JPH10206976A - 背面投写型表示装置 - Google Patents
背面投写型表示装置Info
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- JPH10206976A JPH10206976A JP9009592A JP959297A JPH10206976A JP H10206976 A JPH10206976 A JP H10206976A JP 9009592 A JP9009592 A JP 9009592A JP 959297 A JP959297 A JP 959297A JP H10206976 A JPH10206976 A JP H10206976A
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- JP
- Japan
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- sheet
- screen
- fresnel
- display device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 背面投写型表示装置におけるスクリーン(ス
クリーンブロック)を軽量化し、かつ、そのコストダウ
ンを図ること。 【解決手段】 レンチキュラーレンズを備えたフロント
シートと、フレネルレンズを備えたフレネルシートとを
含む、スクリーンを、少くとも横へ2列以上配置してな
るマルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置にお
いて、その端部がフロントシートに結合された引っ張り
手段を、フレネルシートの入射側の端辺部に設けた係止
部にひっかけ係止することによって、フロントシートを
左右に引っ張りながら、フレネルシート側に引き寄せる
ようし、また、フロントシートの下部に設けたステイ
で、フレネルシートの下端面を担持することで、フロン
トシートとフレネルシートとを補強板なしで直接結合す
る。
クリーンブロック)を軽量化し、かつ、そのコストダウ
ンを図ること。 【解決手段】 レンチキュラーレンズを備えたフロント
シートと、フレネルレンズを備えたフレネルシートとを
含む、スクリーンを、少くとも横へ2列以上配置してな
るマルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置にお
いて、その端部がフロントシートに結合された引っ張り
手段を、フレネルシートの入射側の端辺部に設けた係止
部にひっかけ係止することによって、フロントシートを
左右に引っ張りながら、フレネルシート側に引き寄せる
ようし、また、フロントシートの下部に設けたステイ
で、フレネルシートの下端面を担持することで、フロン
トシートとフレネルシートとを補強板なしで直接結合す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用などに利用
される大型の背面投写型表示装置に係り、特に、スクリ
ーンを左右または/および上下に連結して大画面を形成
する、マルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置
における、スクリーン構造に関する。
される大型の背面投写型表示装置に係り、特に、スクリ
ーンを左右または/および上下に連結して大画面を形成
する、マルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置
における、スクリーン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図21は、背面投写型表示装置における
1つの表示単位である表示ユニットを示す図で、図21
の(a)は単板式の(画像発生源が1つである)表示ユ
ニットを、図21の(b)は3板式の(画像発生源が3
つである)表示ユニットをそれぞれ示している。
1つの表示単位である表示ユニットを示す図で、図21
の(a)は単板式の(画像発生源が1つである)表示ユ
ニットを、図21の(b)は3板式の(画像発生源が3
つである)表示ユニットをそれぞれ示している。
【0003】図21において、51は液晶表示装置より
なる画像発生源、52は投写レンズ、53はスクリーン
であり、画像発生源51から出射した光は、投写レンズ
52を介してスクリーン53上に拡大投写され、視認さ
れるようになっている。
なる画像発生源、52は投写レンズ、53はスクリーン
であり、画像発生源51から出射した光は、投写レンズ
52を介してスクリーン53上に拡大投写され、視認さ
れるようになっている。
【0004】いま、例えば図21に示したように、投写
レンズ52(3板式の表示ユニットの場合には中央の投
写レンズ52)からスクリーン53までの距離を100
0mmとし、スクリーン53の幅を1016mmとした
とき(1つのスクリーン(1つの表示単位となるスクリ
ーン)のスクリーンサイズが50インチの場合には)、
3板式の表示ユニットの場合には、スクリーン53の側
端における法線と、外側の投写レンズ52からスクリー
ン53の側端に到達する光線(線分)とのなす角度、換
言するなら、スクリーン53の裏側(入射面側)で投写
光を遮ることのない領域を規定する角度は、図21の
(b)に示すように、約17°となる。一方、単板式の
表示ユニットの場合には、スクリーン53の側端におけ
る法線と、投写レンズ52からスクリーン53の側端に
到達する光線(線分)とのなす角度、換言するなら、ス
クリーン53の裏側(入射面側)で投写光を遮ることの
ない領域を規定する角度は、図21の(b)に示すよう
に、約24°となる。
レンズ52(3板式の表示ユニットの場合には中央の投
写レンズ52)からスクリーン53までの距離を100
0mmとし、スクリーン53の幅を1016mmとした
とき(1つのスクリーン(1つの表示単位となるスクリ
ーン)のスクリーンサイズが50インチの場合には)、
3板式の表示ユニットの場合には、スクリーン53の側
端における法線と、外側の投写レンズ52からスクリー
ン53の側端に到達する光線(線分)とのなす角度、換
言するなら、スクリーン53の裏側(入射面側)で投写
光を遮ることのない領域を規定する角度は、図21の
(b)に示すように、約17°となる。一方、単板式の
表示ユニットの場合には、スクリーン53の側端におけ
る法線と、投写レンズ52からスクリーン53の側端に
到達する光線(線分)とのなす角度、換言するなら、ス
クリーン53の裏側(入射面側)で投写光を遮ることの
ない領域を規定する角度は、図21の(b)に示すよう
に、約24°となる。
【0005】図22〜図24は、マルチスクリーン構成
をとる従来の背面投写型表示装置におけるスクリーン
(スクリーンブロック)を示す図で、図22はスクリー
ンの分解斜視図、図23の(a)はスクリーンの裏面
図、図23の(b)はスクリーンの側面図、図24の
(a),(b)はスクリーンの要部拡大説明図である。
をとる従来の背面投写型表示装置におけるスクリーン
(スクリーンブロック)を示す図で、図22はスクリー
ンの分解斜視図、図23の(a)はスクリーンの裏面
図、図23の(b)はスクリーンの側面図、図24の
(a),(b)はスクリーンの要部拡大説明図である。
【0006】図22〜図24において、61は水平方向
に光を拡散するレンチキュラーレンズを備えたフロント
シート、62フレネルレンズを備えたフレネルシート、
63はアクリル樹脂等の透明材料よりなる板厚の大きい
補強板であり、この補強板63がフロントシート61と
フレネルシート62とを保持するようになっている。な
お、ここでは、スクリーン(スクリーンブロック)は、
上下2つの表示ユニットに対応する大きさをもつものと
なっている。
に光を拡散するレンチキュラーレンズを備えたフロント
シート、62フレネルレンズを備えたフレネルシート、
63はアクリル樹脂等の透明材料よりなる板厚の大きい
補強板であり、この補強板63がフロントシート61と
フレネルシート62とを保持するようになっている。な
お、ここでは、スクリーン(スクリーンブロック)は、
上下2つの表示ユニットに対応する大きさをもつものと
なっている。
【0007】補強板63の入射面(裏面)側の左右辺に
は、左右仕切り板64が取り付け具65を介してネジ6
6止めされ、入射面(裏面)側の中央には上下仕切り板
67の折り曲げ部がネジ66止めされている。また、補
強板63の出射面(表面)側の下部にはステイ68が取
り付けられ、補強板63の表裏面の上部には吊り下げ部
材69が取り付けられている。また、フロントシート6
1の入射面(裏面)側の上下には、シート補強板70が
裏打ちされている。
は、左右仕切り板64が取り付け具65を介してネジ6
6止めされ、入射面(裏面)側の中央には上下仕切り板
67の折り曲げ部がネジ66止めされている。また、補
強板63の出射面(表面)側の下部にはステイ68が取
り付けられ、補強板63の表裏面の上部には吊り下げ部
材69が取り付けられている。また、フロントシート6
1の入射面(裏面)側の上下には、シート補強板70が
裏打ちされている。
【0008】そして、フレネルシート62の下端を、補
強板63のステイ68で担持させるとともに、フロント
シート61の上部のシート補強板70で裏打ちした部分
を、補強板63の上部にフロントシート吊るしネジ71
によって吊り下げ保持させ、かつ、フロントシート61
およびフレネルシート62を、引っ張り手段(引っ張り
コイルバネとその両端に結合されたワイヤー)72によ
って、補強板63側へ引き寄せて、これによって、補強
板63の出射面(表面)側に、フレネルシート62とフ
ロントシート61を保持するようになっている。
強板63のステイ68で担持させるとともに、フロント
シート61の上部のシート補強板70で裏打ちした部分
を、補強板63の上部にフロントシート吊るしネジ71
によって吊り下げ保持させ、かつ、フロントシート61
