JPH10213177A - 免震ユニットおよびこのユニットを利用した三次元免震装置 - Google Patents
免震ユニットおよびこのユニットを利用した三次元免震装置Info
- Publication number
- JPH10213177A JPH10213177A JP1822097A JP1822097A JPH10213177A JP H10213177 A JPH10213177 A JP H10213177A JP 1822097 A JP1822097 A JP 1822097A JP 1822097 A JP1822097 A JP 1822097A JP H10213177 A JPH10213177 A JP H10213177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seismic isolation
- foundation
- base
- seismic
- dimensional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上下方向の振動に対して十分な免震効果を発
現することができる三次元免震装置を提供する。 【解決手段】 一端と他端との接近に伴って、当該一端
と当該他端とを結ぶ方向と交差する方向の長さが伸長す
る一方、上記一端と上記他端との離反に伴って、上記長
さが短縮するように複数のリンクプレートを組んだリン
ク機構と、当該リンク機構の上記長さを短縮させるよう
に付勢する引張コイルばね15と、この引張コイルばね
15の振動を減衰させる鉛ダンパ16とを備えてなる免
震ユニット10の上記一端を基礎2の底面2a上に固定
すると共に上記他端を建屋基礎3の底部に固定し、当該
免震ユニット10で基礎2に対して建屋基礎3を支持す
ることにより、上下方向の相対変位を免震ユニット10
のリンク機構で水平方向の相対変位に変換し、引張コイ
ルばね15の引張応力で免震できるようにしたことで、
引張コイルばね15のばね定数を小さくできるようにし
た。
現することができる三次元免震装置を提供する。 【解決手段】 一端と他端との接近に伴って、当該一端
と当該他端とを結ぶ方向と交差する方向の長さが伸長す
る一方、上記一端と上記他端との離反に伴って、上記長
さが短縮するように複数のリンクプレートを組んだリン
ク機構と、当該リンク機構の上記長さを短縮させるよう
に付勢する引張コイルばね15と、この引張コイルばね
15の振動を減衰させる鉛ダンパ16とを備えてなる免
震ユニット10の上記一端を基礎2の底面2a上に固定
すると共に上記他端を建屋基礎3の底部に固定し、当該
免震ユニット10で基礎2に対して建屋基礎3を支持す
ることにより、上下方向の相対変位を免震ユニット10
のリンク機構で水平方向の相対変位に変換し、引張コイ
ルばね15の引張応力で免震できるようにしたことで、
引張コイルばね15のばね定数を小さくできるようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物や建屋など
に作用する振動を免震する免震ユニットおよびこのユニ
ットを利用した三次元免震装置に関する。
に作用する振動を免震する免震ユニットおよびこのユニ
ットを利用した三次元免震装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地震などで建造物や建屋などに作用する
振動を免震する従来の三次元免震装置としては、以下の
ようなものが挙げられる。
振動を免震する従来の三次元免震装置としては、以下の
ようなものが挙げられる。
【0003】(1)積層ゴムおよびコイルばねを用いた
タイプ このタイプは、図5に示すように、水平方向地震荷重を
鉛プラグ入りの積層ゴム111で免震し、上記鉛プラグ
で減衰力を与えると共に、上下方向地震荷重をコイルば
ね113で免震し、粘性ダンパ114で減衰力を与える
一方、上板から突き出た上ガイド板103と下板から突
き出た下ガイド板104との間に積層方向を水平方向に
沿わせるようにして設けたガイド用の積層ゴム115で
上記各コイルばね113の変位のばらつきに伴う一方向
への傾斜(ロッキング)を抑えるようにしている。な
お、上記積層ゴム115は、積層方向(水平方向)に対
する剛性が小さいものの、積層方向と直交する方向(上
下方向)に対する剛性が高いので、ロッキング抑制効果
を発現することができる。(参考文献:藤田他,「建物
の三次元防振/免震構造に関する研究」,JSME機械
力学・計測制御講演論文集Vol.A, 1995, pp.378 )
タイプ このタイプは、図5に示すように、水平方向地震荷重を
鉛プラグ入りの積層ゴム111で免震し、上記鉛プラグ
で減衰力を与えると共に、上下方向地震荷重をコイルば
ね113で免震し、粘性ダンパ114で減衰力を与える
一方、上板から突き出た上ガイド板103と下板から突
き出た下ガイド板104との間に積層方向を水平方向に
沿わせるようにして設けたガイド用の積層ゴム115で
上記各コイルばね113の変位のばらつきに伴う一方向
への傾斜(ロッキング)を抑えるようにしている。な
お、上記積層ゴム115は、積層方向(水平方向)に対
する剛性が小さいものの、積層方向と直交する方向(上
下方向)に対する剛性が高いので、ロッキング抑制効果
を発現することができる。(参考文献:藤田他,「建物
の三次元防振/免震構造に関する研究」,JSME機械
力学・計測制御講演論文集Vol.A, 1995, pp.378 )
【0004】(2)多段積層ゴムおよび皿ばねを用いた
タイプ このタイプは、図6に示すように、水平方向地震荷重を
多段積層ゴム121で免震し、鋼棒ダンパ122で減衰
力を与えると共に、上下方向地震荷重を皿ばね123で
免震し、当該皿ばね123のヒステリシス特性で減衰さ
せる一方、皿ばね123の内部に設けた芯棒125で上
記皿ばね123の変位のばらつきに伴うロッキングを抑
えるようにしている。(参考文献:藤田他,「原子力プ
ラントの三次元免震構造に関する基礎研究」,1995
年建築学会大会,NO.21523)
タイプ このタイプは、図6に示すように、水平方向地震荷重を
多段積層ゴム121で免震し、鋼棒ダンパ122で減衰
