JP3344767B2 - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JP3344767B2 JP11029593A JP11029593A JP3344767B2 JP 3344767 B2 JP3344767 B2 JP 3344767B2 JP 11029593 A JP11029593 A JP 11029593A JP 11029593 A JP11029593 A JP 11029593A JP 3344767 B2 JP3344767 B2 JP 3344767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象を画像化して観察
を行う顕微鏡に係わり、特に画像観察の視野と接眼観察
の視野とを一致させつつ画像入力部(以下、TVカメラ
という)に至る光路長を短くして小型化を図る顕微鏡
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、対象の顕微鏡像を画像観察する
分野では、例えば複数の光路上に個別にTVカメラ及び
写真装置を配置し、入射光を所望の光路に分配して画像
観察を行う顕微鏡が広く用いられている。
【0003】また、この種の顕微鏡に適用される入射光
の分配機構は、例えば特開昭60−53915号公報及
び実開平4−12615号公報に開示されている。
【0004】図4はこの種の分配機構が適用された顕微
の光学系を説明するための光路図である。この光学系
は、観察光の光路1上に反射面2aを有する光路切換部
材2を進退可能に有し、光路切換部材2が観察光の光路
1上に配置されないとき、観察光が第1の写真接眼レン
ズ3を介して写真装置4に至る第1のカメラ光路5を形
成している。
【0005】一方、光路切換部材2が観察光の光路1上
に配置されたとき、光路切換部材2に反射された観察光
は2つの光路長補正レンズ6a,6b及び反射ミラー7
により光路が延長されて第1の写真接眼レンズ3に並設
された第2の写真接眼レンズ3′に出射され、且つ、こ
の第2の写真接眼レンズ3′後方の写真撮影装置取付部
に取付けられたTVカメラ取付具8を介してTVカメラ
9に至る第2のカメラ光路10を形成している。なお、
TVカメラは小型の撮像素子(図示せず)を内蔵し、T
Vカメラ取付具8は該撮像素子に撮影されるTV画面の
視野を接眼観察の視野に一致させるように高縮小倍率を
有する光学素子8aを内蔵している。
【0006】このように、各カメラ光路5,10上の第
1及び第2の写真接眼レンズ3,3′の後段にTVカメ
ラ及び写真装置を適宜選択して取付けることにより、画
像観察と写真撮影又は2台のTVカメラによる同一視野
の画像観察を可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような顕微鏡では、TV画面の視野を接眼観察の視野に
一致させるためにTVカメラ取付具8を第2の写真接眼
レンズ3′の後段に取付ける必要があることから、装置
全体が大型化する問題がある。
【0008】また、第2のカメラ光路10に設けた光路
長補正レンズ6a,6bは、収差が大きくなる写真接眼
レンズ3′側で光路長を延長すると共に、最終段の焦点
位置6bf を第2の写真接眼レンズ3′の前側焦点位置
3′f に合わせるように設計する必要があるので、レン
ズ設計に手間が掛かる問題がある。
【0009】さらに、高価な写真接眼レンズ3,7
3’をカメラ光路5,10の数だけ備えるので、装置全
体が高騰化する問題がある。本発明は上記実情を考慮し
てなされたもので、光路長を短くし、小型化及び低廉化
を図り得る顕微鏡を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の顕微鏡は、複数の光路のうち、少なくとも1
つの光路上に、対象からの観察光を受光する受光手段が
配置され、前記観察光を前記各光路のうちのいずれかに
分配することが可能な鏡筒本体を備え前記鏡筒本体
は、前記観察光を反射させて前記受光素子が配置された
光路に分配する反射光学系と、前記反射光学系より前段
の対物レンズに近づけるように配置され、前記観察光を
前記反射光学系に向けて収束する縮小光学系と、前記
察光に対して前記縮小光学系を前記反射光学系とを一体
的に切換可能な光路切換手段と、を備えたものである。
また、本発明の顕微鏡の鏡筒本体は、前記縮小光学系と
は別に縮小光学系を有する光路調整手段を、前記反射光
学系の前段に全て備えていることが好ましい。更に、本
発明の顕微鏡の受光手段は、撮像素子であることが好ま
しい。
【0011】
【作用】従って、本発明の顕微鏡においては、光路切換
手段によって入射光を収束するように屈折する収束光学
系と、入射光を反射させて受光手段が配置された光路に
分配する反射光学系とを、入射光に対して一体的に切換
可能にしたので、光路長を短くすることができ、小型化
