JPH10220291A - 摺動絞り弁型気化器における摺動絞り弁 - Google Patents

摺動絞り弁型気化器における摺動絞り弁

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JPH10220291A
JPH10220291A JP3979397A JP3979397A JPH10220291A JP H10220291 A JPH10220291 A JP H10220291A JP 3979397 A JP3979397 A JP 3979397A JP 3979397 A JP3979397 A JP 3979397A JP H10220291 A JPH10220291 A JP H10220291A
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JP
Japan
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throttle valve
intake passage
sliding throttle
engine
air cleaner
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JP3979397A
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Tomoo Shimokawa
智雄 下川
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Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関の、出力、燃焼性、応答性、を高めると
ともに中間開度域の吸入効率の向上を図る。 【構成】 吸気路41は、摺動絞り弁1によって機関側
の吸気路41Bとエアクリーナ側の吸気路41Aとに区
分され、摺動絞り弁1の機関側の対向側面1Aは機関側
の吸気路41Bに臨み、エアクリーナ側の対向側面1B
はエアクリーナ側の吸気路41Aに臨む。機関側の対向
側面1Aには、エアクリーナ側の対向側面1Bに向かう
凹部1Cが形成される。凹部1Cは、吸気路41の長手
軸心線Y−Yの両側方G,Hに対称に形成される。凹部
1Cの外周部1J,1Kに形成される傾斜部1P,1S
は、その垂直線L−Lが吸気路41の長手軸心線Y−Y
に交差する。エアクリーナ側の対向側面1Bに、機関側
の対向側面1Aに向かう凹部1Dを形成し、該凹部は、
吸気路41の長手軸心線Y−Yの両側方G,Hにおいて
対称で、且つ凹部1Dのもっとも機関側の対向側面1A
に近い底部1Eを吸気路41の長手軸心線Y−Y上に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関へ供給する混合気
の濃度及び量を制御する気化器に関し、そのうち特に気
化器本体の吸気路に連設された絞り弁案内筒内に移動自
在に配置された摺動絞り弁を機械的に操作することによ
って吸気路の開口面積を制御する摺動絞り弁型気化器の
摺動絞り弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の摺動絞り弁型気化器について図1
6によって説明する。40は内部を吸気路41が水平方
向に貫通され、吸気路41の中間部より上方に向けて絞
り弁案内筒42が穿設された気化器本体であり、気化器
本体40の下方凹部43に浮子室本体44を配置するこ
とによって浮子室45が形成され、浮子室45内には、
フロート46及び図示せぬバルブシート、フロートバル
ブによって一定なる燃料液面が形成される。絞り弁案内
筒42内には摺動絞り弁47が移動自在に配置されるも
ので、この摺動絞り弁47は絞り弁案内筒42の上部開
口を閉塞するトップTと摺動絞り弁47の内底部47A
との間に縮設されたスプリングSにより吸気路41を閉
塞する側に付勢され、又、摺動絞り弁47の下方底部4
7Dには、吸気路41内に開口する主燃料系としてのニ
ードルジェット48内へ挿入されるジェットニードル4
9を挿通する為のジェットニードル挿通孔47Eが穿設
される。そして、前記下方底部47Dとそれに対向する
吸気路41とによってベンチュリー部Vが形成される。
【0003】かかる摺動絞り弁47が絞り弁案内筒42
内に配置されると、図16における摺動絞り弁47の右
方に、エアクリーナAに連なるエアクリーナA側の吸気
路41Aに臨むエアクリーナ側の対向側面47Bが配置
され、摺動絞り弁47の左方に、機関Bに連なる機関B
側の吸気路41Bに臨む機関側の対向側面47Cが配置
される。
【0004】尚、ニードルジェット48は主燃料ジェッ
ト50を介して浮子室45内の一定燃料液面下に没入さ
れる。51は、運転者によって操作されるアクセルワイ
