JPH0444533Y2 - - Google Patents

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JPH0444533Y2
JPH0444533Y2 JP9096287U JP9096287U JPH0444533Y2 JP H0444533 Y2 JPH0444533 Y2 JP H0444533Y2 JP 9096287 U JP9096287 U JP 9096287U JP 9096287 U JP9096287 U JP 9096287U JP H0444533 Y2 JPH0444533 Y2 JP H0444533Y2
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joint
hoistway
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、個人住宅の1階から最上階(2階ま
たは3階)の間を昇降できるように設置される住
宅用エレベータの昇降路に関するものである。
【従来の技術】
近年、社会の高齢化現象と住宅事情により住宅
の立体化が進み2階建、3階建の個人住宅が一般
化している。このような2階建、3階建の個人住
宅の場合、身体機能の低下したお年寄や身体に障
害をもつ障害者のいる家庭では、階段の昇り降り
が新たな負担となつている。 こうした事情から最近、2階建、3階建の個人
住宅において、人や物の垂直移動を可能にして生
活の利便性を向上させる意図から個人住宅用のエ
レベータが開発されている。
【考案が解決しようとする問題点】
ところで上述の個人住宅にエレベータを設置す
る場合、住宅内に、1階と最上階を連通する昇降
路を設置し、この昇降路に沿つて人や物を載せる
かご(ケージ)を上下昇降させるように構成され
るものであるが、この場合、従来開発が試みられ
ているエレベータの昇降路は、鉄骨部材を設置現
場において溶接手段により骨組した構成のもので
あるため、設置工事に時間がかかり、1基の設置
に数日を要する等の不都合があつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上述の問題点を課題といて提案され
たもので、昇降路の組立に際して溶接手段を不要
にでき、設置工事の日数を大巾に短縮できるよう
に工夫された個人住宅用エレベータの昇降路を提
供しようとするもので、この目的を達成するため
本考案は次のように構成したものである。 すなわち本考案は、住宅の1階床下地盤より最
上階の天井上部に達する長さをもつた4本の角パ
イプ製支柱を4隅に立設し、各支柱間に横桁と筋
かい部材を上下多段に架設して住宅用エレベータ
の昇降路を構成するものにおいて、 上記4隅に立設される支柱に対してこの各支柱
にそれぞれ摺動可能に嵌挿される内径をもつた所
要長さの角パイプ製ジヨイント金具を多数個用意
し、この各ジヨイント金具に、上記横桁の端部を
嵌入する嵌合部と、筋かい部材の端部を係止する
フツクとを備え、 4隅の各支柱に嵌挿された上下多段のジヨイン
ト金具間において、その対向する各段のジヨイン
ト金具の嵌合部を介して支柱間に横桁を架設する
と共に、対角線上に位置する下段のジヨイント金
具と上段のジヨイント金具のフツクを介して支柱
間に筋かい部材を架設したものである。
【実施例】
以下本考案による実施例を添付した図面に基づ
いて説明する。 第1図は本考案による住宅用エレベータの概略
構成を示す左側面図、第2図は正面図、第3図は
第2図の−断面図であり、実施例は2階建の
住宅に設置されるエレベータを示す。 図において、符号1は本考案の対象となるエレ
ベータの昇降路であり、2はその昇降路内に沿つ
て人や物を昇降するかご(ケージ)で、その出入
口側には自動または手動により開閉できる扉21
が設けられている。 上記昇降路1は、エレベータを設置する住宅の
1階床下の地盤より最上階(2階)の天井上部に
達する長さをもつた4本の角パイプ製支柱11〜
14を4隅に立設し、この4隅に立設された支柱
11と12,12と13,13と14,14と1
1の各支柱間にそれぞれ複数段の横桁15と筋か
い部材16を架設して上下方向に延びる四角形の
垂直通路を構成してなるものである。なお以下の
説明において支柱11と12間を左列、13と1
4間に右列、11と14間を正面列、12と13
間を背面列と称す。そして各支柱11〜14には
その底面にアンカプレート18が固着されて地盤
上に安定的に立設できるようにしてある。 上記支柱11〜14間に架設される横桁15お
よび筋かい部材16は、第4図に示されているよ
うに各支柱11〜14にそれぞれ摺動可能に嵌挿
される内径をもつた所要長さの角パイプ製ジヨイ
ント金具17を介して取付けられるもので、上記
ジヨイント金具17には、その2つの面に横桁1
5の端部を嵌入する2個の嵌合筒部17aと、筋
かい部材16の端部を係止する2個のフツク17
