JPH10212820A - 仮設構台上昇工法 - Google Patents

仮設構台上昇工法

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JPH10212820A
JPH10212820A JP1604597A JP1604597A JPH10212820A JP H10212820 A JPH10212820 A JP H10212820A JP 1604597 A JP1604597 A JP 1604597A JP 1604597 A JP1604597 A JP 1604597A JP H10212820 A JPH10212820 A JP H10212820A
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JP
Japan
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gantry
wall
reaction
main beam
hydraulic jack
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Application number
JP1604597A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakazawa
和郎 中澤
Shoji Katayama
昭次 片山
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JFE Kizai Forming Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Kizai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外面用として捨て型枠を使用し、作業をすべ
て壁体の内側で行うとともに、断面の変化にも対応でき
る仮設構台上昇工法を実現する。 【解決手段】 壁体Wの既に構築された部分Waの内側
複数箇所に反力支柱1を略鉛直方向に取り付け、構台3
の主たる作業床に水平方向に配置された主梁の端部に油
圧ジャッキを備える上昇機構を設け、これを反力支柱1
に係合させ、油圧ジャッキを伸縮させて構台3を間欠的
に上昇させる。内型枠8および反力支柱1は下方の使用
済み部分から順次上方に移し変えて使用する。構台3の
主梁から複数段の作業床を吊り下げ、各作業床には壁体
内面に対し出入可能なデッキプレート4を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば煙突等の筒
状で高さのある鉄筋あるいは鉄骨コンクリート壁体を構
築するため、壁体内側に内接させて仮設する構台の上昇
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】煙突、展望塔その他、略筒状で高さのあ
る鉄筋あるいは鉄骨コンクリート構造物を構築するた
め、壁体内側に内接させて作業床を備えた構台を順次上
昇させる種々のリフトアップあるいはジャンプアップと
呼ばれる工法が提案されている。一例として、特公昭62
-43024号公報に記載されたコンクリート壁体の連続構築
装置を図17、図18により説明する。図17はこの装置の断
面図で、Waは基盤上に予め構築された最下段のコンク
リート壁体である。このコンクリート壁体Waの両面
に、アンカーボルト92aにより取り外し可能に、支柱91
の下部が取り付けられている。同一面側の支柱91の外側
に、例えば上下3段の足場93が設けられており、この足
場93によって配筋、コンクリート打設、型枠の組み立
て、解体等の作業を行う。また、各支柱91の内側上下間
には鋼棒94が取り付けられており、この鋼棒94は油圧ジ
ャッキ95の中心を貫通し、これとかみ合っている。さら
に油圧ジャッキ95は、各支柱91に摺動可能に取り付けら
れた水平のアーム96aによって支持されている。
【0003】また、同一面側の各油圧ジャッキ95には、
前記アーム96aを介して型枠97の上部が連結されてお
り、また型枠97の下部には、同一面側の各支柱91に摺動
可能に取り付けられた水平のアーム96bが連結されてい
る。図17は、以上の状況において両面の型枠97を上昇さ
せ、型枠97の下部を最下段のコンクリート壁体Waの上
部においてアンカーボルト92bで取り外し可能に拘束
し、両面の型枠97の上部間にアンカーボルト92cをセッ
トした後、コンクリートを打設して第2段のコンクリー
ト壁体Wbを構築した状態を示している。
【0004】第2段のコンクリート壁体Wbが硬化した
後、まず両面の型枠97をアンカーボルト92bから開放
し、かつ第2段のコンクリート壁体Wbから型枠97を剥