ヤーであり、一端はアクセルグリップ(図示せず)に連
結され、他端は摺動絞り弁47に螺着された係止部材5
2にエンド53を介して連結される。又、54は、摺動
絞り弁47の機関側の対向側面47Cの下端近傍に対向
した吸気路41内に開口した低速燃料系としてのパイロ
ットアウトレット孔であり、低速燃料ジェット55と図
示せぬ低速空気ジェットにて計量された燃料と空気との
混合気が該パイロットアウトレット孔54より吸気路4
1内に供給される。
【0005】而して、運転者がアクセルグリップを操作
すると、アクセルワイヤー51によって摺動絞り弁47
が操作されて吸気路41のベンチュリー部Vの開口が開
閉制御され、ベンチュリー部Vの開口に応じた空気がエ
アクリーナA側の吸気路41Aから機関B側の吸気路4
1Bに向かって流下するもので、かかる空気流れによっ
て生起するベンチュリー部Vの負圧により主燃料系とし
てのニードルジェット48及び低速燃料系としてのパイ
ロットアウトレット孔54より主燃料及び低速燃料をベ
ンチュリー部V内へ吸出し、この燃料が機関B側の吸気
路41Bを介して機関Bへ供給されることによって機関
の運転を満足する。
【0006】そして、従来使用される摺動絞り弁47の
第1例は、図17に示される。図17は、摺動絞り弁4
7の摺動方向X−Xに直交する断面における摺動絞り弁
47の簡略化された横断面図であり、摺動方向X−Xと
は吸気路41を開閉する方向であって図16に示され
る。第1例において、摺動絞り弁47の横断面は円形状
をなすもので、機関側の対向側面47C及びエアクリー
ナ側の対向側面47Bは円弧状に形成される。そして、
この摺動絞り弁47が絞り弁案内筒42内に配置された
状態で、吸気路41の側方の内周壁41Cと機関側の対
向側面47C及びエアクリーナ側の対向側面47Bとの
当接部Jの近傍の機関側の吸気路41B及びエアクリー
ナ側の吸気路41Aには楔形の空間部41Dが形成され
る。この楔形の空間部41Dは、図17のW線内を拡大
した図18によく示される。尚、図17における線Y−
Yは、吸気路41の中心を通る長手軸心線を示す。
【0007】図19に従来の摺動絞り弁47の第2例が
示される。第2例において、摺動絞り弁47の横断面は
長円形状をなすもので、外側部に半円形部47Dが形成
される。そして、この摺動絞り弁47が絞り弁案内筒4
2内に配置された状態で、吸気路41の側方の内周壁4
1Cと機関側の対向側面47C及びエアクリーナ側の対
向側面47Bとの当接部Jの近傍の機関側の吸気路41
B及びエアクリーナ側の吸気路41Aには楔形の空間部
41Dが形成される。この楔形の空間部41Dは、図1
9のW線内を拡大した図20によく示される。尚、第2
例における楔形の空間部41Dは第1例の楔形の空間部
41Dより、その楔形の度合いが少ない。
【0008】図21に従来の摺動絞り弁の第3例が示さ
れる。第3例において、摺動絞り弁47の横断面は矩形
状をなす。そして、この摺動絞り弁47が絞り弁案内筒
42内に配置された状態で、吸気路41の側方の内周壁
41Cと機関側の対向側面47C及びエアクリーナ側の
対向側面47Bとの当接部Jの近傍の機関側の吸気路4
1B及びエアクリーナ側の吸気路41Aには略直角形を
なす空間部41Dが形成される。この直角形の空間部4
1Dは、図21のW線内を拡大した図22によく示され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の摺動絞り
弁型気化器において、摺動絞り弁47が開放されると、
吸気路41を流れる空気は、摺動絞り弁47のエアクリ
ーナ側の対向側面47Bから下方底部47Dに沿って機
関側の対向側面47Cに向かって流れ、その空気量は、
摺動絞り弁47の機関側の対向側面47Cの底部と、そ
れに対向する吸気路41と、によって形成される開口に
よって制御される。一方燃料は、ニードルジェット48
とジェットニードル49とによって形成される間隙及び
パイロットアウトレット孔54の開口によって制御され
る。そしてこの制御された燃料と空気が混合され、機関
側の吸気路41Bを介して機関Bに向けて供給される。
ここで、図17に示される横断面が円形状をなす摺動絞
り弁47にあっては、摺動絞り弁47の機関側の対向側
面47Cの外周部と吸気路41の内周壁41Cとの当接
部J近傍に形成される楔形の空間部41Dにおいて空気
の渦流が発生する。そして、この渦流が発生することに
よると、吸気路41B内を機関B側に向かう空気流れに
対して、逆行する空気流れが生じ、機関側の吸気路41
B内を流下する空気流速を低下させるもので、これによ
ると、機関Bへ吸入される燃料を含む空気の吸入効率の
向上を阻害する。この吸入効率が向上できないことは、
機関の出力向上を図る上で好ましいことでない。
