JP4318168B2 - 光ファイバ端面の検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ端面の検査装置に関し、特に、光ファイバの敷設工事の工事現場において、光ファイバの端面の形状等の状態を観察・検査可能にし、以て工事の能率を改善せしめる光ファイバ端面の検査装置に関する。
近年、インターネットの普及と共に、高速なコンテンツを利用したいというユーザの多様な需要に応えるために、ユーザターミナルとプロバイダ間を光ファイバで結ぶための、光ファイバの敷設工事が急増している。
このような工事においては光ファイバは、光ファイバ接続器により光ファイバ同士を突き合せたり、光ファイバ端末にコネクタを装着しコネクタ接続したりするが、この接続部で光伝送特性が低下することが発生する。この光伝送特性に影響する原因の1つは光ファイバ端面の平坦度にある。従って、光ファイバを接続する際には、光ファイバ端面を平滑に切断することが必要となる。
光ファイバの切断には、本出願人が提案した光ファイバ端面の加工装置などが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような光ファイバ端面の加工装置を使用して切断したとしても、光ファイバの端面が全て合格する平坦度に切削加工されるわけでもないから、光ファイバの端面の検査をして接続することが必要になる。即ち、光ファイバの敷設工事中において、光ファイバと光ファイバとを確実に接続するため、接続する光ファイバの端面の状態を確認したい状態がしばしば発生する。
このような問題を解決するため、従来は、顕微鏡を用いて光ファイバの端面を検査していた(例えば、特許文献2参照)。
特願2003−053762 特開2000−065679号公報(第1頁)
しかしながら、上記したものは、顕微鏡を用いる装置であるから、判別能力の個人差がでたり、端面の形状、粗さ等の端面の状態を光ファイバの敷設工事の現場で必要に応じて検査するには不向きであり、このため、工事の能率を著しく阻害していた。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を改良し、特に、光ファイバの端面の形状、粗さ等の端面の状態を簡単に検査可能にして、能率的な光ファイバの敷設・配線を可能にした顕著な作用・効果を奏する新規な光ファイバの検査装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、光ファイバの端面の検査装置であって、光源部と、光ファイバの一方の端部を装着し、その端面より該光源部の光を入射できる第1装着部と、カメラ部と、該カメラ部の同軸上に設けられ、光ファイバの他方の端部を装着する第2装着部と、該第2装着部とカメラ部との間に設けた拡大光学部と、光量検知手段と、該光量検知手段に連結する第3装着部と、これらの部材を収納する筺体とを備え、
前記第1装着部に光ファイバの一方の端部を装着し、第2装着部に他方の端部を装着し、第1装着部に挿着された光ファイバの一方の端面に光源部の光を入射せしめた状態で、または光を入射せずに止めた状態で、第2装着部に挿着された光ファイバの他方の端面の画像を拡大光学部で拡大してカメラ部で撮影し、このカメラ部で撮影した画像データを画像表示部に表示でき、
また、光源部の光を光ファイバの他方の端面に照射し、端面で反射した光は拡大光学部における光学部品をとおしてカメラ部に結像し、カメラ部に結像した光ファイバ端面の像を映像信号に変換して画像表示部に入力して表示でき、
また、前記画像表示部は、画像処理部を有し、この画像処理部での前記画像データの微分処理により光ファイバ端面の表面粗さを強調して表示でき、
さらに、光ファイバの一方の端部を第1装着部に装着し、他方の端部を第3装着部に装着し、光ファイバの一方の端面に前記光源部の光を入射せしめ、他方の端面から出射する光量を光量検知手段で検出し、この出射光量の検出値を前記画像表示部に表示できることを特徴とする。
これにより光ファイバの一方の端部を第1装着部に装着し、他方の端部を第2装着部に装着するだけで、光を一端面より入射させ他端面より出射させた状態と、または光を入射させない状態との、光ファイバ端面の画像を撮影して画像表示部に表示でき、光ファイバ端面の平坦度(形状、粗さ)を容易に検査できる。また、光源部にて光ファイバの端面を照射し、端面で反射した光を拡大光学部における対物レンズ、ハーフミラー等の光学部品をとおしてカメラ部に結像し、この像を画像表示部に拡大して表示でき、光ファイバ端面の平坦度(形状、粗さ)をより精度良く検査できる。また、前記画像表示部は、光ファイバ端面の表面荒さを演算回路を用いて演算し、その値を画像表示できるので、これにより光ファイバ端面の平坦度をより精度よく検査できる。
また、画像表示部は、画像処理部を有し、この画像処理部で画像データの微分処理により光ファイバ端面の表面粗さを強調して表示できるので、光ファイバ端面の表面粗さを容易に検査できる。
