JPH074699Y2 - カップ式飲料自動販売機のアイス飲料ミキシング装置 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機のアイス飲料ミキシング装置

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JPH074699Y2
JPH074699Y2 JP4015989U JP4015989U JPH074699Y2 JP H074699 Y2 JPH074699 Y2 JP H074699Y2 JP 4015989 U JP4015989 U JP 4015989U JP 4015989 U JP4015989 U JP 4015989U JP H074699 Y2 JPH074699 Y2 JP H074699Y2
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JP
Japan
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beverage
ice
mixing
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vending machine
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隆司 義川
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は飲料用原料と湯とを混合・溶解するミキシング
ボールとは別に、前記溶解後の飲料と氷とを攪拌・混合
するミキシングボールを設けたカップ式飲料自動販売機
のアイス飲料ミキシング装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のカップ式飲料自動販売機においては、ベ
ンドステージの上に自動あるいは手動でカップを置き、
まず氷が製氷機からアイスシュートを介して投入され、
その上に混合(攪拌)・溶解された飲料が飲料ホースを
介して注入されるよう構成されたものが一般的である。
即ち、前記飲料は原料容器より搬出された飲料用原料と
温水タンクより供給された湯とをインペラにより強制的
に攪拌・溶解するか、あるいはミキシングボールを用い
て、湯の流れの勢いにより混合溶解した後、前記カップ
に注入するものであるが、この飲料と氷とは一般にベン
ドステージ上のカップに注入されるまでは前もってミキ
シングされることはなかった。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来技術においては、カップの中にまず先
に氷を投入してから、その上に混合・溶解された飲料が
注入されるため、氷がカップ内飲料の上面にすぐ浮き上
がってしまい、上層部に比べて下層部は十分冷やされな
い状態になる。
このような上層部と下層部の温度差はすぐには均一化さ
れず、また氷の浮上に見られる如く、カップに注入され
た飲料は氷と適度に混合していないため、利用者にとっ
ては一口目の味が非常に薄く感じるなど、アイス飲料の
温度の不均一と味覚上の問題があった。
本考案は係る実情に鑑みてなされたものでアイス飲料の
温度の不均一性や味覚上の問題を改善することができる
カップ式飲料自動販売機のアイス飲料ミキシング装置の
提供を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案では飲料用原料と湯
とを混合・溶解するための第1のミキシングボールの他
に、さらに前記溶解後の飲料と氷とをインペラによる強
制攪拌を行うことなく飲料の流れの勢いによって適度に
攪拌・混合するための第2のミキシングボールを設けた
ことを特徴としている。
〈作用〉 上記構成により、第1のミキシングボール内で混合(攪
拌)・溶解された飲料は飲料ホースを介して第2のミキ
シングボール内に注入される。このとき、同時に製氷機
から同ボール内に投入される氷を飲料の流れの勢いによ
り攪拌・混合することができるため、前もって適度にミ
キシングされたアイス飲料がベンドステージ上のカップ
に注入されることになる。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
なお、これによってこの考案が限定されるものではな
い。
第1図は本考案の一実施例を示すカップ式飲料自動販売
機の概略構成図、第2図は本考案のアイス飲料ミキシン
グ装置(フタを取りはずした状態)で、同図(a)は平
面図、同図(b)は正面図である。
第1図において、カップ18はカップディスペンサー1か
ら搬出され、カップシュート7を経てベンドステージ11
へ搬出される。飲料用原料(粉末)は原料キャニスター
2a〜2dの吐出口から搬出され、原料シュート6を経て第
1のミキシングボール9に投入される。
このとき湯は温水タンク3に併設している温水電磁弁4
が開かれることにより、給湯ホース12を介して同ミキシ
ングボール9内に注入されるため、湯の流れの勢いによ
って飲料用原料の混合・溶解が行われる。混合・溶解さ
れた飲料は飲料ホース14を介して第2のミキシングボー
ル10内に注入される。このとき氷は製氷機17からアイス
シュート15を経て同ミキシングボール10内に投入される
ため、飲料の流れの勢いによって飲料と氷とが適度に攪
拌・混合された後、アイス飲料として飲料ガイド16を通
してベンドステージ上のカップ18に注入される。
第2図(a),(b)に示す本考案のアイス飲料ミキシ
ング装置は、大型のミキシングボール10の円周上に飲料
ホース14が接続されるところの飲料ノズル19とアイスシ
ュート15が接続されるところの氷投入口20を備えてい
る。飲料と氷とは同図(a)に示すようにミキシングボ
ール内で同じ流れの方向にそれぞれほぼ同時に注入ある
いは投入されるため、飲料の流れの勢いによって飲料と
氷が攪拌・混合されながら適度にミキシングされたアイ
ス飲料として、中央の吐出口に流れ落ちてゆき、飲料ガ
イドを経てベンドステージ上に置かれているカップに注
がれることになる。
なお、上記構成の装置において、ホット飲料を所望の場
合は、第1のミキシングボール9内で混合・溶解された
ホット飲料が氷の投入が停止した第2ミキシングボール
10と飲料ガイド16を経て、そのままベンドステージ上の
カップに注がれる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、カップ式飲料自動販売機において、
本考案のアイス飲料ミキシング装置を設けることによ
り、前もって飲料と氷とが適度にミキシングされるた
め、カップに注がれたときのアイス飲料の温度の不均一
性や一口目の味が薄いと言った味覚上の問題が改善さ
れ、美味なアイス飲料を提供することができ、しかも本
考案のアイス飲料ミキシング装置は第2のミキシングボ
ールの円周上に上記溶解後の飲料を注入するための飲料
ノズルを備えるとともに、上記飲料ノズルと略対向する
位置で上記飲料ノズルより注入される飲料の流れ方向と
一致させるべく氷を投入する氷投入口を備えてなるの
で、飲料と氷とは第2のミキシングボール内で略対向す
る位置から同時に注入あるいは投入されるため、飲料の
流れの勢いによって飲料と氷が効率よく確実に撹拌・混
合することができて適度にミキシングされたアイス飲料
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示すカップ式飲料自動販売
機の概略構成図、第2図は本考案のアイス飲料ミキシン
グ装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図で
ある。 9……第1のミキシングボール、10……第2のミキシン
グボール、15……氷投入口、17……製氷機、19……飲料
ノズル、20……氷投入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売信号等に基づいて投入された飲料用原
    料と湯とを撹拌し溶解するための第1のミキシングボー
    ルを設けるとともに、上記第1のミキシングボールにて
    の溶解後の飲料と製氷機から搬出される氷とを撹拌混合
    するための第2のミキシングボールを設けてなるカップ
    式飲料自動販売機において、 上記第2のミキシングボールの円周上に上記溶解後の飲
    料を注入するための飲料ノズルを備えるとともに、上記
    飲料ノズル1と略対向する位置で上記飲料ノズルより注
    入される飲料の流れ方向と一致させるべく氷を投入する
    氷投入口を備えてなることを特徴とするカップ式飲料自
    動販売機のアイス飲料ミキシング装置。
JP4015989U 1989-04-04 1989-04-04 カップ式飲料自動販売機のアイス飲料ミキシング装置 Expired - Fee Related JPH074699Y2 (ja)

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