JP3535113B2 - 食品攪拌装置、カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

食品攪拌装置、カップ式飲料自動販売機

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JP3535113B2
JP3535113B2 JP2001138509A JP2001138509A JP3535113B2 JP 3535113 B2 JP3535113 B2 JP 3535113B2 JP 2001138509 A JP2001138509 A JP 2001138509A JP 2001138509 A JP2001138509 A JP 2001138509A JP 3535113 B2 JP3535113 B2 JP 3535113B2
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cup
coffee
stirring
shaft
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品攪拌装置、カッ
プ式飲料自動販売機に係わり、特に、コイル形状に巻回
された線材を円環状に形成したインペラーを備えた食品
攪拌装置、この食品攪拌装置が設けられたカップ式飲料
自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スタンドカフェ、喫茶店およびフ
ァーストフーズなど業務用コーヒーマシンによるフォー
ミングミルクを使用した飲料(カプチーノ、カフェラテ
など)が利用者の嗜好の多様化により増加している。業
務用コーヒーマシンでは、蒸気式、空気巻き込み式ノズ
ルなどが知られているが、カップ式自動販売機において
も、コーヒーの上に泡立ちクリームを載せたカプチー
ノ、カフェラテといわれるコーヒーが販売されるように
なってきた。しかし、従来の自動販売機におけるカプチ
ーノ、カフェラテの生成方法は、インスタントコーヒー
と発泡性のクリーミングパウダーを予めミックスした原
料を使用しており、溶解時に発泡性クリームが発泡し、
かろうじてコーヒー表面を泡で覆う程度のものであり、
利用者を満足させることができなかった。
【0003】また、従来の他のカプチーノ、カフェラテ
の生成方法は、独立した泡立て用ミキシングボールを使
用した攪拌装置や、スクリュー式や、パドル式などのイ
ンペラーを用いて撹伴を行い、クリームパウダーを泡立
て、ノズルを通して、別途、調理したコーヒーに泡を載
せ、カプチーノ、カフェラテを生成していた。
【0004】しかし、この従来の生成方法では、クリー
ムパウダーを攪拌して生成するが、空気の巻き込みが不
十分であり泡立ちが十分でなく、泡の形状も荒く、ま
た、でき上がったホイップクリームの条件が良いほど
(形状、泡立ち)、流動性が悪くなり、ノズルを通り難
くなる。このためコーヒー専門店、本場イタリア、シア
トルなどで販売されているカプチーノ、カフェラテのよ
うな全体の1/2〜1/4がきめ細かい泡のホイップク
リーム(フォーミングクリーム)を生成できなかった。
また、衛生管理、メンテナンス上でも問題であった。
【0005】そこで、きめ細かい泡のホイップクリーム
を生成できるカップ内攪拌装置およびこれを具備したカ
ップ式飲料自動販売機が要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
を考慮してなされたもので、きめ細かい泡のホイップク
リームを生成できる食品攪拌装置、これを具備したカッ
プ式飲料自動販売機および食品攪拌装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、回転駆動手段により
回転される攪拌軸と、この攪拌軸に設けられ間隙を有し
てコイル形状に巻回された線材を円環状に形成したイン
ペラーと、このインペラーを進退させる進退手段と、前
記インペラーの回転および進退を制御する制御手段とを
有し、前記攪拌軸は剛性を有する部材と、この剛性を有
する部材と前記インペラー間に設けられ弾性を有する部
材とからなり、前記インペラーが前進した状態で食品が
収納された容器内に入れて回転させて食品を攪拌するこ
とを特徴とする食品攪拌装置であることを要旨としてい
る。
【0009】本願請求項2の発明では、前記インペラー
の円環の外径は、このインペラー挿入位置における容器
の内径に対して、0.3〜0.6であり、前記インペラ
ーの容器への挿入時、インペラーの下面の位置が容器の
底面から2〜10mmの範囲にあることを特徴とする請
求項1に記載の食品攪拌装置であることを要旨としてい
る。
【0010】本願請求項3の発明は、回転駆動手段によ
り回転される攪拌軸と、この攪拌軸に設けられ間隙を有
してコイル形状に巻回された線材を円環状に形成したイ
ンペラーと、このインペラーを昇降させる昇降手段と、
前記インペラーの回転および昇降を制御する制御手段と
を有し、前記攪拌軸は剛性を有する部材と、この剛性を
有する部材と前記インペラー間に設けられ弾性を有する
部材とからなり、インペラーが下降した状態でインペラ
ーをクリームパウダーが収納されたカップ内に入れて回
転させてホイップクリームを生成することを特徴とする
食品攪拌装置であることを要旨としている。