離した後、図18に示すように鋼棒94に対して油圧ジャッ
キ95を上昇させて型枠97の下部を第2段のコンクリート
壁体Wbの上部においてアンカーボルト92cにより拘束
し、型枠97の上部には新たにアンカーボルト92dをセッ
トしてから第3段のコンクリートを打設するのである。
【0005】さらに第3段のコンクリート壁体Wcの養
生後、壁体両面の支柱91の下部と最下段のコンクリート
壁体Waとのアンカーボルト92aによる拘束を解き、型
枠97を反力材として油圧ジャッキ95を鋼棒94に対して下
降させることにより、支柱91の下部が最下段のコンクリ
ート壁体Waと第2段のコンクリート壁体Wbとにかか
る高さまで上昇させ、この高さで直近のアンカーボルト
により拘束すると図17と同じ相対位置関係となるから、
以後この操作を繰り返すことによって所定の高さまでコ
ンクリート壁体を構築することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この工法
は、油圧ジャッキと型枠とがアームを介して一体となっ
て上昇するので、化粧パネルを兼ねた「捨て型枠」には
適用できないこと、アンカーボルトのセットならびにこ
れに対する型枠や支柱の拘束、解除の作業が繰り返し行
われるため作業能率が悪いこと、またこれらの作業のた
め壁体の両面において、つまり外面側でも作業が必要と
なるなどの問題点があった。また、壁体の断面が徐々に
変化するような構造物にも適用が困難であった。
【0007】本発明は、これらの問題点を解消し、外面
には捨て型枠を使用し、作業をすべて壁体の内側だけで
行うことができるとともに、能率的に上昇、固定を行う
ことができ、かつ変化する断面にも対応することのでき
る仮設構台上昇工法を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状のコンク
リート壁体を構築するため壁体内側に略内接させて仮設
する構台の上昇工法であって、壁体の既に構築された部
分の内側複数箇所に反力支柱を略鉛直方向に取り付け、
前記構台の主たる作業床に水平方向に配置された主梁の
端部に油圧ジャッキを備える上昇機構を設け、この上昇
機構を前記反力支柱に係合させ、前記油圧ジャッキを伸
縮させて前記構台を間欠的に上昇させることを特徴と
し、前記壁体を形成するための外型枠として捨て型枠を
使用するとともに、前記壁体を形成するための内型枠お
よび反力支柱を下方の使用済み部分から順次上方に移し
変えて使用することが望ましく、また、前記構台が、主
梁から下方に複数段の作業床を吊り下げ、各作業床に壁
体内面に対し出入可能なデッキプレートを配置したこと
が好ましい。
【0009】さらに、前記上昇機構が、反力支柱をかこ
んで上下2段の枠体を配置し、各枠体と反力支柱の間に
両者の係合するストッパ機構を備えるとともに、この上
下2段の枠体間に前記油圧ジャッキを取り付け、上下2
段の枠体のいずれか一方を構台の主梁と接続するもので
あることが望ましく、また、前記ストッパ機構が、反力
支柱に一定間隔で切り孔を設けるとともに、枠体には、
水平姿勢と下向き姿勢の間で回転自在でかつ水平姿勢の
とき先端部がこの切り孔をくぐり抜けて突出することに
より反力支柱と係合するストッパレバーを設けてなるも
のであることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面により詳
細に説明する。図1はこの実施例における鉄筋コンクリ
ート構造物である筒状の壁体の構築途中を示す縦断面
図、図2(a)は底部付近を構築中の状況を示す平面
図、(b)は頂部近くを構築中の状況を示す平面図で、
Wは壁体、CCはクライミングクレーン、3は仮設の構
台で、構築中の壁体部分に略内接して設置されていなけ
ればならないので工事の進捗に従って順次上昇させてや
る必要がある。
【0011】図2(a)、(b)により明らかなよう
に、この構造物は底部と頂部では断面形状が異なり、図
2において左右方向の頂点を結ぶ対角線長さは一定だ
が、デザイン的理由から、上下方向の頂点は高さに伴い
接近し、四辺形形状ではあるが、頂部においてはややつ
ぶれた菱形となっている。本実施例においては、仮設の
構台3を上昇させながら型枠をセットし、このような形
状の壁体を構築するのである。
【0012】つぎに、壁体を1段毎に構築する手順を図
面により説明する。図3ないし図7はある高さにおける
壁体の構築作業を行っている部分を示す部分断面図で、
Wは壁体でWaは直前の段階で構築された部分、1は反
力支柱、2はこれを壁体Wに取り付けるブラケット、3
は上昇しながら作業を行う構台、4はその所定高さに設
けられるデッキプレート、7は外型枠となるPC化粧
版、8は内型枠、9は鉄筋である。
