JPH10218145A - ラベル貼付装置およびラベル貼付方法 - Google Patents

ラベル貼付装置およびラベル貼付方法

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JPH10218145A
JPH10218145A JP2755097A JP2755097A JPH10218145A JP H10218145 A JPH10218145 A JP H10218145A JP 2755097 A JP2755097 A JP 2755097A JP 2755097 A JP2755097 A JP 2755097A JP H10218145 A JPH10218145 A JP H10218145A
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JP
Japan
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label
release paper
article
bucket
pressing
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JP2755097A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Iwasaki
龍一 岩崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面が円弧状に突出した物品に対しても、ラベ
ルを全体にわたってシワを発生させることなく確実に貼
付することができる。 【解決手段】ラベル仮貼付機構10のラベル吸着体11
によって吸着されたラベル41を、バケツ55の周面に
仮貼付した後に、ラベル仕上げ貼付機構30におけるラ
ベル押圧体31のクッション材31bによって、バケツ
55の周面に仮貼付されたラベル41を、全体にわたっ
て押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
品等の物品に対して、ラベルを貼付するラベル貼付装置
およびラベル貼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品等の各種物品を製造
する際に、製造された物品に対して、商品名、製造会社
名等が記載されたラベルを、自動的に貼付するラベル貼
付装置が開発されている。
【0003】このようなラベル貼付装置は、例えば、特
開平7−9709号公報、特開平5−270533号公
報等に開示されているように、通常、ラベルを吸引して
保持するラベル吸着体を有しており、このラベル吸着体
によって吸着されたラベルが、所定の物品に押し付けら
れることによって、物品の表面にラベルが貼付されるよ
うになっている。ラベル吸着体は、ラベルを吸着する平
坦なラベル吸着面を有しており、この平坦なラベル吸着
面に吸着されてラベルが、物品の平坦な表面に貼付され
るようになっている。
【0004】このように、平坦なラベル吸着面を有する
ラベル吸着体を使用して、ラベルを物品の平坦な表面に
貼付する場合には、物品の平坦な表面全体にわたってラ
ベルを均一に押圧することができず、ラベルと物品表面
との間に空気が巻き込まれるおそれがある。物品表面と
ラベルとの間に空気が巻き込まれると、ラベルにシワが
発生したり、ラベルの端部が物品表面から浮き上がるお
それがある。また、このように、ラベル吸着面が平坦な
ラベル吸着体では、物品の表面が円弧状に膨出している
と、物品表面にラベル全体を押圧することができず、ラ
ベルの端部が物品表面から浮き上がった状態になり、ラ
ベルを確実に貼付できないという問題もある。
【0005】特開平8−85529号公報には、このよ
うなラベル吸着体を使用することなく、ラベルをローラ
ーによって物品表面に押圧するラベル貼付装置が開示さ
れている。このラベル貼付装置は、離型紙から剥離され
たラベルが、ローラーの回転によって、物品の平坦な表
面に貼付されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ローラ
ーの回転によってラベルを物品の表面に貼付する方法で
は、ローラーによってラベル全体を大きな圧力で押圧す
ることは容易ではなく、ラベルの端部が物品表面から浮
き上がった状態になるおそれがある。また、物品の表面
