JPH10208143A - 飲料製造装置 - Google Patents

飲料製造装置

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JPH10208143A
JPH10208143A JP1406897A JP1406897A JPH10208143A JP H10208143 A JPH10208143 A JP H10208143A JP 1406897 A JP1406897 A JP 1406897A JP 1406897 A JP1406897 A JP 1406897A JP H10208143 A JPH10208143 A JP H10208143A
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Mitsuo Suzuki
光雄 鈴木
Michio Seshimo
通夫 瀬下
Teruo Niwada
照夫 庭田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トッピング飲料やシェイク飲料を製造する場
合に、カップ内で撹拌具を高速で回転させて撹拌効率を
高めることができるようにする。 【解決手段】 カップ内にホイップ飲料用のクリーム粉
末と湯水を供給し、これを撹拌具17で撹拌してホイッ
プ飲料液を調製する一方、ミキシングボウル9内にコー
ヒー粉末および湯水を供給し、これをインペラ23で撹
拌してコーヒー液を調製し、このコーヒー液をノズル2
5を通して前記カップの直上からカップ内のホイップ飲
料液に向けて注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばカップ式
飲料自動販売機に組み込まれて使用される飲料製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカップ式飲料自動販売機において
は、その販売する飲料の種類が多様化し、さらに同一系
統の飲料においても、その風味や味覚等を変化させて多
フレーバ化を実現し、利用者の要請に応えるようにして
いる。
【0003】例えばコーヒー飲料を例にとると、飲料提
供用のカップ内にコーヒー粉末(主原料)と湯水を供給
し、これを撹拌して製造するスタンダートコーヒー、カ
ップ内にコーヒー粉末(主原料)と湯水を供給し、これ
を撹拌して主飲料液を調製するとともに、これと並行し
てミキシングボウル内にクリーム粉末からなるホイップ
原料(特定原料)と湯水を供給し、これを撹拌して泡立
ったホイップ飲料液を調製し、このホイップ飲料液を前
記カップ内の撹拌が済んだ主飲料液の上に注入してその
泡立ったホイップ飲料が主飲料液の上に層状に乗るカプ
チーノコーヒー(トッピング飲料)、カップ内にコーヒ
ー粉末(主原料)と湯水を供給し、これを撹拌して主飲
料液を調製するとともに、これと並行してミキシングボ
ウル内にクリーム粉末からなるホイップ原料(特定原
料)と湯水を供給し、これを撹拌して泡立ったホイップ
飲料液を調製し、このホイップ飲料液を前記カップ内の
撹拌中の主飲料液に注入してその泡立ったホイップ飲料
液が主飲料液中に混入するカフェオレ(シェイク飲料)
等の種別がある。なお、いずれの場合においても、カッ
プ内にコーヒー粉末(主原料)と湯水を供給する際に、
必要に応じてカップ内に砂糖やクリーム等の添加物が投
入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、トッ
ピング飲料やシェイク飲料を製造する場合、まず主原料
と湯水をカップ内に供給し、これをカップ内に挿入した
撹拌具で撹拌して主飲料液を調製し、またこれと並行し
てミキシングボウル内に特定原料と湯水を供給し、これ
を撹拌して泡立ったホイップ飲料液を調製し、このホイ
ップ飲料液をカップ内の主飲料液に向けて注入するよう
にしているが、主飲料液の量はホイップ飲料液の量より
もはるかに多く、このためこの多量の主飲料液をカップ
内で撹拌して調製する方式であると、その撹拌中に主飲
料液の一部がカップから溢れ出てしまい、これを避ける
ためにカップ内に対する湯水の供給に応じて撹拌具の回
転数を減少させると、撹拌効率が低下し、充分な撹拌状
態を得るまでに時間が掛かり、飲料の提供時間が長引い
てしまう。
【0005】また、ミキシングボウル内で調製したホイ
ップ飲料液をカップ内に供給する際には、そのホイップ
飲料液をホース等の通路を通してカップ内に注入してい
るが、ホイップ飲料液は比較的粘度が高く、また泡立ち
による微細な多数の気泡を含んでおり、このため流動性
が低く、ホース等の通路を通してカップ内に注入すると
きにその注入完了までに時間が掛かり、また通路内にホ
イップ飲料液の一部が付着して残留してしまう。
【0006】残留したホイップ飲料液をそのまま放置す
ると、衛生上の問題が生じ、また通路の詰まりの原因と
なり、このためホイップ飲料液の注入完了間際に、比較
的多量の洗浄用の湯水を通路内に流し込む必要がある。
【0007】しかし、洗浄用の湯水を多量に流し込む
と、その流通に要する時間で飲料の提供時間が長引いて
