JP2011006227A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な運転操作で垂直方向を含め垂直以外の方向へも乗り換えることなく移動できるとともに、かごの駆動機構を選択でき、設置場所の制約が少なく、安全迅速に目的の地点に到達できるエレベータ装置を提供すること。
【解決手段】移動路室内にかごを置き、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを取り付ける一方、移動路室内には、ガイドウェイをかごの移動方向に沿うようにして移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラ頸基部の太さを上回る寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、ガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えるエレベータ装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ装置に関するものである。より詳しくは、垂直以外の方向にも移動可能な装置なのでエレベータ様装置とすべきものであるが、エレベータかごを垂直方向にも移動できる点から見るとエレベータ装置の分野といえる。
エレベータ装置は、高低差のある環境で人や物資を移動させる際に非常に有用なものであり、生活空間の利用が多層化するにしたがって、生活や経済活動に不可欠の移動運搬の手段となっている。従来のエレベータ装置のほとんどは、エレベータかごが垂直方向に移動して人や物を搬送するものである。
移動や運搬をしたい方向は垂直方向には限られないので、斜め方向に移動しようとする際には、かごの移動路を斜めに設ける斜行エレベータが用いられる。この斜行エレベータは、エレベータかごの移動路が斜めに設けられる点では通常のエレベータと異なるが、基本的には通常のエレベータと大差がなく、かごの床面をほぼ水平に保ちながら、かごが水平方向の成分のある上下方向にほぼ一定の傾斜で移動できるものである。特に区別の必要がない場合には、以下の文中ではエレベータ装置の語をエレベータ様の装置を含む意味で使用する。
しかし、例えば、駅構内のあるプラットフォームから別のプラットフォームへの乗客の移動のように、単純に垂直、あるいは斜め方向の移動運搬が容易であることだけでは、要求が満たされない場合も多くあり、垂直方向に加えて横方向へも移動できるエレベータ装置が望まれている。このような要求を満たすために、垂直方向に移動するエレベータに水平移動するかごを組み合わせた特開2004ー137057号公報に記載の連絡橋用エレベータ運転装置が提案されている。
上記の連絡橋用エレベータ運転装置は、夫々のプラットフォームに設けた垂直方向に移動できる従来のエレベータに、水平移動するかごを組み合わせたものなので、かごに乗って垂直方向ばかりではなく水平方向へも移動できる点で画期的なものである。しかし、特開2004ー137057号公報に記載の連絡橋用エレベータ運転装置は、乗客があるプラットフォームから別のプラットフォームへ移動しようとする際に、通常のエレベータのように一度の操作で目的地点に到達できるものではなく、移動の方向が変わる地点でかごを乗り換える必要があり、乗り換えの度に時間調整や運転操作が必要なことから不便な面があり、特に連絡橋用エレベータを必要とする高齢者や弱者と言われる人々にとっては、必ずしも使い勝手の良いものではなかった。また、高齢者や脚力の衰えた人々にとっては、複数の車線からなる幅の広い道路や軌条数の多い鉄道踏み切りは横断に要する時間が長くかかることから非常に危険であり、これらの箇所での歩行者の安全で円滑な通行を確保する必要があった。
また、他の方式のエレベータ装置として、特開2007−161418号公報や特開2008−87881号公報に記載のエレベータ装置、特開2008−30863号公報に記載のエレベータ装置が提案されている。この内の上記特開2007−161418号公報および、特開2008−87881号公報に記載のエレベータ装置は、二つの乗り場間を跨いで移動できるかごを備え、経路の途中で乗り換える必要が無い点で画期的なものであるが、移動路上方に広大な空間を必要とし、移動可能な経路に制約が多い点で充分な機能があるとは言い難いものである。さらに、特開2008−30863号公報に記載のエレベータ装置は、自在な走行路を経由して目的地点に到達することができる点で進歩的なものであるが、かごの対向する外側に動力伝達点を設け、該動力伝達点を移動路室内に設ける動力伝達索上に置くので、かごの駆動が動力伝達索によるものに限られるものであった。
