JPH0632077B2 - 図形認識装置 - Google Patents
図形認識装置Info
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- JPH0632077B2 JPH0632077B2 JP59222570A JP22257084A JPH0632077B2 JP H0632077 B2 JPH0632077 B2 JP H0632077B2 JP 59222570 A JP59222570 A JP 59222570A JP 22257084 A JP22257084 A JP 22257084A JP H0632077 B2 JPH0632077 B2 JP H0632077B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、例えば、馬券や車券などの投票券が的中券か
どうかを判別するとか、入場券や金券などを読み取ると
いったために、数字や記号、あるいは、英文字などを読
み取るのに用いらる図形認識装置に係り、特には、設定
図形の外形線より外方に所定幅の不感帯を有して認識領
域とする外側パターンと、入力図形パターンの図形内領
域とを重ね合わせて両者が重複する不一致領域の画素数
を検出する第1検出手段と、前記設定図形の外形線より
内方に所定幅の不感帯を有して認識領域とする内側パタ
ーンと、前記入力図形パターンの図形外領域とを重ね合
わせて両者が重複する不一致領域の画素数を検出する第
2検出手段と、前記第1および第2検出手段によって検
出された不一致領域の画素数に基づき、対応する設定図
形を判別して前記入力図形パターンを認識する認識手段
を有する図形認識装置に関する。
どうかを判別するとか、入場券や金券などを読み取ると
いったために、数字や記号、あるいは、英文字などを読
み取るのに用いらる図形認識装置に係り、特には、設定
図形の外形線より外方に所定幅の不感帯を有して認識領
域とする外側パターンと、入力図形パターンの図形内領
域とを重ね合わせて両者が重複する不一致領域の画素数
を検出する第1検出手段と、前記設定図形の外形線より
内方に所定幅の不感帯を有して認識領域とする内側パタ
ーンと、前記入力図形パターンの図形外領域とを重ね合
わせて両者が重複する不一致領域の画素数を検出する第
2検出手段と、前記第1および第2検出手段によって検
出された不一致領域の画素数に基づき、対応する設定図
形を判別して前記入力図形パターンを認識する認識手段
を有する図形認識装置に関する。
(発明の概要) 本発明は、数字や記号、あるいは、英文字などの読み取
り間違いや読み取り不能になることを防止するために、
入力図形パターンの認識精度を高めるものである。
り間違いや読み取り不能になることを防止するために、
入力図形パターンの認識精度を高めるものである。
(従来技術とその問題点) 先ず、この種の装置の構成を図面を用いて説明する。
第2図は図形認識装置の基本的構成図であり、入力図形
パターンとしての読み取り対象Aの画像が、CCDリニ
アイメージセンサなどの光電変換部1にレンズ系2を介
して結像され、適当なメッシュに標本化されるようにな
っている。標本化の縦方向のピッチは、読み取り対象A
の搬送速度と光電変換部1のスキャニング時間によって
決定される。前記光電変換部1の出力は、増幅・A/D
変換部3により2値化あるいは多値化され、マイクロコ
ンピュータなどで構成される制御部4により、第1DM
A(ダイレクト・メモリ・アクセス)回路5を通して画
像メモリ6に記憶される。
パターンとしての読み取り対象Aの画像が、CCDリニ
アイメージセンサなどの光電変換部1にレンズ系2を介
して結像され、適当なメッシュに標本化されるようにな
っている。標本化の縦方向のピッチは、読み取り対象A
の搬送速度と光電変換部1のスキャニング時間によって
決定される。前記光電変換部1の出力は、増幅・A/D
変換部3により2値化あるいは多値化され、マイクロコ
ンピュータなどで構成される制御部4により、第1DM
A(ダイレクト・メモリ・アクセス)回路5を通して画
像メモリ6に記憶される。
前記画像メモリ6に対し、第2DMA回路7を介してア