力を与えると共に、上下方向地震荷重を皿ばね123で
免震し、当該皿ばね123のヒステリシス特性で減衰さ
せる一方、皿ばね123の内部に設けた芯棒125で上
記皿ばね123の変位のばらつきに伴うロッキングを抑
えるようにしている。(参考文献:藤田他,「原子力プ
ラントの三次元免震構造に関する基礎研究」,1995
年建築学会大会,NO.21523)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の三次元免震装置には、次のような不具合
があった。
たような従来の三次元免震装置には、次のような不具合
があった。
【0006】(1)積層ゴムおよびコイルばねを用いた
タイプ 支持に伴う圧縮荷重によるコイルばね113の座屈を
防止するために当該コイルばね113のばね定数を所定
値以上にしなければならないことから、上下方向の固有
振動数を3Hz以下に抑えることができず、上下方向の
振動に対して十分な免震効果を得ることができない。 積層ゴム115でロッキングを抑えるようにしている
ことから、満足できるロッキング防止効果を得ることが
できない。
タイプ 支持に伴う圧縮荷重によるコイルばね113の座屈を
防止するために当該コイルばね113のばね定数を所定
値以上にしなければならないことから、上下方向の固有
振動数を3Hz以下に抑えることができず、上下方向の
振動に対して十分な免震効果を得ることができない。 積層ゴム115でロッキングを抑えるようにしている
ことから、満足できるロッキング防止効果を得ることが
できない。
【0007】(2)積層ゴムおよび皿ばねを用いたタイ
プ 皿ばね123のヒステリシス特性で減衰させるように
するため、ばね定数を上記コイルばね113の場合より
も大きくしなければならず、上下方向の固有振動数が5
Hz程度となってしまい、上下方向の振動に対して十分
な免震効果を得ることが上記タイプよりも困難である。 皿ばね123の内部に設けた芯棒125でロッキング
を抑えるようにしていることから、十分に満足できるロ
ッキング防止効果を得ることができない。
プ 皿ばね123のヒステリシス特性で減衰させるように
するため、ばね定数を上記コイルばね113の場合より
も大きくしなければならず、上下方向の固有振動数が5
Hz程度となってしまい、上下方向の振動に対して十分
な免震効果を得ることが上記タイプよりも困難である。 皿ばね123の内部に設けた芯棒125でロッキング
を抑えるようにしていることから、十分に満足できるロ
ッキング防止効果を得ることができない。
【0008】このようなことから、本発明は、上下方向
の振動に対して十分な免震効果を発現することができる
免震ユニットおよびこのユニットを利用して十分なロッ
キング防止を図ることができる三次元免震装置を提供す
ることを目的とした。
の振動に対して十分な免震効果を発現することができる
免震ユニットおよびこのユニットを利用して十分なロッ
キング防止を図ることができる三次元免震装置を提供す
ることを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による免震ユニットは、一端と他端との
接近に伴って、当該一端と当該他端とを結ぶ方向と交差
する方向の長さが伸長する一方、上記一端と上記他端と
の離反に伴って、上記長さが短縮するリンク機構と、前
記リンク機構の前記長さを短縮させるように付勢する引
張コイルばねと、前記引張コイルばねの振動を減衰させ
るダンパとを備えてなることを特徴とする。
ための、本発明による免震ユニットは、一端と他端との
接近に伴って、当該一端と当該他端とを結ぶ方向と交差
する方向の長さが伸長する一方、上記一端と上記他端と
の離反に伴って、上記長さが短縮するリンク機構と、前
記リンク機構の前記長さを短縮させるように付勢する引
張コイルばねと、前記引張コイルばねの振動を減衰させ
るダンパとを備えてなることを特徴とする。
【0010】上述の免震ユニットにおいて、前記ダンパ
が鉛ダンパであることを特徴とする。
が鉛ダンパであることを特徴とする。
【0011】また、上述の免震ユニットを利用した本発
明による三次元免震装置は、基盤に対して基礎を支持す
るように当該基盤と当該基礎との間に水平方向免震手段
を設ける一方、上記基礎に対して被免震構造物基礎を支
持するように前記免震ユニットの前記一端を当該基礎の
上部に連結すると共に当該免震ユニットの前記他端を当
該被免震構造物基礎の下面に連結して当該基礎と当該被
免震構造物基礎との間に当該免震ユニットを設けてなる
ことを特徴とする。
明による三次元免震装置は、基盤に対して基礎を支持す
るように当該基盤と当該基礎との間に水平方向免震手段
を設ける一方、上記基礎に対して被免震構造物基礎を支
持するように前記免震ユニットの前記一端を当該基礎の
上部に連結すると共に当該免震ユニットの前記他端を当
該被免震構造物基礎の下面に連結して当該基礎と当該被
免震構造物基礎との間に当該免震ユニットを設けてなる
ことを特徴とする。
【0012】上述の三次元免震装置において、前記被免
震構造物基礎に対して水平軸回りに回転可能に支持され
た回転円板と、前記回転円板を駆動回転させる回転手段
とを備えてなるジャイロユニットを設けたことを特徴と
する。
震構造物基礎に対して水平軸回りに回転可能に支持され
た回転円板と、前記回転円板を駆動回転させる回転手段
とを備えてなるジャイロユニットを設けたことを特徴と
する。
【0013】上述の三次元免震装置において、前記ジャ
イロユニットの前記回転円板の回転方向が一方向のみに
規制されていることを特徴とする。
イロユニットの前記回転円板の回転方向が一方向のみに
規制されていることを特徴とする。
【0014】上述の三次元免震装置において、前記基礎
に対する前記被免震構造物基礎の水平方向の移動を規制
しながら上下方向の移動をガイドする上下方向ガイド手
段を当該基礎と当該被免震構造物基礎との間に設けたこ
とを特徴とする。
に対する前記被免震構造物基礎の水平方向の移動を規制
しながら上下方向の移動をガイドする上下方向ガイド手
段を当該基礎と当該被免震構造物基礎との間に設けたこ
とを特徴とする。
【0015】上述の三次元免震装置において、前記水平
方向免震手段が鉛プラグ入りの積層ゴムであることを特
