JPH10209227A - 半導体集積回路の検査システム、半導体集積回路の検査装置、および半導体集積回路の検査方法 - Google Patents

半導体集積回路の検査システム、半導体集積回路の検査装置、および半導体集積回路の検査方法

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JPH10209227A
JPH10209227A JP778497A JP778497A JPH10209227A JP H10209227 A JPH10209227 A JP H10209227A JP 778497 A JP778497 A JP 778497A JP 778497 A JP778497 A JP 778497A JP H10209227 A JPH10209227 A JP H10209227A
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semiconductor integrated
integrated circuit
mounting surface
linear light
solder balls
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Hiroshi Tomitani
博 冨谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICチップの実装面に整列された複数の半田
ボールの良否を検査することができる半導体集積回路の
検査システム、半導体集積回路の検査装置、および半導
体集積回路の検査方法を提供すること。 【解決手段】 半導体集積回路31の実装面31aに整
列された複数の半田ボール32を検査する検査装置3
が、実装面31aに対して斜めにライン状の光Lを照射
して、半田ボール32を列ごとに走査するライン状光照
射手段33と、実装面31aに相対向するように離間し
て配置され、ライン状光Lの変化画像を撮影する撮像手
段34と、撮影された画像情報を演算処理して各半田ボ
ール32の高さを検出する画像処理手段35とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
実装端子を検査する半導体集積回路の検査システム、半
導体集積回路の検査装置、および半導体集積回路の検査
方法に係り、特に実装面に複数の半田ボールが縦横に整
列している半導体集積回路の検査システム、半導体集積
回路の検査装置、および半導体集積回路の検査方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路(以下、「I
Cチップ」と称する。)として、例えば、クォード・フ
ラット・パッケージ(QFP:Quad Flat P
ackage)、ボール・グリッド・アレイ(BGA:
Ball Grid Arrey)、およびチップ・サ
イズ・パッケージ(CSP:Chip Size Pa
ckage)等が知られている。
【0003】QFPは、図10に示すように、ICチッ
プ41を樹脂モールド42で封止するとともに、樹脂モ
ールド42から外部リード43を出して、このリード4
3の基端部をICチップの接続部(金パッド)41aと
ワイヤボンディング44して形成されている。このQF
Pは、樹脂モールド42から外部に延出されたリード4
3の先端部を基板のランド上に半田付けすることによ
り、表面実装されている。しかし、この構造では、リー
ド間の間隔をある程度確保する必要があり、またリード
の長さも一定程度必要であって、ICチップの縮小化に
限界があった。
【0004】そこで、図11(a)(b)および図12
に示すように、ICチップの実装面に複数の半田ボール
を縦横に整列させたBGAやCSPが創案された。BG
Aは、図11(a)(b)に示すように、ICチップ5
1の実装面51aに接続部(金パッド)を縦横に整列さ
せて設け、各接続部に半田ボール52,53・・・を搭
載して形成されている。このBGAは、ICチップ51
の実装面51aに整列された半田ボール52,53・・
・を基板のランド上に融着させることにより、表面実装
されている。
【0005】また、CSPは、図12に示すように、I
Cチップ61とほとんど変わらない大きさに樹脂モール
ド62で封止を行うとともに、ICチップ61の接続部
にバンプBを介し、各バンプBに半田ボール63,64
・・・を搭載して形成されている。このCSPは、BG
Aと同様に、ICチップ61の実装面61aに整列され
た半田ボール63,64・・・を基板のランド上に融着
させることにより、表面実装されている。