しまうばかりでなく、飲料がいわゆる水ぽっくなり、味
覚が低下してしまう。
【0008】ホイップ飲料液を低粘度でかつ気泡の少な
いものとすれば、それだけその流通性を良好にすること
ができるが、しかし本来、クリーム等からなるホイップ
飲料液は高粘度で多気泡であることが理想であり、これ
を実現しなければ高品質の飲料を提供することができな
い。
【0009】カップ内の主飲料液の上にホイップ飲料液
が層状に乗るトッピング飲料を製造する場合、そのホイ
ップ飲料液の層と主飲料液の層とが明確に区分されるこ
とが理想であるが、従来においては、ホイップ飲料液を
ミキシングボウルから導出された通路の先端のノズルか
ら落下させて主飲料液の上に注入しており、このためそ
の落下の勢いでホイップ飲料液が主飲料液中に混ざり合
い、ホイップ飲料液の層が混濁してしまう難点がある。
この発明はこのような従来の課題を解決することを目的
としているものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、主原料を供給する主原料供給手段と、特定原料を供
給する特定原料供給手段と、湯水を供給する湯水供給手
段と、前記主原料供給手段により供給された主原料を用
いて主飲料液を調製する主飲料調製手段と、飲料提供用
のカップと、このカップ内に供給された内容物の撹拌が
可能な上下動自在な撹拌具を備えた撹拌手段と、前記カ
ップ内に、前記特定原料供給手段により特定原料を、前
記湯水供給手段により湯水をそれぞれ直接供給するとと
もに、前記撹拌手段の撹拌具を駆動し、この撹拌具の回
転でその特定原料と湯水とを撹拌してカップ内でその特
定原料に基づくホイップ飲料液を調製し、このホイップ
飲料液に向けて前記主飲料調製手段により調製された主
飲料液を注入させる制御手段とを具備することを特徴と
する飲料製造装置である。
【0011】請求項2に記載の発明は、特定原料と湯水
とを撹拌してカップ内でホイップ飲料液を調製した後
に、このカップ内のホイップ飲料液に、主飲料調製手段
により調製された主飲料液をノズルを通して注入させる
ことにより主飲料液がホイップ飲料液の下側に侵入して
主飲料液の層の上にホイップ飲料液の層が乗るトッピン
グ飲料を製造することを特徴とする請求項1に記載の飲
料製造装置である。
【0012】請求項3に記載の発明は、主飲料液注入用
のノズルは、主飲料液がカップ内のホイップ飲料液に対
してほぼ垂直に侵入するようにほぼ垂直に配置され、か
つこのノズルの先端の吐出口の口径が、主飲料液の流通
上流側におけるその通路の口径よりも小さくなっている
ことを特徴とする請求項2に記載の飲料製造装置であ
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、特定原料と湯水
とを撹拌手段の撹拌具の回転で撹拌してカップ内でホイ
ップ飲料液を調製している最中に、このカップ内のホイ
ップ飲料液に、主飲料調製手段により調製された主飲料
液を注入させることにより主飲料液とホイップ飲料液と
が混合したシェイク飲料を製造することを特徴とする請
求項1に記載の飲料製造装置である。
【0014】請求項5に記載の発明は、撹拌手段の撹拌
具によりカップ内で特定原料と湯水とを撹拌してホイッ
プ飲料液を調製しているときには、その撹拌具を高速で
回転させ、カップ内のホイップ飲料に、主飲料液が注入
されるときには、撹拌具を低速で回転させることを特徴
とする請求項4に記載の飲料製造装置である。
【0015】請求項6に記載の発明は、主原料供給手段
から供給される主原料を、主飲料調製手段かカップかの
いずれか一方に選択して導入させることが可能な選択手
段を設け、この選択手段によりカップ内に主原料を供給
し、さらにこのカップ内に湯水供給手段を介して湯水を
供給し、このカップ内の主原料と湯水とを撹拌手段の撹
拌具で撹拌して飲料を調製することが可能なことを特徴
とする請求項1に記載の飲料製造装置である。
【0016】請求項7に記載の発明は、定量の主原料と
湯水とをカップ内に供給し、このカップ内の定量の主原
料と湯水とを撹拌手段の撹拌具で撹拌して飲料を調製す
る第1の調製パターンと、この第1の調理パターンの場
合に比べ、カップ内に対する主原料の供給量を増量する
手段と、湯水の供給量を減量する手段との少ないくとも
いずれか一方の手段を用い、かつそのカップ内の主原料
と湯水とを撹拌手段の撹拌具で撹拌する時の速度を増大
して飲料を調製する第2の調製パターンとを選択するこ
とが可能な選択手段を備えたことを特徴とする請求項1
または6に記載の飲料製造装置である。
【0017】請求項8に記載の発明は、主原料、および
複合飲料種を調製する際に用いられる特定原料とが個別
に選択供給される複数の原料収納部からなる原料供給手
段と、飲料提供用のカップと、原料供給手段からカップ
内に選択供給された原料と湯水とを撹拌する撹拌具と、
前記選択供給される主原料を用いて主飲料液を抽出ない
し湯水との撹拌を経て調製される主飲料液の少なくとも
いずれか一方をもってカップ内に注入する主飲料調製手
段と、主原料からの標準飲料液、および特定原料と主原
