JP3557791B2 - 3族窒化物半導体の電極及びその電極を有した素子 - Google Patents

3族窒化物半導体の電極及びその電極を有した素子 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、p伝導形又はn伝導形3族窒化物半導体に対する電極、その電極を有した3族窒化物半導体素子に関する。特に、接触抵抗を低下させ、オーミック性を改善した電極に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、3族窒化物半導体は、エネルギー禁制帯幅が広いため、短波長の発光素子として用いられたり、600℃以上で動作可能な高温環境用素子として注目されている。このような素子を実現するには、高温での熱安定性が要求され、3族窒化物半導体の基板材料や電極材料の耐熱性の向上が必要である。
【0003】
現在のところ、p伝導形 GaN(p−GaN)の電極として、ニッケル(Ni)の単層、又は、ニッケル(Ni)と金(Au)の2重層を GaN層表面に蒸着したものが知られている。又、n伝導形 GaN(n−GaN)の電極として、アルミニウム(Al)の単層、又は、チタン(Ti)とアルミニウム(Al)の2重層又はTiとAlの合金をGaN 層表面に蒸着したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のp伝導形3族窒化物半導体の電極も、n伝導形3族窒化物半導体の電極も、いまだ、接触抵抗が大きく、オーミック性も良くなく、素子を形成する場合の電極として望ましいものではなかった。又、これらの電極は、400℃位までは熱的安定性があり接触抵抗も小さいが、800℃以上となると、接触抵抗が2桁程大きくなる。Niをp伝導形3族窒化物半導体の電極とした場合に、熱処理温度と接触抵抗との関係を図4に示す。図4から分かるように、800℃の接触抵抗は、最低の接触抵抗が得られる400℃の時の値の200倍程度となっている。
【0005】
従って本発明の目的は、p伝導形、又は、n伝導形3族窒化物半導体に対する電極において、よりオーミック性を改善し、接触抵抗を小さくすると共に、高温での電気的特性を改善することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、3族窒化物半導体と700℃以上の高温でのみ反応する融点2400℃以上の高融点金属であるタンタル (Ta)n伝導形の3族窒化物半導体上に形成し、700℃以上の温度で熱処理して電極としたことから、Ni単層の電極に比べて、接触抵抗が低く、オーミック性が改善され、且つ、高温特性に優れた電極が得られた。
【0007】
請求項2の発明では、電極を、仕事関数が5.1eV 以上で、400℃以下において3族窒化物半導体の表面層と反応する金属元素で構成された第1金属層と、その第1金属層の上に形成され、3族窒化物半導体とは700℃以上の高温でのみ反応する融点2400℃以上の高融点金属元素で構成された第2金属層とで構成し、電極を700℃以上の温度で熱処理した結果、Ni単層の電極に比べて、接触抵抗が低く、オーミック性が改善され、且つ、高温特性に優れた電極が得られた。
【0008】
請求項3の発明では、第1金属層の構成元素を、ニッケル(Ni), パラジウム(Pd), 白金(Pt),コバルト(Co)のうち少なくとも一種の元素であり、第2金属層の構成元素は、タンタル(Ta), タングステン(W),ニオブ(Nb)のうち少なくとも1種の元素とすることで、いずれも、Ni単層の電極に比べて、接触抵抗が低く、オーミック性が改善され、且つ、高温特性に優れた電極が得られた。
【0009】
請求項4の発明では、3族窒化物をp伝導形半導体とし、請求項5の発明では、3族窒化物をp伝導形半導体とし、第1金属層の構成元素を、Niとし、第2金属層の構成元素はTaとしたので、p伝導形3族窒化物に対するNi単層の電極に比べて、接触抵抗が低く、オーミック性が改善され、且つ、高温特性に優れた電極が得られた
【0010】