徴とする。
方向免震手段が鉛プラグ入りの積層ゴムであることを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による免震ユニットの実施
の形態を図1を用いて説明する。なお、図1は、その概
略構造を表す斜視図である。
の形態を図1を用いて説明する。なお、図1は、その概
略構造を表す斜視図である。
【0017】図1に示すように、連結軸11aの一端に
は、リンクプレート12a,12bの一端および取付金
具14aが摺動回転可能に連結されている。連結軸11
aの他端には、リンクプレート13a,13bの一端お
よび取付金具14bが摺動回転可能に連結されている。
連結軸11bの一端には、リンクプレート12c,12
dの一端および取付金具14cが摺動回転可能に連結さ
れている。連結軸11bの他端には、リンクプレート1
3c,13dの一端および取付金具14dが摺動回転可
能に連結されている。
は、リンクプレート12a,12bの一端および取付金
具14aが摺動回転可能に連結されている。連結軸11
aの他端には、リンクプレート13a,13bの一端お
よび取付金具14bが摺動回転可能に連結されている。
連結軸11bの一端には、リンクプレート12c,12
dの一端および取付金具14cが摺動回転可能に連結さ
れている。連結軸11bの他端には、リンクプレート1
3c,13dの一端および取付金具14dが摺動回転可
能に連結されている。
【0018】図1に示すように、連結軸11cの一端に
は、リンクプレート12a,12cの他端が摺動回転可
能に連結されている。連結軸11cの他端には、リンク
プレート13a,13cの他端が摺動回転可能に連結さ
れている。連結軸11dの一端には、リンクプレート1
2b,12dの他端が摺動回転可能に連結されている。
連結軸11dの他端には、リンクプレート13b,13
dの他端が摺動回転可能に連結されている。
は、リンクプレート12a,12cの他端が摺動回転可
能に連結されている。連結軸11cの他端には、リンク
プレート13a,13cの他端が摺動回転可能に連結さ
れている。連結軸11dの一端には、リンクプレート1
2b,12dの他端が摺動回転可能に連結されている。
連結軸11dの他端には、リンクプレート13b,13
dの他端が摺動回転可能に連結されている。
【0019】つまり、取付金具14a,14bと取付金
具14c,14dとを接近させる、すなわち、一端と他
端とを接近させると、連結軸11a,11bを接近させ
ながら連結軸11c,11dを離反させるようにリンク
プレート12a〜12d,13a〜13dが動く、すな
わち、上記一端と上記他端とを結ぶ方向と交差する方向
の長さが伸長する一方、取付金具14a,14bと取付
金具14c,14dとを離反させる、すなわち、一端と
他端とを離反させると、連結軸11a,11bを離反さ
せながら連結軸11c,11dを接近させるようにリン
クプレート12a〜12d,13a〜13dが動く、す
なわち、上記一端と上記他端とを結ぶ方向と交差する方
向の長さが短縮するようになっているのである。
具14c,14dとを接近させる、すなわち、一端と他
端とを接近させると、連結軸11a,11bを接近させ
ながら連結軸11c,11dを離反させるようにリンク
プレート12a〜12d,13a〜13dが動く、すな
わち、上記一端と上記他端とを結ぶ方向と交差する方向
の長さが伸長する一方、取付金具14a,14bと取付
金具14c,14dとを離反させる、すなわち、一端と
他端とを離反させると、連結軸11a,11bを離反さ
せながら連結軸11c,11dを接近させるようにリン
クプレート12a〜12d,13a〜13dが動く、す
なわち、上記一端と上記他端とを結ぶ方向と交差する方
向の長さが短縮するようになっているのである。
【0020】このような連結軸11a〜11d,リンク
プレート12a〜12d,13a〜13d、取付金具1
4a〜14dなどにより、本実施の形態ではリンク機構
を構成している。
プレート12a〜12d,13a〜13d、取付金具1
4a〜14dなどにより、本実施の形態ではリンク機構
を構成している。
【0021】図1に示すように、連結軸11cの一端に
は、引張コイルばね15の一端が摺動回転可能に連結さ
れている。連結軸11dの一端には、引張コイルばね1
5の他端が摺動回転可能に連結されている。
は、引張コイルばね15の一端が摺動回転可能に連結さ
れている。連結軸11dの一端には、引張コイルばね1
5の他端が摺動回転可能に連結されている。
【0022】つまり、引張コイルばね15は、上記取付
金具14a,14bと取付金具14c,14dとを離反
させる、すなわち、上記リンク機構の上記一端と上記他
端とを結ぶ方向と交差する方向の長さを短縮するように
連結軸11c,11dを介してリンクプレート12a〜
12d,13a〜13dを付勢しているのである。
金具14a,14bと取付金具14c,14dとを離反
させる、すなわち、上記リンク機構の上記一端と上記他
端とを結ぶ方向と交差する方向の長さを短縮するように
連結軸11c,11dを介してリンクプレート12a〜
12d,13a〜13dを付勢しているのである。
【0023】図1に示すように、連結軸11cの他端に
は、シリンダタイプの鉛ダンパ16の一端が摺動回転可
能に連結されている。連結軸11dの他端には、鉛ダン
パ16の他端が摺動回転可能に連結されている。この鉛
ダンパ16は、図2に示すような荷重−変位特性を有し
ている。すなわち、変位δが小さい場合には剛性が大き
く弾性機能を発現する一方、変位δが大きい場合には高
い振動吸収機能を発現するという、いわゆるトリガ機能
を有している。
は、シリンダタイプの鉛ダンパ16の一端が摺動回転可
能に連結されている。連結軸11dの他端には、鉛ダン
パ16の他端が摺動回転可能に連結されている。この鉛
ダンパ16は、図2に示すような荷重−変位特性を有し
ている。すなわち、変位δが小さい場合には剛性が大き
く弾性機能を発現する一方、変位δが大きい場合には高
い振動吸収機能を発現するという、いわゆるトリガ機能
を有している。
【0024】つまり、免震ユニット10は、取付金具1
4a,14bと取付金具14c,14dとを接近させる
