JPH1021515A - 磁気ヘッドパターン、磁気ヘッドパターンの製造方法、磁気ヘッドパターンから得られる磁気ヘッドの直流バイアス電流の決定方法及びその磁気ヘッドを用いた磁気情報再生装置 - Google Patents

磁気ヘッドパターン、磁気ヘッドパターンの製造方法、磁気ヘッドパターンから得られる磁気ヘッドの直流バイアス電流の決定方法及びその磁気ヘッドを用いた磁気情報再生装置

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JPH1021515A
JPH1021515A JP17348896A JP17348896A JPH1021515A JP H1021515 A JPH1021515 A JP H1021515A JP 17348896 A JP17348896 A JP 17348896A JP 17348896 A JP17348896 A JP 17348896A JP H1021515 A JPH1021515 A JP H1021515A
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JP
Japan
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magnetic
thin film
magnetic thin
magnetic head
soft magnetic
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Application number
JP17348896A
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English (en)
Inventor
Akio Murata
明夫 村田
Akio Kuroe
章郎 黒江
Sayuri Muramatsu
小百合 村松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造でかつ再生感度の良好な磁
気ヘッドを作製するための磁気ヘッドパターンを得る。 【解決手段】 長方形状の非磁性基板1の全面に非磁性
薄膜2を形成する。非磁性薄膜2の上に、所定の間隔を
置いて長手方向と直角の方向に一対の磁極3を形成す
る。各磁極3を、上下一対の第1及び第2の軟磁性薄膜
3a、3bにより構成する。非磁性薄膜2の上に、その
一部を第1及び第2の軟磁性薄膜3a、3b間に挟んだ
状態で略U字状の第1の導体線4を形成し、第1の導体
線4の両端に電極5、6を一体成形する。第1の導体線
4と第1及び第2の軟磁性薄膜3a、3bを電気的に絶
縁する。非磁性薄膜2の上に、各磁極3の先端近傍の上
を通って直線状の第2の導体線7を形成し、第2の導体
線7の両端に電極8、9を一体成形する。第2の導体線
7と磁極3を電気的に絶縁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度に記録され
た情報を再生する磁気ヘッドを作製するための磁気ヘッ
ドパターン、磁気ヘッドパターンの製造方法、磁気ヘッ
ドパターンから得られる磁気ヘッドの直流バイアス電流
の決定方法及びその磁気ヘッドを用いた磁気情報再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量の磁気記録装置の需要が増
大しているために、情報をより高密度に磁気記録媒体に
記録し、かつ磁気記録媒体に記録された情報を再生する
ことのできる磁気ヘッドが要望されていた。このような
要望に応えるべく、従来広く用いられていた誘導型ヘッ
ド、特に誘導型薄膜ヘッドに代わって、より再生感度の
高い再生専用ヘッドである複合型MRヘッドが実用化さ
れている。この複合型MRヘッドは、MRヘッドと誘導
型薄膜ヘッドとを備えた磁気ヘッドであり、再生時には
再生感度の高いMRヘッドが使用され、記録時には誘導
型薄膜ヘッドが使用される。ここで、MRヘッドとは、
磁気抵抗(MR:Magneto-Resistance)素子を用いた磁
気ヘッドのことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気抵抗素子
を用いた複合型MRヘッドは、ヘッド構造が従来の誘導
型ヘッドに比べてかなり複雑である。具体的には、磁気
抵抗素子の周りにシールド層や再生用の磁気ギャップを
必要とし、磁気抵抗効果膜を単磁区化するための構成を
必要とする。さらに、線形な再生を行うために、バイア
ス磁界を印加する独自の構成も必要である。
【0004】このように、複合型MRヘッドの製造には
高度の製造技術が要求されるため、高い歩留まりを確保
することは困難であるという問題点があった。本発明