請求項6の発明では、さらに、電極の表面層として、金(Au)、又は、アルミニウム(Al)からなる金属層を形成したことで、さらに、電極の抵抗を低下させることができた。
【0011】
上記の電極は、請求項7の発明のように、発光ダイオード、レーザダイオード、又は、トランジスタ等の素子に用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。なお本発明は下記実施例に限定されるものではない。
本実施例では、電極金属の半導体上への積層は、スパッタリング蒸着法、電子ビーム蒸着法、抵抗加熱法により行った。
【0013】
p伝導形のGaN の上に、Al,Ta,Zn,In,Ti,Cr,Cu,Au,Pd,Ni を、それぞれ、蒸着して、接触抵抗を測定した。尚、以下の図3、図4、図4、図6において、測定された接触抵抗Rは、8μmの間隔を持った電極間において、±0.1Vを印加した時に測定した抵抗値である。抵抗R=1×10Ω、接触抵抗率ρ=1×10−2Ωcmに対応する。そして、各金属元素の仕事関数と接触抵抗との関係を測定した。その結果を図3に示す。この結果から、仕事関数が小さい元素程、接触抵抗が大きいことが分かる。仕事関数が5.1eV以上の金属元素の場合には、蒸着した状態で、 5×10〜 2×10Ωの抵抗( 5×10−2〜 2×10−1Ωcmの抵抗率)を示す。
【0014】
しかし、これらの金属を800℃まで熱処理すると、500℃位までは、接触抵抗は余り変化しないが、それ以上の温度になると接触抵抗は大きくなる。Niについて、熱処理温度と接触抵抗との関係を測定した。その結果を図4に示す。図4から理解されるように、400℃で1×10Ωの接触抵抗( 1×10−1Ωcmの抵抗率)は500℃までは、余り変化しないが、800℃では2×10Ω(抵抗率 2×10Ωcm)に増加している。この原因について解析した結果、高温では、NiとGaN が反応して、Niが全てNiGa に変態するためであることが分かった。
【0015】
一方、高融点金属( 融点2400℃以上) は仕事関数が小さく、蒸着時には高い接触抵抗を示すが、700℃以上の高温熱処理では接触抵抗の低下が見られた。Taをp−GaN に蒸着して熱処理して、熱処理温度と接触抵抗との関係を測定した。その結果を図5に示す。図5から理解されるように、700℃までは、 7×10Ω( 抵抗率 7×10Ωcm)以上の高抵抗を示したが、700℃以上となると1×10Ω( 抵抗率 1×10Ωcm)より小さくなり、特に、800℃では、 2×10Ω( 抵抗率 2×10−2Ωcm)、即ち、約1/1000に低下しているのが分かる。
【0016】
高温熱処理による接触抵抗の低下の原因について解析した結果、TaとGaN との界面に非常に薄い5nm位のTaGaが形成されるためであることが分かった。よって、仕事関数が小さい高融点金属元素であっても、蒸着後に700℃以上、より望ましくは800℃の高温により熱処理することで、接触抵抗の小さい電極が得られることが分かった。尚、p−GaN の他、n−GaN についても、同様な実験を行った結果、同様に接触抵抗の小さいな電極が得られた。
【0017】
このことから、GaN 半導体に対して、Ta,W,Nb 等の高融点金属を蒸着して、700℃以上の温度、より望ましくは800℃以上の温度で熱処理することで、接触抵抗が小さく、且つ、オーミック性の良い、しかも、高温での特性の安定した電極が得られるのが分かる。
【0018】