方向、すなわち、一端と他端とを接近させる方向の相対
変位を連結軸11c,11dを離反させる方向、すなわ
ち、上記一端と上記他端とを結ぶ方向と直交する方向の
長さを伸長させる方向の相対変位に変換して、引張コイ
ルばね15の引張力で免震すると共に、鉛ダンパ16の
上記機能で減衰させることができるようになっているの
である。
4a,14bと取付金具14c,14dとを接近させる
方向、すなわち、一端と他端とを接近させる方向の相対
変位を連結軸11c,11dを離反させる方向、すなわ
ち、上記一端と上記他端とを結ぶ方向と直交する方向の
長さを伸長させる方向の相対変位に変換して、引張コイ
ルばね15の引張力で免震すると共に、鉛ダンパ16の
上記機能で減衰させることができるようになっているの
である。
【0025】このため、取付金具14a,14bと取付
金具14c,14dとを結ぶ方向、すなわち、一端と他
端とを結ぶ方向を上下方向に設定すれば、上下方向の圧
縮荷重を水平方向の引張荷重に変換しながら免震および
減衰させることができる。
金具14c,14dとを結ぶ方向、すなわち、一端と他
端とを結ぶ方向を上下方向に設定すれば、上下方向の圧
縮荷重を水平方向の引張荷重に変換しながら免震および
減衰させることができる。
【0026】したがって、このような免震ユニット10
を用いれば、上下方向に作用する力を免震する場合で
も、ばね定数の小さい引張コイルばね15を用いること
ができるので、上下方向の固有振動数を所定値以下にす
ることができ、免震効果を向上させることができる。
を用いれば、上下方向に作用する力を免震する場合で
も、ばね定数の小さい引張コイルばね15を用いること
ができるので、上下方向の固有振動数を所定値以下にす
ることができ、免震効果を向上させることができる。
【0027】次に、上記免震ユニットを利用した三次元
免震装置の実施の形態を図3を用いて説明する。なお、
図3は、その全体概略構造図である。
免震装置の実施の形態を図3を用いて説明する。なお、
図3は、その全体概略構造図である。
【0028】図3に示すように、基盤1の底面1a上に
は、高剛性の基礎2が水平方向免震手段である鉛プラグ
入りの積層ゴム21を介して支持されている。基盤1の
底面1a上には、上記積層ゴム21の破損の際の上記基
礎2の落下を防止するフェイルセーフ用の架台22が複
数配設されている。基盤1の側壁1bには、基礎2の水
平方向の過大な変位を拘束するストッパ23が複数配設
されている。
は、高剛性の基礎2が水平方向免震手段である鉛プラグ
入りの積層ゴム21を介して支持されている。基盤1の
底面1a上には、上記積層ゴム21の破損の際の上記基
礎2の落下を防止するフェイルセーフ用の架台22が複
数配設されている。基盤1の側壁1bには、基礎2の水
平方向の過大な変位を拘束するストッパ23が複数配設
されている。
【0029】つまり、基礎2は、基盤1に対して、水平
方向の地震荷重を積層ゴム21で免震され、上記鉛プラ
グで減衰されるようになっているのである。
方向の地震荷重を積層ゴム21で免震され、上記鉛プラ
グで減衰されるようになっているのである。
【0030】図3に示すように、基礎2の底面2aに
は、複数の前記免震ユニット10の前記取付金具14
a,14bが固定されている。これら免震ユニット10
の前記取付金具14c,14dは、被免震構造物基礎で
ある建屋基礎3にそれぞれ固定されている。
は、複数の前記免震ユニット10の前記取付金具14
a,14bが固定されている。これら免震ユニット10
の前記取付金具14c,14dは、被免震構造物基礎で
ある建屋基礎3にそれぞれ固定されている。
【0031】つまり、建屋基礎3は、上記免震ユニット
10を介して基礎2の底面2aに支持されているのであ
る。このため、建屋基礎3は、基礎2に対して、上下方
向の地震荷重を当該免震ユニット10の引張コイルばね
15で上述したようにして免震され、当該免震ユニット
10の鉛ダンパ16で減衰されるのである。
10を介して基礎2の底面2aに支持されているのであ
る。このため、建屋基礎3は、基礎2に対して、上下方
向の地震荷重を当該免震ユニット10の引張コイルばね
15で上述したようにして免震され、当該免震ユニット
10の鉛ダンパ16で減衰されるのである。
【0032】図3に示すように、建屋基礎3の側部に
は、黒鉛入りのスライディングパッド31が複数取り付
けられている。これらスライディングパッド31には、
ガイド用の積層ゴム32の先端がそれぞれ当接してい
る。これら積層ゴム32の基端は、基礎2の側壁2bに
それぞれ固定されている。
は、黒鉛入りのスライディングパッド31が複数取り付
けられている。これらスライディングパッド31には、
ガイド用の積層ゴム32の先端がそれぞれ当接してい
る。これら積層ゴム32の基端は、基礎2の側壁2bに
それぞれ固定されている。
【0033】つまり、スライディングパッド31および
積層ゴム32は、基礎2に対して、建屋基礎3の水平方
向の移動を規制しながら上下方向の移動をガイドすると
共に、当該ガイドにより、建築建屋3のロッキングをあ
る程度防止することができるようになっているのであ
る。このようなスライディングパッド31、積層ゴム3
2などにより、本実施の形態では上下方向ガイド手段を
構成している。
積層ゴム32は、基礎2に対して、建屋基礎3の水平方
向の移動を規制しながら上下方向の移動をガイドすると
共に、当該ガイドにより、建築建屋3のロッキングをあ
る程度防止することができるようになっているのであ
る。このようなスライディングパッド31、積層ゴム3
2などにより、本実施の形態では上下方向ガイド手段を
構成している。
【0034】図3に示すように、建屋基礎3上には、ジ
ャイロユニット40が複数配設されており、当該ジャイ
ロユニット40は、図4に示すような構造となってい
る。
ャイロユニット40が複数配設されており、当該ジャイ
ロユニット40は、図4に示すような構造となってい
る。
【0035】図4において、41は支持フレーム、42
は軸受、43は軸、44は回転円板、45は歯車、46
はモータ、47は電源である。
は軸受、43は軸、44は回転円板、45は歯車、46
はモータ、47は電源である。
【0036】支持フレーム41は、建屋基礎3上に対を
