JPH10211239A - 電動車椅子 - Google Patents

電動車椅子

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JPH10211239A
JPH10211239A JP9032912A JP3291297A JPH10211239A JP H10211239 A JPH10211239 A JP H10211239A JP 9032912 A JP9032912 A JP 9032912A JP 3291297 A JP3291297 A JP 3291297A JP H10211239 A JPH10211239 A JP H10211239A
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JP
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casing
electric wheelchair
pipe
back pipe
side frame
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JP9032912A
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Inventor
Yoshinori Takezawa
善則 竹澤
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/04Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs motor-driven
    • A61G5/041Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs motor-driven having a specific drive-type
    • A61G5/045Rear wheel drive
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/10Parts, details or accessories
    • A61G5/1005Wheelchairs having brakes
    • A61G5/1008Wheelchairs having brakes for gradually slowing down the wheelchair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/10Parts, details or accessories
    • A61G5/1051Arrangements for steering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/003Cycles with four or more wheels, specially adapted for disabled riders, e.g. personal mobility type vehicles with four wheels
    • B62K5/007Cycles with four or more wheels, specially adapted for disabled riders, e.g. personal mobility type vehicles with four wheels power-driven
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S297/00Chairs and seats
    • Y10S297/04Wheelchair

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化の達成により取扱が容易な電動車
椅子を提供する。 【解決手段】 駆動輪2に動力を伝達する駆動部ユニッ
トUのケーシングを側面フレーム10の構成要素とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車椅子に関
し、特に、駆動装置を備えた側面フレームの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
電動車椅子の椅子架台はパイプフレームで形成され、駆
動輪に動力を伝達するための駆動装置はパイプフレーム
間の空きスペースに配置されていた(例えば、特開平8
−150179号公報、米国特許第5,161,630及
び米国特許第5,186,269参照。)。上記のような
従来の電動車椅子において、パイプフレームは椅子架台
としての耐荷重性を考慮して構成され、一方、駆動装置
は駆動時の回転トルクを受けるための強度を考慮して設
計される。そして、所定の強度を有すべく設計されたパ
イプフレーム及び駆動装置を構造的に組み合わせて、電
動車椅子の本体部分を構成していた。この結果、電動車
椅子は大型になり、重量も増えるため、取扱の容易性が
阻害されていた。