次に、p−GaN 半導体の上に、Niを5nmの厚さに形成し、その上に、Taを30nmの厚さに形成して、同様に熱処理した。その時の熱処理温度と接触抵抗との関係を測定した。又、p−GaN 半導体の上に、Pdを5nmの厚さに形成し、その上に、Taを30nmの厚さに形成して、同様に熱処理した。その時の熱処理温度と接触抵抗との関係を測定した。それらの熱処理温度と接触抵抗との関係を図6に示す。400℃では接触抵抗は 6×10Ω( 抵抗率 6×10−2Ωcm)と低いが、熱処理温度が高くなるに従って、接触抵抗が 4×10Ω( 抵抗率 4Ωcm)に増加し、さらに、熱処理温度を800℃以上とすることで、接触抵抗を 6×10Ω( 抵抗率 6×10−2Ωcm)程度とすることができた。Taの一層の場合の特性図(図5)と比較すると、2層構造の方が熱処理温度が750℃以下での接触抵抗を低下させることができる。特に、700℃ではTaの一層の場合の接触抵抗が 1×10Ω( 抵抗率 1×10Ωcm)であり、2層構造では 1×10Ω( 抵抗率 1cm)であるので、2層構造の接触抵抗はTaの1層の接触抵抗の1/10となっているのが分かる。このことからも、2層構造とすることで、より低い熱処理温度で低い接触抵抗が得られることが分かる。
【0019】
p伝導形の半導体には仕事関数が大きい金属の方が接触抵抗が小さくなることが分かっており、Ni,Pd は、仕事関数が大きく、400℃以下の温度でGaN の表面不純物層と反応する金属である。又、Taは上述したように700℃以上で3族窒化物半導体と反応する高融点金属である。このことから、一般に、p伝導形3族窒化物半導体の電極としては、Ni,Pd,Pt,Co 等の仕事関数が大きく400℃以下の温度でGaN の表面不純物層と反応する金属を第1金属層とし、Ta,W,Nb 等の700℃以上の高温でのみ3族窒化物半導体と反応する高融点金属を第2金属層とする2層構造により、接触抵抗が小さく、オーミック性が良好で、且つ、高温特性に優れた電極とすることができる。
【0020】
次に、n−GaN 上に、大きさ140 μmφで、400 μmのピッチで、Taを100 Å、その上にAlを3000Åの厚さに形成した。又、比較例として、同一寸法で、TiとAlを2層構造に積層したものを作成した。そして、600℃で30秒間、熱処理した。そして、その電極のV−I特性を測定した。結果を図7に示す。Ta/Al の2層構造の電極の接触抵抗は、Ti/Al の2層構造の電極の接触抵抗の約3/4 であることが分かる。このことら、n伝導形3族窒化物半導体の電極をTaから成る第1金属層とAlから成る第2金属層との2層構造とすることで、接触抵抗を低下させ、且つ、オーミック性を改善することができた。又、温度600〜850℃の範囲で熱処理することで、接触抵抗が低下することが確認された。
【0021】
次に、上記の電極を形成した発光素子について説明する。図1は本願実施例の発光素子100 全体図を示す。発光素子100 は、サファイア基板1を有しており、そのサファイア基板1上に0.05μmのAlN バッファ層2が形成されている。
【0022】
そのバッファ層2の上には、順に、膜厚約4.0 μm、電子濃度2 ×1018/cmのシリコン(Si)ドープGaN から成る高キャリア濃度n層3、膜厚約0.5 μmの電子濃度5 ×1017/cmのシリコン(Si)ドープのGaN から成るn層4、膜厚約100 nm,亜鉛(Zn)とシリコン(Si)が、それぞれ、 5×1018/cmにドープされたIn0.20Ga0.80N から成る発光層5,膜厚約100 nm,ホール濃度 2×1017/cm, 濃度 5×1019/cmにマグネシウム(Mg) がドープされたAl0.09Ga0.92N から成るp伝導型のクラッド層6、膜厚約200 nm,ホール濃度 3×1017/cm,濃度 5×1019/cmにマグネシウム(Mg) がドープされたGaN から成る第1コンタクト層71、膜厚約50nm,ホール濃度 6×1017/cm,濃度 1×1020/cmにマグネシウム(Mg) がドープされたGaN から成るpの第2コンタクト層72が形成されている。
【0023】
