JPH10212403A - 熱可塑性樹脂組成物および成形体 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物および成形体

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JPH10212403A
JPH10212403A JP31950497A JP31950497A JPH10212403A JP H10212403 A JPH10212403 A JP H10212403A JP 31950497 A JP31950497 A JP 31950497A JP 31950497 A JP31950497 A JP 31950497A JP H10212403 A JPH10212403 A JP H10212403A
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JP
Japan
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resin
aromatic
thermoplastic resin
resin composition
aromatic polycarbonate
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JP31950497A
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Toru Nagashima
徹 永嶋
Hideo Nomura
秀夫 野村
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性の優れた、とくに荷重たわみ温度の高い
成形体を与える熱可塑性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】芳香族ポリカーボネート樹脂15〜55重
量%と芳香族ポリサルホン樹脂85〜45重量%からな
り、下記に定義される芳香族ポリカーボネート樹脂の溶
融粘度(ηa )と芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度
(ηb )の比(ηa/ηb )が0.5〜2.0である、
熱可塑性樹脂組成物。 ηa :340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
きの芳香族ポリカーボネート樹脂の溶融粘度。 ηb :340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
きの芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的物性、耐熱
性、成形性、成形品外観などにすぐれた熱可塑性樹脂組
成物ならびにそれを用いて成形された成形体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂の耐薬品性
を向上させたり、芳香族ポリサルホン樹脂の耐衝撃性や
成形加工時の流動性を改良する目的で、芳香族ポリカー
ボネート樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂とを混合してな
る熱可塑性樹脂組成物が種々開示されている。たとえ
ば、特公昭45−39181号公報には、芳香族ポリサ
ルホン樹脂と芳香族ポリカーボネート樹脂とを混合する
ことによって、各樹脂に比べて耐薬品性や熱応力脆化性
が改良されることが開示されている。また、特公昭49
−13855号公報には、芳香族ポリサルホン樹脂およ
び芳香族ポリカーボネート樹脂からなる組成物はABS
樹脂に比べて耐熱変形性に優れることが開示されてい
る。また、特開昭54−28361号公報には、重量平
均分子量が60000より大きい芳香族ポリカーボネー
ト樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂からなる組成物は各樹
脂に比べて耐薬品性や荷重たわみ温度が改良されること
が開示されている。また、特開昭60−51739号公
報には、特定の構造を有する芳香族ポリサルホン樹脂と
芳香族ポリカーボネート樹脂からなる組成物は機械的性
質に優れ耐薬品性が改良されることが開示されている。
しかしながら、上記で述べたこれらの組成物は、芳香族
ポリカーボネート樹脂が芳香族ポリサルホン樹脂の本来
有する耐熱性に代表される優れた物性を阻害するため満
足できる物性が得られないことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性の優
れた、とくに荷重たわみ温度の高い成形体を与える熱可
塑性樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、溶融粘度の比が特
定範囲内となる芳香族ポリカーボネート樹脂と芳香族ポ
リサルホン樹脂を選択し、組成物とすることにより上記
目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。す
なわち、本発明は次のとおりである。 [1]芳香族ポリカーボネート樹脂15〜55重量%と
芳香族ポリサルホン樹脂85〜45重量%からなり、下
記に定義される芳香族ポリカーボネート樹脂の溶融粘度
