JPH10213724A - 光モジュールとその製造方法、並びに、光学的反射部材とその位置決め方法及び装置 - Google Patents
光モジュールとその製造方法、並びに、光学的反射部材とその位置決め方法及び装置Info
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- JPH10213724A JPH10213724A JP32464597A JP32464597A JPH10213724A JP H10213724 A JPH10213724 A JP H10213724A JP 32464597 A JP32464597 A JP 32464597A JP 32464597 A JP32464597 A JP 32464597A JP H10213724 A JPH10213724 A JP H10213724A
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Abstract
効率を維持しながら従来よりもはるかに調芯調整が容易
な構造を備え、部品点数の低減化等が実現可能な光モジ
ュール及びその製造方法等を提供する。 【解決手段】 光ファイバ(24)と半導体素子(6)
間を光学的に結合する部品として、凹面形状の反射面を
有する光学的反射部材(12)を備えている。特に、光
学的反射部材(12)の反射面(14)は、仮想的に定
義される回転楕円体の側面の一部形状に一致する凹面形
状であり、高精度の位置決めを可能にする係合溝(12
0a、120b)を備える。
Description
使用される、受光素子、発光素子等の半導体素子が内蔵
された光モジュールに関し、特に、光ファイバと該半導
体素子間を光学的にかつ高精度に結合させる構造を備え
た光モジュール及びその製造方法等に関するものであ
る。
受光素子、発光素子等の半導体素子とが光学的に結合さ
れた従来の光モジュールでは、係る半導体素子ととも
に、該光ファイバ端面と半導体素子間の光路中に配置さ
れた集光レンズや平面反射面をも透明樹脂で一体的に封
止することにより、該光ファイバと半導体素子との光学
的な結合状態を維持する構造が一般的に採用されてい
る。なお、従来の光モジュールとしては、例えば特開昭
63−090866号公報に、信号光の伝送媒体である
光ファイバ端面から出射され集光レンズを介して到達し
た光を平面反射面で反射させて受光素子の受光面に入射
させる構造の光受信モジュールが開示されている。
は、受光素子等の半導体素子とともに集光レンズ及び平
面反射鏡を透明樹脂で一体的に封止した構造が採用され
ているが、このような構造では集光レンズと平面反射鏡
及び半導体素子の光軸合わせを実現する必要があり、封
止樹脂の外形に対して十分に高い精度で半導体素子の位
置を設定した上で樹脂封止しなければならない。しかし
ながら、このような半導体素子の位置決め精度の向上を
図ることは極めて困難であり、光通信分野に適用される
光モジュールの製造には適さないという課題があった。
高精度が要求されない分野、例えば受光素子に入射する
光束が比較的広くかつ受光素子の受光面積が大きくとも
許容される分野では適用可能であったが、光通信分野で
の適用に際しては、光ファイバのコア径が僅か数μm程
度しかなく、かつ受光素子の受光面積も数百μm平方程
度しか確保できないため、極めて高い調芯精度が要求さ
れる。したがって、従来の技術を適用して光通信用の光
モジュールを製造した場合、十分な調芯精度が得られな
いために光ファイバと半導体素子間の光結合効率が低下
したり、仕様不適合となって生産性の向上を阻害する等
の弊害を引き起こす可能性があった。
ギガヘルツ帯の通信速度に及ぶに至り、より高い調芯精
度が得られる光モジュールの開発が要請されている。
ためになされたものであり、光ファイバと半導体素子間
の高い光学的結合効率を維持しながら従来よりもはるか
に調芯調整が容易な構造を備え、部品点数の低減化等が
実現可能な光モジュール及びその製造方法を提供すると
ともに、該光モジュールに適用される特殊形状の構成部
品、該構成部品の位置決め方法及び位置決め装置をそれ
ぞれ提供することを目的としている。
ールは、半導体素子を収納し、該半導体素子を搭載する
搭載面を有するハウジングと、ハウジングの側壁から所
定方向に伸び、光ファイバの先端に取り付けられたフェ
ルールを収納した状態で支持するスリーブと、ハウジン
グに収納され、光ファイバと半導体素子とを光学的に結
合する部材であって、曲面形状の反射面を有する光学的
反射部材とを備える。ここで、上記半導体素子には、少
なくとも発光素子と受光素子が含まれる。よって、当該
光モジュールには、発光素子が搭載され、該発光素子の
発光面と光ファイバの光入射端面とが光学的に結合され
た光送信モジュールと、受光素子が搭載され、該受光素
子の受光面と光ファイバの光出射端面とが光学的に結合
された光受信モジュールとが含まれる。
想的に定義される回転楕円体の一部形状に一致する凹面
形状であることが好ましい。また、このような特殊形状
の反射面を有する光学的反射部材は、高い調芯精度を得