は、従来技術における前記課題を解決するためになされ
たものであり、比較的簡単な構造で、しかも再生感度の
高い磁気ヘッドを作製するための磁気ヘッドパターン、
磁気ヘッドパターンの製造方法、磁気ヘッドパターンか
ら得られる磁気ヘッドの直流バイアス電流の決定方法及
びその磁気ヘッドを用いた磁気情報再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る磁気ヘッドパターンの構成は、非磁性
基板と、前記非磁性基板上に形成された非磁性薄膜と、
前記非磁性薄膜上に順次重ねた状態で形成された第1及
び第2の軟磁性薄膜と、一部が前記第1及び第2の軟磁
性薄膜間に絶縁挟持された状態で前記非磁性薄膜上に形
成され、その両端に高周波電圧印加用の電極を有する第
1の導体線と、一部が前記第2の軟磁性薄膜上に絶縁配
置された状態で前記非磁性薄膜上に形成され、その両端
に低周波電圧印加用の電極を有する第2の導体線とを備
えたものである。この磁気ヘッドパターンの構成によれ
ば、第2の導体線に低周波電流を流して磁気媒体の記録
磁化に相当する電流磁界を発生させることができるの
で、第1及び第2の軟磁性薄膜からなる磁極に加えるべ
き直流バイアス磁界を容易に決定することができる。
【0006】また、前記本発明の磁気ヘッドパターンの
構成においては、第2の軟磁性薄膜と当該第2の軟磁性
薄膜上の第2の導体線の上に形成された絶縁膜からなる
磁気ギャップ層と、一端が前記第2の導体線上に位置さ
れた状態で前記磁気ギャップ層上に形成された第3の軟
磁性薄膜とをさらに備えているのが好ましい。この好ま
しい例によれば、再生分解能及び再生効率の向上を図る
ことが可能になると共に、より高密度な面内磁化の再生
を行うことが可能になる。
【0007】また、前記本発明の磁気ヘッドパターンの
構成においては、第2の導体線が直線状に形成され、か
つ、第1及び第2の軟磁性薄膜が前記第2の導体線に沿
って複数個形成されているのが好ましい。この好ましい
例によれば、複数の磁気ヘッドに対する直流バイアス磁
界を同一基板上でのパターン状態で決定することができ
るので、磁気ヘッドの作製時間を短縮することができ
る。
【0008】また、前記本発明の磁気ヘッドパターンの
構成においては、第1の導体線が略U字状に形成されて
いるのが好ましい。この好ましい例によれば、磁気ヘッ
ドの小型化を図ることができる。
【0009】また、本発明に係る磁気ヘッドパターンの
製造方法は、非磁性基板上に形成された非磁性薄膜上に
第1の軟磁性膜を形成する工程と、一部を前記第1の軟
磁性薄膜上に絶縁配置した状態で前記非磁性薄膜上に第
1の導体線を形成する工程と、前記第1の軟磁性薄膜上
に第2の軟磁性薄膜を形成する工程と、一部を前記第2
の軟磁性膜の先端近傍上に絶縁配置した状態で前記非磁
性薄膜上に第2の導体線を形成する工程とを備えたもの
である。この磁気ヘッドパターンの製造方法によれば、
磁極(第1及び第2の軟磁性薄膜)と第1及び第2の導
体線がパターン形成されるので、第1及び第2の軟磁性
薄膜からなる磁極に加えるべき直流バイアス磁界を磁気
ヘッドの製造工程中における基板上でのパターン状態で
決定することのできる磁気ヘッドパターンを容易に製造
することができる。
【0010】また、前記本発明の磁気ヘッドパターンの
製造方法においては、第2の軟磁性薄膜と当該第2の軟
磁性薄膜上の第2の導体線の上に絶縁膜からなる磁気ギ
ャップ層を形成する工程と、一端を前記第2の導体線上
に位置させた状態で前記磁気ギャップ層上に第3の軟磁
性薄膜を形成する工程とをさらに備えているのが好まし
い。この好ましい例によれば、再生分解能及び再生効率
の向上を図ることが可能で、しかもより高密度な面内磁
化の再生を行うことが可能な磁気ヘッドが得られる。
【0011】また、本発明に係る磁気ヘッドの直流バイ
アス電流の決定方法は、非磁性基板と、前記非磁性基板
上に形成された非磁性薄膜と、前記非磁性薄膜上に順次
重ねた状態で形成された第1及び第2の軟磁性薄膜と、
一部が前記第1及び第2の軟磁性薄膜間に絶縁挟持され
た状態で前記非磁性薄膜上に形成され、その両端に高周
波電圧印加用の電極を有する第1の導体線と、一部が前
記第2の軟磁性薄膜上に絶縁配置された状態で前記非磁
性薄膜上に形成され、その両端に低周波電圧印加用の電
極を有する第2の導体線とを備えた磁気ヘッドパターン
の前記第2の導体線部分を切除して得られる磁気ヘッド
の直流バイアス電流の決定方法であって、前記第2の導
体線に低周波電流を流し、前記低周波電流の値に応じて
変化する前記第1及び第2の軟磁性薄膜の透磁率の変化
を、前記第1の導体線に流した高周波電流によって前記
高周波電圧印加用の電極間に現れる高周波電圧として測