【0013】図3において構台3は、後に説明する油圧
ジャッキおよびストッパレバーを介して、壁体Wにブラ
ケット2を介して略鉛直方向に取り付けられた反力支柱
1に支持されている。構台3は上下4段の作業床を備
え、それぞれにデッキプレート4が取り付けられてい
る。デッキプレート4は後に詳しく説明するように、水
平方向に出入可能となっており、必要に応じて壁体Wに
接近させて固定する。上下方向4段の作業床の高さは、
壁体Wの直前に構築された部分Waの上下付近およびこ
れから構築するその上の部分の上下付近に相当する。
【0014】図3では、壁体Wの直前に構築された部分
Waの養生が完了したので、その上の部分の構築にかか
るため、まず外型枠となるPC化粧版7をクレーンによ
り吊り込んでいる状態を示している。PC化粧版7は、
オムニア版等の名称で呼ばれるPC部材で、捨て型枠と
してそのまま壁体の一部を構成し、外表面には任意の色
彩や模様によるデザインが施される。
【0015】PC化粧版7を壁体Wの外表面上方延長部
分に取り付け、適宜振れ止め等によりその位置を保持さ
せたのち、図4に示すように鉄筋9を吊り込む。鉄筋9
は適宜既設の壁体部分の鉄筋と接続する。つづいて図5
に示すように壁体W下部で不要となった内型枠8を取り
外して壁体Wの内表面上方延長部分に取り付け、その上
端付近の反力支柱1との間にアンカーボルト等を介して
ブラケット2を取り付ける。
【0016】つづいて図6に示すように型枠内にコンク
リートCを打設する。また、この間の適当な時期に壁体
W下部で不要となった反力支柱1を取り外して現在の反
力支柱1の上端に取り付ける。コンクリートが硬化して
新規に壁体Wbが構築されたら、後に説明する油圧ジャ
ッキを作動させて図7に示すように構台3を1ピッチ分
だけ上昇させる。これで壁体Wと構台3とは図3の状態
に戻るから、以後このサイクルを繰り返して所望の高さ
まで壁体Wを構築することができる。
【0017】構台の上昇する1ピッチは壁体Wを1回に
打設する高さであり、PC化粧版7をはじめとする型枠
や鉄筋、ストッパレバーが係止する反力支柱の切り孔の
間隔等、本工法の高さ方向の寸法はすべてこれが基準と
なる。例えば2700〜3000mmの範囲で事前に決定する。
なお、本工法において最初の壁体をやや傾斜して構築
し、以後の型枠や反力支柱をこれと平行に上方へ延長し
て行けば、全体として傾斜した壁体が構築できることは
あらためて説明するまでもない。
【0018】以上説明したように、本発明の仮設構台上
昇工法によれば、内型枠と反力支柱について下方の用済
み部分から順次上方へ移し変えるのみで、あとは油圧ジ
ャッキの操作により簡単に上昇操作を行うことができ、
またすべての作業を壁体の内側の作業床において行うこ
とができるから、作業はきわめて能率的、かつ安全であ
る。
【0019】つぎに本工法の特徴のひとつである構台3
の構造について、図8ないし図10により説明する。図
8、9は構台3の平面図、図10は正面図で、31(31a、
31b)は主たる作業床である最上段に水平方向に配置さ
れた主梁、32(32a、32b)は中央の主梁の端部、すな
わち最上段作業床の4隅に上下2段に、水平方向に配置
された油圧ジャッキ用のフレーム、33は平面図である図
8、9における上下方向の主梁31aに沿って設けられた
ガイドレール、4はこれに嵌装された壁体内面に対し出
入可能なデッキプレートである。
【0020】図2において説明したとおり、この構造物
は高さに従い断面形状が徐々に変化するが、図8は構台
3が地上近くにあるとき、図9は同じく頂部近くにある
ときの状態を示す。したがって図8では各デッキプレー
ト4は各ストローク一杯まで引き出されているのに対
し、図9では逆に内側に引き込められて、それぞれ想像
線で示した壁体に接近させることができる。なお、図面
上下方向の主梁31aのうちフレーム32を取り付けた中央
の一対は、デッキプレートと一体となって出入可能であ
る。
【0021】また、図10に示すようにこの実施例の構台
3は最上段の主梁31から下方に3段の作業床が吊り下げ
られており、合計4段のレベルで作業を行うことができ
る。例えば最上段ではクレーン作業やコンクリート打
設、配筋等、2段目ではコンクリート打設の際のバイブ
レータ操作や型枠セット、3段目では下方の型枠のばら
し作業、最下段では同じく型枠ばらしや硬化後の壁の手
入れなどの作業を行う。図示しないが各段への昇降は適
宜階段等を設けて行う。各段とも出入自在なデッキプレ
ートが適宜取り付けられ、壁体の形状変化に応じて出入
りを調整する。
【0022】図11は1か所のデッキプレートを示す平面
図である。デッキプレート4の両縁部には樹脂等のすべ
り材よりなるスライドピース41が取り付けられており、
両側一対のガイドレール33に嵌装され、後端と主梁31b