が円弧状に膨出しているような場合にも、ラベルを全体
にわたって物品の表面に押圧することができず、やは
り、ラベルの端部が物品の表面から浮き上がるおそれが
ある。物品の表面が円弧状に膨出している場合には、そ
の表面に沿ってローラーを移動させればよいが、そのた
めには、複雑な機構が必要になり、また、ラベルが貼付
される物品の表面形状が変更されると対応できなくな
る。
【0007】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、物品に対してラベル全体を確実に
押圧することができるために、ラベルの端部を物品表面
から浮き上がることなく、確実に貼付することができる
ラベル貼付装置およびラベル貼付方法を提供することに
ある。本発明の他の目的は、ラベルが貼付される物品の
表面が平坦でなく、円弧状に膨出しているような場合に
も、ラベル全体を確実に物品表面に貼付することができ
るラベル貼付装置およびラベル貼付方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のラベル貼付装置
は、ラベルが吸着されるラベル吸着面を有しており、こ
のラベル吸着面にラベルを吸着して所定物品に押し付け
ることによりラベルを仮貼付するラベル吸着体と、この
ラベル吸着体によって物品に仮貼付されたラベルを全体
にわたって押圧するようにクッション材が設けられたラ
ベル押圧体と、を具備することを特徴とする。
【0009】前記ラベル吸着体は、ラベル吸着面が平坦
になっている。前記ラベル吸着体は、ラベルの吸着面
が、円弧状に膨出している。本発明のラベル貼付方法
は、ラベルを吸着するラベル吸着体によって、所定物品
にラベルの中央部を押し付けて仮貼付する工程と、物品
に仮貼付されたラベルを全体にわたって押圧し得るよう
にクッション材が設けられたラベル押圧体によって、仮
貼付されたラベルを全体にわたって押圧する工程と、を
包含することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のラベル
貼付装置が設けられたプラスチック成形品の搬送装置の
一例を示す平面図である。ラベル貼付装置1は、所定の
成形機によって有底円筒状に成形されたプラスチック成
形品であるバケツ55を連続して搬送する間に、各バケ
ツ55の周面に、ラベルをそれぞれ順番に貼付するよう
になっている。バケツ55は、底面を上側としてコンベ
アベルト51上に載せられて搬送されるようになってい
る。コンベアベルト51の終端部には、ラベルの貼付作
業が実施される作業テーブル52が連続して設けられて
おり、コンベアベルト51上を搬送されるバケツ55
が、図示しない移載装置によって作業テーブル52上に
移載されるようになっている。
【0011】作業テーブル52は、コンベアベルト51
の搬送方向に沿ってスライド可能になっており、作業テ
ーブル52に移載されたバケツ55は、その側方に配置
されたラベル貼付装置1によって、ラベルが一旦仮貼付
されるとともに、作業テーブル52がスライドされた後
に仕上げ貼付されるようになっている。バケツ55にラ
ベルが貼付されると、作業テーブル52上のバケツ55
は、図示しない移載装置によって、作業テーブル52を
挟んでコンベアベルト51とは反対側に配置された搬出
コンベア53上に移載されて、この搬出コンベア53に
よって搬出されるようになっている。
【0012】作業テーブル52の側方に配置された本発
明のラベル貼付装置1は、バケツ55の搬送方向に沿っ
て配置されたラベル仮貼付機構10およびラベル仕上げ
貼付機構30とを有している。
【0013】図2は、ラベル仮貼付機構10の側面図で
ある。ラベル仮貼付機構10の側方には、適当な間隔を
あけてラベル42が貼付された帯状の離型紙42を搬送
する離型紙搬送機構20が設けられており、ラベル仮貼
付機構10は、この離型紙搬送機構20によって搬送さ
れる離型紙42からラベル41を剥離してバケツ55の
周面に仮貼付するようになっている。
【0014】ラベル仮貼付機構10は、バケツ55の搬
送方向とは直交状態で垂直に支持された支持台54に取
り付けられている。また、このラベル貼付機構10に対
して作業テーブル52とは反対側の下方には、離型紙4
2をロール状に巻回した離型紙ロール43が回転可能に
配置されている。離型紙ロール43に巻回された離型紙
42は、離型紙搬送機構20によって、順次、繰り出さ
れて搬送されるようになっている。