クセスし、第1カウンタ8により縦および横方向の黒画
素投影パターンを求め、1文字分づつの切り出しを行な
う。
クセスし、第1カウンタ8により縦および横方向の黒画
素投影パターンを求め、1文字分づつの切り出しを行な
う。
切り出された文字は、各文字パターン毎に大きさが異な
るため、次のマッチング処理に合わせ、標準パターンB
のメモリサイズと同じ大きさに正規化される。正規処理
後の各入力パターンと予め設定した設定図形としての標
準パターンBとが重ね合わせられ、制御部4からの指令
に基づき、前記第2DMA回路7および標準パターンB
選択部9により画像メモリ6および標準パターンB夫々
をアクセスし、夫々のデータ出力の論理演算結果を第2
カウンタ10によって計数し、不一致領域の画素数ある
いは一致領域の画素数を求めるように構成されている。
るため、次のマッチング処理に合わせ、標準パターンB
のメモリサイズと同じ大きさに正規化される。正規処理
後の各入力パターンと予め設定した設定図形としての標
準パターンBとが重ね合わせられ、制御部4からの指令
に基づき、前記第2DMA回路7および標準パターンB
選択部9により画像メモリ6および標準パターンB夫々
をアクセスし、夫々のデータ出力の論理演算結果を第2
カウンタ10によって計数し、不一致領域の画素数ある
いは一致領域の画素数を求めるように構成されている。
このようにして、各標準パターンB毎に不一致領域の画
素数あるいは一致領域の画素数を求め、入力図形パター
ンAに最も近い標準パターンBをもって図形認識を行な
うように構成されている。
素数あるいは一致領域の画素数を求め、入力図形パター
ンAに最も近い標準パターンBをもって図形認識を行な
うように構成されている。
そして、前記標準パターンBとして、設定図形の内方あ
るいは外方夫々に所定幅の不感帯を有する、前述の内側
パターンと外側パターンとを用い、読み取り対象の線幅
変化や印字濃淡差などの影響に起因する入力図形パター
ンAの外形線近辺における読み取り結果のバラツキとい
った不安定要素を無くし、入力図形に対する読み取り不
能や誤読を回避するように構成されている。
るいは外方夫々に所定幅の不感帯を有する、前述の内側
パターンと外側パターンとを用い、読み取り対象の線幅
変化や印字濃淡差などの影響に起因する入力図形パター
ンAの外形線近辺における読み取り結果のバラツキとい
った不安定要素を無くし、入力図形に対する読み取り不
能や誤読を回避するように構成されている。
上記構成のもとで、前記入力図形パターンAと標準パタ
ーンBとから図形認識を行なうのに、従来では、第4図
に示すように、ハッチングで示した前記外側パターンQ
1(ij)と入力図形パターンAの内方の図形内領域P1(i
j)との論理積、および、前記内側パターンQ2(ij)と前
記図形内領域P1(ij)の反転出力としての入力図形パタ
ーンAの外方の図形外領域P2(ij)との論理積夫々を、
各アンド回路60,70、反転回路80、オア回路90
を介してとるとともに、両者の結果をカウンタ100に
よって加算し、それらの重ね合わせによって互いに重複
した領域を不一致領域x,yとして、その不一致領域
x,yの画素数を計数する。この場合の不一致領域x,
yは、第4図のBにおいて、破線とハッチング境界線と
で囲まれる部分である。こうして、それらの計数された
画素数[ΣΣ〔P1(ij)・Q1(ij)〕+ΣΣ〔P2(ij)
・Q2(ij)〕]と設定値とを比較し、その大小から入力
図形パターンAに最も近い標準パターンBを求め、その
標準パターンBに相当するものが入力図形パターンAの
図形であると認識していた。
ーンBとから図形認識を行なうのに、従来では、第4図
に示すように、ハッチングで示した前記外側パターンQ
1(ij)と入力図形パターンAの内方の図形内領域P1(i
j)との論理積、および、前記内側パターンQ2(ij)と前
記図形内領域P1(ij)の反転出力としての入力図形パタ
ーンAの外方の図形外領域P2(ij)との論理積夫々を、
各アンド回路60,70、反転回路80、オア回路90
を介してとるとともに、両者の結果をカウンタ100に
