JPH10212787A - 居住室ユニット - Google Patents

居住室ユニット

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Publication number
JPH10212787A
JPH10212787A JP26299396A JP26299396A JPH10212787A JP H10212787 A JPH10212787 A JP H10212787A JP 26299396 A JP26299396 A JP 26299396A JP 26299396 A JP26299396 A JP 26299396A JP H10212787 A JPH10212787 A JP H10212787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
sprocket
movable floor
chain
sprockets
Prior art date
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Pending
Application number
JP26299396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Harada
俊輔 原田
Tatsuo Ozeki
達生 尾関
Kunio Ishii
邦夫 石井
Motoharu Hachimine
元春 鉢嶺
Norio Chiba
範夫 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOMENO SEISAKUSHO KK
Yamada Kensetsu KK
Proterial Ltd
Original Assignee
SOMENO SEISAKUSHO KK
Hitachi Metals Ltd
Yamada Kensetsu KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SOMENO SEISAKUSHO KK, Hitachi Metals Ltd, Yamada Kensetsu KK filed Critical SOMENO SEISAKUSHO KK
Priority to JP26299396A priority Critical patent/JPH10212787A/ja
Publication of JPH10212787A publication Critical patent/JPH10212787A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済性に優れ、安全性の高い可動床構造を有
する居住ユニットを提供すること。 【解決手段】 天井と固定床との間に可動床を有する立
方体状の居住室と、可動床を昇降させる昇降手段とを有
し、前記昇降手段は上部に1組の上部スプロケット、下
部に1個の下部スプロケットを所定の間隔で配置し、居
住室内の4ケ所に立設された支柱と、可動床を支持し上
部スプロケットと上下で対になる下部スプロケットに巻
回された主務チェンと、横方向で対になる上部スプロケ
ット同士を連結する連結用無端チェンと、連結用無端チ
ェンと直交する方向に並ぶ一対の下部スプロケットを連
結する軸部材とその駆動手段を含む駆動装置を有するこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンルームマンシ
ョン等の、固定床と可動床をもった多目的居住空間に関
するものであり、特に可動床の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、独身者や単身赴任者等のために、
中層または高層のワンルームマンションが多数建設され
ている。このようなワンルームマンションは、比較的狭
い占有面積あるに拘らず、1つの居住空間が居間、客
室、寝室等を兼ねている。そこで寝室として使用するた
めに、室内にベッドを置くと、居間として使用するとき
にこれが障害になり、一方居間として使用するために応
接セットを置いてしまうと、寝室として使用できるスペ
ースが少なくなる。このような不具合を解消するため
に、例えば特開平2−280299号および実開平3−
58508号公報に開示されているように、居住空間に
固定床と共に、昇降できる可動床を設置し、この固定床
と可動床の上にベッドや応接セットを置き、可動床を上
昇させた状態で固定床上を第一の居住空間とし、可動床
を下降させた状態で、可動床上を第二の居住空間とし、
同じ占有面積で居住空間を2倍に利用できるようにする
ことが提案されている。
【0003】上述した可動床を昇降させる方式として
は、可動床の4隅をボールスクリューで支持して、ボー
ルスクリューを電動機で回転させることにより、可動床
を昇降させるもの或いは可動床を卷取り機を介して4本
の帯状ベルトで吊るして、巻取り機を回転させることに
より、可動床を昇降させるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来技
術においては、次のような問題点が存在することが判明
した。まずボールスクリュー方式においては、ボールス
クリューのネジ部の長さが2m程度は必要である。この