【0015】離型紙搬送機構20によって搬送される帯
状の離型紙42上には、多数のラベル41が一定の間隔
をあけた状態で仮貼付されている。各ラベル41の表面
には、商品名、製造会社名等が印刷されている。作業テ
ーブル52の側方に配置された支持台54には、垂直に
支持された一対のガイドロッド12と、両ガイドロッド
12の間に垂直に配置されたボールネジ13とを有して
おり、ボールネジ13の上端部が、昇降用モーター14
の回転軸に連結されて、昇降用モーター14によって正
逆回転されるようになっている。両ガイドロッド12に
は、垂直状態になったスライド板15が、上下方向への
スライド可能に支持されており、このスライド板15
に、ボールネジ13がネジ結合されたブロック(図示せ
ず)が取り付けられている。スライド板15は、ボール
ネジ13の正転および逆転によって、各ガイドロッド1
2に沿って上下方向にスライドされる。
【0016】スライド板15には、一対の支持ブロック
16が、上下方向に適当な間隔をあけて取り付けられて
おり、各支持ブロック16に、スライドロッド17が、
それぞれ水平な状態で水平方向にスライド可能に支持さ
れている。また、両スライドロッド17の間には、エア
ーシリンダ18が水平状態で支持されている。エアーシ
リンダ18のピストンロッドは、作業テーブル52上の
バケツ55に向かって進出するようになっている。エア
ーシリンダ18のピストンロッド先端には、連結板19
が垂直に取り付けられており、この連結板19に、各ス
ライドロッド17における作業テーブル52側の各端部
がそれぞれ連結されている。各スライドロッド17は、
エアーシリンダ18が駆動されることによって、同期し
て水平方向にスライドされる。
【0017】連結板19の作業テーブル52側には、直
方体状のブロックによって構成されたラベル吸着体11
が垂直に取り付けられている。ラベル吸着体11は、最
も上昇した状態で、作業テーブル52上に載置されたバ
ケツ55の周面中程に対向するようになっており、ま
た、最も下降した状態では、作業テーブル52とほぼ同
一の高さになる。
【0018】図3は、ラベル吸着体11の周辺部分の概
略図である。図3に示すように、ラベル吸着体11は、
作業テーブル52側に位置する平坦な表面が垂直なラベ
ル吸着面11cになっており、内部が中空状態になって
いる。ラベル吸着体11には、ラベル吸着面11cに開
口する多数の通気孔11aが水平状態で設けられてお
り、ラベル吸着体11の中空の内部が、空気が給排され
る通気チューブ11bに連通している。通気チューブ1
1bからは、圧縮空気が給排されるようになっている。
【0019】ラベル吸着体11と作業テーブル52との
間には、離型紙ロール43から繰り出されて搬送される
離型紙42をガイドする離型紙ガイド体21が配置され
ている。この離型紙ガイド体21は、上端部を除いて垂
直な平板状をしており、その上端部が、最も下降したラ
ベル吸着体11の中程に対向している。離型紙ガイド体
21は、ラベル吸着体11のラベル吸着面11cに対向
する表面が垂直な平坦面になっており、反対側の表面の
上端部が、上側になるにつれて順次ラベル吸着体11に
接近するように傾斜した状態になっている。
【0020】離型紙ガイド体21には、ラベル吸着体1
1の下方に設けられた離型紙ロール43から繰り出され
た離型紙42が搬送されており、離型紙42は、離型紙
ガイド体21におけるラベル吸着面11側cの表面に沿
って上方へと搬送される。そして、離型紙42は、離型
紙ガイド体21の上端部にて搬送方向を鋭角的に反転さ
れて、離型紙ガイド体21の上端部における傾斜面に沿
って下方へ搬送されるようになっている。離型紙ガイド
体21から下方に搬送される離型紙42は、離型紙ロー
ル43の下方に設けられた巻取りリール26(図2参
照)に巻き取られている。
【0021】離型紙ロール43から繰り出されて離型紙
ガイド体21に沿って上方に搬送される離型紙42が、
離型紙ガイド体21の上端部において鋭角的に反転され
ると、離型紙42に仮貼付されたラベル41は、その搬
送方向上流側の端部から、順次、離型紙42に対して剥
離された状態になり、離型紙42から剥離された部分
が、離型紙ガイド体21の上方に垂直に突出した状態に
なる。
【0022】離型紙ガイド体21の上端部近傍には、離
型紙42から剥離されるラベル41を検出するラベルセ
ンサー(図示せず)が設けられている。離型紙42の搬