るため、該回転楕円体の第1焦点に光ファイバのコア出
射端面が一致するとともに、該回転楕円体の第2焦点に
上記半導体素子の主面(発光素子における発光面あるい
は受光素子における受光面)とが一致するよう、ハウジ
ング内の所定位置に設置される。
信モジュールである場合、光ファイバの光出射端面から
信号光束が所定の広がり角で出射されても、該光出射端
面が上記第1の焦点に一致している限り、上記反射面の
何れかの部分で反射されて常に受光素子の受光面に到達
して受光される。逆に、当該光モジュールが光送信モジ
ュールである場合、発光素子の発光面から所定の広がり
角で出射された光も上記反射面の作用により光ファイバ
の光入射端面に到達する。なお、上記コア端面を含む光
ファイバの端面は、該光ファイバの光軸に対して所定角
度傾いている。
材、ガラス成型部材、金属材を切削加工することにより
形成された金属部材のいずれであってもよいが、何れの
場合も、その反射面は金属材料によりコートされる。
光通信分野にも適用可能な光学部品であるため、当該光
モジュールに適用される光学的反射部材には、高精度の
位置決めを可能にする種々の構造を備えている。
は、上記ハウジングの搭載面と向かい合うべき下面と、
この下面と対向する上面と、上面から下面に向かって伸
びた1又は2以上の凹み(係合溝)を備える。特に、こ
の凹みは当該光学的反射部材を高精度に位置決めするた
めに重要な機能を有し、この凹みが2つ設けられた場合
にはピンセットで挟むことができ、当該光学的反射部材
の取扱いを容易するという効果が得られる。
の面積よりも該凹みの底面の面積が小さくなるようテー
パー状の側面によって定義される。さらに、当該光学的
反射部材は、下面がハウジングの搭載面から所定距離離
間するよう、該下面から該搭載面に向って伸びた複数の
突起を備えるのが好ましい。この構成によりハウジング
の搭載面と下面との接着面積を減少させることができ、
当該光学的反射部材とハウジングとの相対的な位置関係
を容易に調整することができる(当該光学的反射部材の
位置決め工程)。
は、以下のステップを順次実行することにより行われ
る。すなわち、ハウジング(搭載面にはすでに半導体素
子が搭載されている)のスリーブ内に、光ファイバの先
端に取り付けられたフェルールを挿入し、光学的反射部
材を、凹面形状の反射面で半導体素子を覆った状態で、
接着機能を有する樹脂が付着された該光学的反射部材の
所定部位が、該樹脂を介してハウジングの搭載面と当接
するよう、該ハウジング内に設置し、光ファイバから出
力される信号光強度をモニタリングしながら(光送信モ
ジュールの場合)、あるいは半導体素子から出力される
電気信号をモニタリングしながら(光受信モジュールの
場合)、ハウジングと光学的反射部材との相対的な位置
関係を調整する。
射部材とハウジングとは、該部材とハウジングの搭載面
との間にある樹脂を硬化させることにより接着される。
また、この光学的反射部材の位置決め工程では、フェル
ールの位置決めは行われないため、該フェルールは、そ
の先端に所定の補助部材が装着された状態で、スリーブ
内の所定位置に設置される。
行う位置決め装置は、ハウジングを所定位置に設置する
支持台と、光ファイバの先端に取り付けられたフェルー
ルを支持する支持機構と、当該光学的反射部材をハウジ
ングの搭載面に圧し当て、該光学的反射部材との相対的
な位置関係を固定する構造を有する固定部材(カンチレ
バー)と、ハウジングと光学的反射部材との相対的な位
置関係を調整する駆動機構と、を備える。
体素子を覆った状態で、接着機能を有する樹脂が付着さ
れた該光学的反射部材の所定部位が、該樹脂を介して前
記ハウジングの搭載面と当接するよう、該ハウジング内
に設置されている。また、上記駆動機構は、ハウジング
が設置された支持台を、第1の基準軸(X軸)に沿って
移動させるXステージと、該支持台を第1の基準軸と直
交する第2の基準軸(Y軸)に沿って移動させるYステ
ージと、そして、該支持台を第1及び第2の基準軸と直
交する第3の基準軸(Z軸)を中心に回転させるθステ
ージとを備える。
学的反射部材の上面に設けられた凹みに挿入されるべき
テーパー形状の突起が設けられており、この突起が光学
的反射部材の凹みに係合させることにより該光学的反射
部材を固定している。
方法において、フェルールのスリーブへの取付けは、該
光学的反射部材の位置決め及び接着固定作業が完了した
後に、以下のように行われる。まず、側面の所定部位に
紫外線硬化樹脂が塗布されたフェルールは、複数の貫通
孔が設けられたスリーブ内に挿入された状態で調芯作業
が行われる。その後、該フェルールの側面と該スリーブ
の内壁との隙間に紫外線を照射することにより、該スリ
ーブの内壁と該フェルールの側面とが接着される(仮止
工程)。続いて、スリーブの貫通孔のうち一部の貫通孔
に二液混合型エポキシ樹脂を注入し残りの貫通孔に一液
型エポキシ樹脂を注入し、常温にて該二液混合型エポキ
シ樹脂を硬化させることにより、該一部の貫通孔から露
出している該フェルールの側面と該スリーブとが接着さ
れる。最後に、残りの貫通孔に注入された一液型エポキ