【0011】本願請求項4の発明では、前記インペラー
の円環の外径は、このインペラー挿入位置における容器
の内径に対して、0.3〜0.6であり、前記インペラ
ーの容器への挿入時、インペラーの下面の位置が容器の
底面から2〜10mmの範囲にあることを特徴とするこ
とを特徴とする請求項3に記載の食品攪拌装置であるこ
とを要旨としている。
【0012】本願請求項5の発明では、前記攪拌軸は、
回転用モータ軸の軸心に対して取付手段を含むインペラ
ーの重量がアンバランスになるように取り付けられてい
ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に
記載の食品攪拌装置であることを要旨としている。
【0013】本願請求項6の発明では、前記インペラー
は、攪拌軸を回転させるモータ軸の軸心に偏心して取り
付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれか1項に記載の食品攪拌装置であることを要旨とし
ている。
【0014】本願請求項7の発明では、飲料原料と飲用
液体とで飲料を生成する飲料生成手段と、回転駆動手段
により回転される攪拌軸とこの攪拌軸に設けられ間隙
を有してコイル形状に巻回された線材を円環状に形成し
たインペラーとこのインペラーを進退させる進退手段
と、前記インペラーが前進した状態でインペラーを飲料
が収納されたカップ内に入れて回転させて飲料を泡立て
る食品攪拌手段と、飲料生成手段に飲用液体を供給する
飲用液体供給手段と、前記飲料生成手段、前記食品攪拌
手段および前記飲用液体供給手段の作動を制御する制御
手段とを備え、前記攪拌軸は剛性を有する部材と、この
剛性を有する部材と前記インペラー間に設けられ弾性を
有する部材とからなることを特徴とするカップ式飲料自
動販売機であることを要旨としている。
【0015】本願請求項8の発明は、コーヒー原料と湯
とでコーヒーを生成するコーヒー生成手段と、回転駆動
手段により回転される攪拌軸とこの攪拌軸に設けられコ
イル形状に巻回された線材を円環状に形成したインペラ
ーとこのインペラーを昇降させる昇降手段と、前記イン
ペラーの回転および昇降を制御する制御手段と、インペ
ラーが下降した状態でインペラーをクリームパウダーが
収納されたカップ内に入れて回転させてホイップクリー
ムを生成するホイップクリーム生成手段と、コーヒー生
成手段に給湯する給湯手段と、前記コーヒー生成手段、
前記ホイップクリーム生成手段および前記給湯手段の作
動を制御する制御手段とを備え、前記攪拌軸は剛性を有
する部材と、この剛性を有する部材と前記インペラー間
に設けられ弾性を有する部材とからなることを特徴とす
るカップ式コーヒー自動販売機であることを要旨として
いる。
【0016】本願請求項9の発明では、前記攪拌軸は、
回転用モータ軸の軸心に対して取付手段を含むインペラ
ーの重量がアンバランスになるように取り付けられてい
ることを特徴とする請求項7または8に記載のカップ式
コーヒー自動販売機であることを要旨としている。
【0017】本願請求項10の発明では、前記インペラ
ーは、攪拌軸を回転させるモータ軸の軸心に偏心して取
り付けられていることを特徴とする請求項7または8に
記載のカップ式コーヒー自動販売機であることを要旨と
している。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係わる食品攪拌装置およ
びカップ式飲料自動販売機の実施形態について図面を参
照して説明する。
【0026】図1は本発明に係わるカップ式飲料自動販
売機、例えば、カップ式コーヒー自動販売機の概念図で
ある。
【0027】図1に示すように、本発明に係わるコーヒ
ー自動販売機1は、飲料原料、例えば、コーヒー原料お
よび飲用液体、例えば、湯とでコーヒーを生成するコー
ヒー生成手段2と、コーヒーの味覚を増すために添加さ
れる副原料を供給する副原料供給手段3と、副原料の食
品を攪拌する食品攪拌手段、例えば、クリームパウダー
をホイップクリームにするホイップクリーム生成装置4
と、コーヒー生成手段2およびホイップクリーム生成装
置4に給湯する給湯手段5と、コーヒー生成手段2、副
原料供給手段3、ホイップクリーム生成装置4、飲用液
体供給手段、例えば、給湯手段5およびカップ搬送手段
6の作動を制御する制御手段7とを備えている。
【0028】飲料原料を攪拌し、カップ式飲料自動販売
機により販売するのに適する飲料としては、カプチー
ノ、カフェラテ、ココア、ポタージュスープなどがあ
る。
【0029】コーヒー生成手段2は、コーヒー豆粉末と
湯とを用いてコーヒー液を抽出するタイプのもので、レ
ギュラーコーヒーのコーヒー豆を種類別に収納する複数
のコーヒー豆キャニスタ21を有し、これら各キャニス
タ21から定量のコーヒー豆がコーヒーミル22に送り
出され、コーヒーミル22で粉末状に挽かれたコーヒー
粉がブルワー23に送り込まれ、ブルワー23で給湯手
段5からの湯水と混合されてコーヒー液が濾過抽出さ
れ、抽出されたコーヒー液が調理ステーション8に置か
れた容器、例えば、カップCに供給されるようになって
いる。なお、予めコーヒー豆を挽いて粉末にしたコーヒ
ー豆粉末を用いる場合には、コーヒー生成手段にコーヒ
ーミルを設ける必要がなく、また、抽出済みのコーヒー
粉末を用いるいわゆるインスタントコーヒーを供給する