料とから得られる複合飲料液との複数種の調製飲料が指
定されたプログラムによって提供する選択指定手段と、
この選択指定手段による指定飲料種を判別し、その指定
飲料種が主原料を主体とした標準飲料種である場合に
は、添加物入りの指定があるならその原料をカップ内に
供給するとともに主原料を主飲料調製手段か、添加物原
料とともにカップ内に供給してカップ内での撹拌を実行
するいずれか一方を用いて主飲料液を調製しこれをカッ
プに注入してカップ入り飲料として提供する標準飲料制
御パターンと、指定飲料が主原料と特定原料を用いる複
合飲料種である場合には、添加物原料とともに特定原料
がカップ内に供給され、他方の主原料が主飲料調製手段
側に分別供給され湯水とともにカップ内での撹拌および
主飲料調製手段をともに駆動して調製済みの主飲料をカ
ップ内の撹拌液上から注入する複合飲料制御パターンと
の飲料種の選択実行制御手段とを具備することを特徴と
する飲料製造装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1には、自動販売機内
に設けられた飲料製造装置の概略的な構成を示してあ
る。自動販売機内には、カップ供給手段を構成するカッ
プホルダ1、特定原料供給手段を構成するキャニスタ
2,3,4、主原料供給手段を構成するキャニスタ5,
6,7、湯水供給手段を構成する温水器8、主飲料調製
手段を構成するミキシングボウル9およびブルワー10
が設けられている。そしてキャニスタ6とブルワー10
との間に、コーヒー豆を粉砕するコーヒーミル11が設
けられ、またブルワー10から送出ホース12が導出し
ている。
【0019】カップホルダ1内には各種のサイズのカッ
プがそれぞれ複数ずつ収納され、キャニスタ2内には特
定原料としてホイップ飲料用のクリーム粉末が収納さ
れ、キャニスタ3内には添加用の砂糖が、キャニスタ4
内には添加用の通常のクリーム粉末が収納され、キャニ
スタ5内には主原料としてインスタント系のコーヒー粉
末が収納され、キャニスタ6内には主原料としてレギュ
ラー系のコーヒー豆が収納され、キャニスタ7内には主
原料としてコーヒー系以外の例えばココア系の粉末原料
が収納されている。
【0020】自動販売機の前面には販売口Aが形成さ
れ、この販売口Aの奥方部がベンドポジションで、この
ベンドポジションにカップステージ13が待機してい
る。このカップステージ13は搬送機構14を介して支
持され、この搬送機構14により自動販売機内の所定の
各ポジションに巡回搬送されるようになっている。
【0021】ベンドポジションの上方には、撹拌手段を
構成する撹拌装置15が設けられ、この撹拌装置15
は、モータ等の駆動源16により駆動されて昇降および
回転する撹拌具17を備えている。
【0022】ミキシングボウル9は、底部に流出口20
を有したボウル本体21と、前記流出口20に接続され
た送出ホース22と、ボウル本体21内に前記流出口2
0と対向して設けられたインペラ23と、このインペラ
23を駆動するモータ24とで構成されている。そして
前記送出ホース22の先端部にノズル25が取り付けら
れ、このノズル25がベンドポジションの上方部にほぼ
垂直の姿勢を保って配置している。このノズル25は、
図2に示すように、その基端部の口径が大径で先端部の
吐出口25aの口径が小径となる先細テーパ状に形成さ
れている。
【0023】また前記ブルワー10から導出された送出
ホース12の先端部にも、前記ノズル25と同様のノズ
ル25が取り付けられ、このノズル25がベンドポジシ
ョンの上方部にほぼ垂直の姿勢を保って配置している。
【0024】ミキシングボウル9と前記キャニスタ5と
の間には、そのキャニスタ5内のコーヒー粉末を受け入
れるホッパー28が設けられている。このホッパー28
は、底部に二股状に分岐する第1の排出口28aと第2
の排出口28bとを有し、第2の排出口28bがミキシ
ングボウル9におけるボウル本体21の上端の開口部内
に挿入されている。そしてこのホッパ−28の内部に
は、ピン29aを支点にして左右に回動する選択手段と
しての切換板29が設けられ、この切換板29の回動動
作により、キャニスタ5から排出されたコーヒー粉末を
第1の排出口28aと第2の排出口28bとのいずれか
一方に選択的に案内するようになっている。
【0025】温水器8からはそれぞれ電磁弁31a,3
1b,31cを介して第1、第2、第3の給湯ホース3
2a,32b,32cが導出し、第1の給湯ホース32
aの先端部がミキシングボウル9におけるボウル本体2
1内に導入され、第2の給湯ホース32bがベンドポジ
ションの上方部に配置され、第3の給湯ホース32cが
ブルワー10内に導入されている。
【0026】図2には、制御回路の構成を示してあり、
35がマイクロコンピュータを内蔵した制御手段として
の制御部で、この制御部35に自動販売機の前面に配設
された飲料種選択用の複数のセレクションボタン36が
接続されている。そしてセレクションボタン36に対す
る操作に応じてその信号が制御部35に送られ、この信
号の入力に基づいて制御部35により前記主原料供給手