次に、かごの駆動を動力伝達索に限らないエレベータ装置としては、特開平5−132263号公報に記載されるエレベータや特開2004−269193号公報に記載される循環型のエレベータ装置があるが、いずれにおいても、レールの分岐点を通過するのに操作が必要なので、かごの円滑な走行や駆動力の伝達が困難なものである。また、レールの分岐点に切欠き部を設けて通過する際の操作を不要とした、立面内で循環移動する載荷台の水平保持装置が実開平5−44906号公報に記載されるが、この装置は元来物品の搬送に用いられるものであり、エレベータ装置におけるかごに相当する載荷台に振動が発生する構造になっている等の理由で人が搭乗するエレベータに採用できる技術ではない。
その他エレベータ全般の技術について述べられた非特許文献として、中井多喜雄著「建築電気・エレベータの技術」学芸出版社1993、堀大成・林勝洋著「エレベータ・エスカレータ計画」技術書院1994、竹内照男著「エレベーター・エスカレーター入門」広研社2002改訂新版があるが、特殊なエレベータ装置についての記載はない。
特開2004−137057号公報 特開2007−161418号公報 特開2008−87881号公報 特開2008−30863号公報 特開平5−132263号公報 特開2004−269193号公報 実開平5−44906号公報 中井多喜雄著「建築電気・エレベータの技術」学芸出版社1993 堀大成ほか著「エレベータ・エスカレータ計画」技術書院1994 竹内照男著「エレベーター・エスカレーター入門」広研社2002
本発明は、上記種々の問題を解決すべくなされたもので、簡単な運転操作で垂直方向を含め垂直以外の方向へも乗り換えることなく移動できるとともに、かごの駆動機構を必要に応じて種々のものから選択でき、設置場所の空間的な制約が少なく、しかも、安全迅速に目的の地点に到達できるエレベータ装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を達成するために、かごが垂直方向に加えて垂直以外の方向にも移動可能なエレベータ装置において、移動路室内にかごを置き、該かごが垂直以外の方向に移動する部分で垂直となる移動路室の壁に対向して、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行となる形に取り付ける一方、移動路室内には、かごの片側の夫々に前記ガイドローラを嵌合案内する略コ断面形状のガイドウェイを、略コ断面形状の開放された側をかご側に向け、かごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラ頸基部の太さを上回り、ガイドローラの直径を超えない寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えたことを特徴とするエレベータ装置としたり、上記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記磁力発生機構と組合せることで動力を発生させる駆動機構を備えるエレベータ装置としたり、前記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、移動路室内に動力伝達索を走行させる一方、かご上の1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に動力伝達点を設け、前記の動力伝達索をかご上の動力伝達点に結ぶ駆動機構を備えたエレベータ装置としたりする。
あるいは、かごが垂直方向に加えて垂直以外の方向にも移動可能なエレベータ装置において、移動路室内にかごを置き、該かごが垂直以外の方向に移動する部分で垂直となる移動路室の壁に対向して、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行となる形に取り付ける一方、移動路室内には、かごの片側の夫々に前記ガイドローラを嵌合案内する略コ断面形状のガイドウェイを略コ断面形状の開放された側をかご側に向け、かごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラの直径を僅かに上回る寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えたことを特徴とするエレベータ装置としたり、上記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記磁力発生機構と組合せることで動力を発生させる駆動機構を備えたエレベータ装置とする。
本発明は、かごが垂直方向に加えて垂直以外の方向にも移動可能なエレベータ装置において、移動路室内にかごを置き、該かごが垂直以外の方向に移動する部分で垂直となる移動路室の壁に対向して、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行となる形に取り付ける一方、移動路室内には、かごの片側の夫々に前記ガイドローラを嵌合案内する略コ断面形状のガイドウェイを、略コ断面形状の開放された側をかご側に向け、かごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラ頸基部の太さを上回り、ガイドローラの直径を超えない寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えたことを特徴とするエレベータ装置としたり、上記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記磁力発生機構と組合せることで動力を発生させる駆動機構を備えるエレベータ装置としたり、前記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、移動路室内に動力伝達索を走行させる一方、かご上の1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に動力伝達点を設け、前記の動力伝達索をかご上の動力伝達点に結ぶ駆動機構を備えたエレベータ装置としたりしたものである。