【0006】上記のようにICチップの実装面に複数の
半田ボールを搭載して、この半田ボールを用いて表面実
装を行う場合、一般に、ICチップの接続部は1列、あ
るいは2以上の複数の列をなしているので、半田ボール
も列状に搭載されることになる。
【0007】このような半田ボールを搭載したBGAお
よびCSPの場合、例えば、ICチップの実装面に半田
ボールを搭載するマウンタが半田ボールの吸着不良によ
り一部に半田ボール欠落が生じたり、また半田ボールを
付着を促進するフラックスの塗着不良により一部に半田
ボール欠落が生じたり、さらにICチップの実装面に列
状に搭載されるべき半田ボールの整列や搭載高さが乱れ
たりなどして、不良品が発生することがある。したがっ
て、QFPでリードの形成状態の良否を検査していたよ
うに、BGAおよびCSPについても半田ボールの搭載
状態の良否を検査する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来QFP
の検査で実施されていた透過照明方式による画像処理で
は、BGAおよびCSPの半田ボールの搭載状態を検査
することはできなかった。すなわち、図13に示すよう
に、透過照明方式は、ICチップ51,61の実装面5
1a,61aに一方から光を照射し、他方においてCC
Dカメラ70により透過画像を撮影して画像処理する検
査であるが、BGAおよびCSPではICチップ51,
61の実装面51a,61aに複数の半田ボール52,
53・・・、63,64・・・が2次元的に整列してで
並んでいるので、透過画像では不良半田ボールの位置の
特定ができなかった。
【0009】この場合、図14に示すように、ICチッ
プ51,61の実装面51a,61aの直上にCCDカ
メラ70を配置し、個々に半田ボール52,53・・
・、63,64・・・を撮影して画像処理することも考
えられるが、このような画像処理では検査項目が限定さ
れてしまい、特に半田ボールの搭載高さを検査すること
は不可能であった。
【0010】また、図15に示すように、ICチップ5
1,61の実装面51a,61aの直上にレーザセンサ
71を配置し、光の反射を利用して個々に半田ボール5
2,53・・・、63,64・・・を検査することも考
えられるが、半田ボールの表面には多くの傷や表面状態
のばらつき等が存在するため、このようなレーザ方式で
はこれらの不具合の影響を受けてしまい、半田ボールの
搭載高さを高精度に測定することはできなかった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、ICチップの実装面に整列された複数
の半田ボールの良否を検査することができ、特に半田ボ
ールの搭載高さを精度良く測定することができる半導体
集積回路の検査システム、半導体集積回路の検査装置、
および半導体集積回路の検査方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、検査対象となる半導体集積回路を供給する供給ト
レイと、この供給トレイから供給された半導体集積回路
の実装面に整列された複数の半田ボールを検査する検査
装置と、この検査装置の良否判定に基づいて、良品と不
良品とを仕分けして収納する収納トレイと、上記供給ト
レイから検査装置を経て収納トレイまでの半導体集積回
路のハンドリングを行う搬送ロボットとを備えている半
導体集積回路の検査システムにより達成される。
【0013】また、半導体集積回路の実装面に縦横に整
列された複数の半田ボールを検査する半導体集積回路の
検査装置において、上記実装面に対して斜めにライン状
の光を照射して、半田ボールを列ごとに走査するライン
状光照射手段と、上記実装面に相対向するように離間し
て配置され、ライン状光の変化画像を撮影する撮像手段
と、この撮像手段により撮影された画像情報を演算処理
して各半田ボールの高さを検出する画像処理手段とを備
えている半導体集積回路の検査装置により、達成され
る。
【0014】上記半導体集積回路の検査装置において、
好ましくは、上記ライン状光照射手段が、光源から発せ
られる光をポリゴンミラーを介してライン状に集束させ
る半導体集積回路の検査装置により達成される。
【0015】あるいは、上記ライン状光照射手段が、光
源から発せられる光をシリンドリカルレンズを介してラ
イン状に集束させる半導体集積回路の検査装置により達
成される。
【0016】また好ましくは、上記ライン状光照射手段
が2基配置され、2方向からライン状の光が走査される
半導体集積回路の検査装置により達成される。
【0017】さらに、半導体集積回路の実装面に縦横に
整列された複数の半田ボールを検査する半導体集積回路
