JPH10215836A - 粉体の紫外線殺菌方法及びその装置 - Google Patents

粉体の紫外線殺菌方法及びその装置

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JPH10215836A
JPH10215836A JP9025169A JP2516997A JPH10215836A JP H10215836 A JPH10215836 A JP H10215836A JP 9025169 A JP9025169 A JP 9025169A JP 2516997 A JP2516997 A JP 2516997A JP H10215836 A JPH10215836 A JP H10215836A
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ultraviolet irradiation
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弘文 二宮
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体を実用化レベルの処理能力をもって、同時
に実際に市販可能な範囲まで効率的且つ確実に殺菌でき
る紫外線による殺菌方法及び装置を提供する。 【解決手段】被殺菌粉体は供給ホッパ(11)から供給用振
動コンベア(12)を介して紫外線照射部(20)の振動コンベ
ア(22)に定量的に連続して供給される。同紫外線照射部
(20)に供給された粉体は振動コンベア(22)のテフロンコ
ーティングされた搬送面(22a) 上を振動により攪拌され
ながら円滑に搬送される。この搬送の間に、前記搬送面
(22a) の上方に配設された殺菌ランプ(21d) により、前
記被殺菌粉体に粉体1gあたりに実際に照射された紫外
線の受光量が5(W・s/g)以上となるよう条件に設定して
波長253.7nmの紫外線を照射し、粉体を殺菌す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、小麦粉、
大豆粉、或いは食品やトイレタリー用品等の粉状添加物
などの粉体を殺菌する方法及び装置に関するものであ
り、更に詳しくは、粉体を紫外線の照射により確実に殺
菌する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品や食器等に付着している細
菌、かび、酵母等の微生物を死滅させ、殺菌する方法と
して、エチレンオキサイド等のガスを用いる方法、放射
線を用いる方法、加熱による方法、高圧を利用する方法
等が利用されていた。しかしながらエチレンオキサイド
等のガスや放射線を用いる方法は、安全性の点から人体
に直接摂取される食品等の殺菌に対する利用には制限が
あり、また、高圧を利用する方法では設備が著しく大型
化すると共に処理能力も小さく、生産性に劣るものであ
る。そのため、加熱による殺菌方法が多用されており、
一般的には乾熱による殺菌よりも湿熱による殺菌の方が
殺菌効果が高い点で好ましい。
【0003】しかしながら、多糖類粉体、小麦粉、大豆
粉等の粉体を殺菌する場合に、特に湿熱による殺菌では
多糖類粉体等は溶解して粉体としての取扱いが困難にな
ってしまったり、また食品を高温で殺菌するとその食品
自身が変質してしまうなどの問題点を有している。更に
は、多種類の菌のなかには高温下でも繁殖可能なものも
あり、加熱による殺菌が全ての食品に効果的であるとは
いえない。
【0004】そこで近年では、食品や食器などに付着し
ている様々な性質(高温下で繁殖可能など)をもつ多種
類にわたる菌を、環境や人体に害を与えることなく効果
的に殺菌するために紫外線を利用する提案が多数なされ
ている。
【0005】例えば、特公昭60−10703号公報に
は、紫外線による食品、特にハムやソーセージなどの長
い円筒形状をなす食品の殺菌方法が開示されている。同
公報に開示された殺菌方法では、駆動回転される複数の
ローラをチェンで連結したローラ付チェンコンベヤと同
コンベヤの上方に設置された紫外線ランプとを備えた殺
菌装置が使用されている。同殺菌装置の前記ローラ間
に、前記チェンコンベヤの進行方向と直交して物品を載
置し、同物品を搬送すると共に前記ローラの回転によっ
て物品を回動させながら物品の全表面に紫外線が照射さ
れる。
【0006】また、特公昭58−56633号公報には
粉体や有形物からなる食品の紫外線による殺菌装置が開