あるいは、かごが垂直方向に加えて垂直以外の方向にも移動可能なエレベータ装置において、移動路室内にかごを置き、該かごが垂直以外の方向に移動する部分で垂直となる移動路室の壁に対向して、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行となる形に取り付ける一方、移動路室内には、かごの片側の夫々に前記ガイドローラを嵌合案内する略コ断面形状のガイドウェイを略コ断面形状の開放された側をかご側に向け、かごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラの直径を僅かに上回る寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えたことを特徴とするエレベータ装置としたり、上記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記磁力発生機構と組合せることで動力を発生させる駆動機構を備えたエレベータ装置としたことにより、垂直方向を含め垂直以外の方向へも乗り換えることなく移動できるものとなり、乗り換えの煩雑さや、乗り換えるかごを待ち合わせる時間が不要なことから、安全迅速に目的の地点に到達できるものとなったものである。
本発明エレベータ装置は、利用者が出発点でかごに乗り込み、通常のエレベータを操作するように目的地点を指示することによって、垂直移動路や水平移動路を経由して目的の地点に到達できるものである。出発点から最遠点までの間に適宜停止点を設けることによって途中地点での乗降も可能である。また、本発明エレベータ装置は、かごの駆動機構を必要に応じて種々のものから選択でき、設置場所の空間的な制約が少ないところから任意の箇所に設置でき、人や物の安全で迅速円滑な搬送ができるようになったものである。
本発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明のエレベータ装置1の要部を示す概略説明図である。同図は紙面手前側に位置する移動路室壁を取り外して横から見た場合のかご2と後述するガイドウェイ7を示したものであり、奥側に位置するガイドウェイや移動路室自体は描いていない。図の両側にはエレベータ装置1のかご2が垂直移動する垂直移動路3があり、図の中央上部はかご2が水平方向に移動する水平移動路4となっている。本発明のエレベータ装置1は、移動路室を例えばプラットフォームから別のプラットフォームへ、あるいは道路を跨ぐ歩道橋のように所望の経路に設置し、かご2を後述のガイドウェイ7に沿って人や物を搬送するものである。
本発明のエレベータ装置1では、1つの移動路室につき1台もしくは、複数台のかご2を備えることができるが、同図では1つの移動路室につき1台のかごを用いるものとしている。図中には4つのかご2を描いているが、これら複数のかご2は移動路室内の各地点におけるかご2の動きを説明するために示したものである。また、エレベータ装置1の動きを説明する際に、以下の文では特に断わらない限り、かご2が右下の位置を出発点として左下の位置に達する経路で説明を加えるが、他の経路によっても支障がないものである。さらに、かご2の水平断面は、円形や多角形などの複雑な形状であっても差し支えないものであるが、ここでは方形のものとして説明する。
前述の理由によって、図中ではかご2を複数描いているが、移動路室内にかご2を置き、該かご2の対向する外側面5の夫々(図に正面として表れる側とその逆側)に少なくとも3個のガイドローラ6を各軸がかご2の外側面5に直交となるように回動自在に取り付ける。この際に、各ガイドローラ6間の距離をできるだけ大きく取ると、移動路室内を移動するかご2の安定が増すが、図1に示した実施例では、かご2下部両端に各1個とかご2上部中央付近に1個のガイドローラ6を備える。これらガイドローラ6は、後述するガイドウェイ7に嵌合し、該ガイドウェイ7に沿って移動するものである。
図の両側には、エレベータ装置1のかご2が垂直移動する垂直移動路3があり、図の中央部はかご2が水平方向に移動する水平移動路4となっている。移動路室内に前記ガイドローラ6を案内するガイドウェイ7を個々のガイドローラ6用に複数経路設けるが、ガイドウェイ7は垂直移動部分では縦方向に、水平移動部分では横方向に取り付け、移動方向が変化する箇所では丸みを設けて緩やかに変化させる。また、個々のガイドローラ6用ガイドウェイ7はガイドローラ6毎の専用を基本とするが、図の水平移動路4に設けるガイドウェイ7のように、ガイドローラ6の軌跡が重複する部分ではガイドウェイ7を一部共用とすることができる。
