JP4315238B2 - 粉粒物殺菌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉粒物(例えば、漢方薬の粉末や香辛料の粉末、又ゴマなどの粒或いは木片や葉などのチップ状のもの)を紫外線により殺菌する粉粒物殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉粒物殺菌装置としては、エチレンオキサイトやオゾン等の薬品によるもの、更に蒸気熱を利用した加熱殺菌によるものが使用されていた。
【0003】
又、紫外線により粉粒物を殺菌する装置が知られている。このような装置としては、実開昭61−194535号公報に記載されているように、バイブレータによる振動によって粉粒物を拡散流動させ、粉粒物の薄い層を形成させて紫外線の照射効率を上げて殺菌するもの、或いは、実開昭63−199596号公報に記載されているように、粉粒物を撹拌しなから紫外線照射することによって満遍なく粉粒物を殺菌するものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エチレンオキサイトやオゾン等の薬品による殺菌では残留性があるので、二次処理が必要となる場合がある。特に、漢方薬の粉粒物や香辛料等の食品粉粒物等に関しては残留性があるとは大きな弊害であった。上述した薬品による殺菌では、耐性菌を発生させるおそれもあった。
【0005】
又、蒸気熱を利用した加熱殺菌ではエネルギーコストが高くなってしまう。特に、食品に関しては、変色、変質、香りが飛ぶ等の弊害があり、しかも耐熱菌には適さないという欠点があった。
【0006】
一方、紫外線による殺菌では上記のような欠点は有しないものの、前記バイブレータにより粉粒物を拡散流動させ薄い層を形成させる方法では、粉粒物層の表層しか紫外線照射による殺菌が行えないといった欠点がある。又、撹拌により粉粒物を満遍なく殺菌する方法では、各瞬間において表層の粉粒物しか紫外線照射が行えないので照射効率が悪いという欠点があった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑み、粉粒物の殺菌効率を向上できる粉粒物殺菌装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の粉粒物殺菌装置は、配管経路内に気流を発生させる気流発生手段と、気流中に粉粒物を供給して固気二相流を生成する粉粒物供給手段と、前記固気二相流が供給されるように前記配管経路に接続された殺菌シリンダーと、この殺菌シリンダー内に設置された紫外線殺菌灯と、前記殺菌シリンダー内に設置された温度センサーと、前記粉粒物給手段の上流側に設置されたヒーターと、前記殺菌シリンダーを冷却する手段と、前記温度センサーの測定値に基づいて前記ヒーター及び冷却手段を制御する制御部とから成る管内温度制御装置と、前記殺菌シリンダーから吐出された殺菌済の固気二相流を粉粒物と気流とに分離する分離手段とを備え、粉粒物を前記紫外線殺菌灯に近接した状態で通過させて殺菌することを特徴とする。
【0009】
これにより、粉粒物は気流に乗って殺菌シリンダー内に運ばれ、この殺菌シリンダー内で粉粒物は気流により拡散される。即ち、気流により粉粒物はその一粒一粒が回転したり或いは殺菌シリンダー内に設置された紫外線殺菌灯に近づいたり遠ざかったりしながら殺菌シリンダー内を移動することになり、粉粒物の一粒一粒が満遍なく紫外線殺菌灯から紫外線を受けることができ、殺菌効率が格段に向上することになる。さらに、殺菌シリンダー内の温度を紫外線殺菌灯にとって発光量が最大となる温度に保持することが可能となる。或いは、菌が活性化する温度において紫外線を照射すると菌が死に易くなることから、このような温度に設定することも可能である。
【0010】
前記気流発生手段が、気流の流速を調節できるように成っていてもよい。
これにより、粉粒物が殺菌シリンダー中を通過するための時間を調節し、殺菌時間(紫外線を受けている時間)を調整することが可能となる。
【0011】
前記紫外線殺菌灯を備えた殺菌シリンダーを複数本備えられていてもよい。
【0012】