そして、第2コンタクト層72の上面全体にNiから成る厚さ25Åの第1金属層81が形成され、その第1金属層81の上にTaから成る厚さ60Åの第2金属層82が形成されている。この第1金属層81と第2金属層82とでp型GaN に対する電極層8が構成される。この電極層8は透明である。又、第2金属層82の上面の隅の部分にはp電極パッド9が設けられており、p電極パッド9は、Niから成る厚さ1000Åのp電極パッド第1金属層91、Auから成る厚さ1.5 μmのp電極パッド第2金属層92、Alから成る厚さ300 Åのp電極パッド第3金属層93が形成されている。この3重層により、p電極パッド9が形成されている。一方、n層3上には、n電極パッド10が設けられており、n電極パッド10は、厚さ0.1 μmのTaから成るn電極パッド第1金属層11が形成され、そのn電極パッド第1金属層11の上には厚さ1.5 μmのAlから成るn電極パッド第2金属層12が形成されている。この第1金属層11と第2金属層12とで、n電極パッド10が形成されている。そして、p電極パッド9とn電極パッド10のワイヤボンディングされる領域に窓9Aと窓10Aが形成されたSiOから成る保護膜13が基板1の最上層上に形成されている。
【0024】
次に、この構造の半導体素子の製造方法について説明する。
上記発光素子100 は、有機金属気相成長法(以下MOVPE)による気相成長により製造された。
用いられたガスは、アンモニア(NH) 、キャリアガス(H)、トリメチルガリウム(Ga(CH)(以下「TMG 」と記す) 、トリメチルアルミニウム(Al(CH)(以下「TMA 」と記す) 、トリメチルインジウム(In(CH)(以下「TMI 」と記す) 、シラン(SiH)、ジエチル亜鉛(Zn(C)(以下、「DEZ 」と記す) とシクロペンタジエニルマグネシウム(Mg(C)(以下「CPMg 」と記す)である。
【0025】
まず、有機洗浄及び熱処理により洗浄したa面を主面とし、単結晶のサファイア基板1をM0VPE 装置の反応室に載置されたサセプタに装着する。次に、常圧でHを流速2 liter/分で約30分間反応室に流しながら温度1100℃でサファイア基板1をベーキングした。
【0026】
次に、温度を 400℃まで低下させて、Hを20 liter/分、NH を10 liter/分、TMA を 1.8×10−5モル/分で約90秒間供給してAlN のバッファ層2を約0.05μmの厚さに形成した。次に、サファイア基板1の温度を1150℃に保持し、Hを20liter/分、NH を10 liter/分、TMG を 1.7×10−4モル/分、Hガスにより0.86ppm に希釈されたシランを20×10−8モル/分で40分導入し、膜厚約4.0 μm、電子濃度 1×1018/cm、シリコン濃度 4×1018/cmのシリコン(Si)ドープGaN から成る高キャリア濃度n層3を形成した。
【0027】
上記の高キャリア濃度n層3を形成した後、続いて温度を1100°C に保持し、Hを20 liter/分、NH を10 liter/分、TMG を 1.12 ×10−4モル/分、Hガスにより0.86ppm に希釈されたシランを10×10−9モル/分で30分導入し、膜厚約5.0 μm、電子濃度 5×1017/cm、シリコン濃度 1×1018/cmのシリコン(Si)ドープGaN から成るn層4を形成した。
【0028】
続いて、温度を800 ℃に保持し、N又はHを20 liter/分、NH を10 liter/分、TMG を0.2 ×10−4モル/分、TMI を1.6 ×10−4モル/分、Hガスにより0.86ppm に希釈されたシランを10×10−8mol/分で、DEZ を 2×10−4モル/ 分で、30分間供給して厚さ100nm のシリコンと亜鉛が、それぞれ、 5×1018/cmにドープさたIn0.20Ga0.80N から成る発光層5を形成した。
【0029】
続いて、温度を1100℃に上げて、N又はHを20 liter/分、NH を10 liter/分、TMG を1.12×10−4モル/分、TMA を0.47×10−4モル/分、及び、CPMg を2 ×10−5モル/分で 6分間導入し、膜厚約100 nmのマグネシウム(Mg)ドープのAl0.08Ga0.92N から成るクラッド層6を形成した。クラッド層6のマグネシウム濃度は 5×1019/cmである。この状態では、クラッド層6は、まだ、抵抗率10 Ωcm以上の絶縁体である。
【0030】