定し、前記低周波電流の所定振幅に対して前記高周波電
圧の値が比例するその中心となる直流電流値をバイアス
電流値として決定することを特徴とする。この磁気ヘッ
ドの直流バイアス電流の決定方法によれば、第2の導体
線に低周波電流を流すことによって生じる第1の導体線
の両端電極の逆起電力を検出することにより、基板上で
個々の磁気ヘッドの最適バイアス電流値を決定すること
が可能となるので、磁気ヘッドの性能、歩留まりがとも
に改善される。
【0012】また、本発明に係る磁気情報再生装置の構
成は、非磁性基板と、前記非磁性基板上に形成された非
磁性薄膜と、前記非磁性薄膜上に順次重ねた状態で形成
された第1及び第2の軟磁性薄膜と、一部が前記第1及
び第2の軟磁性薄膜間に絶縁挟持された状態で前記非磁
性薄膜上に形成され、その両端に高周波電圧印加用の電
極を有する第1の導体線と、一部が前記第2の軟磁性薄
膜上に絶縁配置された状態で前記非磁性薄膜上に形成さ
れ、その両端に低周波電圧印加用の電極を有する第2の
導体線とを備えた磁気ヘッドパターンの前記第2の導体
線部分を切除して得られた磁気ヘッドと、前記第1の導
体線の両端の高周波電圧印加用の電極に直流バイアスさ
れた定電流の高周波信号を印加するキャリア信号印加手
段と、磁気媒体の磁気情報から生じる外部磁界に基づい
て変化する前記高周波電圧印加用の電極間の高周波電圧
を検出する高周波電圧検出手段とを備えたものである。
この磁気情報再生装置の構成によれば、磁気ヘッドパタ
ーン状態で最適な直流バイアス電流が決定された磁気ヘ
ッドを用いるものであるため、再生感度の向上を図るこ
とができる。
【0013】また、前記本発明の磁気情報再生装置の構
成においては、高周波電圧検出手段によって検出された
高周波電圧をAM復調するAM復調手段をさらに備えて
いるのが好ましい。この好ましい例によれば、記録され
た情報を容易に再生することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1の実施の形態
における磁気ヘッドパターンを示す概略斜視図である。
図1に示すように、アルミナチタンカーバイドからなる
長方形の板状の非磁性基板1の上には、その全面にアル
ミナからなる非磁性薄膜2が形成されている。非磁性薄
膜2の上には、所定の間隔を置いて長手方向と直角の方
向に一対の磁極3が形成されている。各磁極3は、パー
マロイ組成に近いNi−Fe合金薄膜からなる上下一対
の第1及び第2の軟磁性薄膜3a、3bから構成されて
いる。また、非磁性薄膜2の上には、一部が第1及び第
2の軟磁性薄膜3a、3b間に挟まれた状態で略U字状
のCu薄膜からなる第1の導体線4が形成されており、
第1の導体線4の両端には高周波電圧印加用の電極5、
6が一体成形されている。ここで、第1の導体線4と第
1及び第2の軟磁性薄膜3a、3bとは電気的に絶縁さ
れている。このように第1の導体線4を略U字状に形成
したので、磁気ヘッドの小型化を図ることができる。ま
た、非磁性薄膜2の上には、各第2の軟磁性薄膜3bの
先端近傍の上を通って直線状のCu薄膜からなる第2の
導体線7が形成されており、第2の導体線7の両端には
低周波電圧印加用の電極8、9が一体成形されている。
ここで、第2の導体線7と第2の軟磁性薄膜3bとは電
気的に絶縁されている。
【0015】図1に示した磁気ヘッドパターンは、研
磨、切断され、これにより図2に示すような磁気ヘッド
が得られる。本発明の磁気ヘッドパターンを理解するた
めには、図2に示した磁気ヘッドとしての再生動作原理
を理解していることが必要であるため、以下にこの磁気
ヘッドの再生動作原理を簡単に説明する。
【0016】図2中、3は、第1及び第2の軟磁性薄膜
3a、3bからなる磁極であり、この磁極3がいわゆる
再生磁極として動作する。すなわち、この磁気ヘッドが
矢印Bで示される磁気媒体の磁気情報に接近したとき、
その磁気情報Bによって生じる外部磁界によって磁極3
が磁化される。磁極3が磁化されると、磁極3の透磁率
μが変化するので、この透磁率μの変化を検出すること
により、磁気媒体の磁気情報Bを読み出すことができ
る。
【0017】具体的には、電極5、6間に高周波電圧を
印加して第1の導体線4に一定振幅の高周波電流Icを
流し、磁極3を貫通する形で高周波電流Icが流れる際
に生じるインピーダンスZが磁極3の透磁率μに比例す
ることを利用して、電極5、6間に生じる逆起電力Vz
(Vz=Ic×Z)を知ることにより、磁気媒体の磁気
情報Bを読み出すことができる。
【0018】ところで、磁極3の外部磁界に対する透磁
率μの変化、すなわち、インピーダンスZの変化は、実
際には、外部磁界の向きに依存しない。図3に、外部磁
界に対するインピーダンスの変化を示す。図3に示すよ