図示したエレベータ装置1では、かごの片側の夫々に3個のガイドローラを取り付ける際に、各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行とし、複数個のガイドローラ6の内の少なくとも1個のガイドローラの水平位置を他のガイドローラの水平位置より移動路室の壁側に突出させる形に取り付けるが、かご2上部中央付近のガイドローラの水平位置を他のガイドローラの水平位置より移動路室の壁側に突出させる形に取り付けていることから、ガイドローラ6に嵌合するガイドウェイ7は、かご下部ガイドローラ6用ガイドウェイ7aと、かご2上部中央付近のガイドローラ6用ガイドウェイ7bとの水平位置がずれ、かご下部ガイドローラ6用ガイドウェイ7aはかご2寄りに、かご2上部中央付近のガイドローラ6用ガイドウェイ7bが移動路室の壁寄りに取り付けられる。
図2は、図1中A−a線における水平断面図である。図中のかご2の四隅近くに描いた4個のかご下部ガイドローラ6は、かご上部中央のガイドローラ6よりかご2外側面5に接近させて取り付け、かご2外側面5からの距離を基準とすると、かご2下部ガイドローラ6の位置にかご2上部中央のガイドローラ6頸基部8が位置するように各ガイドローラ6を配置することで、かご2下部のガイドローラ6用ガイドウェイ7aは移動路室内壁のかご2外側面5寄りに、かご上部中央のガイドローラ6用ガイドウェイ7bは移動路室内壁のかご2外側面5から離れた位置となり、ガイドウェイ7aとガイドウェイ7bが相互に干渉するのを回避しているのが解る。さらに、図示のものは、ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設ける例として、ラックギア9を上部ガイドローラ用ガイドウェイ7bの内側面の奥行きを延長した位置に設けている。他方、前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達できる機構としては、かご2上の駆動軸10の先端部分にピニオン11を設けているが、かご2を駆動する動力の伝達が可能であれば、他の方法によっても支障がないものである。前記ピニオン11を固定した駆動軸10は、ピニオン11に隣接したかご2寄りに回動自在なガイドローラ6を備えることで上部ガイドローラ軸を兼ねることができ、ガイドローラ軸と同軸上に凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構12となっている。なお図2においては、A−a線における水平断面付近がかご2の乗降口側に当たるために斜線で示した移動路室壁の一部を開放している。
図3は図1のガイドウェイ7が立体的に交差する箇所13を図1とは逆の移動路室内側から見た斜視図である。かご下部のガイドローラ用ガイドウェイ7aは移動路室内壁のかご外側面寄り(図では手前側)に、かご上部中央のガイドローラ用ガイドウェイ7bは移動路室内壁のかご外側面から離れた(図では奥側)位置に取り付けられることになる。かご下部ガイドローラ用ガイドウェイ7aとかご上部中央のガイドローラ用ガイドウェイ7bとが交差する箇所13では、かごの移動に伴って移動するかご上部中央のガイドローラ頸基部がかご下部のガイドローラ用ガイドウェイ7aに衝突することになるので、かご下部ガイドローラ用ガイドウェイ7をガイドローラ頸基部の太さを上回り、ガイドローラの直径を超えない寸法だけ切欠いて常時開放される固定的な切欠き部14を設けてかご上部中央のガイドローラ用ガイドウェイ7bを優先させる。1個のガイドローラ頸基部に作用する力とガイドローラ軸の重量増加を勘案すると、ガイドローラ頸基部の太さがガイドローラの直径を超えることは通常考えられないので、図示した切欠き部の最大幅はガイドローラの直径を超えない寸法としている。また、図中のガイドウェイ7bに沿って連続的に設ける規則性のある凹凸部は、ラックギア9であり、前記ラックギア9には以降に詳しく述べるピニオンが嵌合して回動する。ピニオンを固定した駆動軸はかご上に軸支されるので、駆動軸に動力が伝達されるとかごが走行する。
図2に戻ってより詳しい説明すると、ラックギア9と嵌合回動して動力を伝達できる機構は、軸支され動力によって回転駆動されるかご2の駆動軸10上の先端付近にピニオン11を固定するとともに、前記駆動軸10上に前記ピニオン11に隣接させ、ガイドウェイ7に嵌合させる形にガイドローラ6を回動自在に取り付けたものである。ガイドローラ6がガイドウェイ7に案内されることで、ピニオン11とラックギア9との関係を適正に保つとともに、かご2の姿勢を常に安定させることができる。駆動軸10上に設けた原動機15の回転方向を正逆自在とすることで、かご2の走行方向を変換することができる他に、ガイドウェイをループ式の無端状に形成すれば、循環型運転が可能なエレベータ装置とすることもできる。
