JP2003214978A - 光コネクタ端面検査装置 - Google Patents

光コネクタ端面検査装置

Info

Publication number
JP2003214978A
JP2003214978A JP2002009556A JP2002009556A JP2003214978A JP 2003214978 A JP2003214978 A JP 2003214978A JP 2002009556 A JP2002009556 A JP 2002009556A JP 2002009556 A JP2002009556 A JP 2002009556A JP 2003214978 A JP2003214978 A JP 2003214978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
optical connector
light intensity
intensity distribution
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002009556A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Ishii
雅文 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP2002009556A priority Critical patent/JP2003214978A/ja
Publication of JP2003214978A publication Critical patent/JP2003214978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した正確な検査を効率よく行うことができ
る光コネクタ端面検査装置を提供する。 【解決手段】CCDカメラ32で光コネクタの端面を撮
像し、その画像データから光コネクタの中心を通る断面
の光強度分布を取得する。そして、その光強度分布から
一定の光強度を有する2箇所の明部n、nを抽出し、そ
の間隔Dを求める。求めた間隔Dと光ファイバの外径φ
Cとを比較し、両者が一致することをもって合焦状態と
判定し、これを告知する。オペレータは、この告知を確
認しながらピント調節すれば、自動的にピント合わせを
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光コネクタ端面検査
装置に係り、特に光コネクタの端面を顕微鏡を介してC
CDカメラで拡大撮像し、その画像データに基づいて光
コネクタ端面に生じた傷の検査を行う光コネクタ端面検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて、通信網を広く
構築するためには、光ファイバ同士を容易にしかも精度
よく接続する技術が必要となる。光ファイバ同士を接続
する手段としては、従来より光コネクタが用いられてい
る。
【0003】図8は、光コネクタWの構成を示す断面図
である。同図に示すように、光コネクタWは、円筒状に
形成されたフェルール1の内周部に光ファイバ2が挿通
された構成を有している。この光コネクタWを用いた光
ファイバ同士の接続は、一対の光コネクタWをアダプタ
内のスリーブに挿入し、その端面同士を突き合わせるこ
とにより行なわれる。
【0004】ところで、以上のように構成される光コネ
クタは、端面に傷があると光ファイバの伝送性能に悪影
響を及ぼすおそれがある。このため、光コネクタは端面
検査装置によって端面の傷検査が実施される。
【0005】この端面検査装置は光コネクタの端面を光
学系で拡大して電子カメラで撮像し、その画像データを
画像処理することにより、端面を傷検査するように構成
されている。あるいは、光コネクタの端面を光学系で拡
大して電子カメラで撮像し、その画像をモニタ上に表示
させて、オペレータが目視することにより傷検査するよ
うに構成されている。
【0006】ところで、この端面検査装置では、上記の
ように光コネクタの端面を光学系で拡大して電子カメラ
で撮像するようにしているが、従来、撮像画像のピント
調節は、オペレータがモニタ上に映し出される撮像画像
を見ながら手動でピント調節機構を操作して行ってい
た。すなわち、モニタ上に映し出される撮像画像を見な
がら、そのボケが最小となるようにピント調節機構を操
作してピント調節を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モニタ
上に映し出される光コネクタ端面の傷は微細であるた
め、ピント位置によって見えたり見えなかったりするこ
とがある。このため、オペレータによる目視のピント調
節では検査結果にバラツキが生じやすく、安定した正確
な検査ができないという欠点がある。
【0008】また、ピント調節作業には、ある程度の熟
練を要し、誰もが簡単に、かつ素早くできるものではな
いという欠点がある。
【0009】一方、オートフォーカス機構を備えること
もできるが、これにより装置が複雑かつ大型化し、また
コストアップになるという欠点もある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、安定した正確な検査を効率よく行うことがで
きる光コネクタ端面検査装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、フェルールの内周部に光ファイバが挿通さ
れてなる光コネクタの端面に照明光を照射し、その反射
光を光学系を介して撮像手段の受光部に入射させるとと
もに、ピント調節機構によって前記受光部上に結像させ
て前記光コネクタの端面の画像データを取得し、その画
像データに基づいて前記光コネクタの端面を検査する光
コネクタ端面検査装置において、前記撮像手段で取得し
た画像データから前記光コネクタの中心を通る断面の光
強度分布を取得する光強度分布取得手段と、前記光強度
分布取得手段で取得した光強度分布から一定の光強度を
有する2箇所の明部を抽出し、その2箇所の明部の間隔
を求める明部間隔演算手段と、前記光ファイバの外径が
記憶された記憶手段と、前記明部間隔演算手段で求めた
2箇所の明部の間隔と前記記憶手段に記憶された前記光
ファイバの外径とを比較し、両者が一致することをもっ
て合焦状態と判定する合焦判定手段と、前記合焦判定手
段の判定結果に基づいて合焦状態を告知する合焦告知手
段と、を備え、前記合焦告知手段による告知を確認しな
がら前記ピント調節機構でピント調節し、前記反射光を