うに、外部磁界Hext が+aの場合でも、逆極性の−a
の場合でも、インピーダンスZの値はZ1である。磁気
情報は、この磁界の向きが異なることによって記録され
ているので、このままでは磁気情報を再生することはで
きない。そこで、外部磁界の向きによってインピーダン
スZの大きさを変化させるために、磁極3に対して一定
の直流バイアス磁界を加える。
【0019】図4に、直流バイアス磁界dを加えたとき
のインピーダンスZの変化を示す。図4に示すように、
この場合には、外部磁界Hext が+aのときにインピー
ダンスZの値はC1となり、逆極性の−aのときにイン
ピーダンスZの値はC1よりも小さいC3となる。その
結果、磁気媒体の磁化の向きによって逆起電力Vzの大
きさが異なるので、逆起電力Vzの大きさを検出するこ
とにより、磁気情報を再生することができる。
【0020】本実施の形態においては、磁極3に直流バ
イアス磁界を加える方法として、電極5、6間に印加す
る高周波電圧に直流バイアス電圧を加える方法を用い
た。ところで、この加えるべき直流バイアス磁界の大き
さは、磁気ヘッドの製造工程中における様々な要因(例
えば、応力)により各磁気ヘッド間でばらついてしま
う。すなわち、図1における磁気ヘッド100と磁気ヘ
ッド101とでは、必ずしも全く同じ直流バイアス磁界
でよいとは限らない。
【0021】例えば、磁気ヘッド100と磁気ヘッド1
01に対して同一の直流バイアス磁界を加えているとき
の外部磁界Hext に対するインピーダンスZが、それぞ
れ図4、図5のように変化すると仮定する。この場合、
図6(a)に示すような外部磁界Hext の変化によって
生じる磁気ヘッド100と磁気ヘッド101のインピー
ダンスZの変化は、それぞれ図6(b)、図6(c)の
ような形となる。
【0022】図6から分かるように、磁気ヘッド100
の場合には、外部磁界に比例したインピーダンス変化を
示しているので、比較的容易に磁気情報を再生すること
ができるが、磁気ヘッド101の場合には、外部磁界に
対するインピーダンスの変化が歪んでしまうので、磁気
情報を正確に再生することは困難である。これは、図5
に示しているように、磁気ヘッド101にとっては加え
た直流バイアス磁界が小さすぎて外部磁界に対する磁極
3のインピーダンス変化が線形でないことに起因してい
る。すなわち、加えるべき直流バイアス磁界は、各磁気
ヘッドによって適宜調整されなければならない、という
ことを示している。この調整を図2に示すような完成さ
れた磁気ヘッドに対して行うことはかなり煩雑であり、
また、既知の磁界を正確に与えることは実際上非常に困
難である。
【0023】そこで、本実施の形態においては、この調
整を磁気ヘッドの製造工程中における基板上でのパター
ン状態で行うことを可能とするために、第2の導体線7
を磁極3の先端近傍に配置し、第2の導体線7に低周波
電流を流して磁気媒体の記録磁化に相当する電流磁界を
発生させることを可能にしている。
【0024】以下に、直流バイアス磁界の調整方法につ
いて、図1、図4〜図6を用いて説明する。図1におい
て、第2の導体線7は、磁極3(第1及び第2軟磁性薄
膜3a、3b)の上に配置されており、第2の導体線7
の両端電極8、9に一定の低周波電圧を印加し、第2の
導体線7に低周波電流を流すことにより、第2の導体線
7の周りに電流磁界を発生させる。この電流磁界は磁極
3上にも当然存在するので、第1及び第2の軟磁性薄膜
3a、3bから構成される磁極3は、この電流磁界によ
って磁化され、磁極3の透磁率が変化する。
【0025】加えるべき直流バイアス磁界の調整は、次
のようにして行われる。すなわち、第2の導体線7の周
りに発生する電流磁界が図6(a)のようになるよう
に、第2の導体線7に流す低周波電流の値を決めて、第
2の導体線7の両端電極8、9間に所定の低周波電圧を
印加し、それに対する磁気ヘッド100の磁極3のイン
ピーダンスZが図6(b)のような変化を示すように、
第1の導体線4の両端電極5、6間に所定の直流バイア
ス電圧を高周波電圧に重畳して印加することによって行
われる。同様の操作を磁気ヘッド101に対して行え
ば、各磁気ヘッドの最適な直流バイアス磁界を実現する
ことのできる直流バイアス電流を決定することができ
る。
【0026】尚、本実施の形態においては、1枚の基板
上に2つの磁気ヘッドをパターン形成する場合を例に挙
げて説明しているが、3つ以上の磁気ヘッドをパターン
形成した場合においても、各磁気ヘッドに対して上記と
同様の調整を行うことにより、各磁気ヘッドの最適な直
流バイアス磁界を実現することのできるバイアス電流値
を決定することができる。
【0027】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、各磁気ヘッドの磁極に加えるべき最適な直流バイア
