JPH10209500A - 素子の電極及びその製造方法 - Google Patents

素子の電極及びその製造方法

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JPH10209500A
JPH10209500A JP2852797A JP2852797A JPH10209500A JP H10209500 A JPH10209500 A JP H10209500A JP 2852797 A JP2852797 A JP 2852797A JP 2852797 A JP2852797 A JP 2852797A JP H10209500 A JPH10209500 A JP H10209500A
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Toshiya Kamimura
俊也 上村
Naoki Shibata
直樹 柴田
Masanori Murakami
正紀 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】素子の電極の透過率を向上させること。 【解決手段】コンタクト層17上に膜厚15Åの金(Au)から
成る第1金属層81、膜厚60Åのコバルト(Co)から成る第
2金属層82を順次形成し、熱処理によりコンタクト層17
と第1金属層81と第2金属層82とを合金化する。これに
より第1金属層81と第2金属層82の一部が反応し、膜厚
が比較的厚い領域と、比較的薄いか全く形成されていな
い領域とが混在し、比較的厚い領域が略網目状に形成さ
れる。この結果、比較的厚い領域における横方向の電流
の拡散性を維持し、且つ、比較的薄いか全く形成されて
いない領域における透過率が向上し、全体として電極の
透過率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子又は受光
素子の電極とその製造方法に関し、特に、素子の光の入
力又は出力側に設けられた透光性金属電極とその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光取り出し側に透光性を有する金
属電極を設けた素子としては窒化ガリウム(GaN) 系化合
物半導体発光素子として例えば図8に示すものが開示さ
れている(特開平6−314822号公報)。この発光
素子では、サファイア基板1上にn型GaN 系化合物半導
体層2、p型GaN系化合物半導体層3が順次積層さ
れ、p型半導体層3の一部をエッチングにより除去して
n型半導体層2を露出させ、n型半導体層2及びp型半
導体層3上にそれぞれn型電極4及びp型電極5を形成
している。p型電極5は、例えば膜厚 0.03 μmのNiを
蒸着した後に、膜厚 0.07 μmのAuを蒸着し、熱アニー
リングによりNiとAuとを合金化し、オーミック接触を得
ると共に透光性にしている。これによりp型電極5側か
らの光取り出しを可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合を含め、透光性を有する金属電極においては、素子
との密着性を考慮すれば、厚さは一般的に100 Å程度必
要となり、この厚さでは透光性を有するが透過率の低減
が避けられず、発光量の向上が図れないという問題があ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、電極の透過率を向上させ、発光効率若しくは受光効
率を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段を採用することができる。
この手段によると、素子の光の入力又は出力側に設けら
れた透光性を有する金属電極において、素子の電極形成
面上に膜厚が比較的厚い領域と、比較的薄いか全く形成
されていない領域とが混在し、比較的厚い領域が略網目
状に連続して形成される。これにより、素子内ではわず
かに電流の拡散があるので、略網目状の比較的厚い領域
の間隔が十分に小さければ電極形成面上の全面に渡って
電極を形成せずともほぼ素子の全面に渡って電流を流す
ことができ、比較的厚い領域間に形成される比較的薄い
領域では、光の透過率が向上し、結果として電極全体で
の光の透過率を向上させることできる。
【0006】請求項2に記載の手段によると、素子の電
