JP2005037283A - 光ファイバ端面の検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光ファイバ100の端面を撮影する為に、光ファイバ100の一方の端面に検査光を入射せしめるための光源部1と、光ファイバ100の一方の端面に前記光源部1の光を入射せしめた状態で、または光を入射することなく、光ファイバ100の他方の端面の画像を撮影するカメラ部2と、光ファイバ100の一方の端面を光源部1近傍の所定の位置に装着すると共に、他方の端面をカメラ部2近傍の所定の位置に装着するための光ファイバの第1および第2装着部3、4と、カメラ部2が撮影した画像データを表示する画像表示部6と、筐体7とで構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
このような工事においては光ファイバは、光ファイバ接続器により光ファイバ同士を突き合せたり、光ファイバ端末にコネクタを装着しコネクタ接続したりするが、この接続部で光伝送特性が低下することが発生する。この光伝送特性に影響する原因の1つは光ファイバ端面の平坦度にある。従って、光ファイバを接続する際には、光ファイバ端面を平滑に切断することが必要となる。
このような問題を解決するため、従来は、顕微鏡を用いて光ファイバの端面を検査していた(例えば、特許文献2参照)。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を改良し、特に、光ファイバの端面の形状、粗さ等の端面の状態を簡単に検査可能にして、能率的な光ファイバの敷設・配線を可能にした顕著な作用・効果を奏する新規な光ファイバの検査装置を提供することにある。
前記第1装着部に装着された光ファイバの一方の端面に光源部の光を入射せしめた状態で、または光を入射せずに、第2装着部に装着された光ファイバの他方の端面の画像をカメラ部で撮影し、このカメラ部で撮影した画像データを画像表示部に表示し、および/または光源部にて光ファイバの他方の端面を照射し、端面で反射した光は拡大光学部における対物レンズ、ハーフミラー等の光学部品をとおしてカメラ部に結像し、カメラ部に結像した光ファイバ端面の像を映像信号に変換して画像表示部に入力して表示することを特徴とする。
これにより光を一端面より入射させ他端面より出射させた状態と、または光を入射させない状態との、光ファイバ端面の画像を撮影して画像表示部に表示することで、光ファイバ端面の平坦度(形状、粗さ)を容易に検査できる。また、光源部にて光ファイバの端面を照射し、端面で反射した光を拡大光学部における対物レンズ、ハーフミラー等の光学部品をとおしてカメラ部に結像し、この像を画像表示部に表示するので、拡大されて表示され、光ファイバ端面の平坦度(形状、粗さ)をより精度良く検査できる。このことで光ファイバ端面の合格、不合格の判定が容易にできる。
これにより前記効果の他に光ファイバ端面から出射する光量を検出することで、光の伝送損失の程度を得ることができ、これにより光ファイバ端面の状態や平坦度を判断できる。
これにより光ファイバ端面の傷等の不具合が強調して表示されるため、正確な検査がさらに容易となる。ここで端面の傷等とは、端面の傷、切欠、凸凹、不純物の付着を含む。
これにより検査項目の変換や拡大を図ることができる。
また、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、カメラ部への結像に、オートフォーカス機能を備える。
これにより自動的にカメラ部に結像を図ることがるできる。
また、予め設定した基準値と比較することで合否の判定ができる合否判別回路を有し、画像表示部に表示したり、非表示する機能を有することを特徴とする。
これにより光ファイバ端面の検査結果が、容易に確認でき、合否(良否)の判定が迅速に可能となる。
これにより携帯が容易となる。
さらに、本発明の光ファイバ端面の検査装置は、外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等への接続端子を具備することを特徴とする。
これにより外部での検査が可能となるし、外部に検査を依頼することもできる。また、データの収集も可能となる。
(1)検査しようとする光ファイバ端面を装着部に挿着するだけで、その光ファイバ端面の状態(傷、凸凹、切欠、不純物の付着など)を観察・検査して良否の判定を容易に行うことができる。しかも、端面の全面だけでなく、任意の位置の測定も可能となる。
(2)小型で持ち運び(携帯)が容易であり、敷設・配線の工事現場や各家庭に備えたり、携帯することができる。
(3)従って、光ファイバの敷設・配線工事現場や各家庭において、必要に応じて、光ファイバ端面の状態(傷、凸凹、切欠、不純物の付着など)、形状などを観察・検査することができるから、光ファイバの敷設・配線工事が能率的になり、正確で迅速な接続作業が可能となる。
(4)外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等に接続可能なので、外部(遠方)での検査が可能となるし、外部に検査を直接依頼できるし、複数人が同時に検査することもできる。また、データの収集もできる。
光源部1は、光ファイバ100の端面を撮影・検査したり、光量を測定するために、光ファイバ100の一方の端面101に検査光を入射せしめるためのものである。