よって加算し、それらの重ね合わせによって互いに重複
した領域を不一致領域x,yとして、その不一致領域
x,yの画素数を計数する。この場合の不一致領域x,
yは、第4図のBにおいて、破線とハッチング境界線と
で囲まれる部分である。こうして、それらの計数された
画素数[ΣΣ〔P1(ij)・Q1(ij)〕+ΣΣ〔P2(ij)
・Q2(ij)〕]と設定値とを比較し、その大小から入力
図形パターンAに最も近い標準パターンBを求め、その
標準パターンBに相当するものが入力図形パターンAの
図形であると認識していた。
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、第3図(a)に示すように「1」とかあるいは図示し
ないが「7」といったような形状が簡単な図形では標準
パターンBとしての設定図形における前記外側パターン
Q1(ij)と内側パターンQ2(ij)との合計メッシュ数が
多く、これに対して、第3図(b)に示すような「8」と
いった形状が複雑な図形では前記合計メッシュ数が少な
くなり、確率的に次のような問題を発生する。
は、第3図(a)に示すように「1」とかあるいは図示し
ないが「7」といったような形状が簡単な図形では標準
パターンBとしての設定図形における前記外側パターン
Q1(ij)と内側パターンQ2(ij)との合計メッシュ数が
多く、これに対して、第3図(b)に示すような「8」と
いった形状が複雑な図形では前記合計メッシュ数が少な
くなり、確率的に次のような問題を発生する。
すなわち、認識判断は上記のように標準パターンBの外
側パターンQ1と入力図形パターンAの図形内領域P1
との重複する部分、標準パターンBの内側パターンQ2
と入力図形パターンAの図形外領域P2との重複する部
分を不一致領域と判断して行うので、「1」や「7」等
の簡単な形状で広い外側パターンQ1を持つ標準パター
ンBにおける方が、「8」や「9」等の複雑な形状で広
い外側パターンQ1を持たない標準パターンBにおける
方より不一致領域が発生しやすくなる。例えば、「1」
「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」の
入力図形パターンAを「1」と「8」の標準パターンB
それぞれに重ね合わせる場合、「1」の標準パターンB
への重ね合わせでは「1」の入力図形パターンA以外で
不一致領域が発生し、「8」の標準パターンBへの重ね
合わせでは「8」の入力図形パターンA以外で不一致領
域が発生する。この発生する不一致領域は、入力図形パ
ターンと標準パターンとの図形の類似状態にも左右され
るものの、一般的には広い図形外領域P2を持つ「1」
の標準パターンBでの方が広くなり、狭い図形外領域P
2を持つ「8」の標準パターンBでの方が狭くなる場合
が多くなる。
側パターンQ1と入力図形パターンAの図形内領域P1
との重複する部分、標準パターンBの内側パターンQ2
と入力図形パターンAの図形外領域P2との重複する部
分を不一致領域と判断して行うので、「1」や「7」等
の簡単な形状で広い外側パターンQ1を持つ標準パター
ンBにおける方が、「8」や「9」等の複雑な形状で広
い外側パターンQ1を持たない標準パターンBにおける
方より不一致領域が発生しやすくなる。例えば、「1」
「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」の
入力図形パターンAを「1」と「8」の標準パターンB
それぞれに重ね合わせる場合、「1」の標準パターンB
への重ね合わせでは「1」の入力図形パターンA以外で
不一致領域が発生し、「8」の標準パターンBへの重ね
合わせでは「8」の入力図形パターンA以外で不一致領
域が発生する。この発生する不一致領域は、入力図形パ
ターンと標準パターンとの図形の類似状態にも左右され
るものの、一般的には広い図形外領域P2を持つ「1」
の標準パターンBでの方が広くなり、狭い図形外領域P
2を持つ「8」の標準パターンBでの方が狭くなる場合
が多くなる。
したがって、図形認識判断のためのしきい値は、その狭
い不一致領域に対応してより小さく設定されることとな
る。