示されている。同公報に開示された殺菌装置では、紫外
線透過ガラスから形成されたガラス管の周囲に紫外線を
発する低圧水銀灯を螺旋状に巻回されており、前記ガラ
ス管の中を移送される物品に紫外線が照射される。未殺
菌物品は前記ガラス管の中をワイヤコンベアで移送さ
れ、また同物品が粉体である場合には前記ガラス管内を
空気流により移送される。
【0007】更に、特開昭63−263075号公報に
も、紫外線による粉粒体の殺菌方法及び装置が開示され
ている。同公報に開示された殺菌装置では小麦粉、大豆
粉等の粉粒体を移送するための移送路が、複数の板材を
僅かに段差をもって連結した形状をなす一枚の板材から
なる輸送板から構成されている。前記粉粒体は同輸送板
上に供給され、同輸送板を偏心電動機で振動させること
により前記粉粒体が転動しながら移送され、この移送の
間に上方から紫外線が照射されて殺菌される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この他にも紫外線によ
る殺菌について多数の提案がなされており、ハムやソー
セージ、食器等のように物品単体が大きな形状をもつ有
形物については、紫外線により効果的且つ効率良く殺菌
することができ、実用化が達成されている。しかしなが
ら、紫外線による粉粒体の殺菌については、上述の公報
に記載されているように理論上は可能であっても、殺菌
処理能力が実用的レベル、即ち、数十〜数百kg/日の
処理量まで達しておらず、未だ実用化には至っていない
のが現状である。
【0009】本発明は、粉体を実用化レベルの処理能力
をもって、同時に実際に市販可能な範囲まで効率的に且
つ確実に菌類を減少させる(殺菌する)ことのできる紫
外線による殺菌方法及び装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、定量の被殺菌粉体を紫外線照射部の振動
コンベアに連続的に供給し、同粉体に紫外線を照射して
粉体を連続的に殺菌する紫外線殺菌方法にあって、同粉
体が前記紫外線照射部を殺菌用振動コンベアにより連続
的に搬送される間に、前記被殺菌粉体に下式を満たす条
件で波長253.7nmの紫外線を照射することを特徴
とする粉体の紫外線殺菌方法を主要な構成とする。 (Q×T×S×U)/M=K≧5 ……………(1)式 ここで、 K:被殺菌粉体の紫外線受光係数(W・s/g) Q:被殺菌粉体の紫外線照射部における紫外線照明量
(W/m2) T:被殺菌粉体の紫外線照射部における滞在時間(se
c) M:被殺菌粉体の紫外線照射部における重量(g) S:紫外線照射面積(m2 ) U:紫外線照射部における空気、風速及び紫外線透過ガ
ラスによる補正係数 である。
【0011】この(1)式で示されている紫外線受光係
数Kとは、本発明の紫外線殺菌装置による、被殺菌粉体
1gあたりに実際に照射された紫外線の受光量である。
殺菌が確実になされるには前記紫外線受光係数Kが10
以上であることが好ましく、更に、被殺菌粉体の種類に
よっては前記紫外線受光係数を30とすることが望まし
い。
【0012】また、上記方法を実現するために、本発明
は、定量の被殺菌粉体を紫外線照射部に連続的に供給
し、同粉体に紫外線を照射して粉体を連続的に殺菌する
紫外線殺菌装置であって、被殺菌粉体の供給ホッパと、
同ホッパに連結される定量供給コンベアと、同定量供給
コンベアの下流側に配される振動コンベアと、同振動コ
ンベアの上方に配される紫外線照射源とを備え、前記紫
外線照射源と前記振動コンベアとの間に紫外線透過板が
介装されてなることを特徴とする粉体の紫外線殺菌装置
を他の主要な構成としている。
【0013】この紫外線殺菌装置は前記紫外線透過板に
より前記振動コンベアにより搬送される粉体が前記紫外
線照射源に付着するのを防止する。更に、前記紫外線透
過板と前記紫外線照射源との間に形成される紫外線照射
源の設置空間を閉塞空間として、同空間を外気圧より高
圧とすることが好ましく、この場合には前記空間内への
粉体の侵入が完全に防止される。
【0014】更に本発明は、定量の被殺菌粉体を紫外線
照射部に連続的に供給し、同粉体に紫外線を照射して粉
体を連続的に殺菌する紫外線殺菌装置であって、被殺菌
粉体の供給ホッパと、同ホッパに連結される定量供給コ
ンベアと、同定量供給コンベアの下流側に配される振動
コンベアと、同振動コンベアの上方に配される紫外線照
射源とを備え、前記定量供給コンベアが振動コンベアか
らなることを特徴とする粉体の紫外線殺菌装置を他の主
要な構成としている。