段、特定原料供給手段、湯水供給手段、主飲料調製手
段、撹拌手段および選択手段が所定のプログラムに従っ
て制御されるようになっている。
【0027】次に、自動販売機の利用者が飲料種として
例えばインスタント系のカプチーノコーヒー(トッピン
グ飲料)を所望し、これに対応するセレクションボタン
36を操作したときの動作について、図4に示すタイム
チャートを参照して説明する。
【0028】インスタント系のカプチーノコーヒーに対
応するセレクションボタン36を操作すると、制御部3
5の制御により、まず搬送機構14の駆動により販売口
Aの奥方部のベンドポジションに待機していたカップス
テージ13がカップホルダ1の下方のポジションに搬送
され、このポジションにおいてカップホルダ1からカッ
プステージ13の上にカップが排出される。
【0029】次に、カップステージ13と共にカップが
キャニスタ2の下方のポジションに搬送され、このポジ
ションにおいてキャニスタ2からカップ内に所定量のホ
イップ飲料用のクリーム粉末(特定原料)が排出され
る。そして砂糖入りのカプチーノコーヒーが選択されて
いる場合には、カップがさらにキャニスタ3の下方のポ
ジションに搬送され、キャニスタ3からカップ内に適量
の砂糖が排出される。この後、カップがベンドポジショ
ンに搬送される。
【0030】カップがカップステージ13と共にベンド
ポジションに配置した後には、温水器8から給湯ホース
32aを通して所定量の湯水がカップ内に注入され、こ
れに引き続いて撹拌装置15の撹拌具17が下降してそ
の先端部がカップ内に進入するとともに回転し、この撹
拌具17の回転でカップ内のクリーム粉末と湯水とが撹
拌される。そしてこの撹拌が一定時間継続することによ
りカップ内で泡立ったホイップクリーム(ホイップ飲料
液)が調製される。
【0031】調製するホイップクリームの量は主飲料液
に比べて少量でよく、したがってカップ内にクリーム粉
末と湯水とを供給し、これを撹拌具17で撹拌してホイ
ップクリームを調製するときに、そのホイップクリーム
がカップから溢れ出るようなことがなく、このため撹拌
具17の回転速度を高めて短時間で効率よくホイップク
リームを作り上げることができる。
【0032】この後、撹拌具17の回転が停止するとと
もに撹拌具17が上昇してカップ内から離脱する。撹拌
具17が上昇する際には、給湯ホース32aから少量の
湯水が流出し、この湯水で撹拌具17が洗浄される。
【0033】カップ内でホイップクリームが調製された
後には、キャニスタ5内からホッパー28内に所定量の
コーヒー粉末(主原料)が排出され、このコーヒー粉末
が切換板29によるガイドで第2の排出口28bを通し
てミキシングボウル9内に供給され、またこれに併せて
温水器8から給湯ホース32bを通して所定量の湯水が
ミキシングボウル9内に供給され、さらにこれに併せて
インペラ23が回転し、このインペラ23の回転でミキ
シングボウル9内のコーヒー粉末と湯水とが撹拌され、
この撹拌が一定時間継続することによりミキシングボウ
ル9内でコーヒー液(主飲料液)が調製される。
【0034】この後、インペラ23の回転が停止し、こ
の停止に応じてミキシングボウル9内のコーヒー液が流
出口20から順次流出し、送出ホース22およびノズル
25を通して前記カップ内に注入される。
【0035】ミキシングボウル9内の大半のコーヒー液
が流出したときには、ミキシングボウル9内に温水器8
から給湯ホース32bを通して少量の湯水が供給される
とともに、インペラ23が回転し、このインペラ23の
回転で前記湯水が撹拌され、この湯水の撹拌でミキシン
グボウル9内が洗浄される。この後、インペラ23の回
転が停止し、これに応じてミキシングボウル9内の湯水
が送出ホース22内を流通し、ノズル25を通してカッ
プ内に注入される。そしてこの湯水により送出ホース2
2およびノズル25の内壁が洗浄される。
【0036】ミキシングボウル9内で調製された主飲料
液としてのコーヒー液は、ノズル25を介してカップの
直上からほぼ垂直にカップ内のホイップクリームの液面
に向けて注入される。
【0037】ここで、ミキシングボウル9から導出され
た送出ホース22の先端部のノズル25は先細テーパ状
をなし、その先端の吐出口25aがごく小さな口径とな
っているから、コーヒー液はこのノズル25の吐出口2
5aからごく細い糸状をなして連続的にかつ速度が抑え
られて流出し、空気の影響で送出ホース22内あるいは
ノズル25内を蛇行流動してくるコーヒー液がカップ内
に流出する際にも蛇行したり乱れ動くことがなく、した
がってこのコーヒー液はカップ内で調製された多気泡の
ホイップクリームの層の一点に集中した状態でその層を
通過してその下側に達し、このコーヒー液によりホイッ
プクリームの層が順次押し上げられ、最終的にコーヒー
液の層の上にホイップクリームの層が乗るカプチーノコ
ーヒー(トッピング飲料)となる。
【0038】コーヒー液はノズル25を介してごく細い
糸状をなしてホイップクリームの層の一点に集中して通
過するから、その通過部の面積はごく小さく、したがっ
てコーヒー液とホイップクリームとが混ざり合うことが