極形成面上に第1金属及び第2金属を形成し、熱処理に
より第1金属と第2金属とを反応させ、反応生成物を適
度に凝集させ、素子の光の入力又は出力側に設けられた
透光性を有する金属電極を製造する。この場合の凝集と
は、前記反応生成物の横方向のつながりが無くならない
程度の凝集であり、熱処理の温度、時間、雰囲気等によ
り制御できる。又、ここでいう第1金属及び第2金属の
形成とは、それぞれの金属から成る層が形成されること
の他に合金の状態で同時に形成されることも含まれる。
これにより、電極形成面上に比較的厚い領域と、比較的
薄いか全く形成されていない領域とが混在し、比較的厚
い領域を略網目状に連続して形成することができる。こ
の連続した略網目により電流を素子に注入して一様な面
発光が得られると共に、比較的薄い領域における光の透
過率が向上し、電極全体での透過率が向上した素子を得
ることができる。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、第1金属
が貴金属の1つ又は複数より構成されることにより、金
属電極が所望の略網目状に形成される。
【0008】請求項4に記載の手段によると、第2金属
を、銀(Ag)、コバルト(Co)、クロム(Cr)、銅(Cu)、鉄(F
e)、ゲルマニウム(Ge)、インジウム(In)、マグネシウム
(Mg)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、
白金(Pt)、スズ(Sn)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、バナ
ジウム(V) 、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)のうちいずれ
か1つ又は複数より構成する。これにより、比較的薄い
か全く形成されていない領域を良好に形成できる。
【0009】請求項5に記載の手段によると、第1金属
を金(Au)で構成し、第2金属を請求項4に記載の金属と
することで、金(Au)と他の金属を固溶させ、固溶体を良
好に凝集して比較的厚い領域と、比較的薄いか全く形成
されていない領域を所望形状に形成できる。
【0010】第1及び第2金属の膜厚は200Åを超え
ると透過率が低下し、5Å未満では密着性が低下するの
で、請求項6に記載の手段の如く第1及び第2金属の膜
厚をそれぞれ5〜200Åとすることで透過率を確保
し、密着性を向上できる。
【0011】請求項7に記載の手段によると、第1金属
形成工程により素子の電極形成面上に第1金属を粒状に
形成し、続いて第2金属形成工程により第1金属及び電
極形成面上に、第1金属と異なる組成の第2金属を形成
する。これにより、粒状に形成された第1金属を核とし
て第2金属が横方向に成長し、略網目状に連続した比較
的厚い部分と、核と核との間に第2金属が全く存在しな
い或いは薄く張られた部分とが形成され、第2金属が全
く存在しない或いは薄く張られた部分における透過率が
向上し、請求項2に記載の手段と同等の効果を得ること
ができる。
【0012】請求項8に記載の手段によると、第1金属
が金(Au)から成るとき、第2金属を銅(Cu)、インジウム
(In)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、鉛(Pb)、パラ
ジウム(Pd)、スズ(Sn)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、バ
ナジウム(V) 、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)のうちいず
れか1つ又は複数で構成する。これにより、第1金属を
核として第2金属をより良好に薄膜形成することができ
る。
【0013】請求項9に記載の手段によると、微粒子形
成工程により素子の電極形成面上に微粒子を分散し、電
極形成面上に微粒子を吸着させ、金属層形成工程により
電極形成面及び微粒子上に金属層を形成する。そして、
微粒子除去工程により電極形成面上より微粒子を除去す
る。これにより、微粒子が除去された部分では電極形成
面が露出される、即ち金属が形成されていないため、金
属層を略網目状に形成することができ、電極形成面が露
出した部分における透過率が向上し、請求項2に記載の
手段と同等の効果を得ることができる。
【0014】請求項10に記載の手段によると、金属層