シ樹脂を加熱し、該一液型エポキシ樹脂を硬化させるこ
とにより、該残りの貫通孔から露出している該フェルー
ルの側面と該スリーブとが接着される。
は、少なくとも硬化課程の異なる3種類の接着剤によっ
て固定されており、接着工程中の位置ずれを効果的に抑
える効果がある。
ル及びその製造方法等の各実施形態を図1〜図12を参
照しながら説明する。なお、各図において、同一部分に
は同一の番号を付して重複する説明は省略する。また、
当該光モジュールは、半導体受光素子が適用された光受
信モジュールと半導体発光素子が適用された光送信モジ
ュールとを含むが、これら各モジュールは適用される半
導体素子の種類を除いて基本的な構成は同じでるため、
以下この明細書では光受信モジュールについてのみ説明
する。
の概略構造を説明するための組み立て工程図であり、図
2は、図1の組み立て工程を経て得られた、この発明に
係る光受信モジュールの外観を示す斜視図である。
に示されたように、半導体素子として受光素子を収納
し、該半導体素子を搭載する搭載面を有するハウジング
2を備えている。このハウジング2の側壁にはフェルー
ル26を収納した状態で支持するスリーブ22が設けら
れている。また、該ハウジング2の底部には絶縁部材3
1によって複数のリード端子を備えている。
ング2の底部(受光素子の搭載面)とは所定の接着剤に
より接着され、ハウジング2の開口部分と蓋20も所定
の接着剤により接着される。また、フェルール26もス
リーブ22内に挿入された状態で接着固定されている。
なお、スリーブ22には、図1に示されたように、フェ
ルール接着用の複数の貫通孔220が該スリーブ22の
伸びる方向に沿って複数列設けられている。
内部構造について説明する。図3は、図2の光モジュー
ルの内部構造を示す断面図であって、(a)は図2中の
I−I線に沿って示された断面図、(b)は図2中のII−
II線に沿って示された断面図、(c)は図2中のIII−I
II線に沿って示された断面図である。また、図4は、こ
の発明に係る光学的反射部材の構造を示す斜視図であ
る。
面図において、樹脂成型された矩形状のハウジング2の
内側底面4aには、PINフォトダイオード等の受光素
子6とその受光素子6から出力される電気信号を増幅す
るための前置増幅回路8が、共に半導体チップ(ベアチ
ップ)の状態で固着されている。ハウジング2の底面に
は、受光素子6及び前置増幅回路8へ電源を供給するた
めの電源供給用リード端子10a、10b、前置増幅回
路8の出力信号を外部へ出力するための信号出力用リー
ド端子、グランド用リード端子10c、10d等の複数
のリード端子が設けられ、これらのリード端子と受光素
子6及び前置増幅回路8間がワイヤーボンディングにて
配線されている。複数のリード端子のうち、特に電源供
給用リード端子10a、10bやグランド用リード端子
10c、10dやは幅広に形成されており、インピーダ
ンス及びインダクタンスの低減等を図ることにより、高
周波特性の劣化や高周波発振等の不安定動作の発生を未
然に防止している。
よって定義される所定内径の光入射窓16が形成され、
ハウジング2の内側端面に固着された透明の部材18
(例えばサファイヤ窓)にて光入射窓16が覆われてい
る。また、ハウジング2の外側端面には、光入射窓16
に対応した筒状のスリーブ22が取り付けられ、このス
リーブ22内に、光ファイバ24の先端に取り付けられ
たフェルール26が挿入されている。
は、図4に示されたように、樹脂成型された略矩形状の
光学的反射部材12が設置され、その四隅に設けられた
下端部12a、12b、12c、12dがハウジング2
の他の内側底面4b(搭載面に含まれる)に接着剤等で
固着されている。なお、この光学的反射部材12の上面
には、ピンセット等による取扱いを可能にし、該光学的
反射部材12自身の位置決めに寄与する2つの係合溝1
20a、120bが設けられている。
る面には、回転楕円体の一部形状に一致した凹面形状の
反射面14が形成されている。そして、この光学的反射
部材12は、回転楕円体の一方の焦点Aに受光素子6の
受光面が一致し、他の焦点Bにフェルール26に受容さ
れた光ファイバ24の光出射端面(コア端面を含む)が
一致するよう配置される(図5(b)参照)。
0により塞がれ、これにより、該ハウジング2の内部は
上記光学的反射部材12が所定位置に固定された状態で
機密封止される。
と受光素子6及び光ファイバ24の光出射端面との位置
決めは、例えば、次のようにして行われている。ハウジ
ング2とは別個に形成された光学的反射部材12を該ハ
ウジング2の内部に挿入し、回転楕円体の一方の焦点A
に受光素子6の受光面を一致させ、他の焦点Bに光ファ
イバ24におけるコアの光出射端面を一致させるように
して、相互の位置を調整した上で光学的反射部材12を
ハウジング2の内側底端面4bに接着剤等で固着するこ
とにより、位置決めが行われている。なお、この位置決
め工程では、光学的反射部材12をハウジング2内に搭
載した後であっても、フェルール26に受納された光フ
ァイバ24の光出射端面の位置を光軸Pの方向に微調整
することにより、光ファイバ24の光出射端面を焦点B