場合には、さらに、ブルワーを設ける必要がなく、コー
ヒー粉末供給手段と給湯手段でコーヒー生成手段を形成
してもよい。
【0030】副原料供給手段3は、コーヒーの副原料、
例えば、砂糖を収納する砂糖キャニスタ31、クリーム
パウダーを収納するクリームキャニスタ32およびシナ
モンフレーバーなどを収納するトピングフレーバキャニ
スタ33を有し、さらに、各キャニスタ31、32、3
3の下方には、副原料の供給を迅速に行うため、カップ
一杯分に必要な副原料を一時的に保留する一時保留装置
31a、32a、33aが設けられており、カップCが
これら一時保留装置31a、32a、33aの下方に位
置したときに、一杯分に必要とされる副原料をカップC
に供給するようになっている。
【0031】ホイップクリーム生成装置4は、食品攪拌
手段としての食品攪拌装置の一例であり、ホイップクリ
ーム生成手段としての具体的な装置であり、図1および
図2に示すように、回転駆動手段としてのDCモータの
軸駆動モータ41により回転され剛性を有する攪拌軸4
2と、この攪拌軸42に設けられクリームパウダーを攪
拌するインペラー43と、このインペラー43を進退、
例えば、昇降させる昇降手段44とを有している。本食
品攪拌装置は、ホイップクリーム生成装置4としてクリ
ームパウダーを攪拌してホイップクリームを生成できる
ほか、ココアの泡立て、さらに、ポタージュスープ、お
汁粉など原料溶解性が良くない食品を攪拌するのにも最
適である。
【0032】この昇降手段44は、プーリ44p、4
4p間に張設されたベルト44bと、このベルト44
bを、プーリ44pを介して昇降させDCギアモータ
からなる昇降駆動モータ44mと待機位置センサ(いず
れも図示せず)とスリット付き円板45aと光センサ4
5bからなるエンコーダ用センサ(パルスカウントセン
サ)45とを有している。なお、46はベルト44bに
固着された軸駆動モータ41をベルト44bの昇降によ
りこれに伴なって昇降させるためのガイドロッドであ
る。
【0033】インペラー43は制御手段5によって、印
加電圧を変えて軸駆動モータ41の回転数が制御され、
エンコーダ用センサ45により制御されるパルスカウン
トの移動位置決定方式であり、インペラー43はその昇
降が制御される。
【0034】このインペラー43は、図3および図4に
示すように、線材43aを外径dが4〜8mm、好まし
くは5mm、ピッチpが1.0〜2.5mm、より好ま
しくは1.5〜2.0mmになるように間隙を設けてコ
イル形状に巻回して形成され、さらに、このコイル形状
に巻回された線材43aを外径Dが15〜35mm、よ
り好ましくは20〜30mmに、円環形状に形成されて
いる。一般に自動販売機用紙コップは、その収納容量に
かかわらず底面近傍の内径は概ね等しく、図7に示すよ
うに、インペラー43が位置するカップCの内径Bは概
ね50mmであり、従って、好ましいインペラー43の
外径Dとカップ内径Bとの比(D/B)を0.3〜0.
6に決定することができ、比(D/B)をこのような範
囲にすることにより、きめ細かな泡を発生させ、コーヒ
ー液を混ぜた後の泡の高さを高くできる。また、この比
(D/B)を用いることによって、カップの内径に変更
があっても容易にインペラー43の外径を決定すること
ができる。
【0035】上記ピッチpが1.0mmより小さいと十
分に泡を発生させることができず、2.5mmを超える
と泡が大きくなり、きめ細かな泡を得ることができな
い。また、比(D/B)が0.3より小さいとクリーム
パウダーが収納されたカップの内径との比率が小さくな
って、十分に泡を発生させることができず、泡の高さを
高くできず、また、0.6を超えるとカップの内径との
比率が大きくなって、過度に攪拌され、泡が大きくな
り、きめ細かな泡を得ることができない。
【0036】また、インペラー43は、図3に示すよう
に、取付手段、例えば、取付部材47、ハブ48および
リブ49、49wを介して剛性を有する攪拌軸42に取
り付けられ、さらに、リブ49wは他のリブ49より重
量が大きく(直径が大きく)形成され、回転用モータ4
1の軸心に対してハブ48およびリブ49、49wを含
むインペラー43の重量がアンバランスになるように取
り付けられる。これにより、インペラー43に小さな揺
動(振動)を与えることができる。なお、回転用モータ
41の軸心に対してインペラーの重量がアンバランスに
なるように取り付けられる構造として、図5に示すよう
に、リブ49lの長さを長くして、ハブ48の位置を偏
倚させるようにしてもよく、また、図6に示すように、
取付部材47fを攪拌軸42に偏心して取り付けるよう
にしてもよく、また、攪拌軸をモータ軸に偏心して取り
付けることにより、インペラーをモータ軸に偏心して取
り付けるようにしてもよい。これにより、同様にインペ
ラー43に小さな揺動(振動)を与えることができる。
【0037】取付部材47は、弾性を有し、さらに、リ
ブ49wは他のリブ49より重量が大きく形成されてい
るので、攪拌軸42の回転時、攪拌軸42が剛性を有す
るにもかかわらず、インペラー43に小さな揺動(振
動)を与えることができる。取付部材47の長さ(攪拌
軸42の下端部とインペラー43の水平上面)Lは、取
付部材47の弾性係数にもよるが、0.5〜50mmで
あるのが好ましい。0.5mm未満では取付部材47に