ス磁界を、磁気ヘッドの製造工程中における基板上での
パターン状態で決定することができる。
【0028】〈第2の実施の形態〉図7は本発明の第2
の実施の形態における磁気ヘッドパターンの製造工程を
示す概略斜視図、図8は図7のI−I断面図である。
【0029】まず、図7(a)、図8(a)に示すよう
に、アルミナチタンカーバイドからなる厚み2mmの長
方形の板状の非磁性基板1の上に、スパッタ法により全
面に膜厚20μmのアルミナ膜を成膜し、非磁性薄膜2
を形成した。そして、非磁性薄膜2に鏡面研磨を施し、
最終的な膜厚を約10μmとした。次いで、非磁性薄膜
2の上に、スパッタ法により全面に膜厚約0.5μmの
Ni−Fe合金を成膜した後、フォトリソグラフィー技
術によってパターン化し、所定の間隔を置いて長手方向
と直角の方向に一対の第1の軟磁性薄膜3aを形成し
た。次いで、非磁性薄膜2の上に、スパッタ法により全
面に膜厚約0.1μmのSiO2 膜を成膜した後、フォ
トリソグラフィー技術によってパターン化し、第1の軟
磁性薄膜3a上の先端寄りの一部に、絶縁膜10を形成
した(以上、図7(a)、図8(a))。
【0030】次に、図7(b)、図8(b)に示すよう
に、第1の軟磁性薄膜3aが形成された非磁性薄膜2の
上に、スパッタ法により全面に膜厚約1.5μmのCu
薄膜を成膜した後、フォトリソグラフィー技術によって
パターン化し、一部が絶縁膜10(図7(a)、図8
(a))の上を通り、両端に高周波電圧印加用の電極
5、6を有する略U字状の第1の導体線4を形成した。
次いで、非磁性薄膜2の上に、スパッタ法により全面に
膜厚約0.1μmのSiO2 膜を成膜した後、フォトリ
ソグラフィー技術によってパターン化し、第1の軟磁性
薄膜3a上の第1の導体線4の上に絶縁膜11を形成し
た(以上、図7(b)、図8(b))。
【0031】次に、図7(c)、図8(c)に示すよう
に、非磁性薄膜2の上に、スパッタ法により全面に膜厚
約0.5μmのNi−Fe合金を成膜した後、フォトリ
ソグラフィー技術によってパターン化し、第1の軟磁性
薄膜3aの上に第2の軟磁性薄膜3bを形成した。これ
により、第1の導体線4は、その一部が第1及び第2の
軟磁性薄膜3a、3b間に挟まれた状態となる。次い
で、非磁性薄膜2の上に、スパッタ法により全面に膜厚
約0.1μmのSiO2 膜を成膜した後、フォトリソグ
ラフィー技術によってパターン化し、第2の軟磁性薄膜
3aの先端近傍に絶縁膜12を形成した(以上、図7
(c)、図8(c))。
【0032】最後に、図7(d)、図8(d)に示すよ
うに、非磁性薄膜2の上に、スパッタ法により全面に膜
厚約1.5μmのCu薄膜を成膜した後、フォトリソグ
ラフィー技術によってパターン化し、一部が絶縁膜12
(図7(c)、図8(c))の上を通り、両端に低周波
電圧印加用の電極8、9を有する直線状の第2の導体線
7を形成した。
【0033】以上の製造工程においては、フォトリソグ
ラフィー技術によるエッチング方法として、イオンビー
ムエッチングを用いた。尚、エッチング方法としてはイ
オンビームエッチングに限定されるものではなく、例え
ば溶剤によるケミカルエッチング等であってもよい。
【0034】また、以上の製造工程においては、Cu薄
膜等の成膜法としてスパッタ法を用いているが、必ずし
もこの方法に限定されるものではなく、例えばメッキ
法、蒸着法等のその他の方法であってもよい。
【0035】〈第3の実施の形態〉図9は本発明の第3
の実施の形態における磁気情報再生装置の配置図であ
る。図9に示すように、磁気ヘッド13は、上記第1の
実施の形態で説明した方法によって直流バイアス電流値
が調整決定された磁気ヘッドパターンを、切削研磨等す
ることによって得られたものである。磁気ヘッド13の
構成は図2の構成と同様であるため、同一の箇所には同
一の符号を付してその説明は省略する。ディスク状磁気
媒体14は、保護膜と垂直磁化層と面内等方性の軟磁性
膜とからなる、いわゆる2層膜垂直媒体であり、媒体面
に垂直に磁気情報が書き込まれている。図9中、矢印C
はディスク状磁気媒体14に書き込まれた磁気情報の磁
化の向きを示し、矢印Dはディスク状磁気媒体14の回
転方向を示している。ここで、磁気ヘッド13は、いわ
ゆる『ジンバル』と呼ばれるバネの先端に固定されて、
ディスク状磁気媒体14のディスク面から一定の距離の
所に保持されている。
【0036】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
る磁気情報再生装置の回路構成を示すブロック図であ
る。図10に示すように、この磁気情報再生装置は、磁
