JP2000116758A - 粉粒体紫外線殺菌装置 - Google Patents

粉粒体紫外線殺菌装置

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JP2000116758A
JP2000116758A JP10304773A JP30477398A JP2000116758A JP 2000116758 A JP2000116758 A JP 2000116758A JP 10304773 A JP10304773 A JP 10304773A JP 30477398 A JP30477398 A JP 30477398A JP 2000116758 A JP2000116758 A JP 2000116758A
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cylindrical container
ultraviolet
vessel
tube
ultraviolet lamps
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Akira Nishimura
章 西村
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Ryuki Engineering Inc.
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/85Food storage or conservation, e.g. cooling or drying

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の構成を簡潔にするとともに,粉粒体粒
子の表面を万遍なく紫外線で照射し,殺菌能力に優れた
粉粒体紫外線殺菌装置を提供する。 【解決手段】 円筒容器の底部内側の中央部には,渦流
インペラを設置し,この渦流インペラには,上記円筒容
器の底部外側に設置した可変速モーターの回転シャフト
を連結し,上記円筒容器の上端開口部を密閉する上蓋の
中心部から上記渦流インペラの真上にかけて粉粒体投入
管を設置し,この粉粒体投入管から一定の間隔をおいた
円周方向に一定の角度間隔をおき,かつ,垂直方向に並
んだ複数本の紫外線ランプを配置し,この各紫外線ラン
プには,紫外線透過損失の少ない保護管を設け,これら
の保護管の表面に接しつつ上下駆動されるクリーニング
装置を連結し,上記円筒容器の底部には,開閉可能な排
出口を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は,食品,医薬品関
係に使用される粉粒体紫外線殺菌装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 粉粒体に付着している細菌の殺菌処理
には,加熱,冷凍,薬品,乾燥,紫外線照射があるが,
加熱による殺菌では,エネルギーコストが高くなってし
まい,さらに,粉粒体が食品,医薬品関係に使用される
場合は,粉粒体が変色,変質,香りが飛ぶなどの弊害が
あり,しかも,耐熱菌には適さないという欠点がある。
また,薬品による殺菌では,残留性があるので,二次処
理が必要となる場合があり,特に食品粉粒体等に関して
は,残留性があることは弊害である。また,冷凍,真
空,乾燥による殺菌では,細菌によっては死なないもの
があり,却って盛んに増殖するものがあるという欠点が
ある。
【0003】 その点,紫外線照射による殺菌では,上
記のような欠点を有せず,きわめて弱い菌から,きわめ
て強い菌まで殺菌効果があることが知られている。殺菌
効果の波長特性は,菌種に関係なくほぼ同一の形をして
おり,波長250〜260nm(ナノメーター)付近の
紫外線が最も強く,細菌の生存数は,放射照度と照射時
間に対してほぼ指数関数的に減少するというデーターが
ある。
【0004】 細菌を99.9%殺菌するのに必要な殺
菌線量 殺菌線は,細菌・かび・酵母・ヴィールス等に効果を期