い不一致領域に対応してより小さく設定されることとな
る。
しかしながら、そのようにしきい値を小さく設定すると
次の問題が発生する。すなわち、入力図形パターンはし
み等があってもその図形が認識されることが好ましい
が、しきい値が小さい故にそのしみ部分の不一致領域が
しきい値を越えてしまうこととなる。
次の問題が発生する。すなわち、入力図形パターンはし
み等があってもその図形が認識されることが好ましい
が、しきい値が小さい故にそのしみ部分の不一致領域が
しきい値を越えてしまうこととなる。
このように、しきい値を低く設定すると、形状が簡単な
図形に対し、入力図形パターンAと設定図形とが対応し
ているにもかかわらず、不一致領域の画素数がしきい値
を越えて対応していないと判断され、結果的に対応する
図形が無くなり、認識不能になってしまう。逆に、しき
い値を高く設定すると、形状が複雑な図形に対し、入力
図形パターンAと設定図形とが対応していないにもかか
わらず、不一致領域x+yの画素数がしきい値よりも低
くなって対応していると判断され、認識を誤ってしま
い、結果として、認識精度が低下していた。
図形に対し、入力図形パターンAと設定図形とが対応し
ているにもかかわらず、不一致領域の画素数がしきい値
を越えて対応していないと判断され、結果的に対応する
図形が無くなり、認識不能になってしまう。逆に、しき
い値を高く設定すると、形状が複雑な図形に対し、入力
図形パターンAと設定図形とが対応していないにもかか
わらず、不一致領域x+yの画素数がしきい値よりも低
くなって対応していると判断され、認識を誤ってしま
い、結果として、認識精度が低下していた。
(発明の目的) 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
り、適正なしきい値を持つことで図形認識を精度良く行
えるようにすることを目的とする。
り、適正なしきい値を持つことで図形認識を精度良く行
えるようにすることを目的とする。
(発明の構成と効果) 本発明の図形認識装置は、このような目的を達成するた
めに、第1検出手段によって検出された不一致領域画素
数を外側パターンの認識領域と図形内領域との画素数の
平均値で除算する第1除算手段と、第2検出手段によっ
て検出された不一致領域画素数を内側パターンの認識領
域と図形外領域との画素数の平均値で除算する第2除算
手段とを有し、認識手段において、前記第1および第2
除算手段による除算結果から前記入力図形パターンを認
識するように構成してある。
めに、第1検出手段によって検出された不一致領域画素
数を外側パターンの認識領域と図形内領域との画素数の
平均値で除算する第1除算手段と、第2検出手段によっ
て検出された不一致領域画素数を内側パターンの認識領
域と図形外領域との画素数の平均値で除算する第2除算
手段とを有し、認識手段において、前記第1および第2
除算手段による除算結果から前記入力図形パターンを認
識するように構成してある。
つまり、入力図形パターンを認識するために用いる設定
図形の画素数で不一致領域の画素数を除算し、判断対象
としての画素数の1単位当たりに対する不一致領域の画
素数の占有率で認識するのである。
図形の画素数で不一致領域の画素数を除算し、判断対象
としての画素数の1単位当たりに対する不一致領域の画
素数の占有率で認識するのである。
したがって、設定図形の画素数の多少にかかわらず、設
定されたしきい値に対して、同じ確率で図形を認識で
き、認識精度を向上できるようになった。また、しきい
値を設定する上で、設定図形の画素数の多少を配慮せず
に済み、しきい値を容易にしかも良好に設定でき、装置
構成を簡単にできる利点がある。
定されたしきい値に対して、同じ確率で図形を認識で
き、認識精度を向上できるようになった。また、しきい
値を設定する上で、設定図形の画素数の多少を配慮せず
に済み、しきい値を容易にしかも良好に設定でき、装置
構成を簡単にできる利点がある。
(実施例の説明) 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第2図は、本発明の実施例に係る図形認識装置の基本的