およびフレネルシート62を、引っ張り手段(引っ張り
コイルバネとその両端に結合されたワイヤー)72によ
って、補強板63側へ引き寄せて、これによって、補強
板63の出射面(表面)側に、フレネルシート62とフ
ロントシート61を保持するようになっている。
【0009】上記のような構成のスクリーン(スクリー
ンブロック)は、隣接する左右のスクリーン(スクリー
ンブロック)と、補強板63の上下端において、連結金
具73(図23)を介してネジ66止めによって結合さ
れ、各スクリーン(スクリーンブロック)は、補強板6
3の吊り下げ部材69によって、背面投写型表示装置の
上梁等に、所定量だけ横スライド可能なように懸下・保
持されるようになっている。
ンブロック)は、隣接する左右のスクリーン(スクリー
ンブロック)と、補強板63の上下端において、連結金
具73(図23)を介してネジ66止めによって結合さ
れ、各スクリーン(スクリーンブロック)は、補強板6
3の吊り下げ部材69によって、背面投写型表示装置の
上梁等に、所定量だけ横スライド可能なように懸下・保
持されるようになっている。
【0010】なお、かようなスクリーン(スクリーンブ
ロック)の構成に関しては、例えば、米国特許第508
5495号明細書に開示されている。
ロック)の構成に関しては、例えば、米国特許第508
5495号明細書に開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図21の(a)に示し
前記したように、例えば、単板式の表示ユニットの場合
には、スクリーンの側端における法線と、投写レンズか
らスクリーンの側端に到達する光線(線分)とのなす角
度は、約24°となる。また、単板式の表示ユニットの
場合には、スクリーンの上端(または下端)における法
線と、投写レンズからスクリーンの上端(または下端)
に到達する光線(線分)とのなす角度は、約18.2°
となる。
前記したように、例えば、単板式の表示ユニットの場合
には、スクリーンの側端における法線と、投写レンズか
らスクリーンの側端に到達する光線(線分)とのなす角
度は、約24°となる。また、単板式の表示ユニットの
場合には、スクリーンの上端(または下端)における法
線と、投写レンズからスクリーンの上端(または下端)
に到達する光線(線分)とのなす角度は、約18.2°
となる。
【0012】このとき、スクリーンの左右では、図24
の(b)に示すように、補強板63やフレネルシート6
2内では、スネルの法則によると屈折率1.5の場合に
は、上記の24°は約15.7゜となる。また、スクリ
ーン上下では、図24の(a)に示すように、補強板6
3やフレネルシート62内では、スネルの法則によると
屈折率1.5の場合には、上記の18.2°は約12°
となる。
の(b)に示すように、補強板63やフレネルシート6
2内では、スネルの法則によると屈折率1.5の場合に
は、上記の24°は約15.7゜となる。また、スクリ
ーン上下では、図24の(a)に示すように、補強板6
3やフレネルシート62内では、スネルの法則によると
屈折率1.5の場合には、上記の18.2°は約12°
となる。
【0013】すなわち、スクリーン内では、投写光を遮
ることのない領域(換言するなら、スクリーン上に影が
投影される虞のない領域)を規定する角度は小さく、ス
クリーンの左右では約15.7゜の角度範囲となり、ス
クリーンの上下では約12°の角度範囲となる。ところ
が、従来技術においては、板厚の大きい補強板63を用
いているのでスクリーンの厚み(奥行き)寸法をかせぐ
ことができ、スクリーン上に影が投影される虞のない上
下,左右の角度範囲が小さくても、スクリーン内の上
下,左右に影が投影される虞のない領域を比較的に充分
確保できることになる。したがって、前記した引っ張り
コイルバネとその両端に結合されたワイヤーとからなる
引っ張り手段72を、スクリーン内の光が投影される虞
のない領域に容易に収めることができ、画質に悪影響を
与えることがない。
ることのない領域(換言するなら、スクリーン上に影が
投影される虞のない領域)を規定する角度は小さく、ス
クリーンの左右では約15.7゜の角度範囲となり、ス
クリーンの上下では約12°の角度範囲となる。ところ
が、従来技術においては、板厚の大きい補強板63を用
いているのでスクリーンの厚み(奥行き)寸法をかせぐ
ことができ、スクリーン上に影が投影される虞のない上
下,左右の角度範囲が小さくても、スクリーン内の上
下,左右に影が投影される虞のない領域を比較的に充分
確保できることになる。したがって、前記した引っ張り
コイルバネとその両端に結合されたワイヤーとからなる
引っ張り手段72を、スクリーン内の光が投影される虞
のない領域に容易に収めることができ、画質に悪影響を
与えることがない。
【0014】しかしながら、従来技術においては、左右
仕切り板64や上下仕切り板67、および、板厚の大き
い補強板63を用いているが故に、部品点数が嵩んでス
クリーン(スクリーンブロック)がコストアップする
上、重量が嵩むという問題があった。
仕切り板64や上下仕切り板67、および、板厚の大き
い補強板63を用いているが故に、部品点数が嵩んでス
クリーン(スクリーンブロック)がコストアップする
上、重量が嵩むという問題があった。
【0015】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、上記した従来技術のもつ問題点を解消することに
あり、その目的とするところは、背面投写型表示装置に
おけるスクリーン(スクリーンブロック)を軽量化し、
かつ、そのコストダウンを図ることにある。また、本発
明の目的とするところは、スクリーン(スクリーンブロ
ック)の薄型化を図りつつ、スクリーンに取り付ける引
っ張り手段を、スクリーン上の画像に影響を与えないよ
うに保持することにある。
題は、上記した従来技術のもつ問題点を解消することに
あり、その目的とするところは、背面投写型表示装置に
おけるスクリーン(スクリーンブロック)を軽量化し、
かつ、そのコストダウンを図ることにある。また、本発
明の目的とするところは、スクリーン(スクリーンブロ
ック)の薄型化を図りつつ、スクリーンに取り付ける引
っ張り手段を、スクリーン上の画像に影響を与えないよ
うに保持することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、液晶表示装置等の画像発生源と、該画像
発生源から照射される画像が投写用レンズを介して投写
されるスクリーンとを具備し、スクリーンは、最出射側
に位置し水平方向に光を拡散するレンチキュラーレンズ
を備えたフロントシートと、フレネルレンズを備えたフ
レネルシートとを含む、少なくとも2枚以上のシートか
らなり、スクリーンを少くとも横へ2列以上配置してな
るマルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置にお
いて、その端部がフロントシートに結合されると共に、
少なくともその一部がバネ性を有する引っ張り手段を、
フロントシートの左右端にそれぞれ複数個設け、フレネ
ルシートの入射側の左右端には、引っ張り手段をひっか
けるための複数の係止部を設けて、該係止部に引っ張り
手段をひっかけ係止することによって、フロントシート
を左右に引っ張りながら、フレネルシート側に引き寄せ
るようして、フロントシートとフレネルシートとを、補
強板なしで直接結合するように、構成される。また、引
っ張り手段のための係止部は、フレネルシートに植設さ
れたピン状突起、もしくは、フレネルシートに取り付け
られた係止板として、構成される。また、引っ張り手段
は、引っ張りコイルバネと、該引っ張りコイルバネの両
端に結合されたワイヤー(非コイル部)とからなり、引
っ張りコイルバネの両端のワイヤーが、フロントシート
に結合されるように、構成される。また、フロントシー
トの下部に取り付けたステイで、フレネルシートの下端
面を担持するように、構成される。また、フレネルシー
トの上端側で、フロントシートを吊り下げるように、構
成される。また、スクリーンと背面投写型表示装置の筐
体との間に、スクリーンの前後位置を調整するための調
節機構を設け、該調節機構によってスクリーンを前後に
移動させることによって、隣接する各フロントシート間
の前後差を低減させるよう、構成される。
達成するため、液晶表示装置等の画像発生源と、該画像
発生源から照射される画像が投写用レンズを介して投写
されるスクリーンとを具備し、スクリーンは、最出射側
に位置し水平方向に光を拡散するレンチキュラーレンズ
を備えたフロントシートと、フレネルレンズを備えたフ
レネルシートとを含む、少なくとも2枚以上のシートか
らなり、スクリーンを少くとも横へ2列以上配置してな
るマルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置にお
いて、その端部がフロントシートに結合されると共に、
少なくともその一部がバネ性を有する引っ張り手段を、
フロントシートの左右端にそれぞれ複数個設け、フレネ
ルシートの入射側の左右端には、引っ張り手段をひっか
けるための複数の係止部を設けて、該係止部に引っ張り
手段をひっかけ係止することによって、フロントシート
を左右に引っ張りながら、フレネルシート側に引き寄せ
るようして、フロントシートとフレネルシートとを、補
強板なしで直接結合するように、構成される。また、引
っ張り手段のための係止部は、フレネルシートに植設さ
れたピン状突起、もしくは、フレネルシートに取り付け
られた係止板として、構成される。また、引っ張り手段
は、引っ張りコイルバネと、該引っ張りコイルバネの両
端に結合されたワイヤー(非コイル部)とからなり、引
っ張りコイルバネの両端のワイヤーが、フロントシート
に結合されるように、構成される。また、フロントシー
トの下部に取り付けたステイで、フレネルシートの下端
面を担持するように、構成される。また、フレネルシー