気ヘッド28と、キャリア信号発生器17と、再生信号
検出回路18と、再生アンプ19と、再生信号処理回路
20とにより構成されている。尚、図10中、21は出
力端子であり、15、16は、図9の高周波信号印加用
電極5、6に相当する電極端子である。
【0037】図10の磁気ヘッド28は、図9に示す磁
気ヘッド13を等価回路的に示したものである。磁気ヘ
ッド28は、インピーダンス素子(第1及び第2の軟磁
性薄膜3a、3bとそれを絶縁貫通する第1の導体線4
を含む)22と導体線30とを備えている。
【0038】キャリア信号発生器17は、キャリア信号
(周波数は例えば600MHz)の発振回路と定電流ド
ライブ回路と直流バイアス印加回路とにより構成されて
いる。このキャリア信号発生器17は、再生時に、上記
第1の実施の形態で決定された直流バイアス電流が重畳
されたキャリア信号である高周波の定電流を、電極端子
15、16を介してインピーダンス素子22に流す。
【0039】再生信号検出回路18は、AM検波回路と
AM復調回路とにより構成されている。AM検波回路
は、電極端子15、16間の信号を検出し、AM復調回
路は、AM検波回路で検出されたAM波を復調して、本
来再生すべき信号を出力する。
【0040】再生アンプ19は、再生信号検出回路18
で復調された再生信号を増幅する。再生信号処理回路2
0は、再生アンプ19で増幅された再生信号を、出力す
るのに適した信号に変換する(例えば、符号復調などを
行う)。再生信号処理回路20で変換された信号は、出
力端子21から出力される。
【0041】以下に、図9、図10を用いて磁気情報の
再生動作について説明する。図9に示す磁気ヘッド13
の磁極3がディスク状磁気媒体14の磁気情報の磁化C
の上に在るとき、磁極3はその磁化Cによって磁化さ
れ、磁極3の透磁率が低下した状態となる。この状態
は、図10に示すインピーダンス素子22のインピーダ
ンスが低下しているのと等価な状態である。このとき、
磁気ヘッド13の第1の導体線4には高周波の定電流が
流れているので、電極5、6間にはそのインピーダンス
に比例した逆起電力が発生する。再生信号検出回路18
は電極端子15、16間の信号を検出し、インピーダン
ス値すなわち透磁率に比例した値の電圧を出力する。結
局、再生信号検出回路18からはディスク状磁気媒体1
4の磁気情報の磁化Cの強さに逆比例した電圧値が出力
されることになり、いわゆる『磁束応答型』の再生が行
われることになる。
【0042】出力される電圧値を大きくするためには、
インピーダンスが大きいことが望ましく、また、その磁
界応答性が高いことが望ましい。従って、磁極3の透磁
率の高い範囲内において、キャリア信号周波数はできる
だけ高い方が望ましい。
【0043】以上説明してきたように、本発明の磁気ヘ
ッドパターンから得られる磁気ヘッドを用いれば、従来
の複合型MRヘッドのような複雑な構成にすることな
く、磁気情報を再生することができる。さらに、比較的
簡単な構造であるにもかかわらず、再生信号の品質に関
わる直流バイアス電流を各磁気ヘッドごとに最適に決定
することができるので、安定した高い再生感度を有する
磁束応答型の再生ヘッドを実現することができる。
【0044】〈第4の実施の形態〉図11は本発明の第
4の実施の形態における磁気ヘッドパターンを示す概略
斜視図、図12は図11のII−II断面図である。図
11、図12に示すように、第2の軟磁性薄膜3bと当
該第2の軟磁性薄膜3b上の第2の導体線7の上には、
膜厚約0.1μmのSiO2 膜からなる磁気ギャップ層
24が形成されており、磁気ギャップ層24の上方に
は、一端が第2の導体線7の上に位置し、他端が第2の
軟磁性薄膜3bの後端部の上に位置した状態で厚み3μ
mのNi−Fe合金からなる第3の軟磁性薄膜23が配
置されている。このように本実施の形態の磁気ヘッドパ
ターンにおいては、第1及び第2の軟磁性薄膜3a、3
bと第3の軟磁性薄膜23とによっていわゆるリング状
の磁気回路が形成されている。他の構成は上記第1の実
施の形態の構成(図1参照)と同様であるため、同一の
箇所には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0045】本実施の形態の磁気ヘッドパターンは、図
7、図8に示した第2の実施の形態における製造工程の
後に、磁気ギャップ層24となるSiO2 膜と第3の軟
磁性薄膜23を他の絶縁膜10、11、12や軟磁性薄
膜3a、3bと同様の方法により形成する工程を追加す
ることによって製造することができる。
【0046】図13は本発明の第4の実施の形態におけ
る磁気ヘッドパターンから得られる磁気ヘッドとディス
ク状磁気媒体との配置図である。図13に示すように、
磁気ヘッド29は、図12に示す磁気ヘッドパターンを
