JPH10143754A - 飲料製造装置 - Google Patents

飲料製造装置

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JPH10143754A
JPH10143754A JP29871996A JP29871996A JPH10143754A JP H10143754 A JPH10143754 A JP H10143754A JP 29871996 A JP29871996 A JP 29871996A JP 29871996 A JP29871996 A JP 29871996A JP H10143754 A JPH10143754 A JP H10143754A
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JP
Japan
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hot water
control
mixing bowl
beverage
amount
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Application number
JP29871996A
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English (en)
Inventor
Takao Nakabayashi
孝夫 中林
Mitsuo Suzuki
光雄 鈴木
Yasuyuki Masuo
泰之 増尾
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication date
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミキシングボウル内でホイップ状物を調合し
た場合であっても、その調合後にミキシングボウル内に
残った泡を的確に洗い流して除去することができる飲料
製造装置を提供する。 【解決手段】 ミキシングボウル1内に所定量の材料と
湯を供給し、この材料と湯をインペラ8を介して撹拌し
てホイップ状物を調合し、この調合したホイップ状物を
流出口4から流出させる第1工程の制御と、この第工程
の制御の後に、ミキシングボウル1内に所定量の湯を供
給し、この湯をインペラ8を介して撹拌し、この撹拌し
た湯を流出口4から流出させる第2工程の制御と、この
第2工程の制御の後に、ミキシングボウル1内に所定量
の湯を供給し、この湯を流出口4から流出させる第3工
程の制御とを実行する制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料の材料と湯
水(湯または水)とを撹拌混合して泡立ったホイップ状
物を調合し、この調合したホイップ状物を所定のカップ
内に供給する飲料製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、飲料嗜好の多様化と相俟って、飲
料自動販売機での多フレーバー化が活発になされ、ホイ
ップ状の単独飲料の要請に加え、ホイップクリーム等の
材料を所望の注出飲料上に上乗せする等して複数の味覚
を味わったり、視覚に訴えながら味覚を得ようとするト
ッピング飲料等も要請されている。
【0003】一般に飲料自動販売機においては、所定の
販売信号に応じてミキシングボウル内に粉末状の飲料の
材料(原料)と湯水を供給し、これら材料と湯水をミキ
シングボウル内のインペラで撹拌混合して所定の飲料を
調合し、この調合した飲料を送出パイプを通してカップ
ステージの上のカップ内に注出し、このカップを介して
飲料を自動販売機の利用者に提供するようにしている。
【0004】ここで、泡立った例えばココア系のホイッ
プ飲料を供給する場合には、そのココア系の材料と湯水
とをミキシングボウル内で撹拌し、この撹拌の動作でそ
の内容物を泡立たせてホイップ状物とし、このホイップ
状物をカップ内に注出してホイップ飲料として自動販売
機の利用者に提供するようにしている。
【0005】また、コーヒー等の一般飲料の上にホイッ
プクリーム等の材料を飲料の一部として乗せるトッピン
グ飲料の場合には、前記ミキシングボウルとは別のミキ
シングボウル内にそのホイップクリーム等の材料と湯水
とを供給し、これら材料と湯水をミキシングボウル内の
