JP2016520494A - 垂直・水平移動システム - Google Patents

垂直・水平移動システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016520494A
JP2016520494A JP2016509559A JP2016509559A JP2016520494A JP 2016520494 A JP2016520494 A JP 2016520494A JP 2016509559 A JP2016509559 A JP 2016509559A JP 2016509559 A JP2016509559 A JP 2016509559A JP 2016520494 A JP2016520494 A JP 2016520494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
car
horizontal
horizontal movement
cars
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016509559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6498181B2 (ja
Inventor
スコムパリン、タルチシオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PEDARCO INTERNATIONAL Ltd
Original Assignee
PEDARCO INTERNATIONAL Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PEDARCO INTERNATIONAL Ltd filed Critical PEDARCO INTERNATIONAL Ltd
Publication of JP2016520494A publication Critical patent/JP2016520494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6498181B2 publication Critical patent/JP6498181B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B9/003Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures for lateral transfer of car or frame, e.g. between vertical hoistways or to/from a parking position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B61B5/00Elevated railway systems without suspended vehicles
    • B61B5/02Elevated railway systems without suspended vehicles with two or more rails
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61CLOCOMOTIVES; MOTOR RAILCARS
    • B61C11/00Locomotives or motor railcars characterised by the type of means applying the tractive effort; Arrangement or disposition of running gear other than normal driving wheel
    • B61C11/04Locomotives or motor railcars characterised by the type of means applying the tractive effort; Arrangement or disposition of running gear other than normal driving wheel tractive effort applied to racks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61CLOCOMOTIVES; MOTOR RAILCARS
    • B61C13/00Locomotives or motor railcars characterised by their application to special systems or purposes
    • B61C13/04Locomotives or motor railcars characterised by their application to special systems or purposes for elevated railways with rigid rails
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61HBRAKES OR OTHER RETARDING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR RAIL VEHICLES; ARRANGEMENT OR DISPOSITION THEREOF IN RAIL VEHICLES
    • B61H9/00Brakes characterised by or modified for their application to special railway systems or purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L27/00Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
    • B61L27/04Automatic systems, e.g. controlled by train; Change-over to manual control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B9/02Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures actuated mechanically otherwise than by rope or cable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B9/02Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures actuated mechanically otherwise than by rope or cable
    • B66B9/022Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures actuated mechanically otherwise than by rope or cable by rack and pinion drives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B2009/006Ganged elevator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

道路、鉄道、水路等の障害物、及び車道によって特に歩行者が影響を受けるあらゆる他の障害物を高架で往復して、更には自動的に乗り越えるための、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人又は物を搬送するための1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムであって、地上に設置した高架橋、及び病院、空港、鉄道駅等の大型建物内に内蔵された高架橋の両方で使用可能であるシステムにおいて、垂直・水平移動システムは、ラックによって作動され、水平及び垂直に延びる2つ以上の走路を有し、1つ以上の走路は、異なる階に設置した垂直及び水平停止部及び降下部を含み、それにより、かご(20)は、障害物を乗り越え、停止部及び降下部の下も通り、モータは、移動の流動性を高め振動及びノイズを低減するために、かごに強固に結合され、傾斜歯部を有するピニオン歯車を介してラックに作用する。【選択図】 図1