十分な弾性が得られないため、インペラー43に小さな
揺動(振動)を与えることができない。
【0038】給湯手段5は、水道水などの水源から供給
される水を受け入れて所定温度に沸き上げて貯留する湯
タンク51を有し、制御手段5により制御され、この湯
タンク51内の湯がブルワー23および調理ステーショ
ン8に置かれたカップCに適宜供給されるようになって
いる。
【0039】カップ搬送手段6は、カップCを保持する
可動爪部61が設けられた保持部62と、この保持部6
2を平面上XY方向に移動させるXYテーブル63とか
らなり、このXYテーブル63には保持部62をX軸方
向に動かしDCモータのX軸モータ64と、このX軸モ
ータ64により回動し、保持部62をX軸方向に移動さ
せるX軸ベルト(図示せず)が張設されている。また、
このXYテーブル63には保持部62をY軸方向に動か
しDCモータのY軸モータ65と、このY軸モータ65
により回動し、保持部62をY軸方向に移動させるY軸
ベルト(図示せず)が張設されている。
【0040】さらに、カップ搬送手段6はX軸端部限界
センサ、X軸待機位置センサ、X軸攪拌位置センサ、エ
ンコーダ用センサ(パルスカウントセンサ)(いずれも
図示せず)を有し、X軸モータ64およびY軸モータ6
5はエンコーダ用センサにより制御されるパルスカウン
トの移動位置決定方式であり、保持部62はXY方向に
移動できるように制御される。制御手段5により、可動
爪部61によりカップCを保持した保持部62を、多数
のカップCが収納されカップ供給機構9aを有するカッ
プ収納部9、一時保留装置31a、32a、33aの下
方および調理ステーション8の位置に適宜移動して、カ
ップCをこれら所定の位置に搬送することができるよう
になっている。なお、カップ搬送手段には、カップサイ
ズの変更に対応するために、必要に応じて保持部を小さ
な範囲で昇降させるZ軸移動装置を設けてもよい。
【0041】制御手段7は、一般に用いられる制御装置
からなり、図1に示すように、上述したコーヒー生成手
段2のコーヒーミル22、ブルワー23、また、ホイッ
プクリーム生成装置4の軸駆動モータ41と昇降駆動モ
ータ44m、さらに、給湯手段5の給湯弁(図示せ
ず)、X軸モータ64、Y軸モータ65などにそれぞれ
接続され、それら各構成からの信号が制御手段7に入力
されるとともに、それら各構成が制御手段7によって制
御されるようになっている。
【0042】従って、制御手段7によって、カップ搬送
手段6を制御してカップCを所定の場所に位置決めし、
コーヒーミル22の制御を行い、コーヒー豆を最適な粒
度に挽き、また、ブルワー23、給湯手段5を制御し
て、コーヒー粉末から最適な抽出を行い、さらに、上述
のようにインペラー43の回転は軸駆動モータ42を制
御して行われ、インペラー43の昇降と位置決めは、予
め条件出しを行って設置された昇降駆動モータ44mの
回転を制御し、クリームパウダーからホイップクリーム
を生成するようになっている。
【0043】次に本発明に係わるカップ式コーヒー自動
販売機の使用方法について図5に示すカプチーノ生成フ
ロー図および図6カプチーノ生成タイムチャート図に従
って詳細に説明する。
【0044】利用者により硬貨が投入され、コーヒー販
売準備がなされると、利用者は、例えば、カプチーノ/
ホットボタンを選択し、さらに、コーヒー豆選択ボタン
を選択する。
【0045】制御手段7の制御によりカップ搬送手段6
のX軸モータ64を作動させて、可動爪部61を有する
保持部62をカップ収納部9の前方に位置させ、Y軸モ
ータ65を作動させて可動爪部61でカップCを保持状
態にする(ST1)。
【0046】これと同時にクリームキャニスタ32から
クリームパウダーの一時保留装置31aにカップ一杯分
として必要なクリームパウダーを供給し(ST2)、砂
糖キャニスタ31から砂糖の一時保留装置31bにカッ
プ一杯分として必要な砂糖を供給する(ST3)。この
砂糖の一時保留装置31bへの供給は、砂糖の添加を希
望しない場合には行われない。
【0047】カップ供給機構9aを作動させて、1個の
カップCを切り離し、カップ収納部9の可動爪部61に
保持させる(ST4)。
【0048】さらに、カップ搬送手段6を作動させて、
カップCを一時保留装置31a、32aの下方に搬送、
位置させる(ST5)。
【0049】一時保留装置31aに収納されたカップ一
杯分のクリームパウダーと、一時保留装置31bにカッ
プ一杯分に必要な砂糖とをそれぞれ供給する(ST
6)。
【0050】カップ搬送手段6を作動させて、カップC
を保持状態のまま調理ステーション8の位置に搬送(S
T7)。
【0051】コーヒー豆キャニスタ21からカップ1杯
分に必要なコーヒー豆をコーヒーミル22に供給する
(ST8)。
【0052】コーヒーミル22のミルモータが回転し、
コーヒー豆をコーヒー粉末に挽く。
【0053】コーヒーミル22によって挽かれたコーヒ
ー粉末をそのままコーヒーミル22の下方に設けられた
ブルワー23に供給する(ST9)。
【0054】ある程度コーヒー粉末がブルワー23に貯
まった状態でコーヒー粉末を供給しながら、湯タンク5
1から抽出湯を給湯しコーヒーの抽出を継続する(ST
10)。
【0055】抽出されたコーヒー液(抽出液)を排出す
ることなくブルワー23にとどめて所定時間むらしを行