さらに、光ファイバの一方の端部を第1装着部に装着し、他方の端部を第3装着部に装着するだけで、光ファイバの一端面より光を入射させ他端面より出射する光量を光量検知手段で検出し、その出射光量の検出値が前記画像表示部に表示できるので、光の伝送損失の程度を知ることができ、これにより光ファイバ端面の状態や平坦度を判断できる。
これらにより光ファイバ端面の合格、不合格の判定が容易にできる。
また、本発明の光ファイバ端面の検査装置の前記画像表示部は、前記カメラ部で撮影された画像データの端面の傷、切欠、凹凸、不純物の付着の不具合を微分処理により強調して表示するための画像処理を有し、この画像処理で画像処理された画像データを前記画像表示部のモニタ部上に表示するように構成したことを特徴とする。
これにより光ファイバ端面の傷等の不具合が強調して表示されるため、正確な検査がさらに容易となる。ここで端面の傷等とは、端面の傷、切欠、凹凸、不純物の付着を含む。
また、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、前記拡大光学部および/または画像表示部を駆動するソフトウエアが、交換可能であることを特徴とする。
これにより検査項目の変換や拡大を図ることができる。
また、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、カメラ部への結像に、オートフォーカス機能を備える。
これにより自動的にカメラ部に結像を図ることがるできる。
また、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、予め測定した出射光量の基準値と比較することで合否の判定ができる合否判別回路を有し、画像表示部に表示する機能を有することを特徴とする。
これにより光ファイバ端面の検査結果が、容易に確認でき、合否(良否)の判定が迅速に可能となる。
さらに、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等への接続端子を具備することを特徴とする。
これにより外部での検査が可能となるし、外部に検査を依頼することもできる。また、データの収集も可能となる。
以上詳細に説明した通り、本発明の光ファイバ端面の検査装置によれば、次のような効果を奏する。
(1)第1装着部に光ファイバの一方の端部を装着し、第2装着部に他方の端部を装着することで、
a.光ファイバの一方の端面より光を入射し、他方の端面より出射している状態で、他方の端面を撮影した拡大画像で観察・検査できる。
b.光ファイバの一方の端面より光を入射せずに他方の端面を撮影した拡大画像で観察・検査できる。
c.光ファイバの他方の端面に光を照射し、その反射光にて撮像した拡大画像で観察・検査できる。
d.前記拡大画像のaとb、aとc、bとcおよびaとbとcとで比較観察・検査できる。
e.光ファイバ端面の表面荒さの値から光ファイバ端面の表面荒さの程度を検査できる。
f.また、第1装着部に光ファイバの一方の端部を装着し、第3装着部に他方の端部を装着することで、一方の端面から入射し、他方の端面から出射する光量を検出でき、予め測定した出射光量の基準値と比較することができる。
このようにこの発明の光ファイバ端面の検査装置は、1つの装置において前記a〜fの検査ができるので、これらの検査から光ファイバ端面の状態の良否の判定検査を、容易に精度よく行なう事ができる。
要するに、検査しようとする光ファイバ端面を装着部に挿着するだけで、その光ファイバ端面の状態(傷、凸凹、切欠、不純物の付着など)を観察・検査して、また、光ファイバ端面の表面荒さを知ることで、さらに、出射光量を測定して伝送損失の程度を知ることで、光ファイバ端面の良否の判定を容易に行うことができる。
(2)小型で持ち運び(携帯)が容易であり、敷設・配線の工事現場や各家庭に備えたり、携帯することができる。
(3)従って、光ファイバの敷設・配線工事現場や各家庭において、必要に応じて、光ファイバ端面の状態(傷、凸凹、切欠、不純物の付着など)、形状などを観察・検査することができるから、光ファイバの敷設・配線工事が能率的になり、正確で迅速な接続作業が可能となる。
(4)外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等に接続可能なので、外部(遠方)での検査が可能となるし、外部に検査を直接依頼できるし、複数人が同時に検査することもできる。また、データの収集もできる。
以下、本発明の実施の形態に係る光ファイバ端面の検査装置を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す光ファイバ端面の検査装置の概略斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ端面の検査装置の電気的構成を示すブロック図である。