構成を示す装置構成図であり、先に説明した通りであ
る。
構成を示す装置構成図であり、先に説明した通りであ
る。
第1図は、本発明の実施例に係る具体構成を示すブロッ
ク図であり、入力図形パターンAの図形内領域P1(ij)
の素数ΣΣP1(ij)がカウンタ8aによって計数される
とともに、反転回路80を介して入力図形パターンAの
図形外領域P2(ij)の素数ΣΣP2(ij)がカウンタ8b
によって計数されるようになっている。
ク図であり、入力図形パターンAの図形内領域P1(ij)
の素数ΣΣP1(ij)がカウンタ8aによって計数される
とともに、反転回路80を介して入力図形パターンAの
図形外領域P2(ij)の素数ΣΣP2(ij)がカウンタ8b
によって計数されるようになっている。
また、標準パターンBにおいて、設定図形の外形線より
外方に所定幅の不感帯を有して認識領域とした外側パタ
ーンQ1(ij)の画素数ΣΣQ1(ij)がカウンタ10aに
よって計数されるとともに、設定図形の外形線より内方
に所定幅の不感帯を有して認識領域とした内側パターン
Q2(ij)の画素数ΣΣQ2(ij)がカウンタ10bによっ
て計数されるようになっている。
外方に所定幅の不感帯を有して認識領域とした外側パタ
ーンQ1(ij)の画素数ΣΣQ1(ij)がカウンタ10aに
よって計数されるとともに、設定図形の外形線より内方
に所定幅の不感帯を有して認識領域とした内側パターン
Q2(ij)の画素数ΣΣQ2(ij)がカウンタ10bによっ
て計数されるようになっている。
そして、前記図形内領域P1(ij)の画素数ΣΣP1(ij)
と外側パターンQ1(ij)の画素数ΣΣQ1(ij)との輪理
積が第1アンド回路60によりとられ、その不一致領域
xの画素数ΣΣ〔P1(ij)・Q1(ij)〕が第1検出手段
としてのカウンタ10cによって計数され、かつ、前記
図形外領域P2(ij)の画素数ΣΣP2(ij)と内側パター
ンQ2(ij)の画素数ΣΣQ2(ij)との論理積が第2アン
ド回路70によりとられ、その不一致領域yの画画素数
ΣΣ〔P2(ij)・Q2(ij)〕が第2検出手段としてのカ
ウンタ10dによって計数されるようになっている。
と外側パターンQ1(ij)の画素数ΣΣQ1(ij)との輪理
積が第1アンド回路60によりとられ、その不一致領域
xの画素数ΣΣ〔P1(ij)・Q1(ij)〕が第1検出手段
としてのカウンタ10cによって計数され、かつ、前記
図形外領域P2(ij)の画素数ΣΣP2(ij)と内側パター
ンQ2(ij)の画素数ΣΣQ2(ij)との論理積が第2アン
ド回路70によりとられ、その不一致領域yの画画素数
ΣΣ〔P2(ij)・Q2(ij)〕が第2検出手段としてのカ
ウンタ10dによって計数されるようになっている。
前記カウンタ10cからの出力が第1除算手段としての
除算器12に入力され、その不一致領域xの画素数ΣΣ
〔P1(ij)・Q1(ij)〕が、前記図形内領域P1(ij)の
画素数ΣΣP1(ij)と外側パターンQ1(ij)の画素数Σ
ΣQ1(ij)との平均値によって除算されるようになって
いる。また、前記カウンタ10dからの出力が第2除算
手段としての除算器13に入力され、その不一致領域y
の画素数ΣΣ〔P2(ij)・Q2(ij)〕が、前記図形外領
域P1(ij)の画素数ΣΣP2(ij)と内側パターンQ2(i
j)の画素数ΣΣQ2(ij)との平均値によって除算される
ようになっている。前記第1および第2除算手段12,
13夫々による除算結果が加算器14に入力され、その
加算出力と設定器15からのしきい値が比較器16に入
力され、その比較結果から前記入力図形パターンAが標
準パターンBと一致しているかどうかを判別し、入力図
形パターンAがいかなる図形かを認識するように構成さ
れている。
除算器12に入力され、その不一致領域xの画素数ΣΣ
〔P1(ij)・Q1(ij)〕が、前記図形内領域P1(ij)の
画素数ΣΣP1(ij)と外側パターンQ1(ij)の画素数Σ
ΣQ1(ij)との平均値によって除算されるようになって
いる。また、前記カウンタ10dからの出力が第2除算
手段としての除算器13に入力され、その不一致領域y