なすようにして立設されている。軸受42は、超電導磁
気タイプのものであり、支持フレーム41に対をなすよ
うにして支持されている。軸43は、その端部が上記軸
受42にそれぞれ回転可能に支持されている。回転円板
44は、軸43に同軸をなして設けられ、当該軸43と
一体的に回転できる、すなわち、水平軸回りに回転でき
るようになっている。歯車45は、軸43の一端部に同
軸をなして取り付けられている。モータ46は、建屋基
礎3上に載置され、その出力歯車46aが上記歯車45
と噛み合っている。
なすようにして立設されている。軸受42は、超電導磁
気タイプのものであり、支持フレーム41に対をなすよ
うにして支持されている。軸43は、その端部が上記軸
受42にそれぞれ回転可能に支持されている。回転円板
44は、軸43に同軸をなして設けられ、当該軸43と
一体的に回転できる、すなわち、水平軸回りに回転でき
るようになっている。歯車45は、軸43の一端部に同
軸をなして取り付けられている。モータ46は、建屋基
礎3上に載置され、その出力歯車46aが上記歯車45
と噛み合っている。
【0037】このような本実施の形態では、支持フレー
ム41、軸受42、軸43などにより支持手段を構成
し、歯車45、モータ46、電源47などにより回転手
段を構成している。
ム41、軸受42、軸43などにより支持手段を構成
し、歯車45、モータ46、電源47などにより回転手
段を構成している。
【0038】このようなジャイロユニット40では、モ
ータ46を駆動し、歯車45および軸43を介して回転
円板44を回転させておくと、例えば、建屋基礎3が図
4に示す座標系におけるX軸回りの相対変位を起こした
場合、ジャイロ効果によりZ軸回りのモーメントを生じ
るものの、回転円板44のZ軸回りの回転を軸受42が
拘束しているため、X軸回りの回転を拘束する力が作用
して、建屋基礎3のX軸回りの上記相対変位を拘束する
ことができる。
ータ46を駆動し、歯車45および軸43を介して回転
円板44を回転させておくと、例えば、建屋基礎3が図
4に示す座標系におけるX軸回りの相対変位を起こした
場合、ジャイロ効果によりZ軸回りのモーメントを生じ
るものの、回転円板44のZ軸回りの回転を軸受42が
拘束しているため、X軸回りの回転を拘束する力が作用
して、建屋基礎3のX軸回りの上記相対変位を拘束する
ことができる。
【0039】よって、軸43の軸心方向を上記座標系の
X軸方向やY軸方向へ向けるようにジャイロユニット4
0を複数配設すれば、建屋基礎3のロッキングを確実に
防止することができるようになる。
X軸方向やY軸方向へ向けるようにジャイロユニット4
0を複数配設すれば、建屋基礎3のロッキングを確実に
防止することができるようになる。
【0040】また、上記軸受42は、上述のように超電
導磁気タイプのものであるため、摩擦抵抗が非常に小さ
く、モータ46の消費電力を小さくすることができる。
導磁気タイプのものであるため、摩擦抵抗が非常に小さ
く、モータ46の消費電力を小さくすることができる。
【0041】また、軸43の回転が歯車45により正転
方向のみ、すなわち、一方向のみに規制されているの
で、地震等に伴う停電等でモータ46の駆動が停止して
も、回転円板44の回転を慣性力でしばらく継続させる
ことができるようになり、ジャイロ効果を維持すること
ができる。
方向のみ、すなわち、一方向のみに規制されているの
で、地震等に伴う停電等でモータ46の駆動が停止して
も、回転円板44の回転を慣性力でしばらく継続させる
ことができるようになり、ジャイロ効果を維持すること
ができる。
【0042】このため、このような三次元免震装置で
は、地震等が発生した場合、基礎2に加わる水平方向の
地震荷重を積層ゴム21が免震し、当該積層ゴム21の
前記鉛プラグが減衰させると共に、建屋基礎3に加わる
上下方向の相対変位をスライディングパッド31および
積層ゴム32がガイドしながら当該方向の地震荷重を免
震ユニット10の引張コイルばね15が上述のように免
震して、鉛ダンパ16が減衰させる一方、スライディン
グパッド31と積層ゴム32とのガイド作用およびジャ
イロユニット40の上述した作用により、建屋基礎3の
ロッキングが防止されるようになる。
は、地震等が発生した場合、基礎2に加わる水平方向の
地震荷重を積層ゴム21が免震し、当該積層ゴム21の
前記鉛プラグが減衰させると共に、建屋基礎3に加わる
上下方向の相対変位をスライディングパッド31および
積層ゴム32がガイドしながら当該方向の地震荷重を免
震ユニット10の引張コイルばね15が上述のように免
震して、鉛ダンパ16が減衰させる一方、スライディン
グパッド31と積層ゴム32とのガイド作用およびジャ
イロユニット40の上述した作用により、建屋基礎3の
ロッキングが防止されるようになる。
【0043】したがって、このような三次元免震装置に
よれば、水平方向の相対変位を十分に免震することがで
きるのはもちろんのこと、上下方向の相対変位も十分に
免震することができると共に、十分なロッキング防止を
図ることができる。
よれば、水平方向の相対変位を十分に免震することがで
きるのはもちろんのこと、上下方向の相対変位も十分に
免震することができると共に、十分なロッキング防止を
図ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明による免震ユニットでは、一端と
他端との接近に伴って、当該一端と当該他端とを結ぶ方
向と交差する方向の長さが伸長する一方、上記一端と上
記他端との離反に伴って、上記長さが短縮するリンク機
構と、このリンク機構の前記長さを短縮させるように付
勢する引張コイルばねと、この引張コイルばねの振動を
減衰させるダンパとを備えてなり、リンク機構で一端と
他端とを近接させる方向の力を当該方向と交差する方向
の長さの伸長力に変換して引張コイルばねの引張応力で
免震することにより、引張コイルばねへの圧縮荷重の付
加をなくし、当該ばねの座屈を防止するようにしたの
で、引張コイルばねのばね定数を所定値以下にすること
ができ、免震効果の向上を図ることができる。
他端との接近に伴って、当該一端と当該他端とを結ぶ方
向と交差する方向の長さが伸長する一方、上記一端と上