同図において、この光ファイバ端面の検査装置は、光源部1、カメラ部2、光ファイバの第1、第2および第3装着部3、4、5、拡大光学部8、光量検知手段12および画像表示部6などで構成される。
光源部1は、光ファイバ100の端面を撮影・検査したり、光量を測定するために、光ファイバ100の一方の端面101に検査光を入射せしめるためのものである。
カメラ部2は、光ファイバ100の他方の端面102の画像を撮影するものであり、例えば、CCDカメラ等で構成される。この光ファイバ100の他方の端面102の画像の撮影は、光ファイバ100の一方の端面101に光源部1の光を入射せしめ、他方の端面102より出射せしめた状態で行う場合と、光源部1からの光の入射を止めた状態で行う場合とがあり、いずれか一方でもよいが両者を併用すると比較することで精度のよい検査が可能となるので好ましい。
また、このカメラ部2、例えばCCDカメラは、微動ステージに設置することにより光ファイバ100の端面102との位置を調整できるようにしたり、多心の光ファイバにおいては、第2装着部(装着挿入孔41)4を複数列設しておき、この複数の第2装着部4に多心光ファイバを装着し、カメラ部2を順次微動させて端面の撮影・検査ができるようにするのが好ましい。これによりカメラ部2と光ファイバ端面102との間隔、位置の調整が可能となるし、単心ばかりでなく多心の光ファイバの端面の撮影・検査も可能となる。符号10は、上記のような調整を行う調整ノブである。この調整は手動であっても、自動であってもよい。
光ファイバ100の第1装着部3は、光ファイバ100の一方の端面101を光源部1近傍の所定の位置に装着するものであり、筺体7の本体部71の側部に設けた装着挿入孔31で構成されている。光ファイバ100の第2装着部4は、光ファイバ100の他方の端面102を前記カメラ部2近傍の所定の位置に装着するものであり、筺体7の本体部71の側部に設けた装着挿入孔41で構成されている。光ファイバ100の第3装着部5は、図5に示すように光量検知手段12に連結されており、筺体7の本体部71の側面に設けられている。本例ではこの第3装着部5は、装着挿入孔51で構成されており、光ファイバ100の他方の端部を挿入装着することでその端面が光量検知手段12に連結される。
また、拡大光学部8は、図3に示すように対物レンズ82およびハーフミラー81より構成され、カメラ部2と第2装着部4との間に位置して設けられており、第2装着部4に装着された光ファイバの端面を拡大してカメラ部で撮影し、画像表示部6に表示する。
また、光源部1にて光ファイバ100の他方の端面102を照射し、端面102で反射した光は、対物レンズ82、ハーフミラー81をとおしてカメラ部2に結像し、カメラ部2に結像した光ファイバ端面の像を映像信号に変換して画像表示部6に入力して拡大して表示することができる。
図5は、光量検知手段を内蔵する場合の電気的構成のブロック図である。同図に示すように光りファイバ端面の検査装置は、前記のように光源部1、カメラ部2、光ファイバの第1、第2および第3装着部3、4、5、拡大光学部8および画像表示部6の他に、光量検知手段12および検出値表示装置16を具備する。従って、図1に示すように光ファイバ100の他方の端面を光量検知手段12に連結する第3装着部5が、筺体7の本体部71の側面に設けられている。本例ではこの第3装着部5は、装着挿入孔51で構成されている。また、検出値表示装置16は、前記画像表示部6を用いる。これにより光ファイバ100の一方の端面101より光源部1の光を入射し、他方の端面102から出射する光量を検出することで、その出射光量の検出値を検出値表示装置16として用いる画像表示部6に表示することができるし、予め測定した出射光量の基準値と比較することができる。このことから光ファイバ端面102の状態の良否、例えば、傷、凸凹、切欠、不純物の付着などの判断を行うことができる。
また、前記画像表示部6は、前記カメラ部2で撮影した画像データを表示するものであり、例えば、液晶表示装置で構成される。この画像表示部6は、光ファイバ端面の表面荒さを、該表示部が備える演算回路を用いて演算し、その値を画像表示できる。
そして、光源部1、カメラ部2、第1装着部3としての装着挿入孔31、第2装着部4としての装着挿入孔41、第3装着部5としての装着挿入孔51、拡大光学部8、光量検知手段12および画像表示部6などは、筺体7に収納されており、また、システムを駆動する電源部も収納されており、全体にコンパクトで小型化されて持ち運びが容易に構成されている。電源部は、外部電源を使用してもかまわないが、内蔵すると携帯に便利となる。筺体7は、本体部71と、本体部71にヒンジを介して回動可能に取付けられた蓋部72とから構成され、蓋部72の内側に液晶表示装置からなる画像表示部6が組み付けられ、蓋部72を閉じた状態で画像表示部6の表示部分を保護し、持ち運びできるようになっている。
なお、符号11は、画像表示部6への表示機能の選択、輝度等を調整するキー群である。