と一致せることが可能となっている。
て、焦点Bに一致した光ファイバ24の光出射端面より
所定の広がり角で出射される信号光束hνは、光入射孔
16及び窓部材18を通過して反射面14に到達する。
そして、反射面14で反射されてた信号光束hνは集光
され受光素子6の受光面に到達する。ここで、受光素子
6の受光面が焦点Aに、光ファイバ24の出射端面が焦
点Bに一致しているので、光出射端面から出射される信
号光束hνの出射方向が様々に異なって反射面14での
反射位置が異なったとしても、常に受光素子6の受光面
に到達する。したがって、本質的に精度の高い調芯機構
が実現され、また光ファイバ24の光出射端面の向きの
調整が容易な調芯機構が実現されている。
の端面での反射光が同一光軸上に戻らないようにするた
めに、図5(a)に示されたように、光軸Pに対して所
定角度ψ1(例えば、ψ1=8°)だけ斜め研磨されてい
る。この斜カットされた光出射端面から出射される信号
光束hνは光ファイバ24の光軸Pに対して研磨角度ψ
1の1/2 の角度ψ2(例えば、ψ2=4°)で曲げられ
る。このため、光ファイバ24の光出射端面が光軸Pに
対して回転した場合、回転依存性のために、信号光束h
νは回転方向θにおける何れの方向へ出射するかが不確
定となる。かかる場合には、従来の平面反射鏡にて光束
を反射させる構造を有する光受信モジュールでは、出射
光束が受光素子の受光面からずれて光結合効率の低下を
招来したり、また極めて高精度の微調整が必要になる等
の問題を招来するが、この実施形態に係る光受信モジュ
ールは、図5(b)に示されたように、光ファイバ24
の光出射端面が焦点Bに一致している限り、出射光束h
νの出射方向が様々に異なったとしても、反射面14の
何れかの位置で反射されて常に焦点Aに位置する受光素
子6の受光面に到達するので、上述の回転依存性の影響
を無視することができ、光ファイバ24の回転方向θの
調整が不要となる。
2とは別個に形成されているため、該ハウジング2内の
所定位置に設置された後であっても、接着固定されない
限り取り付け位置の微調整を容易に行うことができる。
さらに、この様な構成では、複数の光学素子を組み合わ
せて精度のよい調芯機構を実現する必要が無く、単一の
光学的反射部材12により本質的に優れた調芯機構を実
現することができるため、部品点数を削減することがで
きるとともに、調整箇所の低減化、実装面積の縮小化、
実装コストの低減化、調芯コストの低減化等を実現する
ことができる。
は、受光素子6と反射面14との間に一定の隙間を設け
るために、四隅に下端部12a、12b、12c、12
dが設けられているが、かかる構造に限定されるもので
はない。要は、光学的反射部材12の下端が受光素子6
及び前置増幅回路8に衝突しない程度の隙間が得られる
構造であればよい。例えば、受光素子6と前置増幅回路
8を固着するための内側底面4aよりも光学的反射部材
12を固着するための内側底面4bを高い位置にする段
差構造にして、この高い位置の内側底面4b上に光学的
反射部材12を搭載する構造にすれば、下端部12a、
12b、12c、12dを削除することができる。
光学的反射部材12について述べたが、ガラスを溶融成
型して成るガラス成型部材にて実現したり、金属材を切
削加工して形成してもよい。そして、ガラス成型部材や
金属材を切削加工して形成される光学的反射部材12
は、金属によるロウ付け等によりハウジング2の内側底
端に固着される。
部材12の反射面14、ガラス材を溶融成型して成る光
学的反射部材の反射面、金属材を切削加工して得られる
光学的反射部材の反射面の何れも、金(Au)、銀(A
g)、アルミニウム(Al)等の光を反射する金属を蒸
着又はスパッタリング等にてコーティングされる。ただ
し、現在光通信で利用されている信号光波長帯(1.3
μmないし1.5μm)に対する反射効率を考慮する
と、アルミニウム(反射率約80%)よりも金(反射率
約98%)又は銀(反射率約99%)を用いることが好
ましい。また、上記反射面の腐食等を考慮して長期安定
性を図る場合には、銀よりも金又はアルミニウムを適用
することが好ましい。また、コーティングによる付着性
を考慮すれば、アルミニウムを適用することが好まし
い。
置決め動作を具体的に実現する位置決め装置について説
明する。
ング2内の所定位置に設置するための位置決め装置の構
造を示す平面図及び側面図である。この位置決め装置
は、1つの基台500を備え、この基台500上に、光
学的反射部材12を該基台500に対して静止した状態
に維持するための第1の機構と、該静止している光学的
反射部材12に対して相対的にハウジング2(光ファイ
バ24の先端に取り付けられたフェルール26がスリー
ブ22内に仮固定されている)を移動させるための第2
の機構が設置されている。
0上に設置されたステージ511、ステージ511上に
設置された支持部512、及び支持部512により支持
された移動可能なカンチレバー514を備えている。支
持部512にはリニアガイド513が図中のZ軸に沿っ
て取り付けられており、カンチレバー514は該リニア