インペラで撹拌し、この撹拌でその内容物を泡立たせて
ホイップ状のトッピング材とし、このホイップ状のトッ
ピング材を既にカップ内に注出されている一般飲料の液
面上に送出パイプを通して供給し、トッピング飲料とし
て自動販売機の利用者に提供するようにしている。
【0006】ところで、ホイップ状物を調合するいずれ
の場合においても、ミキシングボウルの内壁面やインペ
ラの表面にはホイップ状物の材料の一部が付着して残る
が、その残液をそのまま放置すると、雑菌が繁殖する恐
れがあり、衛生管理上に問題が生じる。
【0007】そこで、従来においては、材料の調合が終
了した直後に、ミキシングボウル内に一定量の湯水を供
給し、かつインペラを駆動してその湯水を撹拌してミキ
シングボウルの内壁面やインペラの表面に付着している
材料の残液を洗い流すようにしている。
【0008】この洗浄に用いる湯水としては、その浪費
を抑え、また排水処理に伴うメンテナンス作業の煩雑化
を避けるために、カップに供給する湯水の総量のうちの
一部を利用するようにしている。
【0009】すなわち、材料を調合するときには、その
総量から洗浄用として使用する湯水の量を差し引いた量
の湯水をミキシングボウル内に供給し、この湯水で材料
を調合し、その調合した材料をミキシングボウル内から
排出した後に、引き続いてその残りの量の湯水をミキシ
ングボウル内に供給して洗浄用として使用するようにし
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、調合した材料
が泡のほとんど立たない液状である場合には、ミキシン
グボウル内に洗浄用の湯水を供給することによりそのミ
キシングボウルの内壁面やインペラの表面に付着してい
る材料の残液を容易に洗い流すことができる。
【0011】ところが、調合した材料が泡立ち液つまり
ホイップ状物であるときには、ミキシングボウル内に限
られた少量の湯水を供給するだけでは、その泡立ったホ
イップ状物の残液を充分に洗い流すことができない。
【0012】このため、洗浄用の湯水を供給したときに
インペラを回転させ、その湯水を撹拌することが考えら
れるが、しかしインペラを回転させて湯水を撹拌する
と、その湯水が泡立ち、その湯水を排出した後にも泡の
一部がミキシングボウルの内底部の流出口部分や送出パ
イプ内にその流路を塞ぐように停滞し、これが原因でカ
ップ内に湯水がいわゆる後だれとして滴下し、飲料の販
売時間が一般飲料に比較して長引くことになってしま
う。
【0013】飲料の販売時間が長引くことは、自動販売
機の利用者の苛立ちを招くだけでなく、飲料の品位を低
下させ、また販売効率を悪化させる要因となる。さりと
て、泡立ちを抑えるためにインペラを回転させずに、洗
浄用の湯水の割合を増すようにすると、先にカップ内に
注出された飲料と、その後にカップ内に注出される洗浄
用の湯水との間での濃度差が拡大し、カップ内に上下二
層の液層が鮮明に生じ、いわゆる水っぽさが増し、味覚
上の品位が大きく低下してしまう。
【0014】このようなことから、泡立ちのよい材料
(原料)を用いる飲料の製造には、一般飲料に対し販売
時間が長引くことはやむを得ないものとして、他のミキ
シングボウルと区別して組み入れるか、飲料用として用
いられる洗浄湯水を少量使用することに加え、販売数や
販売の頻度等により対象部の洗浄を独立させて販売待機
時を見はからって定期的に洗浄させる等の対処法を用い
ているのが現状であり、何らかの改善が望まれている。
【0015】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、泡立ちの材料を調
合した場合であっても、その調合後にミキシングボウル
内に残った泡を的確に洗い流して除去することができる
飲料製造装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、ミキシングボウル内に飲料の材料
を供給する材料供給手段と、ミキシングボウル内に湯水
を供給する湯水供給手段と、ミキシングボウル内に供給
された材料と湯水とを撹拌してホイップ状物を調合する
撹拌手段とを具備し、前記ミキシングボウル内で調合し
たホイップ状物を流出口を通して流出させる飲料製造装
置において、前記材料供給手段を介してミキシングボウ
ル内に所定量の材料を供給するとともに、前記湯水供給
手段を介してミキシングボウル内に所定量の湯水を供給