このように構成した光ファイバ端面の検査装置において、光ファイバ100の端面102を観察・検査したい場合、光ファイバ100の一方の端面101を第1装着部3である装着挿入孔31に挿着し、光ファイバ100の他方の端面102を第2装着部4である装着挿入孔41に挿着し、電源を入れることで観察・検査が可能な状態になる。この電源の開閉は光ファイバ100の両端101、102が装着挿入孔31、41に挿着されることによって自動的に入るようにしてもよい。そこで、調整ノブ10やキー群11を操作することで、光ファイバ100の端面102の形状が大写しになって画像表示部(液晶表示装置)6上に表示される。また、図3に示すように光源部1の光を光ファイバ100の他方の端面102に照射し、その反射光を拡大光学部8で拡大しカメラ部2で撮影した画像が画像表示部6に表示される。これにより光ファイバ端面102の傷、凸凹、切欠、不純物の付着等の不具合の存在を確認できる。この時、光ファイバ100の一方の端面101に光源部1の光を入射せしめ、他方の端面102より出射せしめた状態で撮影して観察・検査し、また、光源部1からの光の入射を止めた状態で撮影して観察・検査し、さらに光ファイバ端面102に光を照射した反射光で撮影して観察・検査すると、端面102の良否の判定がより精度よくできるし、それらを比較することで不具合の存在の確認がより一層正確にできる。
また、前記画像表示部6は、撮影した光ファイバ端面から光ファイバ端面の表面荒さを演算回路を用いて演算し、その値は画像表示するので、その値から光ファイバ端面の表面荒さの程度を検査できる。
また、光ファイバ100の一方の端面101を第1装着部3である装着挿入孔31に挿着し、他方の端面102を第3装着部5である装着挿入孔51に挿着し、光ファイバ100の一方の端面101より光源部1の光を入射し、他方の端面102から出射する光量を光量検知手段12で検出することで、その出射光量の検出値を検出値表示装置16として用いる画像表示部6に表示することができるし、予め測定した出射光量の基準値と比較することができる。このことから光ファイバ端面102の状態の良否、例えば、傷、凸凹、切欠、不純物の付着などの判断を行うことができる。
従って、第1装着部3(31)に光ファイバ100の一方の端部101を装着し、第2装着部4(41)に他方の端部を装着することで、
(1)光ファイバの一方の端面より光を入射し、他方の端面より出射している状態で、他方の端面を撮影した拡大画像で観察・検査できる。
(2)光ファイバの一方の端面より光を入射せずに他方の端面を撮影した拡大画像で観察・検査できる。
(3)光ファイバの他方の端面に光を照射し、その反射光にて撮像した拡大画像で観察・検査できる。
(4)前記拡大画像の(1)と(2)、(1)と(3)、(2)と(3)および(1)と(2)と(3)とで比較観察・検査できる。
(5)光ファイバ端面の表面荒さの値から光ファイバ端面の表面荒さの程度を検査できる。
(6)また、第1装着部3(31)に光ファイバ100の一方の端部101を装着し、第3装着部5(51)に他方の端部を装着することで、一方の端面101から入射し、他方の端面102から出射する光量を検出でき、予め測定した出射光量の基準値と比較することができる。
このようにこの発明の光ファイバ端面の検査装置は、1つの装置において前記(1)〜(6)の検査ができるので、これらの検査から光ファイバ端面の状態の良否の判定検査を、容易に精度よく行なう事ができる。
図4は本発明の第の実施の形態を示す説明図である。この第の実施の形態は、表示される画像データの特徴を強調して表示することで、作業者に光ファイバの端面の状態をよりわかりやすく表示するように工夫したものであり、このために、画像表示部6に画像処理部61を設けている。
具体的には、本例では、端面の傷、凸凹、切欠等の状態をよりわかりやすく表示するために、カメラ2で撮影した画像データを微分処理して表示するようにしているため、なめらかでない(不具合な)部分があると、その部分が検出され、このため、表面の粗さが強調して表示される。
そして、この第の実施の形態では、カメラ部2で撮影された画像データは、画像処理部61で上記した画像処理がなされ、この画像処理されたデータがモニタ部駆動回路62に加えられ、モニタ部駆動回路62の制御に基づき、画像処理されたデータが液晶表示装置等で構成したモニタ部63上に表示される。
なお、画像処理部61は、ROMに格納されたソフトウエアで制御され、ハードウエアとしては、通常のコンピュータが備えているCPU、RAMを有するハードウエアで簡単に構成することが出来る。
なお、上記画像処理部61の構成例は、一例にすぎず、必要に応じて、ROMを交換することで、画像処理の内容を変更できるように構成すれば、技術の変化に対応して、最新の検査を行うことも可能になる。