送は、ラベルセンサーの検出結果に基づいて制御され
る。
【0023】図4は、ラベル仮貼付機構10および離型
紙搬送機構20の側方に設けられたラベル仕上げ貼付機
構30の側面図である。このラベル仕上げ貼付機構30
は、ラベル仮貼付機構10によってバケツ55の周面に
仮貼付されたラベル41を、全体にわたってバケツ55
の周面に押圧するようになっており、バケツ55の周面
に仮貼付されたラベル41全体を押圧し得るラベル押圧
体31が設けられている。このラベル押圧体31は、ラ
ベル仮貼付機構10によってラベル41がバケツ55に
仮貼付される位置から作業テーブル52が搬出コンベア
53側にスライドされることによって、作業テーブル5
2上のバケツ55に仮貼付されたラベル41が対向し得
る位置に配置されている。ラベル押圧体31は、硬質の
平板状をした本体部31aにおけるバケツ55に対向す
る表面に、適当な厚さを有する直方体状のクッション材
31bが設けられて構成されている。クッション材31
bは、その表面全体がバケツ55の周面に沿って圧接さ
れるような適当な弾力性を有するスポンジ等によって構
成されている。
【0024】このようなラベル押圧体31は、連結板3
9に垂直に取り付けられており、連結板39が、それぞ
れが水平に配置された一対のスライドロッド37の先端
部に垂直に支持されている。各スライドロッド37は、
垂直な支持板35の一面に、上下方向に適当な間隔をあ
けて配置された一対の支持ブロック36に、スライド可
能に支持されている。また、両支持ブロック36の間に
は、エアーシリンダ38が水平状態で配置されている。
このエアーシリンダ38は、支持板35に水平に支持さ
れており、そのピストンロッド38aの先端部が連結板
39に取り付けられている。従って、エアーシリンダ3
8によって、連結板39およびラベル押圧体31が水平
方向に平行移動されるようになっている。
【0025】このような構成のラベル貼付装置1は、プ
ラスチック成形品であるバケツ55の作業テーブル52
上への移載に同期してラベル仮貼付機構10が駆動され
るようになっており、また、離型紙搬送機構20による
離型紙42の搬送は、ラベルセンサーの出力に基づいて
制御されるようになっている。さらに、ラベル仕上げ貼
付機構30は、作業テーブル52のスライドに同期して
駆動されるようになっている。
【0026】作業テーブル52上にバケツ55が載置さ
れた状態では、ラベル貼付機構10のラベル吸着体11
は、最も下降されて、作業テーブル52上のバケツ55
に対して最も離れた後方に位置される。
【0027】このとき、離型紙搬送機構20は、離型紙
ロール43から離型紙42を引き出しており、引き出さ
れた離型紙42が、離型紙ガイド体21の表面に沿って
搬送されている。離型紙42は、離型紙ガイド体21に
おけるラベル吸着面11cに対向した垂直な表面に沿っ
て下方から上方へと搬送され、離型紙ガイド体42の上
端部にて鋭角的に反転された後に、作業テーブル52側
に位置する傾斜面に沿って下方へと移動する。
【0028】このような状態で、離型紙42に仮貼付さ
れたラベル41が離型紙42とともに搬送されると、離
型紙ガイド体21の上端部において、離型紙42が鋭角
的に反転されることにより、離型紙42に貼付されたラ
ベル41は、その上側から、順次、離型紙42に対して
剥離される。このとき、ラベル41の下部は、離型紙4
2に仮貼付された状態を維持しているために、ラベル4
1は、離型紙42とともに上方に搬送され、離型紙42
から剥離された部分が、順次、離型紙ガイド体21の上
方に垂直に突出する。そして、離型紙42からラベル4
1が剥離された状態をラベルセンサーが検出すると、離
型紙41の搬送が停止される。
【0029】このとき、離型紙ガイド体21に近接して
対向したラベル吸着体11におけるラベル吸着面11c
の各通気孔11a内が減圧状態とされる。これにより、
一部が離型紙42から剥離された状態のラベル41が、
ラベル吸着体11のラベル吸着面11cに吸引され、ラ
ベル41は、離型紙42から完全に剥離されて、ラベル
吸着体11のラベル吸着面11cに吸着される。
【0030】ラベル吸着体11のラベル吸着面11cに
ラベル41が吸着された状態になると、図3に一点鎖線
で示すように、ラベル吸着体11は上方に平行移動され
て、ラベル41が吸着されたラベル吸着面11cが、作
業テーブル52上に載置されたバケツ55の円弧状に膨
出した周面に対向される。