の検査方法において、ライン状光照射手段が上記実装面
に対して斜めにライン状の光を照射して、半田ボールを
列ごとに走査するとともに、撮像手段が走査中における
ライン状光の変化画像を撮影し、撮影した画像情報を画
像処理手段が演算処理して各半田ボールの高さを検出す
るようにした半導体集積回路の検査方法により達成され
る。
【0018】上記半導体集積回路の検査方法において、
上記画像処理手段による演算処理が、ライン状光の歪み
量をl、照明角度をθとした場合、突出高さh=lta
nθで表される式を用いて行われる半導体集積回路の検
査方法により達成される。
【0019】本発明によれば、検査対象物であるICチ
ップの実装面に対して斜め方向からライン状の光を照射
し、この光を半田ボールの搭載された実装面上で走査す
ることで、走査中にライン状の光が半田ボールの搭載高
さに比例して歪むことを利用して、ライン状光の変化画
像情報を演算処理して各半田ボールの高さを測定してい
る。その演算処理は、ライン状光の歪み量をl、照明角
度をθとした場合、突出高さh=ltanθで表される
式を用いて行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施形態は、本発明の好適な形態であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0021】図1は、本発明に係る半導体集積回路の検
査システムの主構成を示す概略図である。図示するよう
に、本実施形態の検査システム1の測定ステージ2に
は、ICチップの実装面に整列された複数の半田ボール
を検査する検査装置3が配置されており、この検査装置
3を挟んで、一側に供給側ステージ4が配置されてお
り、他側に排出側ステージ5が配置されている。
【0022】そして、図示しない搬送ロボットが直交す
る搬送ガイド6に沿って、供給側ステージ4から検査装
置3を経て排出側ステージ5までを2次元的に移動する
ようになっている。この搬送ロボットは、例えば、吸着
チャック等の保持手段を備えており、ICチップを1個
ずつハンドリングするようになっている。
【0023】供給側ステージ4には供給トレイ7が配置
され、この供給トレイ7上には検査対象となるICチッ
プが整列して載置されている。この供給トレイ7上から
搬送ロボットがICチップを1個ずつ吸着チャック等に
より保持して測定ステージ2の検査装置3へと供給す
る。
【0024】一方、排出側ステージ5には、良品を収納
する良品収納トレイ8と、不良品を収納する不良品収納
トレイ9とが配置されている。搬送ロボットは、検査装
置3の良否判定に基づいて良品または不良品を搬送し、
良品収納トレイ8と不良品収納トレイ9とに仕分けして
収納する。
【0025】図2は、本発明に係る検査装置の主構成を
示す概略図である。図示するように、この検査装置3は
上記の検査システム1の測定ステージ2に配置して使用
され、ICチップ31の実装面31aに縦横に整列され
た複数の半田ボール32を検査する装置である。すなわ
ち、この検査装置3は、前述したBGAやCSPの半田
ボールの搭載状況の検査に適している。
【0026】この検査装置3には、ICチップ31の実
装面31aに対して斜めにライン状の光Lを照射して、
半田ボール32を列ごとに走査するライン状光照射手段
33が備えられている。このライン状光照射手段33
は、図3に示すように、例えば発光ダイオード(LE
D)やレーザ等の光源331から発せられる光をポリゴ
ンミラー332を介してライン状の光Lに集束させるよ
うになっている。ポリゴンミラー332はその軸周りに
回転駆動される多角形のミラーであるので、光源331
から発せられる光はミラー面で反射することにより、ラ
イン状の光Lとして集束する。
【0027】あるいは、ライン状光照射手段33は、図
4に示すように、例えば発光ダイオード(LED)等の
光源331から発せられる光をシリンドリカルレンズ3
33を介してライン状の光Lに集束させるようになって
いる。シリンドリカルレンズ333は半円柱体状のレン
ズであるので、光源331から発せられる光はレンズ中
に透過することにより、ライン状の光Lとして集束す
る。
【0028】また、ライン状光照射手段33は、ライン
状光LでICチップ31の実装面31aを走査するため
の往復動可能な駆動機構334を装備している。駆動機
構334は、例えばモータにより駆動されるボールネジ
と、ボールネジに螺合されたナットとにより構成され、
このボールネジに沿って往復動するナットにライン状光
照射手段33の本体が固定されている。図5(a)
(b)に示すように、この駆動機構334によって、ラ
イン状光照射手段33からICチップ31の実装面31