の膜厚を微粒子の径以下とすることにより、微粒子をよ
り良好に除去できる。
【0015】請求項11に記載の手段によると、微粒子
形成工程により素子の電極形成面上に微粒子を分散し、
電極形成面に微粒子を固着させる。尚、ここでいう微粒
子の固着とは、例えば電極形成面に微粒子の一部分が埋
め込まれるように、容易には微粒子を除去できない状況
のことをいう。そして、金属層形成工程により電極形成
面及び微粒子上に金属層を形成し、微粒子を核として金
属層を薄膜形成する。これにより、核と核とを連続して
略網目状に形成された部分と、それらの間に金属層が全
く存在しない或いは薄く張られた部分とが形成され、金
属層が全く存在しない或いは薄く張られた部分における
透過率が向上し、請求項2に記載の手段と同等の効果を
得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)以下、本発明を具体的な実施例に基づい
て説明する。図1は、サファイア基板11上に形成され
たGaN 系化合物半導体で形成された発光素子100の模
式的な断面構成図である。サファイア基板11の上には
AlNから成る膜厚約25nmのバッファ層12が設けら
れ、その上にシリコン(Si)ドープのGaN から成る膜厚約
4.0μmの高キャリア濃度n+ 層13が形成されてい
る。この高キャリア濃度n+ 層13の上にシリコン(Si)
ドープのn型GaN から成る膜厚約0.5μmのクラッド
層14が形成されている。
【0017】そして、クラッド層14の上に膜厚約35
ÅのGaN から成るバリア層151と膜厚約35ÅのIn
0.20Ga0.80N から成る井戸層152で構成された多重量
子井戸構造(MQW)の発光層15が交互に積層形成さ
れている。バリア層151は6層、井戸層152は5層
である。発光層15の上にはp型Al0.15Ga0.85N から成
る膜厚約50nmのクラッド層16が形成されている。
さらに、クラッド層16の上にはp型GaN から成る膜厚
約100nmのコンタクト層17が形成されている。
【0018】又、コンタクト層17の上には金属蒸着に
よる透光性の電極18Aが、n+ 層13上には電極18
Bが形成されている。透光性の電極18Aは、コンタク
ト層17に接合する膜厚15Åの金(Au)と、金(Au)に接
合する膜厚60Åのコバルト(Co)などの後述の金属元素
とで構成されている。電極18Bは膜厚200Åのバナ
ジウム(V) と膜厚1.8μmのアルミニウム(Al)又はア
ルミニウム合金で構成されている。
【0019】次に、この発光素子100の製造方法につ
いて説明する。上記発光素子100は、有機金属気相成
長法(以下MOVPEと略す)による気相成長により製
造された。用いられたガスは、アンモニア(NH3) 、キャ
リアガス(H2,N2) 、トリメチルガリウム(Ga(CH3)3)(以
下「TMG 」と記す)、トリメチルアルミニウム(Al(CH3)
3)(以下「TMA 」と記す)、トリメチルインジウム(In
(CH3)3)(以下「TMI 」と記す)、シラン(SiH4)とシク
ロペンタジエニルマグネシウム(Mg(C5H5)2) (以下「CP
2Mg 」と記す)である。
【0020】まず、有機洗浄及び熱処理により洗浄した
a面を主面とした単結晶のサファイア基板11をMOV
PE装置の反応室に載置されたサセプタに装着する。次
に、常圧でH2を流速2liter/分で約30分間反応室に流
しながら温度1100℃でサファイア基板11をベーキ
ングした。
【0021】次に、温度を400℃まで低下させて、H2
を20liter/分、NH3 を10liter/分、TMA を1.8×
10-5モル/分で供給してAlN のバッファ層12を約2
5nmの膜厚に形成した。次に、サファイア基板11の
温度を1150℃に保持し、H2を20liter/分、NH3
10liter/分、TMG を1.7×10-4モル/分、H2ガス
により0.86ppmに希釈されたシランを20×10
-8モル/分で供給し、膜厚約4.0μm、電子濃度2×
1018/cm3、シリコン濃度4×1018/cm3のGaN から成
る高キャリア濃度n+ 層13を形成した。
【0022】次に、サファイア基板11の温度を115
0℃に保持し、N2又はH2を10liter/分、NH3 を10li
ter/分、TMG を1.12×10-4モル/分、TMA を0.