し、この材料と湯水を前記撹拌手段を介して撹拌してホ
イップ状物を調合し、この調合したホイップ状物を前記
流出口から流出させる第1工程の制御と、この第1工程
の制御の後に、前記湯水供給手段を介してミキシングボ
ウル内に所定量の湯水を供給し、この湯水を前記撹拌手
段を介して撹拌し、この撹拌した湯水を前記流出口から
流出させる第2工程の制御と、この第2工程の制御の後
に、前記湯水供給手段を介してミキシングボウル内に所
定量の湯水を供給し、この湯水を前記流出口から流出さ
せる第3工程の制御とを連続して実行する制御手段を備
えるようにしたものである。
【0017】飲料の材料としては、飲料の原料、あるい
は一般飲料の液面上に乗せるトッピング材の原料とする
ことができる。そして、第1工程、第2工程、第3工程
の各制御を通じて湯水供給手段を介してミキシングボウ
ル内に供給する湯水の総量をWとしたときに、第1工程
の制御での湯水の供給量を総量Wの40〜50%とし、
第2工程の制御での湯水の供給量を、第1工程の制御で
の湯水の供給量とほぼ同等かそれより少ない量とし、第
3工程の制御での湯水の供給量を総量Wから第1工程お
よび第2工程の各制御で供給した湯量を差し引いた残り
の量とすることが可能である。
【0018】また、第2工程の制御での湯水の供給量が
第1工程の制御での湯水の供給量よりも少ない場合に、
撹拌手段として用いるインペラの回転数を、第1工程の
制御での回転数よりも第2工程の制御での回転数の方が
上回るように制御したり、あるいは第1工程の制御での
湯水の供給量と第2工程の制御での湯水の供給量とがほ
ぼ同等の場合に、撹拌手段として用いるインペラの回転
数を、第1工程の制御での回転数よりも第2工程の制御
での回転数の方が上回るように制御することが可能であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1には自動販売機の機
体内に設けられたこの発明の第1の実施形態に係る飲料
製造装置の構成を示してある。この飲料製造装置は、泡
立ちのよい飲料の材料(原料)を用いてホイップ飲料を
製造する装置で、符号1がミキシングボウルである。こ
のミキシングボウル1の上方には飲料の原料である粉末
状の材料を収容したキャニスター2および温水器3が設
けられている。
【0020】ミキシングボウル1はその底部に流出口4
を有し、この流出口4に送出パイプ5が接続され、この
送出パイプ5の先端に注出ノズル6が取り付けられてい
る。ミキシングボウル1の内底部には、撹拌手段とし
て、撹拌用モータ7で駆動されるインペラ8が前記流出
口4に対向して設けられている。
【0021】キャニスター2はその前面の下部に排出筒
9を有し、この排出筒9の先端部がミキシングボウル1
内に導入されている。キャニスター2の内底部には、材
料供給手段として、例えばスクリュー状の排出体10が
設けられ、この排出体10がキャニスター2の後方部に
設けられた排出用モータ11により駆動されて回転し、
この回転によりキャニスター2内の粉末状の材料が所定
量ずつ前記排出筒9を通してミキシングボウル1内に供
給されるようになっている。
【0022】温水器3には、湯水供給手段として、例え
ば電磁式の給湯バルブ12が設けられ、この給湯バルブ
12から給湯ホース13が導出し、この給湯ホース13
の先端部がミキシングボウル1内に導入されている。
【0023】前記注出ノズル6の下方には排液皿14が
設けられ、この排液皿14の底部に排出口15が形成さ
れている。排液皿14の上方にはカップステージ16が
配置しており、このカップステージ16は水平のX方向
に延びるガイドレール17、およびY方向に延びるガイ
ドレール18を介して水平方向に移動可能に支持され、
図示しない駆動機構を介して自動販売機の機体内の所定
の各ポジション、すなわちカップを受け入れるカップ受
け入れポジション、飲料を受け入れる飲料受け入れポジ
ション、自動販売機の前面に設けられた取出口の内側の
飲料提供ポジション等に順次移送されるようになってい
る。なお、図1の状態は、カップステージ16が飲料受
け入れポジションに配置している状態を示してある。
【0024】図2には、制御回路の構成を示してあり、
20がマイクロコンピュータを内蔵した制御手段として
の制御部で、この制御部20に自動販売機の前面に配設
された飲料選択用のセレクションボタン21…に対する