図1において今、エレベータ装置1のかご2が移動路室内の右下の位置にあるとすれば、駆動軸を回転させると、駆動軸に固定されたピニオンが回転し、ピニオンに嵌合するガイドウェイ内側面の片側に固定されたラックギアに動力が伝達されてかご2が上昇する。図示するかご2には、片側に付き3個のガイドローラ6が取り付けられており、ガイドローラ6は移動路室内壁にある夫々のガイドウェイ7に導かれるので、かご2は垂直移動路3を上昇する。
かご2の上昇につれてかご2の上部中央付近のガイドローラ6が水平に横切るガイドウェイに差し掛かるが、ガイドローラ6に嵌合するガイドウェイ7は先に述べたように、かご下部ガイドローラ6用ガイドウェイ7aと、かご2上部中央付近のガイドローラ6用ガイドウェイ7bとの水平位置がずれているので、2本のガイドウェイが交差する箇所13においても、上昇するガイドローラ6が横切る水平方向に取り付けられたガイドウェイ7aに衝突することはない。また、水平方向に取り付けられたガイドウェイ7aには、ガイドローラ頸基部の太さを上回り、ガイドローラの直径を超えない寸法の常時開放される固定的な切欠き部が設けられているので、ガイドローラ軸も支障なく通過できる。本発明のエレベータ装置では、かご2取り付けられたガイドローラ6が複数のガイドウェイが交差する箇所13を通過する際に、何等の操作を行うことなく通過できるので、かご2を一時的に停止させたり、減速させたりする必要がなく、効率的な運行が可能である。また、夫々のガイドローラは夫々固有のガイドウェイ上を走行し、ガイドローラ6はガイドウェイの交差する箇所13において走路の選択をされたり変更を受けたりしないばかりではなく、ガイドウェイ7上の切り欠部の幅はガイドローラ6の直径を超えない寸法なのでガイドローラ6がガイドウェイ7から逸脱することがない。また、本発明のエレベータ装置では、かご2の駆動機構がガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達する駆動機構であるためにかご2の走行経路に駆動力の途切れる箇所が皆無であり、かごの走行時における誤作動や誤操作による事故が発生する可能性を排除できるため、エレベータ装置の安全性が高次元で確保されたものであると言える。
垂直移動路3の頂上付近に達したかご2は、ガイドウェイ7に導かれてしだいに横方向の移動に変化する。ガイドウェイ内側面に取り付けられたラックギア9もガイドウェイ7に沿って緩やかに方向を変えて横方向に進むため、移動路室の水平移動路4ではガイドローラ6で支えられたかご2が左方へ移動する。
移動路室の水平移動路4の左端に達したかご2は、水平移動路4の左端で緩やかに下方に曲げられたガイドウェイ7に導かれてしだいに下方向の移動に変化するが、駆動軸10上に固定されたピニオン11も水平移動路4左端のラックギア9曲部によって下方向に進むため、垂直移動路3のガイドローラ6でガイドウェイ7上を案内されたかご2が下降する。かご2が所定の位置に達した後に停止させる。
図4は、図1中B−b線における垂直断面図である。斜線で示す移動路室のほぼ中央にガイドウェイ7上にガイドローラ6で支持されたかご2が置かれている。かご2の上方には、原動機15があり、動力は駆動軸へ伝えられるようになっている。図4においては、かご2は図の紙面に対して垂直方向へ移動することになる。図4において、斜線で示した移動路室壁の上方が開放されているのは、かご2を設置したり保守したりする際の利便性を考慮したものである。
図4で示すかご2は、図1ではB−b線の位置に達したものであるが、図1上でかご2が更に左方に進むと、かご下部左側のガイドローラ6がガイドウェイ7水平部の分岐点16に脱落するかに見える。しかし、この時点ではかご上部にあるガイドローラ6がかご2を吊り下げる形で支持し、かご下部右側のガイドローラ6がかご2の姿勢を保持するので、水平移動路4にあるかご2は安定した状態でガイドウェイ7水平部の分岐点16を通過できる。本発明エレベータ装置1では、ガイドローラ6の経路が重複すればガイドウェイ7の重複する部分を共用しても良いが、基本的には夫々のガイドローラ6は夫々固有のガイドウェイ7上を走行するので、前記の分岐点16においてもガイドローラ6が走行するガイドウェイの変更を受けたり選択されたりすることがない。ここでは、図中のガイドウェイ7水平部左側の分岐点16についてかご2の動きを説明したが、ガイドウェイ7水平部の右側にあるガイドウェイの合流点についても同様である。
図5は、本発明エレベータ装置1の実施例を示す側面図である。本発明エレベータ装置1は、移動路室内に設けるガイドウェイ7とこれに対応するかごのガイドローラ6との関係と動力伝達方法の選択によって様々な構成の実施例が可能であるが、図5に示すものはその1つである。
図5の本発明エレベータ装置1では、かご2外側面5の左下方に水平に2個のガイドローラ6を並べて配置した1群と、かご2外側面5右上に1個のガイドローラ6を配置したものである。1群と1個からなる3個のガイドローラ6を回動自在に固定し、移動路室内にはこれらのガイドローラ6と対応する位置に2組のガイドウェイ7一部で共用した3経路のガイドウェイを持つが、動力伝達方法として、ガイドウェイ7に沿って磁力発生機構17を設ける。さらに、かご2上に該磁力発生機構17と組合せることでガイドローラ軸と略同軸上に動力を発生させることのできるリニアモータを駆動機構12として備えたものである。