前記殺菌シリンダー及び紫外線殺菌灯の一つ一つは小さく構成しつつ殺菌のための経路を長く確保することが可能となる。更に、上記のごとく、気流の流速の調整によって粉粒物が殺菌シリンダー内を通過するための時間を長くしたような場合には、単位時間当たりの粉粒物殺菌処理量が少なくなるが、殺菌シリンダーを複数本設置して殺菌経路長を長くすることにより、単位時間当たりの粉粒物殺菌処理量が少なくすることなく、必要な殺菌時間を確保することができる。
【0013】
前記固気二相流が供給される前記殺菌シリンダーの入口側、固気二相流を吐出する出口側よりも下方に位置するようにしてもよい。
【0014】
ここで、粉粒物が水平に運ばれるときの流速は、気流の流速より僅かに遅くなるだけだが、殺菌シリンダーの入口側を出口側よりも下方に位置させることで、粉粒物の流速は気流の流速から粉粒物の沈降速度を減じた値となるため、粉粒物の流速を気流の流速よりも大幅に遅い速度に設定し、殺菌時間を長くとることが可能となる。
【0015】
前記殺菌シリンダーを、略鉛直に立て、前記入口側の真上に出口側を位置させているので、粉粒物が殺菌シリンダー内に残留するのを防止することができる。
【0016】
つまり、殺菌シリンダー内において、粉粒物は重力方向に沈降することになるが、殺菌シリンダーを、略鉛直に立て、重力方向とは反対の真上向きの気流を生成していることにより、沈降しても再び気流に乗るといった動作が繰り返し行われることになり、沈降してそのまま殺菌室の内壁に取り残されるといったことが防止されるため、残留といった不具合が解消されることになる。
【0017】
前記気流発生手段が、前記配管経路の上流地点で大気圧より高い圧力を生成して気流を発生するように成っていてもよい。
【0018】
これにより、配管経路内は常に正圧となるので、粉粒殺菌装置の配管経路にリークが生じても、このリークは管内から大気中へ出る方向に発生するので、雑菌の配管経路内への混入を防止でき、又その発見が容易となる。
【0019】
前記殺菌シリンダーの内壁がアルミニウム壁から成っていてもよい。
【0020】
紫外線殺菌灯から照射された紫外線は、前記アルミニウム壁により高効率で反射されるため、殺菌シリンダー内を通る粉粒物は、紫外線殺菌灯からの直接の紫外線と前記アルミニウム壁にて反射された紫外線とを受けることになり、高効率で殺菌が行われることになる。
前記殺菌シリンダーが、その上端及び下端に前記配管経路に接続されるための継手手段を備えていてもよい。
【0021】
これにより、殺菌シリンダーや紫外線殺菌灯の取り替えが容易になるとともに、前述のごとく、殺菌シリンダーを複数本備える場合に、殺菌シリンダーの増設や削減が容易となり、粉粒物の種類や菌の種類に応じて殺菌経路長を自在に調節することも可能になる。
【0022】
また、本発明の粉粒物殺菌装置は、配管経路内に気流を発生させる気流発生手段と、気流中に粉粒物を供給して固気二相流を生成する粉粒物供給手段と、前記固気二相流が供給されるように前記配管経路に接続された石英ガラスからなる殺菌室を有する殺菌シリンダーと、この殺菌シリンダーの外周に近接して配置された紫外線殺菌灯と、前記殺菌シリンダーを冷却する冷却手段と、前記殺菌シリンダー内に設置された温度センサーと、前記粉粒物給手段の上流側に設置されたヒーターと、前記温度センサーの測定値に基づいて前記ヒーター及び冷却手段とを制御する制御部からなる管内温度制御装置と、前記殺菌シリンダーから吐出された殺菌済の固気二相流を粉粒物と気流とに分離する分離手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】
上記の構成によれば、粉粒物は気流に乗って殺菌シリンダー内に運ばれ、この殺菌シリンダー内で粉粒物は気流により拡散される。即ち、気流により粉粒物は殺菌シリンダー内を移動することになり、粉粒物の一粒一粒が満遍なく紫外線殺菌灯から紫外線を受けることができ、殺菌効率が格段に向上することになる。更に、紫外線殺菌灯が殺菌室の外に配置されているので、紫外線殺菌灯の交換などの保守作業が容易に行える。しかも、温度センサーの測定値に基づいて前記冷却手段を管内温度制御装置で制御することで、殺菌シリンダーの温度を紫外線殺菌灯にとって発光量が最大となる温度に保持することが可能となる。また、殺菌室内には、固気二相流を阻害するものがないので、粉粒物が滞留することが防げると共に、殺菌室内の清掃などの保守作業も容易に行える。
