト力を一対の前記テーパベア
リング4、5がこれを効果的に受け止めるように構成し
たものである。
【0003】また、他の例として図7に示す実開平3−
50530号公報に開示されたものがある。このもの
は、四輪駆動車用トランスファーにおいて、後輪側に配
分された駆動力はリングギヤ31を経て該リングギヤ3
1とベベル噛合する傘歯車等のピニオンギヤ32に伝達
されるもので、鋼鉄製のピニオンギヤ32のピニオン軸
33は、図6の従来例のものと同様に、装置全体の軽量
化を図る目的からアルミ等軽合金製のトランスファーケ
ーシング36内にアウターレースおよびインナーレース
を有して軸方向に距離を隔てた一対のテーパベアリング
34、35によって軸支されるものであるが、その際、
一対のアウターレース34A、35A間およびそれらの
外周部を包囲する形態にて配置されるスリーブ37を介
在させているものである。該スリーブ37の材質は明ら
かではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
テーパベアリングを採用したベアリング保持構造におい
て、一般に強度部材としてピニオン軸を鋼鉄材により構
成する一方、該ピニオン軸を軸支するケーシングないし
スリーブ部材を装置全体の軽量化を図る目的からアルミ
等の軽合金により構成する。前者の図6の例では、アル
ミ等の軽合金製のスリーブ7と鋼鉄製のピニオン軸3と
は互いに熱膨張率が異なるために、所定の温度変化によ
って軸方向に距離を隔てた一対のテーパベアリング4、
5間でのスリーブ7とピニオン軸3のそれぞれの熱膨張
歪の長さにずれを生じるために、一般に熱膨張率の高い
アルミ等の軽合金スリーブ7側の熱膨張歪によって一対
のアウターレース4A、5A間が大きく膨張してテーパ
ベアリング4、5に軸方向の予圧の変化を与えてしま
う。また、後者の図7の例では、スリーブ37の材質は
不明であるものの、もし該スリーブ37がアルミ等の軽
合金製であれば、前記図6の例のものと同様の軸方向の
予圧の変化を与えてしまうし、スリーブ37がピニオン
軸33と同様の鋼鉄製であれば軸方向の予圧の変化はな
いものと認められるが、該スリーブ37自体が各テーパ
ベアリングのアウターレース34A、35Aの外周部ま
でも包囲する形態であるので、重量増を避けることはで
きない。
【0005】このようなことから本発明では、上記従来
の熱膨張率を異にする素材からなるスリーブ内に軸支さ
れたベアリング保持構造における諸課題を解決して、装
置全体の重量を増大させることなく、温度変化によって
一対のテーパベアリングに軸方向の予圧変化を生じさせ
ないベアリング保持構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、傘歯車
等の軸が軸方向に距離を隔てた一対のテーパベアリング
によって該軸の素材と熱膨張率を異にする素材からなる
スリーブ等内に軸支されたベアリング保持構造におい
て、前記一対のテーパベアリングのアウターレース間に
おけるスリーブの軸方向の熱膨張長さを前記軸の軸方向
の熱膨張長さに近似するように構成したことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記一対のテーパベアリ
ングのアウターレース間のスリーブ周面に前記軸と同じ
熱膨張率を有する素材からなる筒状のアウタースペーサ
を配置したことを特徴とするものである。また本発明
は、前記筒状のアウタースペーサに軸方向の油溝を設け
たことを特徴とするもので、これらを課題解決のための
手段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1および図2は、本発明のベアリング
保持構造の第1実施の形態の全体断面図およびアウター
スペーサを示す図である。本実施の形態のものは4輪駆
動車両のトランスファーにおける後輪側への出力軸であ
るピニオン軸をテーパベアリングで軸支するベアリング
保持構造に適用された例であるが、トランスファーに限
定されることなくテーパベアリングによる一般的な軸の
保持構造に適用できることは言うまでもない。図1にお
いて、後輪側に配分された駆動力はリングギヤ1を経て
該リングギヤ1とベベル噛合する傘歯車等のピニオンギ
ヤ2に伝達され、軸端に固定された出力フランジ12に
よって図示外の後輪デフに至る。ピニオンギヤ2のピニ
オン軸3は通常、鋼鉄製であって、装置全体の軽量化を
図る目的からアルミ等軽合金製のケーシング6内に取付
フランジ7Aによって取付け嵌合された同様の軽合金製
のスリーブ7内に軸方向に距離を隔てた一対のテーパベ