47×10-4モル/分、H2ガスにより0.86ppmに
希釈されたシランを5×10-9モル/分で供給して、膜
厚約0.5μm、電子濃度1×1018/cm3、シリコン濃
度2×1018/cm3のGaN から成るクラッド層14を形成
した。
【0023】上記のクラッド層14を形成した後、続い
て、N2又はH2を20liter/分、NH3を10liter/分、TMG
を2.0×10-4モル/分で供給して、膜厚約35Å
のGaN から成るバリア層151を形成した。次に、N2
はH2、NH3 の供給量を一定として、TMG を7.2×10
-5モル/分、TMI を0.19×10-4モル/分で供給し
て、膜厚約35ÅのIn0.20Ga0.80N から成る井戸層15
2を形成した。さらに、バリア層151と井戸層152
を同一条件で5周期形成し、その上にGaN から成るバリ
ア層151を形成した。このようにして5周期のMQW
構造の発光層15を形成した。
【0024】次に、サファイア基板11の温度を110
0℃に保持し、N2又はH2を10liter/分、NH3 を10li
ter/分、TMG を1.0×10-4モル/分、TMA を1.0
×10-4モル/分、CP2Mg を2×10-5モル/分で供給
して、膜厚約50nm、マグネシウム(Mg)濃度5×10
19/cm3のマグネシウム(Mg)をドープしたp型Al0.15Ga
0.85N から成るクラッド層16を形成した。
【0025】次に、サファイア基板11の温度を110
0℃に保持し、N2又はH2を20liter/分、NH3 を10li
ter/分、TMG を1.12×10-4モル/分、CP2Mg を2
×10-5モル/分で供給して、膜厚約100nm、マグ
ネシウム(Mg)濃度5×1019/cm3のマグネシウム(Mg)を
ドープしたp型GaN から成るコンタクト層17を形成し
た。
【0026】次に、コンタクト層17の上にエッチング
マスクを形成し、所定領域のマスクを除去して、マスク
で覆われていない部分のコンタクト層17、クラッド層
16、発光層15、クラッド層14、n+ 層13の一部
を塩素を含むガスによる反応性イオンエッチングにより
エッチングして、n+ 層13の表面を露出させた。次
に、以下の手順で、n+ 層13に対する電極18Bとコ
ンタクト層17に対する透光性の電極18Aを形成し
た。
【0027】(1) フォトレジストを塗布し、フォトリソ
グラフィによりn+ 層13の露出面上の所定領域に窓を
形成して、10-6Torrオーダ以下の高真空に排気した
後、膜厚200Åのバナジウム(V) と膜厚1.8μmの
アルミニウム(Al)を蒸着した。次に、フォトレジストを
除去する。これによりn+ 層13の露出面上に電極18
Bが形成される。 (2) 次に、表面上にフォトレジスト19を一様に塗布し
て、フォトリソグラフィにより、コンタクト層17の上
の電極形成部分のフォトレジスト19を除去して、図2
に示すように窓部19Aを形成する。 (3) 蒸着装置にて、フォトレジスト19及び露出させた
コンタクト層17上に、10-6Torrオーダ以下の高真空
に排気した後、膜厚15Åの金(Au)を成膜させて、図2に
示すように、第1金属層81を形成する。 (4) 続いて、第1金属層81の上に膜厚60Åのコバルト
(Co)を成膜させて、図2に示すように、第2金属層82
を形成する。 (5) 次に、試料を蒸着装置から取り出し、リフトオフ法
によりフォトレジスト19上に堆積したAuとCoとを除去
し、コンタクト層17に対する透光性の電極18Aを形
成する。 (6) 次に、透光性の電極18A上の一部にボンディング
用の電極パッド20を形成するために、フォトレジスト
を一様に塗布して、その電極パッド20の形成部分のフ
ォトレジストに窓を開ける。次に、コバルト(Co)もしく
はニッケル(Ni)と金(Au)、アルミニウム(Al)、又は、そ
れらの合金を膜厚1.5 μm程度に、蒸着により成膜さ
せ、(5) の工程と同様に、リフトオフ法により、フォト
レジスト上に蒸着により堆積したCoもしくはNiとAu、A
l、又はそれらの合金から成る膜を除去して、電極パッ
ド20を形成する。 (7) その後、試料雰囲気を真空ポンプで排気し、O2ガス
を供給して圧力 3Paとし、その状態で雰囲気温度を約 5
50℃にして、3 分程度、加熱し、コンタクト層17、ク
ラッド層16をp型低抵抗化すると共にコンタクト層1