【0003】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、小型軽量化の達成により取扱が容易な電動車椅子を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動輪に動力
を伝達する駆動装置が、椅子架台を構成する両側面フレ
ームに設けられた電動車椅子において、前記駆動装置は
筐体としてのケーシングを備え、このケーシングが側面
フレームの一部を構成していることを特徴とするもので
ある(請求項1)。このように構成された電動車椅子に
おいては、駆動装置のケーシングが側面フレームの一部
となるので、その分構造部材が省略され、椅子架台の小
型軽量化に寄与する。
【0005】上記電動車椅子において、駆動装置は、モ
ータ、減速機、及び、前記駆動輪の車軸と接続される軸
受部を、当該車軸の回転中心を通る軸線と同心に配置し
てなるものであってもよい(請求項2)。このように構
成された電動車椅子においては、同心配置により駆動装
置はコンパクトな構成を得ることができる。
【0006】また、上記電動車椅子(請求項2)におい
て、ケーシングは、車幅方向における厚みの中心が、当
該ケーシングを除く前記側面フレームの同方向における
厚みの中心と略一致するように配置されているものであ
ってもよい(請求項3)。このように構成された電動車
椅子においては、駆動装置の重心と側面フレームにかか
る荷重方向とをほぼ一致させることができるので強度を
必要最小限に留めることができる。また、車体の内方へ
のケーシングの突出量が少ない。
【0007】また、上記電動車椅子(請求項2)におい
て、ケーシングは、前記側面フレームのバックパイプの
下端部に接続されているものであってもよい(請求項
4)。このように構成された電動車椅子においては、乗
員の体重が最も多く負荷されるバックパイプに対してケ
ーシングが直接固定されるので、車椅子の耐荷重性を高
めることができる。また、駆動輪と従動輪(キャスタ)
との間の車軸間距離を大きくすることができるので、電
動車椅子の安定性を確保することができる。
【0008】また、上記電動車椅子(請求項4)におい
て、ケーシングは、前記側面フレームのバックパイプの
下端部と他のパイプとの間に3点支持で接続され、その
うちの2点は前記バックパイプとの接続であるように構
成されてもよい(請求項5)。このように構成された電
動車椅子においては、ケーシングは、強度を確保しやす
いバックパイプに直接かつ強固に固定されるので、駆動
輪のねじれを防止できるとともに、車椅子の耐荷重性が
さらに向上する。
【0009】また、上記電動車椅子(請求項5)におい
て、ケーシングは、前記バックパイプの下端部に設けら
れた2点支持用の取付部に接続されているものであって
もよい(請求項6)。このように構成された電動車椅子
においては、取付部を用いてケーシングとの強固な接続
ができるので、駆動輪の輪径に応じてバックパイプの長
さを調節(例えば切断)しても接続に不都合が生じな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施形態による電動車椅子を示す側面図であり、図2
は背面図である。この電動車椅子は、介護者によって車
椅子本体(椅子架台)1に加えられる押圧力に応じた駆
動力を、補助動力として左右一対の駆動輪2に付与し
て、当該駆動輪2を回転駆動させる方式のものである。
【0011】上記一対の駆動輪2は、それぞれに対応さ
せて設けられた駆動装置としての駆動部ユニットUを介
して、車椅子本体1の後部両側部に取付けられている。
また、上記車椅子本体1の前部両側部には、キャスタ3
が設けられている。上記車椅子本体1は、金属パイプに
よって形成された左右一対の側面フレーム10を備えて
いる。この側面フレーム10は、車椅子本体1の後部に
立設されたバックパイプ11と、後端部がバックパイプ
11に接合され前方へ延びるアームパイプ12と、この
アームパイプ12の前端部から斜め下方へ延びるフロン
トパイプ13と、上記バックパイプ11とフロントパイ
プ13とを連結するシートパイプ14と、上記フロント
パイプ13の下方から斜め下方へ延びるレッグパイプ1
5と、上記シートパイプ14の下方に配置され、車体の
前方でレッグパイプ15と接続されたベースパイプ16
と、上記シートパイプ14とベースパイプ16との間に
架設され、シートパイプ14の前端部近傍から下方へ延
びるキャスタブラケット17とによって構成されてい
る。駆動部ユニットUは、上記バックパイプ11の下端
部に設けられた取付部11cと上記ベースパイプ16と
の間に支持固定されている。この支持固定の詳細につい
ては後述する。
【0012】上記車椅子本体1は、中央部が回動自在に
軸止されたX字状のクロスバー18及び19によって、
左右一対の上記側面フレーム10を互いに連結して構成
されている。これらのクロスバー18及び19の動作に
より、車体の幅が小さくなるように折り畳むことが可能
な構成になっている。また、バックパイプ11は上パイ
プ部11aと下パイプ部11bとを連結した構造になっ
ており、連結部に設けられたピン37を外すことによ
り、グリップ34とともに上パイプ部11aを図1にお