【0015】この紫外線殺菌装置は前記定量供給コンベ
アとして上記振動コンベアと同種の振動コンベアを採用
しているため、両コンベア上の粉体が同期的に円滑に搬
送される。更に好ましくは前記振動コンベア及び定量振
動コンベアの表面にテフロンコーティングをなす。その
場合には、前記振動コンベアの表面と粉体との摩擦係数
が小さくなり、粉体は前記表面上を振動により攪拌され
ながら滞留することなく円滑に搬送される。そのため粉
体の全表面には満遍なく紫外線が照射され、効率よく殺
菌される。
【0016】ここで本発明における粉体とは、寒天、ア
ルギン酸及びその塩類、カラギーナン等の海藻から抽出
された海藻多糖類、グアガム、ローカススビーンガム、
カシアガム等の種子から抽出された種子多糖類、アラビ
アガム、カラヤガム、トラガントガム等の樹脂侵出物、
コンニャクイモ等の球茎類抽出物、アラビノガラクタ
ン、ペクチン等の植物から抽出された植物抽出物、キサ
ンタンガム等の発酵ガム、澱粉、小麦粉、大豆粉等の、
一般に食品及び食品添加物として取り扱われる全ての粉
体を指し、特にJIS8801に規定された粒度規格で
60メッシュの篩を通過する粒子が80%以上含まれて
いるものをいう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面及び実施例を参照して具体的に説明する。図1は
本発明による紫外線殺菌装置1の概略を示す正面図であ
り、図2は同装置1の上面図、図3は同装置1の側面図
である。
【0018】本発明の紫外線殺菌装置1は、粉体供給部
10と紫外線照射部20とを備え、これら粉体供給部1
0と紫外線照射部20はそれぞれ供給部支持フレーム3
及び殺菌部支持フレーム4を介して基台2上に固設され
ている。
【0019】前記粉体供給部10はホッパ11、供給用
振動コンベア12、及び同供給用振動コンベア12を振
動させて駆動する電磁フィーダ13を備えている。この
振動機構は電磁フィーダに限定されるものではなく、例
えば上述のごとき偏心電動機による機械的な振動機構も
採用できる。前記ホッパ11は前記供給部支持フレーム
3に固設されており、その粉体供給口11aと前記供給
用振動コンベア12の搬送面12aとの間隙は約1cm
に設定されている。
【0020】前記電磁フィーダ13は振動部13aと基
部13bとからなり、前記基部13bが前記供給部支持
フレーム3に固設されている。前記振動部13aはトッ
ププレート13d、ベースプレート13e及び図示せぬ
圧電素子を備え、同圧電素子により前記トッププレート
13dとベースプレート13eとの間で振動を発生させ
ている。前記振動部13aのベースプレート13eと基
部13bとの間には例えばスプリングやゴム製の緩衝部
材13cが介在されており、前記振動部13aの振動を
同緩衝部材13cにより吸収して前記供給部支持フレー
ム3に振動が伝わるのを防止している。
【0021】前記供給用振動コンベア12は前記電磁フ
ィーダ13の振動部13aの上面に載置固定されてお
り、同振動部13aが駆動されて特定の方向に振動する
と、前記供給用振動コンベア12は同振動部13aと一
体となって同方向に振動される。
【0022】前記紫外線照射部20は、本発明の紫外線
ランプの設置空間をなす殺菌ランプ室21、振動コンベ
ア22、及び同振動コンベア22を振動させて駆動する
上記供給部10に設置された電磁フィーダ13と同一の
構成からなる2機の電磁フィーダ23,23を備えてい
る。
【0023】前記殺菌ランプ室21は、紫外線を遮断す
る材質からなる天井21aがその一端縁を中心に回動可
能に殺菌部支持フレーム4にハンドル軸4bを介して取
り付けられ、同ハンドル軸4bをハンドル4aの操作に
より回転させることにより前記殺菌ランプ室21の全体
を回動させて開閉する。更に、殺菌ランプ室21の周壁
21bも紫外線の遮断材料から構成され、同周壁21b
も前記殺菌部支持フレーム4に固着されている。この周
壁21bの下縁には紫外線を透過する石英ガラス21c
が固着されて前記殺菌ランプ室21の底部を構成してい
る。
【0024】前記殺菌ランプ室21の前記天井21aに
は253.7nmの紫外線を発生する複数の殺菌ランプ
21dが、梯子状の枠体21eを介して粉体の搬送方向
と直交させて等間隔に配設されている。
【0025】同殺菌ランプ室21は前記天井21a、周
壁21b及び底部をなす前記石英ガラス底部21cによ
り閉塞されているため、同殺菌ランプ室21に粉体が侵
入しにくくなっているが、本実施例では前記殺菌ランプ