トの上端側で、フロントシートを吊り下げるように、構
成される。また、スクリーンと背面投写型表示装置の筐
体との間に、スクリーンの前後位置を調整するための調
節機構を設け、該調節機構によってスクリーンを前後に
移動させることによって、隣接する各フロントシート間
の前後差を低減させるよう、構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1〜図7は、本発明の第1実施
形態による背面投写型表示装置におけるスクリーン(ス
クリーンブロック)に係る図であり、図1の(a)はス
クリーンの分解斜視図、図1の(b)は図1の(a)の
A部の拡大図、図1の(c)は図1の(a)のB部の拡
大図、図2の(a)はスクリーンの背面図、図2の
(b)はスクリーンの側面図、図2の(c)は図2の
(a)のA部の拡大図、図2の(d)は図2の(b)の
B部の拡大図、図3の(a)はスクリーンの斜視図、図
3の(b)は図3の(a)のA部の拡大図、図4はスク
リーンの要部断平面図、図5はスクリーンの前後位置を
調整するための調整機構を示す側面図、図6の(a)は
スクリーン中のフレネルシートの裏面図、図6の(b)
はフレネルシートの側面図、図7の(a)はスクリーン
の前後位置を調整するための調整機構を示す要部平面
図、図7の(b)は調整機構を示す要部側面図である。
なお、ここでは、図1の(a)等々に図示した1つのス
クリーン(スクリーンブロック)は、上下2つの表示ユ
ニットに対応する大きさをもったものとなっている。
面を用いて説明する。図1〜図7は、本発明の第1実施
形態による背面投写型表示装置におけるスクリーン(ス
クリーンブロック)に係る図であり、図1の(a)はス
クリーンの分解斜視図、図1の(b)は図1の(a)の
A部の拡大図、図1の(c)は図1の(a)のB部の拡
大図、図2の(a)はスクリーンの背面図、図2の
(b)はスクリーンの側面図、図2の(c)は図2の
(a)のA部の拡大図、図2の(d)は図2の(b)の
B部の拡大図、図3の(a)はスクリーンの斜視図、図
3の(b)は図3の(a)のA部の拡大図、図4はスク
リーンの要部断平面図、図5はスクリーンの前後位置を
調整するための調整機構を示す側面図、図6の(a)は
スクリーン中のフレネルシートの裏面図、図6の(b)
はフレネルシートの側面図、図7の(a)はスクリーン
の前後位置を調整するための調整機構を示す要部平面
図、図7の(b)は調整機構を示す要部側面図である。
なお、ここでは、図1の(a)等々に図示した1つのス
クリーン(スクリーンブロック)は、上下2つの表示ユ
ニットに対応する大きさをもったものとなっている。
【0018】図1〜図7において、1は最出射側に位置
し水平方向に光を拡散するレンチキュラーレンズを備え
たフロントシート、2はフレネルレンズを備えたフレネ
ルシートであり、本実施形態を含む以下の各実施形態で
は、補強板なしで、フロントシート1とフレネルシート
2とが直接結合されるようになっている。
し水平方向に光を拡散するレンチキュラーレンズを備え
たフロントシート、2はフレネルレンズを備えたフレネ
ルシートであり、本実施形態を含む以下の各実施形態で
は、補強板なしで、フロントシート1とフレネルシート
2とが直接結合されるようになっている。
【0019】フロントシート1の入射側(裏面側)の最
上部および最下部には、フロントシート4の割れを防ぐ
目的で、フロントシート1と略同一板厚のシート補強板
3が接着によって固着(裏打ち)されており、最上部の
シート補強板3には、スクリーン(スクリーンブロッ
ク)を吊り下げ保持するための吊り下げ片4が接着によ
って固着されており、最下部のシート補強板3には、フ
レネルシート2の下端面を担持するためのステイ(保持
片)5が接着によって固着されている。なお、フロント
シート1,フレネルシート2,シート補強板3,吊り下
げ片4,ステイ5は、同一材料(例えばアクリル樹脂)
で形成されており、これにより、各部材の温湿度特性が
同一となるように配慮されている。
上部および最下部には、フロントシート4の割れを防ぐ
目的で、フロントシート1と略同一板厚のシート補強板
3が接着によって固着(裏打ち)されており、最上部の
シート補強板3には、スクリーン(スクリーンブロッ
ク)を吊り下げ保持するための吊り下げ片4が接着によ
って固着されており、最下部のシート補強板3には、フ
レネルシート2の下端面を担持するためのステイ(保持
片)5が接着によって固着されている。なお、フロント
シート1,フレネルシート2,シート補強板3,吊り下
げ片4,ステイ5は、同一材料(例えばアクリル樹脂)
で形成されており、これにより、各部材の温湿度特性が
同一となるように配慮されている。
【0020】6は引っ張り手段で、ここでは引っ張りコ
イルバネ6aと、該引っ張りコイルバネ6aの両端に結
合されたワイヤー(非コイル部)6bとからなり、フロ
ントシート1の入射側(裏面側)の左右の辺部に多数配
設されるようになっている。各引っ張り手段6の引っ張
りコイルバネ6aの両端のワイヤー6bは、フロントシ
ート1の入射側から出射側に通された後、フロントシー
ト1の出射側から入射側へと再び通され、然る後、ワイ
ヤー6bの端部がワイヤー6bの中間部に巻き付けられ
(図1の(b)参照)、これによって、引っ張りコイル
バネ6aの両端のワイヤー6bがフロントシート1に結
合されるようになっている。
イルバネ6aと、該引っ張りコイルバネ6aの両端に結
合されたワイヤー(非コイル部)6bとからなり、フロ
ントシート1の入射側(裏面側)の左右の辺部に多数配
設されるようになっている。各引っ張り手段6の引っ張
りコイルバネ6aの両端のワイヤー6bは、フロントシ
ート1の入射側から出射側に通された後、フロントシー
ト1の出射側から入射側へと再び通され、然る後、ワイ
ヤー6bの端部がワイヤー6bの中間部に巻き付けられ
(図1の(b)参照)、これによって、引っ張りコイル
バネ6aの両端のワイヤー6bがフロントシート1に結
合されるようになっている。
【0021】7は、引っ張り手段6のための係止部とな
る係止ピン(図1の(b)参照)で、フレネルシート2
の入射側(裏面側)の左右の辺部に、各引っ張り手段6
と対応する位置に多数本が植設・固定されている。な
お、1つの引っ張り手段6に、2つの係止ピン7が対応
するようになっている。
る係止ピン(図1の(b)参照)で、フレネルシート2
の入射側(裏面側)の左右の辺部に、各引っ張り手段6
と対応する位置に多数本が植設・固定されている。な
お、1つの引っ張り手段6に、2つの係止ピン7が対応
するようになっている。
【0022】フロントシート1のステイ5上には、フレ
ネルシート2の下端面が乗せられて担持され(図3の
(a)参照)、これによって、フレネルシート2の重み
でフロントシート1を下に引っ張って、フロントシート
1にしわが発生することを防ぐようにされる。また、各
引っ張り手段6の引っ張りコイルバネ6aの両端のワイ
ヤー6bの根本部が、係止ピン7にひっかけ係止され
(図2の(c)および図3の(b)参照)、これによっ
て、フロントシート1を左右に引っ張りながら、フロン
トシート1をフレネルシート2に引き寄せるようにされ
る。本実施形態においては、斯様にして、補強板なし
で、フロントシート1とフレネルシート2とが直接結合
されるようになっている。
ネルシート2の下端面が乗せられて担持され(図3の
(a)参照)、これによって、フレネルシート2の重み
でフロントシート1を下に引っ張って、フロントシート
1にしわが発生することを防ぐようにされる。また、各
引っ張り手段6の引っ張りコイルバネ6aの両端のワイ
ヤー6bの根本部が、係止ピン7にひっかけ係止され
(図2の(c)および図3の(b)参照)、これによっ
て、フロントシート1を左右に引っ張りながら、フロン
トシート1をフレネルシート2に引き寄せるようにされ
る。本実施形態においては、斯様にして、補強板なし
で、フロントシート1とフレネルシート2とが直接結合
されるようになっている。
【0023】8は、フロントシート1とフレネルシート
2とからなるスクリーンの前後位置を調整するための調
整機構で、スクリーンと背面投写型表示装置の筐体12
(図2の(b)および図5参照)との間に設けられてお
り、この調整機構8によって、スクリーンを前後に微移
動させることにより、スクリーンの前後位置を調整する
ようになっている。本実施形態では、調整機構8はスク
リーンの左右辺に対となって設けられており、各調整機
構8は、その一端側を筐体12にネジ13止め等で取り
付けられてフレネルシート2側に延びた支持板9と、そ
の端部でフレネルシート2を係止したワイヤーピン10
と、ワイヤーピン10を支持板9に固定するためのワイ
ヤーピン取り付けネジ11とを含むものとなっており、
支持板9に対するワイヤーピン10の取り付け位置、も
しくは、筐体12に対する支持板9の取り付け位置を前
後に調整することによって、スクリーンの前後位置を調
整するようになっている。
2とからなるスクリーンの前後位置を調整するための調
整機構で、スクリーンと背面投写型表示装置の筐体12
(図2の(b)および図5参照)との間に設けられてお
り、この調整機構8によって、スクリーンを前後に微移
動させることにより、スクリーンの前後位置を調整する
ようになっている。本実施形態では、調整機構8はスク
リーンの左右辺に対となって設けられており、各調整機
構8は、その一端側を筐体12にネジ13止め等で取り
付けられてフレネルシート2側に延びた支持板9と、そ
の端部でフレネルシート2を係止したワイヤーピン10
と、ワイヤーピン10を支持板9に固定するためのワイ
ヤーピン取り付けネジ11とを含むものとなっており、
支持板9に対するワイヤーピン10の取り付け位置、も
しくは、筐体12に対する支持板9の取り付け位置を前
後に調整することによって、スクリーンの前後位置を調
整するようになっている。
【0024】上記した本実施例のスクリーン(スクリー
ンブロック)は、フロントシート1の上側に固定した吊