ガイド513に移動可能な状態で取り付けられている。
また、カンチレバー514の先端部分には、光学的反射
部材12を基台500に対して相対的に静止させるた
め、光学的反射部材12の係合溝120a、120bに
それぞれはまる突起516a、516bを備えている。
なお、図中の513は、カンチレバー514を図中の矢
印S2で示された方向に沿って(リニアガイド513に
沿って)移動させるための制御用ハンドルである。
的反射部材12に対して相対的に移動させるための駆動
機構50、該駆動機構50により駆動されフェルール2
6を支持する上部ステージ557を備えている。この上
部ステージ557上には、固定ボルト556により支持
台552が固定されている。支持台552は、ハウジン
グ2を所定部位に設置するための位置決め構造を備えて
おり、該ハウジング2は固定部材553によって支持台
552に押し当てられる。また、このハウジング2の設
置位置は、位置調節ボルト555によって図中のY軸方
向に調節される。一方、フェルール26は把持部554
に固定されている。この把持部554は該フェルール2
6を把持した状態で、位置調節機構550によって支持
されており、該位置調節機構550は位置調節ボルト5
51の制御により図中のY軸方向に沿って把持部554
を移動させる。なお、この実施例では、上記把持部55
4と位置調節機構550によりフェルール支持機構が構
成されている。
沿って(リニアガイド522に沿って)移動可能なXス
テージ520、Xステージ520上に搭載され図中のY
軸方向に沿って移動可能なYステージ530、及びYス
テージ530上に搭載され図中のZ軸を中心に回転可能
なθステージ540から構成されている。なお、このZ
ステージ540上には上部ステージ557が設置されて
おり、Xステージ520、Yステージ530、θステー
ジ540は、それぞれハンドル521、531、541
により制御される。
持台552へのハウジング2の設置状態を説明するため
の図である。支持台552は支持板552bと支持板5
52b上に設けられた、切欠部及びハウジング2から伸
びる各リード端子と電気的に接触するための配線パター
ン563を有するプリント基板552aから構成されて
いる。そして、支持板552bの主平面と該プリント基
板552aの切欠部で定義される段差部561に該ハウ
ジング2の底部に取り付けられているベース部分(絶縁
部材31及び電極板32)がはめ込まれる。さらに、ハ
ウジング2は、リード端子10c、10dで基準柱56
2を挟んだ状態で、位置調節ボルト555によりベース
部分が基準柱561に押し当てられることにより、位置
決めされる。なお、図7には示されていないが、電気的
な接触状態を維持するため、ハウジング2から伸びる各
リード端子は固定部材553により、プリント基板55
2a上の対応する配線パターン563に押しつけられ
る。
部554に把持されたフェルール26には、光ファイバ
24の光出射端面がスリーブ22内の所定位置に設置さ
れるよう、補助部材260が取り付けられている。位置
調節機構550が該把持部554を図中の矢印S4で示
された方向に移動させることにより、補助部材260が
取り付けられたフェルール26は開口230からスリー
ブ22内に挿入される(図8(b)参照)。なお、この
補助部材260は所定強度を得るべく円筒形状の金属管
で構成されている。
されたように、光入射窓16を定義するフランジ231
と補助部材260の端面262とが当接するまでスリー
ブ22内に挿入される。この補助部材260の先端(端
面262を含む)はフェルール26の先端よりも前方に
伸びており、この補助部材260の端面262がフラン
ジ231と当接した状態で、該フェルール26に支持さ
れた光ファイバ24の光出射端面と光入射孔16との間
に、設計上最適な距離が定義される。
(a)に示されたように、下端部12a、12b、12
c、12dに例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等の接
着機能を有する樹脂が塗布された状態で、ハウジング2
内に設置される。このとき、光学的反射部材12には係
合溝120a、120bが設けられているため、ピンセ
ットにより取扱うことができ、容易にハウジング2内に
設置することができる。
55の先端が図中の矢印S5で示された方向に移動する
ことにより支持台552の所定位置に設置され、把持部
554によって把持されたフェルール26は補助部材2
60とともに、位置調節機構550が図中の矢印S4で
示された方向に該把持部554を移動させることによ
り、スリーブ22内に挿入される。また、カンチレバー
514が図中の矢印S3で示された方向に移動すること
により、先端部分の突起516a、516bは、光学的
反射部材12の係合溝120a、120bにそれぞれは
まり込む。
め装置が図9(b)に示されたような状態になることに
より、光学的反射部材12は基台500に対して静止し
た状態となる。また、ハウジング2は駆動機構50によ
り該光学的反射部材12に対して相対的に移動可能とな