ける反時計回り方向に回動させて、コンパクトに折り畳
むことができるようになっている。
【0013】上記シートパイプ14の左右間には、乗員
が着座するための着座シート41が、上記バックパイプ
11の左右間には、背もたれシート42がそれぞれ張設
されている(図2参照)。また、上記レッグパイプ15
の下端部には、乗員の足を置くためのフットプレート3
1が取り付けられている。また、上記バックパイプ11
の上部には、介護者が握るグリップ34が設けられてお
り、このグリップ34に加えられる押圧力を、図示しな
い検知手段(例えば特開平8−47114号参照。)が
検知し、この押圧力に応じた駆動力を、駆動部ユニット
Uが補助動力として一対の駆動輪2に付与するように構
成されている。また、上記バックパイプ11には、ブレ
ーキレバー35が取付けられている。なお、本例は駆動
輪2の径が16インチの場合を示しており、この場合、
ブレーキレバー35はバックパイプ11に取り付けられ
て車体後方に配置されるが、駆動輪2が22インチの場
合には、ブレーキレバー35はシートパイプ14に取り
付けられて車体前方に配置される。
【0014】乗員の肘置きとなるアームレスト32はア
ームパイプ12を覆うように設けられ、バックパイプ1
1とフロントパイプ13とにボルト等にて固定されてい
る。アームレスト32は、肘置きのための部材であると
ともに、その内部に形成された空間Sにバッテリ33を
収納することができるようになっている。バッテリ33
を、図1に示すように、アームレスト32の後方から所
定位置まで挿入すると、バッテリ33の電極33tがア
ームレスト32の内部に設けられた受電端子(図示せ
ず)に自動的に接続される。この受電端子はケーブルC
3と接続されている。
【0015】一対の側面フレーム10のそれぞれのフロ
ントパイプ13とバックパイプ11との間には、着座シ
ート41(図2)に坐った乗員の衣類等が側面フレーム
10から車外にはみ出すのを防止すべく、薄いアルミニ
ウム板からなる側当て4が設けられ、バックパイプ1
1、アームパイプ12、フロントパイプ13及びシート
パイプ14にネジ止めされている。各側当て4には、駆
動部ユニットUの駆動を制御するための制御回路等を収
容する制御部ケース7が設けられている。
【0016】上記制御部ケース7は、アルミニウムダイ
カスト品からなる浅い容器状のものであり、その開口側
の側面を上記側当て4に沿わせた状態で、当該側当て4
にネジ止めされており、また、制御部ケース7の側面に
は、内蔵する制御回路等の冷却を促進するための複数条
のフィン71が突設されている。制御部ケース7は、ケ
ーブルC1、C3及びC4を介して、それぞれグリップ
34、バッテリ33及び駆動部ユニットUと接続されて
いる。また、左右一対の制御部ケース7間はジャンパ線
Cmを介して接続されている。
【0017】次に、駆動部ユニットUの詳細構造につい
て説明する。図3及び図4はそれぞれ、駆動部ユニット
Uの側面図及び断面図である。図3に示すように、駆動
部ユニットUは、駆動装置を収容する筐体としてのケー
シング51の一部が鍔部51cとなっている。そして、
ケーシング51の中心線とバックパイプ11の中心線と
が共通の中心線CLとなるように、鍔部51cの上部2
箇所がバックパイプ11の下端部に設けられた取付部1
1cに締結されている。これによって駆動部ユニットU
のケーシング51は、バックパイプ11とともに車体の
支柱となり、側面フレーム10の一部を成している。さ
らに、鍔部51cの下部1箇所がベースパイプ16に締
結されることによってケーシング51は3点支持されて
いる。
【0018】駆動部ユニットUの内部の駆動装置は、図
4に示すように、ケーシング51の内部に、モータ52
と、このモータ52の駆動力が入力される2段減速構造
の減速機53と、この減速機53を介してモータ52の
駆動力を出力する出力部54と、駆動輪2の車軸21を
回転自在に支持する軸受55とを設けたものである。こ
の軸受55は、車軸21の回転中心を通る軸線Lと同心
に設けられている。モータ52は、薄型の平盤モータに
よって構成されており、全体が駆動輪2の車軸21の回
転中心を通る軸線Lと同心に設けられている。減速機5
3は、上記モータ52に対向させた状態で、車軸21の
回転中心を通る軸線Lと同心に設けられている。この減
速機53は、モータ52の回転軸52aに連結された太
陽ギヤ53aの周囲に、複数の遊星ギヤ53bを配し、
各遊星ギヤ53bを、リングギヤ53cに内接状態で噛
合させた遊星歯車式減速機によって構成されている。
【0019】上記のように、モータ52、減速機53及
び軸受55が、車軸21の回転中心を通る軸線Lと同心
に配置されていることにより、駆動部ユニットUはコン
パクトな構造となるので、ケーシング51を側面フレー
ム10の一部として使用しても、周辺部材との干渉を生
じない。また、取付も容易である。
【0020】駆動部ユニットUの出力部54は、出力軸
54aの一端部に、円板状のフランジ部54bを一体形
成したものであり、上記フランジ部54bは、出力軸5
4aが減速機53の各遊星ギヤ53bと一体回転できる
ように、各遊星ギヤ53bの支軸53dに連結されてい