次に、温度を1100℃に保持し、N又はHを20 liter/分、NH を10 liter/分、TMG を1.12×10−4モル/分、及び、CPMg を 2×10−5モル/分で 1分間導入し、膜厚約200 nmのマグネシウム(Mg)ドープのGaN から成る第1コンタクト層71を形成した。第1コンタクト層71のマグネシウム濃度は 5×1019/cmである。この状態では、第1コンタクト層71は、まだ、抵抗率10Ωcm以上の絶縁体である。
【0031】
次に、温度を1100℃に保持し、N又はHを20 liter/分、NH を10 liter/分、TMG を1.12×10−4モル/分、及び、CPMg を 4×10−5モル/分で3 分間導入し、膜厚約50nmのマグネシウム(Mg)ドープのGaN から成るpの第2コンタクト層72を形成した。第2コンタクト層72のマグネシウム濃度は 1×1020/cmである。この状態では、第2コンタクト層72は、まだ、抵抗率10Ωcm以上の絶縁体である。
【0032】
次に、電子線照射装置を用いて、第2コンタクト層72,第1コンタクト層71,及びクラッド層6に一様に電子線を照射した。電子線の照射条件は、加速電圧約10KV、試料電流1μA、ビームの移動速度0.2mm/sec 、ビーム径60μmφ、真空度5.0 ×10−5Torrである。この電子線の照射により、第2コンタクト層72,第1コンタクト層71,クラッド層6は、それぞれ、ホール濃度 6×1017/cm,3×1017/cm,2×1017/cm、抵抗率 2Ωcm, 1 Ωcm,0.7Ωcmのp伝導型半導体となった。このようにして多層構造のウエハが得られた。
【0033】
次に、第2コンタクト層72の上にTiを2000Åの厚さに形成し、そのTi層の上にNiを9000Åの厚さに形成した。そして、そのNi層の上にフォトレジストを一様に塗布して、フォトリソグラフィによりn電極パッド10を形成する部分のフォトレジストを除去した。その後、残ったフォトレジストをマスクとして、フォトレジストで覆われていないTi層とNi層とを酸性エッチング液にてエッチングした。その後、残ったTi層とNi層とをマスクとして、Ti層とNi層とにより覆われていない部分の第2コンタクト層72、第1コンタクト層71、クラッド層6、発光層5、n層4の一部を塩素を含むガスによる反応性イオンエッチングによりエッチングして、n層3の表面を露出させた。その後、Ti層とNi層とを酸性エッチング液にて除去した。次に、以下の手順で電極層8を形成した。
【0034】
(1) 表面上にフォトレジスト14を一様に塗布して、フォトリソグラフィにより、第2コンタクト層72の上の電極形成部分のフォトレジスト14を除去して、窓部14Aを形成する。
(2) 蒸着装置にて、露出させた第2コンタクト層72の上に、10−7Torr程度の高真空にてニッケル(Ni)を25Å成膜させて、図2に示すように、第1金属層81を形成する。
(3) 続いて、第1金属層81の上にタンタル(Ta)を60Å成膜させて、図2に示すように、第2金属層82を形成する。
(4) 次に、試料を蒸着装置から取り出し、リフトオフ法により、フォトレジスト14上に堆積したNiとTaとを除去して、第2コンタクト層72に対するNi/Taの透明な電極層8を整形する。
(5) 次に、フォトレジストを一様に塗布して、p電極パッド9の形成部分のフォトレジストに窓を開ける。そして、10−7Torr程度の高真空にて、Ni、Au、Alを、順次、厚さ、1000Å、1.5 μm、300 Åに蒸着した。その後、レジストをリフトオフすることで、必要な箇所にp電極パッド第1金属層91、p電極パッド第2金属層92、p電極パッド第3金属層93を形成した。このようにして、3層構造のp電極パッド9を形成した。
(6)次に、フォトレジストを一様に塗布して、n電極パッド10の形成部分のフォトレジストに窓を開ける。そして、10−7Torr程度の高真空にて、Ta、Alを、順次、厚さ、1000Å、1.5 μmに蒸着した。その後、レジストをリフトオフすることで、必要な箇所にn電極パッド第1金属層11、n電極パッド第2金属層12を形成した。このようにして、2層構造のn電極パッド10を形成した。