Description

本発明は、道路、鉄道、水路等の障害物、及び車道によって特に歩行者が影響を受けるあらゆる他の障害物を高架で往復して、更には自動的に乗り越えるための、門構造体を有するエレベータ・シフタ装置内で人又は物を搬送するための1つ以上のかごの垂直・水平移動システムであって、地上に設置した高架橋、及び病院、空港、鉄道駅等の大型建物内に組み込んだ高架橋の両方で使用可能であるシステムを記載する。
歩行者、二輪車等の自転車又は物品による、車両用移動路、鉄道及び水路等の障害物の交差は、典型的には、同一平面幅の横断歩道、橋又は地下道を介して生じる。事例の大部分を絶対的に構成する、同一平面幅の横断歩道を仮定すると、横断歩道が交通信号により支援される場合でさえ、横断歩道は、実質的に同じ物理的空間内で使用されるので特に歩行者及び自転車にとっていくぶん危険であり、衝突及び事故の発生が見受けられる。交通信号システムは、歩行者と車両との交互の交差を調節する一方で、車両の停止を必要とするため、エネルギーの浪費、汚染ガスの排出、渋滞の発生は避けがたい。歩行者及び環境は、こうしてより多大な汚染を受ける。むしろ、高架橋及び地下道の方が、流れの物理的な分離を得られる。しかし、これらは、費用が掛かり、多くの空間を占めるという欠点を有する。これらは、階段及びスロープに加え、特に障害を持つ人専用のエレベータの追加を必要とする。地下通路は、その建設及び維持の両方で最も費用がかかる。場合によっては、地下通路は、水道管又はガス管、導管、地下鉄、トンネル、考古学的状態又は地質学的状態、又は有害な固定状態等、障害物の存在のために完全に非実用的である。最後に、地下道は、居心地が悪く、人目に付かない場所のため、犯罪の現場となることが多く、多くの人が避けることが多い。水路等の異なる性質の障害物を乗り越える場合でさえ、橋及びガード下通路は生じる。
広範囲ではないが、特許出願及び付与済み特許に関する簡単な調査により、以下の従来技術文献が明らかになった。
特許文献1 FR2638439(A1)(OTIS ELEVATOR CO[米国])
特許文献2 米国特許第3698326(A)号SCHURCH EUGEN等[独]
特許文献3 EP1574467(A1)三菱電機株式会社[日本]
特許文献4 TV2010A000149 SCOMPARIN TARCISIO[伊]
特許文献5 特開2002−370881(矢沢)
特許文献6 CN201296896Y ZONGMING ZHU[中国]
特許文献7 CN101314449 Xin
特許文献8 CN101391720 Xinqi
特許文献1は、かごを備える搬送リフトを記載しており、かごは、少なくとも2つの独立駆動システムによって支持構造体に沿って駆動され、独立駆動システムはそれぞれ、縦長構造体上のかごの上昇又は降下移動、及び構造体の主要上部に沿ったかごの平行移動をもたらす。
特許文献2は、高架型搬送システムにおいて適切な載荷コンテナを懸架するために設計した搬送ユニットの構造を記載しており、搬送ユニットは、当該発明の結合機構によって動作可能に結合した2つの下側キャリッジを具備する。この結合機構は、2つの支持アームを有する支持枠を組み込む枠を枢動する手段を備え、結合機構は、互いに実質的に直交して配置した回転軸に配置した最大2対の回り継手を備える。
特許文献3は、主ロープの両端で連結した第1のかご及び第2のかごが同時に着床可能であるエレベータ装置を記載する。この構造は、第1のかご及び第2のかごが、綱車及びそらせ車それぞれの周囲に巻き付けた主ロープの両端で連結され、第2のかごのかご室をかご枠に対して垂直に移動させる着床補正デバイスが、かごとかご枠との間に配置されるようなものである。第1のかごを設定した着床階に着床させた後、着床補正デバイスによってかご室をかご枠に対して上下に移動させ、それにより第2のかごの着床ずれを補正する。
特許文献4は、高架式都市型エレベータ・シフタ設備において、「U」字型の門から構成される高架橋に沿って人及び物を搬送する移動可能搬送かごのための操縦システムを記載しており、高架式都市型エレベータ・シフタ設備は、障害物の上に架かり、互いに対向する出発ステーション及び到着ステーションの2つのステーションを接続し、前記高架橋は、柱及び案内梁を含み、これら柱及び案内梁に対し、前記かごは、案内梁に対する水平移動の実施に適した摺動手段、及び案内梁に対する垂直移動の実施に適したキャリッジ手段により拘束される。前記キャリッジ手段は、前記摺動手段と係合可能な種類のものであり、前記案内柱に対する垂直移動を達成し、前記かごは、摺動手段に拘束される閉鎖鎖リングにより垂直、水平に移動し、前記鎖は、モータにより駆動される種類のものである。
特許文献5は、2つのエレベータから構成されるデバイスを提案しており、2つのエレベータは、相互接続橋の端部に配置され、互いにロープによって連結され、それにより、一方のかごが上昇する間、他方のかご室が下降し、その逆も同様であるように、一方のかごがもう一方のかごの釣合いおもりを構成し、もう一方のかごが一方のかごの釣合いおもりを構成する。このデバイスは、見た目がよく、場所を取らず、既存の橋に据え付けることができる。この空中相互接続橋のためのエレベータ・デバイスは、2つの点を相互に分離する空中相互接続橋の端点に設置した第1のエレベータ、及び対向する点に配置した第2のエレベータを備える。第1のエレベータ及び第2のエレベータは、巻上げ及び連結機能を有する主ロープによって相互に連結され、この主ロープは、上記相互接続橋の下又は上を横方向に、内部の適切な通路内を通り、第1のエレベータのかごの搬送動作を第2のエレベータのかごに伝達する。
特許文献6は、ガラス壁の垂直エレベータを有する歩道橋を記載しており、この歩道橋は、主要橋、及び主要橋の両端に配置した歩行者用階段を備える。この橋は、橋の底面と地面との間に配置した橋脚によって支持される。一方又は両方における垂直エレベータは、歩道に面して橋の入口/出口を有する。この解決策は、歩道橋と、仕切り壁又はガラスを有する垂直エレベータとを組み合わせたものであり、公知の材料及び技術で作製され、この解決策が意図する機能を満たしており、良好な耐振動性を有し、最後に、都市の景観を享受することを可能にする。
特許文献7は、プラットフォームの昇降を可能にする「H」字型案内部を採用する高架橋のための自動エレベータを提案している。前記「H」字型案内部は、鋼鉄製であり、並列に組み合わされ、巻上げ機は、前記案内部の上側部に位置決めされる。上昇用プラットフォームは、乗客の支持に適した一端部、摺動手段によって前記「H」字型摺動案内部に係合したもう一方の端部を有する。巻上げデバイスは、前記プラットフォームを巻き上げることができるように、ケーブル及び釣合いおもりから構成される。
特許文献8は、交通信号に取って代わることができる、交差部を簡単に通過するためのデバイスを提案している。特許文献8は、特に、吊設かごを有する湾曲案内レールに関し、吊設かごは、階段によって供される2つの高架プラットフォームを連結する前記案内レールに沿って、その間を往復し、前記エレベータかごは、前記かごに結合した巻上げデバイスによって移動させる。
最終的に、したがって、以下のことを公知であるとみなすことが妥当である:
a)少なくとも2つの独立駆動システムによって支持構造体に沿って駆動されるかごを備える搬送リフトであって、独立駆動システムはそれぞれ、縦長構造体上のかごの上昇又は降下移動、及び構造体の主要上部に沿ったかごの平行移動をもたらす、搬送リフト;
b)高架型搬送システムにおいて適切な載荷コンテナを懸架するために設計した搬送ユニットであって、当該発明の結合機構によって動作可能に結合した2つの下側キャリッジを具備する搬送ユニット。この結合機構は、2つの支持アームを有する支持枠を組み込む枠を枢動する手段を備え、結合機構は、互いに実質的に直交して配置した回転軸に配置した最大2対の回り継手を備える;
c)主ロープの両端で連結した第1のかご及び第2のかごが同時に着床可能であるエレベータ装置。この構造は、第1のかご及び第2のかごが、滑車及びそらせ車それぞれの周囲に巻き付けた主ロープの両端で連結され、第2のかごのかご室をかご枠に対して垂直に移動させる着床補正デバイスが、かごとかご枠との間に配置されるようなものである。第1のかごを設定した着床階に着床させた後、かごは、着床補正デバイスによって、かご枠に対し上下に移動し、それにより第2のかごの着床ずれが補正される;
d)道路、高速自動車道、交差点等の障害物、及び車道によって特に歩行者が影響を受けるあらゆる他の障害物を高架式に、往復して、更には自動的に通過するための、エレベータ・シフタ設備内で人及び物を搬送する少なくとも1つのかごの垂直・水平移動システム;
e)道路等の障害物に対し実質的に横断して位置決めした、歩行者のための高架歩道であって、前記道路は、少なくとも2つの対向する一続きの階段、及び連結橋又は高架橋を備え、前記一続きの階段はそれぞれ、前記橋の一端に位置決めされ、関連する側から地面に固着する、高架歩道;
f)階段に近接して位置する2つのエレベータであって、歩行者を地面から、前記道路と交差する歩道橋の高さまで上昇させ、歩行者を歩道橋の高さから地面まで降下させる、エレベータ;
g)歩道橋の両端に設置した2つのエレベータのかごの釣合いシステムの使用であって、システムの巻上げロープは、一方の上昇は他方の降下に対応するように相互に連結される、システム;
h)環境の観点から構造体への影響を少なくし、同時にユーザにとって心地よいものにするための、エレベータへのガラスの使用;
i)かご、ロープ及び釣合いおもりの上昇のための、巻上げデバイスを有する伝達システムの使用であって、巻上げデバイスは、垂直案内部/レールの上側端部に位置決めされる、伝達システム;
j)歩行者交差部の第1の端部から第2の端部まで吊設したかごの平行移動システムの使用であって、かごは、かごの上部に回転機械手段を備える操縦システムを使用し、回転機械手段は、ラック案内部を係合し、ラック案内部は、門にかかり、障害物を横断して乗り越えるように位置決めされる。
欠点
原理として、本出願人等は、少なくとも1つのかごを垂直及び水平方向の両方に組み合わせて移動するのに適した効率的な操縦システムの実装において、公知の解決策に関連するいくつかの共通する問題を明らかにすることができ、こうした問題が、簡単、柔軟で特に効率的な解決策の使用を妨げている。この場合、こうした重要な制約及び困難の一因となる要因の一部を以下に挙げることができる。
個別の複雑な案内システム上に固着するかご底部上に車輪が存在すること;かごを下方に支持する棚の存在により、かご下の寸法が相当になること;かごの移動案内部上に雪等、埃及び破片が頻繁に蓄積されること。
かごの安定性に関し起こり得る問題は、かご案内点が、一般に互いに非常に近接することによる。
通常は、横方向案内システムに影響を与えずにかごの横寸法を増大できないために、かごの広さがほとんどないこと;二重ロープ及び、又はリングのいずれかによる中間ロープのための特許文献1で開示した操縦システムは、かごの水平移動のみに必要とされ、前記ロープをぴんと張って維持し、水平部分にも沿って上記ロープを両方向に移動させる必要性を解決する必要がある。
かごが上昇位置にあるときにかごに留め、全長の端から端まで移動するロープと一体化したフックが存在すること;ロープ及び摺動、案内スケートを有する複雑な巻上げ機によるかごの垂直移動が、移動の柱に沿って棚を垂直に上昇させること;多くのモータ、ケーブル、滑車及びスケートが必要であること。
方向転換時、かごの連続径方向移動の実現ができないこと。