前記撮像手段の受光部に結像させることを特徴とする光
コネクタ端面検査装置を提供する。
【0012】本発明によれば、撮像手段で取得した画像
データから光コネクタの中心を通る断面の光強度分布を
取得し、その光強度分布から一定の光強度を有する2箇
所の明部を抽出する。そして、その2箇所の明部の間隔
と光ファイバの外径とを比較し、両者が一致することを
もって合焦状態と判定し、これを合焦告知手段で告知す
る。したがって、オペレータは、この合焦告知手段によ
る告知を確認しながらピント調節すれば、自動的に反射
光を撮像手段の受光部に結像させることができる。
【0013】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記明部間隔演算手段で求めた2箇所の明部の間隔
と前記記憶手段に記憶された前記光ファイバの外径との
差に基づいてピントのズレ量を演算するズレ量演算手段
と、前記ズレ量演算手段で求めたピントのズレ量を告知
するズレ量告知手段と、を備えたことを特徴とする請求
項1に記載の光コネクタ端面検査装置を提供する。
【0014】本発明によれば、ピントのズレ量を告知す
るズレ量告知手段を備えており、ピントのズレ量を確認
しながらピント調節を行うことができる。
【0015】また、本発明は前記目的を達成するため
に、フェルールの内周部に光ファイバが挿通されてなる
光コネクタの端面に照明光を照射し、その反射光を光学
系を介して撮像手段の受光部に入射させるとともに、ピ
ント調節機構によって前記受光部上に結像させて前記光
コネクタの端面の画像データを取得し、その画像データ
に基づいて前記光コネクタの端面を検査する光コネクタ
端面検査装置において、前記撮像手段で取得した画像デ
ータから所定断面の光強度分布を取得する光強度分布取
得手段と、前記光強度分布取得手段で取得した光強度分
布から一定の光強度を有する暗部を抽出し、その暗部の
幅を求める暗部幅演算手段と、前記光強度分布取得手段
で取得した光強度分布から一定の光強度を有する2箇所
の明部を抽出し、その2箇所の明部の間隔を求める明部
間隔演算手段と、前記暗部幅演算手段で求めた暗部の幅
と前記明部間隔演算手段で求めた2箇所の明部の間隔と
を比較し、両者が一致することをもって合焦状態と判定
する合焦判定手段と、前記合焦判定手段の判定結果に基
づいて合焦状態を告知する合焦告知手段と、を備え、前
記合焦告知手段による告知を確認しながら前記ピント調
節機構でピント調節し、前記反射光を前記撮像手段の受
光部に結像させることを特徴とする光コネクタ端面検査
装置を提供する。
【0016】本発明によれば、撮像手段で取得した画像
データから所定断面の光強度分布を取得し、その光強度
分布から一定の光強度を有する暗部と、一定の光強度を
有する2箇所の明部を抽出する。そして、その暗部の幅
と2箇所の明部の間隔を求め、両者が一致することをも
って合焦状態と判定し、これを合焦告知手段で告知す
る。したがって、オペレータは、この合焦告知手段によ
る告知を確認しながらピント調節すれば、自動的に反射
光を撮像手段の受光部に結像させることができる。
【0017】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記暗部幅演算手段で求めた暗部の幅と前記明部間
隔演算手段で求めた2箇所の明部の間隔との差に基づい
てピントのズレ量を演算するズレ量演算手段と、前記ズ
レ量演算手段で求めたピントのズレ量を告知するズレ量
告知手段と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載
の光コネクタ端面検査装置を提供する。
【0018】本発明によれば、ピントのズレ量を告知す
るズレ量告知手段を備えており、ピントのズレ量を確認
しながらピント調節を行うことができる。
【0019】また、本発明は前記目的を達成するため
に、フェルールの内周部に光ファイバが挿通されてなる
光コネクタの端面に照明光を照射し、その反射光を光学
系を介して撮像手段の受光部に入射させるとともに、ピ
ント調節機構によって前記受光部上に結像させて前記光
コネクタの端面の画像データを取得し、その画像データ
に基づいて前記光コネクタの端面を検査する光コネクタ
端面検査装置において、前記撮像手段で取得した画像デ
ータから所定断面の光強度分布を取得する光強度分布取
得手段と、前記光強度分布取得手段で取得した光強度分
布から一定の傾きで光強度が変化する傾斜部を抽出し、
その傾斜角度を求める傾斜角度演算手段と、前記傾斜角
度演算手段で求めた傾斜部の傾斜角度が直角になったこ
とをもって合焦状態と判定する合焦判定手段と、前記合
焦判定手段の判定結果に基づいて合焦状態を告知する合
焦告知手段と、を備え、前記合焦告知手段による告知を
確認しながら前記ピント調節機構でピント調節し、前記
反射光を前記撮像手段の受光部に結像させることを特徴
とする光コネクタ端面検査装置を提供する。
【0020】本発明によれば、撮像手段で取得した画像
データから所定断面の光強度分布を取得し、その光強度
分布から一定の傾きで光強度が変化する傾斜部を抽出す
る。そして、その傾斜部の傾斜角度を求め、その傾斜角
度が直角になったことをもって合焦状態と判定し、これ
を合焦告知手段で告知する。したがって、オペレータ
は、この合焦告知手段による告知を確認しながらピント
調節すれば、自動的に反射光を撮像手段の受光部に結像
させることができる。
【0021】本発明は前記目的を達成するために、前記
傾斜角度演算手段で求めた傾斜部の傾斜角度に基づいて
ピントのズレ量を演算するズレ量演算手段と、前記ズレ
量演算手段で求めたピントのズレ量を告知するズレ量告
知手段と、を備えたことを特徴とする請求項5に記載の
光コネクタ端面検査装置を提供する。
【0022】本発明によれば、ピントのズレ量を告知す
るズレ量告知手段を備えており、ピントのズレ量を確認
しながらピント調節を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る光コネクタ端面検査装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。
【0024】図1は、本発明に係る光コネクタ端面検査
装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0025】同図に示すように、本実施の形態の光コネ
クタ端面検査装置10は、光コネクタWの端面を撮像す
る撮像部12と、その撮像部12で撮像された画像デー
タに基づいて光コネクタ端面の傷解析を行う解析部14
とで構成されている。