一点鎖線のところまで切削研磨することによって得られ
る。ディスク状磁気媒体は、ガラス板からなる回転ディ
スク25と、回転ディスク25の上に形成され、面内に
容易軸を有するCoNiCr系薄膜からなる記録層26
とにより構成されている。図13中、矢印27の向きは
記録磁化のベクトルの方向を示している。面内記録され
た磁気情報は、本実施の形態の磁気ヘッドを、上記第3
の実施の形態と同様な構成を有する磁気情報再生装置に
組み込むことによって再生することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2の導体線に低周波電流を流して磁気媒体の記録磁化
に相当する電流磁界を発生させることができるので、第
1及び第2の軟磁性薄膜からなる磁極に加えるべき直流
バイアス磁界を磁気ヘッドの製造工程中における基板上
でのパターン状態で容易に決定することができる。その
結果、磁気ヘッドの性能、歩留まりがともに改善され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における磁気ヘッド
パターンを示す概略斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における磁気ヘッド
パターンから得られる磁気ヘッドを示す概略斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態における磁気ヘッド
の外部磁界に対するインピーダンス変化を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態における磁気ヘッド
に対して適正な直流バイアス磁界を加えた場合の外部磁
界に対するインピーダンス変化を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における磁気ヘッド
に対して不適正な直流バイアス磁界を加えた場合の外部
磁界に対するインピーダンス変化を示す図である。
【図6】(a)は本発明の第1の実施の形態の磁気媒体
の磁化から発生する外部磁界強度を示す図、(b)は図
4の磁気ヘッドにおけるインピーダンス変化を示す図、
(c)は図5の磁気ヘッドにおけるインピーダンス変化
を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における磁気ヘッド
パターンの製造工程を示す概略斜視図である。
【図8】図7のI−I断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における磁気情報再
生装置の配置図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における磁気情報
再生装置の回路構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における磁気ヘッ
ドパターンを示す概略斜視図である。
【図12】図11のII−II断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態における磁気ヘッ
ドパターンから得られる磁気ヘッドとディスク状磁気媒
体との配置図である。
【符号の説明】
1 非磁性基板 2 非磁性薄膜 3 磁極 3a 第1の軟磁性薄膜 3b 第2の軟磁性薄膜 4 第1の導体線 5、6、8、9 電極 7 第2の導体線 10、11、12 絶縁膜 13、28、29 磁気ヘッド 14 ディスク状磁気媒体 15、16 端子電極 17 キャリア信号発生器 18 再生信号検出回路 19 再生アンプ 20 再生信号処理回路 21 出力端子 22 インピーダンス素子 23 第3の軟磁性薄膜 24 磁気ギャップ層 25 回転ディスク 26 記録層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に形成
    された非磁性薄膜と、前記非磁性薄膜上に順次重ねた状
    態で形成された第1及び第2の軟磁性薄膜と、一部が前
    記第1及び第2の軟磁性薄膜間に絶縁挟持された状態で
    前記非磁性薄膜上に形成され、その両端に高周波電圧印
    加用の電極を有する第1の導体線と、一部が前記第2の
    軟磁性薄膜上に絶縁配置された状態で前記非磁性薄膜上
    に形成され、その両端に低周波電圧印加用の電極を有す
    る第2の導体線とを備えた磁気ヘッドパターン。
  2. 【請求項2】 第2の軟磁性薄膜と当該第2の軟磁性薄
    膜上の第2の導体線の上に形成された絶縁膜からなる磁
    気ギャップ層と、一端が前記第2の導体線上に位置され
    た状態で前記磁気ギャップ層上に形成された第3の軟磁