例えば、垂直及び水平経路を追従し、垂直軸に対して回転できる、レール・システムを提供し、垂直軸に沿って、(モータにより駆動する)駆動車輪及び他の自由車輪に対しスレッジが移動する、特許文献2のように、水平移動の各行程において、かごがシステムを係合しシステムから分離するので、安全性が弱いこと。垂直軸に沿って、及び他のフリーホイールを有するスレッジを移動させる特許文献2では、スレッジは、(スレッジ上の)ディスク形状のフックによりかごから吊設され、フックは、(かご上の)一部半円形中空内に嵌合する。したがって、特許文献2の前記システムは、特に、垂直経路の場合、かごのおもりがレール上の車輪の摩擦のみによって維持できない場合、かごを安定化する他の機構を挿入しなければ、揺動し続けるので、実際的な操作に関する重大な問題を呈することを留意されたい。この原因には、かごの移動(加速及び減速)によるもの、なお更に、方向転換によるものがあり、かご上に固持される実際の負荷に従って加えられる釣合いおもりシステムの大きさに変化がないことによる。
特許文献3は、代替的に、上部のいくつかの滑車の周りに延びる単一ケーブル(ロープ又は鎖)に拘束した2つのかごを有する(2重)エレベータ・システムを提供する。これらのかごは、負荷ではなく自重のみで互いに釣り合いを保ち、反対方向に移動する。次に、特許文献3は、ケーブルの長さを補償する2つの代替システムを提供する(ケーブルが伸張すると、適切なモータにより昇降を実行する平面に対し、かごの位置合わせ不良を引き起こす)。枠に対する2つのかごのうち1つは、枠を通してケーブルに拘束され、他方は、2つの滑車上のケーブルの上部の通路を通じて拘束され、滑車は、ケーブルの間を近接して引っ張られるか、又は液圧シリンダ若しくは他のシステムによって更に遠くに押され、両極端のケーブルの有用な長さの変更を決定するようにする。特許文献3で提示した全ての解決策は、高度に複雑で入り組んでおり、信頼できないことが推測できる。
したがって、公知のものを要約すると、以下のこと気付く:
a)多数の結合デバイス(ピニオン)及び水平及び垂直方向両方への多数の案内要素の存在により、相当なエネルギーを浪費すること;鎖の場合、鎖が著しく相当に長いという直接的な結果として、相当なゆがみがあり、ピニオン及び、又はスケート案内部のいずれかを有する入口に騒音がもたらされること;
b)鎖/ピニオンシステムに特有の偏心に起因して、相当な固有の雑音があること;鎖の重量による水平区分に沿った著しい減少(ゆがみ)は、多くのピニオン及び、又は多くの支持スケートを導入のいずれかをする必要性をもたらすこと;
c)鎖又はロープの場合、長辺垂直区分における「振り子による」強い揺動があり、その結果、負荷及び速度に微小変動を引き起こすこと;
d)鎖又はロープの場合、著しい弾性があり、その結果、負荷が変化するにつれて長さが変動すること;
e)鎖又はロープの場合、磨耗及び伸張により、経時的に著しく寸法が変化すること;その結果、頻繁な較正及び事前引張りの必要性が生じること;
f)鎖又はロープの場合、弾性及び屈曲による寸法の変化により、脱線する傾向があること;
g)鎖又はロープの場合、特に、かごがモータ・ピニオンから離れ、長く伸張する鎖により移動する場合(モータ・ピニオンと拘束かごとの間の距離)、かごの位置の制御が困難であること;
h)鎖又はロープの場合、「付着滑り」の影響(接着)により、移動の開始時に引裂きがもたらされ、エンジン・ピニオンと拘束かごとの間の距離が増大すると徐々に悪化すること;
i)鎖の場合、最大移動速度が制約されること(鎖に特有の制限速度);
j)例えば特許文献4では、そのような鎖移動システムは、費用及び性能の点で有益であるが、上記した制約、正確には鎖の使用に関連するいくつかの制約を呈すること;
m)更に、障害物の一方の側に移動し、そこから移動する単一かごを提供する既存の解決策は、一定時間の間に運搬できる人及び、又は物のいずれかの数が限られるという制約があること;
n)そのような数量は、かご自体の容量及びその速度(かごを障害物の一方の側からもう一方の側に搬送できる時間)に関連すること;
o)次に、同様のいくつかのかごの移動システムを示す解決策が存在すること;
p)これらのシステムの間では、例えば、障害物の上を逆「U」字形状のループ経路に沿って一連のかごを移動させる、懸垂システムを実現する操縦システムが強調されること;
q)索道の形態のそのようなシステムは、人及び物の搬送を実現するより多くのかごを有することを可能にし、理論上は、時間単位ごとの搬送容量を増大すること;
r)しかし、公知の従来技術の制約及び欠点は、以下のとおりである:
・地上のステーションが著しく邪魔であること;
・かごの移動に対する制約があり、所定乗降時間を設けなければならず、他のかごの移動、場合によっては他のかごの乗降にも影響を与えること;
・操縦システムの費用及びかさばり並びにそのエネルギー消費の高さ。
FR2638439(A1) 米国特許第3698326(A)号 EP1574467(A1) TV2010A000149 特開2002−370881 CN201296896Y CN101314449 CN101391720
3つ以上の岸壁を含め、鉄道駅のレール等、連続する障害物の場合、ユーザの選択に従って障害物の全てを同時に又はその一部のみを乗り越えることができる、前の段落で述べた解決策と同様の公知の解決策は、見出されていない。したがって、1つ以上の連続する障害物上で、人及び物の搬送を迅速且つ好都合に達成でき、可能性としてはこれらの障害物の間に設置した中間目的地を選択するといった様々なニーズが存在する。
前の段落で述べたシステムでは、システムの間の垂直線が異なる高さである適用例、及び、又は垂直区分に沿ってシステム間の複数の異なる面上に複数位置に設置したいくつかの停止部が存在する適用例のいずれかが存在する場合がある。したがって、前述の液圧適応システムのエネルギー回収を達成すると同時に、異なる面の間で負荷の移動を可能にする発明を開発することが必要である。
前の段落で述べたシステムでは、システムが格納型上部構造により保護されていない場合、案内デバイスの隔離及び保護、かごの移動及び接続、並びに荷重を支える構造体に関する問題がある。デバイスを収容する区画の単純な保護システムは、特許文献4に見出される解決策で予見されており、工業用浮きのブラシと同様の保護ブラシの適用にある。この保護ブラシは、システムの様々な固定部品と移動部品との間の接続要素が中で移動する開口を閉鎖する。しかし、そのようなブラシ・システムは、効果的でなく、耐久性がほとんどなく、ブラシ・システムを構成する毛を変形させる傾向のある動作に影響を受けやすいという結果をもたらす。したがって、システムを特定の所定環境内に据え付ける際に、水平移動システムの機構を収容する区画内へ水、埃、動物等が侵入するのを回避できる、新発見のシステムを開発する必要がある。
前の段落で述べたシステムでは、時間単位ごとの搬送容量の点で最良の結果を得るために、ユーザが単一かご又は一連のかごを移動する方策を決定することが重要である。実際には、システムが、ユーザが間接的に対処する応力に対し適切に応答することが望ましい。特に、2つ以上のかごの存在、及びかごをかご同士自律的に移動させる可能性には、かごの移動を知的に協調的に決定できることが必要とされる。したがって、可能性としてはユーザの要求を予期して、かごの移動を最適化できるシステムを開発する必要がある。
前の段落で述べ、提案したシステムでは、適応型液圧空気圧蓄圧器、液圧シリンダ及び鎖付きデバイスを有する釣合いシステムを提供する場合、かごを水平に移動すべきときに生じる問題のために、特に水平走路区分が特に長い場合及び、又は3つ以上の垂直走路のいずれかがある場合、鎖デバイスの使用が困難になる。したがって、上記鎖の機能を効果的に達成できる新発見のシステム及び、又は同じエレベータ・シフタ設備内の3つ以上の液圧ばねシステム間で液圧エネルギーの伝達を可能にする新発見のシステムのいずれかを開発する必要がある。
前の段落で提案したシステムでは、適応型液圧空気圧蓄圧器、及び液圧シリンダを有する釣合いシステムを提供する場合、特に垂直走路部分が特に長い場合、特に市販の標準製品に見られる液圧シリンダの使用が困難である。したがって、上記又は他の制約を呈することなく、液圧シリンダの上記機能を効果的に達成できる新発見のシステムを開発する必要がある。
最後に、前の段落で述べ、提案したシステムでは、点検及び整備を必要とすることがある全ての部品に簡単にアクセスできることが有用である。こうした部品の中で、関連する移動システムがあるが、垂直走路及び水平走路へのアクセスは、疑いようもない。したがって、整備員、又は機能、状態、消耗等を点検しなければならない人が移動機関に簡単にアクセスできるような新発見のシステムを開発する必要がある。
これら全ての面を考慮すると、経済的側面下、最も効率的で費用対効果の高い解決策を特定するという、産業へのニーズは極めて明白である。
門構造体を有する、少なくとも1つ以上のかごの垂直・水平移動システムであって、少なくとも1つ以上のかごは、かご又は移動を可能にする要素(スケート、キャリッジ)に強固に結合した1つ以上のモータによって得られ、ピニオンは、ラック又は案内部上の車輪に作用し、垂直・水平移動システムは、更に3つ以上の水平走路及び1つ以上の垂直走路を有し、エネルギーの回収を伴う適応型液圧釣合いシステムを備え、適応型液圧釣合いシステムは、水平区分上の基準用鎖又はロープを使用せず、1つ以上の走路は、異なる階に設置した垂直中間停止部又はステーションを備える。電力系統は、構造体に対して固定点及び可動部内に摺動点を有し、モータ電源及びサービス部は、かご内に一体化される。移動機関の保護システムは、固定覆い及び移動覆いを有する。組付け及び懸架かごシステムは、覆いの下に設ける。物理的特性及びユーザの挙動並びにユーザの接近する動きに従って1つ以上のかごの運動最適化を有する垂直・水平移動制御システムは、人工視覚システムによって認識、支持され、ユーザの特性及び挙動に基づく動作を規制できる人工知能システムによって処理される。エレベータ・シフタ・システム内のかごの垂直移動のための適応型液圧釣合いシステムは、異なる液圧ばねシステム間の連結管、及び異なる流れを有するポンプ/液圧モータの一連の組合せの連結管を使用する。かご移動部品に直接的に、簡単にアクセスできる。
目的及び利益
本明細書に示す解決策は、限定とみなすべきではない多くの目的及び利益をもたらし、以下で更に明らかにでき、述べていない目的及び利益であっても、目的及び利益として含むべきである。
第1の目的及び利益は、門構造体を有する、少なくとも1つのかご、ラック又は同等のシステム、例えば固定鎖を有するエレベータ・シフタの採用から構成され、モータは、かご又はかごを支持する(摺動)要素に一体化され、ラック又は固定鎖上でピニオン歯車を介して作用する。垂直から水平への移動の反転及び水平から垂直への移動の反転と一致する軌道曲線を達成するために、垂直行程と水平行程との間の接合部には、円形ピニオン区分の形態のラック形状曲線区分を使用する。ラックの場合、システムの移動の流動性を増大させ、振動を少なくし、騒音レベルを低減し、したがって、かご内の乗客の快適さを増大するために、角度の付いた歯部を使用することが可能である。
第2の目的及び利益は、門構造体を有し、1つ以上のかご及び2つ以上の水平走路を有する垂直・水平移動システム、並びに1つ以上のかご及び3つ以上の垂直走路及び1つ以上の水平走路を有する垂直・水平移動システムを提供することであり、1つ以上の走路は、異なる階に設置した中間停止部及び降下部を含み、それにより、かごは、障害物を乗り越えることができ、中間停止部及び降下部の下も通過できる。
第3の目的及び利益は、人工視覚システム又は他のセンサ・システムによって検出し、ユーザの形状、大きさ及び挙動を考慮に入れる人工知能システムによって処理されるユーザの移動に従って、1つ以上のかごの移動を最適化することである。前記システムは、1つ以上のかごの待機時間、ドアの開閉速度、優先順位及び移動速度の制御に介入する。前記システムは、ユーザがシステム自体から情報を受け取ることが可能な聴覚及び視覚媒体の使用及び調節にも介入する。
第4の目的及び利益は、エネルギー回収を伴う適応型液圧釣合いシステムを実現することにあり、様々なばねシステムの間の連結管を使用し、水平区分内の鎖を使用せず、異なる液圧流速を有する一連のポンプ/モータの組合せを使用する。