aに斜めに照射されるライン状光Lは、その実装面31
aに沿って走査される。
【0029】本実施形態では、上記測定ステージ2にI
Cチップ31をその実装面31aが上向きになるように
セットしているので、ライン状光照射手段33をICチ
ップ31の実装面31aの斜め上方に配置したが、ライ
ン状光照射手段33の配置はこれに限るものではなく、
ICチップ31をその実装面31aを下向きあるいは横
向きになるようにセットした場合であっても、ライン状
光LをICチップ31の実装面31aに対して斜めに照
射するように配置されていれば構わない。
【0030】また本実施形態では、ライン状光照射手段
33がICチップ31の実装面31aの両斜め上方に2
基配置されており、ICチップ31の実装面31aにお
いて2方向からライン状の光Lが走査される。ライン状
光照射手段33は少なくとも1基設けられていればよい
が、本実施形態のように2基設けた場合には、影ができ
るのが防止されるとともに、実装面31aの走査を迅速
に行うことができる。
【0031】さらに、ICチップ31の実装面31aの
直上には、これに相対向するように離間して、ライン状
光Lの変化画像を撮影する撮像手段34が配置されてい
る。この撮像手段34には、例えばCCDカメラを採用
する。本実施形態では、上述したように、ICチップ3
1をその実装面31aが上向きになるようにセットして
いるので、CCDカメラ34をICチップ31の実装面
31aの直上に配置したが、CCDカメラ34の配置は
これに限るものではなく、ICチップ31をその実装面
31aを下向きあるいは横向きになるようにセットした
場合であっても、ICチップ31の実装面31aに相対
向するように離間して配置されていれば構わない。
【0032】そして、本実施形態の検査装置3には、C
CDカメラ34により撮影された画像情報を演算処理し
て各半田ボール32の高さを検出する画像処理手段35
が備えられている。この画像処理手段35は、図6に示
すように、例えばマイクロコンピュータ36の画像演算
部361としてソフト的に備えられており、中央処理装
置(CPU)362によりソフト起動される。CCDカ
メラ34は、マイクロコンピュータ36の画像入力部3
63に接続されており、この画像入力部363を介して
画像情報が画像演算部361へ入力される。
【0033】また、マイクロコンピュータ36には、C
PU362によりソフト起動される同期回路364がソ
フト的に備えられている。そして、ライン状光照射手段
33の駆動機構334およびポリゴンミラー332の駆
動モータ332aは、マイクロコンピュータ36のモー
タ駆動部365に接続され、その駆動信号が同期回路3
64に入力されて、ライン状光Lの走査を行っている。
【0034】上記の図6はポリゴンミラーを使用した場
合の装置構成例であるが、図7はシリンドリカルレンズ
を使用した場合の装置構成例である。図示するように、
シリンドリカルレンズ333を使用した場合には、ライ
ン状光照射手段33の駆動機構334がマイクロコンピ
ュータ36のモータ駆動部365に接続され、レーザ光
源331がマイクロコンピュータ36のレーザ駆動部3
66に接続されて、各駆動部365,366をCPU2
62が制御して、ライン状光Lの走査を行っている。
【0035】図6および図7において、画像演算部36
1における演算処理は、ライン状光Lの歪み量をl、ラ
イン状光照射手段33の照明角度をθとした場合に、半
田ボール32の突出高さhがh=ltanθで表される
式を用いて行われる。すなわち、図8に示すように、ラ
イン状光照射手段33によりICチップ31の実装面3
1aに対して斜め方向からライン状の光Lを照射し、こ
の光Lを半田ボール32の搭載された実装面31a上で
走査すると、走査中にライン状光Lが半田ボール32の
搭載高さに比例して円弧を描いて歪む。このライン状光
Lの歪みに注目し、ライン状光Lの変化画像情報を上式
h=ltanθに当てはめて演算処理し、各半田ボール
32の高さを測定している。
【0036】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上記の検査システム1において上記の検査装置3を
使用して実施される。すなわち、図9に示すように、ま
ず所定数のICチップ31を搭載した供給トレイ7を検
査システム1の供給側ステージ4上に配置するとともに
(ST1)、排出側ステージ5の良品排出位置および不
良品排出位置に空の収納トレイ8,9を配置する(ST
2)。
【0037】次に、搬送ロボットが、供給トレイ7上か
ら1個のICチップ31を吸着チャックして測定ステー