ほとんどなく、このためコーヒー液の上に乗るホイップ
クリームを本来の白さに保って高品質のカプチーノコー
ヒーを得ることができる。
【0039】ホイップクリームはカップ内で撹拌して調
製するものであり、したがってこのホイップクリームを
ホース等の通路を通してカップ内に供給する必要がな
く、このため充分に撹拌して多気泡で高粘度のホイップ
クリームを作れ、泡立ちがよく、かつ泡が長時間消えな
い高品質のホイップクリームとすることができる。
【0040】そしてホイップクリームをホース等の通路
を通してカップ内に供給する必要がないから、その通路
内でのホイップクリームの残留や通路からの後垂れがな
く、衛生上有利であり、またその通路の洗浄が不要とな
る。
【0041】ミキシングボウル9内で調製する主飲料液
としてのコーヒー液は、ホイップクリームに比べてその
粘度がはるかに低い。したがってミキシングボウル9か
ら送出ホース22およびノズル25を通してカップ内に
コーヒー液を注入しても、その送出ホース22やノズル
25の内壁にコーヒー液が付着して残留する量がごく少
なく、したがって送出ホース22およびノズル25内に
流す洗浄用の湯水の量もごく少量で済み、短時間でその
洗浄を達成でき、またその洗浄用のごく少量の湯水がカ
ップ内に流入するだけであるから、カップ内の飲料の味
覚が損なわれるようなことがない。
【0042】なお、ミキシングボウル9内でコーヒー液
を調製する工程は、カップ内でホイップクリームを調製
する工程と並行して行なうようにしてもよい。ただし、
ミキシングボウル9からカップ内へのコーヒー液の注入
は、カップ内でのホイップクリームの撹拌が完了した後
に行なう。
【0043】次に、飲料種としてインスタント系のカフ
ェオレ(シェイク飲料)が選択されたときの動作につい
て、図5に示すタイムチャートを参照して説明する。イ
ンスタント系のカフェオレに対応するセレクションボタ
ン36が操作されると、制御部35の制御により、販売
口Aの奥方部のベンドポジションに待機していたカップ
ステージ13がカップホルダ1の下方のポジションに搬
送され、このカップステージ13の上にカップホルダ1
からカップが排出される。
【0044】そして、カップステージ13と共にカップ
がキャニスタ2の下方のポジションに搬送され、このポ
ジションにおいてキャニスタ2からカップ内に所定量の
ホイップ飲料用のクリーム粉末が排出される。そして砂
糖入りのカフェオレが選択されている場合には、カップ
がさらにキャニスタ3の下方のポジションに搬送され、
キャニスタ3からカップ内に適量の砂糖が排出される。
この後、カップがベンドポジションに搬送される。
【0045】カップがカップステージ13と共にベンド
ポジションに配置した後には、温水器8から給湯ホース
32aを通して所定量の湯水がカップ内に注入され、こ
れに引き続いて撹拌装置15の撹拌具17が下降してそ
の先端部がカップ内に進入するとともに回転し、この撹
拌具17の回転でカップ内のクリーム粉末と湯水とが撹
拌される。そしてこの撹拌が一定時間継続することによ
りカップ内で泡立ったホイップクリーム(ホイップ飲料
液)が調製される。
【0046】そしてホイップクリームの撹拌中には、キ
ャニスタ5内からホッパー28内に所定量のコーヒー粉
末が排出され、このコーヒー粉末が切換板29によるガ
イドで第2の排出口28bを通してミキシングボウル9
内に供給され、またこれに併せて温水器8から給湯ホー
ス32bを通して所定量の湯水がミキシングボウル9内
に供給され、さらにこれに併せてインペラ23が回転
し、このインペラ23の回転でミキシングボウル9内の
コーヒー粉末と湯水とが撹拌され、この撹拌が一定時間
継続することによりミキシングボウル9内でコーヒー液
(主飲料液)が調製される。
【0047】この後、インペラ23の回転が停止し、こ
の停止に応じてミキシングボウル9内のコーヒー液が流
出口20から順次流出し、送出ホース22およびノズル
25を通して前記カップ内に注入される。
【0048】このとき、カップ内においては、撹拌具1
7によりホイップクリームが撹拌されている最中であ
り、したがってこのカップ内にコーヒー液が注入される
と、このコーヒー液とホイップクリームとが撹拌され、
この撹拌が一定時間継続することによりコーヒー液と泡
立ったホイップクリームとが混合した泡立ちのよいカフ
ェオレ(シェイク飲料)が調製される。
【0049】カップ内でホイップクリームが撹拌されて
いるときには、撹拌具17が高速で回転し、このカップ
内にミキシングボウル9からのコーヒー液の注入が開始
した後には撹拌具17が低速回転に切換えられ、これに
よりカップ内の内容物の溢れ出が防止される。
【0050】カフェオレの調製後には、撹拌具17の回
転が停止するとともに撹拌具17が上昇してカップ内か
ら離脱する。撹拌具17が上昇する際には、給湯ホース
32bから少量の湯水が流出し、この湯水で撹拌具17
が洗浄される。
【0051】また、ミキシングボウル9内の大半のコー
ヒー液が流出したときには、ミキシングボウル9内に給
湯ホース32aを通して少量の湯水が供給されるととも