また、ガイドウェイ7の交差する箇所13は、移動路室内の左側垂直移動路3の垂直移動路と水平移動路4のガイドウェイ6が交わる箇所に設けている。図6は図5のガイドウェイが交差する箇所13を移動路室内側から見た斜視図である。図6に示すように、このガイドウェイ7が交差する箇所13では、交差するガイドウェイ7のうち一方のかご2下部ガイドローラ用ガイドウェイ7aをガイドローラ頸基部の太さを上回り、ガイドローラの直径を超えない寸法だけ切欠いた常時開放される固定的な切欠き部14を設ける。実施例1のエレベータ装置は、かご側面の左下方に水平に2個のガイドローラを並べて配置するので、切欠き部14を通過中のガイドローラの少なくとも1個が常にかごの荷重を支持することとなり、ガイドローラ6が水平移動路4のガイドウェイ7切欠き部12に脱落したり上下に振動したりすることなくガイドウェイ7を通過できる。図中のガイドウェイ7bに沿って連続的に設けられた角丸のリング状部分は磁力発生機構17であり、該磁力発生機構17至近のガイドウェイ7b中心上には、かご側に備える走行磁石18が非接触に置かれ、磁力発生機構17に磁力を発生させることで、かごの駆動力を得るリニアモータ形式の駆動機構12である。
上記駆動機構には、ガイドウェイの移動路室壁寄りに角丸のリング状の磁石を一定間隔で取り付けて磁力発生機構17とする一方、かご2上のガイドローラ軸端部付近に走行磁石18をガイドウェイの曲部においても円滑に通過できるように揺動可能として取り付けたものである。ガイドローラ6がガイドウェイ7に案内されることで、磁力発生機構17と走行磁石18との間隔を適正に保つとともに、かご2の姿勢を常に安定させることができる。磁力発生機構17の磁界を適宜制御することで、かご2の走行速度や方向を操作することができ、かご2の制動時には電力を回収することも可能である。
図7は図5中C−c線における水平断面図であり、斜線は移動路室壁断面を表している。図では左側にある4個のかご2下部ガイドローラ6は、かご2外側面5からの突き出し距離が小さく、図右側のかご2上部ガイドローラ6と異なる垂直平面上に置かれている。図5では、かご2下部のガイドローラ6用ガイドウェイ7とかご2上部のガイドローラ6用ガイドウェイ7は交差する箇所13を持つが、図6を併せて参照すれば、双方のガイドウェイ7は前後にずれて立体的に交差しているのが解る。各ガイドローラは支障なくガイドウェイの交差する箇所12を通過できるので、かご2に衝撃が発生したり、磁力発生機構17の間隔が乱れて走行磁石18を備えた走行中のかご2の駆動力が途切れたりするという懸念が無いのは、先に述べた本発明エレベータ装置と同じである。
図8は、図5中D−d線における垂直断面図である。斜線で示す移動路室のほぼ中央にガイドウェイ7上にガイドローラ6で支持されたかご2が置かれている。図では、かご2側面下方に水平に並べて配置した2個ガイドローラ6が前後に重なるので、その内の前側の左右各1個と、かご2外側面5上方に備えたガイドローラ6が見える。かご2側面上方のガイドローラ6とかご2側面下方のガイドローラ6は、かご2外側面5からの突出量を違えているのが解る。かご2外側面5上方に備えたガイドローラ6軸の先端にはガイドローラ軸と略同軸上に走行磁石18を置き、ガイドウェイ上の磁力発生機構17と組合せることで動力を発生させることのできる駆動機構12となっている。なお、図8においては、かご2は図の紙面に対して垂直方向へ移動することになる。
図9は、本発明エレベータ装置1の他の実施例を示す側面図である。実施例2では、前記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、移動路室内に破線で表した動力伝達索19を走行させる一方、かご2上の1個または、複数個のガイドローラ6軸と略同軸上に動力伝達点20を設け、前記の動力伝達索19をかご2上の動力伝達点20に結ぶ駆動機構12を備えたエレベータ装置としたものである。図では、かご2の外側面5の片側につき3個のガイドローラ6を備えるが、荷重のバランスを保ち易くするために、その内のかご2上部に設けるガイドローラ6をかご2のほぼ中央に置き、上記ガイドローラ6軸の先端寄りに動力伝達点20を配置し、動力伝達索19は移動路室内の壁側を走行させることでガイドウェイとの干渉を解決している。図中の上部水平移動路4の左右にある大きな円は、垂直移動路3の上端で動力伝達索19の方向をガイドウェイ7と同じ曲率で変化させるための滑車であり、図の左上方に原動機15と駆動機構12を配置している。本発明エレベータ装置1はいずれの実施例においても、水平移動路4の長さには制限がないので人や物の長距離搬送が可能である。その場合には経路の途中に適宜停止地点を設けることでより利便性が向上する。また、停止地点や曲部の前後で加減速区間を設ける運転制御を行うことで、かご2の運転速度を向上させることができる。実施例2の本発明エレベータ装置1においても、ガイドローラ6とガイドウェイ7上の切欠き部の関係は先に述べたエレベータ装置と同様であり、かご2に作用する駆動機構12の駆動力がガイドウェイ上の何れの箇所においても途切れる事がない特徴も同様である。動力伝達索19を一般的なロープの他に鎖としてもよい。