【0031】このとき、ラベル41が、離型紙42から
剥離されることにより、ラベルセンサーはラベル41を
検出しない状態になり、離型紙42の搬送が再開され
る。そして、離型紙42とともに搬送される次のラベル
41が、離型紙ガイド体21の上方に突出して離型紙4
1から剥離された状態をラベルセンサーが検出すると、
離型紙42の搬送が停止される。
【0032】ラベル41を吸着して上方へと平行移動さ
れたラベル吸着体11は、図3に一点鎖線および図5
(a)に示すように、バケツ55に対向した状態になっ
ており、このような状態から、図3に二点鎖線および図
5(b)に示すように、バケツ55に接近するように前
方へと平行移動される。これにより、ラベル吸着体11
の表面に吸着されたラベル41が、接合面である背面か
ら、作業テーブル52上に載置されたバケツ55の周面
に押圧される。このとき、ラベル41は、円弧状に膨出
したバケツ55の周面に押し付けられるが、ラベル吸着
体11におけるラベル吸着面11cは、垂直な平坦面に
なっているために、ラベル41は、その左右方向の中央
部だけが、円弧状に膨出したバケツ55の周面に押し付
けられる。これにより、ラベル41の中央部だけがバケ
ツ55の周面に仮貼付された状態になる。このような状
態になると、ラベル吸着体11における各通気孔11a
内の減圧状態が解除され、ラベル吸着体11によるラベ
ル41の吸着状態が解除される。
【0033】このようにして、バケツ55の周面にラベ
ル41が仮貼付されると、ラベル吸着体11は、図5
(c)に示すように、バケツ55から離れるように水平
方向に後退されるとともに、離型紙ガイド体21の表面
に対向する位置にまで垂直に下降される。
【0034】その後、作業テーブル52は、搬出コンベ
ア53側にスライドされ、ラベル41が仮貼付されたバ
ケツ55は、図6(a)に示すように、ラベル仕上げ貼
付機構30のラベル押圧体31に対向される。このよう
な状態になると、ラベル仕上げ貼付機構30のエアーシ
リンダ38が駆動されて、エアーシリンダ38のピスト
ンロッド38aが進出し、ラベル押圧体31は、バケツ
55の周面に向かって前進する。そして、ラベル押圧体
31のクッション材31bが、図6(b)に示すよう
に、バケツ55の周面に仮貼付されたラベル41を全体
にわたって押圧する。クッション材31bは、バケツ5
5に仮貼付されたラベル41の表面を全体にわたって一
定の圧力で押圧するために、ラベル41は、全体にわた
ってバケツ55の周面に押圧され、ラベル41は、全体
にわたって、バケツ55の周面に確実に貼付される。
【0035】このようにしてラベル41がバケツ55の
周面に貼付されると、ラベル押圧体31は、図6(c)
に示すように、バケツ55から離れる方向に水平に後退
されて、バケツ55から離隔される。
【0036】ラベル41が貼付されたバケツ55は、作
業テーブル52から搬出コンベア53上に移載されて搬
出される。その後、作業テーブル52は、搬出コンベア
53から離れる方向にスライドされて、次のバケツ55
が移載されると、前記動作と同様の動作が繰り返される
ことにより、バケツ55の周面にラベル41が貼付され
る。
【0037】このように、ラベル41が円弧状に膨出し
たバケツ55の周面に、ラベル仮貼付機構10によっ
て、その中央部が仮貼付された後に、ラベル仕上げ貼付
機構30におけるラベル押圧体31のクッション材31
bによって、ラベル41全体がバケツ55に一定の圧力
で押圧されるために、ラベル41は、シワが発生するこ
となく、全体にわたって、バケツ55の円弧状に膨出し
た周面に確実に貼付される。
【0038】なお、上記実施の形態では、円筒体である
バケツ55の周面にラベル41を貼付する構成であった
が、ラベル41が貼付される物品57の表面が平坦な場
合には、図7に示すように、ラベル吸着体11のラベル
吸着面11cが平坦ではなく、円弧状に膨出させるよう
にしてもよい。この場合には、図7(a)に示すよう
に、円弧状に膨出したラベル吸着面11cにラベル41
が吸着された状態で、図7(b)に示すように、ラベル
41が貼付される面が平坦になった物品57にラベル4
1が押し付けられる。そして、図7(c)に示すよう
に、ラベル吸着体11が後退される。このとき、ラベル
41は、円弧状に突出したラベル吸着面11cの頂上部
によって、左右方向の中央部が物品57の表面に仮貼付
された状態になる。
【0039】その後、物品57は、ラベル仕上げ貼付機