なお、前記実施の形態は、この発明を制限するものではなくこの発明は要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が許容される。例えば、本検査装置は外部との接続端子を具備し、外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等に接続し、データを送信できるようにしてもよく、これにより外部(遠方)での検査が可能となるし、データの収集も可能となる。また、拡大光学部および画像表示部を駆動するソフトウエアは交換可能としてもよく、これにより検査項目の交換や拡大を図ることができる。また、画像表示部は加工端面の表面荒さ等を演算回路を用いて演算し、その値を画像表示してもよく、また、検査における基準値および許容範囲を設定することで、それと比較することで合否の判別ができる合否判別回路を画像表示部に具備してもよい。さらに、カメラ部への結像はオートフォーカス機能としてもよい。
本発明の第1の実施の形態を示す光ファイバ端面の検査装置の概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバ端面の検査装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の拡大光学部を備える第1の実施の形態を示す説明図である。 本発明の第の実施の形態を示す説明図である。 本発明の光量検知手段を有する第1の実施の形態を示す電気的構成のブロック図である。
符号の説明
1 光源部
2 カメラ部
3 第1装着部
4 第2装着部
5 第3装着部
6 画像表示部(液晶表示装置)
7 筺体
8 拡大光学部
10 調整ノブ
11 キー群
12 光量検知手段
16 検出値表示装置
61 画像処理部
62 モニタ部駆動回路
63 モニタ部
81 ハーフミラー
82 対物レンズ
100 光ファイバ
101 光ファイバの一方の端面
102 光ファイバの他方の端面

Claims (6)

  1. 光ファイバの端面の検査装置であって、光源部と、光ファイバの一方の端部を装着し、その端面より該光源部の光を入射できる第1装着部と、カメラ部と、該カメラ部の同軸上に設けられ、光ファイバの他方の端部を装着する第2装着部と、該第2装着部とカメラ部との間に設けた拡大光学部と、光量検知手段と、該光量検知手段に連結する第3装着部と、これらの部材を収納する筺体とを備え、
    前記第1装着部に光ファイバの一方の端部を装着し、第2装着部に他方の端部を装着し、第1装着部に挿着された光ファイバの一方の端面に光源部の光を入射せしめた状態で、または光を入射せずに止めた状態で、第2装着部に挿着された光ファイバの他方の端面の画像を拡大光学部で拡大してカメラ部で撮影し、このカメラ部で撮影した画像データを画像表示部に表示でき、
    また、光源部の光を光ファイバの他方の端面に照射し、端面で反射した光は拡大光学部における光学部品をとおしてカメラ部に結像し、カメラ部に結像した光ファイバ端面の像を映像信号に変換して画像表示部に入力して表示でき、
    また、前記画像表示部は、画像処理部を有し、この画像処理部での前記画像データの微分処理により光ファイバ端面の表面粗さを強調して表示でき、
    さらに、光ファイバの一方の端部を第1装着部に装着し、他方の端部を第3装着部に装着し、光ファイバの一方の端面に前記光源部の光を入射せしめ、他方の端面から出射する光量を光量検知手段で検出し、この出射光量の検出値を前記画像表示部に表示できることを特徴とする光ファイバ端面の検査装置。
  2. 前記画像表示部は、前記カメラ部で撮影された画像データの端面の傷、切欠、凹凸、不純物の付着の不具合を微分処理により強調して表示するための画像処理を有し、この画像処理で画像処理された画像データを前記画像表示部のモニタ部上に表示するように構成したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ端面の検査装置。
  3. 前記拡大光学部および/または画像表示部を駆動するソフトウエアは、交換可能である請求項1記載の光ファイバ端面の検査装置。
  4. 前記カメラ部への結像は、オートフォーカス機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ端面の検査装置。
  5. 予め測定した出射光量の基準値と比較することで合否の判定ができる合否判別回路を有し、画像表示部に表示する機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ端面の検査装置。
  6. 前記光ファイバ端面の検査装置は、外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等への接続端子を具備することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
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