【0026】撮像部12は、光コネクタWを保持するホ
ルダ16と、ホルダ16に保持された光コネクタWの端
面を撮像する撮像ユニット18と、撮像ユニット18の
ピント調節を行うピント調節機構20とで構成されてお
り、ケース21内に収容配置されている。
【0027】ホルダ16は、先端部外周にフランジ22
を備えた円形のカップ状に形成されており、ケース21
の正面部に配置されている。このホルダ16の内周部同
軸上には、円筒状に形成されたコネクタガイド24が一
体成形されており、検査対象の光コネクタWは、このコ
ネクタガイド24に挿入することでホルダ16に保持さ
れ、所定の検査位置にセットされる。
【0028】撮像ユニット18は、撮像レンズ26、ハ
ーフミラー28、光源ランプ30及びCCDカメラ32
で構成されており、後述するピント調節機構20のスラ
イドテーブル34上に配置されている。
【0029】撮像レンズ26は、ホルダ16に保持され
た光コネクタWの端面に対向するように配置されてお
り、ホルダ16に保持された光コネクタWの端面の像を
所定の倍率で拡大してCCDカメラ32の受光部に結像
させる。
【0030】ハーフミラー28は、撮像レンズ26の後
段に配置され、光源ランプ30からの照明光を撮像レン
ズ26を通して光コネクタWの端面に照射する。光コネ
クタWの端面に照射された照明光は光コネクタWの端面
で反射し、その反射光は撮像レンズ26、ハーフミラー
28を通ってCCDカメラ32の受光部上に入射され
る。CCDカメラ32は、その受光部上に結像された像
の画像データを電気信号として解析部14に出力する。
【0031】ピント調節機構20は、前記撮像ユニット
18が載置されたスライドテーブル34と、そのスライ
ドテーブル34を移動させるテーブル移動機構36とで
構成されている。
【0032】スライドテーブル34は、ガイド38、3
8を介してレール40上をスライド自在に設けられてい
る。レール40は撮像レンズ26の光軸Lと平行に配設
されており、このレール40に沿ってスライドテーブル
34がスライドすることにより、撮像ユニット18がホ
ルダ16に保持された光コネクタWの端面に対して前後
移動する。
【0033】テーブル移動機構36は、レール40と平
行に配設されたネジ棒42と、そのネジ棒42に螺合さ
れたナット部材44とで構成されている。ネジ棒42
は、両端部を軸受46、46によって回動自在に支持さ
れており、その一端にツマミ48が連結されている。ツ
マミ48は、ケース21の正面部に配置されており、こ
のツマミ48を回すことにより、ネジ棒42が回転す
る。一方、ナット部材44は、スライドテーブル34に
連結されている。これにより、ツマミ48を回してネジ
棒42を回転させると、そのツマミ48を回した量に応
じてスライドテーブル34がレール40に沿ってスライ
ドする。そして、このスライドテーブル34がスライド
することにより、撮像ユニット18がホルダ16に保持
された光コネクタWの端面に対して前後移動し、撮像ユ
ニット18のピント調節がなされる。すなわち、CCD
カメラ32の受光部に光コネクタWの端面の像が結像す
るようにピント調節がなされる。
【0034】解析部14は、CCDカメラ32からの画
像データを画像処理して、光コネクタ端面の傷解析を行
うパーソナルコンピュータ50と、CCDカメラ32か
らの画像データをパーソナルコンピュータ50のメモリ
内に格納するための画像処理ボード52とで構成されて
いる。
【0035】パーソナルコンピュータ50は、画像処理
ボード52を介して入力されたCCDカメラ32からの
画像データを所定の画像処理プログラムに従って画像処
理することにより、光コネクタWの端面を傷解析し、所
定の検査基準に従って合否判定を行う。すなわち、傷の
有無を検査するとともに、傷がある場合は許容できる傷
か否かを判定し、総合的な合否判定を行う。
【0036】また、このパーソナルコンピュータ50
は、画像処理ボード52を介して入力されたCCDカメ
ラ32からの画像データを所定の画像処理プログラムに
従って解析し、光コネクタWの端面の像がCCDカメラ
32の受光部上に結像されているか否かを検出する。す
なわち、CCDカメラ32に撮像された像のピントがホ
ルダ16に保持された光コネクタWの端面の位置にあっ
ているか否かの検出する。このピント位置検出方法につ
いては、後に詳述する。
【0037】なお、パーソナルコンピュータ50には、
モニタ54、キーボード56、マウス58、プリンタ6
0等が接続されており、これらの機器を利用してオペレ
ータは所要の操作を行う。すなわち、オペレータは、こ
れらの周辺機器を利用して必要な情報の入力や検査結果
の確認、検査結果のプリントアウト等を行う。
【0038】前記のごとく構成された本実施の形態の光
コネクタ端面検査装置10の作用は次のとおりである。
【0039】本実施の形態の光コネクタ端面検査装置1
0による端面傷検査の流れは、まず、オペレータが検査
対象の光コネクタWをホルダ16にセットし、ピント調
節機構20で撮像画像のピント調節をし、ピントが合っ
たところで端面の画像を取り込む。そして、その画像デ
ータに基づいてパーソナルコンピュータ50で傷解析を
実行し、合否判定を行う。この検査工程でピント調節
は、図2に示すフローチャートに従って次のように行わ
れる。
【0040】まず、オペレータは、検査対象の光コネク
タWをホルダ16にセットする(ステップS1)。ホル
ダ16に光コネクタWがセットされると、その光コネク
タWの端面に光源ランプ30からの照明光が照射され
る。そして、その光コネクタWの端面で反射した反射光
が撮影レンズ26、ハーフミラー28を通ってCCDカ
メラ32の受光部に入射され、光コネクタWの端面の像
がCCDカメラ32に撮像される。
【0041】CCDカメラ32に撮像された光コネクタ
Wの端面の画像データは、画像処理ボード52を介して
パーソナルコンピュータ50に取り込まれる(ステップ
S2)。パーソナルコンピュータ50は、取り込んだ画
像データに基づいて合焦判定を行う(ステップS3)。
すなわち、撮像画像のピント位置が光コネクタWの端面
に合っているか否かを判定する。この判定は次のように
行われる。
【0042】図3(a)は、CCDカメラ32で撮像さ
れた画像を示しており(非合焦時)、図3(b)は、そ
の撮像画像のうち光コネクタWの中心を通る断面x−x
における光強度分布を示している。なお、図3(a)に
示すように、ここでは光コネクタWの中心部、すなわち
光ファイバ2の部分がCCDカメラ32に撮像されるも
のとする。
【0043】まず、パーソナルコンピュータ50は、C