待できる。生存率をある一定の値にするための紫外線の
照射量は,波長のほかに菌種・菌株の環境条件(温度,
湿度など)によって異なる。波長250〜260nmの
紫外線によって生存率を0.1%とするために必要な照
射量を各種の菌について求めたものを示すと,表1の通
りである。
【0005】表1
【0006】 表1は,常温・常湿の場合で,湿度が高
くなると,菌の抵抗力が増すので,相対湿度が100%
に近い場合は,表1の値の2倍程度の照射量が必要とな
る。
【0007】 紫外線で細菌がどのようにして死ぬかと
いえば,細菌が殺菌線によって照射された結果,細胞内
の核酸(DNA)が変化し,新陳代謝に障害をきたし,
不活性化して増殖力を失い死ぬといわれ,大きな照射量
を与えられた場合は,細胞破壊を起こして死ぬといわれ
ている。
【0008】 従来の紫外線による殺菌のうち,バイブ
レーターにより粉粒体を拡散流動させ,薄い層を形成す
る方法では,粉粒体層の表層しか紫外線による殺菌が行
えないという欠点がある。また,攪拌により粉粒体を万
遍なく殺菌する方法では,各瞬間において表層の粉粒体
しか紫外線照射が行えないので,照射効率が悪いという
欠点があった。
【0009】 このような欠点を解決する粉粒体紫外線
殺菌装置として次のような装置がある。 特開平9−117494号公報に記載されているよ
うに,配管経路内に気流を発生させる気流発生手段と,
気流中に粉粒物を供給して固気二相流を生成する粉粒物
供給手段と,前記固気二相流が供給されるように前記配
管経路に接続された殺菌シリンダーと,この殺菌シリン
ダー内に設置された紫外線殺菌灯と,前記殺菌シリンダ
ーから吐出された殺菌剤の固気二相流を粉粒物と気流と
に分離する分離手段とを備えた粉粒物殺菌装置。 特開平9−327502号公報に記載されているよ
うに,粉粒体を出し入れ自在に密封状態で収納する筒状
容器と,該筒状容器を横向き姿勢で着脱自在に支承する
容器支持手段と,該容器支持手段に支承された筒状容器
を駆動回転させる駆動回転手段,及び,前記容器支持手
段に支承された筒状容器に対して外部から殺菌性輻射線
を照射する照射手段とを備えているとともに,前記筒状
容器の少なくとも殺菌処理部を殺菌性輻射線透過材料か
ら構成してある粉粒体用殺菌処理装置。 特開昭63−263075号公報に記載されている
ように,粉粒体を供給するフィーダと,傾斜角度が調節
可能で,かつ振動することにより供給された粉粒体の各
粒子を転動させながら表面上を移動させる輸送板と,輸
送板を駆動させる偏心電動機と,輸送板の上方に輸送板
に沿い,かつ輸送板に近接して配設され,輸送板上の粉
粒体の全表面に紫外線を照射する紫外線ランプと,紫外
線ランプの上方に紫外線ランプに沿い,かつ紫外線ラン
プに近接して配設され,紫外線ランプより上方に放射さ
れた紫外線を,輸送板上の粉粒体に反射する反射板と,
輸送板,偏心電動機,紫外線ランプおよび反射板をカバ
ーするケーシングを有する紫外線による粉粒体の殺菌装
置。
【00010】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら,の
装置では,粉粒物が紫外線殺菌灯19の表面に付着し,
透過する殺菌線量,すなわち,紫外線照射強度が減衰し
てしまうため,処理能力が落ちる。また,単位時間当た
りの粉粒物殺菌処理量が少なくならないように殺菌シリ
ンダー9をシリーズで10数本連続して設置し,殺菌経
路を長くすることになるため,気流の圧力損失が大き
く,消費電力が大きくなる。また,殺菌シリンダー9の
上流には,コンプレッサー1,メインフィルター2,気
流ドライア3,除菌フィルター4,ヒーター5,エゼク
ター8を順に接続し,エゼクター8には,ロータリーバ
ルブ7を介して粉粒物定量供給機6を接続し,殺菌シリ
ンダー9の下流には,バグフィルター10を接続するこ
とになるため,装置の構成が複雑で,非常に高価にな
り,殺菌シリンダー9を10数本接続した場合における
紫外線殺菌灯19の交換作業,その他のメンテナンスが