る。図9(b)に示された状態において、光学的反射部
材12の位置決めは、光ファイバ24から該光学的反射
部材12の反射面14を介して受光素子6(PD)の受
光面に信号光を出射させ、該受光素子6の出力をモニタ
リングしながら行われる。すなわち、駆動機構50によ
りハウジング2の位置を変えながら(光学的反射部材1
2とハウジング2との相対的な位置を変えながら)、受
光素子6からの出力が最大となる光学的反射部材12と
ハウジング2との相対的な位置関係を決定するのであ
る。
大となる位置で光学的反射部材12の下端部12a、1
2b、12c、12dのそれぞれに塗布されていた樹脂
を硬化させることにより、該光学的反射部材12の位置
決めが完了する。
ー514の先端部分の構造について、より詳細に説明す
る。図10は、光学的反射部材12の構造を示す図であ
り、図10は、カンチレバー514の先端部分の構造を
示す図である。
射部材12にはハウジング2の受光素子6の搭載面(面
4a、4bを含む)に向い合った底面から該搭載面に向
って伸びた下端部12a、12b、12c、12dが設
けられている。また、該底面と対向しカンチレバー51
4の先端部分と向い合った上面には、該上面から底面に
向って伸びる係合溝120a、120bが設けられてい
る。これら各係合溝1201a、20bは、上面から底
面に向って徐々にその開口面積が小さくなった形状であ
る。
レバー514の先端部分には光学的反射部材12に向い
た面514aから垂直方向に伸びたテーパー形状の突起
516a、516bが設けられている。
20a、120bと、カンチレバー514の先端部分に
設けられた突起516a、516bを、以上のような形
状にすることにより、該各突起516a、516bのそ
れぞれが対応する係合溝120a、120bにはまり易
くなる。
が完了した時点では、フェルール26とスリーブ22は
接着固定されていない。したがって、次にフェルール2
6とスリーブ22との接着方法を、図12(a)〜
(c)を用いて説明する。図12(a)〜(c)は、フ
ェルールを複数の貫通孔が設けられたスリーブへ取り付
けるための各接着工程を説明するための図である。
ェルール26の側面に紫外線硬化樹脂261が塗布され
た状態で、該フェルール26が複数の樹脂注入用貫通孔
220が設けられたスリーブ22内に挿入される。な
お、紫外線硬化樹脂261はフェルール26の長手方向
に沿って塗布されており、該樹脂塗布部分と該複数の貫
通孔220がずれるように、該フェルール26がスリー
ブ22内に挿入される。また、スリーブ22に設けられ
た複数の貫通孔220は、該スリーブ22の長手方向に
沿ってそれぞれ並べられた貫通孔220a、221a、
222aの組と、貫通孔220b、221b、222b
の組と、貫通孔220c、221c、222cの組から
構成されている。
れるが、この調芯作業は所定の装置を利用してフェルー
ル26をそれぞれ直交するX軸、Y軸、Z軸に沿って微
調整することにより行われる。なお、この作業ではフェ
ルール26の回転調整(光ファイバ24の光軸を中心に
フェルールを回転させる)を行ってもよい。これは、こ
の発明に係る光受信モジュール100が回転楕円体形状
の一部に一致した反射面を有する光学的反射部材12を
備えているので、光ファイバ24の端面の角度変化は、
該光ファイバ24と受光素子6との光結合効率への影響
しにくいからである。
されたフェルール26とスリーブ22との隙間に紫外線
を照射して、フェルール26の側面とスリーブ22の内
壁に存在する紫外線硬化樹脂261を硬化させることに
より、該フェルール26とスリーブ22とを仮止めす
る。
リーブ22に設けられた複数の貫通孔のうち貫通孔22
1a、221b、221cのそれぞれに二液混合型(樹
脂+硬化材)のエポキシ樹脂225を注入し、常温で該
二液混合型エポキシ樹脂225を硬化させる。
スリーブ22に設けられた複数の貫通孔のうち貫通孔2
20a、220b、220cと、貫通孔222a、22
2b、222cのそれぞれに一液型のエポキシ樹脂22
6を注入し、約90゜程度まで加熱することにより該一
液型エポキシ樹脂226を硬化させる。
してフェルール26とスリーブ22との接着を行ってい
るが、一般に、一液型エポキシ樹脂の方が接着信頼性は
高い。また、紫外線硬化樹脂と一液型エポキシ樹脂だけ
では、該一液型エポキシ樹脂の熱硬化時に、仮止めのた
めに先に硬化された紫外線硬化樹脂の一部が軟化してし
まい、すでに調芯作業が終了しているフェルール26の
位置ずれが発生する可能性がある。そこで、この実施形
態では、まず二液混合型エポキシ樹脂を常温硬化させる
ことによりフェルール26の固定位置を決定した後に、
信頼性のある一液型エポキシ樹脂を熱硬化させる。これ
により、仮止め用の紫外線硬化樹脂がたとえ軟化したと
しても、二液混合型エポキシ樹脂の作用によりフェルー
ル26の位置ずれは防止できる。
よれば、回転楕円体の形状に合わせた反射面を有する光
学的反射部材を有し、一方の焦点に光ファイバーの光出
射端面を一致させ、他方の焦点に受光素子の受光面を一
致させるよう該光学的反射部材を設置するするので、光