室21が更に外部の図示せぬ空気ブロアーと連通してお
り、同殺菌ランプ室21に空気を吹き込んで常に外気圧
以上の高圧下として、同殺菌ランプ室21への粉体の侵
入を完全に防止している。
【0026】前記殺菌ランプ室21の下方には前記振動
コンベア22が配されており、同振動コンベア22は前
記電磁フィーダ23,23により駆動される。この電磁
フィーダ23,23は上述した電磁フィーダ13と同一
の構成及び駆動機構を備えているため、その説明は省略
する。
【0027】前記電磁フィーダ13の上面に載置固定さ
れた前記振動コンベア22の搬送面22aは、前記供給
用振動コンベア12の下流端の直下から、前記殺菌ラン
プ室21の下方に形成されている。同粉体搬送面22a
はテフロンコーティングがなされており、粉体と同搬送
面22aとの摩擦抵抗を小さくし、粉体が円滑に攪拌さ
れて滞留が防止される。更に、前記振動コンベア22の
下流端は粉体取出口22bとなっている。
【0028】上述した紫外線殺菌装置1において、前記
ホッパ11から前記供給用振動コンベア12の搬送面1
2aに供給された粉体は、前記供給用振動コンベア12
の振動により前記搬送面12aを攪拌されながら下流側
へ移動し、続く振動コンベア22に定量的に供給され
る。前記粉体は更に前記振動コンベア22の搬送面22
a上を攪拌されながら下流側へ搬送される。この間に、
前記搬送面22aの上方にある殺菌ランプ室21からの
紫外線の照射により殺菌されるが、この粉体は前記振動
コンベア22の振動により搬送面22a上を攪拌されな
がら搬送される。このとき、同搬送面22aがテフロン
コーティングされており、粉体は同搬送面22a上で滞
留することがないため、粉体の全表面に満遍なく紫外線
が照射され、効率よく殺菌される。
【0029】実施例:以下、本発明の実施例について説
明する。以下の実施例1〜11、及び比較例において、
一般生菌を含むそれぞれの粉体は上記紫外線殺菌装置に
よりそれぞれ所定の紫外線受光係数Kとなる条件で25
3.7nmの紫外線を照射して殺菌処理された。その
後、粉体に残存する菌類を後述する方法で培養して検出
し、殺菌の程度を調べた。この各実施例における粉体の
種類、粒度60メッシュの(粒度規格が60メッシュの
篩を通過する)粒子の割合、殺菌前の一般生菌の含有
量、紫外線受光係数K及び殺菌後の粉体に残存する一般
生菌の検出量を表1にまとめた。
【0030】ここで一般生菌とは、35℃程度の中温度
で増殖するぶどう球菌 (Staphylococcus) 、シュードモ
ナス(Pseudomonas) 、連鎖球菌(Streptococcus) 、かん
菌(Bacillus) 等の一般生菌をいう。
【0031】また、紫外線受光係数Kとは下記(1)式
で示す値である。
【0032】 (Q×T×S×U)/M=K ……………(1)式 ここで、 K:被殺菌粉体の紫外線受光係数(W・s/g) Q:被殺菌粉体の紫外線照射部における紫外線照明量
(W/m2) T:被殺菌粉体の紫外線照射部における滞在時間(se
c) M:被殺菌粉体の紫外線照射部における重量(g) S:紫外線照射面積(m2 ) U:紫外線照射部における空気、風速及び紫外線透過ガ
ラスによる補正係数 である。なお、上述した紫外線殺菌装置1を使用する場
合には、前記補正係数Uは0.5である。
【0033】殺菌処理後の粉体から残存する菌類を検出
する方法としては、殺菌処理後の粉体1gを生理食塩水
を用いて100倍に希釈した後、2mlを採取して標準
寒天培地を用いて36℃で48時間培養して菌類を検出
した。その後、殺菌の程度の目安として培養された菌の
数を調べた。なお、耐熱性菌を検出する場合は、殺菌処
理後の粉体1gを生理食塩水を用いて100倍に希釈し
た希釈液を沸騰水浴中で10分間加熱した後、2mlを
採取して標準寒天倍地を用いて36℃で48時間培養し
た。
【0034】「実施例1」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約10000 CFU/g 含み、粒
度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%のロー
カストビーンガム粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて
紫外線受光係数K=5となる条件で253.7nmの紫
外線を照射し殺菌した。この殺菌後のローカストビーン
ガム粉体に残存する菌類を上述した方法に従って培養し