第5の目的及び利益は、2つ以上のかごを有するシステムの実現にあり、垂直走路の同じ経路上で2対のキャリッジを使用して、垂直走路の同じ経路上の2つ以上のかごの同時の移動を達成し、3つ以上の垂直走路の場合、一方の水平走路からもう一方の隣接する水平走路へのかごの通行を保証し、考慮する同じ垂直走路を乗り越える。
第6の目的及び利益は、かごの側部又はかごを支持するスレッジ上に設置した一対のモータを利用することであり、モータは、符号器及び閉ループ制御を介して電気的に同期した状態で個別に作用するか、又は同期シャフトを介して対として作用する。この同期シャフトは、小径及び妨害部を構成しないように、かごの下に好都合に設置できるか、又はかごの床の中に収容できる。
第7の目的及び利益は、垂直区分では、前記ラックを使用して、キャリッジの平行移動を保証でき、キャリッジは、かごと一体化したスレッジを垂直に移動させる。このことを達成するために、各端部に歯付きピニオンを備える同期シャフトを設け、歯付きピニオンは、その垂直区分内でラックに噛合する。
第8の目的及び利益は、2つの個別のモータの使用にあり、モータは、2つのモータのうち1つ又はその制御システムが故障している場合でさえ、かごの移動を可能にする安全システムも実現できる。1つ以上のモータは、従来の電磁制動装置に加え、エレベータ用電気巻上げ機で使用されるものと同じ分岐制動装置を備え、故障による電源停止又は単純な静止目的の場合でさえ、かごの所定位置の維持を保証するようにする。
第9の目的及び利益は、ピニオン/ラック及びピニオン/鎖がこれらの間で2つの要素を外す傾向がある、特徴的な力を相殺することである。歯付きピニオンの軸と同心の特殊なスラスト軸受案内ピンを装備し、スラスト軸受案内ピンは、適切なスラスト軸受案内面に作用し、スラスト軸受案内面は、ピン自体の移動に追従し、ピンを移動させるように適切に成形される。
第10の目的及び利益は、覆いによって得られる、かごの水平移動を実施する機関の保護システムにあり、覆いは、水平走路に沿って開口を通じて摺動させることによってそのような機関を左側から完全に覆い、前記覆いの下を通過する棚により、かごの支持を可能にする。開口は、底部に向けられ、こうして水平走路に沿った移動機関の区画を汚染する異物を回避する。
第11の目的及び利益は、かごの底部からのかごの支持により得られる、かご移動機関へのアクセスにあり、かご自体の内部から側方開口を通して直接の達成が可能である。側方開口は、取り外し可能ドアにより閉鎖される。例えば関連する側方保護部を取り外すと、走路へのアクセスを可能にする。
第12の目的及び利益は、ラック及びピニオンを移動鎖の適所で使用することにより、かごの移動速度を増大させることである。
第13の目的及び利益は、構造及び機構全体の寸法を低減し、整備を簡略化することである。
結論として、これらの利益は、とりわけ、門構造体を有するエレベータ・シフタ・システムにおける搬送かごの垂直・水平移動システムを良好な技術的趣旨で達成するという利点を有する。
これら及び他の利益は、添付の概略図面を用いたいくつかの好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明に現れるであろう。実行形態の図面の詳細は、制限的なものとみなすべきではなく、もっぱら例示的なものにすぎないとみなすべきである。
門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)、2つ以上の水平走路(11)及び3つ以上の垂直走路(12)を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムの等角図である。 門構造体(10)を有し、2つ以上の搬送かご(20)及び2つの水平走路(11)を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムの等角図である。 門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)及び3つ以上の垂直走路(12)を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムの等角図である。 門構造体(10)を有し、1つの搬送かご(20)及び1つの水平走路(11)を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムの等角図である。 門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)及び2つ以上の水平走路(11)経路を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムにおいて、各搬送かご(20)が追従できる経路の概略図である。 門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)及び2つ以上の水平走路(11)経路を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムにおいて、各搬送かご(20)が追従できる経路の概略図である。 門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)、2つ以上の水平走路(11)経路及び2つ以上の垂直走路(12)経路を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムにおいて、各搬送かご(20)が追従できる経路の概略図である。 門構造体(10)を有し、垂直走路(12)に沿った中間ステーション(13)を有する種類の都市型エレベータ・シフタ・システムの部分等角図である。 門構造体(10)を有し、かご(20)が水平走路(11)及び垂直走路(12)を交差しない都市型エレベータ・シフタ・システムの部分断面図であり、単一搬送かご(20)は、ラック(100)及び湾曲ラック区分(101)を備える。 門構造体(10)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの水平走路(11)及び垂直走路(12)の交差部の部分断面図であり、1つ以上の搬送かご(20)、並びにラック(100)を備える2つ以上の水平走路(11)及び、又は1つ以上の垂直走路(12)のいずれかを有する。 門構造体(10)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの水平走路(11)及び垂直走路(12)の交差部の部分断面図であり、単一搬送かご(20)は、かご(20)が垂直経路内を移動する間の、ラック(100)及び湾曲ラック区分(101)を備える。 門構造体(10)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの水平走路(11)及び垂直走路(12)の交差部の部分断面図であり、1つ以上の搬送かご(20)は、かご(20)が垂直経路内を移動する間の、ラック(100)を備える2つ以上の水平走路(11)及び、又は1つ以上の垂直走路(12)のいずれかを有する。 門構造体(10)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの水平走路(11)及び垂直走路(12)の交差部の部分断面図であり、単一搬送かご(20)は、かご(20)が水平に移動する間の、ラック(100)及び湾曲ラック区分(101)を備える。 門構造体(10)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの水平走路(11)及び垂直走路(12)の交差部の部分断面図であり、1つ以上の搬送かご(20)は、かご(20)が水平に移動する間の、ラック(100)を備える2つ以上の水平走路(11)及び、又は1つ以上の垂直走路(12)のいずれかを有する。 門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの搬送かご(20)内部からの部分断面図である。 門構造体(10)を有し、1つ以上の搬送かご(20)、1つ以上の水平走路(11)及び1つ以上の垂直走路(12)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムの部分図である。 歯付きピニオン(400及び500)の詳細図である。 エレベータ・シフタ・システムにおいて固定モータ(405)及び鎖(404)を使用するキャリッジ(40及び41)の移動システムの概略図である。 1組の液圧シリンダ(605)を使用する垂直適応型エレベータ・シフタ・システムの経路区分において、かご(20)のおもりを釣り合わせる液圧デバイスの図である。 1組のポンプ/液圧モータ(606)を使用する垂直適応型エレベータ・シフタ・システムの経路区分において、かご(20)のおもりを釣り合わせる液圧デバイスの図である。 1組のポンプ/液圧モータ(606)を使用するエレベータ・シフタ・システムにおいて、キャリッジ(40及び41)を釣り合わせるシステムの概略図である。 エレベータ・シフタ・システムにおける、かご(20)及びかご水平移動用機構を収容する区画の側部断面図である。 エレベータ・シフタ・システムにおいて、かご水平移動用機関を保護する覆い(107)を有さないかご(20)の部分図である。
図1、図2、図3及び図4は、障害物と交差するための門構造体(10)を有する都市型エレベータ・シフタ・システムのいくつかの変形形態を示し、都市型エレベータ・シフタ・システムは、門構造体(10)から本質的に構成した本発明の移動システムを組み込む。門構造体(10)とは、その最も単純な形態では、典型的には、逆向き「U」字型であり、1つ以上の障害物を回避するように配設し、1つ以上の搬送かご(20)は、以下で説明する操縦システムを介して、前記門構造体(10)に沿って出発ステーション(30)から到着ステーション(30)に移動し、到着ステーション(30)から出発ステーション(30)に移動する。前記出発ステーション(30)及び到着ステーション(30)は、門構造体(10)の水平走路(11)又は垂直走路(12)の端部に形成するか、又は前記門構造体(10)の中間ステーション(13)を構成する垂直走路(12)の中間位置内に形成する。したがって、単一又はより多くの搬送かご(20)は、前記移動システムにより、出発ステーション(30)から到着ステーション(30)まで、及びその逆も同様に、垂直及び水平の両方に移動可能である。
一例を図2に示した、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ・システムは、ラック(100、101)又は固定鎖を有し、モータは、搬送かご(20)に強固に結合され、ラック(100、101)又は固定鎖上のピニオン歯車(500)を通じて作用する。ラック(100、101)の場合、移動の流動性を増大し、振動を少なくし、システムの騒音レベルを低減し、したがって、搬送かご(20)内の乗客の快適さを増大するために、角度を付けた歯部を使用する。
垂直移動及び水平移動の両方を実現する単一かご移動システムを有するために、門構造体(10)を有し、単一搬送かご(20)を有するエレベータ・シフタ・システムの場合、垂直走路(12)から水平走路(11)への経路、及び水平走路(11)から垂直走路(12)への経路に一致する軌道曲線(垂直ラック(101)の区分と水平ラック(100)の区分との間が結合していること)を実現するために、ピニオンの円形区分形状の湾曲ラック区分(102)を使用する。ピニオン歯車(500)は、電気モータ(501)によって駆動され、電気モータ(501)は、搬送かご(20)の専用区画内に収容するか、又は搬送かご(20)と一体化したスレッジ(50)上に直接設置される。
