JPH10206992A - カメラの描写性能評価装置 - Google Patents

カメラの描写性能評価装置

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JPH10206992A
JPH10206992A JP829097A JP829097A JPH10206992A JP H10206992 A JPH10206992 A JP H10206992A JP 829097 A JP829097 A JP 829097A JP 829097 A JP829097 A JP 829097A JP H10206992 A JPH10206992 A JP H10206992A
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JP829097A
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Masao Asanuma
雅夫 浅沼
Nobuaki Imai
伸明 今井
Koichi Yokozawa
浩一 横沢
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラの撮影レンズの解像力を含めた描写性能
評価を行なうにあたって、熟練作業者の経験に頼らずと
も評価が容易に行なえるようにするとともに、このレン
ズの解像力のみでなく焦点合わせやレンズ駆動量等の評
価も総合的に行なわせることができるようにする。 【解決手段】撮影レンズを通過してきたチャート図を、
一端をカメラの焦点位置に配置された像拡大機能を有す
る光学繊維束4にてCCDカメラ5に入力させ、このC
CDカメラの出力を演算装置6にて演算させ、結像状態
を判定させることにより、レンズの描写性能を評価す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの撮影レン
ズの描写性能を評価する描写性能評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの撮影レンズの描写性
能を評価するに当たっては、解像力評価用のチャート図
が記されたチャート板を検査されるべきレンズのついた
カメラ(被検カメラ)にてフィルムへ撮影し、このフィ
ルムを現像してチャート図の解像力を視覚的に判断する
方法や、MTFを用いて性能評価する方法が知られてい
る。又、このMTF検査装置において固体撮像素子(以
下CCDと称する)を用いることも、特公昭62―35
052号、特公昭64―11887号、特公平1―45
861号、実開昭58―186454号等にて知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記チャート図を撮影
したフィルムの画像を視覚的に判断する方法は、これを
判断する人の技量に頼らざるを得ず熟練作業者でないと
評価できないとか、評価結果にバラツキが出るため信頼
性に欠けるといった不具合を生じていた。更に、当然の
ことながら、フィルムの現像という作業行程を経なけれ
ばならず、非常に面倒なこととなっていた。
【0004】一方、MTF検査装置においてはその出力
結果が曲線グラフであることから、レンズの解像力が規
定範囲内に入っているのか否かが感覚的には理解しずら
く、やはり熟練者の判断に頼らざるを得ないとの不具合
があった。また、カメラの検査に当たってはレンズ解像
力の他に例えばAF(自動焦点)機能の検査やLD(レ
ンズ駆動)量の検査ということも行われるが、MTF検
査装置ではこのAF検査、LD検査等をも兼用させると
いうことは不可能であった。
【0005】上記観点から本出願人は、描写性能評価用
にCCDカメラを用いて、解像度を含めたレンズの描写
性能をデジタル的に出力させ、検査者が明確にレンズの
良否を判定できるような評価装置を特願平9―7170
として出願した。これはカメラの焦点面に磨りガラス状
の光拡散面をもつ焦点板を配置し、これを固体撮像カメ
ラで撮像し、判定手段にて描写性能を判定させるもので
ある。
【0006】しかしこの出願ではコンデンサレンズの一
側に焦点板として、拡散面粒度を1乃至6ミクロン単位
の大きさに、且つムラのないように仕上げた磨りガラス
面状部を設けなければならず、その作成に当たって非常
な困難を伴っていた。又、同じ拡散面状態の磨りガラス
面状部をいくつも作成することはほぼ不可能であり、上
記焦点板付きコンデンサレンズを交換すると見えの状態
が変化してしまうという不具合があった。更にこの焦点
板付きコンデンサレンズの取り扱い時に傷をつけやすい
との不具合があった。
【0007】又、拡散面の粒度が不均一になってしまう
ことから、測定する像限ごとの絶対比較ができない、入
射角が変わる度に焦点板を作成し直さねばならない、セ
ット位置によっては収差が無視できなくなる、といった
不具合も生じていた。
【0008】本発明は、上記不具合に鑑みなされたもの
であって、上述のような精度を要求される焦点板を用い
ずとも解像力を含めたレンズ描写性能の評価を容易に行
ない得るようなカメラの描写性能評価装置を得ることを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、解像
力評価用のチャート図をレンズを通して焦点面に結像さ
せ、この結像を用いてレンズの描写性能を評価するカメ
ラの描写性能評価装置において、一端を光入射面として
上記カメラの焦点面に位置させられるとともに、他端を
光出射面として上記カメラの撮影光軸と平行な状態でカ
メラ後方へ延出させられ、この出射面側の繊維径が入射
面側の繊維径よりも大径とされた光学繊維束と、上記光
学繊維束の他端に一体的に取り付けられた固体撮像素子
と、上記固体撮像素子出力を受け、上記レンズによるチ
ャート図の描写性能を判定する判定手段とを具備してい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図中、1は、望遠状態(以下T状
態と略す)と広角状態(以下W状態と略す)との間で移
動可能な焦点距離可変のズーム撮影レンズ1aとこの撮
影レンズ1aが取り付けられたカメラ本体1bとからな
る被検カメラであり、保持具2aに着脱自在に保持され
た状態で、搬送装置2に取り付けられている。上記カメ
ラ1は保持具2aに取り付けられるに際しては裏蓋(図
示省略)が開かれた状態となっている。