【0024】
更に、紫外線殺菌灯の外周側には、紫外線の外部への漏洩を防ぐためのカバー部材を設け、このカバー部材の紫外線殺菌灯側の壁面は、アルミ研磨或いはアルミ蒸着により形成するとよい。
【0025】
これにより、紫外線殺菌灯から出射された紫外線が反射され、効率良く殺菌室内に紫外線を照射することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明をより詳細に記述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
【0027】
第1図は、本発明にかかる好ましい粉粒物殺菌装置を示す配管経路図である。
気流発生手段であるコンプレッサー1は、大気中の空気を取り入れて、これを圧縮し、この圧縮空気を配管経路14に供給することで、配管経路14内に図のA方向の気流を発生させるように成っている。
【0028】
前記コンプレッサー1の下流側に、メインラインフィルター2が接続されている。このメインラインフィルター2は、気流に含まれる塵埃等が粉粒物に混入することを防止するため、塵埃等を除去する。
【0029】
前記メインフィルター2の下流側には、気流ドライア3が接続されている。この気流ドライア3は、気流に含まれる湿気を除去して粉粒物が変質することを防止するように成っている。
前記気流ドライア3の下流側には、除菌フィルター4が接続されている。除菌フィルター4は、気流中に含まれる雑菌の除菌を行う。
【0030】
前記除菌フィルター4の下流側には、気流を温めるためのヒーター5が接続される。このヒーター5は、後述する殺菌シリンダー9内に設置された温度センサー13によって得られる測定値に基づいて制御手段12にて制御される。つまり、気流の温度を制御し、殺菌シリンダー9内を設定温度に調節する。例えば、紫外線殺菌灯が40℃のときに紫外線照射量が最大となるのであれば、気流を温めて殺菌シリンダー9内を40℃に保持することが可能となる。
【0031】
前記ヒーター5の下流側には、粉粒物供給手段であるエゼクター8が接続されている。エゼクター8には、配管経路内14内に粉粒物(例えば、漢方薬の粉粒物や香辛料などが挙げられ、殺菌が必要とされる粉粒物であればあらゆる粉粒物が含まれる)を供給して固気二相流を生成する。エゼクター8には、ロータリーバルブ7を介して粉粒物定量供給機6が接続されている。粉粒物定量供給機6は、エゼクター8に粉粒物を定量供給する。なお、粉粒物定量供給機6によるエゼクター8への粉粒物の供給量を調整して固気比を調整できるようにしてある。
【0032】
さらに、前記エゼクター8の下流側には、殺菌シリンダー9が必要に応じて1個以上接続される。第1図に示す例では、殺菌シリンダー9は3つ直列に横並びに接続されている。又、殺菌シリンダー9は、それぞれ略鉛直に立てられており、その下部側から固気二相流が供給され、この固気二相流を、上部側から排出し、U字状の配管を介してその次の殺菌シリンダー9の下部側に供給するように成っている。そして、3番目の殺菌シリンダー9の下流側には、サイクロン10が接続されている。
【0033】
前記サイクロン10は、前記殺菌シリンダー9を経た固気二相流を気流と粉粒物とに分離する。分離された粉粒物は、前記サイクロン10によって回収され、ロータリーバルブ11を介して装置外の例えば無菌室に送り出されるように成っている。尚、サイクロン10の空気吐出側にバグフィルターを設け、サイクロン10から吐出される空気を清浄するように構成することができる。
【0034】
次に、前記殺菌シリンダー9について詳しく述べる。第2図は殺菌シリンダー9の縦断側面図である。殺菌シリンダー9は、その上端及び下端に継手手段としてのフランジ17、17を有している。殺菌シリンダー9は前記フランジ17、17が異形管を接続するための継ぎ手であるレジューサ15のフランジ16、16に接続されることで配管経路14に接続されている。