り下げ片4によって(例えば、吊り下げ片4に取り付け
た吊り具14(図5参照)等によって)、背面投写型表
示装置の上梁等に、所定量だけ横スライド可能なように
懸下・保持されるようになっている。また、左右に隣接
するスクリーン(スクリーンブロック)は、フロントシ
ート1の上下端のシート補強板3の左右において、連結
金具15(図2の(a)および図2の(d)参照)を介
してネジ13止めで結合されている。斯様に、シート補
強板3で裏打ちしたフロントシート1の上下端の部位に
おいて、吊り下げ片4を取り付けたり、連結金具15を
取り付けたりすることにより、フロントシート1の割れ
を効果的に防止することができる。なお、シート補強板
3は、その板厚をフロントシート1と同一のものにして
あるので、吸湿による伸びを、フロントシート1とシー
ト補強板3とで同程度のものとでき、この点でも、フロ
ントシート1の保護効果が大きい。
ンブロック)は、フロントシート1の上側に固定した吊
り下げ片4によって(例えば、吊り下げ片4に取り付け
た吊り具14(図5参照)等によって)、背面投写型表
示装置の上梁等に、所定量だけ横スライド可能なように
懸下・保持されるようになっている。また、左右に隣接
するスクリーン(スクリーンブロック)は、フロントシ
ート1の上下端のシート補強板3の左右において、連結
金具15(図2の(a)および図2の(d)参照)を介
してネジ13止めで結合されている。斯様に、シート補
強板3で裏打ちしたフロントシート1の上下端の部位に
おいて、吊り下げ片4を取り付けたり、連結金具15を
取り付けたりすることにより、フロントシート1の割れ
を効果的に防止することができる。なお、シート補強板
3は、その板厚をフロントシート1と同一のものにして
あるので、吸湿による伸びを、フロントシート1とシー
ト補強板3とで同程度のものとでき、この点でも、フロ
ントシート1の保護効果が大きい。
【0025】本実施形態では、先にも述べたように、補
強板なしで、フロントシート1とフレネルシート2とを
直接結合するようにしている。斯様な構成を実現するた
めに、フロントシート1をフレネルシート2側に引き寄
せるための引っ張り手段6(引っ張りコイルバネ6aと
ワイヤー6b)を係止するための係止ピン7を、フレネ
ルシート2に植設しており、これによって、補強板や左
右仕切板がなくても、引っ張り手段6の係止が容易・確
実に行なえるようになっている。ところで、図21の
(a)に示し前記したように、例えば、単板式の表示ユ
ニットの場合には、スクリーンの側端における法線と、
投写レンズからスクリーンの側端に到達する光線(線
分)とのなす角度は、図4でも示すように約24°とな
る。本実施形態では、前記した従来技術における補強板
がない構成となっているが、引っ張り手段6の引っ張り
コイルバネ6aを、フレネルシート2の入射面側(裏面
側)の左右辺端に配置することによって、引っ張りコイ
ルバネ6aの径が約1φまで影にならないようにするこ
とができる(投写光を遮ることのないようにすることが
できる)。
強板なしで、フロントシート1とフレネルシート2とを
直接結合するようにしている。斯様な構成を実現するた
めに、フロントシート1をフレネルシート2側に引き寄
せるための引っ張り手段6(引っ張りコイルバネ6aと
ワイヤー6b)を係止するための係止ピン7を、フレネ
ルシート2に植設しており、これによって、補強板や左
右仕切板がなくても、引っ張り手段6の係止が容易・確
実に行なえるようになっている。ところで、図21の
(a)に示し前記したように、例えば、単板式の表示ユ
ニットの場合には、スクリーンの側端における法線と、
投写レンズからスクリーンの側端に到達する光線(線
分)とのなす角度は、図4でも示すように約24°とな
る。本実施形態では、前記した従来技術における補強板
がない構成となっているが、引っ張り手段6の引っ張り
コイルバネ6aを、フレネルシート2の入射面側(裏面
側)の左右辺端に配置することによって、引っ張りコイ
ルバネ6aの径が約1φまで影にならないようにするこ
とができる(投写光を遮ることのないようにすることが
できる)。
【0026】また、本実施形態では、図6に示すよう
に、フレネルシート2は、1つの表示単位となる上下の
2枚のシート2a,2bがその端面同志を接着によって
つなぎ合わされたものなっている。そして、シート2a
の下端側とシート2bの上端側との接着面において、シ
ート厚の中央に位置するように、シートの側面から所定
深さの孔16を穿設し、この孔16に、前記した調整機
構8のワイヤーピン10の一端10aを挿入・係止する
ようにしている(図7の(a)および図7の(b)参
照)。また、調整機構8が左右方向(X方向)に動いて
フレネルシート2の側面に落ちないように、シート2a
の下端側とシート2bの上端側との接着面において、フ
レネルシート2の入射面側(裏面側)から所定深さで
(フレネルシート2の厚みの約半分の深さで)孔17を
穿設し、この孔17に、ワイヤーピン10の折り曲げら
れた他端10bを挿入するようにしている(図7の
(a)参照)。
に、フレネルシート2は、1つの表示単位となる上下の
2枚のシート2a,2bがその端面同志を接着によって
つなぎ合わされたものなっている。そして、シート2a
の下端側とシート2bの上端側との接着面において、シ
ート厚の中央に位置するように、シートの側面から所定
深さの孔16を穿設し、この孔16に、前記した調整機
構8のワイヤーピン10の一端10aを挿入・係止する
ようにしている(図7の(a)および図7の(b)参
照)。また、調整機構8が左右方向(X方向)に動いて
フレネルシート2の側面に落ちないように、シート2a
の下端側とシート2bの上端側との接着面において、フ
レネルシート2の入射面側(裏面側)から所定深さで
(フレネルシート2の厚みの約半分の深さで)孔17を
穿設し、この孔17に、ワイヤーピン10の折り曲げら
れた他端10bを挿入するようにしている(図7の
(a)参照)。
【0027】調整機構8による調整に際しては、ワイヤ
ーピン取り付けネジ11をゆるめて、ワイヤーピン10
を支持板9に対して前後方向(Z方向)に微移動させる
ことにより、スクリーンの前後位置を調整し、然る後、
ワイヤーピン取り付けネジ11を締結して支持板9に対
してワイヤーピン10、すなわち、スクリーンを位置決
めする。これによって、調整機構8を介してスクリーン
を筐体12側に引き寄せ、各スクリーン(フロントシー
ト1の出射面)の前後位置(Z方向)を、左右に隣接す
る各スクリーンと略面一になるように調整して、列毎の
スクリーン表面の段差を可及的に低減させるようになっ
ている。
ーピン取り付けネジ11をゆるめて、ワイヤーピン10
を支持板9に対して前後方向(Z方向)に微移動させる
ことにより、スクリーンの前後位置を調整し、然る後、
ワイヤーピン取り付けネジ11を締結して支持板9に対
してワイヤーピン10、すなわち、スクリーンを位置決
めする。これによって、調整機構8を介してスクリーン
を筐体12側に引き寄せ、各スクリーン(フロントシー
ト1の出射面)の前後位置(Z方向)を、左右に隣接す
る各スクリーンと略面一になるように調整して、列毎の
スクリーン表面の段差を可及的に低減させるようになっ
ている。
【0028】なお、筐体12に対する支持板9の取り付
け位置を前後に調整することによって、スクリーンの前
後位置を調整するように構成することも可能である。こ
の場合には、支持板9を筐体12に対して所定量だけ横
スライド可能な構造にするとともに、支持板9とワイヤ
ーピン10とを一体化しておき、ネジ等をゆるめて、支
持板9を筐体12に対して前後方向(Z方向)に微移動
させることにより、スクリーンの前後位置を調整し、然
る後、ネジを締結して筐体12に対して支持板9、すな
わち、スクリーンを位置決めする。
け位置を前後に調整することによって、スクリーンの前
後位置を調整するように構成することも可能である。こ
の場合には、支持板9を筐体12に対して所定量だけ横
スライド可能な構造にするとともに、支持板9とワイヤ
ーピン10とを一体化しておき、ネジ等をゆるめて、支
持板9を筐体12に対して前後方向(Z方向)に微移動
させることにより、スクリーンの前後位置を調整し、然
る後、ネジを締結して筐体12に対して支持板9、すな
わち、スクリーンを位置決めする。
【0029】なお、支持板9とワイヤーピン10との固
定は、ネジ止めの他に適宜の固定手段が採用可能であ
り、例えば溶接等によって固定してもよい。
定は、ネジ止めの他に適宜の固定手段が採用可能であ
り、例えば溶接等によって固定してもよい。
【0030】ところで、従来技術のように補強板(厚さ
約12mm)がある構成では、前記した調整機構8のワ
イヤーピン10は、補強板の略中心に係止しても、余裕
をもって影にならないようにすることができる。しか
し、本実施形態では、厚みのある補強板がない構成とな
っており、前記図24の(a)に示すように、フレネル
シート2は薄い(厚さ約3mm)ため、上下の2枚のシ
ート2a,2bのつなぎにワイヤーピン10を係止する
場合には、シート2aの下端側もしくはシート2bの上
端側で影にならない領域は、約0.3mmとなり、シー
ト2a,2bの下端側と上端側とを合わせても、約0.
6mmの領域となる。そこで、本実施形態では、ワイヤ
ーピン10の径を0.6mm以下に設定して、ワイヤー
ピン10による影が出ないように配慮してある。
約12mm)がある構成では、前記した調整機構8のワ
イヤーピン10は、補強板の略中心に係止しても、余裕
をもって影にならないようにすることができる。しか
し、本実施形態では、厚みのある補強板がない構成とな
っており、前記図24の(a)に示すように、フレネル
シート2は薄い(厚さ約3mm)ため、上下の2枚のシ
ート2a,2bのつなぎにワイヤーピン10を係止する
場合には、シート2aの下端側もしくはシート2bの上
端側で影にならない領域は、約0.3mmとなり、シー
ト2a,2bの下端側と上端側とを合わせても、約0.