7と第1金属層81と第2金属層82との合金化処理、
電極18Bとn+ 層13との合金化処理を行った。
【0028】この熱処理によりAuから成る第1金属層8
1とCoから成る第2金属層82の一部が反応し、平面視
で比較的厚い部分が略網目状に連続した金属層が得られ
る。この状態の模式的な断面構成を図3に、走査型電子
顕微鏡(SEM) による表面写真を図7に示す。コンタクト
層17上に略網目状に凝集した反応生成物83が形成さ
れ、各反応生成物83間には第2金属層82が形成され
ている。図7において、黒い部分がGaN のコンタクト層
17の地肌又は極めて薄く形成された第2金属層82を
示し、白い部分即ち反応生成物83が略網目状に形成さ
れている。これにより、黒い部分における透過率が向上
し、発光量を増加させることができる。尚、反応生成物
83が請求項でいう比較的厚い領域に相当し、反応生成
物83間に形成された第2金属層82が比較的薄いか金
属層の全く形成されていない領域に相当する。
【0029】本実施例では、Auから成る第1金属層81
上にCoから成る第2金属層82を形成する構成とした
が、上下を入れ換えて形成してもよい。又、本実施例で
は第1金属層81をAuで構成したが、この他に銀(Ag)、
パラジウム(Pd)などの貴金属を用いることで、適当な反
応生成物を得ることができる。又、本実施例では、第2
金属層82をCoで構成したが、この他に銀(Ag)、コバル
ト(Co)、クロム(Cr)、銅(Cu)、鉄(Fe)、ゲルマニウム(G
e)、インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、マンガン(M
n)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、スズ(S
n)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、バナジウム(V) 、亜鉛
(Zn)、ジルコニウム(Zr)などの1種又は複数種が利用可
能である。特に、これら金属は第1金属層81がAuであ
るとき効果的である。又、本実施例では、電極18Aを
2層構造としたが、上記材料を用いて3層以上の構造と
してもよい。又、本実施例では、合金化処理温度を約 5
50℃としたが、1000℃以下の範囲で利用可能である。
【0030】発光素子100の発光層15はMQW構造
としたが、SQWやIn0.2Ga0.8N 等から成る単層、その
他、任意の混晶比の4元、3元系のAlInGaN としても良
い。又、p型不純物としてMgを用いたがベリリウム(B
e)、亜鉛(Zn)等の2族元素を用いることができる。又、
第1金属層81と第2金属層82とを合わせた透光性電
極18Aの膜厚は、それぞれ5〜200Åの膜厚に形成
されていればよいが、透光性を得るために200 Å以下の
範囲内にあることが望ましく、密着性と透光性及び電極
抵抗の面から40〜200 Åの範囲内にあることがより好ま
しい。
【0031】(第2実施例)上記第1実施例では、Auか
ら成る第1金属層81とCoから成る第2金属層82とを
形成した後に、合金化処理により略網目状の反応生成物
83と薄膜化したCoとを混在形成する構成としたが、第
2実施例では第1金属810を粒状に形成し、その粒状
の第1金属810を核として第2金属820を薄膜形成
する点に特徴がある。コンタクト層17上にフォトレジ
スト19を形成し、フォトリソグラフィにより窓部19
Aを形成するところまでは第1実施例と同様である。以
下、図4を用いて第2実施例の電極形成方法を説明す
る。
【0032】まず、蒸着装置にてフォトレジスト19及
び露出させたコンタクト層17上に10-6Torrオーダ以
下の高真空に排気した後、金(Au)を僅かに蒸着し、島状
に第1金属810を形成する。ここで、島状に金属を形
成するための手段として、例えば金属成膜時の基板温度
を上げる、蒸着源の持つエネルギを上げる等がある。続
いて、第1金属810及びコンタクト層17上に鉛(Pb)
を成膜させて、第2金属820を形成する。この場合、
試料に到達したPb蒸着粒子はAuと結合しやすいため、試
料表面をマイグレーションし、島状に形成されたAuを核
として成長していく。次に、試料を蒸着装置から取り出
し、リフトオフ法によりフォトレジスト19上に堆積し
たPbとAuとを除去し、コンタクト層17に対する透光性
の電極18Aを形成する。ボンディング用の電極パッド