bとが形成されてあり、またジヨイント金具17
を各支柱11〜14の所定位置に固定するための
止ねじ17cが設けられている。 しかして各支柱11〜14に対し、その支柱間
に架設される横桁15の架設段数および架設位置
に対応して複数個のジヨイント金具17が各支柱
11〜14に嵌挿され、その対向するジヨイント
金具17,17間において横桁15の両端部をそ
れぞれのジヨイント金具17に設けた嵌合筒部1
7aに嵌入することで左列、右列、正面列、背面
列の各支柱間に所要段数の横桁15が架設され
る。 また対角線上に位置する下段のジヨイント金具
17と上段のジヨイント金具17との間におい
て、その各フツク17bに筋かい部材16の両端
部を係合することで、上記各列の支柱間に筋かい
部材16が架設される。 このような架設方法では組付け部分に溶接個所
が全く無くなるので昇降路1の組立が大巾に簡単
となり、設置工事をスピード化できる。なお上記
筋かい部材16にはその中間部にターンバツクル
16aが設けられていて張り具合を調節できるよ
うにしてある。 なお上記昇降路1には、その左列の支柱11と
12の間および右列の支柱13と14の間のそれ
ぞれ中間位置に一対のラツクポール3が立設され
る。このラツクポール3は、角パイプ製ポールの
一側面に上下方向へ連続したラツク歯31が形成
され、底面にアンカプレート32を固着してなる
もので、上記した左右列の支柱11と12、13
と14の間にそれぞれ架設した横桁15に対し
て、この横桁15に、第5図に示すセツト金具3
3を介して垂直に固定されているものである。 上記セツト金具33は、横桁15に摺動可能に
嵌挿される内径をもつた角パイプ製の筒体で、こ
れには固定ボルト33bを備えた取付板33a
と、止ねじ33cとが設けられてあり、一方、ラ
ツクポール3には上記セツト金具33に対応して
上下方向に長孔34aを形成した取付ブラケツト
34が設けられ、この取付ブラケツト34とセツ
ト金具33の取付板33aとを重合させて両者を
固定ボルト33bにより締付け固定するものであ
る。この固定に際してセツト金具33を横桁15
に沿つて水平移動調整し、また固定ボルト33b
を長孔34aに沿つて上下移動調整することによ
り、左右のラツクポール3が独立して所定位置の
地盤上に確実に垂直状をなすように固定できる構
造としている。なお上記左右一対のラツクポール
3にはその上端部に、上部より門型の補強桁35
が挿入されて左右のラツクポール3の垂直性が確
実に保持されるように補強している。 また図示の実施例においては、前記ケージ2の
天板上面22および底板下面23の各左右中央側
部に第6図から明らかなように、軸受ブラケツト
43を介して上記一対のラツクポール3を挟持す
るピニオン41とアイドラプーリ42とが設けら
れている。 上記ピニオン41はラツクポール3の一側に形
成されたラツク歯31に噛合い、これと反対のポ
ール面にアイドラプーリ42が転接して、ピニオ
ン41とアイドラプーリ42とでラツクポール3
を挟持するようにしたもので、天板上面22に装
備された左右のピニオン41の回転軸45は、そ
れぞれ駆動モータ46の回転軸と直結されて回転
駆動されるようにしてある。なおこの左右の駆動
モータ46は制御信号により同期して正転、逆
転、停止されるように制御されるものである。 また床板下面23に設置された左右のピニオン
41の回転軸47にはその軸に緊急ブレーキ装置
48が装備されてあり、この緊急ブレーキ装置4
8は、駆動モータ46の故障やラツク歯31とピ
ニオン41との噛合不良等によつてケージ2が規
定値を越える昇降速度になつた場合、回転軸47
の回転遠心力により図示しない係止体がストツパ
に当接して緊急ブレーキが働き、ケージ2が制動
されて乗員の安全性を確保できるようにしている
ものである。 さらに前記ケージ2には、その昇降駆動を補助
する目的で、ケージ2の天板上面22の中央部に
ワイヤロープ51の一端が固着され、ワイヤロー
プ51の他端側が、上記左右ラツクポール3の上
端部を連結する門型補強桁35に軸支された滑車
52、昇降路1の背後上部に軸支した滑車53を
介してケージ2の背後空間に延長垂下され、その
延長端に所定の重錘54が吊り下げられて、ケー
ジ2と重錘54とが“つるべ式”に上下動するよ
うにしている。
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案による住宅用エ
レベータの昇降路は、4隅に立設された4本の支
柱をベースにしてこれに横桁および筋かい部材を
架設する際、その4隅に立設される支柱に対して
各支柱にそれぞれ摺動可能に嵌挿される内径をも
つた所要長さの角パイプ製ジヨイント金具を多数
個用意し、この各ジヨイント金具に、上記横桁の
端部を嵌入する嵌合部と、筋かい部材の端部を係
止するフツクとを備え、4隅の各支柱に嵌挿され
た上下多段のジヨイント金具間において、その対
向する各段のジヨイント金具の嵌合部を介して支
柱間に横桁を架設し、また対角線上に位置する下