(ηa )と芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度(ηb
の比(ηa /ηb)が0.5〜2.0である、熱可塑性
樹脂組成物。 ηa :340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
きの芳香族ポリカーボネート樹脂の溶融粘度。 ηb :340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
きの芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度。 [2]ηa /ηb が0.8〜1.8である[1]に記載
の熱可塑性樹脂組成物。 [3]芳香族ポリカーボネート樹脂がビスフェノールA
を少なくとも30mol%以上を用いるコポリカーボネ
ートもしくはホモポリカーボネートである[1]または
[2]に記載の熱可塑性樹脂組成物。 [4]芳香族ポリサルホン樹脂が次式
【0005】
【化2】 で表される繰り返し単位を80mol%以上有すること
を特徴とする[1]または[2]に記載の熱可塑性樹脂
組成物。 [5]前記[1]、[2]、[3]または[4]に記載
の熱可塑性樹脂組成物を用いて成形された成形体。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる芳香族ポリカ
ーボネート樹脂は、一般式、
【0007】
【化3】 で表される繰り返し単位を有する単独重合体、共重合体
およびその混合物である。式中、Aは原料の二価フェノ
ールの残基である二価芳香族基である。このような芳香
族ポリカーボネートを製造するために用いることのでき
る二価フェノールは、官能基として芳香族の炭素原子に
直接結合している2つの水酸基を含有する単核または多
核芳香族化合物である。二価フェノールの例としては、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)プロパン、2,2−(3,5, 3’,5’−テ
トラクロロ−4,4’−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−(3,5,3’,5’−テトラブロモ−
4,4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ハイド
ロキノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェニルな
どが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、この芳香族ポリカーボネート樹脂はビスフェノー
ルAを少なくとも30mol%以上を用いるコポリカー
ボネートもしくはホモポリカーボネートであることが好
ましい。その末端構造は、各々の製法に従って決まるも
のであり、例えば、OHやOC(CH3 3 などが挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。本発明で
用いられる芳香族ポリカーボネート樹脂の340℃、せ
ん断速度1216/秒で測定したときの溶融粘度は20
00〜10000poiseであることが好ましく、2
000〜6000poiseであることがより好まし
い。溶融粘度が10000poiseを越える場合、組
成物の溶融粘度が高いために成形加工が困難となるため
好ましくない。
【0008】本発明で用いられる芳香族ポリサルホン樹
脂は、アリーレン単位、エーテル結合およびスルホン結
合の三者が必須の構成単位であって、アリーレン単位が
エーテルおよびスルホン結合とともに無秩序にまたは秩
序正しく位置するポリアリーレン化合物として定義され
る。代表的な例としては次のような繰り返し単位を有す
るものがあげられるが、これに限定されるものではな
い。
【0009】
【化4】 [(II)の化合物はランダム共重合体を含む。式中、
1 は炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数
3ないし10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲ
ン原子を表し、pは0ないし4の正数である。m、nは
平均の繰り返し単位数を示しm、nは0.1から100
の正数である。同一または異なる核上の各R1 は相互に
異なっていても良い。各pは相互に異なっていても良
い。]
【0010】
【化5】 (この化合物はランダム共重合体を含む。式中、R1
炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ない
し10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲン原子
を表し、pは0ないし4の正数である。q、m、nは平
均の繰り返し単位数を示し、qは1〜3の正数、m、n
は0.1〜100の正数である。同一または異なる核上
の各R1 は相互に異なっていても良い。各pは相互に異
なっていても良い。) 本発明で用いられる芳香族ポリサルホン樹脂としては、
(II)または(III)で表される繰り返し単位中の
(m/m+n)は0.8以上であることが好ましい。ま
た、(III)の構造単位中のqは1であることが好ま
しい。これらの中でも(I)、(II)の繰り返し構造
単位を持つものが好ましく、さらに好ましくは(I)の