行いにくく,殺菌シリンダー9の前後装置(粉粒物の吹
き込み,回収)を含めた装置寸法が大きくなり,レイア
ウトが困難であるなどの欠点がある。
【0011】 の装置では,石英硝子製の円筒体7に
収納された粉粒体が円筒体7の回転時に円筒体7の内面
に付着し,各紫外線ランプ4からの紫外線照射量が減衰
してしまうため,処理能力が落ちる。また,粉粒体は,
円筒体7の回転時に攪拌板12によって攪拌されるが,
粉粒体がうまく分散しないため,殺菌効果にムラがあ
る。また,円筒体7の栓部材8に筒状容器1の単位時間
当たりの回転数を検出する装置,筒状容器1と紫外線ラ
ンプ4との間で紫外線を遮断する開閉式のシャッター機
構とその制御装置,容器支承空間13の雰囲気温度を設
定温度範囲に維持する冷却手段とその制御装置,及び,
紫外線ランプ4の点灯回路の冷却水によるランプ冷却手
段とその制御装置を必要とするため,装置の構成が複雑
で,価格が非常に高価になり,メンテナスも行いにくい
などの欠点がある。
【0012】 の装置では,異なった種類の粉粒体を
殺菌処理する場合,輸送板3上の残留物の除去が大掛か
りになる。すなわち,輸送板3を分解し,洗浄及び殺菌
処理した後,再び組み立てなければならず,殺菌能力や
粉粒体特性によっては,処理不可能になり,装置の自由
度が限定される。また,輸送板3に粉粒体12を供給す
るために,ホッパ8,攪拌機9,フィードローラ10お
よび網11からなるフィーダ7を必要とするため,フィ
ーダ7を含めた装置寸法が大きくなり,レイアウトが困
難であるなどの欠点がある。
【0013】 本発明は,上記従来装置における諸欠点
を解決し,装置の構成を簡潔にするとともに,粉粒体粒
子の表面を万遍なく紫外線で照射し,殺菌能力に優れた
粉粒体紫外線殺菌装置を提供することを目的とするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために,本発明は, 円筒容器の底部内側の中央部には,渦流インペラを
設置し,この渦流インペラには,上記円筒容器の底部外
側に設置した可変速モーターの回転シャフトを連結し,
上記円筒容器の上端開口部を密閉する上蓋の中心部から
上記渦流インペラの真上にかけて粉粒体投入管を設置
し,この粉粒体投入管から一定の間隔をおいた円周方向
に一定の角度間隔をおき,かつ,垂直方向に並んだ複数
本の紫外線ランプを配置し,この各紫外線ランプには,
紫外線透過損失の少ない保護管を設け,これらの保護管
の表面に接しつつ上下駆動されるクリーニング装置を連
結し,上記円筒容器の底部には,開閉可能な排出口を設
ける点に特徴を有し, 項記載の粉粒体紫外線殺菌装置において,円筒容
器の内面が鏡面仕上げされてなる点に特徴を有するもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】 以下図1及び図3にもとづいて
本発明の実施の形態を説明すると,1は紫外線照射に耐
えられる材質で成形した円筒容器で,例えば,高さが1
300mm,内径が1200mmの寸法を有するものを
使用する。2は円筒容器1の底部内側の中央部に設置し
た渦流インペラ,3は円筒容器1の底部外側に設置した
可変速モーターで,例えば,インバーター4で制御され
るモーターを使用し,その回転シャフトを渦流インペラ
2に連結してある。5は円筒容器1の上端開口部を密閉
する上蓋で,円筒容器1に着脱可能に取付けられてい
る。6は上蓋5の中心部から渦流インペラ2の真上にか
けて垂直に設置した粉粒体投入管,7は数本〜数十本の
紫外線ランプで,円筒容器1内において,粉粒体投入管
6から一定の間隔をおいた円周方向,例えば,円筒容器
1の中心部から700mmの円周方向に一定の角度間
隔,例えば,図2に示すように15度間隔をおき,か
つ,垂直方向に24本並ぶように配置されている。この
紫外線ランプ7には,例えば,253.7nmの紫外線
をよく透過する石英ガラスを使用し,低圧水銀放電を利
用した放電ランプであって,1本当たり200μw/c