との間に取り付けられた引き寄せボルト42により出入を
行う。出入の操作を油圧シリンダ等によって行っても何
ら差し支えないが、出入は構台の上昇と同じサイクルで
何日かに1回行うだけであるから、人力作業でも特に問
題はない。図11におけるAA矢視による水平方向断面図
を図12に、同じくBB矢視による水平方向断面図を図13
に示す。
【0023】このように、高さにより断面形状が変化す
る壁体であっても、常に壁体に近接する位置まで作業床
を張り出して設置できるから安全性が向上する。つぎ
に、同じく本工法の特徴のひとつである油圧ジャッキに
よる構台の上昇機構について説明する。前記したよう
に、油圧ジャッキは構台最上段作業床の4隅に配置され
る。図14は油圧ジャッキ部分を一部断面で示す正面図、
図15は同じく側面図、図16は図14のC部を拡大して示す
部分正面図で、5は油圧ジャッキ、6はフレーム32に設
けられたストッパレバーである。反力支柱1は1か所に
つき2本一対のH形鋼で、ウエブ部には一定ピッチで長
方形の切り孔11が設けられている。図16で寸法Hで示す
部分が切り孔11である。
【0024】上下2段のフレーム32a、32bは、それぞ
れがこの一対の反力支柱1を囲む四辺形状の枠体で、下
部のフレーム32aは主梁31の端部に固定されているが、
上部のフレーム32bは主梁31とは結合されていない。上
下のフレーム32a、32bの間に2本の油圧ジャッキ5が
縦方向に取り付けられている。各フレーム32a、32bに
はストッパレバー6が設けられており、これが前記の反
力支柱1の切り孔11に係合する。ここでストッパレバー
6の機能について図16により説明すると、ストッパレバ
ー6はその中心付近をピン61で回転可能にフレーム32
(32a、32b)に取り付けられている。いまストッパレ
バー6の反力支柱1側を先端、反対側を後端と呼ぶこと
にすると、後端にはカウンタウエイト62が溶接され、ま
た図16の実線で示す水平位置よりも時計方向には回転し
ないようにフレーム32側にストッパ63が取り付けてある
ので、水平姿勢と下向き姿勢との間で回転自在である。
【0025】ストッパレバー6は、水平姿勢のときその
先端が反力支柱1のウエブの切り孔11をくぐり抜けて突
出する距離に取り付けられている。図16の実線で示す状
態、すなわちストッパレバー6が水平のとき、ピン61を
押し下げる方向に力が作用しても、後端側のストッパ63
によってストッパレバー6はこれ以上時計方向に回転で
きないから、その力はそのまま反力支柱1によって支持
される。係止を確実とするため、ストッパレバー6の先
端下部はかぎ状としてある。
【0026】つぎにピン61、すなわちフレーム32を押し
上げる方向に力を与えると、ストッパレバー6は切り孔
11の上端に当たって想像線で示したように反時計方向に
回転し、フレーム32は反力支柱1のウエブをなでながら
任意の高さまで上昇可能となる。なお、前記の反力支柱
の切り孔の高さHは、ストッパレバー6が回転できるだ
けの寸法とする必要がある。フレーム32をさらに次の切
り孔11の位置まで上昇させると、カウンタウエイト62の
作用によりストッパレバー6は時計方向に回転して図16
の実線の状態となる。ここで上昇を止めれば再びフレー
ム32にかかる重量は反力支柱1に支持されるし、そのま
まさらに上昇させることもできる。すなわち、このスト
ッパ機構は、任意のストロークでフレームを上昇させ、
止めたところの最寄りの切り孔11によってフレームが支
持されるのである。
【0027】再び図14に戻って構台の上昇機構を説明す
る。はじめは上下のフレーム32a、32bとも図の実線の
位置にあり、ストッパレバー6によって反力支柱1に支
持されている。つぎに油圧ジャッキ5を伸長させると、
下方のフレーム32aはストッパレバー6の作用によって
これ以上下降できないので、図の想像線で示すように上
方のフレーム32bが上昇を開始し、所定の位置までフレ
ーム32bを押し上げる。この間フレーム32aは動かない
ので構台はまだ停止したままである。次に油圧ジャッキ
5を引き込むと、今度は上側のフレーム32bはストッパ
レバー6の作用により下降できないので、下側のフレー
ム32aが引き揚げられ、主梁31が上昇することになる。
すなわち油圧シリンダの伸長、引き込みという動作の反
復によって主梁31を介して構台が上昇して行くのであ
る。
【0028】なお、主梁31を下側のフレーム32aに取り
付けた例で説明したが、これを上側のフレーム32bに取
り付けることもできる。要は上下2組のフレーム間に油
圧ジャッキを取り付け、いずれか一方のフレームに主梁
を接続すればよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、高さによって断面形状