6mmの領域となる。そこで、本実施形態では、ワイヤ
ーピン10の径を0.6mm以下に設定して、ワイヤー
ピン10による影が出ないように配慮してある。
【0031】図8は、本発明の第2実施形態による背面
投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であり、図
8の(a)はスクリーンの要部断平面図、図8の(b)
は図8の(a)に対応する部位を側面から見た説明図で
ある。図8において、先の実施形態と均等なものには同
一符号を付し、その説明は重複を避けるため割愛する
(なおこれは、以下の各実施形態においても同様であ
る)。
投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であり、図
8の(a)はスクリーンの要部断平面図、図8の(b)
は図8の(a)に対応する部位を側面から見た説明図で
ある。図8において、先の実施形態と均等なものには同
一符号を付し、その説明は重複を避けるため割愛する
(なおこれは、以下の各実施形態においても同様であ
る)。
【0032】本実施形態は、前記第1実施形態における
前記係止ピン7に代替して、係止板片7Aを、フレネル
シート2の側端からフレネルシート2の入射面(裏面)
側に垂設したものである。フレネルシート2の側端に
は、係止板片7Aの板厚(約0.4mm)に見合った切
欠きが形成され、この切欠きを利用して係止板片7Aが
接着によってフレネルシート2に固着される。そして、
引っ張り手段6の引っ張りコイルバネ6aの両端のワイ
ヤー6bが、係止板片7A,7Aにそれぞれひっかけ係
止され、これによって、前記第1実施形態と同様に、フ
ロントシート1を左右に引っ張りながら、フロントシー
ト1をフレネルシート2に引き寄せるようにされる。
前記係止ピン7に代替して、係止板片7Aを、フレネル
シート2の側端からフレネルシート2の入射面(裏面)
側に垂設したものである。フレネルシート2の側端に
は、係止板片7Aの板厚(約0.4mm)に見合った切
欠きが形成され、この切欠きを利用して係止板片7Aが
接着によってフレネルシート2に固着される。そして、
引っ張り手段6の引っ張りコイルバネ6aの両端のワイ
ヤー6bが、係止板片7A,7Aにそれぞれひっかけ係
止され、これによって、前記第1実施形態と同様に、フ
ロントシート1を左右に引っ張りながら、フロントシー
ト1をフレネルシート2に引き寄せるようにされる。
【0033】斯様な構成をとる本実施形態では、引っ張
り手段6の引っ張りコイルバネ6aをフレネルシート2
の入射面(裏面)から離間させることができるので、引
っ張りコイルバネ6aの径を大きくしても、引っ張りコ
イルバネ6aが影にならないようにすることができる
(投写光を遮ることのないようにすることができる)。
り手段6の引っ張りコイルバネ6aをフレネルシート2
の入射面(裏面)から離間させることができるので、引
っ張りコイルバネ6aの径を大きくしても、引っ張りコ
イルバネ6aが影にならないようにすることができる
(投写光を遮ることのないようにすることができる)。
【0034】図9は、本発明の第3実施形態による背面
投写型表示装置におけるスクリーンの要部断平面図であ
り、本実施形態は、前記第2実施形態の係止板片7Aよ
りも若干長尺の係止板片7Bを、フレネルシート2の側
端からフレネルシート2の入射面(裏面)側に垂設した
ものである。斯様な構成をとる本実施形態でも、前記第
2実施形態と同等の効果を奏する。
投写型表示装置におけるスクリーンの要部断平面図であ
り、本実施形態は、前記第2実施形態の係止板片7Aよ
りも若干長尺の係止板片7Bを、フレネルシート2の側
端からフレネルシート2の入射面(裏面)側に垂設した
ものである。斯様な構成をとる本実施形態でも、前記第
2実施形態と同等の効果を奏する。
【0035】図10は、本発明の第4実施形態による背
面投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であり、
図10の(a)はスクリーン中のフレネルシートの裏面
図、図10の(b)はフレネルシートの側面図である。
面投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であり、
図10の(a)はスクリーン中のフレネルシートの裏面
図、図10の(b)はフレネルシートの側面図である。
【0036】前記した実施形態では、フレネルシート2
は、上下のシート2a,2bの端面同志を接着によって
接合した構成となっていたが、本実施形態では、上下の
シート2a,2bを接着によって接合せず、単に、下の
シート2bの上端面に上のシート2aの下端面を乗せる
構成となっている。そして、上下のシート2a,2bの
上下端以外の少なくとも1個所に、シート厚の中央に位
置するように、シートの側面から所定深さの孔18を穿
設し、上下のシート2a,2bで対となった孔18に、
前記した調整機構8のワイヤーピン10の両端をそれぞ
れ挿入・係止するようにしている斯様な構成をとる本実
施形態においても、先の実施形態と同様に、調整機構8
によって、スクリーンの前後位置を調整できる。ただ
し、前記した第1実施形態では、上下のシート2a,2
bの合わせ目において、板厚の中心に0.6mm以下の
ワイヤーピン10を挿入しているため影として見えなか
ったが、本実施形態ではワイヤーピン10は影として見
えることになる。しかし、このワイヤーピン10の影は
非常に小さいので、実用上は何等支障はない。
は、上下のシート2a,2bの端面同志を接着によって
接合した構成となっていたが、本実施形態では、上下の
シート2a,2bを接着によって接合せず、単に、下の
シート2bの上端面に上のシート2aの下端面を乗せる
構成となっている。そして、上下のシート2a,2bの
上下端以外の少なくとも1個所に、シート厚の中央に位
置するように、シートの側面から所定深さの孔18を穿
設し、上下のシート2a,2bで対となった孔18に、
前記した調整機構8のワイヤーピン10の両端をそれぞ
れ挿入・係止するようにしている斯様な構成をとる本実
施形態においても、先の実施形態と同様に、調整機構8
によって、スクリーンの前後位置を調整できる。ただ
し、前記した第1実施形態では、上下のシート2a,2
bの合わせ目において、板厚の中心に0.6mm以下の
ワイヤーピン10を挿入しているため影として見えなか
ったが、本実施形態ではワイヤーピン10は影として見
えることになる。しかし、このワイヤーピン10の影は
非常に小さいので、実用上は何等支障はない。
【0037】図11は、本発明の第5実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの前後位置の調
整機構を示す要部平面図である。
面投写型表示装置における、スクリーンの前後位置の調
整機構を示す要部平面図である。
【0038】図11において、8Aは調整機構、19は
マイラーシートである。本実施形態では、上下のシート
2a,2bの端面同志を接着によって接合した構成をと
るフレネルシート2の接合面(合わせ目)に、前記第1
実施形態と同様の孔16を穿設し、左右に隣接する2枚
のフレネルシート2の孔16に、調整機構8Aのワイヤ
ーピン10の両端をそれぞれ挿入するようにして、これ
によって、左右に隣接するスクリーン表面の段差を可及
的に低減させるようになっている。
マイラーシートである。本実施形態では、上下のシート
2a,2bの端面同志を接着によって接合した構成をと
るフレネルシート2の接合面(合わせ目)に、前記第1
実施形態と同様の孔16を穿設し、左右に隣接する2枚
のフレネルシート2の孔16に、調整機構8Aのワイヤ
ーピン10の両端をそれぞれ挿入するようにして、これ
によって、左右に隣接するスクリーン表面の段差を可及
的に低減させるようになっている。
【0039】斯様な構成をとる本実施形態においては、
左右に隣接するスクリーンを同時に調整できるので、作
業性が向上する。また、調整機構8Aの一部に極く薄い
マイラーシート19を用いているので、フレネルシート
2の温湿度変化に伴う伸縮を吸収することも可能とな
る。
左右に隣接するスクリーンを同時に調整できるので、作
業性が向上する。また、調整機構8Aの一部に極く薄い
マイラーシート19を用いているので、フレネルシート
2の温湿度変化に伴う伸縮を吸収することも可能とな
る。
【0040】図12は、本発明の第6実施形態による背
面投写型表示装置におけるスクリーンの斜視図である。
面投写型表示装置におけるスクリーンの斜視図である。
【0041】図12において、20は、スクリーンの左
右辺で対となった前記調整機構8の支持板9同志を、互
いに引き寄せるように機能する引っ張り機構で、ここで
は引っ張りコイルバネによって引っ張り機構を構成して
いる。この引っ張り機構は、調整機構8が左右方向に動
いて、フレネルシート2の外側(側面)に抜け落ちるこ
とを確実に防止する。なお、引っ張り機構20は、上下
のシート2a,2bの合わせ目に対応する位置に設けら
れ、影として見えないように配慮されているのは言うま
でもない。
右辺で対となった前記調整機構8の支持板9同志を、互
いに引き寄せるように機能する引っ張り機構で、ここで
は引っ張りコイルバネによって引っ張り機構を構成して
いる。この引っ張り機構は、調整機構8が左右方向に動
いて、フレネルシート2の外側(側面)に抜け落ちるこ
とを確実に防止する。なお、引っ張り機構20は、上下
のシート2a,2bの合わせ目に対応する位置に設けら
れ、影として見えないように配慮されているのは言うま
でもない。
【0042】斯様な構成をとる本実施形態においては、
調整機構8の抜け落ち防止が、より一層確実なものとな
る。
調整機構8の抜け落ち防止が、より一層確実なものとな
る。
【0043】図13は本発明の第7実施形態による背面
投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であり、図
13の(a)はスクリーンの背面図、図13の(b)は
スクリーンの側面図、図13の(c)は図13の(b)
のA部の拡大図である。
投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であり、図
13の(a)はスクリーンの背面図、図13の(b)は
スクリーンの側面図、図13の(c)は図13の(b)
のA部の拡大図である。
【0044】図13において、3Aはフロントシート1
の入射側(裏面側)の最上部に接着によって固着(裏打
ち)されたシート補強板で、フレネルシート2と同一板
厚に設定されている。21はフレネルシート2の入射側
(裏面側)の最上部および最下部に接着によって固着
(裏打ち)されたシート補強板で、最上部のシート補強
板21にはスクリーン(スクリーンブロック)を吊り下