記他端との離反に伴って、上記長さが短縮するリンク機
構と、このリンク機構の前記長さを短縮させるように付
勢する引張コイルばねと、この引張コイルばねの振動を
減衰させるダンパとを備えてなり、リンク機構で一端と
他端とを近接させる方向の力を当該方向と交差する方向
の長さの伸長力に変換して引張コイルばねの引張応力で
免震することにより、引張コイルばねへの圧縮荷重の付
加をなくし、当該ばねの座屈を防止するようにしたの
で、引張コイルばねのばね定数を所定値以下にすること
ができ、免震効果の向上を図ることができる。
【0045】また、前記ダンパが鉛ダンパであることか
ら、変位の小さい場合には鉛ダンパの剛性が大きく当該
鉛ダンパが弾性機能を発現する一方、変位の大きい場合
には当該鉛ダンパが高い振動吸収機能を発現するように
なるので、免震効果のさらなる向上を図ることができ
る。
ら、変位の小さい場合には鉛ダンパの剛性が大きく当該
鉛ダンパが弾性機能を発現する一方、変位の大きい場合
には当該鉛ダンパが高い振動吸収機能を発現するように
なるので、免震効果のさらなる向上を図ることができ
る。
【0046】一方、本発明による三次元免震装置では、
基盤に対して基礎を支持するように当該基盤と当該基礎
との間に水平方向免震手段を設ける一方、上記基礎に対
して被免震構造物基礎を支持するように前記免震ユニッ
トの前記一端を当該基礎の上部に連結すると共に当該免
震ユニットの前記他端を当該被免震構造物基礎の下面に
連結して当該基礎と当該被免震構造物基礎との間に当該
免震ユニットを設けてなることから、水平方向の振動を
免震するこができるのはもちろんのこと、被免震構造物
の重量での当該引張コイルばねの座屈を防ぎながらも、
上下方向の振動を十分に免震することができるので、被
免震構造物の三次元的な免震を効果的に行うことができ
る。
基盤に対して基礎を支持するように当該基盤と当該基礎
との間に水平方向免震手段を設ける一方、上記基礎に対
して被免震構造物基礎を支持するように前記免震ユニッ
トの前記一端を当該基礎の上部に連結すると共に当該免
震ユニットの前記他端を当該被免震構造物基礎の下面に
連結して当該基礎と当該被免震構造物基礎との間に当該
免震ユニットを設けてなることから、水平方向の振動を
免震するこができるのはもちろんのこと、被免震構造物
の重量での当該引張コイルばねの座屈を防ぎながらも、
上下方向の振動を十分に免震することができるので、被
免震構造物の三次元的な免震を効果的に行うことができ
る。
【0047】また、被免震構造物基礎に対して水平軸回
りに回転可能に支持された回転円板と、この回転円板を
駆動回転させる回転手段とを備えてなるジャイロユニッ
トを設けたので、十分なロッキング防止を図ることがで
きる。
りに回転可能に支持された回転円板と、この回転円板を
駆動回転させる回転手段とを備えてなるジャイロユニッ
トを設けたので、十分なロッキング防止を図ることがで
きる。
【0048】また、ジャイロユニットの回転円板の回転
方向が一方向のみに規制されていることから、地震に伴
う停電などで上記回転手段が停止しても、回転円板の回
転を慣性力でしばらく継続させることができるので、ジ
ャイロ効果を維持することができる。
方向が一方向のみに規制されていることから、地震に伴
う停電などで上記回転手段が停止しても、回転円板の回
転を慣性力でしばらく継続させることができるので、ジ
ャイロ効果を維持することができる。
【0049】また、基礎に対する被免震構造物基礎の水
平方向の移動を規制しながら上下方向の移動をガイドす
る上下方向ガイド手段を当該基礎と当該被免震構造物基
礎との間に設けたので、ロッキング防止効果をさらに高
めることができる。
平方向の移動を規制しながら上下方向の移動をガイドす
る上下方向ガイド手段を当該基礎と当該被免震構造物基
礎との間に設けたので、ロッキング防止効果をさらに高
めることができる。
【0050】また、前記水平方向免震手段が鉛プラグ入
りの積層ゴムであるので、水平方向の振動の免震および
減衰を効果的に行うことができる。
りの積層ゴムであるので、水平方向の振動の免震および
減衰を効果的に行うことができる。
【図1】本発明による免震ユニットの実施の形態の概略
構造を表す斜視図である。
構造を表す斜視図である。
【図2】鉛ダンパの荷重−変位特性を表すグラフであ
る。
る。
【図3】本発明による三次元免震装置の実施の形態の全
体概略構造図である。
体概略構造図である。
【図4】図3のジャイロユニットの概略構造図である。
【図5】従来の三次元免震装置の一例の概略構成図であ
る。
る。
【図6】従来の三次元免震装置の他の例の概略構成図で
ある。
ある。
1 基盤 1a 底面 1b 側壁 2 基礎 2a 底面 2b 側壁 3 建屋基礎 10 免震ユニット 11a〜11d 連結軸 12a〜12d,13a〜13d リンクプレート 14a〜14d 取付金具 15 引張コイルばね 16 鉛ダンパ 21 積層ゴム 22 架台 23 ストッパ 31 スライディングパッド 32 積層ゴム 40 ジャイロユニット 41 支持フレーム 42 軸受 43 軸 44 回転円板 45 歯車 46 モータ 47 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 信之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (7)
- 【請求項1】 一端と他端との接近に伴って、当該一端
と当該他端とを結ぶ方向と交差する方向の長さが伸長す
る一方、上記一端と上記他端との離反に伴って、上記長
さが短縮するリンク機構と、 前記リンク機構の前記長さを短縮させるように付勢する
引張コイルばねと、 前記引張コイルばねの振動を減衰させるダンパとを備え
てなることを特徴とする免震ユニット。 - 【請求項2】 請求項1に記載の免震ユニットであっ
て、 前記ダンパが鉛ダンパであることを特徴とする免震ユニ
ット。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の免震ユニット
を利用した三次元免震装置であって、 基盤に対して基礎を支持するように当該基盤と当該基礎