構30に移動されて、図8(a)に示すように、ラベル
押圧体31は、物品57に仮貼付されたラベル41が対
向される。そして、図8(b)に示すように、ラベル押
圧体31が前進されることにより、ラベル押圧体31の
クッション材31bが、物品57に仮貼付されたラベル
41を全体にわたって押圧した後に、図8(c)に示す
ように、ラベル押圧体31が物品57から離れる方向に
後退される。ラベル押圧体31のクッション材31bに
よって押圧されたラベル41は、全体にわたって物品5
7の表面に確実に貼付される。
【0040】
【発明の効果】本発明のラベル貼付装置およびラベル貼
付方法は、このように、ラベル吸着体によって物品表面
にラベルを仮貼付した後に、ラベル押圧体のクッション
材によってラベル全体を押圧するようになっているため
に、物品の表面が平坦な場合には勿論のこと、物品の表
面が円弧状に突出しているような場合にも、全体にわた
って確実に貼付することができる。しかも、ラベルにシ
ワが発生するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル貼付装置が設けられたプラスチ
ック成形品の搬送装置の一例を示す平面図である。
【図2】そのラベル貼付装置の拡大側面図である。
【図3】そのラベル貼付装置に設けられたラベル吸着体
の周辺部の概略図である。
【図4】そのラベル貼付装置に設けられたラベル押圧体
の周辺部の概略図である。
【図5】(a)〜(c)は、それぞれ、ラベル吸着体の
動作説明のための概略平面図である。
【図6】(a)〜(c)は、それぞれ、ラベル押圧体の
動作説明のための概略平面図である。
【図7】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明のラベル
貼付装置の実施の形態の他の例におけるラベル吸着体の
動作説明のための概略平面図である。
【図8】(a)〜(c)は、それぞれ、そのラベル貼付
装置のラベル押圧体の動作説明のための概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ラベル貼付装置 10 ラベル仮貼付機構 11 ラベル吸着体 20 離型紙搬送機構 21 離型紙ガイド体 26 巻取りリール 30 ラベル仕上げ貼付機構 31 ラベル押圧体 31a 本体部 31b クッション材 41 ラベル 42 離型紙 43 離型紙ロール 52 作業テーブル 55 バケツ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルが吸着されるラベル吸着面を有し
    ており、このラベル吸着面にラベルを吸着して所定物品
    に押し付けることによりラベルを仮貼付するラベル吸着
    体と、 このラベル吸着体によって物品に仮貼付されたラベルを
    全体にわたって押圧するようにクッション材が設けられ
    たラベル押圧体と、 を具備することを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】 前記ラベル吸着体は、ラベル吸着面が平
    坦になっている請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記ラベル吸着体は、ラベルの吸着面
    が、円弧状に膨出している請求項1に記載のラベル貼付
    装置。
  4. 【請求項4】 ラベルを吸着するラベル吸着体によっ
    て、所定物品にラベルの中央部を押し付けて仮貼付する
    工程と、 物品に仮貼付されたラベルを全体にわたって押圧し得る
    ようにクッション材が設けられたラベル押圧体によっ
    て、仮貼付されたラベルを全体にわたって押圧する工程
    と、 を包含することを特徴とするラベル貼付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100321306B1 (ko) * 2000-01-14 2002-03-18 이창희 라벨자동부착장치
CN111268229A (zh) * 2020-03-06 2020-06-12 谢炎锋 一种环氧圆形树脂桶标签贴合装置
CN111674672A (zh) * 2020-06-05 2020-09-18 江苏科技大学 一种塑料桶自动贴标机及贴标方法

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