【0010】又、摺動絞り弁47を開放した際におい
て、機関Bに向かう空気供給の応答性を、空気流速の低
下に応じて高めることができない。これは、機関の応答
性を高める上で好ましいことでない。
【0011】更に、この渦流によると、空気中に含まれ
る燃料が吸気路41Bの内周壁41Cに付着し易いもの
で、これによると、機関側の吸気路41B内から機関B
に向かう燃料の微粒化が阻害され機関の燃焼性を向上す
る上で好ましいものでなく、更に燃料経済性の点より好
ましいものでない。更に又、燃料が内周壁41Cに付着
して燃料の粒径が大径化されることは、機関Bへの燃料
供給の応答性を高めることが阻害され、機関の応答性を
高める上で好ましいものでない。
【0012】又、図19に示される横断面が長円形状を
なす従来の摺動絞り弁47の第2例によると、楔形の空
間部41Dは、前記第1の従来例における楔形の空間部
41Dに比較してその楔形の度合いが少ないもので、第
1の従来例の摺動絞り弁47における前記不具合の度合
いは減少することができるが、楔形の空間部41Dを依
然として備えることから、前記不具合は解消されない。
【0013】又、図21に示される横断面が矩形状をな
す従来の摺動絞り弁47の第3例によると、前記第1及
び第2の摺動絞り弁47によって形成される楔形の空間
部41Dは形成されないものの、直角形の空間部41D
が当接部Jの近傍の機関側の吸気路41Bに形成され
る。この直角形の空間部41Dによると、前記第1及び
第2の従来例の楔形の空間部41Dに生起する渦流の発
生が更に抑止されて、前記渦流によって生ずる不具合が
更に改善されるものの、直角形の空間部41Dにおける
空気流れは、吸気路の内周壁41Cから積極的に引離す
ものでなく、吸入効率を高めて機関の出力を向上する
点。機関の応答性を高める点。機関の燃焼性を向上する
点。更には燃料経済性を高める点。においてより一層の
改善が望まれるものであった。
【0014】一方、摺動絞り弁のエアクリーナ側の対向
側面において以下の不具合を有する。図17に示される
如き、エアクリーナ側の対向側面47Bが円弧状の突面
に形成された摺動絞り弁47においては、エアクリーナ
A側の吸気路41A内を、吸気路41の長手方向軸心線
Y−Yに沿って流下する空気流が、前記円弧状のエアク
リーナ側の対向側面47Bに衝突すると、該空気流は、
吸気路41の長手方向軸心線Y−Yより離れる方向に空
気流は拡散されて摺動絞り弁47の下方底部47D内へ
と流れこむ。すなわち、円弧状のエアクリーナ側の対向
側面47Bに衝突した空気流は、円弧状の面を斜め外側
下方に向かって流れ、吸気路41の外側方の内周壁41
C方向に収束されつつ摺動絞り弁47の下方底部47D
に流れこむ。
【0015】一方、かかる円形状をなす吸気路41内に
おける空気の流れ速度は、吸気路41の中央部分におい
て、流速が大きく慣性が大なるものであるが、吸気路4
1の外側方の内周壁41Cの近傍部分において、空気流
速は小さく慣性は小さいもので、吸気路41の外側方の
内周壁41Cに沿って流れる空気流にはがれ現象が生
じ、この部に渦流が生起することが知られる。
【0016】従って、前述の如く、エアクリーナ側の円
弧状の対向側面47Bに衝突した後の空気流が吸気路4
1の外側方の内周壁41Cに向かって収束されること
は、渦流に向かって衝突後の空気流が指向するもので、
これによると摺動絞り弁47の下方底部47D内に流れ
こむ衝突後の空気流に対して渦流が抵抗となり、摺動絞
り弁47の下方底部47D内に効率よく空気を流入させ
ることができないという問題(吸入効率が悪い)を有す
る。
【0017】又、摺動絞り弁47の下方底部47D内に
空気を効率よく供給できないことは、結果として下方底
部47Dと吸気路41とによって形成されるベンチュリ
ー部Vを流れる空気流速を充分に上昇し得ないものであ
り、これによると、ベンチュリー部Vに開口するニード
ルジェット48及びパイロットアウトレット孔54に作
用する負圧を充分に高めることができないという問題を
有する。
【0018】又、第2の従来例に示される如き、摺動絞
り弁47のエアクリーナ側の対向側面47Bが長円形状
をなすもの、及び第3の従来例に示される如き、摺動絞
り弁47のエアクリーナ側の対向端面47Bが矩形状に
形成されるもの、にあっては、エアクリーナ側の吸気路
41A内を流下する空気流が、摺動絞り弁47の平面形
状をなすエアクリーナ側の対向側面47Bに衝突する
と、該空気流は、前記平面形状のエアクリーナ側の対向
側面47Bに沿って摺動絞り弁47の下方底部47Dに
向かって流れこむ。
【0019】而して、摺動絞り弁47の下方底部47D
に向かう空気流れの大部分を吸気路41内にあって空気
流速がもっとも速い吸気路41の中心部近傍(長手軸心
線Y−Yに沿う)に向けてその流れを積極的に指向させ