アリング4、5によって軸支保持されている。一対のテ
ーパベアリング4、5はそれぞれアウターレース4A、
5Aおよびインナーレース4B、5Bを有しており、イ
ンナーレース4B、5B間にはインナースペーサ8が配
置されている。
【0008】本発明は、前記一対のテーパベアリング
4、5のアウターレース4A、5A間におけるスリーブ
7の軸方向の熱膨張長さを前記ピニオン軸3の軸方向の
熱膨張長さに近似するように構成したものであり、本実
施の形態では、一対のテーパベアリング4、5のアウタ
ーレース4A、5A間において、一方のテーパベアリン
グ4におけるアウターレース4Aの端面を確実に保持す
べく該アウターレース4Aの端面に当接するディスク状
のリング11がスリーブ7の環状のリング溝10に装着
され、該リング11と他方のテーパベアリング5におけ
るアウターレース5Aの端面との間に図2に示したよう
な円筒形のアウタースペーサ9をスリーブ内周面に嵌合
配置したものである。アウタースペーサ9は前記ピニオ
ン軸3と同じ熱膨張率を有する素材例えば鋼鉄により構
成される。熱膨張率が近似するならピニオン軸3とは異
なる材質のものも採用され得る。そして、アウタースペ
ーサ9には図2に示すようにテーパベアリング4、5間
での潤滑促進のための軸方向の油溝9Aが設けられてい
る。該軸方向の油溝9Aはスリーブ7自体の半径方向に
おける熱膨張歪を効果的に吸収する機能も有するもので
ある。このように構成されていることによって、ユニッ
トの環境温度変化によってピニオン軸3およびこれを軸
支するスリーブ7が軸方向に熱膨張して、両者が異なっ
た熱膨張率により軸方向の熱膨張歪に差が生じても、一
対のテーパベアリング4、5におけるアウターレース4
A、5A間にはピニオン軸3とほぼ同じ熱膨張率を有す
るアウタースペーサ9が配置されていることによって、
これらアウターレース4A、5A間の軸方向の熱膨張歪
はピニオン軸3における相当部分と同じ軸方向の熱膨張
歪となるので、各テーパベアリング4、5に対して軸方
向の予圧変化を生じさせることがない。しかも、アウタ
ースペーサ9としてピニオン軸3と同じ素材である鋼鉄
を採用したとしても、該アウタースペーサ9はテーパベ
アリング4、5におけるアウターレース4A、5A間に
のみ配設されるもので、アウターレース4A、5Aの外
周側までも包囲する構成によって重量増を招くこともな
いので軽量である。
【0009】図3は、本発明のベアリング保持構造の第
2実施の形態の要部断面を示す図である。本実施の形態
のものは、その基本的構成は前記第1実施の形態のもの
と同様であり、前記第1実施の形態のものにおけるスリ
ーブ7と別部材のリング11に代えて、テーパベアリン
グ4のアウターレース4Aとアウタースペーサ9との間
に突出する環状突起7Bを半径方向内方に向けて形成し
たものである。これによって、前述の第一実施の形態の
ものと同様の効果を奏する他、テーパベアリング4にお
けるアウターレース4Aの端面の確実な保持を可能にす
る形態がスリーブ7と一体に容易に加工できることとな
る。
【0010】図4は、本発明のベアリング保持構造の第
3実施の形態の要部断面を示す図である。本実施の形態
のものは、一対のテーパベアリング4、5のアウターレ
ース4A、5A間において、両方のテーパベアリング
4、5におけるアウターレース4Aおよび5Aの端面を
確実に保持すべく両方のアウターレース4A、5Aの端
面に当接するごとくやや厚めの円筒形のアウタースペー
サ9をスリーブ内周面に嵌合配置したものである。アウ
タースペーサ9は一対のテーパベアリング4、5間のス
リーブ7に刻設された環状のスペーサ溝7Cに装着され
る。アウタースペーサ9は前記ピニオン軸3と同じ熱膨
張率を有する素材により構成されるが、本実施の形態で
はやや厚めに形成されることから、熱膨張率が近似する
ピニオン軸3とは異なる軽量の材質のものが採用される
とよい。本実施の形態のものでは、アウタースペーサ9
自体が一対のテーパベアリング4および5におけるアウ
ターレース4Aおよび5Aの端面の確実な保持を可能に
する。
【0011】図5は、本発明のベアリング保持構造の第
4実施の形態の要部断面を示す図である。本実施の形態
のものは、その基本的構成は前記第1実施の形態のもの
と同様であるが、本実施の形態のものでは、他方のテー
パベアリング5におけるアウターレース5A側における
端面の確実な保持を可能にするために、アウタースペー
サ9のアウターレース5Aに当接する端部に半径方向外
方に突出して端部フランジ9Bを設けたもので、一対の
