JP2009052588A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリープ防止性能を向上させることができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】内周面に外輪軌道面を有する外輪11と、外周面に内輪軌道面を有する内輪12と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配設される複数の転動体と、を備える転がり軸受10であって、外輪11の外周面および内輪12の内周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する正方形状とされている。
【選択図】図1
【解決手段】内周面に外輪軌道面を有する外輪11と、外周面に内輪軌道面を有する内輪12と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配設される複数の転動体と、を備える転がり軸受10であって、外輪11の外周面および内輪12の内周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する正方形状とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば電装装置等の回転支持部に用いられる高速回転用の転がり軸受に関する。
従来のこの種の転がり軸受は、図8に示すように、内周面に外輪軌道面1aを有する外輪1と、外周面に内輪軌道面2aを有する内輪2と、外輪軌道面1aと内輪軌道面2aとの間に保持器4を介して転動自在に配設される複数の転動体3と、外輪1の軸方向の両端部内周面にそれぞれ装着されたシール部材5とを備えており、外輪1の外周面および内輪2の内周面はいずれも略円筒面とされている。また、外輪1の外周面に樹脂等の絶縁被膜や弾性リング等を設けてクリープ防止性能を付与した転がり軸受が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
しかしながら、上記特許文献1および2では、外輪1の外周面に設けた樹脂等の絶縁被膜や弾性リングが劣化した場合や、より過酷な使用環境で転がり軸受を使用する場合等においては、クリープ防止性能が十分に機能せず、クリープが発生してしまう問題があった。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、クリープ防止性能を向上させることができる転がり軸受を提供することにある。
前述した本発明の目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配設される複数の転動体と、を備える転がり軸受であって、
外輪の外周面および内輪の内周面のうちの少なくとも一方の周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状である
ことを特徴とする転がり軸受。
(1) 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配設される複数の転動体と、を備える転がり軸受であって、
外輪の外周面および内輪の内周面のうちの少なくとも一方の周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状である
ことを特徴とする転がり軸受。
本発明の転がり軸受によれば、外輪の外周面および内輪の内周面のうちの少なくとも一方の周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状であるため、回転方向の相対すべりが規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
以下、本発明に係る転がり軸受の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る転がり軸受の一実施形態を軸方向から見た図、図2〜図7は本発明に係る転がり軸受の一実施形態の第1〜第6の変形例を軸方向から見た図である。
図1は本発明に係る転がり軸受の一実施形態を軸方向から見た図、図2〜図7は本発明に係る転がり軸受の一実施形態の第1〜第6の変形例を軸方向から見た図である。
図1に示すように、本実施形態の転がり軸受10は、内周面に外輪軌道面(不図示)を有する外輪11と、外周面に内輪軌道面(不図示)を有する内輪12と、外輪軌道面と内輪軌道面との間に転動自在に配設される複数の転動体(不図示)と、を備える。なお、図示は省略するが、複数の転動体を保持器により円周方向に略等間隔に保持してもよく、また、外輪11の軸方向の両端部内周面にそれぞれシール部材を装着してもよい。
ここで、本実施形態では、外輪11の外周形状を正方形とし、内輪12の内周形状を正方形として、外輪11の外周面および内輪12の内周面の形状を、所謂、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応する正方形の内周形状を有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応する断面正方形状の軸が嵌合される。
以上説明したように、本実施形態の転がり軸受10によれば、外輪11の外周面および内輪12の内周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する正方形状であるため、ハウジングと外輪11との間および軸と内輪12との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
次に、図2〜図7を参照して、本発明に係る転がり軸受の一実施形態の第1〜第6の変形例を説明する。
まず、図2に示す第1の変形例の転がり軸受20は、外輪11の外周面を円筒面とし、内輪12の内周面の円周の一部に直線部12aを設けて、内輪12の内周面の形状を、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状としている。
まず、図2に示す第1の変形例の転がり軸受20は、外輪11の外周面を円筒面とし、内輪12の内周面の円周の一部に直線部12aを設けて、内輪12の内周面の形状を、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応する円筒面を内周部に有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応して外周面の円周の一部に直線部を設けた軸が嵌合される。
第1の変形例の転がり軸受20によれば、内輪12の内周面の形状が、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる直線部12aを有する形状であるため、軸と内輪12との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
図3に示す第2の変形例の転がり軸受30は、外輪11の外周面を円筒面とし、内輪12の内周形状を正方形として、内輪12の内周面の形状を、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応する円筒面を内周部に有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応する断面正方形状の軸が嵌合される。