が変化する壁体の構築にも対応でき、構台や型枠等の上
昇や足場の設置等の作業が能率化されるとともに安全性
も向上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における壁体の構築状況を示す
縦断面図である。
【図2】同じく本発明の実施例における壁体の構築状況
を示す平面図である。
【図3】本発明の実施例における壁体の構築手順を示す
部分断面図である。
【図4】同じく本発明の実施例における壁体の構築手順
を示す部分断面図である。
【図5】同じく本発明の実施例における壁体の構築手順
を示す部分断面図である。
【図6】同じく本発明の実施例における壁体の構築手順
を示す部分断面図である。
【図7】同じく本発明の実施例における壁体の構築手順
を示す部分断面図である。
【図8】本発明の実施例における構台を示す部分平面図
である。
【図9】同じく本発明の実施例における構台を示す部分
平面図である。
【図10】本発明の実施例における構台を示す正面図であ
る。
【図11】本発明の実施例におけるデッキプレートを示す
平面図である。
【図12】図11のAA矢視による水平断面図である。
【図13】図11のBB矢視による水平部分断面図である。
【図14】本発明の実施例における油圧ジャッキ付近を示
す部分正面図である。
【図15】本発明の実施例における油圧ジャッキ付近を示
す部分側面図である。
【図16】図14のC部を拡大して示す部分正面図である。
【図17】従来の技術を示すコンクリート壁体の連続構築
装置の垂直方向部分断面図である。
【図18】同じく従来の技術を示すコンクリート壁体の連
続構築装置の垂直方向部分断面図である。
【符号の説明】
1 反力支柱 2 ブラケット 3 構台 4 デッキプレート 5 油圧ジャッキ 6 ストッパレバー 7 PC化粧版(捨て型枠) 8 内型枠 9 鉄筋 31 主梁 32 フレーム(枠体) 33 ガイドレール 41 スライドピース 42 引き寄せボルト 61 ピン 62 カウンタウエイト 63 ストッパ 91 支柱 92 アンカーボルト 93 足場 94 鋼棒 95 油圧ジャッキ 96 アーム 97 型枠 C コンクリート CC クライミングクレーン W 壁体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のコンクリート壁体を構築するため
    壁体内側に略内接させて仮設する構台の上昇工法であっ
    て、 壁体の既に構築された部分の内側複数箇所に反力支柱を
    略鉛直方向に取り付け、前記構台の主たる作業床に水平
    方向に配置された主梁の端部に油圧ジャッキを備える上
    昇機構を設け、この上昇機構を前記反力支柱に係合さ
    せ、前記油圧ジャッキを伸縮させて前記構台を間欠的に
    上昇させることを特徴とする仮設構台上昇工法。
  2. 【請求項2】 前記壁体を形成するための外型枠として
    捨て型枠を使用するとともに、前記壁体を形成するため
    の内型枠および反力支柱を下方の使用済み部分から順次
    上方に移し変えて使用する請求項1に記載の仮設構台上
    昇工法。
  3. 【請求項3】 前記構台が、主梁から下方に複数段の作
    業床を吊り下げ、各作業床に壁体内面に対し出入可能な
    デッキプレートを配置したことを特徴とする請求項1に
    記載の仮設構台上昇工法。
  4. 【請求項4】 前記上昇機構が、反力支柱をかこんで上
    下2段の枠体を配置し、各枠体と反力支柱の間に両者の
    係合するストッパ機構を備えるとともに、この上下2段
    の枠体間に前記油圧ジャッキを取り付け、上下2段の枠
    体のいずれか一方を構台の主梁と接続するものである請
    求項1に記載の仮設構台上昇工法。
  5. 【請求項5】 前記ストッパ機構が、反力支柱に一定間
    隔で切り孔を設けるとともに、枠体には、水平姿勢と下
    向き姿勢の間で回転自在でかつ水平姿勢のとき先端部が
    この切り孔をくぐり抜けて突出することにより反力支柱
    と係合するストッパレバーを設けてなる請求項4に記載
    の仮設構台上昇工法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110821149A (zh) * 2018-08-08 2020-02-21 李宜君 一种应用于房屋滑模成型装置的取模装置及取模方法
CN113005914A (zh) * 2021-03-16 2021-06-22 浙江交工集团股份有限公司 异形墩塔液压爬模新型转换体系的施工方法

Cited By (3)

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