の形成以降については第1実施例と同様である。
【0033】これにより、粒状に形成された第1金属8
10を核として第2金属820が横方向に成長し、第1
金属810間に薄膜形成される。よって、第2金属82
0における透過率が向上し、第1実施例と同様に透光性
の優れた電極を得ることができる。尚、本実施例では、
第1金属810を金(Au)で構成したが、銀(Ag)、パラジ
ウム(Pd)などの貴金属を用いてもよい。又、第1金属8
10が金(Au)から成る場合には、第2金属820は鉛(P
b)の他に、インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、マンガ
ン(Mn)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、スズ(Sn)、タンタル
(Ta)、チタン(Ti)、バナジウム(V) 、亜鉛(Zn)、ジルコ
ニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は複数の利用が可能で
ある。又、本実施例では、金(Au)を僅かに蒸着すること
で、第1金属810を粒状に形成する構成としたが、エ
ッチング等の方法で第1金属810を粒状に形成しても
よく、その場合には貴金属以外の金属を第1金属810
に用いることが可能である。又、第1金属810に貴金
属を用いる場合には、第1金属810を形成した後に熱
処理により貴金属の表面エネルギを利用して粒状に形成
することが可能である。
【0034】(第3実施例)本実施例の特徴は、電極形
成面上に吸着された微粒子上に金属層を形成し、その後
微粒子を除去することで電極の透過率を向上させようと
するものである。窓部19Aを形成するところまでは第
1実施例と同様であり、以下、図5を用いて電極形成方
法を説明する。
【0035】まず、露出したコンタクト層17及びフォ
トレジスト19上に、粒径がミクロンオーダー以下のSi
O2から成る微粒子84を分散し、それら微粒子84をコ
ンタクト層17の露出面上に吸着させる。続いて、蒸着
装置にて10-6Torrオーダ以下の高真空に排気した後、
全面に金(Au)から成る金属層85を膜厚100 Åに成膜さ
せる。図5(a)はこの状態を示した模式的断面図であ
る。次に、試料を蒸着装置から取り出し、リフトオフ法
によりフォトレジスト19上に堆積した微粒子84とAu
とを除去し、超音波によりコンタクト層17上に吸着さ
れた微粒子84を除去する。コンタクト層17上の微粒
子84が除去された状態を図5(b)に模式的断面図と
して示す。このようにしてコンタクト層17に対する透
光性の電極18Aを形成する。ボンディング用の電極パ
ッドの形成以降については第1実施例と同様である。
【0036】このようにして得られた電極18Aは、平
面上に一様に張られた略網目状の金属層85が形成さ
れ、微粒子84の除去によりコンタクト層17の露出し
た多数の窓86を有しているので透過率が向上し、第1
実施例と同等の効果を得ることができる。又、本実施例
では金属層85を単層構造としたが、トータルの膜厚が
粒径以下であれば多層構造としてもよい。又、本実施例
では微粒子84の材質をSiO2としたが、ミクロン或いは
サブミクロンオーダーの微粒子であればよく、金属、セ
ラミック、焼成クレーなどを用いてよい。又、微粒子8
4をコンタクト層17に吸着させる方法としては、一般
的な静電引力等を用いることができ、微粒子除去工程と
しては超音波、圧縮エアーブロー或いはエッチング等が
ある。
【0037】(第4実施例)上記第3実施例ではコンタ
クト層17上に吸着した微粒子84を除去する構成とし
たが、本実施例では微粒子84を除去せずに残存させた
点に特徴がある。以下、図6を用いて電極形成方法を説
明する。
【0038】まず、露出したコンタクト層17上に粒径
がミクロンオーダーのSiO2から成る微粒子84を分散
し、ラップ盤などを用いて微粒子84を押圧することに
よりコンタクト層17の露出面上にそれら微粒子85の
一部分を埋め込んで固着させる。この後に、窓部19A
を形成する。続いて、蒸着装置にて10-6Torrオーダ以
下の高真空に排気した後、全面に金(Au)から成る金属層
85を膜厚100 Åに成膜させる。この状態を示した模式
的断面図が図6である。次に、試料を蒸着装置から取り
出し、リフトオフ法によりフォトレジスト19上に堆積