単一モータ(501)は、かごの側部又はかごを支持するスレッジ(50)上で一対のモータ(501)に置き換えることができ、一対のモータ(501)は、符号器及び閉ループ制御を介して電気的に同期した状態で個別に作用するか、又は同期シャフト(502)を介して組として作用する。そのような同期シャフト(502)は、小径及び妨害部を構成しないように、搬送かご(20)の床(202)を通して床の下に好都合に設置できる。2つの電気モータ(501)を個別に使用すると、搬送かご(20)の移動も行うことができる場合、2つのモータのうち1つ又はその制御システムが故障したときに安全システムを実現できる。
1つ以上のモータ(501)は、エレベータ用電気巻上げ機内で使用する分岐制動装置又は分岐制動装置と同様のものを備え、故障による電源停止又は単純な静止目的の場合でさえ、かごの所定位置での維持を保証するようにする。
対合ピニオン(400)/ラック(101)又はピニオン(400)/鎖(404)の間で2つの要素を外す傾向がある、これらに特徴的な力を相殺するために、歯付きピニオン(400及び500)の軸と同心の特殊なスラスト軸受案内ピン(403及び503)を装備でき、このスラスト軸受案内ピンは、特殊なスラスト軸受案内面(106)上に作用し、特殊なスラスト軸受案内面(106)は、上記スラスト軸受案内ピン(403及び503)に沿って延び、これらを移動させるように適切に成形される。
垂直区分では、上記ラック(101)を使用して、かご(20)と一体であるスレッジ(50)を垂直に移動させるキャリッジ(40)の平行移動を保証できる。このことを達成するために、各端部に歯付きピニオン(400)を備える同期シャフト(402)を設け、歯付きピニオン(400)は、その垂直区分内のラック(101)と係合する。上記シャフト(402)には、かご(20)の垂直移動のみに対する制動システムを実現可能にするいくつかの制動装置を設けることができる。これらの制動装置は、エレベータ用巻上げ機のモータに予期されるものと同様の電磁型のものとすることができる。
前の段落で説明した門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ・システムの搬送能力を高めるために、一例を図2に示し、2つ以上のかご(20)、両端に双方向垂直走路(12)及び2つ以上の水平走路(11)を有するシステムを提案する。このシステムは、2つ以上のかご(20)が水平区分(11)の両端の2つの垂直区分(12)及び2つ以上の水平区分(11)上を自律的ではあるが協調的に移動することを必要とし、これにより、例えば、垂直走路(12)の端部にあるかご(20)が乗降を行う間に、別のかご(20)が反対側で乗降を行うことができること、又はかご(20)の総数が3つ以上である場合、係合していない垂直走路(12)及び水平走路(11)によって構成される経路の一部に沿って、かご(20)が他のかご(20)と一緒に輸送状態でさえあってもよいことが達成される。
前の段落の解決策では、かご(20)の移動を達成するために、前記かご(20)は、前の段落のように、かご(20)自体のモータ(501)又は一対のモータ(501)、及びモータ(501)を有する2つのスレッジ(50)を備えることが想定される。本発明による、両端部での垂直走路(12)に沿った垂直移動は、一対のキャリッジ(40)により達成され、一対のキャリッジ(40)は、かご(20)又はかご(20)を支持するスレッジ(50)に対する水平走路の連続部を実現する。これらキャリッジ(40)には、水平ラック(104)がキャリッジ(40)に一体化し、固定され、この水平ラック(104)は、門(10)のそれぞれの水平区分上に配置したラックの連続部であり、かご又は関連するスレッジ(50)の歯付きピニオン(500)により、システムが前記キャリッジ(40)に沿って水平に移動可能になる。一対のキャリッジ(40)が関連する水平走路(11)との位置合わせを保持すると、かご(20)又はかご(20)が載置するスレッジ(50)は、常に、かご(20)若しくはそのスレッジ(50)上の1つ以上のモータ(501)によって行われる移動により上に上昇できる。
キャリッジ(40)の垂直移動は、1つのモータ(401)又は2つのモータ(401)により得られ、2つのモータ(401)は、特殊な同期シャフト(402)によって間を連結するか、又は例えば閉ループ内での位置制御及び符号器等で、同期的に電子制御する。単一モータ(401)の場合、単一モータ(401)は、上記同期シャフト(402)を介して両方のキャリッジの移動を実行することになる。同期シャフト(402)又はモータ(401)の端部におけるピニオン(400)は、垂直走路(12)上に垂直に配置した適切なラック(105)に個別に噛合し、キャリッジ自体の平行移動も保証する。
図13で例として示す2つの垂直区分(12)のそれぞれには、一対のキャリッジ(40)のみ、又は互いに独立して移動する第2の対のキャリッジ(41)を備えることができる。一対のキャリッジ(40)のみの場合、単一かご(20)は、1回につき、垂直走路(12)の同じ経路上を移動できる。かごが上になく、かごをまだ配置していないときの一対のキャリッジ(40)は、それ自体、水平走路(11)と一致して出現し、この水平走路(12)から、かご(20)が到来して垂直に移動する。一対のキャリッジ(40)は、移動すべきかご(20)を受け取ると、目的地と一致する第1のステーション(30)又は場合に応じて水平走路(12)の別のステーションにかご(20)を運ぶ。かご(20)は、代替経路又は一時的待機場等の水平走路(11)の利用により、水平走路(12)の間を独立的に、しかし協調的に移動する。
一例を図1、図3及び図13に示す門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ・システムの搬送能力を更に高めるために、垂直走路(11)のそれぞれの上に、自律移動能力を有する第2の対のキャリッジ(41)を備えることができ、この第2の対のキャリッジ(41)では、必要な場合、かご(20)を水平走路(11)の上の一段高い位置に一時的に置くことができる。このようにして、特定の垂直走路を考慮して、一対のキャリッジ(40)は、例えばかご(20)の乗降に使用する一方で、もう一方の対のキャリッジ(41)は、別のかご(20)を水平走路(11)から別の水平走路に移動できる。
かご(20)は、水平走路(11)、及び代替走路等の垂直走路(12)の一部並びにかごの一時的置き場等の水平走路(11)の利用により、走路の間を独立的に、しかし協調的に移動する。この場合、人及び物の流れによる2つの反対方向における特定の不釣合いな負荷に対処することが可能であり、例えば、他のかご(20)が乗降ステーション(30)で同時に使用される間でさえ、水平部分と他の部分との間をかご(20)が移動可能になる。
水平走路(11)の方向から垂直走路(12)の方向に至る通路、及び垂直走路(12)の方向から水平走路(11)の方向に至る通路を一致させ、かご(20)の緩やかな方向転換を実現するために、かご(20)又はかご(20)と一体であるスレッジ(50)の水平移動、並びにかご(20)又はそのスレッジ(50)がキャリッジ(40、41)の上で上昇する垂直移動は、かご(20)に追従するような緩やかな湾曲経路を挿入することによって調節され、この緩やかな湾曲経路は、前の段落の湾曲ラック区分(102)に委ねたのと同じ目的を有する。
システムの制御装置によってモータ(401、501)の位置を制御することで得られた、キャリッジ(40、41)の移動とスレッジ(50)の移動との組合せは、同様に、数値制御した軸状機械器具の挿入によっても行われ、かご(20)の垂直から水平までの経路、及び水平から垂直までの経路と一致する軌道円弧を実現可能にする。
例えば、鉄道駅の線路等、一連の障害物を乗り越えるために、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ・システムの一解決策を提案し、その一例を図1及び図3に示す。このシステムは、前の段落の解決策で説明したものと同様の3つ以上の垂直走路(12)、及び1つ以上の水平走路(11)、並びに1つ以上のかご(20)を備え、1つ以上のかご(20)は、門構造体(10)の付属部に設置した全てのステーション(30)の間、又は垂直走路(12)に沿った中間階(13)を自律的に、しかし協調的に移動する。このシステムは、独自の水平移動システムを備える1つ以上のかご(20)を含み、この水平移動システムは、水平走路(11)上に水平に配置した適切なラック(103、104)、及び上記かご(20)の垂直移動を実現するキャリッジ(40、41)に作用する。そのようなシステムは、独自の移動システムを備える複数対のキャリッジ(40、41)システムに対する前述の特徴のように、垂直走路(12)に沿った変位を可能にする1つ以上のモータ(401)を備え、こうして、モータ(401)の上に位置決めしたかご(20)の動きを実現する。
このシステムは、両端の垂直走路の中間に1つ以上の垂直走路(12)を備えるという点で前の段落で説明したものとは異なる。更に、図1に示すように、このシステムは、異なる垂直走路(12)の間に水平走路(11)の全てがあっても、その一部のみがあっても、2つ以上の水平走路(11)があってもよいという可能性を含めて、前の段落のシステムとは異なる。上記の可能性により、門構造体(10)の両端に設置した異なるステーション(30)又は垂直走路(12)の中間階(13)に対するシステムの移動能力の差異化が可能になる。
2つ以上のかご(20)を有するシステムの場合、システムのより大きな移動能力を保証するために、1つ以上の水平走路(11)と交差する中間垂直区分のそれぞれは、前の段落で説明した2対のキャリッジ(40及び41)を必要とし、その結果、一方のかご(20)は、例えば乗降動作中に一方の対のキャリッジ(40)を使用してステーション(30)に位置する一方で、もう一方の対のキャリッジ(41)は、別のかご(20)がその上を通過するように、水平走路(11)経路の連続部を実現するものとする。
門構造体(10)を有し、1つ以上のかご(20)を有するそのようなエレベータ・シフタ・システムを達成する前提条件は、水平走路(11)及び垂直走路(12)の使用を最適化することにより、これら走路の間でかご(20)を独立的に移動できることである。マイクロプロセッサを有する電気型制御システムは、かご(20)の移動を協調、制御することによってシステム全体の制御を容易に実現する。
2つの水平走路(11)を重ねて置くと、例えばそれぞれの水平走路(11)を形成する梁である要素を格子状に単に接合することにより、より大きな距離を乗り越えることができる門を実現可能にする。
垂直走路(12)は、少なくとも一対の前記キャリッジ(40及び41)を備え、キャリッジ(40及び41)は、かご(20)が上を通過できるように、関連する垂直走路(12)と一致した水平走路(11)連続部を実現し、垂直移動を実現できるようにする。かご(20)の昇降時、そのような一対のキャリッジ(40及び41)は、それ自体、水平走路(11)経路と一致して配置することになり、水平走路(11)経路に向かってかご(20)が向けられ、又は水平走路(11)経路からかご(20)が到来する。かご(20)が前記キャリッジ(40及び41)上にある場合、その上又は下への垂直移動を通じて、かご(20)の昇降が達成される。前記キャリッジ(40及び41)の独立した移動は、歯付きピニオン(400)による特殊ラック(105)への作用により、かご(20)と一体化した1つの特殊モータ(401)又は一対のモータ(401)によって得られ、この特殊ラック(105)は、門構造体(10)を有する門の垂直区分(12)を形成する柱に沿って垂直に配置される。ラックを有するシステムへの代替形態では、キャリッジ(40及び41)は、特殊鎖(404)によって移動でき、特殊鎖(404)は、構造と一体化した1つ以上の固定モータ(405)によって移動し、固定モータ(405)は、前記鎖(404)のピニオン(406)を介して動く。単一モータ(405)が前記鎖(404)の移動を実現する場合、単一モータ(405)及び鎖(404)は、特殊同期シャフト(407)を通じて互いに同期し、特殊同期シャフト(407)は、かご(20)の移動を邪魔しないように例えば垂直走路(12)の下側部に配置される。