て検出すると、一般生菌は約500CFU/gであっ
た。
【0035】「実施例2」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約10000 CFU/g 含み、粒
度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%のロー
カストビーンガム粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて
紫外線受光係数K=10となる条件で253.7nmの
紫外線を照射し殺菌した。この殺菌後のローカストビー
ンガム粉体に残存する菌類を上述した方法に従って培養
して検出すると、一般生菌は約200CFU/gであっ
た。
【0036】「実施例3」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約10000 CFU/g 含み、粒
度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%のロー
カストビーンガム粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて
紫外線受光係数K=12となる条件で253.7nmの
紫外線を照射し殺菌した。この殺菌後のローカストビー
ンガム粉体に残存する菌類を上述した方法に従って培養
して検出すると、一般生菌は約20CFU/gであっ
た。
【0037】「実施例4」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約5000 CFU/g含み、
粒度規格60メッシュの篩を通過する粒子が96%のカ
ラギーナン粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて紫外線
受光係数K=10となる条件で253.7nmの紫外線
を照射し殺菌した。この殺菌後のカラギーナン粉体に残
存する菌類を上述した方法に従って培養して検出する
と、一般生菌は約250CFU/gであった。
【0038】「実施例5」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約5000 CFU/g含み、
粒度規格60メッシュの篩を通過する粒子が96%のカ
ラギーナン粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて紫外線
受光係数K=12となる条件で253.7nmの紫外線
を照射し殺菌した。この殺菌後のカラギーナン粉体に残
存する菌類を上述した方法に従って培養して検出する
と、一般生菌は約80CFU/gであった。
【0039】「実施例6」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約3000 CFU/g含み、
粒度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%のキ
サンタンガム粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて紫外
線受光係数K=10となる条件で253.7nmの紫外
線を照射し殺菌した。この殺菌後のキサンタンガム粉体
に残存する菌類を上述した方法に従って培養して検出す
ると、一般生菌は約100 CFU/gであった。
【0040】「実施例7」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約3000 CFU/g含み、
粒度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%のキ
サンタンガム粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて紫外
線受光係数K=12となる条件で253.7nmの紫外
線を照射し殺菌した。この殺菌後のキサンタンガム粉体
に残存する菌類を上述した方法に従って培養して検出す
ると、一般生菌は約60CFU/gであった。
【0041】「実施例8」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約12000 CFU/g 含み、粒
度規格60メッシュの篩を通過する粒子が96%のコン
ニャクイモ抽出物粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて
紫外線受光係数K=10となる条件で253.7nmの