及び低廉化を図ることができる。さらに、本発明の顕微
鏡において、縮小光学系を有する光路調整手段を反射光
学系の前段又は後段に備えたことで、より一層の小型化
を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る顕微鏡
の光学系を模式的に説明するための光路図であり、図2
はこの顕微鏡に適用される鏡筒の構成を示す光路図であ
る。
【0013】この鏡筒は、鏡筒本体11がカメラ光路入
射口12とカメラ光路出射口13とをカメラ光路14上
に有している。なお、このカメラ光路14はカメラ光路
入射口12から写真接眼レンズ15及びカメラ光路出射
口13を介して写真装置16に至っている。
【0014】ここで、鏡筒本体11は、カメラ光路入射
口12に近接してカメラ光路14に垂直な方向(以下、
スライド方向という)に沿ってベース部材17が内設さ
れている。ベース部材17は第1及び第2の起立部17
a,17bを有し、各起立部17a,17bが、棒状に
形成されたガイド棒18をスライド方向に沿うように挟
持している。
【0015】第1の起立部17aは上端部に光路切換レ
バー19をスライド方向に沿って進退自在に保持してい
る。光路切換レバー19は、一端にツマミ部20が形成
されて鏡筒本体11の外部に突出し、他端に縮小レンズ
21a及び光路切換ミラー21bを保持してなる光路切
換部材21が取付けられている。
【0016】光路切換部材21はガイド棒18に摺動可
能に保持され、カメラ光路14上に位置したとき、観察
光(入射光)を縮小レンズ21aにより収束するように
屈折(以下、縮小という)して光路切換ミラー21bに
よりカメラ光路14に垂直な方向に反射して複数の縮小
レンズ22a,22b,22c及び反射ミラー22dか
らなる光路調整部材22に入射するものである。
【0017】光路調整部材22は光路切換ミラー21b
により反射された観察光をレンズ22a〜22cにより
縮小して大きさを調整し、且つ反射ミラー22dにより
光路方向を折り曲げて鏡筒本体11に設けられたTVカ
メラ取付部23を介してTVカメラ24に出射するもの
である。なお、縮小レンズ21a,22a〜22cから
なる縮小レンズ群は、接眼観察の視野とほぼ等しいTV
観察視野となる倍率が選択され、該倍率により観察光を
縮小してTVカメラ24に入射している。
【0018】TVカメラ24は、観察光から映像信号を
作成して図示しない表示部に送出する機能をもってい
る。表示部はTVカメラ24から受けた映像信号に基づ
いて、対象の観察光に対応する画面を表示するものであ
る。
【0019】次に、このような顕微鏡の動作を説明す
る。いま、操作者により、光路切換レバー19が引張ら
れて光路切換部材21がカメラ光路14から離脱された
とする。
【0020】対象の観察光は鏡筒本体11のカメラ光路
入射口12、写真接眼レンズ15及びカメラ光路出射口
13を通って写真装置16に入射する。写真装置16
は、操作者により露光時間等が調整された後、この観察
光に対応する対象の写真を撮影する。
【0021】このとき逆に、操作者により、光路切換レ
バー19が押込まれて光路切換部材21がカメラ光路1
4に挿入されたとする。そこで、対象の観察光は入射口
12から縮小レンズ21aを通って光路切換ミラー21
に反射され、かつ光路調整部材22及びTVカメラ取付
部23を介してTVカメラ24に入射する。TVカメラ
24は観察光に基づいて映像信号を作成し、該映像信号
を表示部(図示せず)に送出する。表示部は該映像信号
に基づいて観察対象の画像を表示する。
【0022】上述したように、第1の実施例によれば、
光路切換部材21が鏡筒本体11に観察光に対して進退
可能に設けられ、観察光を受光したとき、当該観察光を
接眼観察の視野に対応して収束するように屈折させ、且
つ、該屈折光を反射させてTVカメラ24が配置された
光路に分配するようにしたので、接眼観察の視野と画像
観察の視野とがほぼ一致するTV観察と写真撮影が可能
となる。
【0023】また、TV観察において要求される視野を
満たすための縮小レンズ群21a,22a〜22cを鏡
筒本体11に内蔵して写真接眼レンズを省略すること
で、簡便かつ低廉に実現することができると共に、従来
のように写真接眼レンズで拡大したものを縮小する必要
がなく、かつ縮小光学系を屈曲させることで、光路長を
短くし容易に小型化を図ることができる。
【0024】さらに、縮小レンズ21aを光路切換ミラ
ー21bより前段の図示しない対物レンズに近づけるよ
うに配置したので、接眼レンズ側で大きくなる収差の影
響を抑え、レンズ設計の手間を軽減することができる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例に係る顕微鏡
について図面を用いて説明する。図3はこの顕微鏡に適
用される鏡筒の構成を示す光路図であり、図1及び図2
