JP2009097655A - 変速機の軸受支持構造 - Google Patents

変速機の軸受支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009097655A
JP2009097655A JP2007271134A JP2007271134A JP2009097655A JP 2009097655 A JP2009097655 A JP 2009097655A JP 2007271134 A JP2007271134 A JP 2007271134A JP 2007271134 A JP2007271134 A JP 2007271134A JP 2009097655 A JP2009097655 A JP 2009097655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
transmission
housing
tapered roller
roller bearings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007271134A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Yabuta
潤 藪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AI Co Ltd
Original Assignee
Aisin AI Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AI Co Ltd filed Critical Aisin AI Co Ltd
Priority to JP2007271134A priority Critical patent/JP2009097655A/ja
Publication of JP2009097655A publication Critical patent/JP2009097655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

【課題】複数個のテーパーローラベアリングを背中合わせで用いて軸を支持する変速機において、変速機の軸とハウジングとの間の熱膨張差を軽減する変速機の軸受支持構造を提供すること。
【解決手段】変速機1において、軸2とハウジング3が互いに線膨張係数が異なる材質で形成され、例えば、軸2は鋼、ハウジング3はアルミニウム合金から形成され、二個のテーパーローラベアリング4,4が背中合わせで用いられて軸2が支持されている。軸2の軸方向に沿って、二個のテーパーローラベアリング4,4の間に位置するハウジング3の少なくとも一部が、軸2と同じ線膨張係数を有する第1の部材6から形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は軸受支持構造に関し、中でも、変速機の軸受支持構造に関し、特に、変速機の軸とハウジングの熱膨張係数が異なる変速機の軸受支持構造に関し、更には、複数のテーパーローラベアリング(円錐ころ軸受)を支持する構造に関する。
変速機において、二個のテーパーローラベアリングを背中合わせで用いて歯車軸を支持する軸受支持構造がある(例えば、特許文献1参照)。
図2は、従来例に係る変速機の軸受支持構造の断面図である。図2を参照すると、変速機11において、軸12が、背中合わせで配置された二個のテーパーローラベアリング14,14によって支持されている。軸12は鋼材から形成され、ハウジング13はアルミニウム合金から形成されている。なお、一般的に、アルミニウムと鋼の線膨張係数は1.5〜2倍程度の差がある。
特開2003−184873号公報
図3は、図2に示した軸受支持構造の問題点を説明するための図である。図2を参照して、変速機11の運転により変速機11の温度が上昇すると、互いに熱膨張特性が異なる軸12とハウジング13の間に熱膨張差が発生する。例えば、軸12が鋼製であり、ハウジング13がアルミニウム合金製であると、ハウジング13の熱膨張が軸12のそれに比べて大きいことにより、テーパーローラベアリング14,14の転動面15,15に大きな軸方向圧力が印加される。これによって、テーパーローラベアリング14,14の過熱及び転動面15,15の転がり抵抗の増加が発生し、これらが変速機11のさらなる温度上昇及び効率低下の要因となる。
本発明は、複数個のテーパーローラベアリングを背中合わせで用いて軸を支持する変速機において、変速機の軸とハウジングとの間の熱膨張差を軽減する変速機の軸受支持構造を提供することを目的とする。
本発明は、第1の視点において、軸とハウジングが互いに線膨張係数が異なる材質で形成され、複数個のテーパーローラベアリングを背中合わせで用いて前記軸を支持する変速機において、前記軸の軸方向に沿って、前記複数個のテーパーローラベアリングの間に位置する前記ハウジングの少なくとも一部が、前記軸と同じ又は近似する線膨張係数を有する第1の部材から形成される、変速機の軸受支持構造を提供する。
本発明によれば、変速機の軸とハウジングの熱膨張特性の差が、前記第1の部材を設けることによって吸収される。よって、本発明によれば、運転時、変速機が温度上昇しても、軸とハウジングの間の熱膨張差が軽減され、テーパーローラベアリングの転動面に印加される軸方向圧力が小さくされる。これによって、テーパーローラベアリングの温度上昇及び転動面の転がり抵抗の増加が抑制され、この結果、変速機のさらなる温度上昇及び効率低下が防止される。
本発明の好ましい実施の形態において、前記第1の部材は、前記軸と同じ材質から形成され、両者の線膨張係数を基本的に同じにする。場合によっては、前記第1の部材は、前記軸の線膨張係数に近似された線膨張係数を有する材質から形成してもよい。例えば、前記第1の部材を、前記軸の線膨張係数に対して、好ましくは±10%以内、さらに好ましくは±5%以内の線膨張計数を有する材質から形成する。
本発明の好ましい実施の形態において、前記第1の部材は、環状であって、前記軸と半径方向に対向する前記ハウジングの内周部に配置され、前記軸に嵌装されて、該軸の軸方向に沿って前記複数個のテーパーローラベアリングの間に配置される弾性部材と、前記弾性部材の外周面と前記第1の部材の内周面との間に介装され、該第1の部材を前記ハウジングに向かって付勢自在な第2の部材を有する。
本発明の好ましい実施の形態において、前記軸の軸方向に沿って、前記第1の部材の長さは、前記複数個のテーパーローラベアリング間の長さに対して、1/2以上、さらに好ましくは3/4以上に形成する。
以下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る変速機の軸受支持構造の断面図である。
図1を参照すると、変速機1においては、軸2とハウジング3が互いに線膨張係数が異なる材質で形成され、例えば、軸2は鋼、ハウジング3はアルミニウム合金から形成され、二個のテーパーローラベアリング4,4が背中合わせで用いられて軸2が支持されている。二個のテーパーローラベアリング4,4の内輪は、ナット9によって軸2のフランジ面2aに付勢され、同外輪はハウジング3に支持されている。
本発明の一実施例に係る変速機1の軸受支持構造によれば、軸2の軸方向に沿って、二個のテーパーローラベアリング4,4の間に位置するハウジング3の少なくとも一部が、軸2と同じ線膨張係数を有する第1の部材6から形成される。
第1の部材6は、環状であって、軸2と半径方向に対向するハウジング3の内周部に配置されている。また、変速機1は、軸2に嵌装されて、軸2の軸方向に沿って二個のテーパーローラベアリング4,4の間に配置される弾性部材7と、弾性部材7の外周面と第1の部材6の内周面との間に介装され、第1の部材6をハウジング3に向かって付勢自在な第2の部材8を有する。
軸2の軸方向に沿って、第1の部材6の長さは、二個のテーパーローラベアリング4,4間の長さに対して、およそ3/4以上に亘って形成されている。
以上説明した、本発明の一実施例に係る変速機1の軸受支持構造の作用を説明する。運転によって変速機1が温度上昇した場合、例えば鋼製の軸2と、例えばアルミニウム合金製のハウジング3の熱膨張率は異なる。しかしながら、二個のテーパーローラベアリング4,4間に第1の部材6が配置されて、それがハウジング3の一部を構成していることによって、軸2とハウジング3間の熱膨張の差が吸収され、テーパーローラベアリング4,4の転動面5に印加される軸方向圧力が小さくされる。これによって、テーパーローラベアリング4,4の温度上昇及びそれらの転動面5,5の転がり抵抗の増加が抑制され、この結果、変速機1のさらなる温度上昇及び効率低下が防止される。
本発明は、車両用の変速機に好適に適用される他、運転により温度上昇する変速機に好適に適用される。
本発明の一実施例に係る変速機の軸受支持構造の断面図である。 従来例に係る変速機の軸受支持構造の断面図である。 図2に示した軸受支持構造の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 変速機
2 軸
2a フランジ面
3 ハウジング
4,4 テーパーローラベアリング
5,5 転動面
6 第1の部材
7 弾性部材
8 第2の部材
9 ナット