の画素数ΣΣ〔P2(ij)・Q2(ij)〕が、前記図形外領
域P1(ij)の画素数ΣΣP2(ij)と内側パターンQ2(i
j)の画素数ΣΣQ2(ij)との平均値によって除算される
ようになっている。前記第1および第2除算手段12,
13夫々による除算結果が加算器14に入力され、その
加算出力と設定器15からのしきい値が比較器16に入
力され、その比較結果から前記入力図形パターンAが標
準パターンBと一致しているかどうかを判別し、入力図
形パターンAがいかなる図形かを認識するように構成さ
れている。
前記平均値としては、相乗平均あるいは単純平均が採用
されるものであり、それに伴なって加算器から出力され
る、いわゆる類似度Sが下記式で示されることとなる。
されるものであり、それに伴なって加算器から出力され
る、いわゆる類似度Sが下記式で示されることとなる。
(i)相乗平均 S=K×ΣΣ〔P1(ij)・Q1(ij)〕/(ΣΣP1( ij)・ΣΣQ1(ij)〕12+(1−K)×ΣΣ〔P2(ij )・Q2(ij)〕/〔ΣΣP2(ij)・ΣΣQ2(ij)〕12 (ただし、0≦S≦1) (ii)単純平均 S=K×ΣΣ〔P1(ij)・Q1(ij)〕/[〔ΣΣP1 (ij)+ΣΣQ1(ij)〕×1/2]+(1−K)×ΣΣ 〔P2(ij)・Q2(ij)〕/[(ΣΣP2(ij)+ΣΣQ2 (ij)〕×1/2] (ただし、0≦S≦1) なお、本発明を実施するのに、上記いずれの平均値を採
用しても良いが、処理時間を速くする上では後者の単純
平均を採用するのが好ましい。
用しても良いが、処理時間を速くする上では後者の単純
平均を採用するのが好ましい。
前記式における係数Kは、0≦K≦1を満たす可変設定
可能な値であり、例えば、台紙の品質は良いが、カスレ
などのために印字品質が悪いような時には、K>0.5と
し、印字品質は良いが、しみや汚れなどのために台紙が
悪いような時には、K<0.5とし、適宜、読み取り対象
の条件に応じて好適な値に設定すれば良いものである。
可能な値であり、例えば、台紙の品質は良いが、カスレ
などのために印字品質が悪いような時には、K>0.5と
し、印字品質は良いが、しみや汚れなどのために台紙が
悪いような時には、K<0.5とし、適宜、読み取り対象
の条件に応じて好適な値に設定すれば良いものである。
上記実施例では、入力図形パターンA、標準パターンB
および不一致領域x,y夫々の画素数を独立して計数し
ているが、本発明としては時分割により、同一ハードウ
ェアで行なっても良い。
および不一致領域x,y夫々の画素数を独立して計数し
ているが、本発明としては時分割により、同一ハードウ
ェアで行なっても良い。
次に、前記標準パターンBにおいてメッシュ数を16×
25とした場合における0から1までの数字夫々の外側
パターンおよび内側パターンのメッシュ数の一例を示し
ておく。
25とした場合における0から1までの数字夫々の外側
パターンおよび内側パターンのメッシュ数の一例を示し
ておく。
上記実施例では、標準パターンBにおける外側パターン
および内側パターン夫々の画素数をも計数しているが、
両画素数は設定図形夫々において予め設定されているも
のであり、計数せずに設定値を用いても良い。更には、
前記入力図形パターンAの図形内領域および図形外領域
夫々の画素数についても、切り出し時の処理で予め判っ
ている場合があり、そのような時には、計数しなくても
良い。
および内側パターン夫々の画素数をも計数しているが、
両画素数は設定図形夫々において予め設定されているも
のであり、計数せずに設定値を用いても良い。更には、
前記入力図形パターンAの図形内領域および図形外領域
夫々の画素数についても、切り出し時の処理で予め判っ
ている場合があり、そのような時には、計数しなくても
良い。
第1図は、本発明の図形認識装置の回路構成を示すブロ
ック図、第2図は装置構成を示すブロック図、第3図の
(a)および(b)は、夫々標準パターンの作成例を示
す正面図、第4図は、従来例の回路構成を示すブロック
図である。 A……入力図形パターン、P1(ij)……図形内領域、 P2(ij)……図形外領域、Q1(ij)……外側パターン、 Q2(ij)……内側パターン。