ることができない。以上によると、摺動絞り弁47のエ
アクリーナ側の対向側面47Bに沿って下方へ流れる空
気流れは、吸気路41A内において分散され、吸気路4
1の中心部にその空気流れを収束できないもので、これ
によると、機関へ吸入される空気の吸入効率の向上及び
ニードルジェット48、パイロットアウトレット孔54
に作用する負圧の向上、を充分に高めることができない
ものであった。
【0020】
【発明の目的】本発明になる摺動絞り弁型気化器におけ
る摺動絞り弁は、前記不具合に鑑み成されたもので、機
関の出力を向上する。機関の応答性を高める。機関の燃
焼性を向上する。更に燃料経済性を高める。ことのでき
る摺動絞り弁を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決する為の手段】本発明になる摺動絞り弁型
気化器における摺動絞り弁は、前記目的を達成する為
に、吸気路の中間部より一側方に向けて絞り弁案内筒が
連設され、絞り弁案内筒内には、吸気路を開閉制御する
とともに吸気路内に開口するニードルジェット内に挿入
されるジェットニードルを備えた摺動絞り弁を移動自在
に配置した摺動絞り弁型気化器において、摺動絞り弁
は、機関側の吸気路に臨む機関側の対向側面と、エアク
リーナ側の吸気路に臨むエアクリーナ側の対向側面と、
を備え、摺動絞り弁の摺動方向に直交する摺動絞り弁の
横断面において、機関側の対向側面に、エアクリーナ側
の対向側面に向かう凹部を形成し、該凹部は、吸気路の
長手軸心線の両側方において対称で、且つ凹部の少なく
ともそれぞれの外周部の垂直線が、吸気路の長手軸心線
に交差する傾斜部を備え;一方エアクリーナ側の対向側
面に、機関側の対向側面に向かう凹部を形成し、該凹部
は、吸気路の長手軸心線の両側方において対称で、且つ
凹部のもっとも機関側の対向側面に近い底部を吸気路の
長手軸心線上に設けた、ことを第1の特徴とする。
【0022】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、前
記、機関側の対向側面に形成される凹部と、エアクリー
ナ側の対向側面に形成される凹部とを、単一の曲線部に
よって形成したことを第2の特徴とする。
【0023】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、前
記、機関側の対向側面に形成される凹部と、エアクリー
ナ側の対向側面に形成される凹部とを、直線部によって
形成したことを第3の特徴とする。
【0024】更に又、本発明は、前記第1の特徴に加
え、前記、機関側の対向側面に形成される凹部と、エア
クリーナ側の対向側面に形成される凹部とを、曲線部と
直線部とによって形成したことを第4の特徴とする。
【0025】
【実施例】以下、本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺
動絞り弁の第1実施例について図により説明する。図1
は、本発明になる摺動絞り弁を備えた摺動絞り弁型気化
器の縦断面図。図2は、図1のE−E線における横断面
図。図3は、本発明の摺動絞り弁の上部平面図。図4
は、図3のF−F線における縦断面図。図5は、図4の
左側面図。図6は、図1の左側面図。図7は、図1の右
側面図。図8は、図1の左側面図である。尚、図16と
同一構造部分は同一符号を使用して説明は省略する。1
は、気化器本体40の吸気路41に連設された絞り弁案
内筒42内に移動自在に配置され、吸気路41を開閉す
る摺動絞り弁である。絞り弁案内筒42内に配置された
摺動絞り弁1は、機関B側の機関側の吸気路41Bに臨
む機関側の対向側面1Aと、エアクリーナA側のエアク
リーナ側の吸気路41Aに臨むエアクリーナ側の対向側
面1Bとを有し、吸気路41は、機関側の対向側面1A
によって機関Bに連なる機関側の吸気路41Bに区分さ
れ、エアクリーナ側の対向側面1Bによってエアクリー
ナAに連なるエアクリーナ側の吸気路41Aとに区分さ
れる。
【0026】そして摺動絞り弁1は以下の形状をなす。
図3、図4、図5、図6によって説明する。すなわち、
摺動絞り弁1は、摺動絞り弁1が吸気路41を開閉する
摺動方向X−Xに直交する平面上において、図の左側に
機関側の対向側面1Aが形成され、図の右側にエアクリ
ーナ側の対向側面1Bが形成される。すなわち機関側の
対向側面1Aとエアクリーナ側の対向側面1Bとは厚肉
部を介して対向配置される。そして、この機関側の対向
側面1Aに特にエアクリーナ側の対向側面1Bに向かう
凹部1Cが形成される。又エアクリーナ側の対向側面1
Bに特に機関側の対向側面1Aに向かう凹部1Dが形成
される。
【0027】この機関側の対向側面1Aの凹部1Cにつ
いて詳述する。この凹部1Cについて詳述すると、第1
に、この凹部1Cは、摺動絞り弁1の摺動方向X−Xに