様々な構成で上記した門構造体(10)を有し、1つ以上のかご(20)を有するエレベータ・シフタ・システムにおいて、かご(20)を水平区分に沿って移動させるラック(103及び104)の代替として、滑止め材料を被覆した車輪の使用が可能であり、この車輪は、案内レール上への密着を保持し、ラックに噛合するピニオン(500)に行ったのと同様に電気モータ(501)によって移動する。
前記移動システムは、垂直経路適応型の場合、かご(20)のおもりの液圧を釣り合わせるデバイスを備える。本質的に、本明細書で説明する目的を達成するためには、垂直走路(12)に沿ったかご(20)の移動を実現するキャリッジ(40及び41)のそれぞれのために、可変容量をもつ液圧ばねシステム(601)を備えるデバイスを使用する。前記デバイスは、全ての液圧ばねシステム(601)のための単一液圧エネルギー貯蔵システム(600)(液圧空気圧蓄圧器)、又は液圧ばねシステム(601)のそれぞれのための、液圧ばねシステム(600)自体の近傍に優先的に位置するいくつかの液圧エネルギー貯蔵システム(600)(複数の蓄圧器)を含む。更に、このデバイスは、連結管(602)を含み、連結管(602)は、唯一の液圧エネルギー貯蔵システム(600)と、様々な液圧ばねシステム(601)とを連結するか、又は個々の液圧ばねシステム(601)のそれぞれの様々な液圧エネルギー貯蔵システム(600)を間に連結する。このようにして、液圧流体(603)は、液圧ばねシステム(601)によって消費又は生成され、液圧ばねシステム(601)は、垂直部分(12)の関連するキャリッジ(40及び41)の垂直移動の間、キャリッジ(40及び41)からの鎖伝達システム(604)により作動される。その結果生じた、液圧ばねシステム(601)が消費又は生成したエネルギー(圧力の変動)はそれぞれ、同じ又は異なる液圧ばねシステム(601)から回収、消費でき、液圧ばねシステム(601)は、関連するキャリッジ(40)によって駆動され、キャリッジ(40)は、同じ負荷で反対方向に移動する。いくつかのかご(20)の場合でさえ、全てのかご(20)が同じ階の間を移動する場合、漏れによる損失及び液圧システムの避けられない損失によるものを除き、移動後、負荷がかかった同じ階の全ての負荷は、報告されており、単一液圧エネルギー貯蔵システム(601)又は個々の液圧ばねシステム(600)の液圧エネルギー貯蔵システムのエネルギー又は液圧は、初期の値に回復され、それによってエネルギーの回収が達成されることになる。液圧ばね(601)は、電子システムによって統制される可変容量型であり、この電子システムは、特殊な負荷セルにより検出した、かご(20)上の負荷重量に基づき、液圧ばね(601)自体の動力を決定する。
異なるスラスト面又は力を有する一組の液圧シリンダ(605)により得た、液圧ばね(601)の上記可変容量作用は、垂直・水平移動システム内のかご(20)の適切なおもりでシステムを釣り合わせるように作用する力の規模を達成するように、適切に選択される。この力は、様々な押し退け容積を有する一組のポンプ/液圧モータ(606)から得ることができ、一組のポンプ/液圧モータ(606)は、ラック(105)又は固定鎖と噛合する歯付きピニオン(400)に作用する。このポンプ/液圧モータの組は、液圧シリンダ(605)と同様に、機械線形システムの移動時、前記ピニオン(400)/ラック(101)又は1つのスプロケット/固定鎖を介して、液圧流体(603)が保持する圧力又はエネルギーを変換することになる。本明細書で記載するポンプ/液圧モータの組は、有利には上記同期シャフト(402)に作用でき、同期シャフト(402)は、キャリッジ(40及び41)が独自の電気モータ(401)を備える及び電気モータ(401)を備えない、両方の場合において一対のキャリッジ(40及び41)を連結する。本明細書で記載するポンプ/液圧モータの組は、有利には、可変容量型ポンプ/液圧モータと置き換えることができ、これにより、かご(20)の負荷に従った力の修正が可能になる。
既に特許文献4で参照、記載した釣合い適応システム、及びこの釣合い適応システムが進化した、本明細書の前の段落で提供したシステムは、異なる階の間を搬送すべきかご(20)の負荷を伝達する場合にさえ、これらのシステム内で使用できる。但し、そのようなシステムは、モータ(608)により動く液圧ポンプ(607)及び圧力制御弁(609)の使用により、液圧エネルギー貯蔵システム(600)(液圧空気圧蓄圧器)の圧力の維持を規定値内で可能にすることを前提とする。これらの要素により、例えば低層階から上層階への主要負荷の変位によって生じた主要な圧力損失(液圧エネルギーの消費)、又は例えば上層階から低層階への主要負荷の移動によって生じたエネルギーの取得(圧力増加)はそれぞれ、液圧ポンプ(607)によって供給されるエネルギー及び圧力調整弁(608)によって消費されるエネルギーによって補償されることになる。実際には、液圧ポンプ(607)は、液圧流体(603)を貯留槽(610)から引き出し、蓄圧器(600)内部を圧縮する一方で、圧力調節弁は、蓄圧器(600)内の過剰な液圧流体(603)を槽(610)内に移動させる。液圧釣合せシステムは、最終的に、液圧制御を有するエレベータ・システムと同様に作用することになり、下側面からより高い面に移動しなければならない、負荷のつり上げに寄与する。負荷のつり上げに必要なエネルギーは、次に、同じ負荷を落とすことにより回収され、ポンプ(607)を駆動するモータ(608)によって供給することになる。
エネルギーの点からの利点により、より多くの容量の蓄圧器(600)(液圧空気圧蓄圧器)及び、又は液圧モータ(611)のいずれかを装備することによって、提案した解決策をもたらすことができ、液圧モータ(611)は、システムに設けた圧力調整弁(609)からの流体出力によって動力供給され、液圧モータ(611)は、発電器(612)を動かす。発電器(612)により生成した電気は、電源内に供給でき、システムの他の部品又はその付属品が、この電気を引き出す又は消費する。
かご(20)の水平移動を実施する機関の効果的な保護システムは、水平走路(11)に沿ってそのような機関の側から完全に覆う覆い(107)によって得られる。このカバー(107)の下で、全てのシステムの全ての機械電気関係を保護できる。このようにして、かご(20)は、スレッジ(50)又はスレッジとして作用する上記かご(20)の部品によって支持され、これに連結でき、スレッジは、棚(503)を通じて床下から持ち上げて保持する。これらの棚(503)を通す棚通路開口(108)は、できるだけ小さいものであり、ブラシ又は可撓性メンブレンによって保護できる。この棚通路開口(108)の位置及びその大きさは、水、雪、埃等の外部要素が移動デバイスに見出される空間内に進入するのを防止するようなものである。
既に説明した棚(503)により実現される、底部又は床下(202)からの特定のかご(20)懸架システムを利用すると、かご(20)の側壁上に何らかの開口(200)が得られる可能性があり、この開口(200)は、通常、ドア(201)により閉鎖される。このドア(201)を通じて、かご(20)から覆い(107)に直接アクセスでき、覆い(107)を取り外すと、スレッジ(50)及び可能性としてはキャリッジ(40及び41)にも直接アクセスできる。したがって、かご(20)の開口(200)を通じて、かご(20)の水平移動機関に対する動作制御及び整備を実施することが可能となる。
門構造体(10)を有し、2つ以上のかご(20)を有するエレベータ・シフタ・システムにおける、上昇、移動かご(20)の移動及び協調を最適化する効果的なシステムは、人工視覚システムの適用により達成され、人工視覚システムは、ステーション(30)又はユーザがステーション(30)に向かって集まる領域の通路の近傍にある。そのような視覚システムから収集したデータの解釈により、人工知能システムは、
・乗る準備のできたユーザの人数を計算でき、
・かご(20)内への進入時間を計算でき、
・ユーザの行動に影響を与える支援メッセージ又は警告を生成でき、
・移動速度、搬送物体の身長、使用する補助手段、見かけの年齢、特定の状態(妊娠、病気等)等に基づき、ユーザの種類を認識できる。これらすべてに基づき、人工知能システムは、
・より大きなニーズのあるステーション(30)の近くにかご(20)を持っていくようなかご(20)の操縦を保証でき、
・ユーザの命令を待つことなく、かご(20)の経路及び移動速度の事前計算を実現でき、
・かご(20)の経路を最適化でき、
・視覚信号及び、又は音のいずれかにより、例えば歩行困難を有するユーザ等、特定の関心もつユーザを支持できる。音収集システムにより、人工知能システムは、例えば、言語の認識によりユーザを更に特徴付け、それに従ってその言語の視覚及び聴覚信号を適用できる。人工知能システムは、設備の効率を更に最適化するために自己学習を装備できる。自己学習方法により、
・「進行中」と呼ばれる特定のステーション(30)に関連して、音及び画像データを継続的に生成でき、「主な」イベントが発生するまで「処理が必要な」一連のデータを更新する。「主な」イベントとは、例えば人が、「処理中の」ステーションからかご(20)の呼び出しを開始したときである。
・「経験」と呼ばれる特殊データベース内に「処理が必要な」データ・マトリクスを凍結、貯蔵できる。
・「有線の」論理システムに従って、「処理が必要な」データを生成し、「処理済みの仕事命令」を生成し、「予測された仕事の報告」を計算できる。
・「経験」データベースから少数の「ニーズ」を回収できる。この少数の「ニーズ」は、「処理が必要」なデータに最も近いもの(マトリックス値の相対的な近さ)の中で、既に処理され、前に「近いニーズ」と呼ばれたものである。「近いニーズ」に適用した「仕事命令」を「経験」データベースから同時に抽出できる。「近いニーズ」に適用した「仕事命令」に関連する「仕事の報告」を「経験」データベースから同時に抽出できる。
・「近い仕事命令」の「予測された仕事の報告」及び「仕事の報告」の関連データに基づき、「計算済み仕事命令」及び「近い仕事命令」の中で最適な仕事命令として選択した仕事命令を実行できる。
・以前のステップで「処理中の仕事命令」として選択した仕事命令を記憶できる。
・「処理中の仕事命令」の仕事の最後の段階が完了したら、「処理中の仕事命令」を「仕事命令の履歴」として保存し、関連する「仕事の報告」を保存できる。
・システムのステーション(30)のそれぞれに対し、上記した全てのステップを循環的に繰り返すことができる。
人工知能システムにより処理するデータの拡張、及び上記自己学習システムの選択に影響を与えるパラメータの適切な重み付けを通じて、エレベータ・シフタ・システムは、より効率的な作業サイクルを実施することになる。
10 門構造体
11 水平走路
12 垂直走路
13 中間面
20 搬送かご
30 ステーション
40 キャリッジ
41 キャリッジ
50 スレッジ
100 ラック
101 ラック
103 ラック
104 ラック
105 ラック
102 湾曲ラック区分
106 スラスト軸受案内面
107 覆い
108 棚経路の開口
200 かごの側方開口
201 整備ドア
202 床
400 歯付きピニオン
500 歯付きピニオン
401 電気モータ
501 電気モータ
402 同期シャフト
407同期シャフト
502 同期シャフト
403 スラスト軸受案内ピン
503 スラスト軸受案内ピン
404 鎖
405 固定モータ
406 鎖ピニオン
504 棚
600 液圧エネルギー蓄積部
601 液圧ばね
602 連結管
603 液圧流体
604 返し鎖
605 液圧シリンダ
606 ポンプ/液圧モータ
607 液圧ポンプ
608 液圧ポンプ・モータ
609 圧力調整弁
610 槽
611 液圧モータ
612 発電器

