JPH1021316A - マーク読み取り装置および方法 - Google Patents

マーク読み取り装置および方法

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JPH1021316A
JPH1021316A JP8169218A JP16921896A JPH1021316A JP H1021316 A JPH1021316 A JP H1021316A JP 8169218 A JP8169218 A JP 8169218A JP 16921896 A JP16921896 A JP 16921896A JP H1021316 A JPH1021316 A JP H1021316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速にマークの有無の判定のできるマーク読
み取り装置及び方法を提供する。 【解決手段】 画像入力部11でマークシートのイメー
ジデータを取り込む。このイメージデータが所定のビッ
ト数だけ画像メモリ12に入力される毎にカラムカウン
タ13およびラインカウンタ14でイメージデータの位
置判別を行う。黒ブロック位置テーブル作成部15はこ
の判別の結果から画像メモリ12に記憶されたイメージ
データからマークのあるイメージデータがある範囲を示
すテーブルを作成する。黒ビット数カウンタ16はこの
テーブルが示す範囲にある各マーク枠についてのみマー
クのあるイメージデータのビット数を数える。マーク判
定部17はここで数えたビット数を閾値と比較してマー
クの有無の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マークシート(帳
票)に記入されたマークを高速に読み取るマーク読み取
り装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、マークシートは国家試験や国勢調
査といったものから、果ては馬券購入にまで広く使われ
ているほど重要なものとなっている。従って、これら大
量のマークシートに書かれたデータを少しでも高速に読
み取ることは非常に重要な課題となっている。
【0003】従来より使用されていたマーク読み取り装
置の一例のブロック図を図5に示す。
【0004】このマーク読み取り装置は、マークシート
の画像をイメージデータとして取り込むイメージスキャ
ナにより構成される画像入力部21と、画像入力部21
で取り込んだイメージデータを記憶する画像メモリ22
と、画像メモリ22に1ライン分のイメージデータが記
憶される毎にカウントアップを行うラインカウンタ24
と、画像メモリ22に記憶されたビット中の黒ビットの
数をカウントする黒ビット数カウンタ26と、黒ビット
数カウンタ26でカウントされた黒ビット数と閾値とを
比較してマーク枠内のマークの有無の判定を行うマーク
判定部27とからなる。
【0005】この例によるマーク判定の方法を図3の帳
票イメージを使用して説明する。まず、画像入力部21
で帳票イメージをイメージデータとして取り込み、この
イメージデータを画像メモリ22に記憶する。このと
き、画像メモリ22に1ライン分のイメージデータが記
憶される毎にラインカウンタ24をカウントアップす
る。マークシート上のマーク枠の1行分のイメージデー
タが画像メモリに入力されたか否かをラインカウンタ値
を参照することによって判断する。ここでは、マーク枠
の1行分を読み取るために画像入力部21がスキャンし
ているラインはY座標の0から10までの範囲であり、
ラインカウンタ=10となった時点でイメージデータが
すべて画像メモリ22に記憶されたことになる。
【0006】次に、あらかじめ指定されるマーク枠位置
内(xf_min[j],xf_max[j],yf_
min,yf_maxで囲まれる範囲)の黒ビット数を
黒ビット数カウンタ26でカウントし、マーク判定部2
7で黒ビット数≧閾値の場合マーク有りと判定し、黒ビ
ット数<閾値の場合マークなしと判定する。この場合の
ように4つのマーク枠が指定されている場合、それぞれ
の枠について黒ビット数をカウントし、マーク判定を行
う。
【0007】すなわち、このマーク読み取り装置では、
マークがあるか否かを判定する必要のあるすべてのマー
ク枠について、黒ビット数のカウントを行っていた。
【0008】しかしながら、通常1つのマークシートで
マークされる枠は全体の20〜30%程度でしかない。
にもかかわらず、マークがあるか否かを判定する必要の
あるすべてのマーク枠について黒ビット数のカウントを
行う必要があった。このため、すべてのマーク枠につい
てマークの有無の判定ができるまでに非常に時間がかか
っていた。
【0009】黒ビット数のカウントの処理を軽減して、
マークの有無の判定を行うまでの時間を短縮するための
技術として、特開平2−96465に示すマーク認識方
式が提案されている。
【0010】このマーク認識方式では、画像入力装置で