操作の信号が送られるようになっている。そしてこの信
号の入力に応じて制御部20により撹拌用モータ7、排
出用モータ11、給湯バルブ12が所定のタイミングで
駆動されるようになっている。
【0025】次に、図3に示すタイムチャートを参照し
て飲料の製造動作について説明する。自動販売機の利用
者がホイップ飲料を所望し、これに対応するセレクショ
ンボタン21を操作すると、その信号が制御部20に送
られる。
【0026】そしてこの信号の入力に基づいて、第1工
程の制御として、制御部20により排出用モータ11が
所定時間駆動され、この駆動による排出体10の回転で
キャニスター2内の材料が排出筒9を通してミキシング
ボウル1内に所定量供給され、また給湯バルブ12が所
定時間開放され、この開放により温水器3内の湯が給湯
ホース13を通してミキシングボウル1内に所定量供給
され、さらにこのタイミングに合わせて、撹拌用モータ
7が所定時間駆動され、この駆動によるインペラ8の回
転でミキシングボウル1内の材料と湯とが撹拌混合され
る。なお、材料と湯との撹拌の動作中には、必要に応じ
てその混合液中に砂糖やミルク等の添加物が添加され
る。
【0027】一方、自動販売機の利用者がセレクション
ボタン21を操作したときには、カップステージ16が
カップ受け入れポジションにおいて所定のカップAを受
け入れるとともに、カップステージ16が排液皿14の
上方の飲料受け入れポジションに移動し、飲料の受け入
れを待機する。
【0028】ミキシングボウル1内で材料と湯とが撹拌
されると、その材料中の泡立ち成分により盛んに泡立ち
が生じ、ホイップ状の飲料が調合される。そして所定時
間が経過し、インペラ8の回転が停止すると、ミキシン
グボウル1内のホイップ状の飲料がt1 時間の間に流出
口4から送出パイプ5を通り、注出ノズル6からカップ
ステージ16の上のカップA内に注出され、これにより
第1工程の制御が終了する。
【0029】カップA内に飲料が注出された後、つまり
第1工程の終了後には、これに引き続いて第2工程の制
御として、給湯バルブ12が所定時間開放されるととも
に、撹拌用モータ7が所定時間駆動される。
【0030】そして給湯バルブ12の開放により、ミキ
シングボウル1内に所定量の湯が供給され、この湯が撹
拌用モータ7の駆動によるインペラ8の回転で撹拌さ
れ、この撹拌でミキシングボウル1の内壁面やインペラ
8の表面の各部に付着している飲料の残液が洗浄され、
この後、インペラ8の回転が停止し、この回転の停止に
伴い、t2 時間の間にその洗浄用の湯が流出口4から流
出し、さらにこの湯が送出パイプ5から注出ノズル6を
通してカップステージ16の上のカップA内に注出さ
れ、これにより第2工程の制御が終了する。
【0031】ミキシングボウル1内で洗浄用の湯がイン
ペラ8で撹拌されたときには、飲料の残液中の泡立ちの
成分の影響で泡立ちが生じる。したがってインペラ8の
回転が停止してミキシングボウル1内から洗浄用の湯が
流出してもその泡がミキシングボウル1の内底部の流出
口4の部分や送出パイプ5内に付着して残る。
【0032】第2工程の制御が終了した後には、これに
引き続いて第3工程の制御として、給湯バルブ12が僅
かな時間開放され、この開放により温水器3内の湯が再
度、ミキシングボウル1内に供給される。このとき、イ
ンペラ8は停止しており、したがってミキシングボウル
1内に供給された湯は撹拌されず、ミキシングボウル1
の内壁面やインペラ8の表面を伝わってt3 時間の間に
流出口4および送出パイプ5を通してカップステージ1
6の上のカップA内に注出され、これにより第3工程の
制御が終了する。
【0033】そしてこの第3工程の制御でミキシングボ
ウル1内に供給された湯により、ミキシングボウル1の
内底部の流出口4の部分や送出パイプ5内に付着してい
た泡がその湯で洗い流され、したがってミキシングボウ
ル1内や送出パイプ5内が泡のない清浄な状態となり、
このため雑菌の繁殖の恐れがなく、良好な衛生を保つこ
とができる。
【0034】ところで、各工程の制御でミキシングボウ
ル1内へ供給する湯の総量はWである。そして第1工程
の制御のときにミキシングボウル1内に供給する湯量
は、例えばその総量Wの40〜50%とし、また第2工
程の制御のときにミキシングボウル1内に供給する湯量
もそれとほぼ同等の総量Wに対する40〜50%とし、