との間に水平方向免震手段を設ける一方、 上記基礎に対して被免震構造物基礎を支持するように前
記免震ユニットの前記一端を当該基礎の上部に連結する
と共に当該免震ユニットの前記他端を当該被免震構造物
基礎の下面に連結して当該基礎と当該被免震構造物基礎
との間に当該免震ユニットを設けてなることを特徴とす
る三次元免震装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の三次元免震装置であっ
て、 前記被免震構造物基礎に対して水平軸回りに回転可能に
支持された回転円板と、 前記回転円板を駆動回転させる回転手段とを備えてなる
ジャイロユニットを設けたことを特徴とする三次元免震
装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の三次元免震装置であっ
て、 前記ジャイロユニットの前記回転円板の回転方向が一方
向のみに規制されていることを特徴とする三次元免震装
置。 - 【請求項6】 請求項3から5のいずれかに記載の三次
元免震装置であって、 前記基礎に対する前記被免震構造物基礎の水平方向の移
動を規制しながら上下方向の移動をガイドする上下方向
ガイド手段を当該基礎と当該被免震構造物基礎との間に
設けたことを特徴とする三次元免震装置。 - 【請求項7】 請求項3から6のいずれかに記載の三次
元免震装置であって、 前記水平方向免震手段が鉛プラグ入りの積層ゴムである
ことを特徴とする三次元免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1822097A JPH10213177A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 免震ユニットおよびこのユニットを利用した三次元免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1822097A JPH10213177A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 免震ユニットおよびこのユニットを利用した三次元免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213177A true JPH10213177A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11965571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1822097A Pending JPH10213177A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 免震ユニットおよびこのユニットを利用した三次元免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10213177A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030059390A (ko) * | 2001-12-29 | 2003-07-10 | 김정희 | 무진동 플레이트 |
JP2010053958A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Tokkyokiki Corp | 振動抑制装置 |
JP2011038577A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Shimizu Corp | 免震装置 |
JP2011038617A (ja) * | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Shimizu Corp | パンタグラフ式免震システム |
CN105257778A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-01-20 | 上海理工大学 | 多自由度低频隔振衬垫 |
JP2017166664A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 三菱Fbrシステムズ株式会社 | 免震装置 |
KR20180044319A (ko) | 2015-08-21 | 2018-05-02 | 티에치케이 가부시끼가이샤 | 상하 면진 장치 |
CN109372937A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-02-22 | 武克学 | 一种伞形活环摇臂式弹簧减震器 |
CN109594670A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-04-09 | 东南大学 | 一种具有抗拉拔性能的仿生多维隔减震装置及其隔减震方法 |
CN109854651A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-06-07 | 武成阁 | 一种伞形摇臂式弹簧减震器 |
CN111155423A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-15 | 灏昕汽车零部件制造无锡有限公司 | 一种方便安装的橡胶支座减震装置 |
CN112696453A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-04-23 | 上海力信测量系统有限公司 | 用于隧道掘进机的全站仪减振支架 |
JP6910691B1 (ja) * | 2021-04-12 | 2021-07-28 | 株式会社シェルタージャパン | 支持装置 |
CN115125985A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-09-30 | 陈传富 | 一种具有防震效果的浇筑式建筑基座 |