ジ2上へと搬送して、その実装面31aを上向きにセッ
トする(ST3)。すると、ライン状光照射手段33
が、これに備えられた駆動機構334により移動しなが
ら、ICチップ31の実装面31aに対して斜めにライ
ン状の光Lを照射して、半田ボール32を列ごとに走査
する(ST4)。
【0038】このライン状光Lの走査中において、撮像
手段としてのCCDカメラ34が走査中におけるライン
状光Lの変化画像を撮影する(ST5)。すなわち、図
8に示したように、ライン状光Lを半田ボール32の搭
載された実装面31a上で走査すると、走査中にライン
状光Lが半田ボール32の搭載高さに比例して円弧を描
いて歪むので、その変化画像を撮影する。
【0039】そして、CCDカメラ34により撮影した
画像情報を、図6および図7に示したように、例えばマ
イクロコンピュータ36の画像演算部361としてソフ
ト的に備えられ画像処理手段35が演算処理して、上記
実装面31aにおける各半田ボール32の搭載高さを検
出する(ST6)。この画像処理手段35による演算処
理は、ライン状光Lの歪み量をl、ライン状光照射手段
33の照明角度をθとした場合に、半田ボール32の突
出高さhが、h=ltanθで表される式を用いて行わ
れる。すなわち、ライン状光Lの走査中において、この
ライン状光Lが半田ボール32の搭載高さに比例して円
弧を描いて歪むのに注目し、ライン状光Lの変化画像情
報を上式h=ltanθに当てはめて演算処理し、各半
田ボール32の搭載高さを測定している。
【0040】このようにICチップ31の実装面31a
における各半田ボール32の搭載高さを測定し、検査装
置3がICチップ31の半田ボール搭載状況を判定し
(ST7)、良品(YES)と判断した場合は、搬送ロ
ボットがICチップ31を吸着チャックして排出側ステ
ージ5の良品収納トレイ8へと搬送して収納する(ST
8)。一方、検査装置3がICチップ31の半田ボール
搭載状況を判定し(ST7)、不良品(NO)と判断し
た場合は、搬送ロボットがICチップ31を吸着チャッ
クして排出側ステージ5の不良品収納トレイ9へと搬送
して収納する(ST9)。
【0041】以上のようにして1個のICチップ31の
検査が終了するが、以上の検査工程は供給トレイ7が空
になるまで繰り返されることになる(ST10)。
【0042】かくして本実施形態によれば、検査対象物
であるICチップ31の実装面31aに対して斜め方向
からライン状の光Lを照射し、この光Lを半田ボール3
2の搭載された実装面31a上で走査することにより、
走査中にライン状光Lが半田ボール32の搭載高さに比
例して歪むことを利用して、ライン状光Lの変化画像情
報を上記のh=ltanθ式を用いて演算処理し、各半
田ボール32の高さを測定している。したがって、IC
チップ31の実装面31aに整列された複数の半田ボー
ル32の良否を容易かつ確実に検査することができ、特
に半田ボール32の搭載高さhを精度良く測定すること
ができるものである。
【0043】なお、本実施形態は半田ボール32の搭載
高さの測定について説明したが、これに限るものではな
く、撮像手段34を備えているので、異物の付着やボー
ル形状劣化などの他の外観検査にも適用することができ
るのは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、I
Cチップの実装面に整列された複数の半田ボールの良否
を容易かつ確実に検査することができ、特に半田ボール
の搭載高さを精度良く測定することができる。
【0045】また、ライン状の光を採用して、ICチッ
プの実装面における半田ボールを列状に走査するので、
検査を迅速に行うことができる。特に、ライン状光照射
手段を2基備えて、2方向からライン状光を走査すれ
ば、検査速度を飛躍的に向上させることができ、影がで
きるのを防止することができる。したがって、ボール間
隔の狭いCSP等のICチップでも影の影響を少なくす
ることができる。
【0046】さらに、半田ボールが2次元に整列してい
るにもかかわらず、単一の撮像手段で半田ボールの検査
を行うことができ、画像処理を行うため、レーザ方式に
比して表面状況の影響を受け難いという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路の検査システムの
主構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係る半導体集積回路の検査装置の主構
成を示す概略図である。
【図3】本実施形態の検査装置において、ポリゴンミラ
ーを採用したライン状光照射手段を示す概略図である。
【図4】本実施形態の検査装置において、シリンドリカ