図10は、本発明エレベータ装置1の他の実施例を示す側面図である。通常の場合、ガイドローラ6軸の太さがガイドローラ6の直径を超えることはあり得ないものであることは前述したが、ガイドローラ6の軸の太さが極端に太くガイドローラの直径に近い場合には、図10で示すように、移動路室内にかごを置き、移動路室内にガイドウェイをかごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラの直径を僅かに上回る寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設けると良い。さらに、図示のエレベータ装置1には実施例1と同様に、ガイドウェイ7に沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ6軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構12を備えている。図示した駆動機構12はガイドウェイ7内側面にラックギア9を備えるものであるが、規則正しい間隔の穴列や突起列であってもよく、ガイドウェイに沿わせた鎖状のものでもよい。
図11は図10のガイドウェイ7が立体的に交差する二つの箇所の内の右側の交差する箇所13を図10とは逆の移動路室内側から見た斜視図である。かご下部のガイドローラ用ガイドウェイ7aは移動路室内壁のかご外側面寄り(図では手前側)に、かご上部中央のガイドローラ用ガイドウェイ7bは移動路室内壁のかご外側面から離れた(図では奥側)位置に取り付けられることになる。かご下部ガイドローラ用ガイドウェイ7aとかご上部中央のガイドローラ用ガイドウェイ7bとが交差する箇所13では、かごの移動に伴って移動するかご上部中央のガイドローラ軸がかご下部のガイドローラ用ガイドウェイ7aに衝突することになるので、かご下部ガイドローラ用ガイドウェイ7をガイドローラガイドローラの直径を僅かに上回る寸法だけ切欠いて常時開放される固定的な切欠き部14を設けてかご上部中央のガイドローラ用ガイドウェイ7bを優先させる。ガイドローラ頸基部の太さがガイドローラの直径に近いものであったり、ガイドローラ6の軸方向の距離がガイドウェイから逸脱する程大きいものであったりしても切欠き部14を支障なく通過できる。また、図中のガイドウェイ7bに沿って連続的に設ける規則性のある凹凸部は、ラックギア9であり、前記ラックギア9にはピニオンが嵌合して回動する。ピニオンを固定した駆動軸はかご上に軸支されるので、駆動軸に動力が伝達されるとかごが走行する。なお、図10で示した実施例3では、かご2の移動経路が垂直移動路3の上昇から始まり水平移動路4を水平に移動した後、再び上昇となるものである。本実施例に限るものではないが、本発明エレベータ装置1は途中の経路に傾斜区間があっても設置が可能であり、かごの走行経路は自在である。
図12は、本発明エレベータ装置1の他の実施例を示す側面図である。通常の場合、ガイドローラ6軸の太さがガイドローラ6の直径を超えることはあり得ないものであることは前述したが、ガイドローラ6の軸の太さが極端に太くガイドローラの直径を超えるような場合には、図12で示すように、移動路室内にかごを置き、移動路室内にガイドウェイをかごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備えるが、各ガイドローラ6のかご2からの突き出し距離を揃え、ガイドローラ6が嵌合するガイドウェイ7を同一平面上に設け、ガイドウェイの交差する箇所13にガイドローラ6の直径を僅かに上回る寸法の常時開放される固定的な切欠き部14を設けると良い。さらに、図示のエレベータ装置には1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構17を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ6軸と略同軸上に前記磁力発生機構17と走行磁石18を組合せることで動力を発生させる駆動機構12を備えている。
図13を用いて説明すると、移動路室の壁面と平行な一つの面上に各ガイドウェイ7を配置し、同一面上に設けられたガイドウェイ7aとガイドウェイ7bとが交差する箇所13の側壁を取り払うことで、ガイドウェイの交差する箇所13を通過しようとする夫々のガイドローラの走行を可能としたものである。図中のガイドウェイ7bに沿って連続的に設けられた角丸のリング状部分は磁力発生機構17である。図12に描いたエレベータ装置1の移動路室を略U字型としているのは、アンダーパス型式の実施例としたものである。この実施例では、かご2の移動経路が垂直移動路3の下降から始まり水平移動路4を走行し、その後上昇となるものである。実施例のものは、車道や鉄道の地下を迂回する形式の連絡通路などに適している。図12において、かご2に備えた走行磁石18の形状を紡錘形としているのは、ガイドウェイ7曲部の通過を円滑にするための配慮であり、図中左側に磁力発生機構17をカットして示したガイドウェイの交差する箇所13では、ガイドウェイ7aとガイドウェイ7bとが平面交差し、ガイドウェイ側壁が取り払われた切欠き部14が見える。