う(ST11)。
【0056】このむらし工程により、こくのあるコーヒ
ー液を抽出できる。
【0057】一方、ST6で必要なクリームパウダーと
砂糖が供給され、ST7で調理ステーション8に位置し
たカップCにパウダー調理湯を給湯する(ST12)。
【0058】湯量はカップCに供給されるコーヒー液を
減じることがないように、できるだけ少ない方が好まし
く、30〜50cc程度供給する。
【0059】この給湯と同時にホイップクリーム生成装
置4のインペラー43を下降させる(ST13)。
【0060】インペラー43の降下は、昇降手段44の
昇降駆動モータ44mを回転させてベルト44bを回動
させ、さらに、このベルト44bに固着された軸駆動モ
ータ41をガイドロッド46に沿って降下させ、軸駆動
モータ41に取り付けられた攪拌軸42およびこの攪拌
軸42の下端に設けられたインペラー43を降下させ
る。
【0061】図2および図10に示すように、インペラ
ー43の降下位置は、昇降駆動モータ44mに設けられ
たスリット付き円板45aとエンコーダ用センサ45に
より昇降駆動モータ44mの回転数をカウントして昇降
駆動モータ44mを制御することによって行われる。こ
の降下時のインペラー(平面下面高さ)43のカップC
の底面からの高さは、2〜10mmが好ましく、2〜6
mmがより好ましい。上記ST12のように給湯量は3
0〜50cc程度であるので、インペラー43の高さは
2〜10mmにすれば、攪拌中にインペラー43が露出
することなく効率よくクリームパウダーを攪拌できる。
2mm以下であると、カップ底面の変形などによりイン
ペラー(平面下面高さ)43に接触し、十分な攪拌がで
きず、10mmを超えるカップ底面に存在する原料を十
分な攪拌できなくなる。
【0062】軸駆動モータ41を作動、攪拌軸42を回
転させて、インペラー43を回転させ、インペラー43
によりクリームパウダーを1次攪拌し、クリームパウダ
ーを泡立てる(ST14)。
【0063】軸駆動モータ41を停止させて、インペラ
ー43を所定時間停止させる(ST15)。
【0064】再び、軸駆動モータ41を作動、攪拌軸4
2を回転させて、インペラー43を回転させ、インペラ
ー43によりクリームパウダーを2次攪拌する(ST1
6)。
【0065】ST14およびST16の攪拌工程におい
て、クリームパウダーを攪拌するインペラー43は間隙
を有してコイル形状に巻回された線材43aを円環状に
形成されているので、クリームパウダーは十分に攪拌さ
れパウダー調理湯と混じり合い、さらに、先の攪拌工程
で発生した大きな泡を次の攪拌工程で粉砕しきめ細かな
泡のホイップクリームを生成でき、その泡の高さも高く
できる。
【0066】さらに、ピッチpが1.0〜2.5mmで
あるので、きめ細かな泡を得ることができ、また、種々
の容量のカップ内径Bに対しても比(D/B)を0.3
〜0.6とすることにより、インペラー43の外径Dと
使用される多くの種類のカップ内径Bとの比率(D/
B)を0.3〜0.6に保てて、きめ細かく泡立ち、泡
の高さの高いホイップクリームができる。また、既存の
インペラーで攪拌しにくい原料(溶け残りが発生し易い
原料)、例えば、ココアなどのホイップ感を必要とする
原料でも、短時間で確実に溶解させることができる。さ
らに、ST15で攪拌を停止し、ST14とST16と
のホイップクリームの2段階攪拌を行うことにより、ホ
イップクリームの泡はきめ細かくなり、泡持ちを良く、
泡の高さを高くすることができる。生成時間を短縮する
ために、2次攪拌を行わない方法も考えられるが、この
場合には泡が多少大きくなる。この2段階攪拌は上記ホ
イップクリーム生成装置4によるのが好ましいが、この
2段階攪拌にはいかなる攪拌手段を用いてもよく、例え
ば、スチーム式、スクリューインペラー方式などであっ
てもよい。
【0067】ST13とは逆に、昇降手段44の昇降駆
動モータ44mを回転させてベルト44bを回動させ、
さらに、このベルト44bに固着された軸駆動モータ4
1をガイドロッド46に沿って上昇させ、軸駆動モータ
41に取り付けられた攪拌軸42およびこの攪拌軸42
の下端に設けられたインペラー43を上昇させる(ST
17)。
【0068】インペラー43の上昇後、ST10で抽出
され、ST12でむらされたコーヒー液(抽出液)をブ
ルワー23から排出して、泡立ったホイップクリームが
下部に収納されたカップCにコーヒー液を供給する(S
T18)。
【0069】泡立ち軽量なホイップクリームはカップC
内でコーヒー液の上になり、コーヒー液にホイップクリ
ームが載ったコーヒーができ上がる。
【0070】このようにきめ細かな泡を発生させること
ができるので、泡は軽く、ホイップクリームが入ったカ
ップCに後からコーヒー液を供給しても確実にホイップ
クリームが上になる。従って、ホイップクリーム生成用
に別個の容器を用いることなく、カップCを利用してホ
イップクリームを生成できるので、コーヒー自動販売機
の構造を簡素化できる。
【0071】シナモンフレーバーなどのトピングフレー
バキャニスタ33からカップ1杯分に必要とされるシナ
モンフレーバーを一時保留装置33aに供給する(ST
19)。
【0072】一方、カップ搬送手段6によりカップCを
32の下方に搬送して位置させる(ST20)。
【0073】一時保留装置33aからカップCにシナモ