殺菌シリンダー9内には殺菌室20が形成されており、この殺菌室20内に紫外線殺菌灯19がサポート18により固定されている。紫外線殺菌灯19は、気流の向きに長い縦長形状を有している。また、紫外線殺菌灯19の直径は、殺菌室20の内径よりも小さく、当該殺菌室20の内壁面と紫外線殺菌灯19との間に固気二相流の流路が形成されている。そして、前記のレジューサ15には、紫外線殺菌灯19のコード21を外部に取り出すための穴15aが形成されており、気流が漏れないように配線が通されている。更に、殺菌室20の内壁面は、アルミ研磨或いはアルミ蒸着により形成されている。
【0035】
また、殺菌室20の外壁面には、殺菌室20内を冷却するための冷却パイプ22が配設されており、この冷却パイプ22内に冷却水を流すことにより、殺菌室20内を冷却する。紫外線殺菌灯19を照射していると、この紫外線殺菌灯19の発熱により、殺菌室20内の温度が上昇する。上述したように、所望の温度に制御する方が殺菌効率などの点から好ましい。このため、温度センサー13によって得られる測定に基づいて、殺菌室20内の温度が所望の温度より上昇した場合には、冷却パイプ22内に冷却水を供給し、殺菌室内20を冷却する。この冷却水の供給は、温度センサー13の測定値に基づいて制御手段12により制御すればよい。
【0036】
上記の構成によれば、エゼクター8から供給された粉粒物は、コンプレッサー1により配管経路14内に生成された気流に乗せられて殺菌シリンダー9内に運ばれ、この殺菌シリンダー9内で粉粒物は気流により拡散される。即ち、気流により粉粒物はその一粒一粒が回転したり或いは紫外線殺菌灯19に近づいたり遠ざかったりしながら殺菌シリンダー9内を移動することになり、粉粒物の一粒一粒が満遍なく紫外線殺菌灯19からの紫外線を受けることができ、殺菌効率が格段に向上することになる。
【0037】
前記コンプレッサー1は、その圧縮空気の吐出圧が調節可能であり、この吐出圧を調節することで気流の流速を調整できる。このように気流の流速を調節できることにより、粉粒物が殺菌シリンダー9中を通過する時間を調節して殺菌時間(紫外線を受けている時間)を調整することが可能となる。
【0038】
第1図に示した粉粒物殺菌装置においては、紫外線殺菌灯19を備える殺菌シリンダー9が複数本備えられているため、前記殺菌シリンダー9及び紫外線殺菌灯19の一つ一つは小さく構成しつつ殺菌のための経路を長く確保することが可能となる。更に、上記のごとく、気流の流速の調整によって粉粒物が殺菌シリンダー9内を通過するための時間を長くしたような場合には、単位時間当たりの粉粒物殺菌処理量が少なくなるが、殺菌シリンダー9を複数本設置して殺菌経路長を長くすることにより、単位時間当たりの粉粒物殺菌処理量が少なくなることなく、必要な殺菌時間を確保することができる。
【0039】
前記殺菌シリンダー9の入口側を出口側よりも下方に位置させているので、以下のような利点が得られる。即ち、粉粒物が水平に運ばれるときの流速は、気流の流速より僅かに遅くなるだけだが、殺菌シリンダー9の入口側を出口側よりも下方に位置させ、粉粒物を重力に逆らって運ぶようにしたことで、粉粒物の流速は気流の流速から粉粒物の沈降速度を減じた値となり、粉粒物の流速を気流の流速よりも大幅に遅い速度に設定し、殺菌時間を長くとることが可能となる。
【0040】
特に、この形態では、殺菌シリンダー9を鉛直方向に立てて下部から固気二相流を供給し、上部から排出するようにしているので、粉粒物が殺菌シリンダー9内に残留するのを防止することができる。つまり、殺菌シリンダー9内において、粉粒物は重力方向に沈降することになるが、殺菌シリンダー9を鉛直方向に立て、重力方向とは反対の真上向きの気流を生成していることにより、沈降しても再び気流に乗るといった動作が繰り返し行われることになり、沈降してそのまま殺菌室20の内壁に取り残されるといったことが防止されるため、残留といった不具合が解消されることになる。
【0041】
前記コンプレッサー1は、前記配管経路14の上流地点で大気圧。より高い圧力を生成して気流を発生するため、配管経路14内は常に正圧となる。これにより、配管経路14にリークが生じても、このリークは管内から大気中へ出る方向に発生するので、雑菌の配管経路内への混入を防止でき、又その発見が容易となる。
【0042】