直交する平面上において、吸気路41の長手軸心線Y−
Yの両側方G,Hにおいて対称形状をなす。これは図3
によく示されるものでいいかえると、前記吸気路41の
長手軸心線Y−Yは摺動絞り弁1の中心を通る線であ
り、凹部1Cは摺動絞り弁1の中心を通る線に対して両
側方G、Hに対称形状をなして形成される。第2に、こ
の凹部1Cの少なくともそれぞれの外周部1J,1K
に、吸気路41の長手軸心線Y−Yに臨む傾斜部1P,
1Sが形成される。より具体的に説明すれば、一方の外
周部1Jとは、凹部1Cの一側方Gの外周が一側方Gに
ある吸気路41の内周壁41Cに交差する部位の近傍で
あり、他方の外周部1Kとは、凹部1Cの他側方Hの外
周が他側方Hにある吸気路41の内周壁41Cに交差す
る部位の近傍である。又、長手軸心線Y−Yに臨む傾斜
部1P,1Sとは、傾斜部に直交してのびる垂直線が吸
気路41の長手軸心線Y−Yに交差することを言う。
【0028】再び図3に戻って説明すれば、凹部1C
は、長手軸心線Y−Y上に起点を有する単一の半円形状
に形成されたもので、これによって凹部1Cはエアクリ
ーナ側の対向側面1Bに向かって凹設されるとともに、
長手軸心線Y−Yの両側方G,Hにおいて対称形状をな
す。更に又、一方の外周部1J、他方の外周部1Kにお
いて、半円形状の傾斜部1P,1Sが形成され、この傾
斜部1P,1Sからのびる垂直線L−Lは吸気路41の
長手軸心線Y−Yにそれぞれ交差する。
【0029】次にエアクリーナ側の対向端面1Bに設け
た凹部1Dについて説明する。この凹部1Dは、摺動絞
り弁1の摺動方向X−Xに直交する平面上において、吸
気路41の長手軸心線Y−Yの両側方G,Hにおいて対
称形状をなす。又、この凹部1Dのもっとも機関側の対
向側面1Aに近い底部1Eを吸気路41の長手軸心線Y
−Y上に配置する。
【0030】再び図3に戻って説明すると、凹部1D
は、長手軸心線Y−Y上に起点を有する単一の半円形状
に形成されたもので、これによって凹部1Dは、機関側
の対向側面1Aに向かって凹設されるとともに長手軸心
線Y−Yの両側方G,Hにおいて対称形状をなし、更に
もっとも機関側の対向側面1Aに近い底部1Eは長手軸
心線Y−Y上に位置する。
【0031】以上の構造よりなる摺動絞り弁1が気化器
本体40の摺動絞り弁案内筒42内に移動自在に配置さ
れるもので、これによると摺動絞り弁1の下方底部1H
とそれに対向する吸気路41とによってベンチュリー部
Vが形成されるとともにジェットニードル49は吸気路
41内のベンチュリー部Vに開口する主燃料系としてニ
ードルジェット48内に挿入され、さらに機関側の対向
側面1Aの下方底部1Lは、吸気路41内に開口する低
速燃料系としてのパイロットアウトレット孔54に対向
する。又、吸気路41は摺動絞り弁1によってエアクリ
ーナA側の吸気路41Aと、機関B側の吸気路41Bと
に区分されるもので、摺動絞り弁1のエアクリーナ側の
対向側面1BはエアクリーナA側の吸気路41Aに臨ん
で開口し、機関側の対向側面1Aは機関B側の吸気路4
1Bに臨んで開口する。
【0032】かかる摺動絞り弁型気化器の機関B側の吸
気路41Bが機関Bに接続されるとともにエアクリーナ
A側の吸気路41AがエアクリーナAに接続され、運転
者によってアクセルワイヤが操作されると、摺動絞り弁
1はそれに応じて吸気路41の開口(ベンチュリー部V
の開口)を制御する。
【0033】そして、本発明になる摺動絞り弁を用いた
摺動絞り弁型気化器によると、ニードルジェット48に
加わるノズル負圧とパイロットアウトレット孔54に加
わるパイロットアウトレット孔負圧を特に摺動絞り弁1
の中間開度域において、従来の摺動絞り弁に比較して大
きく上昇させることができた。これは、摺動絞り弁1の
開度を、吸気路41の直径を基準として全閉状態から全
開状態迄ストロークを8等分し、各開度状態において、
摺動絞り弁1より機関B側の吸気路41B内に一定値の
負圧を作用させ、かかる状態においてニードルジェット
48に加わる負圧と、パイロットアウトレット孔54に
加わる負圧を計測することによって実証したものであ
り、このテスト結果が図9、図10に示される。
【0034】図9にはニードルジェット48に加わる負
圧のテスト結果が示される。すなわち、図9によれば、
従来の摺動絞り弁、すなわちエアクリーナ側の対向側面
に円弧状突面を有する摺動絞り弁と、本発明になるエア
クリーナ側の対向側面1Aに凹部1Dを備えた摺動絞り
弁1とは、1/8開度以上から7/8開度以下の間の開
度において相違し、特に3/8開度から6/8開度迄の
中間開度域において、本発明になる摺動絞り弁1は、従
来の摺動絞り弁に比較して大きくニードルジェット48
の負圧を上昇させることができた。
【0035】図10には、パイロットアウトレット孔5
4に加わる負圧のテスト結果が示される。すなわち、図