CDカメラ32で撮像された画像データから光コネクタ
Wの中心を通る断面x−xの光強度分布を取得する。
【0044】ここで、図3(a)に示すように、ピント
が合ってない場合、その撮像画像はフェルール1と光フ
ァイバ2との境界部分にボケが生じる。
【0045】一方、光強度分布は、図3(b)に示すよ
うに、光ファイバ2に該当する部分に一定の光強度を有
する暗部mが表れ、フェルール1に該当する部分に一定
の光強度を有する明部n、nが表れる(2箇所)。そし
て、撮影画像にボケが生じている場合は、明部n、nと
暗部mとの境界部分に傾斜部s、sが表れる。
【0046】この傾斜部s、sの傾斜量は、図4に示す
ように、撮像画像のボケ量(ピントのズレ量)に応じて
変動し、ボケが無くなれば傾斜部s、sも無くなる。し
たがって、この傾斜部s、sが無くなれば、ピントが合
った状態、すなわち合焦状態にあると判断することがで
きる。
【0047】そして、この傾斜部s、sが無くなったこ
との検出は、図3(b)に示すように、フェルール1を
現す明部nと明部nの間隔Dを求め、その間隔Dが光フ
ァイバ2の外径(=フェルール1の内径)φCと一致し
たことをもって検出することができる。
【0048】そこで、パーソナルコンピュータ50は、
取得した光コネクタWの中心を通る断面x−xの光強度
分布から、フェルール1を現す2箇所の明部n、nを抽
出し、その間隔Dを求め、あらかじめメモリに記憶させ
ておいた光ファイバ2の外径φCと比較し、一致してい
れば合焦状態と判定する。
【0049】この合焦判定の結果、合焦状態にないと判
定された場合、パーソナルコンピュータ50は、次にピ
ントのズレ量の検出する(ステップS4)。
【0050】ここで、上述したように、光強度分布に表
れる傾斜部s、sの傾斜量は、撮像画像のボケ量(ピン
トのズレ量)に応じて変動し、この結果、明部nと明部
nの間隔Dもこれに応じて変動する。
【0051】そこで、パーソナルコンピュータ50は、
光強度分布に表れた2ヶ所の明部n、nの間隔Dとメモ
リに記憶された光ファイバ2の外径φCとの差を求め、
これをピントのズレ量として取得する。そして、その求
めたピントのズレ量をモニタ54によって告知する(ス
テップS5)。
【0052】ここで、このピントのズレ量の告知は、図
4に示すように、モニタ54上にグラフ表示することに
より行われ、ピントのズレ量に応じてグラフを構成する
目盛を点灯させることにより行われる。すなわち、図4
(a)に示すように、ズレ量が大きい場合は、目盛の点
灯量が多くなり、合焦状態に近づくにつれて、同図
(b)に示すように、目盛の点灯量が少なくなる。
【0053】オペレータは、このモニタ54上のグラフ
表示を確認しながら、ピント調節機構20を操作し、ピ
ント調節を行う。すなわち、ツマミ48を回転させて、
撮像ユニット18を光コネクタ端面に対して前後移動さ
せ、撮像画像のピント調節を行う。
【0054】以上の合焦判定はピントが合うまで一定の
時間間隔をもって繰り返し実行され、ユーザーは常に更
新されるグラフ表示を確認しながらピント調節を実施す
る。そして、ピントが合うと、パーソナルコンピュータ
50は合焦判定を終了し、合焦状態を告知する(ステッ
プS6)。この合焦状態の告知は、図4(c)に示すよ
うに、グラフの目盛がゼロ、すなわち全ての目盛が非点
灯状態になることにより行われる。オペレータは、この
グラフの目盛がゼロになったことを確認することによ
り、合焦状態を確認し、ピント調節作業を終了する。
【0055】この後、オペレータはパーソナルコンピュ
ータ50に傷解析の実行を指示し、自動傷解析を実施さ
せる。パーソナルコンピュータ50は、傷解析実行の指
示を受けると、CCDカメラ32で撮像された画像デー
タを取り込み、所定の画像処理プログラムに従って画像
処理することにより傷解析を実施し、所定の検査基準に
基づいて合否判定を行う。そして、その合否判定の結果
をモニタ54上に表示する。
【0056】以上により検査が終了する。検査終了後、
オペレータはホルダ16から光コネクタWを取り外し、
モニタ54上に表示された検査結果に基づいて回収した
光コネクタWを分別回収する。以下、同様の手順で順次
検査を実施する。
【0057】このように、本実施の形態のピント調整時
にピントのズレ具合を自動で検出し、そのズレ量を表示
するようにしているので、オペレータは、その表示を確
認しながらピント調節することにより、簡単かつ迅速に
ピント調節を行うことができる。これにより、効率よく
傷検査を実施することができる。
【0058】また、誰が実施しても必ず最適な位置にピ
ント合わせを行うことができるため、ムラのない安定し
た正確な傷検査を行うことができる。
【0059】なお、本実施の形態では、合焦判定の方法
として、光コネクタWの中心を通る断面x−xの光強度
分布から2箇所の明部n、nを抽出して、その間隔Dを
求め、あらかじめメモリに記憶させておいた光ファイバ
2の外径φCと比較して、一致していれば合焦状態と判
定するようにしているが、以下に、この合焦判定方法の
他の方法について説明する。
【0060】図5(a)は、図3 (a)と同様にCCD
カメラ32で撮像された画像を示しており(非合焦
時)、図5(b)は、その撮像画像のうち光コネクタW
の中心を通る断面x−xにおける光強度分布を示してい
る。
【0061】上述したように、CCDカメラ32で撮像
された撮像画像のピントが合ってない場合、その撮像画
像はフェルール1と光ファイバ2との境界部分にボケが
生じる。
【0062】一方、光強度分布は、光ファイバ2に該当
する部分に一定の光強度を有する暗部mが表れ、フェル
ール1に該当する部分に一定の光強度を有する明部n、
nが2箇所表れる。そして、撮影画像にボケが生じてい
る場合は、その明部n、nと暗部mとの境界に傾斜部
s、sが表れる。この傾斜部s、sの傾斜量は、撮像画
像のボケ量(ピントのズレ量)に応じて変動し、ボケが
無くなれば傾斜部s、sも無くなる。したがって、この
傾斜部s、sが無くなれば、ピントが合った状態、すな
わち合焦状態にあると判定することができる。この傾斜
部s、sが無くなったことは、光ファイバ2を現す暗部
mの幅L1 と、フェルール1を現す2箇所の明部n、n
の間隔L2 とが一致したことをもって検出することがで
きる。
【0063】そこで、パーソナルコンピュータ50は、
取得した光強度分布から、光ファイバ2を現す暗部m
と、フェルール1を現す2箇所の明部n、nを抽出し、
その暗部mの幅L1 と、2箇所の明部n、nの間隔L2
を求める。そして、両者を比較し、一致していれば合焦