に、インペラ23が回転し、このインペラ23の回転で
前記湯水が撹拌され、この撹拌でミキシングボウル9内
が洗浄される。この後、インペラ23の回転が停止し、
これに応じてミキシングボウル9内の湯水が送出ホース
22を流通し、ノズル25を通してカップ内に注入され
る。そしてこの湯水により送出ホース22およびノズル
25の内壁が洗浄される。
【0052】なお、このカフェオレを製造する際には、
その選択の指令に応じて、カップの搬送中にキャニスタ
4を介して通常クリームが添加物としてカップ内に供給
される。
【0053】インスタント系のカプチーノコーヒーやカ
フェオレが選択された場合には、ミキシングボウル9を
用いて主飲料液のコーヒー液が調製されるが、レギュラ
ー系のカプチーノコーヒーやカフェオレが選択された場
合には、ブルワ−10を用いて主飲料液のコーヒー液が
調製される。
【0054】すなわちこの場合には、キャニスタ6から
コーヒーミル11内に所定量のコーヒー豆が供給され、
このコーヒー豆がコーヒーミル11で粉砕されてコーヒ
ー粉末となり、このコーヒー粉末がブルワー10内に供
給されるとともに、さらにこのブルワー10内に温水器
8から給湯ホース32cを介して所定量の湯水が供給さ
れ、この湯水でコーヒー液が抽出され、このコーヒー液
が主飲料液としてベンドポジションに配置しているカッ
プ内に送出ホース12のノズル25を通して注入され、
カプチーノコーヒーあるいはカフェオレが製造される。
【0055】ここで、カプチーノコーヒーの製造の場
合、ブルワー10から導出された送出ホース12の先端
部のノズル25が、ミキシングボウル9から導出された
送出ホース22の先端部のノズル25と同様に先細テー
パ状をなし、その先端の吐出口25aがごく小さな口径
となっているから、コーヒー液はこのノズル25の吐出
口25aからごく細い糸状をなして連続的にかつ速度が
抑えられて流出し、空気の影響で送出ホース22内ある
いはノズル25内を蛇行流動してくるコーヒー液がカッ
プ内に流出する際にも蛇行したり乱れ動くことがなく、
したがってこのコーヒー液はカップ内で調製された多気
泡のホイップクリームの層の一点に集中した状態でその
層を通過してその下側に達し、このコーヒー液によりホ
イップクリームの層が順次押し上げられ、最終的にコー
ヒー液の層の上にホイップクリームの層が乗るカプチー
ノコーヒー(トッピング飲料)となる。
【0056】なお、ブルワー10から導出された送出ホ
ース12の先端部のノズル25、およびミキシングボウ
ル9から導出された送出ホース22の先端部のノズル2
5は、必ずしも先細テーパ状とする必要はなく、ノズル
25の先端の吐出口25aの口径が、主飲料液の流通上
流側におけるその通路の口径よりも小さくなっていれば
よく、またノズル25をほぼ垂直に配置する場合のほ
か、斜めに配置するような場合であってもよい。
【0057】インスタント系のスタンダードコーヒーが
選択された場合には、カップがホッパー28の第1の排
出口28aの下方のポジションに搬送され、キャニスタ
5内の所定量のコーヒー粉末が切換板29の切換え操作
により第1の排出口28aを通してカップに供給され
る。
【0058】次に、カップがベンドポジションに搬送さ
れ、温水器8内から給湯ホース32bを介してそのカッ
プ内に所定量の湯水が注入されるとともに、撹拌装置1
5の撹拌具17がカップ内に進入し、この撹拌具17で
カップ内のコーヒー粉末と湯水とが撹拌されてスタンダ
ードコーヒーが調製される。そしてこの場合、選択の指
令に応じて、カップの搬送中に、添加物としてキャニス
タ3から砂糖が、あるいはキャニスタ4から通常クリー
ムがカップ内に供給される。
【0059】レギュラー系のスタンダードコーヒーが選
択された場合には、カップの搬送中にそのカップ内に選
択の指令に応じて添加物としてキャニスタ3から砂糖
が、あるいはキャニスタ4から通常クリームがカップ内
に供給される。そしてこのカップがベンドポジションに
搬送されるとともに、ブルワー10によりコーヒー液が
抽出され、このコーヒー液がベンドポジションに配置し
ているカップ内に送出ホース12のノズル25を通して
注入されるとともに、撹拌装置15の撹拌具17がカッ
プ内に進入し、この撹拌具17でカップ内のコーヒー液
が撹拌されレギュラー系のスタンダードコーヒーが調製
される。
【0060】味覚がスタンダードコーヒーよりも濃厚な
エスプレッソ風のコーヒーが選択された場合には、カッ
プがホッパー28の第1の排出口28aの下方のポジシ
ョンに搬送され、キャニスタ5内のコーヒー粉末が切換
板29を介して第1の排出口28aからカップ内に供給
される。そして、カップがベンドポジションに搬送さ
れ、温水器8から給湯ホース32bを介してそのカップ
内に湯水が注入される。
【0061】ここで、エスプレッソ風のコーヒーの場合
には、カップ内に供給されるコーヒー粉末の量がスタン
ダードコーヒーの場合よりも増量され、あるいはカップ
内に供給される湯水の量が減量され、あるいはカップ内
に供給されるコーヒー粉末の量が増量され、かつカップ
内に供給される湯水の量が減量される。