げ保持するための吊り下げ片22が接着によって固着さ
れており、また、最上部および最下部のシート補強板2
1の左右には、隣接するスクリーン(スクリーンブロッ
ク)を連結するための連結金具15が取り付けられるよ
うになっている。
の入射側(裏面側)の最上部に接着によって固着(裏打
ち)されたシート補強板で、フレネルシート2と同一板
厚に設定されている。21はフレネルシート2の入射側
(裏面側)の最上部および最下部に接着によって固着
(裏打ち)されたシート補強板で、最上部のシート補強
板21にはスクリーン(スクリーンブロック)を吊り下
げ保持するための吊り下げ片22が接着によって固着さ
れており、また、最上部および最下部のシート補強板2
1の左右には、隣接するスクリーン(スクリーンブロッ
ク)を連結するための連結金具15が取り付けられるよ
うになっている。
【0045】本実施形態では、フレネルシート2の上端
面に、フロントシート1の最上部に裏打ちしたシート補
強板3Aの下端面を担持させることによって、フレネル
シート2でフロントシート1を吊り下げ・保持するよう
になっている。また、フロントシート1とフレネルシー
ト2とを一体化して作成したスクリーンを、フレネルシ
ート2の最上部の吊り下げ片22によって、背面投写型
表示装置の上梁等に、所定量だけ横スライド可能なよう
に懸下・保持するようになっている。
面に、フロントシート1の最上部に裏打ちしたシート補
強板3Aの下端面を担持させることによって、フレネル
シート2でフロントシート1を吊り下げ・保持するよう
になっている。また、フロントシート1とフレネルシー
ト2とを一体化して作成したスクリーンを、フレネルシ
ート2の最上部の吊り下げ片22によって、背面投写型
表示装置の上梁等に、所定量だけ横スライド可能なよう
に懸下・保持するようになっている。
【0046】斯様な構成をとる本実施形態においても、
フロントシート1とフレネルシート2の担持関係が逆と
なるだけで、先の第1実施形態と略同様の効果を奏す
る。なお、本実施形態においても、シート補強板21を
裏打ちしたフレネルシート2の上下端の部位において、
吊り下げ片22を取り付けたり、連結金具15を取り付
けたりすることにより、フレネルシート2の割れを効果
的に防止することができる。なおまた、シート補強板2
1は、その板厚をフレネルシート2とすることで、吸湿
による伸びを、フレネルシート2とシート補強板21と
で同程度のものとできる。
フロントシート1とフレネルシート2の担持関係が逆と
なるだけで、先の第1実施形態と略同様の効果を奏す
る。なお、本実施形態においても、シート補強板21を
裏打ちしたフレネルシート2の上下端の部位において、
吊り下げ片22を取り付けたり、連結金具15を取り付
けたりすることにより、フレネルシート2の割れを効果
的に防止することができる。なおまた、シート補強板2
1は、その板厚をフレネルシート2とすることで、吸湿
による伸びを、フレネルシート2とシート補強板21と
で同程度のものとできる。
【0047】図14は、本発明の第8実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーン中のフレネルシ
ートの斜視図である。
面投写型表示装置における、スクリーン中のフレネルシ
ートの斜視図である。
【0048】本実施形態では、フレネルシート2は、そ
の出射側(フロントシート1側)の中央が上下方向に凸
になるような円弧状形状にアニール処理されている。こ
うすることにより、フレネルシート2はフロントシート
1に密着して、フレネルシート2はステイ5の部分から
外れないようになる。
の出射側(フロントシート1側)の中央が上下方向に凸
になるような円弧状形状にアニール処理されている。こ
うすることにより、フレネルシート2はフロントシート
1に密着して、フレネルシート2はステイ5の部分から
外れないようになる。
【0049】斯様な構成をとる本実施形態においては、
フレネルシート2の滑落防止が、より一層確実なものと
なり、フレネルシート2とフロントシート1の密着性
も、より一層良好なものとなる。
フレネルシート2の滑落防止が、より一層確実なものと
なり、フレネルシート2とフロントシート1の密着性
も、より一層良好なものとなる。
【0050】なお、本実施形態を含め、以下の各実施形
態においては、フレネルシート2は、上下のシート2
a,2bを接着によって接合した構成となっている。
態においては、フレネルシート2は、上下のシート2
a,2bを接着によって接合した構成となっている。
【0051】図15は、本発明の第9実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
【0052】本実施形態では、フロントシート1の下部
に設けたステイ5に、フレネルシート2の下端辺部を押
さえるための爪片23aをもつ押さえ板23を、接着ま
たはネジ止めによって固着してある。そして、押さえ板
23の爪片23aによって、フレネルシート2の下端辺
部を押さえ付けるようになっている。
に設けたステイ5に、フレネルシート2の下端辺部を押
さえるための爪片23aをもつ押さえ板23を、接着ま
たはネジ止めによって固着してある。そして、押さえ板
23の爪片23aによって、フレネルシート2の下端辺
部を押さえ付けるようになっている。
【0053】斯様な構成をとる本実施形態においては、
フレネルシート2がステイ5の部分から外れなくなり、
フレネルシート2の滑落防止が、より一層確実なものと
なる。なおこの場合、爪片23aは影として見えるが、
爪片23aは非常に小さいので実用上は何等支障はな
く、また、押さえ板23を透明材料で形成すると、爪片
23aの影は一層目立たなくなる。
フレネルシート2がステイ5の部分から外れなくなり、
フレネルシート2の滑落防止が、より一層確実なものと
なる。なおこの場合、爪片23aは影として見えるが、
爪片23aは非常に小さいので実用上は何等支障はな
く、また、押さえ板23を透明材料で形成すると、爪片
23aの影は一層目立たなくなる。
【0054】図16は、本発明の第10実施形態による
背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
【0055】本実施形態のフレネルシート2は、1つの
表示単位に見合った大きさをもつ上側のシート2aに対
して、下側のシート2bは、その下端側を延長されてシ
ート2aよりも所定量長く形成されたものとなっている
(下側のシート2bの下端部には、非表示領域が設けら
れている)。また、フロントシート1の下部に設けたス
テイ5Aは、上記したフレネルシート2の長さに見合う
ものとなっており、このステイ5Aに、フレネルシート
2の下端辺部を押さえるための爪片23aをもつ押さえ
板23Aを、接着またはネジ止めによって固着してあ
る。そして、押さえ板23Aの爪片23aによって、フ
レネルシート2の下端辺部を押さえ付けるようになって
いる。
表示単位に見合った大きさをもつ上側のシート2aに対
して、下側のシート2bは、その下端側を延長されてシ
ート2aよりも所定量長く形成されたものとなっている
(下側のシート2bの下端部には、非表示領域が設けら
れている)。また、フロントシート1の下部に設けたス
テイ5Aは、上記したフレネルシート2の長さに見合う
ものとなっており、このステイ5Aに、フレネルシート
2の下端辺部を押さえるための爪片23aをもつ押さえ
板23Aを、接着またはネジ止めによって固着してあ
る。そして、押さえ板23Aの爪片23aによって、フ
レネルシート2の下端辺部を押さえ付けるようになって
いる。
【0056】斯様な構成をとる本実施形態においては、
フレネルシート2がステイ5Aの部分から外れなくな
り、フレネルシート2の滑落防止が、より一層確実なも
のとなる。なお、この場合は、爪片23aは影として見
えることはない。
フレネルシート2がステイ5Aの部分から外れなくな
り、フレネルシート2の滑落防止が、より一層確実なも
のとなる。なお、この場合は、爪片23aは影として見
えることはない。
【0057】図17は、本発明の第11実施形態による
背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
【0058】本実施形態のフレネルシート2も、前記第
10実施形態と同様に、1つの表示単位に見合った大き
さをもつ上側のシート2aに対して、下側のシート2b
は、その下端側を延長されてシート2aよりも所定量長
く形成されたものとなっているとともに、フロントシー
ト1の下部に設けたステイ5Aも、フレネルシート2の
長さに見合うものとなっている。そして、フロントシー
ト1の下部のステイ5Aに、フレネルシート2の下部を
押さえるための、爪片23aより広い押さえ部23bを
もつ押さえ板23Bを、接着またはネジ止めによって固
着して、押さえ板23Bの押さえ部23bで、フレネル
シート2の下部を押さえ付けるようにしている。
10実施形態と同様に、1つの表示単位に見合った大き
さをもつ上側のシート2aに対して、下側のシート2b
は、その下端側を延長されてシート2aよりも所定量長
く形成されたものとなっているとともに、フロントシー
ト1の下部に設けたステイ5Aも、フレネルシート2の
長さに見合うものとなっている。そして、フロントシー
ト1の下部のステイ5Aに、フレネルシート2の下部を
押さえるための、爪片23aより広い押さえ部23bを
もつ押さえ板23Bを、接着またはネジ止めによって固
着して、押さえ板23Bの押さえ部23bで、フレネル
シート2の下部を押さえ付けるようにしている。
【0059】斯様な構成をとる本実施形態においては、
フレネルシート2がステイ5Aの部分から外れなくな
り、また、押さえ板23Bが広い分だけ、フレネルシー
ト2の滑落防止が先の第9,第10実施形態よりも、よ
り一層確実なものとなる。なお、この場合も、押さえ部
23bは影として見えることはない。
フレネルシート2がステイ5Aの部分から外れなくな
り、また、押さえ板23Bが広い分だけ、フレネルシー
ト2の滑落防止が先の第9,第10実施形態よりも、よ
り一層確実なものとなる。なお、この場合も、押さえ部
23bは影として見えることはない。
【0060】なお、上述した第9,第10,第11実施
形態において、押さえ板23,23A,23Bは、ステ
イ5,5Aと一体のものであっても差し支えなく、爪片
や押さえ部が小さい影になる場合には、これを透明材料
で形成すればよい。
形態において、押さえ板23,23A,23Bは、ステ
イ5,5Aと一体のものであっても差し支えなく、爪片
や押さえ部が小さい影になる場合には、これを透明材料
で形成すればよい。
【0061】ところで、フレネルシート2がフロントシ
ート1のステイ5A(または5)の上に乗ると、図18
に示すように、フロントシート1の下端部が反ってふく
れが発生する場合がある。このフロントシート1の下端