状態と判定する。これにより、合焦状態の検出を行うこ
とができる。
【0064】また、ピントのズレ量の検出は、光ファイ
バ2を現す暗部mの幅L1 と、フェルール1を現す2箇
所の明部n、nの間隔L2 の差を求めることにより検出
する。すなわち、上述したように、光強度分布に表れる
傾斜部s、sの傾斜量は、撮像画像のボケ量(ピントの
ズレ量)に応じて変動し、この結果、明部nと明部nの
間隔L2 もこれに応じて変動する。
【0065】そこで、パーソナルコンピュータ50は、
光ファイバ2を現す暗部mの幅L1と、フェルール1を
現す2箇所の明部n、nの間隔L2 の差を求めることに
より、これをピントのズレ量として取得する。
【0066】このように、光強度分布から暗部mの幅L
1 と2箇所の明部n、nの間隔L2とを求め、両者が一
致したことを検出することによっても合焦状態を検出す
ることができる。
【0067】なお、この方法で合焦判定を行う場合、撮
像画像から抽出する光強度分布は、必ずしも光コネクタ
Wの中心を通る断面のものである必要はなく、光ファイ
バ1を横切る断面であれば任意の断面でよい。
【0068】図6(a)は、図6 (a)と同様にCCD
カメラ32で撮像された画像を示しており(非合焦
時)、図6(b)は、その撮像画像のうち光コネクタW
の中心を通る断面x−xにおける光強度分布を示してい
る。
【0069】上述したように、光強度分布に表れる傾斜
部s、sは、撮像画像のボケ量(ピントのズレ量)に応
じて傾斜量が変動し、この傾斜部s、sが無くなれば、
ピントが合った状態、すなわち合焦状態にあると判定す
ることができる。この傾斜部s、sが無くなったこと
は、傾斜部s、sが直角になったことを確認することに
より検出することができる。
【0070】そこで、パーソナルコンピュータ50は、
図6(b)に示すように、取得した光強度分布から傾斜
部sを抽出し(2つのうち一方)、その傾斜部sの傾斜
角度θを求める。そして、この傾斜角度θが0になった
ことを検出することにより、合焦状態と判定する。これ
により、合焦状態の検出を行うことができる。
【0071】また、この傾斜部sの傾斜角度θは、撮像
画像のボケ量(ピントのズレ量)に応じて変動するの
で、パーソナルコンピュータ50は、この傾斜部sの傾
斜角度θから同時にピントのズレ量を取得する。
【0072】このように、光強度分布から傾斜部sを抽
出し、その傾斜部が直角になったことを検出することに
よっても合焦状態を検出することができる。
【0073】なお、この方法で合焦判定を行う場合も撮
像画像から抽出する光強度分布は、必ずしも光コネクタ
Wの中心を通る断面のものである必要はなく、光ファイ
バ1を横切る断面であれば任意の断面でよい。
【0074】以上説明したように、ピント調整時におけ
る合焦判定の方法は種々の方法を採用することができ
る。
【0075】また、本実施の形態では、ピントのズレ量
をグラフ表示により告知するようにしているが、告知方
法は、これに限定されるものではなく、たとえば次のよ
うな告知方法を採用することもできる。
【0076】第1の方法として、たとえばケース21内
にブザーを設置し、ピントのズレ量に応じてブザーの鳴
る間隔(警報間隔)を変える方法。たとえば、合焦状態
に近づくにつれてブザーのなる間隔を短くしてゆく。そ
して、合焦状態に至ると、一定時間継続してブザーを鳴
らすようにする。たとえば、3秒間継続してブザーを鳴
らす。
【0077】第2の方法として、たとえばケース21の
正面部にLCDランプを設置し、ピントのズレ量に応じ
て点滅間隔を変える方法。たとえば、合焦状態に近づく
につれてLCDランプの点灯間隔を短くしてゆく。そし
て、合焦状態に至ると継続して点灯するようにする。
【0078】このように、ピントのズレ量の告知は、様
々な方法を採用することができる。なお、上記各方法の
組み合わせにより告知してもよい。すなわち、たとえば
グラフ表示と併用してブザーによる告知を行うようにし
てもよいし、また、合焦時のみブザーによる告知を行う
ようにしてもよい。
【0079】また、ピントのズレ表示は行わず、合焦状
態に至った場合のみ告知するようにしてもよい。たとえ
ば、合焦時のみLCDランプを点灯させたり、合焦時の
みブザーを鳴らすようにしてもよい。
【0080】ところで、上述した実施の形態の合焦判定
方法では、ピントのズレ量は検出できるが、ピントのズ
レ方向までは検出することができない。
【0081】そこで、次の方法により、ピントのズレ方
向を検出し、ピントを調節すべき方向を告知する。
【0082】図7は、ピントのズレ方向の検出を含めた
合焦判定方法のフローチャートである。
【0083】まず、オペレータは、検査対象の光コネク
タWをホルダ16にセットする(ステップS11)。ホ
ルダ16に光コネクタWがセットされると、その光コネ
クタWの端面に光源ランプ30からの照明光が照射され
る。そして、その光コネクタWの端面で反射した反射光
が撮影レンズ26、ハーフミラー28を通ってCCDカ
メラ32の受光部に入射される。
【0084】この状態でオペレータは、ピント調節機構
20を操作し、撮像ユニット18を前方向に移動させる
(ステップS12)。すなわち、ホルダ16に保持され
た光コネクタWに近づく方向に撮像ユニット18を移動
させる。
【0085】移動後、パーソナルコンピュータ50は、
CCDカメラ32に撮像された光コネクタWの端面の画
像データを取り込む(ステップS12)。そして、その
画像データをメモリに記憶する。
【0086】次に、オペレータは、ピント調節機構20
を操作し、撮像ユニット18を後方向に移動させる(ス
テップS14)。すなわち、ホルダ16に保持された光
コネクタWから離れる方向に撮像ユニット18を移動さ
せる。
【0087】移動後、パーソナルコンピュータ50は、
CCDカメラ32に撮像された光コネクタWの端面の画
像データを取り込む(ステップS15)。そして、その
画像データをメモリに記憶する。
【0088】次に、パーソナルコンピュータ50は、撮
像ユニット18を前方向に移動させて撮像した画像デー
タと後方向に移動させて撮像した画像データとに基づい
てピント方向の判別を行う。この判別は次のように行わ
れる。
【0089】すなわち、撮像ユニット18を前方向に移
動させて撮像した画像のボケ量(光ファイバとフェルー
ルとの境界部分に生じるボケ部の大きさ)が、撮像ユニ
ット18を後方向に移動させて撮像した画像のボケ量に
対して大きければ、ピントを合わすべき方向は前方向と
なり、逆に撮像ユニット18を前方向に移動させて撮像