縦長のボールスクリューに可動床及び家具等の重量が圧
縮荷重として作用するので、これに耐えるためにボール
スクリューの径を過度に大きくしなければならず、経済
性において問題のあるものである。
【0005】次に帯状ベルト方式においては、可動床を
上から4本の帯状ベルトで吊るしているのみであるか
ら、例えば地震が発生して、下方から押上げる力が作用
したとき可動床は上に持ち上げられて、可動床およびそ
の上にある家具等に過度の力が働くことがあるというこ
とである。
【0006】本発明は、上記した問題点を解決して、簡
易で安定性にすぐれた可動床構造を有する居住室ユニッ
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、居住ユニット
であって、天井と固定床との間に可動床を有する立方体
状の居住室と、可動床を昇降させる昇降手段とを有し、
前記昇降手段は、上部に1組の上部スプロケット、下部
に1個の下部スプロケットを所定の間隔で配置し、居住
室内の4カ所に立設された支柱と、可動床を支持し、上
部スプロケットと上下で対になる下部スプロケットに卷
回された主務チェンと、横方向で対になる上部スプロケ
ット同志を連結する連結用無端チェンと、連結用無端チ
ェンと直交する方向に並ぶ一対の下部スプロケットを連
結する軸部材とその駆動手段を含む駆動装置とを有する
ことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例を示す居住室の平面
図、図2は図1のA−A断面図である。ワンルームマン
ションの1区画1は、図1に示すように居住空間となる
主室2と、キッチン、浴室、トイレ等からなる付随室3
とからなる。上記区画1は隣接区画とはコンクリート壁
4で区画されていると共に、主室2と付随室3とは仕切
壁5により仕切られている。主室2は、コンクリートス
ラブ6A上に配置されたフローリング等からなる固定床
6と昇降可能に設けられた可動床7を有し、付随室3に
は、コンクリートスラブ6Aより所定間隔をおいて床8
が設置されており、主室2と付随室3の上部には天井9
が形成されている。そして主室2と付随室3のとの間に
連絡通路10を設けて、連絡通路10内に付随室3と主
室2との段差を結ぶ階段11を設け、更に連絡通路10
の付随室3側入り口には外開きのドア12を設ける。そ
してドア12の外側で付随室3内に可動床7を操作する
操作盤13を設ける。
【0009】図2において、7Aは可動床7が下限位置
Aに下降した状態を示し、7Bは上限位置Bに上昇した
状態を示す。可動床7が下限位置Aである7Aにあると
きは、付随室3にある床8と同じレベルになるように下
限位置を設定する。平面的に見て前記階段11は、図1
に示すように付随室3の床8の中間部に設けられ、その
階段11の側部には機械室15が設置され、可動床7を
昇降するチェンを駆動する電動機16が収納してある。
【0010】次に可動床7を昇降するための昇降装置に
ついて説明する。図3は昇降装置を示すスケルトン図で
あり、図4は昇降装置30を構成する主要部材を示すも
のである。図中31は支柱であって、該支柱31中の上
部に2連の上部スプロケット32を軸33を介して回転
自在に設け、所定寸法を有して支柱31の下部に1連の
下部スプロケット34を軸35を介して回転自在に設け
る。図6は支柱31の横断面を示すものである。部材3
1A,31B,31Cは溶接構造でコの字型に形成し、
その開口面に部材36をネジで取り付ける。部材36に
は開口部36Aが形成されており、ここは後述する可動
床10の取り付け板が貫通する。支柱31の天板31D
及び底板31Eにはネジ式のジャッキ37が取り付けら
れている。
【0011】図7は他の支柱38を示すもので、支柱3
1とは下部スプロケット39の構造が相違するのみであ
る。即ち下部スプロケット39の軸40は軸受41で回
転自在に支承されるものであり、他の構成品は支柱31
と同一であるから番号は同じにする。主室2の4隅に支
柱31と支柱38を各々2本づつ立設し、支柱31,3
8の下部に設けられたジャッキ37Aで各支柱31,3
8のレベル調整をし、調整が終了したら各支柱31,3
8の上部に設けられてジャッキ37Bで天井に固定す
る。当然各ジャッキ37A,37Bは固定床6と天井9
にドリルアンカ等の適宜な固定具で固定する。2つの支
柱38に取り付けられたスプロケット39及び軸40を
カップリング42を介して連結軸43で連結すると共
に、電動機16を軸40に連結する。支柱31中のスブ
ロケット32Aとスプロケット39、支柱38中のスプ
ロケット32Aとスプロケット34に各々主務チェン4
4が掛け渡され、各主務チェン44は前記可動床7の4
箇所の上下に結合されて、主務チェン44と可動床7と
が一体化される。更に支柱31中のスプロケット32B
と支柱38中のスプロケット32Bとに各々連結用無端
チェン45が掛け渡される。
【0012】上記した各々のスプロケットとチェンの連
結によって、電動機16を駆動することで、総てのスプ
ロケットが同期して回転し、4本の主務チェン44は同
時に巻き上げ、あるいは巻き下げられる。
【0013】次に述べるように本発明では、万一主務チ
ェン44あるいは連結用無端チェン45が破断した場合
でも、可動床7の落下を確実に防止することができる。
又、主務チェン44および連結用無端チェン45で可動