ンフレーバーを供給する(ST21)。
【0074】カップC内でカプチーノ/ホットができ上
がる。
【0075】カップ搬送手段6によりカプチーノ/ホッ
トが入ったカップCを調理ステーション8に搬送する
(ST22)。
【0076】利用者は販売口扉を開放して、カップCを
取り出し、販売は完了する(ST23)。
【0077】なお、カップCの搬送を完了したカップ搬
送手段6は退去し所定の場所で待機する。また、カプチ
ーノ/ホット生成工程中、または工程後、適切なタイミ
ングで、ブルワー、インペラー等の洗浄を行う。
【0078】なお、上述したカプチーノ/ホットの生成
工程では、2段階でクリームパウダーを攪拌してホイッ
プクリームを生成した後、抽出されたコーヒー液(抽出
液)を供給したが、図9に示すように、クリームパウダ
ーの1次攪拌を終了した後、コーヒー液を供給しながら
攪拌して、クリームパウダーの2次攪拌を行えばカフェ
ラテ/ホットを生成することができる。クリームパウダ
ーの2次攪拌とこのクリームパウダーとコーヒー液の攪
拌を同時にできるので、カフェラテ/ホット生成時間を
短縮することができる。また、クリームパウダーの2次
攪拌終了後にコーヒー液を供給しながら攪拌してもカフ
ェラテ/ホットを生成することができる。
【0079】また、1次クリームパウダーの攪拌時およ
び2次攪拌時等適宜のタイミングで氷を供給すれば、カ
プチーノ/コールド、カフェラテ/コールドも生成する
ことができる。
【0080】
【実施例】試験1: 本発明に係わる食品攪拌装置に用
いられ、図3および図4に示すような構造を有し、表1
に示すような外径を変えた(内径比)インペラーを用
い、表2に示すような条件と図10および図11に示す
ような方法で泡の発生状態を調べる。なお、容器はコッ
プの容量によって底面近傍の形状が大きく変わらないの
で、代表的に9oz用カップを用い、表1に示すような
調理条件で試験を行った。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】 D=50mm、ピッチP=1.5(mm)、取付部材長
さL=1(mm)、H=4mmとした。
【0083】結果1: 表3に示す。
【0084】
【表3】
【0085】・実施例1では、いずれの条件において
も、好ましい泡の高さ25mm以上になり、4回の平均
でも28mmとなることがわかった。 ・実施例2では、4回共35mmを超え、特に一回目で
は40mmに達し、良好な結果が得られることがわかっ
た。 ・実施例3では、いずれの条件においても、好ましい泡
の高さ25mm以上になり、4回の平均でも29mmと
なることがわかった。 ・従来例は4回共、10mmで好ましい泡の高さ25m
m以上にならないことがわかった。 ・比較例1および比較例2は共に、平均値が好ましい泡
の高さ25mm以上にならないことがわかった。
【0086】試験2: 実施例2を用い、図10に示す
ような方法によりインペラーの容器底面からの高さを変
えて泡の高さを調べる。
【0087】結果2: 表4に示す。
【0088】
【表4】
【0089】・インペラーの高さが2〜10mmの範囲
では、いずれも好ましい泡の高さ25mm以上を超え、
特に4mmでは、37.3mmに達した。 ・これに対して1mmでは、18mmで好ましい泡の高
さ25mmに達せず、また、インペラーがカップ底面に
あたることがあり、実用上問題があることがわかった。 ・また、15mmでは、21.5mmで好ましい高さに
達しないことがわかった。
【0090】試験3: 実施例2を用い、図5に示すよ
うにインペラーを1mm偏心させ泡の高さを調べる。
【0091】結果:表5に示す。
【0092】
【表5】
【0093】・偏心させることにより、安定した泡の高
さを得られることがわかった。
【0094】
【発明の効果】本発明に係わるカップ内攪拌装置、これ
を具備したカップ式自動販売機によれば、きめ細かい泡
の飲料を生成できる食品攪拌装置、これを具備したカッ
プ式飲料自動販売機を提供することができる。
【0095】すなわち、攪拌軸に設けられ間隙を有して
コイル形状に巻回された線材を円環状に形成したインペ
ラーを有し容器内の食品を攪拌する食品攪拌装置である
ので、食品を効率よく攪拌してきめ細かな泡を立てるこ
とができる。
【0096】また、攪拌軸に設けられ間隙を有してコイ
ル形状に巻回された線材を円環状に形成したインペラー
を有しクリームパウダーが収納されたカップ内に入れて
回転させホイップクリームを生成する食品攪拌装置であ
るので、クリームパウダーは十分に攪拌されパウダー調
理湯と混じり合い、きめ細かな泡のホイップクリームを
生成でき、その泡の高さも高くできる。
【0097】また、インペラーの円環の外径は、このイ
ンペラー挿入位置における容器の内径に対して、0.3
〜0.6であるので、インペラーの外径Dと使用される
多くの種類のカップ内径Bとの比率(D/B)を0.3
〜0.6に保てて、きめ細かく泡立ち、泡の高さの高い
ホイップクリームができる。
【0098】また、インペラーの容器への挿入時、イン
ペラーの下面の位置が容器の底面から2〜10mmの範
囲にあるので、攪拌中にインペラーがカップ底面に当る
ことなく、また、露出することもなく効率よくクリーム
パウダーを攪拌できる。
【0099】また、攪拌軸は剛性を有する部材と、弾性