前記殺菌シリンダー9の内壁、即ち、殺菌室20の内壁面がアルミ研磨或いはアルミ蒸着により形成されているため、紫外線殺菌灯19から照射された紫外線は、前記殺菌室20の内壁面により高効率で反射される。これにより、殺菌室20内を通る粉粒物は、紫外線殺菌灯19からの直接の紫外線と殺菌室20の内壁面にて反射された紫外線の両方を受けることになり、高効率で殺菌が行われることになる。
【0043】
前記殺菌シリンダー9が、その上端及び下端に前記配管経路14に接続されるためのフランジ17を備えたので、殺菌シリンダー9や紫外線殺菌灯19の取り替えが容易になるとともに、前述のごとく、殺菌シリンダー9を複数本備える場合に、殺菌シリンダー9の増設や削減が容易となり、粉粒物の種類や菌の種類に応じて殺菌経路長を自在に調節することも可能になる。
【0044】
前記殺菌シリンダー9内に設置された温度センサー13と、前記コンプレッサー1の上流側に設置されたヒーター5と、殺菌室20を冷却する冷却パイプ22と、前記温度センサー13の測定値に基づいて前記ヒーター5及び冷却水の供給を制御する制御手段12とから成る管内温度制御装置を備えているので、殺菌シリンダー9内の温度を紫外線殺菌灯19にとって発光量が最大となる温度に保持することが可能となる。又、菌が活性化する温度(例えば:35℃〜40℃)において紫外線を照射すると菌が死に易くなる。この温度に設定することによって、より効果的な殺菌が行える。
【0045】
第3図は、本発明にかかる他の好ましい粉粒物殺菌装置を示す配管経路図である。この第3図に示す粉粒物殺菌装置は、上述した粉粒物殺菌装置と殺菌シリンダー部分の構成以外は同様に構成されている。
【0046】
この粉粒物殺菌装置は、第1図の粉粒物殺菌装置と同様に、気流発生手段であるコンプレッサー1が、大気中の空気を取り入れて、これを圧縮し、この圧縮空気を配管経路14に供給し、配管経路14内に図のA方向の気流を発生させる。
前記コンプレッサー1の下流側に接続されたメインラインフィルター2が、気流に含まれる塵埃等を除去する。
【0047】
前記メインフィルター2の下流側に、接続された気流ドライア3により、気流に含まれる湿気を除去して粉粒物が変質することを防止する。
前記気流ドライア3の下流側には、接続された除菌フィルター4が接続され、気流中に含まれる雑菌の除菌を行う。
【0048】
前記除菌フィルター4の下流側には、気流を温めるためのヒーター5が接続される。このヒーター5は、殺菌シリンダー9a内に設置された温度センサー13によって得られる測定値に基づいて制御手段12にて制御される。殺菌シリンダー9aの上流側には、粉粒物供給手段であるエゼクター8が接続され、配管経路内14内に粉粒物を供給して固気二相流を生成する。エゼクター8には、ロータリーバルブ7を介して粉粒物定量供給機6が接続されている。粉粒物定量供給機6は、エゼクター8に粉粒物を定量供給する。
【0049】
前記エゼクター8の下流側には、殺菌シリンダー9aが必要に応じて1個以上接続される。第3図に示す例では、殺菌シリンダー9aは3つ直列に横並びに接続されている。又、殺菌シリンダー9aは、それぞれ略鉛直に立てられており、その下部側から固気二相流が供給され、この固気二相流を、上部側から排出し、U字状の配管を介してその次の殺菌シリンダー9aの下部側に供給するように成っている。そして、3番目の殺菌シリンダー9aの下流側には、サイクロン10が接続されている。
【0050】
前記サイクロン10は、前記殺菌シリンダー9を経た固気二相流を気流と粉粒物とに分離する。分離された粉粒物は、前記サイクロン10によって回収され、ロータリーバルブ11を介して装置外の例えは無菌室に送り出される。
【0051】
次に、前記殺菌シリンダー9aについて詳しく述べる。第4図は殺菌シリンダー9aの縦断側面図、第5図は、殺菌シリンダー9aの横断面図である。
殺菌シリンダー9aは、その上端及び下端に継手手段としてのフランジ17、17を有している。殺菌シリンダー9aは前記フランジ17、17が異形管を接続するための継ぎ手であるレジューサ15のフランジ16、16に接続されることで配管経路14に接続されている。
【0052】