CN116222939A (zh) * | 2023-04-17 | 2023-06-06 | 中国地震局工程力学研究所 | 设备三维隔震装置及其隔震效果的验证方法 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP1822097A patent/JPH10213177A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030059390A (ko) * | 2001-12-29 | 2003-07-10 | 김정희 | 무진동 플레이트 |
JP2010053958A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Tokkyokiki Corp | 振動抑制装置 |
JP2011038577A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Shimizu Corp | 免震装置 |
JP2011038617A (ja) * | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Shimizu Corp | パンタグラフ式免震システム |
KR20180044319A (ko) | 2015-08-21 | 2018-05-02 | 티에치케이 가부시끼가이샤 | 상하 면진 장치 |
US10167652B2 (en) | 2015-08-21 | 2019-01-01 | Thk Co., Ltd. | Vertical seismic isolation apparatus |
CN105257778A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-01-20 | 上海理工大学 | 多自由度低频隔振衬垫 |
JP2017166664A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 三菱Fbrシステムズ株式会社 | 免震装置 |
CN109594670A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-04-09 | 东南大学 | 一种具有抗拉拔性能的仿生多维隔减震装置及其隔减震方法 |
CN109372937A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-02-22 | 武克学 | 一种伞形活环摇臂式弹簧减震器 |
CN109854651A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-06-07 | 武成阁 | 一种伞形摇臂式弹簧减震器 |
CN111155423A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-05-15 | 灏昕汽车零部件制造无锡有限公司 | 一种方便安装的橡胶支座减震装置 |
CN112696453A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-04-23 | 上海力信测量系统有限公司 | 用于隧道掘进机的全站仪减振支架 |
CN112696453B (zh) * | 2021-03-25 | 2021-08-27 | 上海力信测量系统有限公司 | 用于隧道掘进机的全站仪减振支架 |
JP6910691B1 (ja) * | 2021-04-12 | 2021-07-28 | 株式会社シェルタージャパン | 支持装置 |
CN115125985A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-09-30 | 陈传富 | 一种具有防震效果的浇筑式建筑基座 |
CN115125985B (zh) * | 2022-06-02 | 2023-12-12 | 浙江华宇工程设计集团有限公司 | 一种具有防震效果的浇筑式建筑基座 |
CN116222939A (zh) * | 2023-04-17 | 2023-06-06 | 中国地震局工程力学研究所 | 设备三维隔震装置及其隔震效果的验证方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10213177A (ja) | 免震ユニットおよびこのユニットを利用した三次元免震装置 | |
US5390892A (en) | Vibration isolation system | |
JPH10504088A (ja) | 同調質量体ダンパー | |
JPH0762409B2 (ja) | クーロン摩擦を利用した免震装置 | |
JP5621101B1 (ja) | 建造物の防震基礎構造 | |
JP2001241502A (ja) | 免震滑り支承 | |
JP2004069067A (ja) | 免震装置 | |
JP3576281B2 (ja) | 免震装置 | |
JP3026446B2 (ja) | 免震装置 | |
JPH02107843A (ja) | 三次元免震装置 | |
JP2017110731A (ja) | ユニット型減震装置および該ユニット型減震装置を備えた防振架台 | |
JPH0972125A (ja) | 箱形構造物の免震装置 | |
JP5781387B2 (ja) | 減震装置 | |
JP3187018B2 (ja) | 免震装置 | |
JP3752023B2 (ja) | 構造物の免震装置 | |
JPH10311162A (ja) | 免震建物 | |
JP4284743B2 (ja) | 免震展示台 | |
JP3326421B2 (ja) | 免震装置 | |
JP3239901B2 (ja) | 3次元免震支持方法及びその支持構造 | |
JP3022681B2 (ja) | 免振装置 | |
JPH03244767A (ja) | 構造物の免震・除振装置 | |
JPS5977143A (ja) | 免振支持装置 | |
JPH01203542A (ja) | 免震構造物における支承 | |
JPH09144375A (ja) | 免震装置 | |
JPS63103127A (ja) | 免震装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031209 |