第2の変形例の転がり軸受30によれば、内輪12の内周面の形状が、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する正方形状であるため、軸と内輪12との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
図4に示す第3の変形例の転がり軸受40は、外輪11の外周面を円筒面とし、内輪12の内周形状を多角の星形形状として、内輪12の内周面の形状を、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を複数有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応する円筒面を内周部に有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応する断面多角星形形状の軸が嵌合される。
第3の変形例の転がり軸受40によれば、内輪12の内周面の形状が、該内周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する多角星形形状であるため、軸と内輪12との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
図5に示す第4の変形例の転がり軸受50は、外輪11の外周面の形状を正方形とし、内輪12の内周面を円筒面として、外輪11の外周面の形状を、該外周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応する正方形の内周形状を有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応する断面円形状の軸が嵌合される。
第4の変形例の転がり軸受50によれば、外輪11の外周面の形状が、該外周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する正方形であるため、ハウジングと外輪11との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
図6に示す第5の変形例の転がり軸受60は、外輪11の外周面の形状を三角形とし、内輪12の内周面を円筒面として、外輪11の外周面の形状を、該外周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応する三角形の内周形状を有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応する断面円形状の軸が嵌合される。
第5の変形例の転がり軸受60によれば、外輪11の外周面の形状が、該外周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する三角形であるため、ハウジングと外輪11との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
図7に示す第6の変形例の転がり軸受70は、外輪11の外周面の円周の一部に径方向外側に突出する三角形状の突出部11aを設け、内輪12の内周面を円筒面として、外輪11の外周面の形状を、該外周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる突出部11aを有する形状としている。
そして、外輪11の外周部は、該外輪11の外周形状に対応して内周部の円周の一部に三角形状の凹部を有するハウジング等に嵌合され、内輪12の内周部には、該内輪12の内周形状に対応する断面円形状の軸が嵌合される。
第6の変形例の転がり軸受70によれば、外輪11の外周面の形状が、該外周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる突出部11aを有する形状であるため、ハウジングと外輪11との間での回転方向の相対すべりが確実に規制されてクリープ防止性能を大幅に向上させることができる。
なお、本発明の外輪、内輪、転動体等の構成および外輪の外周面、内輪の内周面の形状は、上記一実施形態および変形例に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、転動体として玉を用いた玉軸受に本発明を適用した場合を例示したが、これに限定されず、転動体としてころを用いたころ軸受やその他の転がり軸受に本発明を適用してもよい。
10 転がり軸受
11 外輪
12 内輪
11 外輪
12 内輪
Claims (1)
- 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配設される複数の転動体と、を備える転がり軸受であって、
前記外輪の外周面および前記内輪の内周面のうちの少なくとも一方の周面の形状が、該周面から回転中心までの寸法が周方向で異なる部分を有する形状である
ことを特徴とする転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007217390A JP2009052588A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007217390A JP2009052588A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009052588A true JP2009052588A (ja) | 2009-03-12 |
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ID=40503842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007217390A Pending JP2009052588A (ja) | 2007-08-23 | 2007-08-23 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101040754B1 (ko) | 2009-05-07 | 2011-06-14 | 오쏠라 유한회사 | 태양광 트래킹 장치용 합성수지재 베어링 |
CN103742541A (zh) * | 2014-01-02 | 2014-04-23 | 洛阳轴研科技股份有限公司 | 一种防止外圈打滑的轴承设计方法及其结构 |
CN103742524A (zh) * | 2014-01-02 | 2014-04-23 | 洛阳轴研科技股份有限公司 | 一种防打滑的轴承设计方法及其结构 |
CN105952780A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-09-21 | 辛建辉 | 一种矩形精确调隙轴承 |
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2007
- 2007-08-23 JP JP2007217390A patent/JP2009052588A/ja active Pending
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