【0011】また、上記カメラ1の撮影レンズ1a前方
には、所定の距離をおいてT状態での描写性能評価用の
チャート板3a及びW状態での描写性能評価用のチャー
ト板3bよりなるチャート板3が、カメラの撮影レンズ
光軸方向に移動自在な状態で配設されている。なお、上
記W用チャート板3bは上記光軸から側方への退避も可
能なようになっている。又このチャート板3には既知の
解像力評価用チャート図等の描写性能評価用図が描かれ
ている。
【0012】一方、上記カメラの焦点面相当位置(フィ
ルムが配置される位置)には、テーパーファイバー・オ
プティック・プレート(Taper−fiber Op
tic Plate)(以下T−FOPと略す)と称さ
れる光学繊維束4の一端4aが、保持具2bに保持され
た状態で配置されている。即ち、この一端4aは撮影レ
ンズ1aを通過してきたチャート画像の入射面となって
いる。一方この光学繊維束4の他端4bには接着剤等の
適宜の固着手段9によりCCD5aが密着状態で貼り付
けられている。上記CCD5aは適宜の接続線5bを介
してCCDカメラの本体5cに接続されている。即ち、
上記CCD5aは市販のCCDカメラ5からこのCCD
部分のみ取り出したものに相当し、本体5cはこのCC
D5aを除いた部分に相当する。更にこのカメラ本体5
cからの出力は、判定手段としての演算装置6を介して
表示装置7へ接続されている。ここで、上記演算装置6
はCCD5aに撮像されたチャート画像を基にレンズの
描写性能をデジタル的な値として出力するようになって
いる。具体的には、この演算装置6では、上記CCD5
aの各セル中における最大出力部分(Bmax)と最小
出力部分(Bmin)とより、 C=(Bmax−Bmin)/(Bmax+Bmin) にてコントラストCを出力するようになっている。表示
装置7はこの演算装置6の出力結果をブラウン管上で表
示したり、プリンタにて印刷したりするものである。
【0013】また、上記光学繊維束4、CCD5a、本
体5cは保持具2bに一体的に保持されて検査ブロック
8を構成しており、この保持具2bはxyz方向及び上
記撮像光軸を中心とした回転方向wに移動自在とされて
いる。
【0014】ここで上記光学繊維束としてのT−FOP
について説明する。Fiber Optic Plat
e(以下FOPと略称する)とは雑誌「テレビジョン学
会技術報告」Vol.14.No.53(Sep.19
90)に記載されているように、光学繊維を束ねてロッ
ド状に構成したものであり、光情報の伝達用部材として
既知のものである。
【0015】この光学繊維は、全長に渡って同じ径に形
成されているものであり、入射側端面に形成された実像
がそのまま出射側端面から出てくる構成となっている。
一方T−FOPとは、この光学繊維の径が入射側と出射
側とで異なるように形成されているものである。即ち、
図2に示すように一端側4aが細径、他端側4bが太径
となるように形成されており、入射側端面としての一端
側4aから入ってきた光学像は、これと異なる大きさで
出射側端面としての他端側4bから出てくるようになっ
ている。
【0016】本実施の形態においては光学繊維の入射側
端面4aの径を3μm.出射側端面4bの径を6μm.
とし、これを束ねた光学繊維束4としては入射側端面4
aが2m.m.出射側端面4bが4m.m.となってい
る。即ち、光学像の大きさをT−FOPを用いることに
より2倍に拡大している。
【0017】上記評価装置においてはまず、被検カメラ
1を保持具2aに保持させ、レンズ焦点距離をW端ある
いはT端等検査したい焦点距離に設定し、これに合わせ
てチャート板3a、あるいは3bの位置を設定する。次
いで上記検査ブロック8を解析すべきチャート図に対応
する位置へ移動させる。このとき、光学繊維束4の入射
端面4aにはチャート図の実像が形成されている。ま
た、上記検査ブロック8はxyz方向及び回転方向wで
移動自在とされていることから、必要とされる部分の像
解析を自由に行なわせることができる。
【0018】次いで、図示しない適宜のスイッチを操作
することにより、検査ブロック8により撮像結果を演算
装置6にて演算させ、描写性能判断のための値として上
記コントラストCに基づく値をデジタル値で出力させ、
これを表示装置7にて表示させる。
【0019】
【発明の効果】上記本発明によれば、レンズ描写性能を
像の結像状態を表す値としてデジタル値で出力させるこ
とから、検査者が明確にレンズの良否を判定でき、更
に、任意の位置での検査も可能とすることができる。
又、レンズ解像力判定のみにとどまらず、コントラスト
の大小と合焦度合いとは対応関係にあるとの観点から、
AFやLDといったカメラの光学的性能の良否の判定に
も利用することができ、1台の評価装置で総合的にカメ
ラレンズの描写性能を評価させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシステムを示すブ
ロック図
【図2】上記実施の形態における光学繊維束を示す図。
【符号の説明】
1 被検カメラ 2 搬送装置 3 チャート板 4 光学繊維束 5 CCDカメラ 6 演算装置 7 表示装置 8 検査ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】描写性能評価用のチャート図をレンズを通
    して焦点面に結像させ、この結像画像を用いてレンズの
    描写性能を評価するカメラの描写性能評価装置におい
    て、 一端を光入射面として上記カメラの焦点面に位置させら
    れるとともに、他端を光出射面として上記カメラの撮影
    光軸と平行な状態でカメラ後方へ延出させられ、この出
    射面側の繊維径が入射面側の繊維径よりも大径とされた
    光学繊維束と、 上記光学繊維束の他端に一体的に取り付けられた固体撮
    像素子と、 上記固体撮像素子出力を受け、上記レンズによるチャー
    ト図の描写性能を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とするカメラの描写性能評価装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106406020A (zh) * 2016-10-25 2017-02-15 北京小米移动软件有限公司 自动对焦测试装置

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