読み取った1ライン中にマークされたイメージデータが
存在するか否か識別して有効なラインか無効なラインか
を判定していた。そして、無効ラインをスキップしてマ
ークの有無を認識するように制御していた。すなわち、
マークシートの1行分のマーク枠すべてにマークを示す
イメージデータが存在しない場合は、その1行分のマー
ク枠については黒ビット数のカウントを行うことなく、
マークなしと判定することができた。
【0011】しかし、このマーク認識方式によっても、
マークシートのマーク枠の1行中に1つだけでもマーク
の記入されたマーク枠があると、各マーク枠についてマ
ークの有無を判定するためには、その1行のすべてのマ
ーク枠について黒ビット数のカウントを行う必要があっ
た。このため、その1行中にあるマーク枠という単位で
考えた場合には、黒ビット数のカウントの処理によっ
て、すべてのマーク枠についてのマークの有無の判定ま
でに時間がかかるという問題は何ら解決されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の欠点を解消するためになされたものであり、黒ビ
ット数のカウントの処理時間を短縮し、高速にマークの
有無の判定のできるマーク読み取り装置及び方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマーク読み取り装置は、画像入力手段によ
り取り込まれたマークシートのイメージデータを順次記
憶する記憶手段と、この記憶手段に取り込んだイメージ
データがどの位置のイメージデータであるかを判別する
判別手段と、この判別手段を参照しながら前記記憶手段
に記憶されたイメージデータからマークのあるイメージ
データがある範囲を示すテーブルを作成するテーブル作
成手段と、このテーブル作成手段で作成されたテーブル
が示す範囲の各マーク枠中にマークがあるか否かを判定
する判定手段とを備えたものとした。
【0014】このマーク読み取り装置においては、テー
ブルの作成はマークシートの画像をイメージデータとし
て取り込むときに同時に行う。一方、作成されたテーブ
ルによってマークの有無の判定を行う必要があるマーク
枠の数を減らすことができるので、高速なマークの読み
取りが可能になる。
【0015】ここで、前記判別手段は、前記画像入力手
段の1主走査方向のイメージデータが前記記憶手段に記
憶される毎にカウントを行う第1のカウンタと、1主走
査方向中の所定単位のイメージデータが前記記憶手段に
記憶される毎にカウントを行い、1主走査方向のイメー
ジデータの記憶が終了するとクリアされる第2のカウン
タからなり、前記テーブル作成手段は、前記第2のカウ
ンタのカウントとカウントの間毎にその間に入力したイ
メージデータ中にマークのあることを示すイメージデー
タがあると、その間に入力したイメージデータの主走査
方向の座標をテーブルに登録し、前記第1のカウンタの
カウントとカウントとの間に入力したイメージデータ中
にマークのあることを示すイメージデータがあるか否か
を判定して、その判定結果に従い、副走査方向のどの範
囲にマークを示すイメージデータがあるかをテーブルに
登録していくものとすることができる。
【0016】また、前記判定手段は、前記テーブル作成
手段で作成されたテーブルが示す範囲内のマーク枠を確
定するマーク枠確定手段と、これら各マーク枠について
マークのあるイメージデータのビット数を数えるビット
数カウント手段と、このビット数を閾値と比較する比較
手段とを備えたものとすることができる。
【0017】ここで、前記ビット数カウント手段は、前
記テーブル作成手段で作成したテーブルが示す副走査方
向の範囲内でのみビット数のカウントを行うことによっ
て、イメージビットの数を数える範囲が限定されるの
で、さらに高速にマークの有無の判定ができる。
【0018】本発明のマーク読み取り方法は、画像入力
手段でマークシートのイメージデータが所定のビット数
だけ記憶手段に入力される毎にイメージデータの位置判
別を行い、この判別の結果から前記記憶手段に記憶され
たイメージデータからマークのあることを示すイメージ
データがある範囲を示すテーブルを作成するものであ
る。
【0019】上記の処理から連続して、あるいはイメー
ジデータおよびテーブルを磁気ディスクなどに一旦記憶
し、これを読み出した後、テーブルが示す範囲内にある
各マーク枠についてのみマークのあるイメージデータの
ビット数を数え、各マーク枠についてマークのあるイメ
ージデータのビット数を閾値と比較してマークの有無の
判定を行うものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。
【0021】なお、以下の説明中、ビットとは画像入力
部11より入力されたイメージデータの1ドットを意味
し、ラインとは図3のX軸方向で、画像入力部11の主
走査方向の1ドットラインを意味する。行とは複数ライ
ンを図3のY軸方向にまとめたもので、ここでは0〜1
0ラインで1行としている。カラムとは1ラインを一定