カメラ部2は、光ファイバ100の他方の端面102の画像を撮影するものであり、例えば、CCDカメラ等で構成される。この光ファイバ100の他方の端面102の画像の撮影は、光ファイバ100の一方の端面101に光源部1の光を入射せしめ、他方の端面102より出射せしめた状態で行う場合と、光源部1からの光の入射を止めた状態で行う場合とがあり、いずれか一方でもよいが両者を併用すると比較することで精度のよい検査が可能となるので好ましい。
画像表示部6は、前記カメラ部2で撮影した画像データを表示するものであり、例えば、液晶表示装置で構成される。
なお、符号11は、画像表示部6への表示機能の選択、輝度等を調整するキー群である。
具体的には、本例では、端面の傷、凸凹、切欠等の状態をよりわかりやすく表示するために、カメラ2で撮影した画像データを微分処理して表示するようにしているため、なめらかでない(不具合な)部分があると、その部分が検出され、このため、表面の粗さが強調して表示される。
そして、この第3の実施の形態では、カメラ部2で撮影された画像データは、画像処理部61で上記した画像処理がなされ、この画像処理されたデータがモニタ部駆動回路62に加えられ、モニタ部駆動回路62の制御に基づき、画像処理されたデータが液晶表示装置等で構成したモニタ部63上に表示される。
なお、画像処理部61は、ROMに格納されたソフトウエアで制御され、ハードウエアとしては、通常のコンピュータが備えているCPU、RAMを有するハードウエアで簡単に構成することが出来る。
なお、上記画像処理部61の構成例は、一例にすぎず、必要に応じて、ROMを交換することで、画像処理の内容を変更できるように構成すれば、技術の変化に対応して、最新の検査を行うことも可能になる。
2 カメラ部
3 第1装着部
4 第2装着部
5 第3装着部
6 画像表示部(液晶表示装置)
7 筺体
8 拡大光学部
10 調整ノブ
11 キー群
12 光量検知手段
16 検出値表示装置
61 画像処理部
62 モニタ部駆動回路
63 モニタ部
81 ハーフミラー
82 対物レンズ
100 光ファイバ
101 光ファイバの一方の端面
102 光ファイバの他方の端面
Claims (11)
- 光ファイバの端面の検査装置であって、光源部と、拡大光学部と、カメラ部と、画像表示部と、電源部と、光ファイバの一方の端部を装着する第1装着部と、他方の端部を装着する第2装着部と、これらの部材を収納する筺体とで構成され、
前記第1装着部に装着された光ファイバの一方の端面に光源部の光を入射せしめた状態で、または光を入射せずに第2装着部に装着された光ファイバの他方の端面の画像をカメラ部で撮影し、このカメラ部で撮影した画像データを画像表示部に表示し、および/または光源部にて光ファイバの他方の端面を照射し、端面で反射した光は拡大光学部における光学部品をとおしてカメラ部に結像し、カメラ部に結像した光ファイバ端面の像を映像信号に変換して画像表示部に入力して表示することを特徴とする光ファイバ端面の検査装置。 - 前記光ファイバ端面の検査装置が、さらに光量検知手段を具備し、光ファイバの一方の端面に前記光源部の光を入射せしめ、他方の端面から出射する光量を検出し、または/および光ファイバの一方の端部を第1装着部に装着し、他方の端部を光量検知手段に連結し、この光ファイバの途中に光ファイバの接続部を介在させ、この接続部で端面及び接続の良否の検査をするために、光ファイバの一方の端面に前記光源部の光を入射せしめ、他方の端面から出社する光量を検出し、この出射光量の検出値を表示部に表示することを特徴とする光ファイバの端面の検査装置。
- 前記画像表示部は、前記カメラ部で撮影された画像データの端面の傷等の不具合を強調して表示するための画像処理手段を有し、この画像処理手段で画像処理された画像データを前記画像表示部のモニタ部上に表示するように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記拡大光学部および/または画像表示部を駆動するソフトウエアは、交換可能である請求項1乃至3のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記カメラ部への結像は、オートフォーカス機能を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記画像表示部は、光ファイバ端面の表面荒さを表示部の演算回路を用いて演算し、その値を画像表示できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 予め設定した基準値と比較することで合否の判定ができる合否判別回路を有し、画像表示部に表示したり、非表示する機能を有することを特徴とする請求項1、2、3、4および6のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記装置は、本体部と蓋部とが開閉可能となっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記装置は、携帯可能となっていることを特徴とする請求項8記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記装置は、電源部を内蔵することを特徴とする請求1乃至9のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
- 前記装置は、外部記憶装置、外部表示部および外部プリンター等への接続端子を具備することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の光ファイバ端面の検査装置。
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