繰り返し構造単位を持つものである。市販品の例として
は、(I)のものは、住友化学工業株式会社の商品名
スミカエクセルPES3600P、4100Pなどが、
(II)のものはAMOCO社の商品名 UDEL P
ー1700などが挙げられるがこれらに限定されるもの
ではない。また、その末端構造は、各々の樹脂の製法に
従って決まるものであり、例えば、Cl、OH、OR
(Rはアルキル基)などが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0011】本発明で用いられる芳香族ポリサルホン樹
脂の340℃、せん断速度1216/秒で測定したとき
の溶融粘度は1000〜6000poiseであること
が好ましく、1000〜3000poiseであること
がより好ましい。溶融粘度が6000poiseを越え
る場合、組成物の溶融粘度が高いために成形加工が困難
となるため好ましくない。本発明で用いられる芳香族ポ
リカーボネート樹脂(a)と芳香族ポリサルホン樹脂
(b)の、340℃、せん断速度1216/秒で測定し
たときの溶融粘度の比(ηa /ηb )は0.5〜2.0
であり、0.8〜1.8であることがより好ましく、さ
らに好ましくは1.0〜1.6である。ηa /ηb
0.5より小さい場合、その組成物の耐熱性が劣るため
に好ましくない。本発明の樹脂組成物に配合される芳香
族ポリカーボネート樹脂の配合量は、芳香族ポリサルホ
ン樹脂と芳香族ポリカーボネート樹脂の全重量を基にし
て15〜55重量%であり、25〜45重量%であるこ
とがより好ましい。芳香族ポリカーボネート樹脂を55
重量%より多く配合すると、組成物の耐熱性が劣るため
に好ましくない。
【0012】本発明においては、必要に応じてガラス繊
維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、ホ
ウ酸アルミニウムウィスカーなどの繊維状あるいは針状
の補強剤、タルク、マイカ、クレー、ガラスビーズなど
の無機充填剤、フッ素樹脂などや金属石鹸類などの離型
改良材、染料、顔料などの着色剤、酸化防止剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、界面活性剤などの通常
の添加剤を1種以上添加することができる。また、少量
の熱可塑性樹脂、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリスチレン、メ
タクリル樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニ
レンスルフィド、ポリエーテルケトン、ポリフェニレン
エーテルおよびその変成物、ポリエーテルイミドなど、
少量の熱硬化性樹脂、たとえば、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、シアネート樹脂、イソシアネート樹脂、ポリ
イミド樹脂などや、少量のゴム成分などの一種または二
種以上を添加することもできる。本発明の樹脂組成物を
得るための原材料の配合手段は特に限定されない。芳香
族ポリカーボネート樹脂、芳香族ポリサルホン樹脂、必
要に応じてガラス繊維などの補強材や無機充填材、離型
改良剤、熱安定剤などをヘンシェルミキサー、タンブラ
ー等を用いて混合した後、押出機を用いて溶融混練する
ことが一般的である。そのときの溶融混練法としては、
すべての原材料を一括して混合した後で押出機へフィー
ドしてもかまわないし、必要に応じてガラス繊維などの
補強材や無機充填材などの原材料を、樹脂を主体とする
原材料とは別にフィードしてもかまわない。本発明の熱
可塑性樹脂組成物を用いて成形した成形体の作成方法は
特に限定されない。樹脂を溶融し賦形、固化せしめる方
法としては押出成形、射出成形、ブロー成形などが挙げ
られるが、この中では特に射出成形が好ましく用いられ
る。また、押出成形された成形品を、切削やプレスによ
って加工しても良い。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、
自動車、航空機等の部品、産業用機器、家電製品、食器
や医療機器、OA、AV機器、電子、電子部品、たとえ
ば、特に耐熱性が必要とされるICトレーやICソケッ
トなどに好適に用いることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、実施例中の溶融
粘度、荷重たわみ温度、引張強度、曲げ弾性率の測定
は、次の方法で行った。 (1)溶融粘度:本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いる
芳香族ポリカーボネート樹脂と芳香族ポリサルホン樹脂
の溶融粘度は、(株)東洋精機製作所製キャピログラフ1
Bにより、内径1mm、長さ10mmのオリフィスを用
いて、340℃、せん断速度1216/秒で測定した。 (2)荷重たわみ温度:熱可塑性樹脂組成物から、射出
成形機を用いて長さ127mm、幅12.7mm、厚み
6.4mmの試験片を成形し、ASTM D648に準
拠し18.6kg/cm2 の荷重で測定した。 (3)引張強度:熱可塑性樹脂組成物から、射出成形機
を用いてASTM 4号ダンベルを成形し、ASTM
D638に準拠して測定した。 (4)曲げ弾性率:熱可塑性樹脂組成物から、射出成形
機を用いて長さ127mm、幅12.7mm、厚み6.