10によれば、前述した従来の摺動絞り弁と、本発明に
なるエアクリーナ側の対向側面1Bに凹部1Dを備えた
摺動絞り弁1とは、2/8開度以上から8/8開度以下
の間の開度において相違し、特に3/8開度から6/8
開度迄の中間開度域において、本発明になる摺動絞り弁
1は、従来の摺動絞り弁に比較して大きくパイロットア
ウトレット孔54の負圧を上昇させることができた。
【0036】このように、ニードルジェット48のノズ
ル負圧及びパイロットアウトレット孔54の孔負圧を摺
動絞り弁1の特に中間開度域において、従来の摺動絞り
弁を用いたものに比較して大きく上昇できたことは、以
下の理由によるものと考えられる。すなわち、エアクリ
ーナA側の吸気路41A内を吸気路41の長手方向軸心
線Y−Yに沿って流下する空気流が、摺動絞り弁1のエ
アクリーナ側の対向側面1Bに凹設した凹部1Dの円弧
状の傾斜面部に衝突すると、該空気流は、吸気路41の
長手方向軸心線Y−Yに近づく、いいかえると摺動絞り
弁1のエアクリーナ側の対向側面1Aの中心方向に空気
流は収束された摺動絞り弁1の下方底部1H内へと流れ
こむ。すなわち、凹部1Dの面部に衝突した空気流は、
凹部1Dの面を斜め内側下方に向かって流れ、吸気路4
1の中央部分に収束されつつ摺動絞り弁1の下方底部1
H内へと流れこむ。この状態は図7の一点鎖線で示され
る。
【0037】このようにエアクリーナ側の対向側面1B
に衝突した後の空気流が吸気路41の中央部分に収束さ
れつつ摺動絞り弁1の下方底部1H内へと収束されるこ
とは、該空気流を吸気路41の中央部分を流れる流速が
大きく慣性の大なる空気流に向けて指向できたものであ
り、これによると衝突後の空気流は極めて円滑に摺動絞
り弁1の下方底部1H内へと流入することができるもの
で、下方底部1Hと吸気路41とによって形成されるベ
ンチュリー部V内へ多量の空気を供給できるものであ
る。すなわち、エアクリーナ側の対向側面1Bに衝突し
た後の空気流が、吸気路41の外側方の内周壁41Cの
近傍に生起する渦流による影響を受けることが少なくな
ったものである。そして、前述の如く、ベンチュリー部
V内へ多量の空気を供給できたことは、ベンチュリー部
Vを流れる空気流速を速めることができたもので、この
空気流速の上昇によってベンチュリー部Vに開口するニ
ードルジェット48、パイロットアウトレット孔54に
生起する負圧を高めることができたものである。
【0038】以上の如く、ベンチュリー部Vを流れる空
気量を増量できたことは、機関Bに向けて供給される空
気の吸入効率を高めることができたもので小なる吸気路
径をもって機関の出力を向上できたものである。又、摺
動絞り弁1の中間開度域におけるニードルジェット4
8、パイロットアウトレット孔54に生起する負圧を高
めることができたことは、それらからベンチュリー部V
内へ吸出される燃料の霧化特性を向上でき、機関の過渡
特性、中間開度域における運転性を大きく向上できたも
のである。更に又、気化器のセッティング作業におい
て、燃料を増量する側の自由度を大きくとることができ
たものでセッティング作業が容易となったものである。
(ニードルジェット48に作用する負圧が小さい場合、
燃料ジェット径を大としても燃料を吸気路内へ吸出でき
ないもので、燃料増量側への自由度が少ない)
【0039】次に機関側の吸気路41Bについて鑑案す
る。摺動絞り弁1が吸気路41を開放すると、燃料を含
んだ空気は、その量を摺動絞り弁1の機関側の対向側面
1Aの底部1Lとそれに対向する吸気路41とによって
形成される開口によって制御され、機関側の吸気路41
B内へ流入する。ここで、本発明になる前記摺動絞り弁
1の機関側の対向側面1Aに凹部1Cを備えた摺動絞り
弁1を採用したことによると、摺動絞り弁1の機関側の
対向側面1Aの一方の外周部1Jと吸気路41の内周壁
41C及び他方の外周部1Kと吸気路41の内周壁41
Cとによって楔形の空間部が機関側の吸気路41Bに臨
んで形成されることがなく、開口Nが90度以上の開口
を有する扇形の空間部Pが機関側の吸気路41Bに向か
って形成される。(開口N及び扇形の空間部Pは図2に
よく示される。)
【0040】そして、前記空間部Pを形成する傾斜部1
P,1Sからのびる垂直線L−Lは、吸気路41の長手
軸心線Y−Yにそれぞれ交差するようのびる。(これは
図3に示される。)
【0041】以上によると、特に摺動絞り弁1の外周部
1J,1Kと吸気路41の内周壁41Cとによって形成
される空間部Pにおける空気流れは、吸気路41Bの内
周壁41Cから離れるように流れ、且つ吸気路41の長
手軸心線Y−Yの中心方向に向かって流れ、この空間部
Pにおける空気流れに渦流が発生することは大きく抑止
された。
【0042】以上によると、機関側の吸気路41B内を