ファイバの光出射端面から出射する信号光束の方向が異
なっても、常に受光素子の受光面に到達させることがで
きる。この結果、本質的に調芯精度が優れており、調芯
調整が容易であり、光ファイバーの回転角の調整が不要
であり、かつ部品点数を低減することができ、実装コス
ト及び調整コストの削減を図ることができる等の優れた
効果を発揮する光モジュールを提供することができる。
以上の係合溝が設けられているので、該光学的反射部材
の取扱いが容易になりかつ該光学的反射部材の位置決め
も高精度に行うことができる。
たフェルールとスリーブとは、互いに異なる3種類の接
着剤を利用して接着固定されるので、接着仕業中のフェ
ルールの位置ずれを効果的に防止できる。
するための組み立て工程図である。
に係る光モジュールの外観を示す斜視図である。
あり、(a)は図2中のI−I線に沿って示された断面
図、(b)は図2中のII−II線に沿って示された断面
図、及び(c)は図2中のIII−III線に沿って示された
断面図である。
視図である。
ための図であり、(a)は光ファイバ端面の形状を説明
するための図、(b)は光ファイバと半導体素子間の調
芯機能を説明するための図である。
形状の光学的反射部材を所定位置に設置するための位置
決め装置の構造を示す平面図及び側面図である。
光モジュールの設置状態を説明するための図である。
ブへのフェルールの装着動作を説明するための図であ
る。
反射部材の固定動作を説明するための図である。
図である。
る。
ーブへ取り付けるための各接着工程を説明するための図
である。
光学的反射部材、12a、12b、12c、12d…下
端部、14…反射面、22…スリーブ、24…光ファイ
バ、26…フェルール、50…駆動機構、120a、1
20b…凹み(係合溝)、220…貫通孔、225…二
液混合型エポキシ樹脂、226…一液エポキシ樹脂、2
61…紫外線硬化樹脂、514…カンチレバー、51a
6、516b…突起。
Claims (16)
- 【請求項1】 半導体素子を収納し、該半導体素子を搭
載する搭載面を有するハウジングと、 前記ハウジングの側壁から所定方向に伸び、かつ光ファ
イバの先端に取り付けられたフェルールを収納した状態
で支持するスリーブと、 前記ハウジングに収納され、前記光ファイバと前記半導
体素子とを光学的に結合する光学部品であって、曲面形
状の反射面を有する光学的反射部材と、を備えた光モジ
ュール。 - 【請求項2】 前記光学的反射部材は、前記ハウジング
の搭載面と向かい合うべき下面と、前記下面と対向する
上面と、前記上面から前記下面に向かって伸びた凹みを
備えたことを特徴とする請求項1記載の光モジュール。 - 【請求項3】 前記凹みは、開口部の面積よりも当該凹
みの底面の面積が小さくなるようテーパー形状であるこ
とを特徴とする請求項2記載の光モジュール。 - 【請求項4】 前記光学的反射部材は、前記下面から前
記搭載面に向って伸びた複数の突起を備えたことを特徴
とする請求項2又は3記載の光モジュール。 - 【請求項5】 前記光学的反射部材の反射面は、仮想的
に定義される回転楕円体の側面の一部形状に一致する凹
面形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
一項記載の光モジュール。 - 【請求項6】 前記光学的反射部材が、前記回転楕円体
の第1焦点に該反射面と向かい合った前記光ファイバの
コア端面が一致し、該回転楕円体の第2焦点に前記半導
体素子の該反射面と向かい合った主面とが一致するよ
う、前記ハウジング内の所定位置に設置されたことを特
徴とする請求項5記載の光モジュール。 - 【請求項7】 前記光学的反射部材は、樹脂成型部材で
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載
の光モジュール。 - 【請求項8】 前記光学的反射部材は、ガラス成型部材
であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記
載の光モジュール。 - 【請求項9】 前記光学的反射部材は、金属材を切削加
工することにより形成された金属部材であることを特徴
とする請求項1〜6のいずれか一項記載の光モジュー
ル。 - 【請求項10】 前記光学的反射部材の反射面は、金属
材料によりコーティングされていることを特徴とする請
求項7〜9のいずれか一項記載の光モジュール。 - 【請求項11】 前記ハウジングのスリーブは円筒状で
あって、該円筒の軸方向に沿って複数の貫通孔が設けら
れており、前記貫通孔が設けられていない該スリーブの
内壁と該フェルールの側面とが紫外線硬化樹脂により接
着され、該貫通孔のうち一部の貫通孔から露出している
該フェルールの側面と該スリーブとが二液混合型エポキ
シ樹脂により接着され、そして、該貫通孔のうち残りの
貫通孔から露出している該フェルールの側面と該スリー
ブとが一液型エポキシ樹脂により接着されていることを
特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の光モジ