部の反りを防止する実施形態を、次に説明する。
ート1のステイ5A(または5)の上に乗ると、図18
に示すように、フロントシート1の下端部が反ってふく
れが発生する場合がある。このフロントシート1の下端
部の反りを防止する実施形態を、次に説明する。
【0062】図19は、本発明の第12実施形態による
背面投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であ
り、図19の(a)はスクリーンの斜視図、図19の
(b)はスクリーンの側面図である。
背面投写型表示装置におけるスクリーンに係る図であ
り、図19の(a)はスクリーンの斜視図、図19の
(b)はスクリーンの側面図である。
【0063】本実施形態においては、フロントシート1
の下端部とフレネルシート2の下端部とを挾持するフロ
ントシート押さえ24を設けて、フロントシート押さえ
24によってフロントシート1の下端部とフレネルシー
ト2の下端部をサンドウィッチ状に挾み込むようにして
ある。このフロントシート押さえ24は、接着またはネ
ジ止めによってフロントシート1とフレネルシート2に
固着される。
の下端部とフレネルシート2の下端部とを挾持するフロ
ントシート押さえ24を設けて、フロントシート押さえ
24によってフロントシート1の下端部とフレネルシー
ト2の下端部をサンドウィッチ状に挾み込むようにして
ある。このフロントシート押さえ24は、接着またはネ
ジ止めによってフロントシート1とフレネルシート2に
固着される。
【0064】斯様な構成をとる本実施形態においては、
図18に示したような、フロントシート1の下端部の反
りを確実に防止することができる。
図18に示したような、フロントシート1の下端部の反
りを確実に防止することができる。
【0065】図13は、本発明の第13実施形態による
背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図であ
る。
【0066】本実施形態においては、フロントシート1
とフレネルシート2との間に、ほこりやごみが入らない
ように、フロントシート1とフレネルシート2との側面
にテープ25を貼着するようにしてある。
とフレネルシート2との間に、ほこりやごみが入らない
ように、フロントシート1とフレネルシート2との側面
にテープ25を貼着するようにしてある。
【0067】斯様な構成をとる本実施形態においては、
フロントシート1とフレネルシート2との間に、ほこり
やごみが入り込むことを防止できる。
フロントシート1とフレネルシート2との間に、ほこり
やごみが入り込むことを防止できる。
【0068】以上、本発明を図示した各実施形態によっ
て説明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範
囲で種々の変形が可能であることはいうまでもなく、例
えば、フロントシートとフレネルシートとの間に、プリ
ズムシートやデフレクションシート(拡散板)等のシー
トを介在させた3枚以上のシート構成をとるスクリーン
(スクリーンブロック)にも、本発明は適用可能であ
る。あるいは、スクリーン(スクリーンブロック)を2
段構成のもので説明したが、3段以上の構成であって
も、同様に適用可能である。
て説明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範
囲で種々の変形が可能であることはいうまでもなく、例
えば、フロントシートとフレネルシートとの間に、プリ
ズムシートやデフレクションシート(拡散板)等のシー
トを介在させた3枚以上のシート構成をとるスクリーン
(スクリーンブロック)にも、本発明は適用可能であ
る。あるいは、スクリーン(スクリーンブロック)を2
段構成のもので説明したが、3段以上の構成であって
も、同様に適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フロント
シートとフレネルシートとを補強板なしで結合するよう
にしているので、従来のように補強板、上下仕切り板、
左右仕切り板を必要としない。したがって、重量やコス
トの嵩む部品を割愛することができて、スクリーン(ス
クリーンブロック)の軽量化と薄型化とを図ることがで
き、かつ、コストダウンを図ることができる。また、ス
クリーン(スクリーンブロック)の薄型化を図りつつ、
スクリーンに取り付ける引っ張り手段を、スクリーン上
の画像に影響を与えないように保持することもできる。
シートとフレネルシートとを補強板なしで結合するよう
にしているので、従来のように補強板、上下仕切り板、
左右仕切り板を必要としない。したがって、重量やコス
トの嵩む部品を割愛することができて、スクリーン(ス
クリーンブロック)の軽量化と薄型化とを図ることがで
き、かつ、コストダウンを図ることができる。また、ス
クリーン(スクリーンブロック)の薄型化を図りつつ、
スクリーンに取り付ける引っ張り手段を、スクリーン上
の画像に影響を与えないように保持することもできる。
【図1】図1の(a)は本発明の第1実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの分解斜視図、
図1の(b)は図1の(a)のA部の拡大図、図1の
(c)は図1の(a)のB部の拡大図である。
面投写型表示装置における、スクリーンの分解斜視図、
図1の(b)は図1の(a)のA部の拡大図、図1の
(c)は図1の(a)のB部の拡大図である。
【図2】図2の(a)は本発明の第1実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの背面図、図2
の(b)はスクリーンの側面図、図2の(c)は図2の
(a)のA部の拡大図、図2の(d)は図2の(b)の
B部の拡大図である。
面投写型表示装置における、スクリーンの背面図、図2
の(b)はスクリーンの側面図、図2の(c)は図2の
(a)のA部の拡大図、図2の(d)は図2の(b)の
B部の拡大図である。
【図3】図3の(a)は本発明の第1実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図、図3
の(b)は図3の(a)のA部の拡大図である。
面投写型表示装置における、スクリーンの斜視図、図3
の(b)は図3の(a)のA部の拡大図である。
【図4】本発明の第1実施形態による背面投写型表示装
置における、スクリーンの要部断平面図である。
置における、スクリーンの要部断平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態による背面投写型表示装
置における、スクリーンの前後位置を調整するための調
整機構を示す側面図である。
置における、スクリーンの前後位置を調整するための調
整機構を示す側面図である。
【図6】図6の(a)は本発明の第1実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーン中のフレネルシ
ートの裏面図、図6の(b)はフレネルシートの側面図
である。
面投写型表示装置における、スクリーン中のフレネルシ
ートの裏面図、図6の(b)はフレネルシートの側面図
である。
【図7】図7の(a)は本発明の第1実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの前後位置を調
整するための調整機構を示す要部平面図、図7の(b)
は調整機構を示す要部側面図である。
面投写型表示装置における、スクリーンの前後位置を調
整するための調整機構を示す要部平面図、図7の(b)
は調整機構を示す要部側面図である。
【図8】図8の(a)は本発明の第2実施形態による背
面投写型表示装置における、スクリーンの要部断平面
図、図8の(b)は図8の(a)に対応する部位を側面
から見た説明図である。
面投写型表示装置における、スクリーンの要部断平面
図、図8の(b)は図8の(a)に対応する部位を側面
から見た説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態による背面投写型表示装
置における、スクリーンの要部断平面図である。
置における、スクリーンの要部断平面図である。
【図10】図10の(a)は本発明の第4実施形態によ
る背面投写型表示装置における、スクリーン中のフレネ
ルシートの裏面図、図10の(b)はフレネルシートの
側面図である。
る背面投写型表示装置における、スクリーン中のフレネ
ルシートの裏面図、図10の(b)はフレネルシートの
側面図である。
【図11】本発明の第5実施形態による背面投写型表示
装置における、スクリーンの前後位置の調整機構を示す
要部平面図である。
装置における、スクリーンの前後位置の調整機構を示す
要部平面図である。
【図12】本発明の第6実施形態による背面投写型表示
装置における、スクリーンの斜視図である。
装置における、スクリーンの斜視図である。
【図13】図13の(a)は本発明の第7実施形態によ
る背面投写型表示装置における、スクリーンの背面図、
図13の(b)はスクリーンの側面図、図13の(c)
は図13の(b)のA部の拡大図である。
る背面投写型表示装置における、スクリーンの背面図、
図13の(b)はスクリーンの側面図、図13の(c)
は図13の(b)のA部の拡大図である。
【図14】本発明の第8実施形態による背面投写型表示
装置における、スクリーン中のフレネルシートの斜視図
である。
装置における、スクリーン中のフレネルシートの斜視図
である。
【図15】本発明の第9実施形態による背面投写型表示
装置における、スクリーンの斜視図である。
装置における、スクリーンの斜視図である。
【図16】本発明の第10実施形態による背面投写型表
示装置における、スクリーンの斜視図である。
示装置における、スクリーンの斜視図である。
【図17】本発明の第11実施形態による背面投写型表
示装置における、スクリーンの斜視図である。
示装置における、スクリーンの斜視図である。
【図18】スクリーンのフロントシートの下端部に反り
が発生した状態を示す、スクリーンの側面図である。
が発生した状態を示す、スクリーンの側面図である。
【図19】図19の(a)は本発明の第12実施形態に
よる背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視
図、図19の(b)はスクリーンの側面図である。
よる背面投写型表示装置における、スクリーンの斜視
図、図19の(b)はスクリーンの側面図である。
【図20】本発明の第13実施形態による背面投写型表
示装置における、スクリーンの斜視図である。
示装置における、スクリーンの斜視図である。
【図21】図21の(a)は背面投写型表示装置におけ
る1つの表示単位である表示ユニットの単板式の構成を
示す説明図、図21の(b)は表示ユニットの3板式の