4mmの試験片を成形し、ASTM D790に準拠し
て測定した。
【0014】実施例1〜3、比較例1〜3 芳香族ポリカーボネート樹脂(住友ダウ株式会社製、商
品名カリバー)と芳香族ポリサルホン樹脂(住友化学工
業株式会社製、商品名スミカエクセルPES)を表1に
示す組成でヘンシェルミキサーで混合後、二軸押出機
(池貝鉄工(株)製、PCM−30)を用いてシリンダー
温度340℃で造粒し、熱可塑性樹脂組成物を得た。な
お、それぞれの樹脂の溶融粘度は上記の方法で測定し
た。この熱可塑性樹脂組成物を、射出成形機(日精樹脂
工業(株)製PS40E5ASE)を用いてシリンダー温
度350℃、金型温度120℃で上記のように試験片を
成形し、荷重たわみ温度、引張強度、曲げ弾性率の測定
を行い、結果を表1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】実施例4〜8、比較例4 上記の方法で測定した溶融粘度の異なる芳香族ポリカー
ボネート樹脂(住友ダウ株式会社製、商品名カリバー)
を数種、芳香族ポリサルホン樹脂(住友化学工業株式会
社製、商品名スミカエクセルPES)を数種および炭素
繊維(東邦レーヨン(株)製、商品名ベスファイトHTA
−C6−CS)を表1に示す組成でヘンシェルミキサー
で混合後、二軸押出機(池貝鉄工( 株) 製、PCM−
30)を用いてシリンダー温度340℃で造粒し、熱可
塑性樹脂組成物を得た。なお、それぞれの樹脂の溶融粘
度は上記の方法で測定した。この熱可塑性樹脂組成物
を、射出成形機(日精樹脂工業( 株) 製PS40E5
ASE)を用いてシリンダー温度350℃、金型温度1
20℃で上記のように試験片を成形し、荷重たわみ温
度、引張強度、曲げ弾性率の測定を行い、結果を表2に
示した。
【0017】
【表2】
【0018】実施例9〜11、比較例5 上記の方法で測定した溶融粘度の異なる芳香族ポリカー
ボネート樹脂(住友ダウ株式会社製、商品名カリバー)
を数種、芳香族ポリサルホン樹脂(住友化学工業株式会
社製、商品名スミカエクセルPES)を数種およびガラ
ス繊維(旭ファイバーグラス(株)製、商品名CS03J
APx−1)を表1に示す組成でヘンシェルミキサーで
混合後、二軸押出機(池貝鉄工(株)製、PCM−30)
を用いてシリンダー温度340℃で造粒し、熱可塑性樹
脂組成物を得た。なお、それぞれの樹脂の溶融粘度は上
記の方法で測定した。この熱可塑性樹脂組成物を、射出
成形機(日精樹脂工業(株)製PS40E5ASE)を用
いてシリンダー温度350℃、金型温度120℃で上記
のように試験片を成形し、荷重たわみ温度、引張強度、
曲げ弾性率の測定を行い、結果を表3に示した。
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物および成形
体は、耐熱性や機械的物性に優れていることから、自動
車、航空機等の部品、産業用機器、家電製品、食器や医
療機器、OA、AV機器、電子、電子部品、たとえば、
特に耐熱性が必要とされるICトレーやICソケットな
どの用途にきわめて有効なものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリカーボネート樹脂15〜55重
    量%と芳香族ポリサルホン樹脂85〜45重量%からな
    り、下記に定義される芳香族ポリカーボネート樹脂の溶
    融粘度(ηa )と芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度
    (ηb )の比(ηa /ηb )が0.5〜2.0である、
    熱可塑性樹脂組成物。 ηa :340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
    きの芳香族ポリカーボネート樹脂の溶融粘度。 ηb :340℃、せん断速度1216/秒で測定したと
    きの芳香族ポリサルホン樹脂の溶融粘度。
  2. 【請求項2】ηa /ηb が0.8〜1.8である請求項
    1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】芳香族ポリカーボネート樹脂がビスフェノ
    ールAを少なくとも30mol%以上を用いるコポリカ
    ーボネートもしくはホモポリカーボネートである請求項
    1または2記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】芳香族ポリサルホン樹脂が次式 【化1】 で表される繰り返し単位を80mol%以上有すること
    を特徴とする請求項1または2記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4の熱可塑性樹脂
    組成物を用いて成形された成形体。
JP31950497A 1996-11-29 1997-11-20 熱可塑性樹脂組成物および成形体 Withdrawn JPH10212403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006510791A (ja) * 2002-12-17 2006-03-30 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 4,4’−ビフェニルポリスルホン組成物、その調製方法、及びそれによって製造される物品
DE102011015294A1 (de) 2010-03-30 2011-11-10 Sumitomo Chemical Company, Limited Verfahren zur Herstellung einer thermoplastischen Harzzusammensetzung

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JP2006510791A (ja) * 2002-12-17 2006-03-30 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 4,4’−ビフェニルポリスルホン組成物、その調製方法、及びそれによって製造される物品
JP4865230B2 (ja) * 2002-12-17 2012-02-01 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 4,4’−ビフェニルポリスルホン組成物、その調製方法、及びそれによって製造される物品
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