残りの僅かな量の湯を第3工程の制御でミキシングボウ
ル1内に供給する。
【0035】これにより第2工程の制御での湯量を充分
に確保でき、ミキシングボウル1の内壁面やインペラ8
の表面を有効に洗浄することができる。そして第3工程
の制御での僅かな量の湯でミキシングボウル1の内底部
の流出口4の部分や送出パイプ5内に残っている泡を洗
い流し、素早い泡切れを達成して注出ノズル6からの後
だれを防止することができる。
【0036】第2工程の制御でミキシングボウル1内に
供給する湯量を第1工程の制御でミキシングボウル1内
に供給する湯量よりも少なくすることも可能で、この場
合には、その湯量の減少分を補うように、第2工程の制
御のときのインペラ8の回転数を第1工程の制御のとき
の回転数よりの増大させることが好ましい。
【0037】インペラ8の回転数を増大させると、第2
工程の制御でのミキシングボウル1内への供給湯量が少
なくてもそのインペラ8の回転の勢いでミキシングボウ
ル1の内周上部にまで湯が行き渡り、したがって有効に
ミキシングボウル1内を洗浄することができる。
【0038】また、第1工程の制御でミキシングボウル
1内に供給する湯量と第2工程の制御でミキシングボウ
ル1内に供給する湯量とがほぼ同等の場合においても、
第2工程の制御のときのインペラ8の回転数を第1工程
の制御のときの回転数よりの増大させことも可能で、こ
の場合には第2工程の制御のときにインペラ8の回転の
勢いで湯がさらにミキシングボウル1の内周上部にまで
充分に行き渡り、より一層有効にミキシングボウル1内
を洗浄することができる。
【0039】第2工程の制御のときにミキシングボウル
1内に供給する湯量を、第1工程の制御のときの湯量よ
りも減少させたときには、その減少分だけ第3工程の制
御のときに使用する湯量が増大し、したがってミキシン
グボウル1の内底部の流出口4の部分や送出パイプ5内
に残っている泡をより確実に洗い流し、より速やかな泡
切れを達成して注出ノズル6からの後だれを確実に防止
することができる。
【0040】撹拌動作の停止と次動作のタイミングは飲
料の大半がミキシングボウル1から流出されるまでのタ
イムラグで完全流出を待たずに次動作に移る(後だれ要
因を待つと販売時間の延長につながる)ことでトータル
時間を縮められる。次動作に入っても後だれ分は全てカ
ップAに回収されるので、最終段階の排出時間帯に集約
してこの部分を早める方が効果的である。
【0041】図4にはこの発明の第2の実施形態に係る
飲料製造装置の構成を示してある。この飲料製造装置
は、カップに注出された飲料の上に、飲料の一部として
乗せるホイップ状のトッピング材を製造する装置で、符
号21がミキシングボウルである。このミキシングボウ
ル21の上方には、トッピング材の原料である例えばク
リーム状の材料を収容したキャニスター22および温水
器23が設けられている。
【0042】ミキシングボウル21はその底部に流出口
24を有し、この流出口24に送出パイプ25が接続さ
れ、この送出パイプ25の先端に注出ノズル26が取り
付けられている。ミキシングボウル21の内底部には、
撹拌手段として、撹拌用モータ27で駆動されるインペ
ラ28が前記流出口24に対向して設けられている。
【0043】キャニスター22はその前面の下部に排出
筒29を有し、この排出筒29の先端部がミキシングボ
ウル21内に導入されている。キャニスター22の内底
部には、材料供給手段30が設けられ、この材料供給手
段30がキャニスター22の後方部に設けられた排出用
モータ31により駆動され、この駆動でキャニスター2
2内のクリーム状の材料が所定量ずつ前記排出筒29を
通してミキシングボウル21内に供給されるようになっ
ている。
【0044】温水器23には、湯水供給手段として、例
えば電磁式の給湯バルブ32が設けられ、この給湯バル
ブ32から給湯ホース33が導出し、この給湯ホース3
3の先端部がミキシングボウル21内に導入されてい
る。
【0045】前記注出ノズル6の下方にはカップステー
ジ36が配置しており、このカップステージ36は水平
のX方向に延びるガイドレール37、およびY方向に延
びるガイドレール38を介して水平方向に移動可能に支
持され、図示しない駆動機構を介して自動販売機の機体
内の所定の各ポジション、すなわちカップを受け入れる
カップ受け入れポジション、飲料を受け入れる飲料受け
入れポジション、トッピング材を受け入れるトッピング
材を受け入れポジション、自動販売機の前面に設けられ
た取出口の内側の飲料提供ポジション等に順次移送され
るようになっている。なお、図4の状態は、カップステ
ージ36がトッピング材を受け入れポジションに配置し
ている状態を示してある。
【0046】図5には、制御回路の構成を示してあり、
40がマイクロコンピュータを内蔵した制御手段として
の制御部で、この制御部40に自動販売機の前面に配設
された飲料選択用のセレクションボタン41…に対する
操作の信号が送られるようになっている。そしてこの信
号の入力に応じて制御部40により撹拌用モータ27、
排出用モータ31、給湯バルブ32が所定のタイミング
で駆動されるようになっている。
【0047】次に、図6に示すタイムチャートを参照し
てトッピング材の製造動作について説明する。自動販売
機の利用者がトッピング飲料を所望し、これに対応する
セレクションボタン41を操作すると、その信号が制御
部40に送られる。
【0048】このトッピング飲料の場合は、まずカップ
A内にコーヒーのホイップ状でない一般飲料が供給さ
れ、このカップAがトッピング材受け入れポジションに
移送され、このポジションでトッピング材の受け入れを
待機する。
【0049】この状態において、前記制御部40に送ら
れた信号に基づいて、第1工程の制御として、排出用モ
ータ31が所定時間駆動され、この駆動による材料供給
手段30の動作でキャニスター22内のトッピング材の
材料が排出筒29を通してミキシングボウル21内に所
定量供給され、また給湯バルブ32が所定時間開放さ
れ、この開放により温水器23内の湯が給湯ホース33
を通してミキシングボウル21内に所定量供給され、さ
らにこのタイミングに合わせて、撹拌用モータ27が所
定時間駆動され、この駆動によるインペラ28の回転で
ミキシングボウル21内の材料と湯とが撹拌混合され
る。
【0050】ミキシングボウル21内で材料と湯とが撹
拌されると、その材料の泡立ち成分により盛んに泡立ち
が生じ、ホイップ状のトッピング材が調合される。そし
て所定時間が経過し、インペラ28の回転が停止する
と、ミキシングボウル21内のホイップ状のトッピング
材がt1 時間の間に流出口24から送出パイプ25を通
り、注出ノズル26からカップステージ36の上に待機
しているカップA内の一般飲料の上に注入され、これに
より第1工程の制御が終了する。
【0051】カップA内にトッピング材が注出された
後、つまり第1工程の終了後には、これに引き続いて第
2工程の制御として、給湯バルブ32が所定時間開放さ
れるとともに、撹拌用モータ27が所定時間駆動され
る。
【0052】そして給湯バルブ32の開放により、ミキ
シングボウル21内に所定量の湯が供給され、この湯が
撹拌用モータ27の駆動によるインペラ28の回転で撹
拌され、この撹拌でミキシングボウル21の内壁面やイ
ンペラ28の表面の各部に付着しているトッピング材の
残液が洗浄され、この後、インペラ28の回転が停止
し、この回転の停止に伴い、t2 時間の間にその洗浄用
の湯が流出口24から流出し、さらにこの湯が送出パイ
プ25から注出ノズル26を通してカップステージ36
の上のカップA内に注出され、これにより第2工程の制
御が終了する。
【0053】ミキシングボウル21内で洗浄用の湯がイ
ンペラ28で撹拌されたときには、トッピング材の残液
中の泡立ちの成分の影響で泡立ちが生じる。したがって
インペラ28の回転が停止してミキシングボウル21内
から洗浄用の湯が流出してもその泡がミキシングボウル
21の内底部の流出口14の部分や送出パイプ25内に
付着して残る。
【0054】第2工程の制御が終了した後には、これに
引き続いて第3工程の制御として、給湯バルブ32が僅
かな時間開放され、この開放により温水器23内の湯が
再度、ミキシングボウル21内に供給される。このと
き、インペラ28は停止しており、したがってミキシン
グボウル21内に供給された湯は撹拌されず、ミキシン
グボウル21の内壁面やインペラ28の表面を伝わって
t3 時間の間に流出口24および送出パイプ25を通し
てカップステージ36の上のカップA内に注出され、こ
れにより第3工程の制御が終了する。
【0055】そしてこの第3工程の制御でミキシングボ
ウル21内に供給された湯により、ミキシングボウル2
1の内底部の流出口14の部分や送出パイプ25内に付
着していた泡がその湯で洗い流され、したがってミキシ
ングボウル21の内底部の流出口14の部分や送出パイ
プ25内は泡のない清浄な状態となり、雑菌の繁殖の恐
れがなく、良好な衛生を保つことができる。
【0056】トッピング材を調合する場合には、飲料の
主体を調合する場合に比べて使用する湯量は少ないが、
その各工程の制御でミキシングボウル21内へ供給する
湯の総量をWとしたとき、第1工程の制御のときにはミ
キシングボウル21内に供給する湯量を、例えばその総
量Wの40〜50%とし、第2工程の制御のときにはミ
キシングボウル21内に供給する湯量をそれとほぼ同等
の総量Wに対する40〜50%とし、残りの僅かな量の
湯を第3工程の制御でミキシングボウル21内に供給す
る。
【0057】これにより第2工程の制御での湯量を充分
に確保でき、ミキシングボウル1の内壁面やインペラ8
の表面を有効に洗浄することができる。そして第3工程
の制御での僅かな量の湯でミキシングボウル21の内底
部の流出口14の部分や送出パイプ25内に残っている
泡を洗い流し、素早い泡切れを達成して注出ノズル26
からの後だれを防止することができる。
【0058】第2工程の制御でミキシングボウル21内
に供給する湯量を第1工程の制御でミキシングボウル2
1内に供給する湯量よりも少なくすることも可能で、こ
の場合には、その湯量の減少分を補うように、第2工程
の制御のときのインペラ8の回転数を第1工程の制御の
ときの回転数よりの増大させることが好ましい。
【0059】インペラ8の回転数を増大させると、第2
工程の制御でのミキシングボウル21内への供給湯量が
少なくてもそのインペラ8の回転の勢いでミキシングボ
ウル21の内周上部にまで湯が行き渡り、したがって有
効にミキシングボウル21内を洗浄することができる。
【0060】また、第1工程の制御でミキシングボウル
21内に供給する湯量と第2工程の制御でミキシングボ
ウル21内に供給する湯量とがほぼ同等の場合において
も、第2工程の制御のときのインペラ8の回転数を第1
工程の制御のときの回転数よりの増大させことも可能
で、この場合には第2工程の制御のときにインペラ8の
回転の勢いで湯がさらにミキシングボウル21の内周上
部にまで充分に行き渡り、より一層有効にミキシングボ
ウル21内を洗浄することができる。
【0061】第2工程の制御のときにミキシングボウル
21内に供給する湯量を、第1工程の制御のときの湯量
よりも減少させたときには、その減少分だけ第3工程の
制御のときに使用する湯量が増大し、したがってミキシ
ングボウル21の内底部の流出口14の部分や送出パイ
プ25内に残っている泡をより確実に洗い流し、より速
やかな泡切れを達成して注出ノズル26からの後だれを
確実に防止することができる。
【0062】なお、自動販売機の利用者により他の種類
の飲料がセレクションボタンにより選択された場合に
は、図示しない他のキャニスターからその飲料に対応す
る材料がミキシングボウル内に供給されるとともに、温
水器から湯が、あるいは図示しない水供給手段としての
冷水槽から冷水がミキシングボウル内に供給され、これ
ら飲料の材料と湯または水がインペラを介して撹拌混合
され、この撹拌混合で自動販売機の利用者が所望した飲
料を提供することができるものである。さらこの発明
は、自動販売機を対象とする場合に限らず、通常の飲料
供給装置等を対象として適用することも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ミキシングボウル内でホイップ状物を調合した場合であ
っても、その調合後にミキシングボウル内に残った泡を
的確に洗い流して除去することができ、したがってその
調合後におけるミキシングボウル内を清潔に保って衛生
的に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る飲料製造装置
の構成を示す断面図。
【図2】その飲料製造装置の回路構成を示すブロック
図。
【図3】その飲料製造装置の動作を示すタイムチャー
ト。
【図4】この発明の第2の実施形態に係る飲料製造装置
の構成を示す断面図。
【図5】その飲料製造装置の回路構成を示すブロック
図。
【図6】その飲料製造装置の動作を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…ミキシングボウル 2…キャニスター 3…温水器 4…流出口 7…撹拌用モータ 8…インペラ 10…排出体 11…排出用モータ 20…制御部 21…ミキシングボウル 22…キャニスター 23…温水器 24…流出口 27…撹拌用モータ 28…インペラ 30…材料供給手段 31…排出用モータ 40…制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミキシングボウル内に飲料の材料を供給す
    る材料供給手段と、ミキシングボウル内に湯水を供給す
    る湯水供給手段と、ミキシングボウル内に供給された材
    料と湯水とを撹拌してホイップ状物を調合する撹拌手段
    とを具備し、前記ミキシングボウル内で調合したホイッ
    プ状物を流出口を通して流出させる飲料製造装置におい
    て、 前記材料供給手段を介してミキシングボウル内に所定量
    の材料を供給するとともに、前記湯水供給手段を介して
    ミキシングボウル内に所定量の湯水を供給し、この材料
    と湯水を前記撹拌手段を介して撹拌してホイップ状物を
    調合し、この調合したホイップ状物を前記流出口から流
    出させる第1工程の制御と、 この第1工程の制御の後に、前記湯水供給手段を介して
    ミキシングボウル内に所定量の湯水を供給し、この湯水
    を前記撹拌手段を介して撹拌し、この撹拌した湯水を前
    記流出口から流出させる第2工程の制御と、 この第2工程の制御の後に、前記湯水供給手段を介して
    ミキシングボウル内に所定量の湯水を供給し、この湯水
    を前記流出口から流出させる第3工程の制御とを連続し
    て実行する制御手段を備えることを特徴とする飲料製造
    装置。
  2. 【請求項2】飲料の材料は、飲料の原料であることを特
    徴とする請求項1に記載の飲料製造装置。
  3. 【請求項3】飲料の材料は、一般飲料の液面上に乗せる
    トッピング材の原料であることを特徴とする請求項1に
    記載の飲料製造装置。
  4. 【請求項4】第1工程、第2工程、第3工程の各制御を
    通じて湯水供給手段を介してミキシングボウル内に供給
    する湯水の総量をWとしたときに、 第1工程の制御での湯水の供給量を総量Wの40〜50
    %とし、第2工程の制御での湯水の供給量を、第1工程
    の制御での湯水の供給量とほぼ同等かそれより少ない量
    とし、第3工程の制御での湯水の供給量を総量Wから第
    1工程および第2工程の各制御で供給した湯量を差し引
    いた残りの量とすることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載の飲料製造装置。
  5. 【請求項5】第2工程の制御での湯水の供給量が第1工
    程の制御での湯水の供給量よりも少ない場合に、撹拌手
    段として用いるインペラの回転数を、第1工程の制御で
    の回転数よりも第2工程の制御での回転数の方が上回る
    ように制御することを特徴とする請求項4に記載の飲料
    製造装置。
  6. 【請求項6】第1工程の制御での湯水の供給量と第2工
    程の制御での湯水の供給量とがほぼ同等の場合に、撹拌
    手段として用いるインペラの回転数を、第1工程の制御
    での回転数よりも第2工程の制御での回転数の方が上回
    るように制御することを特徴とする請求項4に記載の飲
    料製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288734A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Sanyo Electric Co Ltd カップ式自動販売機
JP2006334086A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Sanyo Electric Co Ltd ミルクフォーマー及びそれを備えたコーヒー飲料製造装置
JP2009022310A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料提供装置

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Effective date: 20040720