殺菌シリンダー9a内には、石英ガラスで形成された円筒状の殺菌室20aが設けられている。この殺菌室20aの外周に複数本の紫外線殺菌灯19aがフランジ17に固定されている。この形態の例では、図5に示すように、4本の紫外線殺菌灯19aが殺菌室20aの外壁に近接して配置されている。紫外線殺菌灯19aは、気流の向きに長い縦長形状を有する。紫外線殺菌灯19aから出射される紫外線が石英ガラスを透過し、殺菌室20内に固気二相流として供給される粉粒物に照射する。
【0053】
更に、紫外線殺菌灯19aの外周側には、紫外線の外部への漏洩を防ぐためのカバー23が設けられている。このカバー23の紫外線殺菌灯19a側の壁面は、アルミ研磨或いはアルミ蒸着により形成され、紫外線殺菌灯19aから出射された紫外線が反射され、効率良く殺菌室20a内に紫外線を照射することができる。
【0054】
尚、図示はしていないが、殺菌室20aを冷却するために、カバー23内に冷却空気を供給するように構成することができる。
【0055】
上記の構成によれば、前述した第1図の粉粒物殺菌装置と同様の効果が得られると共に、紫外線殺菌灯19aが殺菌室20aの外に配置されているので、紫外線殺菌灯19aの交換などの保守作業が容易に行える。また、殺菌室20a内には、固気二相流を阻害するものがないので、粉粒物が滞留することが防げると共に、殺菌室20a内の清掃なとの保守作業も容易に行える。
【0056】
尚、上記した各形態では、気流発生手段として前記コンプレッサー1を用いたがブロワでもよいし、配管経路14のシールを厳重に行う場合には、前記ブロワを配管経路14の下流地点に配置し、大気圧より低い圧力を発生して気流を発生させるようにしてもよい。
【0057】
又、殺菌シリンダー9又は9aの入口側を出口側よりも上方に位置させた場合は、粉粒物の流速調整は困難になるが、気流の粉粒物拡散作用により殺菌効率を向上できるという効果は得ることができる。
【0058】
又、気流中にエチレンオキサイト等を混入させ、エチレンオキサイト等の薬品による殺菌と紫外線による殺菌を併用することも考えられ、これによれば、薬品の使用量を極力少なくして薬品を使用した場合の弊害を極力低減しつつ薬品と紫外線の併用による大きな殺菌効果を得ることが期待できる。更に、配管経路14を外界から隔絶した閉回路とし、前記気流として例えば不活性ガス等を用いることにより、酸化に弱い粉粒物の殺菌を行うことが可能となる。また、継手手段としてフランジを用いたが、これに代えてカップリング手段でもよいものである。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかる粉粒物殺菌装置は、粉粒物の殺菌において高い殺菌効果を得ることができ、漢方薬の粉末など粉粒の医薬品の殺菌装置として、また、香辛料の粉末、ゴマの粒などの食料品の殺菌装置として用いるのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明にかかる好ましい粉粒物殺菌装置を示す配管経路図である。
【図2】第1図に示す粉粒物殺菌装置における殺菌シリンダーの具体的な構成を示す縦断側面図である。
【図3】本発明にかかる他の好ましい粉粒物殺菌装置を示す配管経路図である。
【図4】第3図に示す粉粒物殺菌装置における殺菌シリンダーの具体的な構成を示す縦断側面図である。
【図5】第3図に示す粉粒物殺菌装置における殺菌シリンダーの具体的な構成を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサー、2 メインラインフィルター、3 気流ドライア、4 殺菌フィルター、5 ヒーター、6 粉粒物定量供給器、7 ロータリーバルブ、8 エゼクター、9 殺菌シリンダー、10 サイクロン、11 ロータリーバルブ、19 紫外線殺菌灯、20 殺菌室、22 冷却パイプ。
Claims (17)
- 配管経路内に気流を発生させる気流発生手段と、気流中に粉粒物を供給して固気二相流を生成する粉粒物供給手段と、前記固気二相流が供給されるように前記配管経路に接続された殺菌シリンダーと、この殺菌シリンダー内に設置された紫外線殺菌灯と、前記殺菌シリンダー内に設置された温度センサーと、前記粉粒物給手段の上流側に設置されたヒーターと、前記殺菌シリンダーを冷却する手段と、前記温度センサーの測定値に基づいて前記ヒーター及び冷却手段を制御する制御部とから成る管内温度制御装置と、前記殺菌シリンダーから吐出された殺菌済の固気二相流を粉粒物と気流とに分離する分離手段とを備え、粉粒物を前記紫外線殺菌灯に近接した状態で通過させて殺菌することを特徴とする粉粒物殺菌装置。