流れる空気流は、全て機関に向かう空気流れに整流され
ることから機関へ吸入される燃料を含む空気の吸入効率
を向上できて、機関の出力向上を達成できたものであ
る。又、摺動絞り弁1を開放した際において、機関Bに
向かう空気流速は低下することがなく、即座に燃料を含
む空気を機関Bへ供給できるので、機関の応答性を大き
く向上できたものである。又、前述の如く、摺動絞り弁
1の外周部1J,1Kと吸気路41の内周壁41Cとに
よって形成される空間部Pを、流れる空気流れが、内周
壁41Cより離れるように流れたことによると、空気中
に含まれる燃料が内周壁41Cに付着して凝縮すること
がないもので、微細に微粒化された燃料を機関Bに向け
て供給でき機関の燃焼性を向上する上で効果的である。
更に又、吸気路41内を流れる空気中に含まれる燃料が
吸気路41の内周壁41Cに付着することなく機関Bへ
有効に供給できたことは、燃料経済性の上から好まし
い。又、前記凹部1Cが吸気路41の長手軸心線Y−Y
の両側方G,Hにおいて対称に形成されることは、吸気
路41内を流れる空気流れ、及び燃料を吸気路41内に
おいて均等とすることができ、このことも機関Bの燃料
性を向上させる上で効果的である。
【0043】そして、前記実施例で述べた、摺動絞り弁
1の機関側の対向側面1Aに形成される凹部1Cと、エ
アクリーナ側の対向側面1Bに形成される凹部1Dを単
一の曲線部(単一の半径を有する曲線で形成すること)
をもって形成したことによると、この凹部1Cの製造が
容易で且つその寸法精度を向上できる。
【0044】次に、摺動絞り弁1の機関側の対向側面1
Aに形成される凹部1Cとエアクリーナ側の対向側面1
Bに形成される凹部1Dの他の実施例について以下に説
明する。
【0045】又、図11、図12、図13、には凹部1
C,1Dの他の実施例が示される。この実施例は、凹部
1C,1Dが直線部をもって形成されたもので、図11
に示された凹部1C,1Dは、円錐形状をなす。図12
に示された凹部1C,1Dは、円錐台形状をなす。図1
3に示された凹部1C,1Dは、複合された円錐形状を
なす。
【0046】更に又、図14、図15には凹部1C,1
Dの他の実施例が示されるもので、これらの凹部は、直
線部と曲線部とが接続して形成された。
【0047】上記、摺動絞り弁1の機関側の対向側面1
Aにおける凹部1Cの選択は、吸気路41の内周壁41
Cからの空気流れの剥離性、凹部1Cの製作性、等を考
慮して適宜選択される。又、摺動絞り弁1のエアクリー
ナ側の対向側面1Bにおける凹部1Dの選択は、エアク
リーナ側の吸気路41Aからベンチュリー部Vの中心方
向に向かう空気流れの収束性等を考慮して選択される。
【0048】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる摺動絞り弁型
気化器の摺動絞り弁によると、摺動絞り弁のエアクリー
ナ側の対向側面に、エアクリーナ側の対向側面に向かう
凹部を形成し、該凹部は、吸気路の長手軸心線の両側方
において対称で、且つ凹部の少なくともそれぞれの外周
部の垂直線が、吸気路の長手軸心線に交差する傾斜部を
備えたので、摺動絞り弁の機関側の対向側面に臨む機関
側の吸気路内における渦流の発生を抑止できたものであ
る。而して、機関に向かう空気流速の低下を抑止できて
機関の応答性を向上でき、燃料が微粒化されて機関の燃
焼性と燃料経済性を向上でき、更には、吸気路内を流れ
る燃料と空気との均等な混合状態が得られて機関の燃焼
性を向上できたもので、上記によって機関性能の著しい
向上が達成されたものである。又、摺動絞り弁のエアク
リーナ側の対向側面に、機関側の対向側面に向かう凹部
を形成し、該凹部は、吸気路の長手軸心線Y−Yの両側
方において対称で、且つ凹部のもっとも機関側の対向側
面に近い底部を吸気路の長手軸心線上に設けたので、エ
アクリーナ側の吸気路内を流れる空気が摺動絞り弁のエ
アクリーナ側の対向側面の凹部に衝突すると、空気流は
摺動絞り弁の中心の下方端部に向けて指向され、吸気路
の中央部分における流速が大きく慣性の大なる空気流に
向かって流れこむ。而して、ベンチュリー部を流れる空
気量を増量することができて空気の吸入効率を向上でき
るもので、これによって機関の出力を向上することがで
きたものである。一方、ベンチュリー部に多量の空気を
流すことができたことは、ベンチュリー部を流れる空気
流速を速めることができてニードルジェット、パイロッ
トアウトレット孔に作用する負圧を高めることができ、
特に摺動絞り弁の中間開度域における燃料の霧化特性を
向上することができ、機関の過渡特性、運転性を大きく
向上でき、更には中間開度域における燃料増量の自由度
が増加し、気化器のセッティング作業性を著しく向上で
きたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺動絞り弁