した微粒子84とAuとを除去し、コンタクト層17に対
する透光性の電極18Aを形成する。ボンディング用の
電極パッドの形成以降については第1実施例と同様であ
る。
【0039】このようにして電極18Aを形成すること
により、金属層85が微粒子84を核として横方向に成
長し、隣接する微粒子84から伸びた金属と接続するよ
うに形成される。よって、微粒子84付近が厚く、微粒
子84間が薄いか金属が形成されていない。これより金
属層85を略網目状に形成でき、この金属層85におい
て良好な透過率が得られ、第1実施例と同等を効果が得
られる。又、本実施例では金属層85を単層構造とした
が、多層構造としてもよい。又、微粒子84は、SiO2
他には金属、セラミック、焼成クレー、ダイヤモンド粉
などが利用可能である。
【0040】又、上記第3及び第4実施例では金属層8
5の材質をAuとしたが、全ての種類の金属が適用可能で
ある。又、上記第3及び第4実施例では微粒子84の粒
径をミクロンオーダーとしたが、サブミクロンオーダー
でもよい。
【0041】又、上記の第1〜第4実施例以外の製造方
法としては、フォトレジストを全面に一様に塗布して、
フォトリソグラフィによりコンタクト層17上の電極形
成部分にフォトレジストを径が1μm以下の粒状に形成
し、このフォトレジスト上に金属層を形成する方法など
がある。金属層の形成後、フォトレジスト及びフォトレ
ジスト上に蒸着により堆積した金属層を除去することで
多数の窓が形成され、厚い部分が平面上略網目状に連続
した金属層を形成することができ、上記各実施例と同等
の効果を得ることができる。又、上記各実施例では、Ga
N 系化合物半導体発光素子について述べたが、本発明は
これに限定されるものではなく、透光性の金属電極を有
する他の素子についても適用できる。又、本発明はLE
DやLDの発光素子に利用可能であると共に受光素子に
も利用することができる。
【0042】上記に示されるように、本発明によれば、
半導体層の電極形成面上に金属から成る比較的厚い領域
と、比較的薄いか全く形成されていない領域とが混在
し、比較的厚い領域が略網目状に連続して設けられるこ
とにより、比較的薄いか全く形成されていない領域にお
ける透過率が向上し、電極側からの発光量及び受光量を
増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の発光素子の断面構成を示した
模式図。
【図2】本発明の実施例の製造方法に係わる発光素子の
電極の断面構成を示した模式図。
【図3】本発明の第1実施例に係わる熱処理後の電極の
断面構成を示した模式図。
【図4】本発明の第2実施例に係わる電極の断面構成を
示した模式図。
【図5】本発明の第3実施例に係わる電極の断面構成を
示した模式図。
【図6】本発明の第4実施例に係わる電極の断面構成を
示した模式図。
【図7】本発明の第1実施例に係わる電極の表面組織を
示した走査型電子顕微鏡写真図。
【図8】従来の発光素子の断面構成を示した模式図。
【符号の説明】
11 サファイア基板 12 バッファ層 13 高キャリア濃度n+ 層 14、16 クラッド層 15 発光層 17 コンタクト層 18A、18B 電極 81 第1金属層 82 第2金属層 83 反応生成物 84 微粒子 85 金属層 100 発光素子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子の光の入力又は出力側に設けられた
    透光性を有する金属電極であって、 前記金属電極は、素子の電極形成面上において膜厚が比
    較的厚い領域と、比較的薄いか全く形成されていない領
    域とが混在し、比較的厚い領域が略網目状に連続して形
    成されたことを特徴とする素子の電極。
  2. 【請求項2】 素子の光の入力又は出力側に設けられた
    透光性を有する金属電極の製造方法であって、 素子の電極形成面上に第1金属及び第2金属を形成し、 熱処理により前記第1金属と前記第2金属とを反応さ
    せ、反応生成物を凝集させることで、膜厚が比較的厚い
    領域と、比較的薄いか全く形成されていない領域とが混
    在し、比較的厚い領域を略網目状に連続して形成するこ
    とを特徴とする素子の電極の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1金属は貴金属の1つ又は複数よ