構成を示す説明図である。
る1つの表示単位である表示ユニットの単板式の構成を
示す説明図、図21の(b)は表示ユニットの3板式の
構成を示す説明図である。
【図22】従来技術による背面投写型表示装置におけ
る、スクリーンの分解斜視図である。
る、スクリーンの分解斜視図である。
【図23】図23の(a)は従来技術による背面投写型
表示装置における、スクリーンの裏面図、図23の
(b)はスクリーンの側面図である。
表示装置における、スクリーンの裏面図、図23の
(b)はスクリーンの側面図である。
【図24】図23の(a),(b)は従来技術による背
面投写型表示装置における、スクリーンの要部説明図で
ある。
面投写型表示装置における、スクリーンの要部説明図で
ある。
1 フロントシート 2 フレネルシート 3 シート補強板 3A シート補強板 4 吊り下げ片 5 ステイ 5A ステイ 6 引っ張り手段 6a 引っ張りコイルバネ 6b ワイヤー 7 係止ピン 7A 係止板片 7B 係止板片 8 調整機構 9 支持板 10 ワイヤーピン 11 ワイヤーピン取り付けネジ 12 筐体 13 ネジ 14 吊り具 15 連結金具 16 孔 17 孔 18 孔 19 マイラーシート 20 引っ張り機構 21 シート補強板 22 吊り下げ片 23 押さえ板 23A 押さえ板 23a 爪片 23B 押さえ板 23b 押さえ部 24 フロントシート押さえ 25 テープ 51 画像発生源 52 投写レンズ 53 スクリーン
フロントページの続き (72)発明者 黒田 祥二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 池田 幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 荻野 正規 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内
Claims (16)
- 【請求項1】 液晶表示装置等の画像発生源と、該画像
発生源から照射される画像が投写用レンズを介して投写
されるスクリーンとを具備し、 上記スクリーンは、最出射側に位置し水平方向に光を拡
散するレンチキュラーレンズを備えたフロントシート
と、フレネルレンズを備えたフレネルシートとを含む、
少なくとも2枚以上のシートからなり、 上記スクリーンを少くとも横へ2列以上配置してなるマ
ルチスクリーン構成をとる背面投写型表示装置におい
て、 その端部がフロントシートに結合されると共に、少なく
ともその一部がバネ性を有する引っ張り手段を、上記フ
ロントシートの左右端にそれぞれ複数個設け、上記フレ
ネルシートの入射側の左右端には、上記引っ張り手段を
ひっかけるための複数の係止部を設けて、該係止部に上
記引っ張り手段をひっかけ係止することにより、上記フ
ロントシートを左右に引っ張りながら、上記フレネルシ
ート側に引き寄せるようにしたことを特徴とする背面投
写型表示装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 前記引っ張り手段のための前記係止部は、前記フレネル
シートに植設されたピン状突起、もしくは、前記フレネ
ルシートに取り付けられた係止板であることを特徴とす
る背面投写型表示装置。 - 【請求項3】 請求項1記載において、 前記引っ張り手段は、引っ張りコイルバネと、該引っ張
りコイルバネの両端に結合されたワイヤー(非コイル
部)とからなり、上記引っ張りコイルバネの両端の上記
ワイヤーが、前記フロントシートに結合されたことを特
徴とする背面投写型表示装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1つに記載にお
いて、 前記フロントシートの下部に取り付けたステイで、前記
フレネルシートの下端面を担持するようにしたことを特
徴とする背面投写型表示装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至3の何れか1つに記載にお
いて、 前記フレネルシートの上端側で、前記フロントシートを
吊り下げるようにしたことを特徴とする背面投写型表示
装置。 - 【請求項6】 液晶表示装置等の画像発生源と、該画像
発生源から照射される画像が投写用レンズを介して投写
されるスクリーンとを具備し、 上記スクリーンは、最出射側に位置し水平方向に光を拡
散するレンチキュラーレンズを備えたフロントシート
と、フレネルレンズを備えたフレネルシートとを含む、
少なくとも2枚以上のシートからなり、 上記スクリーンを少くとも横へ2列以上、縦へ2段以上
それぞれ配置してなるマルチスクリーン構成をとる背面
投写型表示装置において、 上記スクリーンと上記背面投写型表示装置の筐体との間
に、上記スクリーンの前後位置を調整するための調節機
構を設け、該調節機構によって上記スクリーンを前後に
移動させることによって、隣接する各フロントシート間
の前後差を低減させるようにしたことを特徴とする背面
投写型表示装置。 - 【請求項7】 請求項6記載において、 その端部が前記フロントシートに結合されると共に、少
なくともその一部がバネ性を有する引っ張り手段を、前
記フロントシートの左右端にそれぞれ複数個設け、前記
フレネルシートの入射側の左右端には、上記引っ張り手
段をひっかけるための複数の係止部を設けて、該係止部
に上記引っ張り手段をひっかけ係止することにより、前
記フロントシートを左右に引っ張りながら、前記フレネ
ルシート側に引き寄せるようにしたことを特徴とする背
面投写型表示装置。 - 【請求項8】 請求項6または7記載において、 前記フロントシートの下部に取り付けたステイで、前記
フレネルシートの下端面を担持するようにしたことを特
徴とする背面投写型表示装置。 - 【請求項9】 請求項請求項6または7記載において、 前記フレネルシートの上端側で、前記フロントシートを
吊り下げるようにしたことを特徴とする背面投写型表示
装置。 - 【請求項10】 請求項6乃至9の何れか1つに記載に
おいて、 前記調整機構は、その一端側を前記筐体に取り付けられ
て前記フレネルシート側に延びた支持板と、その端部で
前記フレネルシートを係止したワイヤーピンとを含み、
上記支持板に対する上記ワイヤーピンの取り付け位置、
もしくは前記筐体に対する上記支持板の取り付け位置を
前後に調整することによって、前記フレネルシートおよ
び前記フロントシートの前後位置を調整するようにした
ことを特徴とする背面投写型表示装置。 - 【請求項11】 請求項10記載において、 上下の前記フレネルシート同志をその端面で接着によっ
てつなぎ合わせ、この接着部もしくはその近傍で、前記
フレネルシートの左右端面からフレネルシートの略厚さ
中心に穴を穿設して、該穴に前記位置合わせ用のワイヤ
ーピンの折り曲げ端部を差し込むようにしたことを特徴
とする背面投写型表示装置。 - 【請求項12】 請求項10記載において、 前記位置合わせ用のワイヤーピンは、前記支持板にネジ
止めや溶接等の手段で固定されることを特徴とする背面
投写型表示装置。 - 【請求項13】 請求項10記載において、 前記位置合わせ用のワイヤーピンの端部を、前記フレネ
ルシートの裏面から出射側へフレネルシートの厚さの略
半分だけ差し込んで、前記調整機構の横ずれを防止する
ようにしたことを特徴とする背面投写型表示装置。 - 【請求項14】 請求項10記載において、 前記フレネルシートの左右端において対向する前記支持
板同志を、互いに引き寄せる引っ張り機構を設けて、前
記支持板の横ずれを防止するようにしたことを特徴とす
る背面投写型表示装置。 - 【請求項15】 請求項1乃至14の何れか1つに記載
において、 前記スクリーンは、その裏面最上部において左右にスラ
イド可能なように吊り下げ保持されるようにしたことを
特徴とする背面投写型表示装置。 - 【請求項16】 請求項1乃至14の何れか1つに記載
において、 前記フロントシートの裏面最上部および裏面最下部には
シート補強板が貼着され、このシート補強板を利用し
て、横に隣接するスクリーンをつなぎ合わせるための連
結金具を取り付けるようにしたことを特徴とした背面投
写型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9009592A JPH10206976A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 背面投写型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9009592A JPH10206976A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 背面投写型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10206976A true JPH10206976A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11724608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9009592A Pending JPH10206976A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 背面投写型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10206976A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6792406B1 (en) | 1998-12-24 | 2004-09-14 | Sony Corporation | Information processing apparatus, portable device, electronic pet apparatus recording medium storing information processing procedures and information processing method |
JP2013178293A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Nec Corp | 組立て式スクリーン |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009592A patent/JPH10206976A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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