2 ,又は,3200μw/cm2 の殺菌線量を照射す
るものを使用する。7Aは各紫外線ランプ7の損傷を保
護するために設けた紫外線透過損失の少ない石英ガラス
製保護管,8は各保護管7Aの表面に接しつつスライド
するように設けたクリーニング装置で,例えば,スクレ
ーパーなどを使用し,これらは,粉粒体投入管6の外周
に沿って上下駆動するように設けた連結アーム9に連結
されてなり,各保護管7Aの表面を常時クリーニングす
る。なお,紫外線ランプ7,保護管7A,及び,クリー
ニング装置8は上蓋5に支持されている。10は円筒容
器1の底部に,例えば,排出ダンパー11により開閉可
能に設けた排出口,12は円筒容器1の底部内側に残留
物が滞留するのを防止するエアパージである。
【0016】 上記発明の実施の形態に係る粉粒体紫外
線殺菌装置は,毎分6Kgの粉粒体の処理が可能であ
り,弱い菌では,30秒以内の紫外線照射で完全に死
に,中位の菌では,40秒以内の紫外線照射で完全に死
ぬ。
【0017】 上記の装置では,粉粒体投入管6の投入
口から粉粒体の一定量(渦流に浮遊し得る量)をバッチ
処理で投入する。このとき,渦流インペラ2は粉粒体を
円筒容器1の内面に分散させる程度の回転数に制御され
て渦流を作っているため,粉粒体投入管6内は負圧にな
り,粉粒体が円筒容器1内に吸引される。
【0018】 粉粒体投入後は,渦流インペラ2の回転
数を上昇するように制御して,円筒容器1内に図2の矢
印で示すように全体に強い渦流を生じさせ,この気流に
粉粒体が担架され,図1の点線矢印で示すように円筒容
器1の内面に均等に拡散,旋回する。
【0019】 粉粒体は,渦流の中で攪拌され,各紫外
線ランプ7から紫外線を均一に照射される。渦流は,旋
回流だけでなく,図1の実線矢印で示すように円筒容器
1の下部より上部に旋回しながら対流しており,粉粒体
は,重力,沈降と遠心力と,気流抵抗により,強制的に
攪拌されるが,遠心力が強く作用しているので,円筒容
器1内の中心部側で粉粒体密度が薄く,粉粒体のみが円
筒容器1の内面に沿って旋回しながら上下にも動いてい
るため,粉粒体粒子の表面にほぼ均質に,立体的に紫外
線が照射される,すなわち,粉粒体粒子の表面に万遍な
く紫外線が照射される。
【0020】 粉粒体が上記のように動いている過程
で,クリーニング装置8が各紫外線ランプ7の保護管7
Aの表面を常時クリーニングしているため,紫外線量が
減衰することなく照射される。
【0021】 一定時間(数秒〜数十秒)照射し,殺菌
線量を越えたら,渦流インペラ2の回転数を低下するよ
うに制御して,粉粒体を重力,沈降で円筒容器1の下部
に集め,排出口10を排出ダンパー11により開口し,
遠心力で殺菌済みの粉粒体を外部へ排出する。
【0022】 上記一連の動作は,あらかじめプログラ
ムされ,シーケンス的に自動で処理される。
【0023】 円筒容器1には,その内面がアルミニウ
ム壁など鏡面仕上げされたものを使用することもある。
各紫外線ランプ7から照射された紫外線は,上記鏡面に
より高効率で反射されるため,円筒容器1内で攪拌され
ている粉粒体は,各紫外線ランプ7からの直接の紫外線
と,上記鏡面で反射された紫外線とによって照射され,
高効率で殺菌処理が行われる。
【0024】 以上の記載からみて,本発明は,次の点
で改良されていることがわかる。 密閉円筒容器内の強い渦流に粉粒体を投入し,円筒
容器内面に沿って旋回させることで,管状を平行に流す
場合と比べて,照射面積を格段に大きくとれ,同一照射
面に複数本の紫外線ランプから多方向,立体的に照射で
き,照射密度を大きくできるため,殺菌線量を有効に利
用できる。 粉粒体の分散,浮遊は,円筒容器の底部内側の渦流
インペラの回転による旋回流で引き起こすので,回転数
を可変することで,円筒容器の内面に作用する渦流速度
が変化し,粉粒体の浮遊量(処理量)や攪拌,散乱を任
意に設定できる。 円筒容器内に紫外線ランプを数本〜数十本まとめて
配置するため,照射強度を任意に設定できる。また,各
紫外線ランプの保護管の表面をクリーニング装置により