- 前記気流発生手段が、気流の流速を調整できるように成っていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記紫外線殺菌灯を備えた殺菌シリンダーを複数本備えたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記気流発生手段が、前記配管経路の上流地点で大気圧より高い圧力を生成して気流を発生するように成っていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記殺菌シリンダーの内壁がアルミニウム壁から成ることを特徴とする請求の範囲第1項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記殺菌シリンダーが、その上端及び下端に前記配管経路に接続されるための継手手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記固気二相流が供給される前記殺菌シリンダーの入口側が、固気二相流を吐出する出口側よりも下方に位置していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記殺菌シリンダーを、略鉛直に立て、前記入口側の真上に出口側を位置させたことを特徴とする請求の範囲第7項記載の粉粒物殺菌装置。
- 配管経路内に気流を発生させる気流発生手段と、気流中に粉粒物を供給して固気二相流を生成する粉粒物供給手段と、前記固気二相流が供給されるように前記配管経路に接続された石英ガラスからなる殺菌室を有する殺菌シリンダーと、この殺菌シリンダーの外周に近接して配置された紫外線殺菌灯と、前記殺菌シリンダーを冷却する冷却手段と、前記殺菌シリンダー内に設置された温度センサーと、前記粉粒物給手段の上流側に設置されたヒーターと、前記温度センサーの測定値に基づいて前記ヒーター及び冷却手段とを制御する制御部からなる管内温度制御装置と、前記殺菌シリンダーから吐出された殺菌済の固気二相流を粉粒物と気流とに分離する分離手段と、を備えたことを特徴とする粉粒物殺菌装置。
- 前記気流発生手段が、気流の流速を調整できるように成っていることを特徴とする請求の範囲第9項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記紫外線殺菌灯を備えた殺菌シリンダーを複数本備えたことを特徴とする請求の範囲第9項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記気流発生手段が、前記配管経路の上流地点で大気圧より高い圧力を生成して気流を発生するように成っていることを特徴とする請求の範囲第9項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記殺菌シリンダーが、その上端及び下端に前記配管経路に接続されるための継手手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第9項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記固気二相流が供給される前記殺菌シリンダーの入口側が、固気二相流を吐出する出口側よりも下方に位置していることを特徴とする請求の範囲第9項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記殺菌シリンダーを、略鉛直に立て、前記入口側の真上に出口側を位置させたことを特徴とする請求の範囲第14項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記紫外線殺菌灯の外側に紫外線の漏洩を防止するカバー部材が更に設けられていることを特徴とする請求の範囲第9項記載の粉粒物殺菌装置。
- 前記カバー部材の紫外線殺菌灯と面する側がアルミニウム壁で形成されていることを特徴とする請求項16に記載の粉粒物殺菌装置。
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