    性薄膜とをさらに備えた請求項1に記載の磁気ヘッドパ
    ターン。
  3. 【請求項3】 第2の導体線が直線状に形成され、か
    つ、第1及び第2の軟磁性薄膜が前記第2の導体線に沿
    って複数個形成された請求項1又は2に記載の磁気ヘッ
    ドパターン。
  4. 【請求項4】 第1の導体線が略U字状に形成された請
    求項1又は2に記載の磁気ヘッドパターン。
  5. 【請求項5】 非磁性基板上に形成された非磁性薄膜上
    に第1の軟磁性膜を形成する工程と、一部を前記第1の
    軟磁性薄膜上に絶縁配置した状態で前記非磁性薄膜上に
    第1の導体線を形成する工程と、前記第1の軟磁性薄膜
    上に第2の軟磁性薄膜を形成する工程と、一部を前記第
    2の軟磁性膜の先端近傍上に絶縁配置した状態で前記非
    磁性薄膜上に第2の導体線を形成する工程とを備えた磁
    気ヘッドパターンの製造方法。
  6. 【請求項6】 第2の軟磁性薄膜と当該第2の軟磁性薄
    膜上の第2の導体線の上に絶縁膜からなる磁気ギャップ
    層を形成する工程と、一端を前記第2の導体線上に位置
    させた状態で前記磁気ギャップ層上に第3の軟磁性薄膜
    を形成する工程とをさらに備えた請求項5に記載の磁気
    ヘッドパターンの製造方法。
  7. 【請求項7】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に形成
    された非磁性薄膜と、前記非磁性薄膜上に順次重ねた状
    態で形成された第1及び第2の軟磁性薄膜と、一部が前
    記第1及び第2の軟磁性薄膜間に絶縁挟持された状態で
    前記非磁性薄膜上に形成され、その両端に高周波電圧印
    加用の電極を有する第1の導体線と、一部が前記第2の
    軟磁性薄膜上に絶縁配置された状態で前記非磁性薄膜上
    に形成され、その両端に低周波電圧印加用の電極を有す
    る第2の導体線とを備えた磁気ヘッドパターンの前記第
    2の導体線部分を切除して得られる磁気ヘッドの直流バ
    イアス電流の決定方法であって、前記第2の導体線に低
    周波電流を流し、前記低周波電流の値に応じて変化する
    前記第1及び第2の軟磁性薄膜の透磁率の変化を、前記
    第1の導体線に流した高周波電流によって前記高周波電
    圧印加用の電極間に現れる高周波電圧として測定し、前
    記低周波電流の所定振幅に対して前記高周波電圧の値が
    比例するその中心となる直流電流値をバイアス電流値と
    して決定することを特徴とする磁気ヘッドの直流バイア
    ス電流の決定方法。
  8. 【請求項8】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に形成
    された非磁性薄膜と、前記非磁性薄膜上に順次重ねた状
    態で形成された第1及び第2の軟磁性薄膜と、一部が前
    記第1及び第2の軟磁性薄膜間に絶縁挟持された状態で
    前記非磁性薄膜上に形成され、その両端に高周波電圧印
    加用の電極を有する第1の導体線と、一部が前記第2の
    軟磁性薄膜上に絶縁配置された状態で前記非磁性薄膜上
    に形成され、その両端に低周波電圧印加用の電極を有す
    る第2の導体線とを備えた磁気ヘッドパターンの前記第
    2の導体線部分を切除して得られた磁気ヘッドと、前記
    第1の導体線の両端の高周波電圧印加用の電極に直流バ
    イアスされた定電流の高周波信号を印加するキャリア信
    号印加手段と、磁気媒体の磁気情報から生じる外部磁界
    に基づいて変化する前記高周波電圧印加用の電極間の高
    周波電圧を検出する高周波電圧検出手段とを備えた磁気
    情報再生装置。
  9. 【請求項9】 高周波電圧検出手段によって検出された
    高周波電圧をAM復調するAM復調手段をさらに備えた
    請求項8に記載の磁気情報再生装置。
JP17348896A 1996-07-03 1996-07-03 磁気ヘッドパターン、磁気ヘッドパターンの製造方法、磁気ヘッドパターンから得られる磁気ヘッドの直流バイアス電流の決定方法及びその磁気ヘッドを用いた磁気情報再生装置 Pending JPH1021515A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157325A (ja) * 2005-10-03 2007-06-21 Sharp Corp 位相制御回路及びその制御方法、電磁界検出回路

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