ュール。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか一項記載の
光モジュールの光学的反射部材を前記ハウジング内の所
定位置に設置するための位置決め方法であって、 前記ハウジングのスリーブ内に、前記光ファイバの先端
に取り付けられたフェルールを挿入し;前記光学的反射
部材を、前記反射面で前記半導体素子を覆った状態で、
接着機能を有する樹脂が付着された該光学的反射部材の
所定部位が、該樹脂を介して前記ハウジングの搭載面と
当接するよう、該ハウジング内に設置し;そして、 前記光ファイバから出力される信号光強度をモニタリン
グしながら、あるいは前記半導体素子から出力される電
気信号をモニタリングしながら、前記ハウジングと前記
光学的反射部材との相対的な位置関係を調整する、こと
を特徴とする位置決め方法。 - 【請求項13】 前記フェルールの先端に、該フェルー
ルを前記スリーブ内の所定位置に設置するための補助部
材を装着し、該フェルールを該スリーブ内に挿入するこ
とを特徴とする請求項13記載の位置決め方法。 - 【請求項14】 請求項1記載の光モジュールの光学的
反射部材を前記ハウジング内の所定位置に設置するため
の位置決め装置であって、 前記ハウジングを所定位置に設置する支持台と、 前記光ファイバの先端に取り付けられたフェルールを支
持する支持機構と、 前記反射面で前記半導体素子を覆った状態で、接着機能
を有する樹脂が付着された前記光学的反射部材の所定部
位が、該樹脂を介して前記ハウジングの搭載面と当接す
るよう、該光学的反射部材を前記ハウジングの搭載面に
圧し当て、該光学的反射部材との相対的な位置関係を固
定する構造を有する固定部材と、 前記ハウジングと前記光学的反射部材との相対的な位置
関係を調節する駆動機構と、を備えたことを特徴とする
位置決め装置。 - 【請求項15】 前記駆動機構は、前記支持台を第1の
基準軸に沿って移動させるXステージと、該支持台を前
記第1の基準軸と直交する第2の基準軸に沿って移動さ
せるYステージと、該支持台を前記第1及び第2の基準
軸と直交する第3の基準軸を中心に回転させるθステー
ジと、を備えることを特徴とする請求項15記載の位置
決め装置。 - 【請求項16】 請求項1〜11のいずれか一項記載の
光モジュールの製造方法であって、 側面の所定部位に紫外線硬化樹脂が塗布された前記フェ
ルールを、複数の貫通孔が設けられた前記ハウジングの
スリーブ内に挿入し、該フェルールの側面と該スリーブ
の内壁との隙間に紫外線を照射することにより、該貫通
孔が設けられていない該スリーブの内壁と該フェルール
の側面とを接着する第1工程と、 前記スリーブの貫通孔のうち一部の貫通孔に二液混合型
エポキシ樹脂を注入し該スリーブの貫通孔のうち残りの
貫通孔に一液型エポキシ樹脂を注入し、常温にて該二液
混合型エポキシ樹脂を硬化させることにより、該一部の
貫通孔から露出している該フェルールの側面と該スリー
ブとを接着する第2工程と、 前記残りの貫通孔に注入された一液型エポキシ樹脂を加
熱し、該一液型エポキシ樹脂を硬化させることにより、
該残りの貫通孔から露出している該フェルールの側面と
該スリーブとを接着する第3工程と、を備えた光モジュ
ールの製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008250002A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 光学部品の接着固定方法および光学装置 |
JP2017521696A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-08-03 | ジーピー インコーポレーテッド.Gp Inc. | 多チャンネル光受信モジュールおよび多チャンネル光受信モジュールの光整列方法 |
WO2020183981A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | アルプスアルパイン株式会社 | 集光レンズ、及び光モジュール |
US11476637B2 (en) | 2019-12-16 | 2022-10-18 | Nichia Corporation | Light-emitting device |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP32464597A patent/JP3779049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US11476637B2 (en) | 2019-12-16 | 2022-10-18 | Nichia Corporation | Light-emitting device |
US11811190B2 (en) | 2019-12-16 | 2023-11-07 | Nichia Corporation | Light-emitting device |
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