Claims (10)

  1. 道路、鉄道、水路等の障害物、及び車道によって特に歩行者が影響を受けるあらゆる他の障害物を高架で往復して、更には自動的に乗り越えるための、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人又は物を搬送するための1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムであって、地上に設置した高架橋、及び病院、空港、鉄道駅等の大型建物内に内蔵された高架橋の両方で使用可能であるシステムにおいて、前記垂直・水平移動システムは、ラック(100、101、103、104、105)によって作動され、モータ(405)は、鎖(20)と一体であり、前記ラック(100、101、103、104、105)上の歯付きピニオンを介して作用するものであり、移動の流動性を増大し、振動を減らし、前記システムの騒音レベルを低減し、それによって前記かご(20)内の乗客の快適さを増大するために、はすば歯車を使用することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  2. 請求項1に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記垂直・水平移動システムは、2つ以上の前記かご(20)及び2つ以上の前記水平走路(11)を備え、前記水平・垂直移動システムは、1つ以上の前記かご(20)及び3つ以上の前記垂直走路(12)及び1つ以上の前記水平走路(11)を備え、1つ以上の前記垂直走路(12)は、異なる階に設置した1つ以上の中間停止部を含み、1つ以上の前記水平走路(11)は、異なる階に設置した中間停止部及び降下部を含み、それにより、前記かご(20)は、障害物を乗り越えることができ、前記中間停止部及び降下部の下も通過できることを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  3. 請求項1又は2に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、ユーザの移動に関連する少なくとも1つの前記かご(20)の移動は、人工視覚システムによって検出され、前記ユーザの形状、大きさ及び挙動を考慮に入れる人工知能システムによって処理され、前記システムは、1つ以上の前記かご(20)の待機時間の制御、ドアの開閉速度、優先順位、及び移動速度に介入し、また、前記ユーザが前記システム自体から情報を受け取ることを可能にする聴覚及び視覚媒体を使用、調節するようにも介入することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記垂直・水平移動システムは、エネルギー回収を伴う釣合い適応システムを備え、前記釣合い適応システムは、様々な液圧ばねシステム(601)の間の連結管(602)を有し、前記水平区分(11)内で鎖(404)を使用せず、異なる流速を有する一連のポンプ/液圧モータの組合せ(606)を使用することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記垂直・水平移動システムは、前記垂直走路(12)の前記同じ経路上で2つ以上の前記かご(20)が同時に移動するように、少なくとも1つの前記かご(20)を有する前記装置内で、前記垂直走路(12)の同じ経路上に2対のキャリッジ(40及び41)を使用することを含み、3つ以上の前記垂直走路(12)の場合、考慮する前記垂直走路(12)の前記同じ経路を追い越すことによって、前記水平走路(11)の一方の経路から前記水平走路(11)の隣接する他方の経路までの前記かご(20)の経路を保証するようにすることを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  6. 請求項1から5のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置において人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記垂直・水平移動システムは、前記かご(20)の側部又は前記かご(20)を支持するスレッジ(50)上に設置した一対のモータ(401、501)を備え、前記モータ(401、501)は、符号器及び閉ループ制御を介して電気的に同期した状態で個別に作用するか、又は同期シャフト(402、407、502)を介して対で作用し、前記同期シャフト(402、407、502)は、結合部及び妨害部を構成しないように、前記かご(20)の下、又は前記かご(20)の底部内側に設置することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  7. 請求項1から6のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置において人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記垂直区分(12)では、前記ラック(100、101、103、104、105)は、前記かご(20)に一体化した前記スレッジ(50)を垂直に移動させる前記キャリッジ(40)の平行移動を保証するために使用し、前記かご(20)は、同期シャフト(402、407、502)を備え、前記同期シャフト(402、407、502)は、前記垂直区分(12)の前記ラック(100、101、103、104、105)に係合する前記歯付きピニオン(400、500)を各端部に備えることを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  8. 請求項1から7のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記垂直・水平移動システムは、2つの個別の前記モータ(401、501)を備え、前記モータ(401、501)は、前記2つのモータ(401、501)のうち1つ又は前記モータの制御システムが故障した場合でさえ前記かご(20)を操縦可能にする安全システムを実現し、前記モータ(401、501)は、従来の電磁制動装置に加え、分岐制動装置を備え、故障による電源停止又は単純な静止の場合でさえ前記かご(20)の適所での維持を保証することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  9. 請求項1から8のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、特殊なスラスト軸受ピン(403、503)は、前記歯付きピニオン(400、500)の軸と同心に配置され、前記スラスト軸受ピン(403、503)は、適切なスラスト軸受案内面(106)に作用し、前記スラスト軸受案内面(106)は、前記スラスト軸受ピン(403及び503)の移動に追従し、前記スラスト軸受ピン(403及び503)を移動させるように適切に成形され、前記歯付きピニオン(400)/前記ラック又は前記ピニオン(400)/鎖(404)が2つの要素の間で外れる傾向がある、特徴的なスラストを相殺することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
  10. 請求項1から9のうちいずれか一項に記載の、門構造体(10)を有するエレベータ・シフタ装置内で人及び物を搬送する1つ以上のかご(20)の垂直・水平移動システムにおいて、前記システムは、覆い(107)によって得られる、前記かご(20)の水平移動を実現する部品の保護システムを備え、前記覆い(107)は、前記水平走路(11)に沿って前記部品の側部から、開口(108)を通って摺動させることによって完全に覆い、前記覆い(107)の下を通過するいくつかの棚(503)を通じて前記かご(20)の支持を可能にし、前記開口(108)は、底部の方に向けられ、こうして、前記水平走路(11)に沿って移動する部品の区画を汚染する外部要素を防止することを特徴とする、垂直・水平移動システム。
JP2016509559A 2013-04-23 2014-04-16 垂直・水平移動システム Active JP6498181B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT000057A ITTV20130057A1 (it) 2013-04-23 2013-04-23 "sistema elevatore e traslatore con struttura a portale che impiega cremagliere e piu' vie di corsa verticali ed orizzontali di almeno una cabina di trasporto di persone e cose per il superamento di ostacoli sopraelevato e non."
ITTV2013A000057 2013-04-23
PCT/IB2014/000558 WO2014174353A1 (en) 2013-04-23 2014-04-16 Vertical and horizontal movement system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016520494A true JP2016520494A (ja) 2016-07-14
JP6498181B2 JP6498181B2 (ja) 2019-04-10