した画像のボケ量が、撮像ユニット18を後方向に移動
させて撮像した画像のボケ量に対して小さければ、ピン
トを合わすべき方向は後方向となる。
【0090】そこで、パーソナルコンピュータ50は、
取得した2つの画像データからそれぞれ光コネクタWの
中心を通る断面x−xの光強度分布を抽出し、その光強
度分布からからボケ部を現す傾斜部sの幅を求め、これ
を比較する。
【0091】比較の結果、撮像ユニット18を前方向に
移動させて撮像した画像のボケ量が、撮像ユニット18
を後方向に移動させて撮像した画像のボケ量に対して大
きければ、ピントを合わすべき方向を前方向として、こ
れをモニタ54上に表示する。逆に撮像ユニット18を
前方向に移動させて撮像した画像のボケ量が、撮像ユニ
ット18を後方向に移動させて撮像した画像のボケ量に
対して小さければ、ピントを合わすべき方向を後方向と
して、これをモニタ54上に表示する(ステップS1
7)。オペレータは、このモニタ54の表示に基づいて
ピント調節機構20を操作し、ピント調節を行う。
【0092】一方、パーソナルコンピュータ50は、こ
のピント調節中CCDカメラ32からの画像データを取
り込み(ステップS18)、上述した合焦判定を実施す
る(ステップS19)。そして、ピントがずれている場
合は、ピントのずれ量を検出し(ステップS20)、そ
のずれ量を告知する(ステップS21)。そして、合焦
状態に至った段階で合焦判定を終了し、合焦状態を告知
する(ステップS22)。
【0093】このように、ピントのズレ方向を検出して
表示することにより、オペレータは容易にピント合わせ
を行うことができる。
【0094】なお、本実施の形態では、撮像ユニット1
8全体をホルダ16に対して前後移動させることによ
り、撮像画像のピント調節を行うようにしているが、ピ
ント調節機構の構成は、これに限定されるものではな
い。たとえば、撮像レンズ26をホルダ16に対して前
後移動させることにより、ピント調節するようにしても
よいし、また、CCDカメラ32をホルダ16に対して
前後移動させることにより、ピント調節するようにして
もよい。あるいは、ホルダ16を撮像ユニット18に対
して前後移動させることによりピント調節するようにし
てもよい。
【0095】また、本実施の形態では、ツマミ48を回
すことにより撮像ユニット18を移動させるようにして
いるが、モータ等の駆動源を用いて自動で移動させるよ
うにしてもよい。
【0096】また、本実施の形態では、オペレータがピ
ントのズレ表示等を確認して手動でピント調節するよう
にしているが、パーソナルコンピュータ50による制御
で自動でピント調節するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単かつ迅速にピント調節を行うことができ、効率よく
検査を実施することができる。また、手動でピント調節
を行った場合、誰が実施しても必ず最適な位置にピント
合わせを行うことができるため、ムラのない安定した正
確な検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光コネクタ端面検査装置の一実施
形態を示すブロック図
【図2】合焦判定方法を示すフローチャート
【図3】撮像画像と光強度分布を示す説明図
【図4】撮影画像と光強度分布の変化状態を示す説明図
【図5】撮像画像と光強度分布を示す説明図
【図6】撮像画像と光強度分布を示す説明図
【図7】ピント方向の判定方法を含めた合焦判定方法を
示すフローチャート
【図8】光コネクタの構成を示す断面図
【符号の説明】
W…光コネクタ、1…フェルール、2…光ファイバ、1
0…光コネクタ端面検査装置、12…撮像部、14…解
析部、16…ホルダ、18…撮像ユニット、20…ピン
ト調節機構、21…ケース、22…フランジ、24…コ
ネクタガイド、26…撮像レンズ、28…ハーフミラ
ー、30…光源ランプ、32…CCDカメラ、34…ス
ライドテーブル、36…テーブル移動機構、38…ガイ
ド、40…レール、42…ネジ棒、44…ナット部材、
46…軸受、48…ツマミ、50…パーソナルコンピュ
ータ、52…画像処理ボード、54…モニタ、56…キ
ーボード、58…マウス、60…プリンタ、m…暗部、
n…明部、s…傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 CC21 CC23 DD02 DD06 FF04 FF10 FF42 JJ26 LL00 MM14 MM24 PP22 QQ24 QQ25 SS02 SS04 SS09 2G086 AA04 2H036 QA21 QA29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルールの内周部に光ファイバが挿通
    されてなる光コネクタの端面に照明光を照射し、その反
    射光を光学系を介して撮像手段の受光部に入射させると
    ともに、ピント調節機構によって前記受光部上に結像さ
    せて前記光コネクタの端面の画像データを取得し、その
    画像データに基づいて前記光コネクタの端面を検査する
    光コネクタ端面検査装置において、 前記撮像手段で取得した画像データから前記光コネクタ
    の中心を通る断面の光強度分布を取得する光強度分布取
    得手段と、 前記光強度分布取得手段で取得した光強度分布から一定
    の光強度を有する2箇所の明部を抽出し、その2箇所の
    明部の間隔を求める明部間隔演算手段と、 前記光ファイバの外径が記憶された記憶手段と、 前記明部間隔演算手段で求めた2箇所の明部の間隔と前
    記記憶手段に記憶された前記光ファイバの外径とを比較
    し、両者が一致することをもって合焦状態と判定する合
    焦判定手段と、 前記合焦判定手段の判定結果に基づいて合焦状態を告知
    する合焦告知手段と、を備え、前記合焦告知手段による
    告知を確認しながら前記ピント調節機構でピント調節
    し、前記反射光を前記撮像手段の受光部に結像させるこ
    とを特徴とする光コネクタ端面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記明部間隔演算手段で求めた2箇所の
    明部の間隔と前記記憶手段に記憶された前記光ファイバ
    の外径との差に基づいてピントのズレ量を演算するズレ
    量演算手段と、 前記ズレ量演算手段で求めたピントのズレ量を告知する
    ズレ量告知手段と、を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の光コネクタ端面検査装置。