Claims (2)

  1. 軸とハウジングが互いに線膨張係数が異なる材質で形成され、複数個のテーパーローラベアリングを背中合わせで用いて前記軸を支持する変速機において、
    前記軸の軸方向に沿って、前記複数個のテーパーローラベアリングの間に位置する前記ハウジングの少なくとも一部が、前記軸と同じ又は近似する線膨張係数を有する第1の部材から形成される、ことを特徴とする変速機の軸受支持構造。
  2. 前記第1の部材は、環状であって、前記軸と半径方向に対向する前記ハウジングの内周部に配置され、
    前記軸に嵌装されて、該軸の軸方向に沿って前記複数個のテーパーローラベアリングの間に配置される弾性部材と、
    前記弾性部材の外周面と前記第1の部材の内周面との間に介装され、該第1の部材を前記ハウジングに向かって付勢自在な第2の部材
    を有する、ことを特徴とする請求項1記載の軸受支持構造。
JP2007271134A 2007-10-18 2007-10-18 変速機の軸受支持構造 Pending JP2009097655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007271134A JP2009097655A (ja) 2007-10-18 2007-10-18 変速機の軸受支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007271134A JP2009097655A (ja) 2007-10-18 2007-10-18 変速機の軸受支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009097655A true JP2009097655A (ja) 2009-05-07

Family

ID=40700843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007271134A Pending JP2009097655A (ja) 2007-10-18 2007-10-18 変速機の軸受支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009097655A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016070349A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 アイシン・エーアイ株式会社 回転軸の軸受構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10220468A (ja) * 1997-02-03 1998-08-21 Tochigi Fuji Ind Co Ltd ベアリング保持構造
JP2002147451A (ja) * 2000-11-16 2002-05-22 Nsk Ltd 複列転がり軸受装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10220468A (ja) * 1997-02-03 1998-08-21 Tochigi Fuji Ind Co Ltd ベアリング保持構造
JP2002147451A (ja) * 2000-11-16 2002-05-22 Nsk Ltd 複列転がり軸受装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016070349A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 アイシン・エーアイ株式会社 回転軸の軸受構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009174588A (ja) 樹脂プーリ付き軸受
JP2006322496A (ja) 多列アンギュラ玉軸受
JP2007211820A (ja) ボールねじ支持装置
JP2009097655A (ja) 変速機の軸受支持構造
JP2010091066A (ja) 軸受装置
JP2008121820A (ja) 転がり軸受用シール装置
JP2009079696A (ja) 転がり軸受への予圧付与機構
JP2006300079A (ja) ころ軸受
JP2009174556A (ja) 転がり軸受装置
JP2008064151A (ja) ラジアルころ軸受
JP2009052588A (ja) 転がり軸受
JP6064783B2 (ja) 転がり軸受
JP2006336720A (ja) 軸受ユニット
JP2008261458A (ja) 円すいころ軸受
JP5359846B2 (ja) 変速機
JP2007198606A (ja) 軸受装置
JP2006226462A (ja) 軸受構造
JP2010249168A (ja) 密封装置
JP2008025766A (ja) 円錐ころ軸受装置
JP2011075008A (ja) 車輪用軸受装置
JP2005265094A (ja) 複列斜接玉軸受およびピニオン軸支持用軸受装置
JP2009019738A (ja) 転がり軸受の固定構造
JP2006220254A (ja) 転がり軸受及びこれを備えた歯車装置
JP2005069419A (ja) 玉軸受
JP2008045622A (ja) 転がり軸受の予圧調整構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111222

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120515

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02