る。この出力部54は、車軸21の回転中心を通る軸線
Lと同心に設けられている。上記軸受55は、図の場合
複列玉軸受によって構成されており、この軸受55につ
いても、車軸21の回転中心を通る軸線Lと同心に設け
られている。
【0021】車軸21は、上記出力軸54aと同心に一
体形成されており、上記軸受55を介してケーシング5
1に回転自在に支持されている。この車軸21の先端側
は、駆動輪2のハブ22に嵌合されており、駆動輪2
は、車軸21の先端部に設けられた雄ねじ21a及びこ
れに螺合されたナットN1によって、当該車軸21に対
して着脱可能に取付けられている。
【0022】上記のように、駆動部ユニットUのケーシ
ング51が側面フレーム10の一部を構成していること
により、ケーシング51は回転トルクを受ける構造部材
であるとともに、椅子架台を構成する側面フレーム10
の一部としての荷重を受ける構造部材でもある。このよ
うな構成によれば、部材の兼用により、部材の占有空間
の減少と軽量化とを達成できるのみならず、種々の利点
が得られる。例えば、乗員の体重が最も多く負荷される
バックパイプ11に対してケーシング51が直接固定さ
れていることにより、車椅子の耐荷重性が高まる。ま
た、実質的に車体の最後部にあるバックパイプ11に直
接ケーシング51が取り付けられていることにより、駆
動輪2とキャスタ3との間の車軸間距離を大きくするこ
とができるので、電動車椅子の安定性を確保することが
できる。また、バックパイプ11と連結していることに
より、駆動部ユニットUにかかる回転トルクをバックパ
イプ11とともに支えることになるが、バックパイプ1
1は他のパイプ部に比べて強度が確保しやすいため、荷
重を負担させることが容易である。また、前述のよう
に、ケーシング51とバックパイプ11とは共通の中心
線CL上にあるので、電動車椅子の全重量の大半が車軸
21にかかっても、図1に示す側面上においては、バッ
クパイプ11に対する曲げモーメントが小さい。従っ
て、バックパイプ11に要求される強度も最小限で足り
ることになる。
【0023】また、図4に示すように、駆動部ユニット
Uのケーシング51に収納された部分の厚み(車幅方向
の)の中心位置はバックパイプ11の(言い換えれば側
面フレーム10の)同方向における中心位置とほぼ一致
している。従って、駆動部ユニットUの重心と側面フレ
ーム10にかかる荷重方向とをほぼ一致させることがで
きる。この結果、ケーシング51の強度を必要最小限に
抑えることができ、車体の軽量化に寄与する。また、車
体の内方へのケーシング5の突出量が少ないので、車体
を折り畳む(幅方向に小さくなるように)場合にも、折
り畳み動作を妨げることがない。
【0024】図5は電気制御系統の接続図である。車体
の右側に取り付けられる制御部ケース7(図の右側)内
の回路は、制御回路701、電源回路702及び駆動回
路703により構成されている。また、制御部ケース7
の外面には、電源回路702と接続されたスイッチ70
4及びバッテリ残量の表示灯705、並びに、5つのコ
ネクタ706〜710が設けられている。グリップ34
はケーブルC1及びコネクタ706を介して制御回路7
01と、充電器36はケーブルC2及びコネクタ707
を介して電源回路702と、バッテリ33はケーブルC
3及びコネクタ708を介して電源回路702と、駆動
部ユニットUはケーブルC4及びコネクタ709を介し
て駆動回路703と、それぞれ接続される。但し、充電
器36は通常の使用時には接続されず、充電時にのみ接
続される。制御回路701、電源回路702及び駆動回
路703は相互に接続されている。また、制御回路70
1及び電源回路702はコネクタ710と接続されてい
る。
【0025】一方、車体の左側に取り付けられる制御部
ケース7(図の左側)内には、駆動回路703のみが設
けられている。制御部ケース7の外面には、4つのコネ
クタ706、708、709及び710が設けられてい
る。グリップ34はコネクタ706を介してコネクタ7
10と、バッテリ33はコネクタ708を介してコネク
タ710と、駆動部ユニットUはコネクタ709を介し
て駆動回路703と、それぞれ接続されている。駆動回
路703はコネクタ710と接続されている。左右の制
御部ケース7は、各コネクタ710同士の相応する端子
が集約配線としてのジャンパ線Cmを介して接続される
ことにより相互に接続されている。
【0026】なお、上記実施形態においては駆動輪2が
16インチの場合の構成を示したが、他の輪径の場合に
も同様な車体構造を構成することができる。図6は、駆
動輪2が22インチである場合の電動車椅子の構成を示
す側面図である。図1と同一又は相当部分には同一符号
を付して説明を省略する。図1との比較により明らかな
ように、輪径に合わせて駆動部ユニットUの取付位置が
高くなるため、図6におけるバックパイプ11は、図1
のバックパイプ11より短くなっている。このように、
バックパイプ11の長さを調整(例えば切断)すること
により、駆動部ユニットUを、輪径に合わせた位置で支
持固定することができる。
【0027】なお、上記各実施形態は、折り畳み式の電
動車椅子を示したが、本発明の電動車椅子における車体