  3. 【請求項3】 フェルールの内周部に光ファイバが挿通
    されてなる光コネクタの端面に照明光を照射し、その反
    射光を光学系を介して撮像手段の受光部に入射させると
    ともに、ピント調節機構によって前記受光部上に結像さ
    せて前記光コネクタの端面の画像データを取得し、その
    画像データに基づいて前記光コネクタの端面を検査する
    光コネクタ端面検査装置において、 前記撮像手段で取得した画像データから所定断面の光強
    度分布を取得する光強度分布取得手段と、 前記光強度分布取得手段で取得した光強度分布から一定
    の光強度を有する暗部を抽出し、その暗部の幅を求める
    暗部幅演算手段と、 前記光強度分布取得手段で取得した光強度分布から一定
    の光強度を有する2箇所の明部を抽出し、その2箇所の
    明部の間隔を求める明部間隔演算手段と、 前記暗部幅演算手段で求めた暗部の幅と前記明部間隔演
    算手段で求めた2箇所の明部の間隔とを比較し、両者が
    一致することをもって合焦状態と判定する合焦判定手段
    と、 前記合焦判定手段の判定結果に基づいて合焦状態を告知
    する合焦告知手段と、を備え、前記合焦告知手段による
    告知を確認しながら前記ピント調節機構でピント調節
    し、前記反射光を前記撮像手段の受光部に結像させるこ
    とを特徴とする光コネクタ端面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記暗部幅演算手段で求めた暗部の幅と
    前記明部間隔演算手段で求めた2箇所の明部の間隔との
    差に基づいてピントのズレ量を演算するズレ量演算手段
    と、 前記ズレ量演算手段で求めたピントのズレ量を告知する
    ズレ量告知手段と、を備えたことを特徴とする請求項3
    に記載の光コネクタ端面検査装置。
  5. 【請求項5】 フェルールの内周部に光ファイバが挿通
    されてなる光コネクタの端面に照明光を照射し、その反
    射光を光学系を介して撮像手段の受光部に入射させると
    ともに、ピント調節機構によって前記受光部上に結像さ
    せて前記光コネクタの端面の画像データを取得し、その
    画像データに基づいて前記光コネクタの端面を検査する
    光コネクタ端面検査装置において、 前記撮像手段で取得した画像データから所定断面の光強
    度分布を取得する光強度分布取得手段と、 前記光強度分布取得手段で取得した光強度分布から一定
    の傾きで光強度が変化する傾斜部を抽出し、その傾斜角
    度を求める傾斜角度演算手段と、 前記傾斜角度演算手段で求めた傾斜部の傾斜角度が直角
    になったことをもって合焦状態と判定する合焦判定手段
    と、 前記合焦判定手段の判定結果に基づいて合焦状態を告知
    する合焦告知手段と、を備え、前記合焦告知手段による
    告知を確認しながら前記ピント調節機構でピント調節
    し、前記反射光を前記撮像手段の受光部に結像させるこ
    とを特徴とする光コネクタ端面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記傾斜角度演算手段で求めた傾斜部の
    傾斜角度に基づいてピントのズレ量を演算するズレ量演
    算手段と、 前記ズレ量演算手段で求めたピントのズレ量を告知する
    ズレ量告知手段と、を備えたことを特徴とする請求項5
    に記載の光コネクタ端面検査装置。
  7. 【請求項7】 前記合焦告知手段は、光で合焦状態を告
    知することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は
    6に記載の光コネクタ端面検査装置。
  8. 【請求項8】 前記合焦告知手段は、音で合焦状態を告
    知することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は
    6に記載の光コネクタ端面検査装置。
  9. 【請求項9】 前記合焦告知手段は、表示で合焦状態を
    告知することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は6に記載の光コネクタ端面検査装置。
  10. 【請求項10】 前記ズレ量告知手段は、光でズレ量を
    告知し、ズレ量に応じて光の点滅間隔を可変することを
    特徴とする請求項2、4又は6に記載の光コネクタ端面
    検査装置。
  11. 【請求項11】 前記ズレ量告知手段は、音でズレ量を
    告知し、ズレ量に応じて音の警報間隔を可変することを
    特徴とする請求項2、4又は6に記載の光コネクタ端面
    検査装置。
  12. 【請求項12】 前記ズレ量告知手段は、グラフ表示で
    ズレ量を告知し、ズレ量に応じてグラフ表示を可変する
    ことを特徴とする請求項2、4又は6に記載の光コネク
    タ端面検査装置。
JP2002009556A 2002-01-18 2002-01-18 光コネクタ端面検査装置 Pending JP2003214978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009556A JP2003214978A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 光コネクタ端面検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009556A JP2003214978A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 光コネクタ端面検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003214978A true JP2003214978A (ja) 2003-07-30

Family

ID=27647539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002009556A Pending JP2003214978A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 光コネクタ端面検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003214978A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095593A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Shimadzu Corp 外観検査装置及び外観検査方法