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0026】すなわち、本実施例装置は、図1に示す装
置に対して更に小型化を図るため、TVカメラ取付部2
3を省略し、光路調整部材22の出射光路上に位置する
ように撮像素子31aを有するTVカメラ31を鏡筒本
体11に内蔵した構成となっている。なお、縮小レンズ
21a,22a〜22cは縮小倍率を接眼観察の視野に
合わせるように撮像素子31aの位置及び撮像領域に対
応して選択されている。
【0027】ここで、操作者により光路切換部材21が
カメラ光路14に挿入されると、対象の観察光は入射口
12からレンズ21aを通って光路切換ミラー21bに
反射され、かつ光路調整部材22を介してTVカメラ3
1に入射する。TVカメラ31は観察光に基づいて映像
信号を作成し、該映像信号を表示部(図示せず)に送出
する。
【0028】上述したように、第2の実施例によれば、
縮小レンズ21a,22a〜22cの縮小倍率を適切に
選択して光路長を短縮すると共に、TVカメラ31を鏡
筒本体11に内蔵したことにより、第1の実施例の効果
に加え、一層小型化を図ることができる。
【0029】また、TVカメラ31を内蔵することか
ら,TVカメラ31の取付とその際の調整の手間を省略
したので、取扱いを簡便にすることができる。なお、上
記第1の実施例では、縮小レンズ21a,22a〜22
cのうち、一部の縮小レンズ21aを反射ミラー21b
の前段に配置し、残りの縮小レンズ22a〜22cを反
射ミラー21bの後段に配置する場合について説明した
が、これに限らず、全ての縮小レンズを反射ミラーの前
段に配置する構成としても、本発明を同様に実施して同
様の効果を得ることができる。
【0030】また、上記各実施例では、光路切換レバー
19をベース部材17の第1の起立部17aにスライド
方向に沿って進退自在に保持したが、光路切換レバー1
9を鏡筒本体11に保持することも可能である。その
他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
路切換手段によって入射光を収束するように屈折する収
束光学系と、入射光を反射させて受光手段が配置された
光路に分配する反射光学系とを、入射光に対して一体的
に切換可能にしたので、光路長を短くすることができ、
小型化及び低廉化を図ることができる顕微鏡を提供でき
る。さらに、縮小光学系を有する光路調整手段を反射光
学系の前段又は後段に備えたことで、より一層の小型化
を図ることができる顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る顕微鏡の光学系を
模式的に説明するための光路図。
【図2】同実施例における鏡筒の構成を示す光路図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る顕微鏡に適用され
る鏡筒の構成を示す光路図。
【図4】従来の顕微鏡の光学系を説明するための光路
図。
【符号の説明】
11 鏡筒本体 12 カメラ光路入射口 13 カメラ光路出射口 14 カメラ光路 15 写真接眼レンズ 16 写真装置 17 ベース部材 18 ガイド棒 19 光路切換レバー 21a,22a〜22c 縮小レンズ 21b 光路切換ミラー 21 光路切換部材 22d 反射ミラー 22 光路調整部材 23 TVカメラ取付部 24TVカメラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光路のうち、少なくとも1つの光
    路上に、対象からの観察光を受光する受光手段が配置さ
    れ、前記観察光を前記各光路のうちのいずれかに分配す
    ることが可能な鏡筒本体を備え前記鏡筒本体は、 前記観察光を反射させて前記受光素子が配置された光路
    に分配する反射光学系と、 前記反射光学系より前段の対物レンズに近づけるように
    配置され、前記観察光を前記反射光学系に向けて収束す
    る縮小光学系と、 前記観察光に対して前記縮小光学系を前記反射光学系と
    を一体的に切換可能な光路切換手段と、 を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記鏡筒本体は、前記縮小光学系とは別
    に縮小光学系を有する光路調整手段を、前記反射光学系
    の前段に全て備えていることを特徴とする請求項1に
    載の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記受光手段は、撮像素子であることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の顕微鏡。
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