の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1のE−E線における横断面図。
【図3】図1の摺動絞り弁型気化器に使用される摺動絞
り弁の上部平面図。
【図4】図3のF−F線における縦断面図。
【図5】図4の左側面図。
【図6】図4の右側面図。
【図7】図1の右側面図。
【図8】図1の左側面図。
【図9】ニードルジェット負圧と摺動絞り弁開度との関
係を示す線図。
【図10】パイロットアウトレット孔負圧と摺動絞り弁
開度との関係を示す線図。
【図11】本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺動絞り
弁の第2実施例を示す横断面図。
【図12】本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺動絞り
弁の第3実施例を示す横断面図。
【図13】本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺動絞り
弁の第4実施例を示す横断面図。
【図14】本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺動絞り
弁の第5実施例を示す横断面図。
【図15】本発明になる摺動絞り弁型気化器の摺動絞り
弁の第6実施例を示す横断面図。
【図16】従来の摺動絞り弁型気化器における摺動絞り
弁を示す縦断面図。
【図17】図16の摺動絞り弁と吸気路との関係を示す
簡略横断面図。
【図18】図17のW線内の要部拡大図。
【図19】従来の摺動絞り弁型気化器における他の摺動
絞り弁と吸気路との関係を示す簡略平面図。
【図20】図19のW線内の要部拡大図
【図21】従来の摺動絞り弁型気化器における更に他の
摺動絞り弁と吸気路との関係を示す簡略平面図。
【図22】図21のW線内の要部拡大図。
【符号の説明】
1 摺動絞り弁 1A 機関側の対向側面 1B エアクリーナ側の対向側面 1E 底部 1C,1D 凹部 1J,1K 外周部 1P,1S 傾斜部 41 吸気路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気路の中間部より一側方に向けて絞り
    弁案内筒が連設され、絞り弁案内筒内には、吸気路を開
    閉制御するとともに吸気路内に開口するニードルジェッ
    ト内に挿入されるジェットニードルを備えた摺動絞り弁
    を移動自在に配置した摺動絞り弁型気化器において、摺
    動絞り弁1は、機関B側の吸気路41Bに臨む機関側の
    対向側面1Aと、エアクリーナA側の吸気路41Aに臨
    むエアクリーナ側の対向側面1Bと、を備え、摺動絞り
    弁1の摺動方向X−Xに直交する摺動絞り弁1の横断面
    において、機関側の対向側面1Aに、エアクリーナ側の
    対向側面1Bに向かう凹部1Cを形成し、該凹部は、吸
    気路41の長手軸心線Y−Yの両側方G,Hにおいて対
    称で、且つ凹部1Cの少なくともそれぞれの外周部1
    J,1Kの垂直線L−Lが、吸気路41の長手軸心線Y
    −Yに交差する傾斜部1P,1Sを備え;一方エアクリ
    ーナ側の対向側面1Bに、機関側の対向側面1Aに向か
    う凹部1Dを形成し、該凹部は、吸気路41の長手軸心
    線Y−Yの両側方G,Hにおいて対称で、且つ凹部1D
    のもっとも機関側の対向側面1Aに近い底部1Eを吸気
    路41の長手軸心線Y−Y上に設けた、ことを特徴とす
    る摺動絞り弁型気化器における摺動絞り弁。
  2. 【請求項2】 前記、機関側の対向側面1Aに形成され
    る凹部1Cと、エアクリーナ側の対向側面1Bに形成さ
    れる凹部1Dとを、単一の曲線部によって形成してなる
    請求項1記載の摺動絞り弁型気化器における摺動絞り
    弁。
  3. 【請求項3】 前記、機関側の対向側面1Aに形成され
    る凹部1Cと、エアクリーナ側の対向側面1Bに形成さ
    れる凹部1Dとを、直線部によって形成してなる請求項
    1記載の摺動絞り弁型気化器における摺動絞り弁。
  4. 【請求項4】 前記、機関側の対向側面1Aに形成され
    る凹部1Cと、エアクリーナ側の対向側面1Bに形成さ
    れる凹部1Dとを、曲線部と直線部とによって形成して
    なる請求項1記載の摺動絞り弁型気化器における摺動絞
    り弁。
JP3979397A 1997-02-07 1997-02-07 摺動絞り弁型気化器における摺動絞り弁 Pending JPH10220291A (ja)

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