段のジヨイント金具と上段のジヨイント金具のフ
ツクを介して支柱間に筋かい部材を架設した構成
としたものであるから、その昇降路の組付け部分
に溶接個所が全く無くなることで、昇降路の組立
が大巾に簡単となり、設置工事の日数を短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による住宅用エレベータの概略
構成を示す左側面図、第2図はその正面図、第3
図は第2図の−断面図、第4図は横桁および
筋かい部材のジヨイント金具を示す斜視図、第5
図はラツクポールの固定部を示す斜視図、第6図
はケージの上面および下面に軸支されるピニオ
ン、アイドラプーリの軸支状態を示す斜視図であ
る。 1……昇降路、11〜14……支柱、15……
横桁、16……筋かい部材、17……ジヨイント
金具、17a……嵌合筒部、17b……フツク、
17c……止ねじ、18……アンカープレート、
2……ケージ、21……開閉扉、22……天板上
面、23……底板下面、3……ラツクポール、3
1……ラツク歯、32……アンカープレート、3
3……セツト金具、33a……取付板、33b…
…固定ボルト、33c……止ねじ、34……取付
ブラケツト、34a……長孔、35……補強桁、
41……ピニオン、42……アイドラプーリ、4
3……軸受ブラケツト、45……ケージの天板上
面に軸支されるピニオンの回転軸、46……駆動
モータ、47……ケージの底板下面に軸支される
ピニオンの回転軸、48……緊急ブレーキ装置、
51……ワイヤーロープ、52,53……滑車、
54……重錘。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 住宅の1階床下地盤より最上階の天井上部に達
    する長さをもつた4本の角パイプ製支柱を4隅に
    立設し、各支柱間に横桁と筋かい部材を上下多段
    に架設して住宅用エレベータの昇降路を構成する
    ものにおいて、 上記4隅に立設される支柱に対してこの各支柱
    にそれぞれ摺動可能に嵌挿される内径をもつた所
    要長さの角パイプ製ジヨイント金具を多数個用意
    し、この各ジヨイント金具に、上記横桁の端部を
    嵌入する嵌合部と、筋かい部材の端部を係止する
    フツクとを備え、 4隅の各支柱に嵌挿された上下多段のジヨイン
    ト金具間において、その対向する各段のジヨイン
    ト金具の嵌合部を介して支柱間に横桁を架設する
    と共に、対角線上に位置する下段のジヨイント金
    具と上段のジヨイント金具のフツクを介して支柱
    間に筋かい部材を架設したことを特徴とする住宅
    用エレベータの昇降路。
JP9096287U 1987-06-12 1987-06-12 Expired JPH0444533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9096287U JPH0444533Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9096287U JPH0444533Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63200574U JPS63200574U (ja) 1988-12-23
JPH0444533Y2 true JPH0444533Y2 (ja) 1992-10-20

Family

ID=30951309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9096287U Expired JPH0444533Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

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JP (1) JPH0444533Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520494A (ja) * 2013-04-23 2016-07-14 ペダルコ インターナショナル リミテッドPedarco International Limited 垂直・水平移動システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520494A (ja) * 2013-04-23 2016-07-14 ペダルコ インターナショナル リミテッドPedarco International Limited 垂直・水平移動システム

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JPS63200574U (ja) 1988-12-23

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