紫外線を照射し殺菌した。この殺菌後のコンニャクイモ
抽出物粉体に残存する菌類を上述した方法に従って培養
して検出すると、一般生菌は約400CFU/gであっ
た。
【0042】「実施例9」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を約12000 CFU/g 含み、粒
度規格60メッシュの篩を通過する粒子が96%のコン
ニャクイモ抽出物粉体に、上記紫外線殺菌装置を用いて
紫外線受光係数K=12となる条件で253.7nmの
紫外線を照射し殺菌した。この殺菌後のコンニャクイモ
抽出物粉体に残存する菌類を上述した方法に従って培養
して検出すると、一般生菌は約300CFU/gであっ
た。
【0043】「実施例10」一般生菌としてぶどう球
菌、シュードモナス、連鎖球菌等を約30000 CFU/g 含
み、粒度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%
の小麦粉に、上記紫外線殺菌装置を用いて紫外線受光係
数K=10となる条件で253.7nmの紫外線を照射
し殺菌した。この殺菌後の小麦粉に残存する菌類を上述
した方法に従って培養して検出すると、一般生菌は約7
00CFU/gであった。
【0044】「実施例11」一般生菌としてぶどう球
菌、シュードモナス、連鎖球菌等を約50000 CFU/g 含
み、粒度規格60メッシュの篩を通過する粒子が90%
の大豆粉に、上記紫外線殺菌装置を用いて紫外線受光係
数K=10となる条件で253.7nmの紫外線を照射
し殺菌した。この殺菌後の大豆粉に残存する菌類を上述
した方法に従って培養して検出すると、一般生菌は約8
00CFU/gであった。
【0045】「比較例1」一般生菌としてぶどう球菌、
シュードモナス、連鎖球菌等を9000〜15000C
FU/g含み、粒度規格60メッシュの篩を通過する粒
子が90%のローカストビーンガム粉体に紫外線受光係
数K=1となる条件で253.7nmの紫外線を照射し
た。この殺菌後のローカストビーンガム粉体に残存する
菌類を上述した方法に従って培養して検出すると、一般
生菌は約9900CFU/gであった。
【0046】
【表1】
【0047】この比較例は、実施例1〜3と同一のロー
カスビーンガム粉体を使用しており、殺菌処理前の一般
生菌の含有量も実施例1〜3と略同一であるが、紫外線
受光係数Kが1と、本発明の範囲より小さな値である。
この殺菌後の粉体に残存する一般生菌を培養したところ
約9900CFU/gの菌が検出され、実用には耐えな
い結果となった。
【0048】一方、実施例1では同一の粉体に紫外線受
光係数Kが5となる条件で紫外線を照射し、殺菌後の粉
体に残存する一般生菌を培養したところ約500CFU
/gの菌が検出された。培養後にこの程度の少ない菌し
か検出されないのであれば、この条件での紫外線の照射
により効果的な殺菌がなされていることになる。
【0049】また、実施例1〜3を比較したところ紫外
線受光係数Kが大きいほど殺菌能力が高くなることが分
かる。このことは、カラギーナン粉体、キサンタンガム
粉体、コンニャクイモ抽出物粉体についても同様に確認
することができる。
【0050】更に、実施例1〜3のように殺菌前の一般
生菌の含有量が約10000CFU/g程度の場合には、紫
外線受光係数Kが5となる程度の紫外線の照射で十分に
殺菌できる。しかしながら、実施例10及び11のよう
に殺菌前の一般生菌の含有量が約30000CFU/g
や50000CFU/gと非常に多い場合には、紫外線
受光係数Kを10以上とすることが好ましい。
【0051】また、実施例2及び4を比較すると、実施
例2は殺菌前の一般生菌の含有量約10000CFU/
gであり実施例4の2倍であるが、殺菌後に培養された
一般生菌の含有量は殆ど同一である。この原因の1つに
は、実施例4の粉体のほうが実施例2の粉体よりも粒度
が小さいために単位グラム当たりの表面積が増加するこ
とが挙げられる。従って粒度の小さな粉体の場合には紫
外線受光係数Kを高くする必要がある。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置は粉
体を搬送する振動コンベアの表面がテフロンコーティン
グされているため、粉体と振動コンベアとの摩擦抵抗が
低減され、粉体が前記表面に付着し滞留することなく攪
拌されながら円滑に搬送される。そのため、搬送される
際に粉体は全表面にわたって満遍なく紫外線が照射さ
れ、効果的に殺菌される。また、殺菌ランプと前記振動