の間隔で仕切る単位を意味し、ここでは1カラムを32
ビットとしている。また、黒ブロックとは黒く塗りつぶ
しのされた一塊を意味するものである。図3中、・は塗
りつぶしのない白ビットを、@は塗りつぶしのされた黒
ビットを意味するものである。
【0022】図1は、本発明の一実施形態のマーク読み
取り装置のブロック図である。この図において、画像入
力部11は、マークシート(帳票)の画像をイメージデ
ータとして取り込むもので、イメージスキャナにより構
成されている。画像メモリ12は画像入力部11で取り
込んだイメージデータを記憶するものである。カラムカ
ウンタ13は画像メモリ12に1カラム分のイメージデ
ータが記憶される毎にカウントアップを行い、1ライン
分のイメージデータが入力される毎にリセットされる。
ラインカウンタ14は1ラインのイメージデータが記憶
される毎にカウントアップを行う
【0023】黒ブロック位置テーブル作成部15はカラ
ムカウンタ13、ラインカウンタ14を参照して画像メ
モリ12に記憶されたイメージデータから黒ブロックの
イメージデータが存在する範囲を示す黒ブロック位置テ
ーブルを作成する。黒ビット数カウンタ16は黒ブロッ
ク位置付近のマーク枠内の黒ビットの数をカウントす
る。マーク判定部17は、黒ブロック位置テーブル15
で作成されたテーブルが示す範囲内にあるマーク枠の確
定、および黒ビット数カウンタ16でカウントされた黒
ビット数を閾値と比較してマーク枠内のマークの有無の
判定を行う。
【0024】以下、本発明の一実施形態のマーク読み取
り装置のマークの有無の判定までの動作について説明す
る。
【0025】図2は、本発明の一実施形態の処理の流れ
を示すフローチャートである。図3は、マークシート
(帳票)のイメージの一例を示す図である。図4は、黒
ブロック位置テーブルを示す図である。
【0026】黒ブロック位置テーブル作成部15は、カ
ラムカウンタ13およびラインカウンタ14を参照して
(S1)、カラムカウンタがカウントアップされたか判
定する(S2)。そうであると判断すると、黒ブロック
位置テーブル作成部15はその1カラム分のイメージデ
ータを入力する(S3)。
【0027】次に、そのカラムに黒ビットが1つでもあ
るかどうか判定し(S4)、黒ビットがある場合には、
さらに同一行のテーブルがすでに作成されているか否か
を判定する(S5)。まだ作成されていない場合には、
その行についての黒ブロック位置テーブルを作成し(S
6)、そのカラム座標を登録する(S7)。ここで、図
3の帳票イメージの場合には、3ライン目まで処理が進
んだときに、図4(a)に示す黒ブロック位置テーブル
を作成することとなる。一方、すでにその行の黒ブロッ
ク位置テーブルが作成されている場合には(S5)、新
たに黒ブロック位置テーブルを作成することなく、すで
に作成済みの黒ブロック位置テーブルにそのカラム座標
を重ねて登録することになる(S7)。
【0028】次に、1ライン分の処理が終了したかどう
かが判定され(S8)、終了していない場合は、ステッ
プS1の処理に戻り、次のカラムについて同様の処理を
行う。終了している場合は、さらにその1ライン中に黒
ビットがあるかどうかの判定を行う(S9)。
【0029】そのラインに黒ビットが1つでもある場合
には、その前のラインに黒ビットが1つでもがあったか
どうかをチェックし(S10)、そうでなければ、その
ラインのY座標をY黒ブロック上端座標であるとして、
黒ブロック位置テーブルに登録する(S11)。ここ
で、図3の帳票イメージの場合には、3ライン目まで処
理が進んだときに、図4(b)に示す黒ブロック位置テ
ーブルを作成することとなる。そのラインに黒ビットが
1つもない場合には、その前のラインに黒ビットが1つ
もなかったどうかをチェックし(S12)、そうでなけ
れば、その前ラインのY座標をY黒ブロック下端座標で
あるとして、黒ブロック位置テーブルに登録する(S1
3)。ここで、図3の帳票イメージの場合には、7ライ
ン目まで処理が進んだときに、図4(c)に示す黒ブロ
ック位置テーブルを作成し、その行についての黒ブロッ
ク位置テーブルが完成する。
【0030】以上のような処理を、マークシートの全画
像のイメージデータの取り込みが終了するまで繰り返す
(S14)。もっとも、図3の帳票イメージの場合に
は、1行のみで上記の処理は終了である。
【0031】次に、上記の処理で作成した黒ブロック位
置テーブルを用いて、黒ビット数カウンタ16およびマ
ーク判定部17は、以下に説明するようにマーク枠内の
マークの有無を判定する(S15)。
【0032】以下、マークの有無の判定の方法を図3の
帳票イメージの場合を例として説明する。
【0033】まず、各マーク枠のY座標の範囲内(yf
_min,yf_max)に黒ブロックがある可能性が
あるかどうかを黒ブロック位置テーブルを検索して調べ
る。ここで、各マーク枠のY座標の範囲内に黒ブロック
がある可能性のある条件は、{yf_min≦by_m