WO2018061430A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 シャープ株式会社 計測装置、計測方法、計測プログラム、及び記録媒体
JP2018087707A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 アンリツ株式会社 端面検査装置とその合焦画像データ取得方法
JP2018087708A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 アンリツ株式会社 端面検査装置とその合焦画像データ取得方法
JP2018163072A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 アンリツ株式会社 光コネクタ端面検査装置とその合焦画像データ取得方法
US10341550B2 (en) 2016-11-28 2019-07-02 Anritsu Corporation End face inspection apparatus and focused image data acquisition method
JP2019528439A (ja) * 2016-08-03 2019-10-10 パンドウィット・コーポレーション 光ファイバスプライスを評価するための方法及び装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095593A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Shimadzu Corp 外観検査装置及び外観検査方法
JP2019528439A (ja) * 2016-08-03 2019-10-10 パンドウィット・コーポレーション 光ファイバスプライスを評価するための方法及び装置
JP7128176B2 (ja) 2016-08-03 2022-08-30 パンドウィット・コーポレーション 光ファイバスプライスを評価するための方法及び装置
US11625823B2 (en) 2016-08-03 2023-04-11 Panduit Corp. Method for evaluating the optical loss of a mechanical splice joint of two optical fibers
WO2018061430A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 シャープ株式会社 計測装置、計測方法、計測プログラム、及び記録媒体
JP2018087707A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 アンリツ株式会社 端面検査装置とその合焦画像データ取得方法
JP2018087708A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 アンリツ株式会社 端面検査装置とその合焦画像データ取得方法
US10341550B2 (en) 2016-11-28 2019-07-02 Anritsu Corporation End face inspection apparatus and focused image data acquisition method
JP2018163072A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 アンリツ株式会社 光コネクタ端面検査装置とその合焦画像データ取得方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9528908B2 (en) System and method of an integrated fiber optic inspection and cleaning apparatus
JP5348765B2 (ja) 平板状透明体の微小凹凸欠陥検査方法及び装置
TW201541069A (zh) 缺陷觀察方法及其裝置
JP4550610B2 (ja) レンズ検査装置
JP2003214978A (ja) 光コネクタ端面検査装置
JP5042503B2 (ja) 欠陥検出方法
JPWO2003006969A1 (ja) ワークの傷検査方法及び装置
JP2009236760A (ja) 画像検出装置および検査装置
EP0677167A1 (fr) Methode de controle de l'etat de surface d'une face d'un solide et dispositif associe
JPH06109660A (ja) 異物検査方法
JP3753044B2 (ja) 光コネクタ端面検査装置
JP2007003332A (ja) 板状体側面の欠陥検出方法及び欠陥検出装置
JP3202089B2 (ja) 周期性パターンの表面欠陥検査方法
KR100505219B1 (ko) 광학계를 이용한 검사장치
JP5922556B2 (ja) 溶接検査装置及び溶接検査方法
Lee et al. Analysis and Evaluation of Slanted-edge-based Modulation Transfer Function and Focus Measurements for Optimal Assembly of Imaging Modules in Gastrointestinal Endoscopy
JP5647716B2 (ja) 微小凹凸欠陥検査機用の簡易テレセントリックレンズ装置
JP6553581B2 (ja) 光コネクタ端面検査装置とその合焦画像データ取得方法
EP4198604A1 (en) Method and system for positioning a sample
JP2003344298A (ja) 撮像手段及びそれを用いたワークの傷検査装置
JP2006038477A (ja) 欠点検査装置、欠点検査方法、およびシートの製造方法
JPH05307007A (ja) 表面検査方法
JP2017067459A (ja) 検査装置
JP3113302U (ja) 特殊光学系
JP3245066B2 (ja) 表示パネルの欠陥検査装置