(7) 次に、上記の基板1を加熱炉に配設し、加熱炉の雰囲気を1m Torr以下にまで排気し、その後大気圧までNで封入した。そして、その状態で雰囲気温度を700 ℃〜850 ℃の範囲の温度に設定して、数秒〜10分程度、基板1を加熱した。但し、雰囲気ガスはH,He,N,O,Ne,Ar,Kr又はこれらの混合ガスが利用でき、圧力は1mTorrから大気圧を越える圧力まで実施可能である。
【0035】
次に、上記のように形成された基板1の最上層の上に一様に、エレクトロンビーム蒸着によりによりSiO膜を形成し、フォトレジストの塗布、フォトリソグラフィー工程、エッチング工程を経て、p電極パッド9、n電極パッド10のワイヤボンディング領域に当たる部分のSiO膜に窓9A、窓10Aをウエットエッチングにより形成した。
【0036】
この時、p電極パッド第3金属層93のAlと保護膜11のSiOとは接合度が高いので、p電極パッド第3金属層93と保護膜13との間にエッチング液が浸透することが防止される。よって、保護膜13のマスクされた部分はエッチングされないため、窓9Aの側壁は垂直となる。この結果、保護膜13はp電極パッド第1金属層91、p電極パッド第2金属層92、p電極パッド第3金属層93の側面を完全に覆うことになり、保護膜として十分に機能する。
【0037】
p電極パッド第3金属層93は、保護膜13に対する接合度がp電極パッド第2金属層92の構成元素の金よりも強いものであれば良い。例えば、Alの他、Ni、Tiを用いることができる。保護膜13は窒化珪素を用いることもできる。熱処理の時に、p電極パッド第1金属層91のNiとp電極パッド第2金属層92のAuとの分布において、すこし反転が生じ、p電極パッド第2金属層92の表面にNiが一部現れる。しかし、p電極パッド第3金属層93にAlを用いた場合には、Niはp電極パッド第3金属層93の上には現れなかった。ところが、p電極パッド第3金属層93にNi、Tiを用いた場合には、p電極パッド第1金属層91のNiがp電極パッド第3金属層93の表面に現れ、p電極パッド第3金属層93に模様が見られた。この点からすれば、p電極パッド第3金属層93にはAlを用いるのが良い。
【0038】
上記のごとく処理されたウエハは、各素子毎に切断され、図1に示す構造の発光素子100 を得た。このような構造の発光素子は駆動電流20mAで発光ピーク波長430 nm、発光強度2000mCd であった。従来構造の発光素子に比べて発光強度は2倍になった。又、接触抵抗を低下でき、オーミック性が改善された。
尚、発光効率を向上させることを目的とする発光素子では、p電極パッド9は、Ni、Au又はAuの単層でも、2層でも良いし、保護膜13がなくとも良い。
【0039】
上記の第1金属層81の厚さは5 Å〜200 Åが望ましい。5 Åより薄いと密着性が不良となり望ましくなく、200 Åより厚いと透明性が悪化し望ましくない。又、第2金属層82の厚さは、5 Å〜200 Åが望ましい。5 Åより薄いとコンタクト抵抗が高くなって望ましくなく、200 Åより厚いと透明性が悪化し望ましくない。
【0040】
更に、上記のp電極パッド第1金属層91の厚さは20Å〜5 μmが望ましい。20Åより薄いと密着性が不良となり望ましくなく、5 μmよりも厚いと形成に時間を要し形成が困難となり望ましくない。又、p電極パッド第2金属層92の厚さは、100 Å〜5 μmが望ましい。100 Åよりも薄いとワイヤーボンディング性能が低下し望ましくなく、5 μmより厚いと形成困難となり且つ製造コストが高くなるので望ましくない。又、p電極パッド第3金属層93の厚さは、10Å〜5 μmが望ましい。10Åより薄いと保護膜の横方向のエッチングが防止できなく望ましくなく、5 μmより厚いと形成困難となり望ましくない。又、p電極パッド第3金属層93がNi又はTiの場合には、10Å〜500 Åがより望ましい。500 Åより厚いとワイヤーボンディングの信頼性が低下するので望ましくない。