常時クリーニングすることで,各紫外線ランプが粉粒体
によりコーティングされて,照射強度が低下するのを防
止できる。 円筒容器内で粉粒体を渦流,分散させ,渦流による
遠心力で排出するため,装置前後に必要な粉粒体吹き込
み,排出回収装置が大幅に簡略化される。
【0025】
【発明の効果】 本発明は,叙上のように構成したか
ら,次のような効果を奏する。 (1) 粉粒体を円筒容器内面の広い面に均一に分散,浮遊
させ,粉粒体粒子の表面に紫外線を万遍なく連続照射さ
せるため,殺菌効率が良く,食品,医薬品関係に使用さ
れる粉粒体の殺菌に頗る好適な殺菌装置を提供すること
ができる。 (2) 円筒容器内に気流を発生させ,長時間粉粒体を散乱
し,滞留できるため,気流の強さや,照射時間を調節す
ることで,多種,多様な粉粒体にフレキシブルに対応で
き,1台で多種の粉粒体の殺菌処理も可能で,殺菌性能
も自由に設定できる。 (3) 紫外線ランプは,円筒容器内に数本〜数十本まとめ
て配置し,各紫外線ランプの保護管の表面に付着した粉
粒体を常時クリーニングするため,紫外線照射強度の低
下がなく,安定した処理能力が得られる。また,紫外線
ランプを同一容器内にまとめて配置し,これらの紫外線
ランプ,保護管,及び,クリーニング装置は,円筒容器
の上蓋に支持され,上蓋は容易に着脱できるため,メン
テナンスも容易となる。 (4) 異種粉粒体を扱う場合,残留物除去,クリーニング
作業が容易であり,立ち上げも容易で,稼働率を向上で
きる。 (5) 管状と異なり,粉粒体の浮遊,散乱のためのエネル
ギーが1/5〜1/10となるため,電力消費が少な
く,省エネルギー効果を発揮できる。 (6) 装置の構成が簡潔,コンパクトであるため,設置ス
ペースをとらない。また,レイアウトが容易になる。 (7) 大幅なコストダウンが可能で,装置の価格を従来装
置に比べて,約1/5にすることができ,従来装置と同
価格にすれば,約5倍の処理能力を発揮できる。 (8) 粉粒体の吹き込み装置が不要で,排出は自己排出機
能を持ち,フラッシングも可能である。 (9) 外気取入空気量が殆どなく,空気中の雑菌による汚
染を防止できる。また,酸化防止のための不活性ガス
(GN2 など)を使用した処理でも,不活性ガスの消費
量を少なくできる。 (10) ロードセル等と組み合わせることにより,定量バ
ッチ処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る粉粒体紫外線殺菌装置の構成を
概略的に示す縦断面図である。
【図2】 同装置の構成を概略的に示す横断面図であ
る。
【図3】 紫外線ランプに保護管を設ける例を概略的に
示す図である。
【符号の説明】
1 円筒容器 2 渦流インペラ 3 可変速モーター 4 インバーター 5 上蓋 6 粉粒体投入管 7 紫外線ランプ 7A 保護管 8 クリーニング装置 10 排出口
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒容器の底部内側の中央部には,渦流
    インペラを設置し,この渦流インペラには,上記円筒容
    器の底部外側に設置した可変速モーターの回転シャフト
    を連結し,上記円筒容器の上端開口部を密閉する上蓋の
    中心部から上記渦流インペラの真上にかけて粉粒体投入
    管を設置し,この粉粒体投入管から一定の間隔をおいた
    円周方向に一定の角度間隔をおき,かつ,垂直方向に並
    んだ複数本の紫外線ランプを配置し,この各紫外線ラン
    プには,紫外線透過損失の少ない保護管を設け,これら
    の保護管の表面に接しつつ上下駆動されるクリーニング
    装置を連結し,上記円筒容器の底部には,開閉可能な排
    出口を設けてなる粉粒体紫外線殺菌装置。
  2. 【請求項2】 円筒容器の内面が鏡面仕上げされてなる
    請求項1記載の粉粒体紫外線殺菌装置。
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