in[i]≦yf_max}∪{yf_min≦by_
max[i]≦yf_max}∪{by_min[i]
≦yf_min≦by_max[i]}∪{by_mi
n[i]≦yf_max≦by_max[i]}(i=
0〜登録行数−1で、図3の例ではi=0である。ま
た、∪は論理和を示す)である。
【0034】図3の帳票イメージの例では、i=0の
時、yf_min=1,yf_max=8,by_mi
n[0]=3,by_max[0]=6 なので、上記
条件を満たしている。
【0035】次に、各マーク枠のY座標の範囲内に黒ブ
ロックがある可能性のある場合は、各マーク枠のX座標
の範囲内(xf_min[j],xf_max[j])
に黒ブロックがある可能性があるかを黒ブロック位置テ
ーブルを検索して調べる(j=0〜指定マーク枠数−1
で、j=0〜3である)。ここで、各マーク枠のX座標
の範囲内に黒ブロックがある可能性がある条件は、xf
_min[j]/32=bx[i] ∪ xf_max
[j]/32=bx[i]である(iはY黒ブロック有
りの行番号)。ここでは、i=0であり、bx[0]=
0である。
【0036】第1マーク枠は、j=0のときで、xf_
min[0]/32=16/32=0,xf_max
[0]/32=28/32=0 および xf_min
[1]/32=28/32=0となり、上記の黒ブロッ
クがある可能性のある条件に合うので、黒ブロックがあ
る可能性のあるマーク枠であると判断する。
【0037】第2マーク枠は、j=1のときで、xf_
min[1]/32=28/32=0,xf_max
[1]/32=40/32=1 および xf_min
[1]/32=28/32=0となり、上記条件に合う
ので、可能性のあるマーク枠であると判断する。
【0038】第3マーク枠は、j=2のときで、xf_
min[2]/32=40/32=1,xf_max
[2]/32=52/32=1 および xf_min
[2]/32=40/32=1となり、上記条件に合わ
ないので、この時点で黒ブロックがないマーク枠である
と判断する。
【0039】第4マーク枠は、j=3のときで、xf_
min[3]/32=52/32=1,xf_max
[3]/32=64/32=1 および xf_min
[3]/32=52/32=1となり、上記条件に合わ
ないので、この時点で黒ブロックがないマーク枠である
と判断する。
【0040】次に、以上の処理により黒ブロックがある
可能性があると判定されたマーク枠の場合、次の範囲内
で黒ビット数のカウントを行う。黒ビットカウントの範
囲は、X方向 xf_min[j],xf_max
[j]、Y方向 by_min[i],by_max
[i]である(i=Xブロック有りのブロック番号)。
第1マーク枠では、j=0場合で、xf_min[0]
=16,xf_max[0]=28,by_min
[0]=3,by_max[0]=6で囲まれた範囲の
黒ビット数をカウントする。同様にj=1の場合も黒ビ
ット数のカウントを行う。
【0041】そして、カウントした黒ビット数と閾値と
を比較し、マーク有無判定を行う。マーク判定条件は、
黒ビット数≧閾値の場合マーク有り、黒ビット数<閾値
の場合マークなしである。ここで、閾値を20とすれ
ば、第1マーク枠では黒ビット数25なのでマーク有り
と判定し、第2マーク枠では黒ビット数0なのでマーク
なしと判定する。
【0042】図3に示す帳票イメージの場合において
は、第3、第4マーク枠の黒ビット数のカウントを全く
行わずにマークなしと判定できるので、非常に高速にマ
ークの読み取りをすることができる。
【0043】なお、本実施形態のマーク読み取り装置で
は、カラムの単位がマーク枠の幅とは異なるものとなっ
ており、黒ビットの全くない第2マーク枠も黒ビット数
のカウントを行うという無駄が生じていた。しかし、カ
ラムの単位を各マーク枠間の間隔に合わせると、黒ビッ
トの全くないマーク枠については黒ビット数のカウント
を行う必要がなくなるので、極めて高速にマークシート
のマークの有無を判定できるようになる。
【0044】また、本実施形態のマーク読み取り装置で
は、マークシートのイメージデータの位置を判別するた
めにカラムカウンタとラインカウンタという2つのカウ
ンタを使用していた。しかし、位置判別のための手段は
これに限られるものではない。
【0045】また、本実施形態のマーク読み取り装置で
は、マークシートのイメージデータの読み込みと黒ブロ
ック位置テーブルの作成を同時に行った後、黒ブロック
位置テーブルを使用して各マーク枠についてのマークの
有無の判定を行うことを一連の動作として行っていた。
しかし、マークシートのイメージデータの読み込みと黒
ブロック位置テーブルの作成だけをまず行い、イメージ
データおよび黒ブロック位置テーブルを例えば磁気ディ
スクに一旦記憶し、この磁気ディスクに記憶した内容を
後に読み出して各マーク枠についてのマークの有無の判
定を行っても良い。
【0046】また、上記の実施形態でのマークは黒であ
ったが、イメージデータの有無の認識ができるのであれ