ルレンズを採用したライン状光照射手段を示す概略図で
ある。
【図5】本実施形態において、ライン状光を走査した場
合の画像イメージを示す概略図である。
【図6】本実施形態の検査装置の一装置構成を示す概略
図である。
【図7】本実施形態の検査装置の他の装置構成を示す概
略図である。
【図8】本実施形態におけるライン状光の画像変化状
況、および演算処理概念を示す説明図である。
【図9】本発明に係る半導体集積回路の検査方法のフロ
ーを示す説明図である。
【図10】QFP型のICチップを示しており、(a)
はその平面図、(b)はその側面図である。
【図11】BGA型のICチップを示しており、(a)
はその実装面の平面図、(b)はその側面図である。
【図12】CSP型のICチップを示す側面図である。
【図13】従来の半導体集積回路の検査方法の第2の例
を示す概略図である。
【図14】従来の半導体集積回路の検査方法の第2の例
を示す概略図である。
【図15】従来の半導体集積回路の検査方法の第3の例
を示す概略図である。
【符号の説明】
1・・・検査システム、3・・・検査装置、7・・・供
給トレイ、8・・・良品収納トレイ、9・・・不良品収
納トレイ、31・・・半導体集積回路(ICチップ)、
31a・・・実装面、32・・・半田ボール、33・・
・ライン状光照射手段、34・・・撮像手段、35・・
・画像処理手段、331・・・光源、332・・・ポリ
ゴンミラー、333・・・シリンドリカルレンズ、L・
・・ライン状の光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/92 604Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象となる半導体集積回路を供給す
    る供給トレイと、 前記供給トレイから供給された半導体集積回路の実装面
    に整列された複数の半田ボールを検査する検査装置と、 前記検査装置の良否判定に基づいて、良品と不良品とを
    仕分けして収納する収納トレイと、 前記供給トレイから検査装置を経て収納トレイまでの半
    導体集積回路のハンドリングを行う搬送ロボットとを備
    えていることを特徴とする半導体集積回路の検査システ
    ム。
  2. 【請求項2】 半導体集積回路の実装面に縦横に整列さ
    れた複数の半田ボールを検査する半導体集積回路の検査
    装置において、 前記実装面に対して斜めにライン状の光を照射して、半
    田ボールを列ごとに走査するライン状光照射手段と、 前記実装面に相対向するように離間して配置され、ライ
    ン状光の変化画像を撮影する撮像手段と、 前記撮像手段により撮影された画像情報を演算処理して
    各半田ボールの高さを検出する画像処理手段とを備えて
    いることを特徴とする半導体集積回路の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記ライン状光照射手段が、光源から発
    せられる光をポリゴンミラーを介してライン状に集束さ
    せる請求項2に記載の半導体集積回路の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記ライン状光照射手段が、光源から発
    せられる光をシリンドリカルレンズを介してライン状に
    集束させる請求項2に記載の半導体集積回路の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ライン状光照射手段が2基配置さ
    れ、2方向からライン状の光が走査される請求項2記載
    の半導体集積回路の検査装置。
  6. 【請求項6】 半導体集積回路の実装面に縦横に整列さ
    れた複数の半田ボールを検査する半導体集積回路の検査
    方法において、 ライン状光照射手段が上記実装面に対して斜めにライン
    状の光を照射し、 半田ボールを列ごとに走査し、 撮像手段が走査中におけるライン状光の変化画像を撮影
    し、 撮影した画像情報を画像処理手段が演算処理して各半田
    ボールの高さを検出するようにしたことを特徴とする半
    導体集積回路の検査方法。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段による演算処理が、ラ
    イン状光の歪み量をl、照明角度をθとした場合、 突出高さh=ltanθで表される式を用いて行われる
    請求項6に記載の半導体集積回路の検査方法。
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