【0062】そして、カップ内に撹拌装置15の撹拌具
17が進入し、この撹拌具17でカップ内のコーヒー粉
末と湯水とが撹拌される。このとき撹拌具17はスタン
ダードコーヒーの場合よりもその回転速度が増大するよ
うに制御される。
【0063】これによりスタンダードコーヒーよりも味
覚が濃厚で泡立ちのよいエスプレッソ風のコーヒーが調
製される。すなわち、同一の主原料を用いて味覚の異な
るコーヒーを調製して多フレーバ化を実現することがで
きる。
【0064】また一方、他の飲料種として例えばココア
が選択された場合には、カップがキャニスタ7の下方の
ポジションに搬送され、キャニスタ7からの所定量のコ
コア粉末がカップ内に供給される。
【0065】次に、カップがベンドポジションに搬送さ
れ、温水器8から給湯ホース32bを介してそのカップ
内に所定量の湯水が注入されるとともに、撹拌装置15
の撹拌具17がカップ内に進入し、この撹拌具17でカ
ップ内のココア粉末と湯水とが撹拌されて泡立ったココ
アが調製される。この場合、選択の指令に応じて、カッ
プの搬送中に、添加物としてキャニスタ3から砂糖が、
あるいはキャニスタ4から通常クリームがカップ内に供
給される。
【0066】なお、前記実施形態においては、主原料供
給手段であるキャニスタ5に対して二股式のホッパー2
8を設け、このホッパー28内に切換板29を設け、こ
の切換板29の回動動作でキャニスタ5内のコーヒー粉
末をミキシングボウル9内かカップ内かのいずれか一方
に選択的に案内するようにしたが、このような構成に限
らず、例えば同一の主原料(コーヒー粉末)を収納した
二つのキャニスタを設け、その一方のキャニスタを駆動
してその内部の主原料をミキシングボウル内に供給する
場合と、他方のキャニスタを駆動してその内部の主原料
をカップ内に供給する場合とに選択するような構成とす
ることも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明において
は、トッピング飲料やシェイク飲料を製造する場合に、
カップ内にホイップ飲料用の特定原料と湯水とを供給
し、これを撹拌してカップ内でホイップ飲料液を調製
し、このカップ内に主飲料調製手段で調製した主飲料液
を注入して製造するようにしている。すなわち、主飲料
液に比べて量の少ないホイップ飲料液をカップ内で撹拌
して調製しており、したがってその撹拌中にホイップ飲
料液がカップから溢れ出る恐れがなく、これにより撹拌
具を高速で回転させて撹拌効率を高めることができ、こ
のため充分な撹拌状態を短時間で得られ、飲料の提供時
間を短縮することができる。
【0068】また、ホイップ飲料液をカップ内で調製
し、これとは別の主飲料調製手段により主飲料液を調製
してこれをカップ内に注入するものであるから、粘度が
高く多気泡のホイップ飲料液をホース等の通路を通して
カップ内に注入する必要がなく、粘度の低い主飲料をホ
ース等の通路を通してカップ内に注入すればよく、この
ため短時間でその注入が完了し、またその通路内に主飲
料液が付着して残留することがほとんどなく、ごく僅か
な湯水で洗浄して衛生的な管理を容易に達成することが
できる。
【0069】トッピング飲料を製造する場合、カップ内
で調製したホイップ飲料液に向けて、主飲料調製手段で
調製した主飲料液をノズルを通して注入するものである
から、カップ内のホイップ飲料液の層を主飲料液が通過
してその下側に侵入し、その比重差でホイップ飲料液の
層と主飲料液の層とが明確に分れ、またホイップ飲料液
の混濁がほとんどなく、理想的なトッピング飲料を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る飲料製造装置を概
略的に示す構成図。
【図2】その飲料製造装置の主飲料注入用のノズルを示
す断面図。
【図3】その飲料製造装置の回路構成を示すブロック
図。
【図4】トッピング飲料を製造するときの工程を示すタ
イムチャート。
【図5】シェイク飲料を製造するときの工程を示すタイ
ムチャート。
【符号の説明】
1…カップ供給装置 2…ホイップ飲料用のキャニスタ 3…砂糖用のキャニスタ 4…通常クリーム用のキャニスタ 5…コーヒー粉末用のキャニスタ 6…コーヒー豆用のキャニスタ 7…ココア粉末用のキャニスタ 8…温水器 9…ミキシングボウル 10…ブルワー 13…カップステージ 14…搬送機構 15…撹拌装置 17…撹拌具 22…送出ホース 23…インペラ 25…ノズル 28…ホッパー 29…切換板 32a,32b,32c…給湯ホース 35…制御部 36…セレクションボタン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主原料を供給する主原料供給手段と、 特定原料を供給する特定原料供給手段と、 湯水を供給する湯水供給手段と、 前記主原料供給手段により供給された主原料を用いて主
    飲料液を調製する主飲料調製手段と、 飲料提供用のカップと、 このカップ内に供給された内容物の撹拌が可能な上下動
    自在な撹拌具を備えた撹拌手段と、 前記カップ内に、前記特定原料供給手段により特定原料