    り成ることを特徴とする請求項2に記載の素子の電極の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2金属は、銀(Ag)、コバルト(C
    o)、クロム(Cr)、銅(Cu)、鉄(Fe)、ゲルマニウム(Ge)、
    インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、ニ
    ッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、スズ(Sn)、タ
    ンタル(Ta)、チタン(Ti)、バナジウム(V) 、亜鉛(Zn)、
    ジルコニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は複数より成る
    ことを特徴とする請求項2に記載の素子の電極の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1金属は金(Au)から成り、 前記第2金属は銀(Ag)、コバルト(Co)、クロム(Cr)、銅
    (Cu)、鉄(Fe)、ゲルマニウム(Ge)、インジウム(In)、マ
    グネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、パラジ
    ウム(Pd)、白金(Pt)、スズ(Sn)、タンタル(Ta)、チタン
    (Ti)、バナジウム(V) 、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)の
    うちいずれか1つ又は複数より成ることを特徴とする請
    求項2に記載の素子の電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2金属の膜厚がそれぞれ
    5〜200Åであることを特徴とする請求項2に記載の
    素子の電極の製造方法。
  7. 【請求項7】 素子の光の入力又は出力側に設けられた
    透光性を有する金属電極の製造方法であって、 素子の電極形成面上に第1金属を粒状に形成する第1金
    属形成工程と、 前記第1金属及び前記電極形成面上に、粒状の前記第1
    金属を核として前記第1金属と異なる組成の第2金属を
    形成する第2金属形成工程とを備えたことを特徴とする
    素子の電極の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1金属が金(Au)から成り、前記第
    2金属は銅(Cu)、インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、
    マンガン(Mn)、鉛(Pb)、パラジウム(Pd)、スズ(Sn)、タ
    ンタル(Ta)、チタン(Ti)、バナジウム(V) 、亜鉛(Zn)、
    ジルコニウム(Zr)のうちいずれか1つ又は複数より成る
    ことを特徴とする請求項7に記載の素子の電極の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 素子の光の入力又は出力側に設けられた
    透光性を有する金属電極の製造方法であって、 素子の電極形成面上に微粒子を分散し、該電極形成面上
    に該微粒子を吸着させる微粒子形成工程と、 前記電極形成面及び前記微粒子上に金属層を形成する金
    属層形成工程と、 前記微粒子を前記電極形成面上より除去する微粒子除去
    工程とを備えたことを特徴とする素子の電極の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記金属層の膜厚は、前記微粒子の径
    以下であることを特徴とする請求項9に記載の発光素子
    の電極の製造方法。
  11. 【請求項11】 素子の光の入力又は出力側に設けられ
    た透光性を有する金属電極の製造方法であって、 素子の電極形成面上に微粒子を分散し、該電極形成面上
    に該微粒子を固着させる微粒子形成工程と、 前記電極形成面及び前記微粒子上に、前記微粒子を核と
    して金属層を形成する金属層形成工程とを備えたことを
    特徴とする素子の電極の製造方法。
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