を有する部材とからなるので、インペラーに小さな揺動
(振動)を与えることができて、効率よくクリームパウ
ダーを攪拌でき、きめ細かく泡立てることができる。
【0100】また、攪拌軸は剛性を有する部材と弾性を
有する部材とからなり、かつ、取付手段を含むインペラ
ーの重量がアンバランスになるように取り付けられてい
るので、インペラーに小さな揺動(振動)を与えること
ができて、効率よくクリームパウダーを攪拌でき、きめ
細かく泡立てることができる。
【0101】また、インペラーは、攪拌軸を回転させる
モータ軸の軸心に対して偏心して取り付けられているの
で、インペラーに小さな揺動(振動)を与えることがで
きて、効率よくクリームパウダーを攪拌でき、きめ細か
く泡立てることができる。
【0102】また、飲料原料と飲用液体とで飲料を生成
する飲料生成手段と、回転駆動手段により回転される攪
拌軸とこの攪拌軸に設けられコイル形状に巻回された線
材を円環状に形成したインペラーとこのインペラーを進
退させる進退手段とを有しインペラーが前進した状態で
インペラーを飲料が収納されたカップ内に入れて回転さ
せて飲料を泡立てる食品攪拌手段と、飲料生成手段に飲
用液体を供給する飲用液体供給手段と、制御手段とを備
えたカップ式飲料自動販売機であるので、カプチーノ、
カフェラテ、ココアなど飲料にきめ細かな泡を立てた飲
料を生成することができ、また、ポタージュスープ、お
汁粉など原料溶解性の悪い飲料においても十分攪拌溶解
でき、自動販売機で販売することができる。
【0103】また、コーヒー原料と湯とでコーヒーを生
成するコーヒー生成手段と、回転駆動手段により回転さ
れる攪拌軸とこの攪拌軸に設けられコイル形状に巻回さ
れた線材を円環状に形成したインペラーとこのインペラ
ーを昇降させる昇降手段とを有しインペラーが下降した
状態でインペラーをクリームパウダーが収納されたカッ
プ内に入れて回転させてホイップクリームを生成するホ
イップクリーム生成手段と、コーヒー生成手段に給湯す
る給湯手段と、制御手段とを備えたカップ式コーヒー自
動販売機であるので、きめ細かく泡立ち、泡の高さの高
いホイップクリームが載ったカプチーノ、カフェラテな
どのコーヒーを生成し、販売することができる。さら
に、泡は軽く、ホイップクリームが入ったカップに後か
らコーヒー液を供給しても確実にホイップクリームが上
になり、ホイップクリーム生成用に別個の容器を用いる
ことなく、カップを利用してホイップクリームを生成で
きるので、コーヒー自動販売機の構造を簡素化できる。
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカップ式飲料自動販売機の概念
図。
【図2】本発明に係わる食品攪拌装置の斜視図。
【図3】本発明に係わる食品攪拌装置に用いられるイン
ペラーの概念図。
【図4】本発明に係わる食品攪拌装置に用いられるイン
ペラーの平面図。
【図5】本発明に係わる食品攪拌装置に用いられるイン
ペラーの他の形成実施例形態の平面図。
【図6】本発明に係わる食品攪拌装置に用いられるイン
ペラーの他の形成実施例形態の概念図。
【図7】本発明に係わるカップ式飲料自動販売機による
カプチーノ生成フロー図。
【図8】本発明に係わるカップ式飲料自動販売機による
カプチーノ生成タイムチャート図。
【図9】本発明に係わるカップ式飲料自動販売機による
カフェラテ生成タイムチャート図。
【図10】本発明に係わる食品攪拌装置の使用状態を示
す概念図。
【図11】本発明に係わる食品攪拌装置を用いた実施例
の試験方法を示す概念図。
【符号の説明】
1 コーヒー自動販売機 2 コーヒー生成手段 3 副原料供給手段 4 ホイップクリーム生成装置 5 給湯手段 6 カップ搬送手段 7 制御手段 8 調理ステーション 9 カップ収納部 9a カップ供給機構 21 コーヒー豆キャニスタ 22 コーヒーミル 23 ブルワー 31 砂糖キャニスタ 32 クリームキャニスタ 33 トピングフレーバキャニスタ 31a、32a、33a 一時保留装置 41 軸駆動モータ 42 攪拌軸 43 インペラー 44 昇降手段 44b ベルト 44p、44p プーリ 44m 昇降駆動モータ 45 エンコーダ用センサ 45a スリット付き円板 45b 光センサ 46 ガイドロッド 47 取付部材 48 ボス 49 ハブ 51 湯タンク 61 可動爪部 62 保持部 63 XYテーブル 64 X軸モータ 65 Y軸モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G07F 13/06 101 G07F 13/06 101 102 102 (56)参考文献 特開 平6−251241(JP,A) 特開 平7−21460(JP,A) 特開 昭62−239296(JP,A) 実開 平4−36948(JP,U) 実開 平7−41685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 43/07 A23C 13/00 A23F 5/40 A47J 31/00 G07F 13/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動手段により回転される攪拌軸
    と、この攪拌軸に設けられ間隙を有してコイル形状に巻
    回された線材を円環状に形成したインペラーと、このイ