本発明のエレベータ装置1は様々な方向の移動経路を選べるので跨線橋や道路横断陸橋、空港や港湾施設等にも適している。また、観光施設としても利用が可能であり、物資輸送にも適したものである。
本発明によるエレベータ装置の側面図である。 本発明によるエレベータ装置の水平断面図である。 本発明によるガイドウェイ交差部の詳細を示す斜視図である。 本発明によるエレベータ装置の垂直断面図である。 本発明によるエレベータ装置の1つの実施例を示す側面図である。 本発明によるガイドウェイ交差部の詳細を示す斜視図である。 本発明によるエレベータ装置の他の実施例を示す水平断面図である。 本発明によるエレベータ装置の他の実施例を示す垂直断面図である。 本発明によるエレベータ装置の他の実施例を示す側面図である。 本発明によるエレベータ装置の他の実施例を示す側面図である。 本発明によるガイドウェイ交差部の詳細を示す斜視図である。 本発明によるエレベータ装置の他の実施例を示す側面図である。 本発明によるガイドウェイ交差部の詳細を示す斜視図である。
1 エレベータ装置
2 かご
3 垂直移動路
4 水平移動路
5 かごの外側面
6 ガイドローラ
7 ガイドウェイ
8 ガイドローラ頸基部
9 ラックギア
10 駆動軸
11 ピニオン
12 駆動機構
13 交差する箇所
14 切欠き部
15 原動機
16 分岐点
17 磁力発生機構
18 走行磁石
19 動力伝達索
20 動力伝達点

Claims (5)

  1. かごが垂直方向に加えて垂直以外の方向にも移動可能なエレベータ装置において、移動路室内にかごを置き、該かごが垂直以外の方向に移動する部分で垂直となる移動路室の壁に対向して、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行となる形に取り付ける一方、移動路室内には、かごの片側の夫々に前記ガイドローラを嵌合案内する略コ断面形状のガイドウェイを、略コ断面形状の開放された側をかご側に向け、かごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラ頸基部の太さを上回り、ガイドローラの直径を超えない寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記磁力発生機構と組合せることで動力を発生させる駆動機構を備えることを特徴とする特許請求の範囲請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、移動路室内に動力伝達索を走行させる一方、かご上の1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に動力伝達点を設け、前記の動力伝達索をかご上の動力伝達点に結ぶ駆動機構を備えたことを特徴とする特許請求の範囲請求項1記載のエレベータ装置。
  4. かごが垂直方向に加えて垂直以外の方向にも移動可能なエレベータ装置において、移動路室内にかごを置き、該かごが垂直以外の方向に移動する部分で垂直となる移動路室の壁に対向して、かごの片側の夫々に少なくとも3個のガイドローラを各ガイドローラ軸の垂直断面が移動路室の壁に平行となる形に取り付ける一方、移動路室内には、かごの片側の夫々に前記ガイドローラを嵌合案内する略コ断面形状のガイドウェイを略コ断面形状の開放された側をかご側に向け、かごの移動方向に沿うようにして、移動路室内の何れかの部分において3経路以上備え、該ガイドウェイの交差する箇所にガイドローラの直径を僅かに上回る寸法の常時開放される固定的な切欠き部を設け、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って規則性のある凹凸部を連続的に設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記凹凸部と嵌合回動して動力を伝達するかごの駆動機構を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  5. 上記エレベータ装置におけるかごの駆動機構に置き換えて、1経路または、複数経路の前記ガイドウェイに沿って磁力発生機構を設けるとともに、1個または、複数個のガイドローラ軸と略同軸上に前記磁力発生機構と組合せることで動力を発生させる駆動機構を備えたことを特徴とする特許請求の範囲請求項4記載エレベータ装置。
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