構造は、折り畳み式以外の電動車椅子にも同様に適用し
て実施することができる。
【0028】また、上記各実施形態における電動車椅子
は後輪を駆動輪とする後輪駆動式の構成であるが、本発
明は前輪駆動式の構成にも適用することができる。例え
ば、図1におけるキャスタブラケット17を適当な長さ
に調整して、これに直接駆動部ユニットUのケーシング
51を接続し、後輪をキャスタにすれば、ケーシング5
1が側面フレーム10の一部を構成した前輪駆動式の電
動車椅子が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の電動車椅子によれば、駆動装
置のケーシングが側面フレームの一部となるので、その
分構造部材が省略され、椅子架台の小型軽量化に寄与す
る。従って、電動車椅子は小型軽量化され、取扱も容易
になる。
【0030】請求項2の電動車椅子によれば、同心配置
により駆動部ユニットはコンパクトな構成を得ることが
できる。従って、駆動部ユニットが他の構造部材と干渉
することもなく、フレームの一部として好適に用い得
る。
【0031】請求項3の電動車椅子によれば、駆動ユニ
ットの重心と側面フレームにかかる荷重方向とをほぼ一
致させることができるので、強度を必要最小限に留める
ことができる。従って軽量化が図れる。また、車体の内
方へのケーシングの突出量が少ないので、折り畳み式の
電動車椅子の場合にも折り畳み動作を妨げない。
【0032】請求項4の電動車椅子によれば、乗員の体
重が最も多く負荷されるバックパイプに対してケーシン
グが直接固定されることになるので、車椅子の耐荷重性
を高めることができる。また、駆動輪と従動輪(キャス
タ)との間の車軸間距離を大きくすることができるの
で、電動車椅子の安定性を確保することができる。しか
も、このような電動車椅子の構成は、車椅子全体の重量
の大部分が集中する車軸をバックパイプの側面の中心線
上に配置することが可能であるので、バックパイプにか
かる曲げモーメントも小さい。従って、必要とする強度
も比較的小さく、軽量小型化が図りやすい。
【0033】請求項5の電動車椅子によれば、ケーシン
グは、強度を確保しやすいバックパイプに直接かつ強固
に固定されるので十分な強度が得られ、駆動輪のねじれ
を防止できるとともに耐荷重性がさらに向上する。ま
た、固定部材等を別途必要としないので軽量化も図れ
る。
【0034】請求項6の電動車椅子によれば、取付部を
用いてケーシングとの強固な接続ができるので、駆動輪
の輪径に応じてバックパイプの長さを調節(例えば切
断)しても接続に不都合が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動車椅子を示す側
面図である。
【図2】図1に示す電動車椅子の背面図である。
【図3】駆動部ユニットの側面図である。
【図4】駆動部ユニットの構造を示す断面図である。
【図5】本発明の電動車椅子における電気制御系統の接
続図である。
【図6】駆動輪の輪径が22インチの場合の本発明の電
動車椅子を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車椅子本体 2 駆動輪 10 側面フレーム 11 バックパイプ 11b 下パイプ部 11c 取付部 16 ベースパイプ 51 ケーシング 51c 鍔部 U 駆動部ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動輪に動力を伝達する駆動装置が、椅子
    架台を構成する両側面フレームに設けられた電動車椅子
    において、 前記駆動装置は筐体としてのケーシングを備え、このケ
    ーシングが側面フレームの一部を構成していることを特
    徴とする電動車椅子。
  2. 【請求項2】前記駆動装置は、モータ、減速機、及び、
    前記駆動輪の車軸と接続される軸受部を、当該車軸の回
    転中心を通る軸線と同心に配置してなることを特徴とす
    る請求項1記載の電動車椅子。
  3. 【請求項3】前記ケーシングは、車幅方向における厚み
    の中心が、当該ケーシングを除く前記側面フレームの同
    方向における厚みの中心と略一致するように配置されて
    いることを特徴とする請求項2記載の電動車椅子。
  4. 【請求項4】前記ケーシングは、前記側面フレームのバ
    ックパイプの下端部に接続されていることを特徴とする
    請求項2記載の電動車椅子。
  5. 【請求項5】前記ケーシングは、前記側面フレームのバ
    ックパイプの下端部と他のパイプとの間に3点支持で接
    続され、そのうちの2点は前記バックパイプとの接続で
    あることを特徴とする請求項4記載の電動車椅子。
  6. 【請求項6】前記ケーシングは、前記バックパイプの下
    端部に設けられた2点支持用の取付部に接続されている
    ことを特徴とする請求項5記載の電動車椅子。
JP9032912A 1997-01-31 1997-01-31 電動車椅子 Pending JPH10211239A (ja)

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