床7を懸架し、且つ各スプロケットを連結しており、チ
ェンとスプロケットとの間に滑りが生じないから、前記
したようにチェンの一部が破断してもスプロケットおよ
びチェンがロックされて、可動床7の不意の落下を防止
することができる。このチェンに替えてワイヤーとシー
ブを使用した場合は、ワイヤーおよびシーブをロックす
ることができないから、可動床7は落下する危険性が大
きい。又支柱31,38に事前にスプロケットホイルを
組み込むことができるから、現地での組立の際、レベル
調整が容易に行える。
【0014】なお本発明では可動床7の上下に主務チェ
ン44が連結されて可動床7が上下方向に拘束されてい
るから、地震が発生しても、可動床7は建物と一緒に揺
れるものの、可動床7が単独で特段に激しく揺れること
はなく、この点でも安全性は高いものである。このよう
に本発明では、チェンとスプロケットを組み合わせて使
用するので高い安全性を確保することが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記構成としたから、地震に対
しても建物と同等の安全性を有し、又昇降手段に故障が
生じた場合でも安全性が高く、且つ組立の容易な経済性
に優れた居住空間の可動床装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワンルームマンション
の1区画を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の昇降装置の概略を示すスケルトン図で
ある。
【図4】本発明の実施例の支柱を示す正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4のA−A矢視図である。
【図7】本発明の実施例の支柱を示す正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
1 居住区画、2 主室、3 付随室、6 固定床、7
可動床、8 床、10 連絡通路、15 機械室、1
6 電動機、30 昇降装置、31,38 支柱、32
上部スプロケット、34 下部スプロケット 44 主務チェン、45 連結用無端チェン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾関 達生 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社熊谷工場内 (72)発明者 石井 邦夫 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社熊谷工場内 (72)発明者 鉢嶺 元春 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社熊谷工場内 (72)発明者 千葉 範夫 神奈川県川崎市麻生区片平4−17−8

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井と固定床との間に可動床を有する立
    方体状の居住室と、可動床を昇降させる昇降手段とを有
    し、 前記昇降手段は、上部に1組の上部スプロケット、下部
    に1個の下部スプロケットを所定の間隔で配置し、居住
    室内の4カ所に立設された支柱と、 可動床を支持し、上部スプロケットと上下で対になる下
    部スプロケットに巻回された主務チェンと、 横方向で対になる上部スプロケット同志を連結する連結
    用無端チェンと、 連結用無端チェンと直交する方向に並ぶ一対の下部スプ
    ロケットを連結する軸部材とその駆動手段を含む駆動装
    置とを有することを特徴とする居住室ユニット。
JP26299396A 1996-10-03 1996-10-03 居住室ユニット Pending JPH10212787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26299396A JPH10212787A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 居住室ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26299396A JPH10212787A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 居住室ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH10212787A true JPH10212787A (ja) 1998-08-11

Family

ID=17383416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26299396A Pending JPH10212787A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 居住室ユニット

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JP (1) JPH10212787A (ja)

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