ック図、第2図は装置構成を示すブロック図、第3図の
(a)および(b)は、夫々標準パターンの作成例を示
す正面図、第4図は、従来例の回路構成を示すブロック
図である。 A……入力図形パターン、P1(ij)……図形内領域、 P2(ij)……図形外領域、Q1(ij)……外側パターン、 Q2(ij)……内側パターン。
Claims (1)
- 【請求項1】設定図形の外形線より外方に所定幅の不感
帯を有して認識領域とする外側パターンと、入力図形パ
ターンの図形内領域とを重ね合わせて両者が重複する不
一致領域の画素数を検出する第1検出手段と、 前記設定図形の外形線より内方に所定幅の不感帯を有し
て認識領域とする内側パターンと、前記入力図形パター
ンの図形外領域とを重ね合わせて両者が重複する不一致
領域の画素数を検出する第2検出手段と、 前記第1および第2検出手段によって検出された不一致
領域画素数に基づき、対応する設定図形を判別して前記
入力図形パターンを認識する認識手段を有する図形認識
装置であって、 前記第1検出手段によって検出された不一致領域画素数
を前記外側パターンの認識領域と図形内領域との画素数
の平均値で除算する第1除算手段と、 前記第2検出手段によって検出された不一致領域画素数
を前記内側パターンの認識領域と図形外領域との画素数
の平均値で除算する第2除算手段とを有し、 前記認識手段において、前記第1および第2除算手段に
よる除算結果から前記入力図形パターンを認識するよう
に構成してある図形認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59222570A JPH0632077B2 (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | 図形認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59222570A JPH0632077B2 (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | 図形認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61100879A JPS61100879A (ja) | 1986-05-19 |
JPH0632077B2 true JPH0632077B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=16784532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59222570A Expired - Lifetime JPH0632077B2 (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | 図形認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632077B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2590339B2 (ja) * | 1987-07-20 | 1997-03-12 | 富士通株式会社 | 認識装置 |
JP6516527B2 (ja) * | 2015-03-25 | 2019-05-22 | 武蔵エンジニアリング株式会社 | 投票用紙分類装置 |
-
1984
- 1984-10-22 JP JP59222570A patent/JPH0632077B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
坂井,長尾「文字・図形の認識機械」(情報化学講座E・19−2)(昭42−2−15)44P〜47P共立出版 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61100879A (ja) | 1986-05-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |