JP4759839B2 - 飲料注出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、お茶、コーヒー等の各種の粉末原料を湯水に溶解して販売する飲料自動販売機や飲料ディスペンサに用いられる飲料注出装置に関し、さらに詳しくは、特にコールド飲料を選択して調製する場合に、粉末原料の溶解性能を高め、良質な飲料を提供できる飲料注出装置に関する。
なお、以下では飲料自動販売機を例にして説明する。
【0002】
【従来の技術】
従来の飲料自動販売機として、お茶、コーヒー等の各種の粉末原料をホットな湯水とともに機内の混合容器(ミキシングボール)に定量投入し、これらを攪拌混合した後にホット飲料として飲料容器(商品カップ)に供給して販売するものが提供され、公知である。
【0003】
さらに、同一機を用いてホット飲料のほか、たとえばアイスティー等のコールド飲料として販売提供する方式のものも提供されている。また、この場合に、コールド飲料を調製販売する方式として、ホット飲料とともに飲料容器に氷を投入し、この氷によってホット飲料をコールド飲料に変えて販売する方式や、機内に冷却装置を装備し、上述のように調製されたホット飲料を飲料容器に注出する途中段階で、当該冷却装置によってホット飲料をコールド飲料に変えて販売する方式のものなどが従来実用化されている。
【0004】
しかしながら、前者の方式では、1回の販売に多量の氷を消費するためにランニングコストが高くなる。また、後者の方式では、ホット飲料を冷却するための冷却装置を別途設けなければならず、自動販売機の製作コストが高くなる等の難点がある。
【0005】
この難点を解消する手段として、コールド飲料を調製販売する場合に、混合容器内であらかじめ少量の湯と定量の粉末原料とを攪拌混合して濃縮液を生成し、その後冷却水を補給して混合容器内でこの冷水と濃縮液とを攪拌混合して飲料を調製するものが、たとえば、実開昭52−163400号公報に開示されている。
【0006】
しかしながら、冷水補給後は飲料が低温となるため、溶解条件の変化等によって濃縮液の生成過程で溶け残りが生じると、冷水補給過程ではこれを溶かすことができない場合が多く、この溶け残りが希釈された飲料とともにそのまま飲料容器に供給されてしまい、良質の飲料が提供できなくなるという課題があった。
【0007】
また、この溶け残りは粘度が高く、ホット飲料販売時に比べて混合容器内や飲料供給管路内に付着しやすく、不衛生になる。このため、サービスマンの手作業による内部清掃や、混合容器内に定期的に湯を溜めて攪拌する自動洗浄が行われていた。
【0008】
この手作業による清掃はきわめて手間がかかり、また上記自動洗浄では、洗浄後の湯を排水バケツに排出するために、容量の大きなバケツを設置する必要があり、飲料自動販売機が大型化してしまう等の課題があった。
【0009】
そこで、本願出願人はこれらの課題を解決すべく、コールド飲料を調製して販売する場合に、冷水を用いつつ粉末原料の溶解性能の向上が図れ、かつ、飲料供給流路内を衛生的に保つことができる飲料自動販売機を提供するに至り、たとえば、特公昭62−37438号公報に開示している。
【0010】
すなわち、この手段は、ミキシングボールに粉末原料と湯水との強制攪拌および液のミキシングボール内貯留保持を行わせる回転羽根を装備するとともに、コールド飲料の調製工程を回転羽根の回転開始後に少量のホットな温水および粉末原料を投入してこれらをミキシングボール内に貯留保持させつつ攪拌混合し、この攪拌混合で得た濃縮液を回転羽根を停止して飲料容器に供給する原料溶解供給工程と、回転羽根の停止後にミキシングボールに冷水を投入し飲料容器に供給する冷水補給工程との2段工程によって調製するようにしたものである。
【0011】
このように、高温の濃縮液は、溶け残りのない状態で飲料供給流路内を流れて飲料容器内に供給され、その後に濃縮液希釈用の冷水によってミキシングボール内が自動洗浄されているため溶け残りが付着しにくく、仮に付着したとしても飲料販売毎に希釈用冷水によって洗浄されるので、衛生的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高温の濃縮液の状態で飲料容器に供給されるため、後の工程で補給される冷水によっても飲み頃の飲料温度に低下させることができない場合があるという課題があった。
【0013】
また、氷を飲料容器内に投入して飲料温度を下げることもできるが、この場合、製氷装置を別途設ける必要があり、コストアップを招いてしまうという課題があった。
【0014】
さらに、残りの冷水を飲料容器に補給して希釈しており、飲料容器内での攪拌は行われていないので、飲料濃度が均一にならないおそれがあり、飲料容器内での攪拌を行うために専用の攪拌器を設けると、コストアップになってしまうという課題があった。
【0015】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コールド飲料を調製する場合に、冷水を用いつつ粉末原料の溶解性能の向上が図れて良質な飲料を提供でき、かつ、飲料供給流路内を衛生的に保つことができる飲料注出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明の請求項1にかかる飲料注出装置は、攪拌手段を有した混合容器と、粉末原料を前記混合容器内に供給する粉末原料供給手段と、冷水を前記混合容器内に供給する冷水供給手段と、温水を前記混合容器内に供給する温水供給手段とを備え、前記混合容器内に供給された前記粉末原料と前記冷水または前記温水とを攪拌混合し、調製された飲料を販売口の飲料容器に供給する飲料注出装置において、前記混合容器は、供給される前記粉末原料以外の液体を前記攪拌手段の攪拌時に当該容器内に飛散させることによって当該容器内を洗浄するとともに、当該洗浄後の液体と当該粉末原料とを攪拌混合して調製した飲料を前記飲料容器に注出するように形成され、コールド飲料の調製工程を、前記冷水の一部を供給して前記攪拌手段を作動した後に前記粉末原料と少量の前記温水とを供給して攪拌混合し濃縮液を作成する濃縮液作成工程と、前記濃縮液作成工程で作成された前記濃縮液に残りの前記冷水を供給し前記混合容器内で前記攪拌手段によって攪拌混合することにより飲料を最終調製する最終調製工程との2段工程に分けて行う制御装置を備えたものである。
【0017】
このように、濃縮液作成工程において粉末原料をまずぬるま湯状態で調製して濃縮液を作り、つぎに最終調製工程において前記濃縮液を冷水で最終希釈調製するようにしたので、粉末原料が溶け易く、溶け残りの生成を防止できるとともに、攪拌時間を短縮でき、飲料の泡立ちを防止できる。したがって、味覚や見栄えを損なうことがなく、良質の飲料を提供することができる。
【0018】
また、混合容器では、飲料調製に使用される冷水および温水を用いて飲料販売毎に内部を自動洗浄できるので、衛生的であり、最終ユーザー(飲料自動販売機の設置者等)の清掃作業労力を軽減できる。
【0019】
また、従来技術のように、高温の温水のみで粉末原料を溶かすのではなく、ぬるま湯状態で溶かしているので、濃縮液の温度が高くなりすぎず、最終調製工程で補給される冷水によって飲料温度を容易に飲み頃の温度に低下させることができる。したがって、従来技術のように、氷を飲料容器内に投入して飲料温度を下げる必要がないため、製氷装置を別途設ける必要がない。
【0020】
また、温水の供給タイミングを濃縮液作成工程における冷水供給工程内とし、冷水の供給量が少ないうちに温水を供給するようにしたので、必要最小限の温水量で高温状態を作ることができ、粉末原料を効率的に溶解することができる。
【0021】
また、この発明の請求項2にかかる飲料注出装置は、混合容器に温水を供給するか否かを選択設定できる切換スイッチを備えたものである。
【0022】
販売する飲料の種類によっては、粉末原料が冷水のみでも十分に溶解するものもあり、このような場合には、あらかじめ切換スイッチにより温水を供給しないように設定することで、不要な温水供給による飲料温度の上昇を容易に防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる飲料自動販売機の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0024】
図1は、この発明の実施の形態にかかる飲料自動販売機を示すブロック図、図2は、飲料の調製工程を示すタイムチャートである。原料容器1は、粉末原料を収容しており、原料吐出装置2によって一定量の粉末原料を混合容器3に供給するように構成されている。この原料容器1および原料吐出装置2は、粉末原料の種類に対応して複数配設されている。
【0025】
混合容器3は、原料容器1から原料吐出装置2を介して供給される粉末原料と、冷却水槽5から冷水電磁開閉装置7を介して供給される冷水と、温水貯蔵容器8から温水電磁開閉装置10を介して供給される温水とを攪拌装置11によって攪拌混合し、飲料を調製するためのものであり、調製された飲料は飲料容器12に供給されるように構成されている。
【0026】
この混合容器3は、飲料の調製に使用される冷水や温水を利用して飲料販売毎に内部を洗浄できるように構成されたミキシングボールであり、たとえば、本願出願人が特開平9−50577号公報において提供した手段にて形成したものである。
【0027】
水供給源4は、冷却水槽5および温水貯蔵容器8が常時一定量の水を貯留できるように供給するものであり、いわゆる水道直結式あるいはカセット給水式にて構成されている。なお、冷却水槽5および温水貯蔵容器8への水の供給は、これらの入口部に配置された図示しない入口弁や流量センサによって制御されるようになっている。
【0028】
冷却水槽5は、螺旋状に配設された冷却パイプ6を有し、その周囲に着氷させることによって冷却パイプ6内の水を約0℃〜1℃に冷却し供給できるように構成したものである。冷水電磁開閉装置7は、混合容器3に一定量の冷水を供給するための電磁弁である。温水貯蔵容器8は、水を加熱する電熱ヒータ9を有し、約94℃の温水を作って貯蔵し、供給できるように構成したものである。温水電磁開閉装置10は、混合容器3に一定量の温水を供給するための電磁弁である。
【0029】
攪拌装置11は、詳細な図示例を省略するが、混合容器3内に供給された粉末原料、冷水および温水を攪拌混合するための回転羽根と、攪拌時に供給される冷水または温水を混合容器3内壁に飛散させ、これによって内壁を洗浄する回転羽根と、これら両回転羽根を回転させるモータとから構成されている。なお、この攪拌機構の回転羽根は、混合容器3に内蔵され、たとえば、上述した特開平9−50577号公報において提供した手段にて形成することができる。
【0030】
制御装置13は、少なくとも原料吐出装置2の原料吐出量、冷却水槽5および温水貯蔵容器8の水量や温度、冷水電磁開閉装置7および温水電磁開閉装置10の開閉、攪拌装置11の攪拌等を制御するものであり、あらかじめ記憶された調製工程プログラムに従って各部を制御するように構成されている。なお、冷水や温水の温度および量、原料吐出量等の制御条件は、あらかじめ実験的に最適条件を求め、上記調製工程プログラムに記憶されている。
【0031】
切換スイッチ14は、温水貯蔵容器8から混合容器3に温水を供給するか否かを設定するためのものである。すなわち、飲料の種類によっては、粉末原料が冷水のみでも十分に溶解するものもあり、このような場合には温水の供給は不要であるので、この切換スイッチ14により温水を供給しないように設定できるようになっている。この切換スイッチ14の設定状態は、上述した制御装置13によって検知されて温水電磁開閉装置10の開閉が制御され、温水の供給が制御される。
【0032】
なお、この飲料自動販売機は、粉末コールド飲料のほか、粉末ホット飲料、白湯、冷水をも飲料容器12に注出できるようになっている。すなわち、粉末ホット飲料を調製する場合には、粉末原料を温水のみで溶解し注出すればよく、白湯の場合は粉末原料を吐出することなく温水のみを注出し、冷水の場合は粉末原料を吐出することなく冷水のみを注出すればよい。
【0033】
つぎに動作について図1および図2に基づいて説明する。冷水粉末飲料の調製工程が本発明の要部であるので、この調製工程についてのみ説明する。また、以下の調製工程では、たとえば、出来上がり時の飲料の量が80ml、温度が10℃以下となるように調製する例を示す。
【0034】
まず、飲料濃縮液調製工程について説明する。図示しない販売スイッチが操作されると、制御装置13は、選択された飲料の種類に応じて、まず冷水電磁開閉装置7を開けて混合容器3に所定量の冷水(たとえば、約0℃〜1℃の冷水34ml)を供給し、攪拌装置11を一定時間動作させてから停止する。
【0035】
そして、制御装置13は、この冷水の供給中に温水電磁開閉装置10を開けて混合容器3に所定量の温水(たとえば、約94℃の温水6ml)を供給するとともに、同時に原料吐出装置2から所定量(たとえば、2g)の粉末原料を吐出する。すなわち、混合容器3に所定量供給された冷水、粉末原料、温水は、攪拌装置11により攪拌混合され、ぬるま湯状態の飲料濃縮液(たとえば、約13℃〜15℃の飲料濃縮液40ml)が作られる。
【0036】
つぎに制御装置13は、冷水電磁開閉装置7を再び開けて混合容器3内の上記濃縮液に所定量の冷水(たとえば、約0℃〜1℃の冷水40ml)を補給するとともに、攪拌装置11を一定時間動作させてから停止する。これにより、ぬるま湯状態の濃縮液が冷却され希釈されて、おいしく飲める温度(たとえば、10℃以下)および濃度に調製される。調製された飲料は、混合容器3から飲料容器12に注出される。以上で1回の販売動作サイクルが終了し、再び販売待機状態となる。
【0037】
なお、販売する飲料の種類によっては、粉末原料が冷水のみでも十分に溶解するものもあり、このような場合には温水の供給は不要であるので、あらかじめ切換スイッチ14により温水を供給しないように設定すればよい。
【0038】
以上のように、この実施の形態にかかる飲料自動販売機によれば、粉末原料をまずぬるま湯状態で調製して濃縮液を作り、これを冷水で最終的に希釈するようにしたので、粉末原料が溶け易く、溶け残りの生成を防止できるとともに、攪拌時間を短縮でき、飲料の泡立ちを防止できる。したがって、味覚や見栄えを損なうことがなく、良質の飲料を提供することができる。
【0039】
また、従来技術のように、高温の温水のみで粉末原料を溶かすのではなく、ぬるま湯状態で溶かしているので、濃縮液の温度が高くなりすぎず、後の工程で補給される冷水によって飲料温度を容易に飲み頃の温度に低下させることができる。したがって、従来技術のように、氷を飲料容器12内に投入して飲料温度を下げる必要がないため、製氷装置を別途設ける必要がない。
【0040】
また、温水の供給タイミングを最初の冷水供給工程内とし、冷水の供給量が少ないうちに温水を供給するようにしたので、必要最小限の温水量で高温状態を作ることができ、粉末原料を効率的に溶解することができる。
【0041】
また、販売する飲料の種類によっては、粉末原料が冷水のみでも十分に溶解するものもあり、このような場合には、あらかじめ切換スイッチ14により温水を供給しないように設定できるので、不要な温水供給による飲料温度の上昇を容易に防止できる。
【0042】
さらに、混合容器3は、飲料の調製に使用される冷水や温水を利用して飲料販売毎に内部を洗浄できるように構成されているので、衛生的であり、最終ユーザー(飲料自動販売機の設置者等)の清掃作業労力を軽減できる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる飲料注出装置(請求項1)によれば、攪拌手段を有した混合容器と、粉末原料を前記混合容器内に供給する粉末原料供給手段と、冷水を前記混合容器内に供給する冷水供給手段と、温水を前記混合容器内に供給する温水供給手段とを備え、前記混合容器内に供給された前記粉末原料と前記冷水または前記温水とを攪拌混合し、調製された飲料を販売口の飲料容器に供給する飲料注出装置において、前記混合容器は、供給される前記粉末原料以外の液体を前記攪拌手段の攪拌時に当該容器内に飛散させることによって当該容器内を洗浄するとともに、当該洗浄後の液体と当該粉末原料とを攪拌混合して調製した飲料を前記飲料容器に注出するように形成され、コールド飲料の調製工程を、前記冷水の一部を供給して前記攪拌手段を作動した後に前記粉末原料と少量の前記温水とを供給して攪拌混合し濃縮液を作成する濃縮液作成工程と、前記濃縮液作成工程で作成された前記濃縮液に残りの前記冷水を供給し前記混合容器内で前記攪拌手段によって攪拌混合することにより飲料を最終調製する最終調製工程との2段工程に分けて行う制御装置を備えたので、濃縮液作成工程におけるぬるま湯状態で粉末原料が溶け易く、溶け残りの生成を防止できるとともに、攪拌時間を短縮でき、飲料の泡立ちを防止できる。したがって、味覚や見栄えを損なうことがなく、良質の飲料を提供することができる。
【0044】
また、混合容器では、飲料調製に使用される冷水および温水を用いて飲料販売毎に内部を自動洗浄できるので、衛生的であり、最終ユーザー(飲料自動販売機の設置者等)の清掃作業労力を軽減できる。
【0045】
また、従来技術のように、高温の温水のみで粉末原料を溶かすのではなく、ぬるま湯状態で溶かしているので、濃縮液の温度が高くなりすぎず、最終調製工程で補給される冷水によって飲料温度を容易に飲み頃の温度に低下させることができる。したがって、従来技術のように、氷を飲料容器内に投入して飲料温度を下げる必要がないため、製氷装置を別途設ける必要がない。
【0046】
また、温水の供給タイミングを濃縮液作成工程における冷水供給工程内とし、冷水の供給量が少ないうちに温水を供給するようにしたので、必要最小限の温水量で高温状態を作ることができ、粉末原料を効率的に溶解することができる。
【0047】
また、この発明にかかる飲料注出装置(請求項2)によれば、混合容器に温水を供給するか否かを選択設定できる切換スイッチを備えたので、販売する飲料の種類によっては、粉末原料が冷水のみでも十分に溶解するものもあり、このような場合には、あらかじめ切換スイッチにより温水を供給しないように設定することで、不要な温水供給による飲料温度の上昇を容易に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる飲料自動販売機を示すブロック図である。
【図2】飲料の調製工程を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 原料容器
2 原料吐出装置
3 混合容器
4 水供給源
5 冷却水槽
6 冷却パイプ
7 冷水電磁開閉装置
8 温水貯蔵容器
9 電熱ヒータ
10 温水電磁開閉装置
11 攪拌装置
12 飲料容器
13 制御装置
14 切換スイッチ
Claims (2)
- 攪拌手段を有した混合容器と、
粉末原料を前記混合容器内に供給する粉末原料供給手段と、
冷水を前記混合容器内に供給する冷水供給手段と、
温水を前記混合容器内に供給する温水供給手段と、を備え、
前記混合容器内に供給された前記粉末原料と前記冷水または前記温水とを攪拌混合し、調製された飲料を販売口の飲料容器に供給する飲料注出装置において、
前記混合容器は、供給される前記粉末原料以外の液体を前記攪拌手段の攪拌時に当該容器内に飛散させることによって当該容器内を洗浄するとともに、当該洗浄後の液体と当該粉末原料とを攪拌混合して調製した飲料を前記飲料容器に注出するように形成され、
コールド飲料の調製工程を、前記冷水の一部を供給して前記攪拌手段を作動した後に前記粉末原料と少量の前記温水とを供給して攪拌混合し濃縮液を作成する濃縮液作成工程と、
前記濃縮液作成工程で作成された前記濃縮液に残りの前記冷水を供給し前記混合容器内で前記攪拌手段によって攪拌混合することにより飲料を最終調製する最終調製工程との2段工程に分けて行う制御装置を備えたことを特徴とする飲料注出装置。 - 混合容器に温水を供給するか否かを選択設定できる切換スイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載の飲料注出装置。
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