    ンペラーを進退させる進退手段と、前記インペラーの回
    転および進退を制御する制御手段とを有し、前記攪拌軸
    は剛性を有する部材と、この剛性を有する部材と前記イ
    ンペラー間に設けられ弾性を有する部材とからなり、
    記インペラーが前進した状態で食品が収納された容器内
    に入れて回転させて食品を攪拌することを特徴とする食
    品攪拌装置。
  2. 【請求項2】 前記インペラーの円環の外径は、このイ
    ンペラー挿入位置における容器の内径に対して、0.3
    〜0.6であり、前記インペラーの容器への挿入時、イ
    ンペラーの下面の位置が容器の底面から2〜10mmの
    範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の食品攪拌
    装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動手段により回転される攪拌軸
    と、この攪拌軸に設けられ間隙を有してコイル形状に巻
    回された線材を円環状に形成したインペラーと、このイ
    ンペラーを昇降させる昇降手段と、前記インペラーの回
    転および昇降を制御する制御手段とを有し、前記攪拌軸
    は剛性を有する部材と、この剛性を有する部材と前記イ
    ンペラー間に設けられ弾性を有する部材とからなり、
    ンペラーが下降した状態でインペラーをクリームパウダ
    ーが収納されたカップ内に入れて回転させてホイップク
    リームを生成することを特徴とする食品攪拌装置。
  4. 【請求項4】 前記インペラーの円環の外径は、このイ
    ンペラー挿入位置における容器の内径に対して、0.3
    〜0.6であり、前記インペラーの容器への挿入時、イ
    ンペラーの下面の位置が容器の底面から2〜10mmの
    範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の食品攪拌
    装置。
  5. 【請求項5】 前記攪拌軸は、回転用モータ軸の軸心に
    対して取付手段を含むインペラーの重量がアンバランス
    になるように取り付けられていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか1項に記載の食品攪拌装置。
  6. 【請求項6】 前記インペラーは、攪拌軸を回転させる
    モータ軸の軸心に偏心して取り付けられていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の食品
    攪拌装置。
  7. 【請求項7】 飲料原料と飲用液体とで飲料を生成する
    飲料生成手段と、回転駆動手段により回転される攪拌軸
    この攪拌軸に設けられ間隙を有してコイル形状に巻
    回された線材を円環状に形成したインペラーとこのイ
    ンペラーを進退させる進退手段と、前記インペラーが前
    進した状態でインペラーを飲料が収納されたカップ内に
    入れて回転させて飲料を泡立てる食品攪拌手段と、飲料
    生成手段に飲用液体を供給する飲用液体供給手段と、前
    記飲料生成手段、前記食品攪拌手段および前記飲用液体
    供給手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記攪拌
    軸は剛性を有する部材と、この剛性を有する部材と前記
    インペラー間に設けられ弾性を有する部材とからなる
    とを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  8. 【請求項8】 コーヒー原料と湯とでコーヒーを生成す
    るコーヒー生成手段と、回転駆動手段により回転される
    攪拌軸とこの攪拌軸に設けられコイル形状に巻回された
    線材を円環状に形成したインペラーとこのインペラーを
    昇降させる昇降手段と、前記インペラーの回転および昇
    降を制御する制御手段と、インペラーが下降した状態で
    インペラーをクリームパウダーが収納されたカップ内に
    入れて回転させてホイップクリームを生成するホイップ
    クリーム生成手段と、コーヒー生成手段に給湯する給湯
    手段と、前記コーヒー生成手段、前記ホイップクリーム
    生成手段および前記給湯手段の作動を制御する制御手段
    とを備え、前記攪拌軸は剛性を有する部材と、この剛性
    を有する部材と前記インペラー間に設けられ弾性を有す
    る部材とからなることを特徴とするカップ式コーヒー自
    動販売機。
  9. 【請求項9】 前記攪拌軸は、回転用モータ軸の軸心に
    対して取付手段を含むインペラーの重量がアンバランス
    になるように取り付けられていることを特徴とする請求
    項7または8に記載のカップ式コーヒー自動販売機。
  10. 【請求項10】 前記インペラーは、攪拌軸を回転させ
    るモータ軸の軸心に偏心して 取り付けられていることを
    特徴とする請求項7または8に記載のカップ式コーヒー
    自動販売機。
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