ば、黒以外のいかなる色のマークであっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマーク読
み取り装置によれば、マークが記入されたことを示すイ
メージビットの数をカウントする処理の時間を従来例に
比べて大幅に減らすことができるので、非常に高速にマ
ークの有無の判定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のマーク読み取り装置のブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施形態の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図3】帳票イメージの例を示す図である。
【図4】黒ブロック位置テーブルである。
【図5】従来例のマーク読み取り装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 画像入力部 12 画像メモリ 13 カラムカウンタ 14 ラインカウンタ 15 黒ブロック位置テーブル作成部 16 黒ビット数カウンタ 17 マーク判定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段により取り込まれたマーク
    シートのイメージデータを順次記憶する記憶手段と、こ
    の記憶手段に取り込んだイメージデータがどの位置のイ
    メージデータであるかを判別する判別手段と、この判別
    手段を参照しながら前記記憶手段に記憶されたイメージ
    データからマークのあることを示すイメージデータがあ
    る範囲を示すテーブルを作成するテーブル作成手段と、
    このテーブル作成手段で作成されたテーブルが示す範囲
    の各マーク枠中にマークがあるか否かを判定する判定手
    段とを備えたマーク読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記画像入力手段の1
    主走査方向のイメージデータが前記記憶手段に記憶され
    る毎にカウントを行う第1のカウンタと、1主走査方向
    中の所定単位のイメージデータが前記記憶手段に記憶さ
    れる毎にカウントを行い、1主走査方向のイメージデー
    タの記憶が終了するとクリアされる第2のカウンタから
    なり、前記テーブル作成手段は、前記第2のカウンタの
    カウントとカウントの間毎にその間に入力したイメージ
    データ中にマークがあることを示すイメージデータがあ
    ると、その間に入力したイメージデータの主走査方向の
    座標をテーブルに登録し、前記第1のカウンタのカウン
    トとカウントとの間に入力したイメージデータ中にマー
    クがあることを示すイメージデータがあるか否かを判定
    して、その判定結果に従い、副走査方向のどの範囲にマ
    ークを示すイメージデータがあるかをテーブルに登録し
    ていくことを特徴とする請求項1に記載のマーク読み取
    り装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記テーブル作成手段
    で作成されたテーブルが示す範囲のマーク枠を確定する
    マーク枠確定手段と、これら各マーク枠についてマーク
    のあるイメージデータのビット数を数えるビット数カウ
    ント手段と、このビット数を閾値と比較する比較手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のマ
    ーク読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記ビット数カウント手段は、請求項2
    の前記テーブル作成手段で作成したテーブルが示す副走
    査方向の範囲内でのみビット数のカウントを行うことを
    特徴とする請求項3に記載のマーク読み取り装置。
  5. 【請求項5】 画像入力手段でマークシートのイメージ
    データが所定のビット数だけ記憶手段に入力される毎に
    イメージデータの位置判別を行い、この判別の結果から
    前記記憶手段に記憶されたイメージデータからマークの
    あるイメージデータがある範囲を示すテーブルを作成す
    ることを特徴とするマーク読み取り方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のマーク読み取り方法で
    作成したテーブルが示す範囲にある各マーク枠について
    のみマークのあるイメージデータのビット数を数え、各
    マーク枠についてマークのあるビット数を閾値と比較し
    てマークの有無の判定を行うことを特徴とするマーク読
    み取り方法。
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