【0041】
更に、n電極パッド第1金属層11の厚さは、20Å〜5 μmが望ましい。20Åより薄いと密着性が不良となり望ましくなく、5 μmよりも厚いと形成に時間を要し形成が困難となり望ましくない。又、n電極パッド第2金属層12の厚さは、10Å〜5 μmが望ましい。10Åより薄いと保護膜の横方向のエッチングが防止できなく望ましくなく、5 μmより厚いと形成困難となり望ましくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例にかかる発光素子の構造を示した断面図。
【図2】第2コンタクト層上における電極層の構造を模式的に示した断面図。
【図3】各種の金属の仕事関数とp−GaN に対する接触抵抗との関係の測定結果を示す特性図。
【図4】ニッケルとp−GaN との接触抵抗の熱処理温度に対する関係の測定結果を示す特性図。
【図5】タンタルとp−GaN との接触抵抗の熱処理温度に対する関係の測定結果を示す特性図。
【図6】ニッケル/タンタルの2層金属又はパラジウム/タンタルの2層金属とp−GaN との接触抵抗の熱処理温度に対する関係の測定結果を示す特性図。
【図7】タンタル/アルミニウムの2層金属又はチタン/アルミニウムの2層金属とn−GaN との接触抵抗の熱処理温度に対する関係の測定結果を示す特性図。
【符号の説明】
100…半導体発光素子
4…n層
5…活性層
6…クラッド層
8…電極層
9…p電極パッド
9A…窓
10A…窓
10…n電極パッド
11…n電極パッド第1金属層
12…n電極パッド第2金属層
13…保護膜
71…第1コンタクト層
72…第2コンタクト層
81…第1金属層
82…第2金属層
91…p電極パッド第1金属層
92…p電極パッド第2金属層
93…p電極パッド第3金属層

Claims (7)

  1. 3族窒化物から成る半導体の電極において、
    3族窒化物半導体と700℃以上の高温でのみ反応する融点2400℃以上の高融点金属であるタンタル (Ta)n伝導形の3族窒化物半導体上に形成し、700℃以上の温度で熱処理して電極としたことを特徴とする3族窒化物から成る半導体の電極。
  2. 3族窒化物から成る半導体の電極において、
    前記電極は、前記半導体の表面上に形成され、仕事関数が5.1eV 以上で、400℃以下において3族窒化物半導体の表面層と反応する金属元素で構成された第1金属層と、その第1金属層の上に形成され、3族窒化物半導体とは700℃以上の高温でのみ反応する融点2400℃以上の高融点金属元素で構成された第2金属層とから成り、
    前記電極は700℃以上の温度で熱処理されていることを特徴とする3族窒化物から成る半導体の電極。
  3. 前記第1金属層の構成元素は、ニッケル(Ni), パラジウム(Pd), 白金(Pt),コバルト(Co)のうち少なくとも一種の元素であり、前記第2金属層の構成元素は、タンタル(Ta), タングステン(W),ニオブ(Nb)のうち少なくとも1種の元素であることを特徴とする請求項2に記載の3族窒化物半導体の電極。
  4. 前記3族窒化物はp伝導形半導体であることを特徴とする請求項2に記載の3族窒化物半導体の電極。
  5. 前記3族窒化物はp伝導形半導体であり、前記第1金属層の構成元素はNiであり、前記第2金属層の構成元素はTaであることを特徴とする請求項2に記載の3族窒化物半導体の電極。
  6. さらに、電極の表面層として、金(Au)、又は、アルミニウム(Al)からなる金属層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の3族窒化物半導体の電極。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電極を有したことを特徴とする発光ダイオード、レーザダイオード、又は、トランジスタ等の素子。
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