    を、前記湯水供給手段により湯水をそれぞれ直接供給す
    るとともに、前記撹拌手段の撹拌具を駆動し、この撹拌
    具の回転でその特定原料と湯水とを撹拌してカップ内で
    その特定原料に基づくホイップ飲料液を調製し、このホ
    イップ飲料液に向けて前記主飲料調製手段により調製さ
    れた主飲料液を注入させる制御手段と、を具備すること
    を特徴とする飲料製造装置。
  2. 【請求項2】特定原料と湯水とを撹拌してカップ内でホ
    イップ飲料液を調製した後に、このカップ内のホイップ
    飲料液に、主飲料調製手段により調製された主飲料液を
    ノズルを通して注入させることにより主飲料液がホイッ
    プ飲料液の下側に侵入して主飲料液の層の上にホイップ
    飲料液の層が乗るトッピング飲料を製造することを特徴
    とする請求項1に記載の飲料製造装置。
  3. 【請求項3】主飲料液注入用のノズルは、主飲料液がカ
    ップ内のホイップ飲料液に対してほぼ垂直に侵入するよ
    うにほぼ垂直に配置され、かつこのノズルの先端の吐出
    口の口径が、主飲料液の流通上流側におけるその通路の
    口径よりも小さくなっていることを特徴とする請求項2
    に記載の飲料製造装置。
  4. 【請求項4】特定原料と湯水とを撹拌手段の撹拌具の回
    転で撹拌してカップ内でホイップ飲料液を調製している
    最中に、このカップ内のホイップ飲料液に、主飲料調製
    手段により調製された主飲料液を注入させることにより
    主飲料液とホイップ飲料液とが混合したシェイク飲料を
    製造することを特徴とする請求項1に記載の飲料製造装
    置。
  5. 【請求項5】撹拌手段の撹拌具によりカップ内で特定原
    料と湯水とを撹拌してホイップ飲料液を調製していると
    きには、その撹拌具を高速で回転させ、カップ内のホイ
    ップ飲料に、主飲料液が注入されるときには、撹拌具を
    低速で回転させることを特徴とする請求項4に記載の飲
    料製造装置。
  6. 【請求項6】主原料供給手段から供給される主原料を、
    主飲料調製手段かカップかのいずれか一方に選択して導
    入させることが可能な選択手段を設け、この選択手段に
    よりカップ内に主原料を供給し、さらにこのカップ内に
    湯水供給手段を介して湯水を供給し、このカップ内の主
    原料と湯水とを撹拌手段の撹拌具で撹拌して飲料を調製
    することが可能なことを特徴とする請求項1に記載の飲
    料製造装置。
  7. 【請求項7】定量の主原料と湯水とをカップ内に供給
    し、このカップ内の定量の主原料と湯水とを撹拌手段の
    撹拌具で撹拌して飲料を調製する第1の調製パターン
    と、この第1の調理パターンの場合に比べ、カップ内に
    対する主原料の供給量を増量する手段と、湯水の供給量
    を減量する手段との少ないくともいずれか一方の手段を
    用い、かつそのカップ内の主原料と湯水とを撹拌手段の
    撹拌具で撹拌する時の速度を増大して飲料を調製する第
    2の調製パターンとを選択することが可能な選択手段を
    備えたことを特徴とする請求項1または6に記載の飲料
    製造装置。
  8. 【請求項8】主原料、および複合飲料種を調製する際に
    用いられる特定原料とが個別に選択供給される複数の原
    料収納部からなる原料供給手段と、 飲料提供用のカップと、 原料供給手段からカップ内に選択供給された原料と湯水
    とを撹拌する撹拌具と、前記選択供給される主原料を用
    いて主飲料液を抽出ないし湯水との撹拌を経て調製され
    る主飲料液の少なくともいずれか一方をもってカップ内
    に注入する主飲料調製手段と、 主原料からの標準飲料液、および特定原料と主原料とか
    ら得られる複合飲料液との複数種の調製飲料が指定され
    たプログラムによって提供する選択指定手段と、この選
    択指定手段による指定飲料種を判別し、その指定飲料種
    が主原料を主体とした標準飲料種である場合には、 添加物入りの指定があるならその原料をカップ内に供給
    するとともに主原料を主飲料調製手段か、添加物原料と
    ともにカップ内に供給してカップ内での撹拌を実行する
    いずれか一方を用いて主飲料液を調製しこれをカップに
    注入してカップ入り飲料として提供する標準飲料制御パ
    ターンと、 指定飲料が主原料と特定原料を用いる複合飲料種である
    場合には、 添加物原料とともに特定原料がカップ内に供給され、他
    方の主原料が主飲料調製手段側に分別供給され湯水とと
    もにカップ内での撹拌および主飲料調製手段をともに駆
    動して調製済みの主飲料をカップ内の撹拌液上から注入
    する複合飲料制御パターンとの飲料種の選択実行制御手
    段と、 を具備することを特徴とする飲料製造装置。
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