テーパベアリング4、5間におけるスリーブ7とアウタ
ースペーサ9の熱膨張歪の差を吸収できるようにスリー
ブ7のテーパベアリング5側に段差7Dを形成して、ア
ウタースペーサ9の端部フランジ9Bとの間に間隙Lを
設けたものである。
【0012】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の趣旨の範囲内でテーパベアリングの型式、
ピニオン軸の形状、材質、ケーシングおよびスリーブの
形状(ピニオン軸等が直接にケーシングに軸支されても
よい。)、材質、アウタースペーサの形状、材質および
スリーブへの設置形態等については適宜のものが採用さ
れ得る。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ユニットの環境温度変化によってピニオン軸およ
びこれを軸支するスリーブ等が軸方向に熱膨張して、両
者が異なった熱膨張率により軸方向の熱膨張歪に差が生
じても、一対のテーパベアリングにおけるアウターレー
ス間にはピニオン軸とほぼ同じ熱膨張率を有するアウタ
ースペーサが配置されていることによって、これらアウ
ターレース間の軸方向の熱膨張歪はピニオン軸における
相当部分と同じ軸方向の熱膨張歪となるので、各テーパ
ベアリングに対して軸方向の予圧変化を生じさせること
がない。しかも、アウタースペーサとしてピニオン軸と
同じ素材である鋼鉄を採用したとしても、該アウタース
ペーサはテーパベアリングにおけるアウターレース間に
のみ配設されるもので、アウターレースの外周側までも
包囲する構成によって重量増を招くこともないので軽量
である。また、アウタースペーサにテーパベアリング間
での潤滑促進のための軸方向の油溝を設ければ、該軸方
向の油溝はスリーブ自体の半径方向における熱膨張歪を
効果的に吸収する機能も有するものである。以上のよう
に、本発明によれば、装置全体の重量を増大させること
なく、温度変化によって一対のテーパベアリング軸方向
の予圧変化を生じさせないベアリング保持構造が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベアリング保持構造の第1実施の形態
の全体断面図である。
【図2】本発明のベアリング保持構造の第1実施の形態
にて採用されるアウタースペーサを示す図である。
【図3】本発明のベアリング保持構造の第2実施の形態
の要部断面を示す図である。
【図4】本発明のベアリング保持構造の第3実施の形態
の要部断面を示す図である。
【図5】本発明のベアリング保持構造の第4実施の形態
の要部断面を示す図である。
【図6】ベアリング保持構造の第1の従来例を示す断面
図である。
【図7】ベアリング保持構造の第2の従来例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 リングギヤ 2 ピニオンギヤ 3 ピニオン軸 4 第1テーパベアリング 4A アウターレース 4B インナーレース 5 第2テーパベアリング 5A アウターレース 5B インナーレース 6 ケーシング 7 スリーブ 7A 取付フランジ 7D 段差 8 インナースペーサ 9 アウタースペーサ 9A 油溝 10 リング溝 11 リング 12 出力フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘歯車等の軸が軸方向に距離を隔てた一
    対のテーパベアリングによって該軸の素材と熱膨張率を
    異にする素材からなるスリーブ等内に軸支されたベアリ
    ング保持構造において、前記一対のテーパベアリングの
    アウターレース間におけるスリーブの軸方向の熱膨張長
    さを前記軸の軸方向の熱膨張長さに近似するように構成
    したことを特徴とするベアリング保持構造。
  2. 【請求項2】 前記一対のテーパベアリングのアウター
    レース間のスリーブ内周面に前記軸と同じ熱膨張率を有
    する素材からなる筒状のアウタースペーサを配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のベアリング保持構造。
  3. 【請求項3】 前記筒状のアウタースペーサに軸方向の
    油溝を設けたことを特徴とする請求項2に記載のベアリ
    ング保持構造。
JP9020278A 1997-02-03 1997-02-03 ベアリング保持構造 Pending JPH10220468A (ja)

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