Family

ID=48579409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016509559A Active JP6498181B2 (ja) 2013-04-23 2014-04-16 垂直・水平移動システム

Country Status (12)

Country Link
US (1) US10202259B2 (ja)
EP (1) EP2989040B1 (ja)
JP (1) JP6498181B2 (ja)
KR (1) KR102139511B1 (ja)
AU (1) AU2014259106B2 (ja)
BR (1) BR112015026947B1 (ja)
CA (1) CA2913802C (ja)
ES (1) ES2831721T3 (ja)
HK (1) HK1215427A1 (ja)
IT (1) ITTV20130057A1 (ja)
RU (1) RU2657827C2 (ja)
WO (1) WO2014174353A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107381287A (zh) * 2017-07-03 2017-11-24 周金林 一种可串联和水平移动的轿厢电梯
JP7284940B1 (ja) 2022-03-02 2023-06-01 フジテック株式会社 移動システム

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9683918B2 (en) * 2014-01-14 2017-06-20 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Wear detection systems for overhead conveyor systems
DE102014201804A1 (de) * 2014-01-31 2015-08-06 Thyssenkrupp Elevator Ag Verfahren zum Betreiben eines Aufzugsystems
EP3002243A1 (de) * 2014-09-30 2016-04-06 Inventio AG Aufzugssystem mit einzeln angetriebenen Kabinen und geschlossener Fahrbahn
DE102015103012A1 (de) * 2015-03-03 2016-09-08 Thyssenkrupp Ag Bremsvorrichtung für einen Fahrkorb einer Aufzugsanlage
JP6131975B2 (ja) * 2015-03-19 2017-05-24 トヨタ自動車株式会社 搬送機構
US10017354B2 (en) * 2015-07-10 2018-07-10 Otis Elevator Company Control system for multicar elevator system
US10370222B2 (en) * 2015-07-16 2019-08-06 Otis Elevator Company Ropeless elevator system and a transfer system for a ropeless elevator system
US10214386B2 (en) * 2016-06-28 2019-02-26 Hall Labs Llc Rack and chain driven elevator
RU2634068C1 (ru) * 2016-10-26 2017-10-23 Вадим Севастьянович Уткин Транспортная система челночного типа
US10081513B2 (en) * 2016-12-09 2018-09-25 Otis Elevator Company Motion profile for empty elevator cars and occupied elevator cars
US10494229B2 (en) 2017-01-30 2019-12-03 Otis Elevator Company System and method for resilient design and operation of elevator system
US11104547B2 (en) * 2017-05-04 2021-08-31 Ivan Araujo Dayrell Autonomous mobile lift
DE102017109839A1 (de) * 2017-05-08 2018-12-20 Kewazo Gmbh Gerüsttransportsystem, Verfahren zur Steuerung eines Gerüsttransportsystems sowie Verwendung eines Gerüsttransportsystems
US11591816B1 (en) * 2019-03-12 2023-02-28 Vardon, Inc. Transverse elevator system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444533Y2 (ja) * 1987-06-12 1992-10-20
EP0885831A2 (de) * 1997-06-16 1998-12-23 Firooz Kita Aufzugsystem für vertikalen und horizontalen Transport
JP2000143130A (ja) * 1998-09-11 2000-05-23 Mitsubishi Electric Corp 巻上げ装置
WO2013041941A1 (en) * 2011-09-22 2013-03-28 Enalias S.R.L.U. System of vertical and horizontal movement of the transport cabin in a elevator translator plant for the overcoming of obstacles

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US531625A (en) * 1895-01-01 Fourths to edward r
US1392078A (en) * 1919-07-18 1921-09-27 Charles E Ouillett Elevator
DE1928058B2 (de) 1969-06-02 1974-11-14 Von Roll Ag, Gerlafingen (Schweiz) Transporteinheit für Einschienen-Hängebahnen
US3658155A (en) * 1970-09-15 1972-04-25 William G Salter Elevator system
SE360634B (ja) * 1972-02-24 1973-10-01 Linden Alimak Ab
US4516663A (en) * 1982-03-15 1985-05-14 Harsco Corporation Safety device
SU1237597A1 (ru) * 1984-02-10 1986-06-15 Криворожский Ордена Трудового Красного Знамени Горнорудный Институт Подъемно-транспортный комплекс
FR2638439B1 (fr) 1988-10-28 1991-05-17 Otis Elevator Co Ascenseur transbordeur notamment pour le franchissement des voies urbaines par les pietons
US5165277A (en) * 1990-08-29 1992-11-24 Measurex Corporation System and process for determining properties of a moving sheet of material
US5558181A (en) * 1995-01-04 1996-09-24 Bundo; Mutsuro Elevator
US6830132B1 (en) * 2000-04-18 2004-12-14 Korea Occupational Safety & Health Agency Brake device for elevator
JP2002370881A (ja) 2001-06-12 2002-12-24 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置
US6923612B2 (en) * 2002-03-29 2005-08-02 TGW Transportgeräte GmbH & Co. KG Load-handling system and telescopic arm therefor
RU2224154C1 (ru) * 2002-05-28 2004-02-20 Открытое акционерное общество "Северсталь" Косозубая цилиндрическая зубчатая передача внешнего зацепления
JPWO2004046007A1 (ja) 2002-11-18 2006-03-16 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CA2436731C (en) * 2003-08-06 2012-04-03 Peter Shaw Linear lift drive device
CN101391720A (zh) 2007-09-20 2009-03-25 马秀华 自动过街天桥升降装置
CN101314449A (zh) 2008-07-10 2008-12-03 广州壹鹏电器科技有限公司 一种轨道式过街电梯
EP2177467A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-21 BC Lift A/S Rotating Elevator
CN201296896Y (zh) 2008-10-29 2009-08-26 广州市设计院 一种玻璃幕墙垂直电梯的人行天桥
JP2011006227A (ja) * 2009-06-27 2011-01-13 Norimasa Ozaki エレベータ装置
US9738492B2 (en) * 2012-04-26 2017-08-22 Fritz King Articulated funiculator
US10017359B2 (en) * 2014-01-08 2018-07-10 Modern Concepts Outdoors Llc Rack and roller pinion lift system

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444533Y2 (ja) * 1987-06-12 1992-10-20
EP0885831A2 (de) * 1997-06-16 1998-12-23 Firooz Kita Aufzugsystem für vertikalen und horizontalen Transport
JP2000143130A (ja) * 1998-09-11 2000-05-23 Mitsubishi Electric Corp 巻上げ装置
WO2013041941A1 (en) * 2011-09-22 2013-03-28 Enalias S.R.L.U. System of vertical and horizontal movement of the transport cabin in a elevator translator plant for the overcoming of obstacles

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107381287A (zh) * 2017-07-03 2017-11-24 周金林 一种可串联和水平移动的轿厢电梯
CN107381287B (zh) * 2017-07-03 2019-02-12 周金林 一种可串联和水平移动的轿厢电梯
JP7284940B1 (ja) 2022-03-02 2023-06-01 フジテック株式会社 移動システム

Also Published As

Publication number Publication date
BR112015026947A2 (pt) 2017-07-25
EP2989040B1 (en) 2020-08-12
US10202259B2 (en) 2019-02-12
KR20160023656A (ko) 2016-03-03
ITTV20130057A1 (it) 2014-10-24
CA2913802A1 (en) 2014-10-30
BR112015026947B1 (pt) 2022-07-26
WO2014174353A1 (en) 2014-10-30
US20160075533A1 (en) 2016-03-17
RU2657827C2 (ru) 2018-06-15
KR102139511B1 (ko) 2020-07-31
HK1215427A1 (zh) 2016-08-26
EP2989040A1 (en) 2016-03-02
CA2913802C (en) 2021-05-04
AU2014259106A1 (en) 2015-12-03
ES2831721T3 (es) 2021-06-09
RU2015149698A (ru) 2017-05-26
JP6498181B2 (ja) 2019-04-10
AU2014259106B2 (en) 2018-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6498181B2 (ja) 垂直・水平移動システム
JP6139533B2 (ja) 障害物を乗り越えるためのエレベータ平行移動器プラント内の搬送キャビンの垂直および水平移動システム
US20220274632A1 (en) System and Method of Transporting Objects
EP2977285A2 (en) Personalised elevated urban transport
US5836423A (en) People mover system
CN201907900U (zh) 具有动力轿厢的跨路电梯
CN113309001A (zh) 一种架设小半径桥梁的架桥机
RU141932U1 (ru) Транспортная система (канатное метро)
CN106835925B (zh) 市政应急高架桥
CN213202016U (zh) 一种自动过街天桥
CN111717758A (zh) 一种自动过街天桥
ITTV20100149A1 (it) Sistema eleva traslatore urbano per il trasporto bilaterale del pedone nell'attraversamento di strade carrabili
ITUD20100107A1 (it) Apparato per il trasporto di persone e/o merci, e relativo procedimento di funzionamento

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6498181

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250