コンベアとの間に紫外線を透過する石英ガラスが介装さ
れており、更には前記石英ガラスと前記殺菌ランプとの
間に形成される殺菌ランプ室が閉塞空間であり、同ラン
プ室には空気が吹き込まれ外気圧より高圧下におかれて
いるため、前記ランプ室内への粉体の侵入が完全に防止
される。
【0053】更に上記装置を使用して、前記被殺菌粉体
に粉体1gあたりに実際に照射された紫外線の受光量
(紫外線受光係数)K≧5となる条件で波長253.7
nmの紫外線を照射して、粉体を殺菌した場合には、様
々な性質をもつあらゆる種類の粉体を、効果的に効率よ
く実用レベルの処理能力で殺菌できると共に、実際に市
販可能な範囲まで効率的に且つ確実に菌類を減少させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紫外線殺菌装置の概略を示す正面
図である。
【図2】同紫外線殺菌装置の上面図である。
【図3】同紫外線殺菌装置の側面図である。
【符号の説明】
1 紫外線殺菌装置 2 基台 3 供給部支持フレーム 4 殺菌部支持フレーム 4a ハンドル 4b ハンドル軸 10 粉体供給部 11 ホッパ 11a 粉体供給口 12 供給用振動コンベア 12a 搬送面 13 電磁フィーダ 13a 振動部 13b 基部 13c 緩衝部材 13d トッププレート 13e ベースプレート 20 紫外線照射部 21 殺菌ランプ室 21a 天井 21b 周壁 21c 石英ガラス 21d 殺菌ランプ 21e 梯子状の枠体 22 振動コンベア 22a 搬送面 22b 粉体取出口 23 電磁フィーダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定量の被殺菌粉体を紫外線照射部の振動
    コンベアに連続的に供給し、同粉体に紫外線を照射して
    粉体を連続的に殺菌する紫外線殺菌方法にあって、 同粉体が前記紫外線照射部を殺菌用振動コンベアにより
    連続的に搬送される間に、前記被殺菌粉体に下式を満た
    す条件で波長253.7nmの紫外線を照射することを
    特徴とする粉体の紫外線殺菌方法。 (Q×T×S×U)/M=K≧5 ……………(1)式 ただし、 K:被殺菌粉体の紫外線受光係数(W・s/g) Q:被殺菌粉体の紫外線照射部における紫外線照明量
    (W/m2) T:被殺菌粉体の紫外線照射部における滞在時間(se
    c) M:被殺菌粉体の紫外線照射部における重量(g) S:紫外線照射面積(m2 ) U:紫外線照射部における空気、風速及び紫外線透過ガ
    ラスによる補正係数
  2. 【請求項2】 前記振動コンベアの表面にテフロンコー
    ティングがなされてなる請求項1記載の粉体の紫外線殺
    菌方法。
  3. 【請求項3】 定量の被殺菌粉体を紫外線照射部に連続
    的に供給し、同粉体に紫外線を照射して粉体を連続的に
    殺菌する紫外線殺菌装置であって、被殺菌粉体の供給ホ
    ッパと、同ホッパに連結される定量供給コンベアと、同
    定量供給コンベアの下流側に配される振動コンベアと、
    同振動コンベアの上方に配される紫外線照射源とを備
    え、前記紫外線照射源と前記振動コンベアとの間に紫外
    線透過板が介装されてなることを特徴とする粉体の紫外
    線殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記紫外線透過板と前記紫外線照射源と
    の間に形成される紫外線照射源の設置空間が閉塞空間で
    あり、同空間が外気圧より高圧下におかれてなる請求項
    3記載の粉体の紫外線殺菌装置。
  5. 【請求項5】 定量の被殺菌粉体を紫外線照射部に連続
    的に供給し、同粉体に紫外線を照射して粉体を連続的に
    殺菌する紫外線殺菌装置であって、 被殺菌粉体の供給ホッパと、同ホッパに連結される定量
    供給コンベアと、同定量供給コンベアの下流側に配され
    る振動コンベアと、同振動コンベアの上方に配される紫
    外線照射源とを備え、前記定量供給コンベアが振動コン
    ベアからなることを特徴とする粉体の紫外線殺菌装置。
  6. 【請求項6】 前記振動コンベア及び定量振動コンベア
    の表面がテフロンコーティングされてなる請求項3〜5
    のいずれかに記載の紫外線殺菌装置。
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